JP3163265U - カードホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量でありかつ変形の抑制されたカードホルダを提供する。【解決手段】カードを収容可能でありかつ起立可能な樹脂製のカードホルダ1を、窓部と窓部を取り囲む額縁状の縁部とを持つホルダ部と、この窓部を通じて縁部に架け渡されているガイド部3と、縁部および/またはガイド部3と一体に成形され窓部に収容される第1位置と少なくとも一部が窓部の外側に突出する第2位置との間を揺動可能である一対の脚部4と、で構成し、縁部投影面積、ガイド部投影面積、および脚部投影面積の和が、窓部の開口面積以下となるようにする。【選択図】図3

Description

本考案は、カレンダーや写真等のカード類を収容可能なカードホルダに関する。
カレンダーや写真等のカード類を収容するためのカードホルダとして、ポリプロピレンやアクリル樹脂等の樹脂を材料としたものが知られている。樹脂製のカードホルダは、軽量でありかつ安価に製造できる利点がある。しかし近年では、例えばノベルティーなどの用途に供するために、さらに軽量化されたカードホルダが望まれている。肉厚を小さくするとカードホルダを軽量化できる。しかしこの場合には、カードホルダに反りや歪み等の変形が生じ易くなり、意匠性に優れたカードホルダを得難い問題があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、軽量でありかつ意匠性に優れるカードホルダを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案のカードホルダは、カードを収容可能でありかつ起立可能な樹脂製のカードホルダであって、
窓部と、該窓部をとり囲む額縁状をなす縁部と、該縁部の一部と一体に成形され該縁部の厚さ方向に突出しているストッパ部と、を持つホルダ部と、
該縁部と一体に成形され、該窓部を通じて該縁部に架け渡されているガイド部と、
該縁部および/または該ガイド部と一体に成形され、該窓部に収容される第1位置と、少なくとも一部が該窓部の外側に突出する第2位置と、の間を揺動可能である一対の脚部と、を持ち、
該縁部は、該起立時において該窓部の上方に配置される上縁部と、該起立時において該窓部の下方に配置される下縁部と、該起立時において該窓部の両側方にそれぞれ配置される2つの側縁部と、を持ち、
該ストッパ部は、該上縁部以外の該縁部と一体であり、
該ガイド部は、該上縁部および該下縁部と一体であり、
一対の該脚部は、該第2位置において、該下縁部とともに該カードホルダを起立状態に支持可能であり、
該縁部を該窓部の開口端面に対して垂直方向に投影した縁部投影面積と、該ガイド部を該垂直方向に投影したガイド部投影面積と、該第1状態における一対の該脚部を該垂直方向に投影した脚部投影面積と、の和は、該窓部の開口面積以下であることを特徴とする。
本考案のカードホルダは、下記の(1)、(2)の少なくとも一方を備えるのが好ましい。
(1)前記第2位置において、一方の前記脚部は他方の前記脚部と係合可能である。
(2)前記脚部は、前記ガイド部と一体である。
本考案の考案者は、鋭意研究の結果、薄肉のカードホルダの反りや歪みが成形時(詳しくは離型時)に生じることを見いだした。すなわち、カードホルダを成形型から離型する際には、一般に、成形型に配設されているエジェクタピンによって、成形型の型面に凝着しているカードホルダを成形型から離れる方向に押圧する。このときカードホルダには、エジェクタピンによる押圧力と、型面との凝着力と、の2種の外力が作用する。この2つの外力は互いに交差する方向に作用する。また、エジェクタピンは、カードホルダを部分的に押圧するだけであるため、カードホルダの一部はエジェクタピンによる外力を強く受け、他の一部は型面との凝着による外力を強く受ける。薄肉のカードホルダは剛性に劣るため、このとき形状を維持できず、塑性変形する場合がある。換言すると、カードホルダは、離型時に歪み・反り方向に賦形されるため、薄肉のカードホルダは歪み変形・反り変形し易い。
本考案のカードホルダでは、カードホルダのホルダ部に窓部を設け、かつ離型時において成形型の型面に凝着する可能性のある部分(縁部、ガイド部および脚部)の投影面積の合計を窓部の開口面積以下にしたことで、成形型の型面に対するカードホルダの接触面積を低減できる。このため、カードホルダと型面との凝着力を低減でき、離型時におけるカードホルダの変形を抑制できる。また、ホルダ部は窓部を持ち肉抜きされた形状をなすために、軽量である。よって、本考案のカードホルダは軽量であり、かつ、意匠性に優れる。
