JP3161505U - 遺骨類の保護構造を備えた骨壺 - Google Patents

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Abstract

【課題】防湿性、防火性、耐衝撃性に優れた保護構造を備える骨壺を提供する。【解決手段】台座と、台座に接合されるとともに台座の上に配置され、上部に開口部が形成されており、遺骨及び/又は遺灰を保護する保護構造がその中に設けられており、底部が外側に突出している複数枚の葉のデザインを備えており、外面が複数枚の立体の蓮華花弁を備えている壺本体と、壺本体上端に配置されるとともに壺本体の開口部を封止することができ、外面が複数枚の立体の蓮華花弁を備えており、外上端部が平坦上面を備えている蓋体と、を具備する。骨壺は、蓋体の上端部の平坦上面上に設けられている宗教的信仰対象物をさらに備えている。【選択図】図2

Description

本考案は骨壺に関し、特に遺灰、骨骸または遺骨といった遺骨類を収めて保護できる遺骨類の保護構造を備えた骨壺に関する。
祖先を祀る習慣は中国人特有の素晴らしい伝統であって、遺族が故人の遺骸を扱うに際しては厳かで、周到な態度を保つことになる。一般的な葬儀の風習では故人の亡骸を処理するに当たっては、通常土葬または火葬の二種類の方式が採られるが、土葬または火葬のいずれの方式を問わず、故人の遺骨類を収容するために遺骨壺または遺灰壺などが必要となる。土葬の方式については、後日「収骨」の儀式を行う必要があるので、故人の遺骨を収める骨壺類が必要となる。火葬の方式については、一般的な手順としては、故人または親族が逝去した後の遺体を焼いて、焼いた後の遺骨を遺骨壺または遺灰壺などに収めた後、後世の人が故人の遺徳を偲ぶことができるよう、骨壺を特定の場所(寺、納骨堂など)に収める。
葬儀については、中国人は孝順の道を大切にすることから、遺骨壺または遺灰壺を選ぶに当たっても「先祖を祀る」上でも大きな意味を持っており、なぜならばそれは故人または親族が逝去した後に住む住処を象徴するからである。実際の観点から言えば、遺骨壺または遺灰壺が防湿、防火、耐震、耐圧性があれば、さらに実質的な意義を持つことになる。もしある地域において、気候的に多湿であるものの、防湿性のない遺骨壺または遺灰壺では遺骨にカビが生えたり、菌が発生しやすくなる。もし大きな地震、大火などの天災が起きたとき、防火、耐震、耐圧性のない遺骨壺または遺灰壺は損傷しやすく、場合によっては破損してしまい、後々の人が崩壊した残骸の中から故人の遺骨を分別することが難しくなってしまう。
伝統的な陶器、磁器製のもの、または型で成型された骨壺類は湿気を受けやすくしかも壊れやすいため、その後大理石、花崗岩性の骨壺が広まった。しかし台湾の気候は多湿であり、大理石(蛇紋石、白黒縞模様、多色系)の密度は低く、湿気を通しやすいため、遺骨の保存には向かない。一方花崗岩は石質が堅いものの、隙間も多く水分が浸透しやすく、これもまた容器用には向かない。したがって、骨壺内に湿気が入るのを防ぎ、または防火、耐震機能持たせるべく、昨今は玉石、水晶、宝石、メノウなどといった各種高級石材で骨壺を製造している。ところが石材はかなり厚く、密度も高いので、高級石材で製造された骨壺は一般的に高価で重量も重くなってしまう。また、宝石の多くは避けがたい先天的な欠点がある。例えば黄水晶類(トパーズ、中国紅玉、透明玉)は硬度の低い石材であり、湿気の高い場所に置くには適さない。玉石類は硬度も中程度で、防湿にも適しているが、過度に採掘されて、良質な物が見つからず、価格も高騰する一方であって、しかも玉は質的に靱性がないので、防火性がなく、衝撃に弱いのがその最大の欠点である。一方、翡翠類(カナダ翡翠、ロシア翡翠、シベリア翡翠)、エメラルド(ミャンマー産エメラルド)、メノウなどの希少宝石は優れた硬度を持ち、防湿、防火、耐震性を備えているものの、貴重で希少なため、価格は高止まりの状態である。近年では、低価格の瑠璃クリスタルが骨壺の材質としては使用されるようになっている。瑠璃クリスタルは無機熱可塑性重合体であり、またの名を火山ガラスと言い、耐腐食性を持つものの、材質が一般的な瑠璃クリスタルでは弾力性がなくしかも破損しやすいので、耐衝撃、耐振動の機能を持たない。さらには、天然石材で骨壺類を製作するとなると、その大きさおよび厚みで大量の石材を必要とし、過度の採掘や、環境破壊などの問題を引き起こしやすい。しかも天然石材は短期間で再生可能な資源ではないので、環境保護の観点から言えば、大量採掘は取るべき道ではない。
