JP3163628B2 - インクジェットプリント装置におけるインクの再分散方法及びインクカートリッジ - Google Patents
インクジェットプリント装置におけるインクの再分散方法及びインクカートリッジInfo
- Publication number
- JP3163628B2 JP3163628B2 JP29768790A JP29768790A JP3163628B2 JP 3163628 B2 JP3163628 B2 JP 3163628B2 JP 29768790 A JP29768790 A JP 29768790A JP 29768790 A JP29768790 A JP 29768790A JP 3163628 B2 JP3163628 B2 JP 3163628B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- cartridge
- redispersing
- printing apparatus
- ink cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
なうインクジェットプリント装置におけるインクの再分
散方法とその再分散方法で使用するインクカートリッジ
に関する。
クとしては、臭気・安全性等の面から水生インクが主流
をしめており、各種の水溶性染料を水または水と水溶性
有機溶剤の混合溶剤に溶解させ、必要により各種添加剤
が添加された溶解系インクが現在使用されているが、印
字品質、印字濃度、耐水性、耐光性等の点から顔料系イ
ンク、エマルジョン含有インク、樹脂に染料を含浸させ
た樹脂着色型エマルジョンインクのような分散系インク
の使用が期待されている。
い。
で、本発明の目的は、高印字品質、高印字濃度、耐水性
・耐光性に優れ、目詰りせず、保存安定性の良い、信頼
性のあるインクジェットプリント方法を実施するための
装置におけるインクの再分散方法とその再分散方法で使
用するインクカートリッジを提供することにある。
の再分散方法は、分散型インクを収容したインクカート
リッジと、該インクカートリッジを搭載したヘッドキャ
リッジと、インクカートリッジ中に収容されたボール・
ビーズ又は超音波振動子からなる再分散手段とを備え、
該再分散手段により分散型インクを再分散することを特
徴とする。
顔料インク、水系エマルジョンインクまたは非水系エマ
ルジョンインクのいずれかであることを特徴とする。
カートリッジは、ヘッドキャリッジに搭載される分散型
インクが収容されたインクカートリッジであって、内部
にボール・ビーズ又は超音波振動子が収容されているこ
とを特徴とする。
るインクの再分散方法について具体的に説明する。
ネルギー・せん弾力を増加させるためにインクカートリ
ッジ内にボール・ビーズを入れた再分散手段を挙げるこ
とができる。即ち、ボール・ビーズをインクカートリッ
ジ内に収容し、そのインクカートリッジを載せたヘッド
キャリッジの移動時のボール・ビーズの作用により、記
録インクを再分散させる手段である。また、超音波振動
子を用いた超音波分散手段も挙げられる。即ち、インク
成分に超音波振動を作用させることにより、記録インク
を再分散させる手段である。
ンインク、非水系エマルジョンインクの分散型インクを
用い、インクカートリッジ内を超音波により定期的に再
分散を行ない、一般上質紙、ボンド紙、PPC用紙、再生
紙、一般OHP用紙の各種非転写体に対して、文字、グラ
フィック等を印字させた。
ジをキャリッジ上に置かず、ポンプによりインクをヘッ
ドに供給し、印字を行なった。
ト/インチ)の市販オンデマンド型インクジェットプリ
ンタに再分散手段を設けたものと第1図に示すノズル形
成基板1に複数のノズル2が設けられ、それぞれのノズ
ル2には圧電素子3と金属板4の積層材からなる圧電変
換器5が近傍に配置され、インク6中に浸された構造の
ヘッドを用い、電圧7印加により圧電変換器5を変位さ
せてノズル形成基板内部のインクを加圧してノズル2か
ら吐出させて印字を行なう試作インクジェットプリンタ
(解像度300DPI)に再分散手段を設けた物を用いた。2
つの装置における結果に、差は見られなかった。又、圧
電変換器は、絶縁処理を行なった物を用いた。
れている ○:繊維に沿ったにじみは少しあるが目視ではわからな
い △:目視で若干にじみがわかる ×:かなりにじんで、エッジがギザギザしている 2.目詰り評価 インクジェットプリント装置にインクを充填し50℃の
環境にキャップをして1ヶ月放置 ○:インクを再分散をさせることにより印字可能 ×:印字不可能 3.インク保存性 インクをインクカートリッジに入れ、50℃で6ヶ月間
密封状態で保存し、インクジェットプリント装置に装着
し、吐出安定性をみる ◎:再分散することにより吐出が安定する ○:沈降は見られるが容易に再分散し、吐出が安定する ×:吐出しない 4.記録濃度 マクベス濃度計による反射O・D値の測定 5.耐水性評価 印字1時間後の印字物を水中に5分間浸し、インクの
流出を観測 ○:無し ×:有り 6.耐光性評価 キセノンランプ100時間照射ブルースケールの退色 ○:50%未満 ×:50%以上 以上の評価結果を表1に示す。
印字品質(にじみ、濃度、耐水性・耐光性)、目詰まり
性、インク保存性について、比較例に比べて、極めて優
れた結果が得られた。
カートリッジと、該インクカートリッジを搭載したヘッ
ドキャリッジと、インクカートリッジ中に収容されたボ
ール・ビーズ又は超音波振動子からなる再分散手段とを
備え、該再分散手段により分散型インクを再分散するこ
とにより、分離、凝集、沈降し易い分散型のインクをヘ
ッドにより記録する場合にも、インクカートリッジ内の
インクを分散状態とすることができ、信頼性の高いイン
クジェットプリントを行なうことができる。
ジの場合には、ヘッドキャリッジの移動によりインクカ
ートリッジ内のボール・ビーズがカートリッジ内部で動
きながら分散型インクを分散させるので、より簡単な方
法でより確実な再分散をすることができる。
合には、インク成分に超音波振動を作用させることによ
り、記録インクを再分散することができる。
ンク滴の吐出原理を説明するためのヘッド断面図。 1……ノズル形成基板 2……ノズル 3……圧電素子 4……金属板 5……圧電変換器 6……インク 7……電源
Claims (3)
- 【請求項1】分散型インクを収容したインクカートリッ
ジと、該インクカートリッジを搭載したヘッドキャリッ
ジと、インクカートリッジ中に収容されたボール・ビー
ズ又は超音波振動子からなる再分散手段とを備え、該再
分散手段により分散型インクを再分散することを特徴と
するインクジェットプリント装置におけるインクの再分
散方法。 - 【請求項2】前記分散型インクが、水性顔料インク、非
水性顔料インク、水系エマルジョンインクまたは非水系
エマルジョンインクのいずれかである、請求項1に記載
のインクジェットプリント装置におけるインクの再分散
方法。 - 【請求項3】ヘッドキャリッジに搭載される分散型イン
クが収容されたインクカートリッジであって、内部にボ
ール・ビーズ又は超音波振動子が収容されていることを
特徴とするインクジェットプリント装置用インクカート
リッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29768790A JP3163628B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | インクジェットプリント装置におけるインクの再分散方法及びインクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29768790A JP3163628B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | インクジェットプリント装置におけるインクの再分散方法及びインクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169269A JPH04169269A (ja) | 1992-06-17 |
JP3163628B2 true JP3163628B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17849852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29768790A Expired - Lifetime JP3163628B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | インクジェットプリント装置におけるインクの再分散方法及びインクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163628B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU4687299A (en) * | 1998-06-16 | 2000-01-05 | Source Technologies, Inc. | Method and apparatus for an ink jet printer system |
ES2493065T3 (es) | 2003-08-25 | 2014-09-11 | Dip Tech. Ltd. | Tinta para superficies cerámicas |
JP2006001177A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Seiko Epson Corp | 液体収容体 |
US8070272B2 (en) | 2004-06-16 | 2011-12-06 | Seiko Epson Corporation | Liquid container adapted to be mounted on a carriage to reciprocate together with a liquid ejecting head |
JP4604567B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2011-01-05 | セイコーエプソン株式会社 | 液体カートリッジ |
JP4552526B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2010-09-29 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容容器 |
WO2007111384A1 (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Canon Kabushiki Kaisha | 水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 |
DE102008063718B4 (de) * | 2008-12-19 | 2010-09-16 | Kba-Metronic Aktiengesellschaft | Tintentank mit Mahlwerk |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP29768790A patent/JP3163628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04169269A (ja) | 1992-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3802616B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP3735885B2 (ja) | プリンタ装置 | |
JP2867491B2 (ja) | 画像記録用インク | |
JP2017077728A (ja) | 印刷方法および液体インクジェットインク | |
JP3313963B2 (ja) | インクジェットプリント方法およびプリント装置 | |
JP3163628B2 (ja) | インクジェットプリント装置におけるインクの再分散方法及びインクカートリッジ | |
DE69925335T2 (de) | Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Verfahren | |
JP2968010B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
US8845084B2 (en) | Ink jet recording apparatus | |
JP5655322B2 (ja) | 画像記録方法および画像記録装置 | |
US20110234685A1 (en) | Ink jet recording apparatus | |
JPH08157761A (ja) | 水性インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器 | |
JP3667086B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP3314031B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP6079318B2 (ja) | インクセット、記録方法および記録装置 | |
JPH0255184A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2000063727A (ja) | 記録液 | |
JPH11217529A (ja) | インク及びこれを用いるインクジェット記録方法 | |
JPH10251568A (ja) | カラー記録用記録液、記録液カートリッジならびにそれを使用した記録方法及び記録装置 | |
JPH09141841A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JPH0852868A (ja) | インクジェット記録方法および記録装置 | |
JP2005225114A (ja) | インクジェット記録方法、プリンタドライバ及びインクジェット記録装置 | |
JP2980355B2 (ja) | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
JP2005007578A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2003312119A (ja) | 光沢画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 10 |