JP3163307U - ネジ - Google Patents

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珠美 渡邊
珠美 渡邊
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Abstract

【課題】什器や物品を固定した状態においても、それら什器や物品全体のデザイン性の低下を抑えることができるネジを提供する。【解決手段】本体ネジ部材10と、前記本体ネジ部材に着脱可能に取り付けられる蓋部材20とを備えており、前記本体ネジ部材の頭部11は、取付用具に係合する係合部11d等と、前記蓋部材が係止される被係止部10aとを備え、前記蓋部材は、前記被係止部に係止する係止部22等と、前記係止部が前記被係止部に係止した状態で、前記係合部を覆う蓋部21とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、什器や物品などの固定に利用されるネジに関する。
今日では、例えば、博物館や美術館、店舗などのように、資料や美術品、商品などの展示物を展示するために、種々の什器が利用されている。また、展示物だけでなく、オフィスや家庭などにおいて、被収納物などを収納する場合にも、様々な什器が利用されている。なお、ここでの什器には、棚やロッカーなどの収納物や机、椅子などの家具だけでなく、展示物を展示するための器具(例えば、演示具やパーツなど)も含まれるものとする。
従来、このような什器を固定する場合や、物品自体を固定する場合、頭部と軸部とから構成されるネジが利用されるのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。そして、頭部には、例えば六角レンチなどの取付用具に係合する六角孔が形成されている。
このような構成のもと、六角孔に六角レンチの先端を係合させて、軸部の軸線回りに頭部を回転させることにより、ネジを締め付ける。これにより、什器や物品などが固定される。
しかしながら、上記のようなネジでは、六角レンチによって締め付けられ固定されたあとに、六角孔がそのまま外方に向けられた状態で残されてしまい、外観を損ねてしまうという問題がある。
特開2008−289138号公報
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、什器や物品を固定した状態においても、それら什器や物品全体のデザイン性の低下を抑えることができるネジを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提供する。
本考案は、本体ネジ部材と、前記本体ネジ部材に着脱可能に取り付けられる蓋部材とを備えており、前記本体ネジ部材の頭部が、取付用具に係合する係合部と、前記蓋部材が係止される被係止部とを備え、前記蓋部材が、前記被係止部に係止する係止部と、前記係止部が前記被係止部に係止した状態で、前記係合部を覆う蓋部とを備えることを特徴とする。
この考案によれば、什器や物品を固定した状態においても、それら什器や物品全体のデザイン性の低下を抑えることができる。
また、本考案は、前記係止部が、棒状に延びる係止棒であり、前記被係止部が、前記係止棒が挿入される係止孔であることを特徴とする。
この考案によれば、本体ネジ部材に蓋部材を着脱可能に容易に取り付けることができる。
また、本考案は、前記係止棒に、雄ネジ部が設けられ、前記係止孔に、前記雄ネジ部と噛み合わされる雌ネジ部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、本体ネジ部材と蓋部材とを容易に取り付け、取り外すことができる。
また、本考案は、前記係止孔の内部に、前記係合部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、スペースの利用効率を向上させることができ、小型化を図ることができる。
また、本考案は、前記係止孔の内部に、前記係合部が設けられ、前記係合部が、前記雌ネジ部よりも前記頭部側に設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、取付用具を係止孔の奥深くまで挿入することなく、取付用具と係合部とを係合し易くさせることができる。
また、本考案は、前記係止孔の縁部に、前記頭部の中心に向かって傾斜する傾斜部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、取付用具や係止棒を係止孔内に挿入し易くさせることができる。