また、一般的に用いられている骨壺においては、デザインが簡単な物が普及しており、表面に宗教性の文字や装飾が施されているものもあるものの、造形的に明らかに単調で、変化もまたは深い宗教的な意義も持っていない。
本考案では、上記異なる材質による効果を実現するとともに、その材質が玉石、水晶、宝石またはメノウなどの高級石材製ではないことから、消費者のためにコストおよび販売価格を大幅に低減し、しかも天然鉱石を大量に採掘することによる生態系環境の破壊もなく、故人の遺骨をしっかりと保存可能な蓮華花弁形の骨壺を提供する。
本考案の目的は、台座と、その底部が前記台座に接合されるとともに前記台座の上に配置され、上部に開口部が形成されており、遺骨類を保護する保護構造がその中に設けられている壺本体と、前記壺本体上端に配置されて前記壺本体の前記開口部を封止可能な蓋体とを備えた遺骨類の保護構造を備えた骨壺を提供するところにある。前記骨壺は、前記蓋体の外上端部の前記平坦上面上に設けられている宗教的信仰対象物をさらに備えている。前記遺骨類の保護構造を備えた骨壺は、故人の遺骨類を収容すべく前記壺本体内に配置されている保護構造をさらに備えている。
本考案の他の目的は、遺骨類を保護すべく骨壺内に設けられるに適した遺骨類の保護構造であって、前記遺骨類の保護構造の材質が耐衝撃、防湿、防火性または三者の組み合わせであり、前記材質としては、ケブラー、ケイ酸アルミニウム材料、セラミックファイバ、耐熱防火性断熱ウール、防火性断熱クロス、無機防火性材料、不燃性帆布、アルミ箔不燃性クロス、グラスファイバ、アルミ箔グラスファイバクロス、有機防火性材料、石綿防火性クロス、防火性合成樹脂材料、耐火性材料の組成からなる群の一つまたは組み合わせたものが含まれることを特徴とする。
前記骨壺の壺本体および蓋体はいずれも耐熱防火性の材質である。前記宗教的信仰対象物の材質は耐熱防火性である。そして火災時に故人の遺骨類が火災の災難に遭うことのないように、しかも空気中の湿気が侵入して遺骨類が損傷するのを防止できるように、前記保護構造の材質は耐熱防火、防湿性であるので、故人の遺骨類を保護して収容することについて、より完全の域に達することができる。また、前記保護構造の材質が可撓性を備えているので、地震の時に仮に骨壺が壊れてしまっても、前記保護構造は収められている故人の遺骨類を元の状態のままで安全に保護し、災難の後の再建時に親しい人の遺骨が判別できないということにまでは至らない。
さらには、前記宗教的信仰対象物を設けることで、故人が直接その庇護、加持、超度が得られて、あたかも永遠にその崇拝する信仰と安らかに永眠できる。例えば、前記宗教的信仰対象物が釈迦牟尼像であれば、故人は仏光を浴びて、仏に守られるとともに、西方極楽浄土に旅立つことになる。
また、前記骨壺の材質が玉石、水晶、宝石またはメノウなどの高級石材製ではなく、陶器、磁器または骨灰磁器などの比較的低価格で入手しやすい材料であるため、消費者のためにコストおよび販売価格を大幅に低減し、しかも天然鉱石を大量に採掘することによる生態系環境の破壊がなくとも、防湿、防火または耐震の効果が得られて、安全に保護し収容し、同時に数多くの効果が得られる。
図示するものは本考案の好ましい実施例であって、例示用に過ぎず、しかも本考案の範囲を限定するためのものではない。同じ構成要素の符号は同じ構成要素または構造に対応している。
本考案における実施例の立体図である。 本考案における好ましい実施例の立体図である。 本考案における好ましい実施例の正面概略図である。 本考案における保護構造の実施例の概略図である。