ホルダ部は窓部と縁部とストッパ部とを持つ。縁部は窓部を取り囲む額縁状をなすため、窓部はホルダ部に貫通形成されている。したがって窓部は2つの開口端面を持つ。2つの開口端面の面積は、同じであっても良いし異なっていても良い。この開口端面の面積は、窓部の開口面積に相当する。なお、本考案において、2つの開口端面の面積が異なる場合には、大きな方の開口端面の面積を窓部の開口面積とみなす。
ホルダ部の形状は特に限定しないが、成形性および起立時の安定性を考慮すると、矩形の板状であるのが好ましい。なお、ホルダ部が矩形の板状である場合、窓部は矩形であるのが好ましく、窓部を取り囲む上縁部、下縁部、および2つの側縁部は、それぞれ短冊状であるのが好ましい。
ストッパ部は、縁部の一部と一体に成形され、縁部の厚さ方向に突出している。このためストッパ部は縁部よりも一段高く突出している。本考案のカードホルダにおいて、縁部はカードの裏面を支持し、ストッパ部はカードの端部を支持することでホルダ部からのカードの脱落を防止または抑制する。縁部とストッパ部とがカードを支持することで、ホルダ部はカードを収容可能である。なお、ストッパ部は、上縁部以外の縁部と一体であるため、ストッパ部は上縁部には配置されていない。このため上縁部は、カードをホルダ部に収容する際の差し込み口となる。
ガイド部は、上縁部および下縁部に一体成形されることで、窓部を通じて縁部に架け渡されている。ガイド部は、縁部を補強しホルダ部の形状を維持し、かつ、カードをホルダ部に収容する際にカードを案内するための部分である。ガイド部の形状は特に限定しないが、カードホルダを軽量化するためには、部分的に肉抜きされているか、または、先端が分岐していることが好ましい。上述したように、上縁部はカードの差し込み口となる。窓部のなかで差し込み口の近傍に位置する部分(上窓部と呼ぶ)には、カードの端部が落ち込む可能性があり、カードをホルダ部に差し込む作業が繁雑になる場合がある。ガイド部における上縁部側の部分(以下、上ガイド部と呼ぶ)が分岐している場合には、上ガイド部が上窓部を幅方向(2つの側縁部が配列する方向)に小さく区画できる。このため、カード端部の窓部への落ち込みを、ガイド部によって信頼性高く抑制できる。従ってこの場合には、カードをホルダ部に差し込み易くなる利点がある。
本考案のカードホルダは、一対の脚部を持つ。換言すると、本考案のカードホルダは、対をなす2つの脚部を持つ。各々の脚部は、第1位置と第2位置との間を揺動可能である。なお、カードホルダの成形時においては、脚部は第1位置に配置されている。
本考案のカードホルダは、一対の脚部を持てば良く、3以上の脚部を持っても良いし、2対以上の脚部を持っても良い。一対の脚部は、第2位置において本考案のカードホルダを起立状態で支持可能であれば良く、カードホルダの何れかの部分に固定可能であっても良いし、固定可能でなくても良い。カードホルダを安定して支持するためには、脚部は、カードホルダの何れかの部分に固定可能であるのが好ましい。また、一対の脚部は、互いに独立していても良いし、例えば係合する等して第2位置において一体化されても良い。第2位置において一対の脚部が互いに係合する場合には、一対の脚部を簡単な形状にでき、かつ、一対の脚部を互いに安定して第2状態に保持できる利点がある。
上述したように、カードホルダの成形時において、各脚部およびガイド部は窓部の内部に配置されている。このため、成形時における窓部の実質的な開口面積は、ガイド部および脚部が占有する面積分だけ、実際の開口面積よりも小さくなる。以下、この窓部の実質的な開口面積を、真の開口面積と呼ぶ。上述したように、真の開口面積が大きければ成形時におけるホルダ部の変形を抑制でき、カードホルダの意匠性を向上させることができる。また、真の開口面積が大きくすることでカードホルダを軽量化できる利点もある。