また、本考案は、前記係止孔の内部に、前記係合部が設けられるとともに、前記係止孔の縁部に、前記頭部の中心に向かって傾斜する傾斜部が設けられており、さらに、前記傾斜部の奥に前記係合部が設けられ、前記係合部の奥に前記雌ネジ部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、取付用具と係合部とを係合し易くさせ、取付用具や係止棒を係止孔内に挿入し易くさせるだけでなく、限られたスペース内で雌ネジ部を深い位置に形成することにより、蓋部材を確実に本体ネジ部材に取り付けることができる。
また、本考案は、前記係止棒が、前記蓋部の中心から延ばされ、前記係止孔が、前記頭部の中心から前記本体ネジ部材の軸部にわたって設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、係止孔をより深く、係止棒をより長くすることができることから、蓋部材を本体ネジ部材に確実に取り付けることができる。
また、本考案は、前記係止孔が円形に形成されていることを特徴とする。
この考案によれば、取付用具や係止棒を係止孔内に挿入し易くさせることができる。
また、本考案は、前記係合部が、六角形状からなる六角孔であり、前記係止棒の外径が、前記六角孔の開口寸法よりも小さくなっていることを特徴とする。
この考案によれば、係止棒を六角孔内で回転させることができ、蓋部材を本体ネジ部材に確実に取り付けることができる。
また、本考案は、前記蓋部が、前記係止棒に直交して設けられた板状蓋部であり、前記頭部が、前記本体ネジ部材の軸部に直交して設けられた板状頭部を備えることを特徴とする。
この考案によれば、本体ネジ部材によって什器や物品を固定した状態で、板状蓋部によって係止孔を確実に覆うことができる。
また、本考案は、前記板状蓋部および前記板状頭部が、円形状であり、前記板状頭部の縁部には、前記板状蓋部が配されるフランジが設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、蓋部材を本体ネジ部材に取り付けたときに、蓋部材を保護することができるだけでなく、デザイン性を向上させることができる。
また、本考案は、前記係合部が、前記フランジに設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、係合部の強度を上げることができ、本体ネジ部材をより強く締めることができる。
また、本考案は、前記係合部が、前記係止孔の近傍に設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、係止孔内に配するよりも、係合部を見易くさせることができる。
本考案によれば、什器や物品を固定した状態においても、それら什器や物品全体のデザイン性の低下を抑えることができる。
本考案の実施形態におけるネジを示す斜視図である。 図1のネジを示す断面図である。 図2の蓋部材を本体ネジ部材に取り付けた様子を示す断面図である。 図1の本体ネジ部材を示す平面図である。 本考案の実施形態におけるネジの第1の変形例を示す平面図である。 本考案の実施形態におけるネジの第2の変形例を示す平面図である。 本考案の実施形態におけるネジの第3の変形例を示す平面図である。 本考案の実施形態におけるネジの第4の変形例を示す平面図である。
以下、本考案の実施形態におけるネジについて、図面を参照して説明する。
図1から図4は、本考案の実施形態としてのネジ1を示したものである。
ネジ1は、本体としての本体ネジ部材10と、この本体ネジ部材10に着脱可能に取り付けられる蓋部材20とを備えている。
蓋部材20は、円形板状の板状蓋部(蓋部)21と、この板状蓋部21の中心から延びる係止軸(係止部、係止棒)22とを備えている。
係止軸22は、板状蓋部21の裏面において、板状蓋部21の延在面と直交して設けられている。また、係止軸22は、軸本体部221と、この軸本体部221よりも径の太い太径部222とを備えている。軸本体部221の外表面には、雄ネジ部221aが形成されている。
本体ネジ部材10は、頭部11と、この頭部11の中心から延びる軸部12とを備えている。
軸部12は、後述する板状頭部11bの裏面において、板状頭部11bの延在面と直交して設けられている。また、軸部12の外表面には、雄ネジ部12aが形成されている。
頭部11は、円形板状に形成された板状頭部11bを備えている。板状頭部11bの縁部には、軸部12が延びる方向と反対方向に立ち上げられたフランジ11aが形成されている。フランジ11aは、板状頭部11bの全周にわたって形成されている。なお、図2に示すように、板状頭部11bの内径寸法d2は、板状蓋部21の外形寸法d1と同一になっている。また、板状頭部11bの厚さ寸法h1は、フランジ11aの高さ寸法h2と同一になっている。すなわち、板状蓋部21は、フランジ11a内に嵌められて、フランジ11aと面一になるように設定されている。
さらに、板状頭部11bの中心には、係止軸22が挿入される係止孔(被係止部)10aが形成されている。