後述する詳細な内容は、本考案のその他特性および長所をより明確にするものである。しかしながら、本明細書中の詳細な記述および特性の実施例は本考案の好ましい実施例であったとしても、これは単に例示用に過ぎず、当業者であれば、本考案の技術的思想および範囲を逸脱することない各種変化および修正は、本明細書の詳細な記述により明白になるということは理解されるべきである。
上記した詳細部分および本考案のその他長所および目的が完全に理解されるべく、より詳細な記述は本考案中の特性の実施例により説明する。文中における明確な表現は本考案の各実施例を説明するためのみものである。記述するように、本考案にて詳述される特定の修正は本考案の範囲を特定するためのものではない。当業者でれば、本考案の技術的思想および範囲を逸脱することない各種均等の変化、変更および修正は、本考案における同等の実施例に含まれるものであると理解されるべきである。
本明細書中にて使用される専門用語は、たとえ本考案中である特定の実施例の詳述に用いられているとしても、最も広く合理的な方式で解釈されるべきである。
図1に示すように、本考案の好ましい実施例では、遺骨類の保護構造を備えた骨壺100を提供するものであって、台座110と、その底部が台座110に接合されるとともに台座110の上に配置され、上部に開口部122が形成されている壺本体120とを備えている。本考案の特徴の一つとしては、好ましい実施例において、骨壺100内側には、例えば軟質の袋(図4を参照されたい)が設けられており、これは骨壺100内側に対して被覆、分離配置、塗布、嵌め込みを採用することができる。保護構造150はまた軟質で密封可能な収容物として塑性可能であり、故人の遺骨類を収容すべく壺本体120内に配置されている。このうち保護構造150の材質は耐衝撃、防湿、防火または三者を組み合わせるものである。例えば、保護構造150の材質としては、ケブラー、ケイ酸アルミニウム材料、セラミックファイバ、耐熱防火性断熱ウール、防火性断熱クロス、無機防火性材料、不燃性帆布、アルミ箔不燃性クロス、グラスファイバ、アルミ箔グラスファイバクロス、有機防火性材料、石綿防火性クロス、防火性合成樹脂材料、耐火性材料またはその中の任意の組み合わせを含むことができるが、これに限定されるものではない。前記保護構造150の材質が火災時に故人の遺骨類が火災の災難に遭うことのないように、しかも空気中の湿気が侵入して遺骨類が損傷するのを防止できるように、前記保護構造の材質は耐熱防火、防湿性であるので、故人の遺骨類を保護して収容することについて、より完全の域に達することができる。また、前記保護構造150の材質が可撓性(flexibility)、可湾曲性を備えているので、地震の時に仮に骨壺100が壊れてしまっても、前記保護構造は収められている故人の遺骨類を元の状態のままで安全に保護し、災難の後の再建時に親しい人の遺骨が判別できないということにまでは至らない。
一実施例において、壺本体120の底部は外側に突出している複数枚の葉のデザイン124を備えており、壺本体120の外面は複数枚の立体の蓮華花弁126を備えている。そして蓋体130が壺本体120の上端に配置されるとともに壺本体120の開口部122を封止することができ、蓋体130の外面は複数枚の立体の蓮華花弁136を備えており、蓋体130の外上端部は平坦上面134を備えている。本考案における好ましい実施例において、前記蓮華花弁形の骨壺100は、蓋体130上端の平坦上面134上に設けられている宗教的信仰対象物140をさらに備えている。また、蓮華花弁形の骨壺100は、故人の遺骨類を収容すべく壺本体120内に配置されている袋150をさらに備えている。