本考案のカードホルダにおいては、縁部投影面積とガイド部投影面積と脚部投影面積との和を、窓部の開口面積以下にしたことで、真の開口面積を充分に大きくし、カードホルダの意匠性向上と軽量化とを実現している。縁部投影面積とは、縁部を窓部の開口端面に対して垂直方向に投影した投影面積である。ガイド部投影面積とは、ガイド部を窓部の開口端面に対して垂直方向に投影した投影面積であり、窓部の開口面積のうちガイド部が占有する面積である。脚部投影面積とは、第1状態における一対の脚部を窓部の開口端面に対して垂直方向に投影した投影面積であり、窓部の開口面積のうち成形時に脚部が占有する面積である。なお、脚部投影面積は、各々の脚部の投影面積の和に相当する。縁部投影面積、ガイド部投影面積および脚部投影面積の和は、窓部の開口面積以下であればよいが、上述した意匠性向上と軽量化とを考慮すると、窓部の開口面積の80%以下であるのが好ましく、70%以下であるのがより好ましい。なお、カードホルダの強度を考慮すると、ガイド部投影面積と脚部投影面積との和は大きい方が好ましい。このため、カードホルダの意匠性向上および軽量化に加え、カードホルダの強度を考慮すると、縁部投影面積、ガイド部投影面積および脚部投影面積の和は、窓部の開口面積の80%〜50%であるのが好ましく、70%〜60%であるのがより好ましい。
実施例1のカードホルダを模式的に表す斜視図である。 実施例1のカードホルダにカレンダーを収容している様子を模式的に表す斜視図である。 実施例1のカードホルダを前側から見た様子を模式的に表す正面図である。 実施例1のカードホルダを後側から見た様子を模式的に表す背面図である。 実施例1のカードホルダにおける縁部投影面積、ガイド部投影面積、脚部投影面積および窓部の開口面積を模式的に表す説明図である。 実施例2のカードホルダを前側から見た様子を模式的に表す正面図である。
以下、本考案のカードホルダを例を挙げて説明する。
(実施例1)
実施例1のカードホルダは、複数枚のカレンダーを収容するためのホルダである。実施例1のカードホルダを模式的に表す斜視図を図1に示す。実施例1のカードホルダにカレンダーを収容している様子を模式的に表す斜視図を図2に示す。実施例1のカードホルダを前側から見た様子を模式的に表す正面図を図3に示す。実施例1のカードホルダを後側から見た様子を模式的に表す背面図を図4に示す。実施例1のカードホルダにおける縁部投影面積、ガイド部投影面積、脚部投影面積および窓部の開口面積を模式的に表す説明図を図5に示す。以下、本明細書において上、下、左、右、前、後とは、図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。また、必要に応じて、上下方向を高さ方向と呼び、左右方向を幅方向と呼び、前後方向を肉厚方向と呼ぶ。
実施例1のカードホルダ1は、ホルダ部2と、ガイド部3と、一対の脚部4と、を持つ。実施例1のカードホルダ1は、ポリプロピレンを材料とし、射出成形されてなる。
ホルダ部2は、窓部6、縁部7、3つのストッパ部8、および、2つの副ストッパ部5を持つ。窓部6は略矩形の貫通穴状をなし、縁部7は窓部6を取り囲む略矩形の額縁状をなす。
窓部6はホルダ部2の肉厚方向(図1中前後方向)に延び、ホルダ部2の前面と後面とに開口している。ホルダ部2の後面側における窓部6の開口面積は、ホルダ部2の前面側における窓部6の開口面積に比べて僅かに大きい。縁部7は、窓部6の上方に位置する上縁部71、窓部6の下方に位置する下縁部72、窓部6の左側方に位置する第1側縁部73、および、窓部6の右側方に位置する第2側縁部74を持つ。上縁部71、下縁部72、第1側縁部73および第2側縁部74はそれぞれ略短冊状をなす。上縁部71と下縁部72とは略平行であり、第1側縁部73と第2側縁部74とは略平行である。第1側縁部73および第2側縁部74は、上縁部71および下縁部72と略直交している。図2に示すように、ホルダ部2は、縁部7の前面によってカレンダ(カード9)の後面を支持する。
ストッパ部8は、下縁部72、第1側縁部73および第2側縁部74にそれぞれ一体に成形されている。各ストッパ部8は、ストッパ基部80と、ストッパ端部81とを持つ。ストッパ基部80は、対応する縁部7に連続している。ストッパ端部81は、ストッパ基部80の突出端部に連続し、ストッパ基部80と交差する方向に配置されている。実施例1のカードホルダ1において、縁部7のなかでストッパ端部81に対面する部分には、窓状をなす型抜き部70が形成されている。
2つの副ストッパ部5は、上縁部71の上端に一体に成形されている。副ストッパ部5は、ホルダ部2の肉厚方向に突出する立壁状をなす。副ストッパ部5の突出高さはストッパ部8の突出高さの1/2程度である。