係止孔10aは、板状頭部11bの表面から、軸部12にわたって形成されている。係止孔10aの縁部は、円形に形成されている。係止孔10aの開口の径寸法d4(図4に示す。)は、太径部222の外径寸法d3(図2に示す。)よりも、大きくなっている。係止孔10aの円形の縁部には、縁部から奥に進むにしたがって径方向内方に傾斜する傾斜部11cが形成されている。傾斜部11cの奥には、平面視して六角形状の六角孔(係合部)11dが形成されている。六角孔11dは、不図示の六角レンチ(取付用具)が係合する係合部として機能するものである。なお、図4に示す符号d5は、六角孔11dの開口寸法のうち、対向する2辺の間の開口寸法を示すものであり、軸線Aを通る最小の開口寸法を示すものである。この開口寸法d5は、太径部222の外形寸法d3(図2に示す。)よりも大きくなっている。すなわち、太径部222は、六角孔11d内において回転可能に配されるようになっている。また、径寸法d4は、開口寸法d5よりも大きくなっている。
係止孔10aのうち、六角孔11dの奥(軸部12に及ぶ部位)には、雌ネジ部12bが形成されている。この雌ネジ部12bは、雄ネジ部221aと噛み合わされるようになっている。
次に、このように構成された本実施形態におけるネジ1の使い方について説明する。
例えば、博物館の展示物を固定する場合、種々の什器を使って展示物を固定する必要がある。このとき、ネジ1を以下のようにして使用する。
まず、軸部12の先端を什器の取付孔に刺した状態で、六角レンチを六角孔11dに係合させる。このとき、係止孔10aの縁部が円形に形成されるとともに、傾斜部11cが形成されていることから、六角レンチの先端が係止孔10aにスムーズに挿入され、六角孔11dに容易に係合する。この状態で、六角レンチを利用して、本体ネジ部材10を軸線A回りに回転させる。すると、雄ネジ部12aが取付孔の雌ネジに噛み合わされ、本体ネジ部材10が締め付けられる。これにより、固定用の什器が固定される。それから、六角レンチを六角孔11dから取り外す。
この状態では、六角孔11dが外方に露出している。そこで、蓋部材20によって、六角孔11dを覆って蓋をする。すなわち、係止軸22を係止孔10aに刺して、蓋部材20を軸線A回りに回転させる。このとき、親指の腹を板状頭部11bの表面にあてがった状態で親指を回転させると、蓋部材20がスムーズに回転する。これにより、係止軸22が軸線A回りに回転し、雄ネジ部221aが雌ネジ部12bと噛み合わされ、蓋部材20が締め付けられる。そして、太径部222が、傾斜部11cを介して、係止孔10a内に配されていく。このとき、係止孔10aの径寸法d4が太径部222の外形寸法d3よりも大きくなっており、傾斜部11cが形成されていることから、太径部222がスムーズに六角孔11d内に配される。また、六角孔11dの開口寸法d5が、太径部222の外形寸法d3よりも大きくなっていることから、太径部222は、六角孔11d内において軸線A回りに回転することができ、板状蓋部21の裏面と板状頭部11bの表面とが当接するまで、雄ネジ部221aと雌ネジ部12bとを噛み合わされていく。そして、板状蓋部21の表面とフランジ11aとが面一に配される。
これにより、外方に露出されていた六角孔11dが蓋部材20によって覆われる。
以上より、本実施形態におけるネジ1によれば、本体ネジ部材10によって什器を固定した状態で、蓋部材20によって六角孔11dを覆うことができることから、什器を固定した状態においてもその什器全体のデザイン性の低下を抑えることができる。
また、係止軸22と係止孔10aとが設けられていることから、蓋部材20を本体ネジ部材10に着脱可能に取り付けることができる。
また、係止軸22に雄ネジ部221aが形成されるとともに、係止孔10aに雌ネジ部12bが形成されていることから、蓋部材20を本体ネジ部材10に容易に取り外すことができる。
また、六角孔11dが係止孔10a内に設けられていることから、スペースの利用効率を向上させることができ、小型化を図ることができる。
また、六角孔11dが、雌ネジ部12bよりも頭部11側に設けられていることから、六角レンチを係止孔10aの奥深くまで挿入することなく、六角レンチと六角孔11dとを係合し易くさせることができる。
また、傾斜部11cが形成されていることから、六角レンチや係止軸22を係止孔10a内に挿入し易くさせることができる。
また、係止孔10a内に、深さ方向に、傾斜部11c、六角孔11dおよび雌ネジ部12bの順に連続して配置されていることから、六角レンチと六角孔11dとを係合し易くさせ、六角レンチや係止軸22を係止孔10a内に挿入し易くさせるだけでなく、限られたスペース内で雌ネジ部12bを軸部12に深く形成することにより、蓋部材20を確実に本体ネジ部材10に取り付けることができる。
また、係止軸22が板状蓋部21の中心から延ばされ、係止孔10aが板状頭部11bから軸部12にわたって設けられていることから、係止孔10aをより深く、係止軸22をより長くすることができる。そのため、蓋部材20を本体ネジ部材10に確実に取り付けることができる。