本考案における好ましい実施例において、前記遺骨類の保護構造を備えた骨壺100の壺本体120および蓋体130はいずれも耐熱防火性の材質であって、例えば、壺本体120および/または蓋体130の材質としては、陶器、磁器、骨灰磁器、ガラス、瑠璃クリスタル、水晶ガラスまたはそのうちの組み合わせが含まれるが、これに限定されない。このうち前記陶器、磁器または骨灰磁器での作製方式としては、彩釉陶器、上釉陶器、釉下彩陶器、彩釉磁器、上釉磁器、釉下彩磁器、彩釉骨灰磁器、上釉骨灰磁器、釉下彩骨灰磁器またはこのうちの組み合わせが含まれる。そしてガラス、瑠璃クリスタルまたは水晶ガラス系の壺本体120および/または蓋体130は各種の色または彩色を選ぶことができる。また、壺本体120および/または蓋体130の作製方式としては、めっき、一部めっき、縁取り象嵌、七宝焼き(cloisonne)製法、エナメル(enamel)加工、装飾物の添加またはそのうちの組み合わせが含まれる。骨壺は故人の逝去後の住処となる場所であるので、生前の約束または家族親族が故人の好みに応じて、例えば特殊な材質を選んで、特注にて製作するなど決めることができる。さらには、壺本体120および/または蓋体130の材質がもし陶器、磁器または骨灰磁器である場合には、本考案における好ましい実施例において、内側、外側のいずれにも釉彩を施し、さらに高温での焼成により、吸水率を下げて、その防湿機能を確保することで、その中に収められる遺骨類は湿気により菌が生じて黒ずんだり、臭気を帯びたりすることがなく、永久に保存できるとともに、そしてその硬度も一定のレベル以上にまで達することになり、高硬度で、耐摩耗性、釉面に傷が生じにくく、永続的に光沢を保ち、しかも質密度を高めて、外部の湿気が壺本体120および/または蓋体130内に浸透することなく、遺骨類の変質を防止することができる。
もし蓮華花弁形の骨壺100の実施例である場合には、壺本体120の底部は外側に突出している複数枚の葉のデザイン124を備えており、壺本体120の外面は複数枚の立体の蓮華花弁126を備えており、壺本体120の外面は複数層の立体の蓮華花弁126をさらに備えている。このうち前記複数層における各層は複数枚の立体の蓮華花弁126を備えている。本考案における好ましい実施例において、複数枚の立体の蓮華花弁126は二層で各々九枚の立体の蓮華花弁126である。もし立体の蓮華花弁126が九枚である場合には、つまり「九品蓮台」を象徴し、その中に住まっている遺骨は悦びの中で浄土に安堵して置かれていることになり、成仏の意味を表すことになる。九枚の蓮華花弁で形成されている九品蓮台、九品往生は、故人が西方極楽浄土に旅立つことを祈願することを意味している。蓮華花弁形の骨壺100の蓋体130の外面にも複数枚の立体の蓮華花弁136を備えており、蓋体130は壺本体120の上端に配置されるとともに壺本体120の開口部122を封止することができる。このうち、さらに接着剤で蓋体130と壺本体120の開口部122とを封止することで、外部の湿気がその中に浸透することがなく、遺骨類保存の完全性および防湿効果を確保することができる。
骨壺100の台座110の形状としては、円形、楕円形、三角形、長方形、多角形または不規則な形状が含まれるが、これに限定されない。本考案における好ましい実施例において、前記多角形は九角形であって、「九品蓮台」に適合する意味を表し、その全体的な意義をより高めることができる。また、台座110の材質としては、陶器、磁器、骨灰磁器、ガラス、瑠璃クリスタル、水晶ガラス、岩石、玉石、水晶、メノウ、宝石類、金属または合金が含まれるが、これに限定されない。台座110の形状は故人が逝去後に住まう住処の基盤となるので、生前の約束または家族親族が故人の好みに応じて、例えば特殊な材質を選んで、特注にて製作するなど決めることができる。本考案における好ましい実施例において、台座110は、その上またはその中に設けられている磁石112を備えており、磁石112は、故人の諱、生前の事柄を記載するための、磁性または磁石を有する碑、牌、板または薄板状物を吸着するために用いられる。
また、故人の好みに応じて蓮華花弁形の骨壺100の台座110、壺本体120および/または蓋体130の表面上に文字、図案装飾、記号またはそのうちの組み合わせを施すことができる。施される文字、図案装飾または記号の表現方法としては、刻印、ペイント、書写、金型での成型またはそのうちの組み合わせが含まれる。