ガイド部3は、略短冊状をなし、窓部6を通じて上縁部71と下縁部72との間に架け渡されている。ガイド部3における上縁部71側の部分(上ガイド部30)は上縁部71に一体化され、ガイド部3における下縁部72側の部分(下ガイド部31)は下縁部72に一体化されている。上ガイド部30は二股に分岐している。このため、上ガイド部30は下ガイド部31に比べて幅広である。上ガイド部30は、上窓部6を幅方向(左右方向)に略三等分に区画している。
下ガイド部31の幅方向の2端面(左右端面)には、それぞれ、脚部4が一つずつ一体成形されている。下ガイド部31の左端面に一体化されている脚部4を第1脚部40と呼ぶ。下ガイド部31の右端面に一体化されている脚部4を第2脚部41と呼ぶ。第1脚部40の基部42は第1脚部40の他の部分に比べて薄肉である。第1脚部40の端部は鉤状をなす。この鉤状の部分を第1係合部43と呼ぶ。第2脚部41の基部44は第2脚部41の他の部分に比べて薄肉である。第2脚部41の端部は第1係合部43と上下・左右対称な鉤状をなす。この鉤状の部分を第2係合部45と呼ぶ。第1脚部40および第2脚部41は、それぞれ、基部42、44を中心として、図3、4に示す第1位置と図1に示す第2位置との間を揺動可能である。図1に示すように、第1脚部40および第2脚部41が第2位置にまで揺動すると、第1係合部43と第2係合部45とは互いに対面し、係合可能になる。第1係合部43および第2係合部45が係合すると、第1脚部40および第2係合部45が第2位置に固定される。そしてこのとき、第1脚部40および第2脚部41は、下縁部72とともにカードホルダ1を図1、2に示す起立状態に支持可能である。第1脚部40および第2脚部41の略中央部分は、貫通穴状に肉抜きされている。
成形時において、第1脚部40および第2脚部41は図3、4に示す第1状態に配置される。このときの縁部投影面積(図5〔b〕中斜線で示す領域)と、ガイド部投影面積(図5〔c〕中斜線で示す領域)と、脚部投影面積(図5〔d〕中斜線で示す領域)と、の和は、窓部6の開口面積(図5〔a〕中斜線で示す領域)の約65%である。このため、実施例1のカードホルダ1は離型し易く、離型時の変形が抑制される。また、ホルダ部2が窓部6を持ち中空であるため、軽量である。
実施例1のカードホルダ1を成形する成形型(図略)は、2つに分割されている。一方の成形型を第1型と呼び、他方の成形型を第2型と呼ぶ。第1型は主としてカードホルダ1の前面を成形するための成形型である。第2型は主としてカードホルダ1の後面を成形するための成形型である。ストッパ基部80のなかで窓部6側に位置する面(内面)、および、ストッパ端部81の前面は、第1型によって成形でき、第1型はカードホルダ1の前側に向けて型開き可能である。
また、上述したように、縁部7のなかでストッパ端部81に対面する部分には、窓状をなす型抜き部70が形成されている。このため、ストッパ基部80のなかで窓部6の逆側に位置する面(外面)、および、ストッパ端部81の後面は、第2型によって成形でき、第2型はカードホルダ1の後側に向けて型開き可能である。よって、実施例1のカードホルダ1は、ストッパ基部80とストッパ端部81とを持つ断面略L字状のストッパ部8を持つにもかかわらず、スライドコアのない安価な成形型で成形できる。よって、実施例1のカードホルダ1は安価に製造できる。
なお、断面略L字状をなすストッパ部8は、カード9を安定して支持できるだけでなく、強度にも優れる。このため実施例1のカードホルダ1によると、縁部7をストッパ部8によって補強でき、窓部6の開口面積を比較的大きくしてもカードホルダ1の使用時における変形を抑制できる利点もある。
実施例1のカードホルダ1は3つのストッパ部8を持つが、本考案のカードホルダ1においてストッパ部8の個数および形状は特に限定されない。例えばストッパ部8は、第1側縁部73と第2側縁部74との何れか一方と、下縁部72とにそれぞれ一体化されていても良いし、下縁部72のみに一体化されていても良い。また、実施例1のカードホルダ1は副ストッパ部5を持つが、本考案のカードホルダ1は副ストッパ部5を持たなくても良い。
実施例1のカードホルダ1は、副ストッパ部5を持つことで、カード9の上端面を支持してカード9を安定して収容できる利点がある。また、実施例1のカードホルダ1は、副ストッパ部5を持つことによって、窓部6の開口端部を上下方向に向けつつ複数のカードホルダ1を重ね置きしたときにも、カードホルダ1が上縁部71側に傾き難い。このため、実施例1のカードホルダ1は、輸送、ストックおよび取り扱いが容易である。なお、副ストッパ部5の突出高さはストッパ部8の突出高さよりも小さいため、副ストッパ部5はホルダへのカード9の差し込み作業には殆ど干渉しない。