また、係止孔10aの開口が円形に形成されていることから、六角レンチや係止軸22を係止孔10a内に挿入し易くさせることができる。
また、太径部222の外径寸法d3が六角孔11dの開口寸法d5よりも小さくなっていることから、太径部222を六角孔11d内で軸線A回りに回転させることができ、蓋部材20を本体ネジ部材10に確実に取り付けることができる。
また、板状蓋部21と係止軸22とが設けられるとともに、板状頭部11bが設けられていることから、本体ネジ部材10によって什器を固定した状態で、板状蓋部21によって六角孔11dを確実に覆うことができる。
また、板状蓋部21と板状頭部11bが円形板状になっており、板状蓋部21がフランジ11a内に配されることから、蓋部材20を本体ネジ部材10に取り付けたときのデザイン性を向上させることができるだけでなく、蓋部材20を衝撃などから保護することができる。
なお、本考案の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、係止軸22および係止孔10aが設けられるとしたが、これに限ることはなく、板状蓋部21が頭部11に係止するものであれば、その構成は適宜変更可能である。具体的には、テープ、接着剤、磁石、圧力などを利用して係止してもよい。
また、係止軸22に雄ネジ部221aが形成され、係止孔10aに雌ネジ部12bが形成されるとしたが、これら雄ネジ部221aや雌ネジ部12bは、設けなくてもよい。すなわち、係止軸22を係止孔10aに着脱可能に挿入するだけでもよい。このとき、係止軸22および係止孔10aが複数設けられていてもよい。
また、六角孔11dが雌ネジ部12bよりも頭部11側に設けられるとしたが、これに限ることはなく、雌ネジ部12bが六角孔11dよりも頭部11側に設けられるようにしてもよい。
また、傾斜部11cが設けられるとしたが、この傾斜部11cは設けなくてもよい。
また、係止軸22が板状蓋部21の中心から延ばされるとしたが、これに限ることはなく、係止軸22が板状蓋部21の偏心した位置から延ばされるようにしてもよい。
また、係止孔10aが板状蓋部21の表面の中心から軸部12にわたって設けられるとしたが、これに限ることはなく、板状蓋部21のみに設けてもよい。ただし、限られたスペース内で係止孔10aをより深く形成するためには、軸部12にわたって設けた方が全体をコンパクトにすることができる点で好ましい。
また、係止孔10aの開口が円形とされているが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、六角孔11dに合わせた六角形にしてもよいし、三角形以上の多角形やその他の形状でもよい。
また、六角孔11dの開口寸法d5が、太径部222の外径寸法d3よりも大きくなっているとしたが、これに限ることはなく、そのサイズは適宜変更可能である。ただし、開口寸法d5が外径寸法d3よりも大きくなっていた方が、係止軸22を係止孔10a内にて回転させることができる点で好ましい。
また、板状蓋部21や板状頭部11bが設けられるとしたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、板状蓋部21や板状頭部11bを板状でなく肉厚の形状にしてもよい。
また、板状蓋部21や板状頭部11bが円形状であるとしたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、多角形状やその他の形状でもよい。
また、フランジ11aが設けられるとしたが、このフランジ11aは設けなくてもよい。また、フランジ11aを板状頭部11bの全周でなく、部分的に設けてもよい。
また、六角孔11dが設けられるとしたが、これに限ることはなく、取付用具に合わせて、その形状は適宜変更可能である。例えば、図5に示すように、プラスドライバーに対応させて、十字状(クロス状)のクロス孔(係合部)11d1としてもよい。また、図6に示すように、マイナスドライバーに対応させて、マイナス状のマイナス孔(係合部)11d2を形成してもよい。
また、六角孔11dの形状を変更させるだけでなく、六角孔11dを係止孔10aの内部に配さなくてもよい。例えば、図7に示すように、二股の取付用具のそれぞれの先端が差し込まれる、一対の凹部(係合部)11d3を形成してもよい。これら凹部11d3は、係止孔10aの近傍に配置されている。すなわち、凹部11d3は、板状頭部11bの表面のうち、板状頭部11bの径方向において、係止孔10aを挟んで対向して配置されている。これにより、係止孔10a内に配するよりも、凹部11d3を見易くさせることができる。
また、図8に示すように、フランジ11aに切り欠き部(係合部)11d4を設けてもよい。この切り欠き部11d4は、板状頭部11bの径方向において、係止孔10aを挟んで対向して配置されている。そして、切り欠き部11d4のそれぞれにわたってコインなどの取付用具を嵌め込んで本体ネジ部材10を回転させる。これにより、切り欠き部11d4の強度を上げることができ、本体ネジ部材10をより強く締めることができる。なお、板状頭部11bの外径寸法は、板状蓋部21の外径寸法よりも小さくする。そのため、蓋部材20を本体ネジ部材10に取り付けたときに、板状蓋部21によって切り欠き部11d4が覆われる。
また、これら実施形態および変形例を自由に組み合わせることができることは言うまでもない。
また、本実施形態においては、博物館の展示物を展示するための什器として説明したが、これに限ることはなく、利用対象としては適宜変更可能である。例えば、美術品や商品を展示する什器や、被収納物などを収納する収納物や机、椅子などの家具などの什器にも適用可能である。さらに、什器だけでなく、例えば工業製品などの物品そのものに使用するネジとしても適用することができる。
1 ネジ
10 本体ネジ部材
10a 係止孔(被係止部)
11 頭部
11a フランジ
11b 板状頭部
11c 傾斜部
11d 六角孔(係合部)
11d1 クロス孔(係合部)
11d2 マイナス孔(係合部)
11d3 凹部(係合部)
11d4 切り欠き部(係合部)
12b 雌ネジ部
20 蓋部材
21 板状蓋部(蓋部)
22 係止軸(係止部、係止棒)
221a 雄ネジ部

Claims (14)

  1. 本体ネジ部材と、前記本体ネジ部材に着脱可能に取り付けられる蓋部材とを備えており、
    前記本体ネジ部材の頭部は、
    取付用具に係合する係合部と、
    前記蓋部材が係止される被係止部とを備え、
    前記蓋部材は、
    前記被係止部に係止する係止部と、
    前記係止部が前記被係止部に係止した状態で、前記係合部を覆う蓋部と
    を備えることを特徴とするネジ。
  2. 前記係止部が、棒状に延びる係止棒であり、
    前記被係止部が、前記係止棒が挿入される係止孔であることを特徴とする請求項1に記載のネジ。
  3. 前記係止棒に、雄ネジ部が設けられ、
    前記係止孔に、前記雄ネジ部と噛み合わされる雌ネジ部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のネジ。
  4. 前記係止孔の内部に、前記係合部が設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のネジ。
  5. 前記係止孔の内部に、前記係合部が設けられ、
    前記係合部が、前記雌ネジ部よりも前記頭部側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のネジ。
  6. 前記係止孔の縁部に、前記頭部の中心に向かって傾斜する傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のネジ。
  7. 前記係止孔の内部に、前記係合部が設けられるとともに、
    前記係止孔の縁部に、前記頭部の中心に向かって傾斜する傾斜部が設けられており、
    さらに、前記傾斜部の奥に前記係合部が設けられ、前記係合部の奥に前記雌ネジ部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のネジ。
  8. 前記係止棒が、前記蓋部の中心から延ばされ、
    前記係止孔が、前記頭部の中心から前記本体ネジ部材の軸部にわたって設けられていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のネジ。
  9. 前記係止孔が円形に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載のネジ。
  10. 前記係合部が、六角形状からなる六角孔であり、
    前記係止棒の外径が、前記六角孔の開口寸法よりも小さくなっていることを特徴とする請求項2から請求項9のいずれか一項に記載のネジ。
  11. 前記蓋部は、
    前記係止棒に直交して設けられた板状蓋部であり、
    前記頭部は、
    前記本体ネジ部材の軸部に直交して設けられた板状頭部を備えることを特徴とする請求項2から請求項10のいずれか一項に記載のネジ。
  12. 前記板状蓋部および前記板状頭部が、円形状であり、
    前記板状頭部の縁部には、前記板状蓋部が配されるフランジが設けられていることを特徴とする請求項11に記載のネジ。
  13. 前記係合部が、前記フランジに設けられていることを特徴とする請求項12に記載のネジ。
  14. 前記係合部が、前記係止孔の近傍に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のネジ。
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