(実施例2)
実施例2のカードホルダは、各脚部の形状、および、各脚部が縁部に一体化されていること以外は実施例1のカードホルダとほぼ同じものである。実施例2のカードホルダを模式的に表す背面図を図6に示す。
実施例2のカードホルダ1における一対の脚部4は、図6に示すように、それぞれ下縁部72に一体化されている。下縁部72のなかでガイド部3よりも左側の部分(左下縁部72)の上下方向の長さは、右側から左側に向けて徐々に短くなっている。したがって、左下縁部72の上端面は、右上側から左下側に向けて傾斜している。また、下縁部72のなかでガイド部3よりも右側の部分(右下縁部72)の上下方向の長さは、左側から右側に向けて徐々に短くなっている。したがって、右下縁部72の上端面は、左上側から右下側に向けて傾斜している。第1脚部40は左下縁部72の上端面に一体化され、第2脚部41は右下縁部72の上端面に一体化されている。第1位置において、第1脚部40の右側面は上下方向に直状に延び、第1脚部40の左側面は右上側から左下側に向けて傾斜している。また、第1位置において、第2脚部41の左側面は上下方向に直状に延び、第2脚部41の右側面は左上側から右下側に向けて傾斜している。第1脚部40の基部42は第1脚部40の他の部分に比べて薄肉であり、第1脚部40の端部(第1係合部43)は鉤状をなしている。第2脚部41の基部44は第2脚部41の他の部分に比べて薄肉であり、第2脚部41の端部(第2係合部45)は第1係合部43と上下・左右対称な鉤状をなす。第1脚部40および第2脚部41は、それぞれ、薄肉の部分を中心として、図6に示す第1位置と図略の第2位置との間を揺動可能である。第1脚部40および第2脚部41が第2位置にまで揺動すると、第1係合部43と第2係合部45とは互いに対面して係合可能になり、第1係合部43および第2係合部45が係合すると第1脚部40および第2係合部45が第2位置に固定される。そしてこのとき、第1脚部40および第2脚部41は、下縁部72とともにカードホルダ1を図略の起立状態に支持可能である。
実施例2のカードホルダ1において、成形時における縁部投影面積、脚部投影面積、およびガイド部投影面積の和は、窓部6の開口面積以下である。このため、実施例2のカードホルダ1もまた、離型時の変形が抑制され、軽量である。
本考案のカードホルダは、カレンダー、写真、スケジュール等を1枚または複数枚収容保持するためのカードホルダとして利用できる。
1:カードホルダ 2:ホルダ部 3:ガイド部
4:脚部 5:副ストッパ部 6:窓部
7:縁部 8:ストッパ部 9:カード
40:第1脚部 41:第2脚部 71:上縁部
72:下縁部 73:第1側縁部 74:第2側縁部

Claims (3)

  1. カードを収容可能でありかつ起立可能な樹脂製のカードホルダであって、
    窓部と、該窓部をとり囲む額縁状をなす縁部と、該縁部の一部と一体に成形され該縁部の厚さ方向に突出しているストッパ部と、を持つホルダ部と、
    該縁部と一体に成形され、該窓部を通じて該縁部に架け渡されているガイド部と、
    該縁部および/または該ガイド部と一体に成形され、該窓部に収容される第1位置と、少なくとも一部が該窓部の外側に突出する第2位置と、の間を揺動可能である一対の脚部と、を持ち、
    該縁部は、該起立時において該窓部の上方に配置される上縁部と、該起立時において該窓部の下方に配置される下縁部と、該起立時において該窓部の両側方にそれぞれ配置される2つの側縁部と、を持ち、
    該ストッパ部は、該上縁部以外の該縁部と一体であり、
    該ガイド部は、該上縁部および該下縁部と一体であり、
    一対の該脚部は、該第2位置において、該下縁部とともに該カードホルダを起立状態に支持可能であり、
    該縁部を該窓部の開口端面に対して垂直方向に投影した縁部投影面積と、該ガイド部を該垂直方向に投影したガイド部投影面積と、該第1状態における一対の該脚部を該垂直方向に投影した脚部投影面積と、の和は、該窓部の開口面積以下であることを特徴とするカードホルダ。
  2. 前記第2位置において、一方の前記脚部は他方の前記脚部と係合可能である請求項1に記載のカードホルダ。
  3. 前記脚部は、前記ガイド部と一体である請求項1または請求項2に記載のカードホルダ。
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