図2および図3を参照されたい。本考案の好ましい実施例は蓮華花弁形の骨壺100を提供するものであって、台座110と、その底部が台座110に接合されるとともに台座110の上に配置され、底部が外側に突出している複数枚の葉のデザイン124を備えており、外面が複数枚の立体の蓮華花弁126を備えており、上部に開口部122が形成されている壺本体120と、壺本体120上端に配置されるとともに壺本体120の開口部122を封止することができ、外面が複数枚の立体の蓮華花弁136を備えており、外上端部が平坦上面134を備えている蓋体130と、蓋体130上端の平坦上面134上に設けられている宗教的信仰対象物140と、をさらに具備している。
図2、図3および図4を参照されたい。本考案におけるさらに好ましい実施例は蓮華花弁形の骨壺100を提供するものであって、台座110と、その底部が台座110に接合されるとともに台座110の上に配置され、底部が外側に突出している複数枚の葉のデザイン124を備えており、外面が複数枚の立体の蓮華花弁126を備えており、上部に開口部122が形成されている壺本体120と、壺本体120の上端に配置されるとともに壺本体120の開口部122を封止することができ、外面が複数枚の立体の蓮華花弁136を備えており、外上端部が平坦上面134を備えている蓋体130と、蓋体130上端の平坦上面134上に設けられている宗教的信仰対象物140と、故人の遺骨類を収容すべく壺本体120内に配置されている例えば軟質の袋である保護構造150と、を具備している。このうち、蓋体130上端の平坦上面134は、その上またはその中に設けられている磁石112をさらに備えている。そして宗教的信仰対象物140は、宗教的信仰対象物140の底部と平坦上面134の上またはその中の磁石132に互いに吸着する磁石142を備えている。
前記宗教的信仰対象物140としては、釈迦牟尼像、三方仏像、阿弥陀仏像、西方三聖像、地蔵王菩薩像、十方三世一切諸仏菩薩像、仏像、神の像、仏祖像、マリア像、キリスト像、聖像、聖獣、吉祥物、経文碑またはそのうちの組み合わせを含むが、これに限定されない。これは故人を安らかな永眠に寄り添い、そして故人が逝去後に慕われ、庇護を受ける精神的な象徴であるので、生前の約束または家族親族が故人の宗教信仰の嗜好に応じて、例えば特殊象徴、信仰対象物または異なる組み合わせ、そして特注するなど決めることができる。また前記経文碑の経文としては、仏説阿弥陀経、般若心経、感無量寿仏経、往生呪、大悲呪、大明呪、円覚経、仏教、大蔵経、道徳経、南華経、道教経文、聖書、コーランまたはそのうちの組み合わせが含まれるが、これに限定されない。また各種経文は刻印、ペイント、書写または金型での成型の方式で前記各種宗教的信仰対象物140の表面に施される。本考案における好ましい実施例において、宗教的信仰対象物140は釈迦牟尼像144であって、しかも釈迦牟尼像144は蓮華座付きの鐘形カバー146内に設けられるとともに、蓮華座付きの鐘形カバー146の外面には六字大明呪(六字真言)が書込まれており、あたかも故人は仏光を浴びて、仏祖の庇護、加持、超度を受けて西方極楽浄土に旅立つとともに、その崇拝する信仰とともに安らかな永眠が得られることになる。また、前記宗教的信仰対象物140の材質が耐熱防火性であって、例えば宗教的信仰対象物140の材質としては、陶器、磁器、骨灰磁器、ガラス、瑠璃クリスタル、水晶ガラス、岩石、玉石、水晶、メノウ、宝石類、金属、合金またはそのうちの組み合わせが含まれるが、これに限定されず、特殊な材質を選び、特注にて製作することができる。
本考案の他の実施例において、遺骨類を保護すべく骨壺内に設けられるに適した遺骨類の保護構造150であって、前記遺骨類の保護構造150の材質が耐衝撃、防湿、防火性または三者の組み合わせであることを特徴とする。このうち、前記保護構造150は例えば軟質の袋(図4を参照されたい)といった密封体であって、被覆、分離配置、塗布、嵌め込みを採用して骨壺の内側に置くことができる。保護構造150は軟質で密封可能な収容部として塑性可能であって、故人の遺骨類を収容すべく壺本体内に配置されてもよい。例えば、保護構造150の材質としては、ケブラー、ケイ酸アルミニウム材料、セラミックファイバ、耐熱防火性断熱ウール、防火性断熱クロス、無機防火性材料、不燃性帆布、アルミ箔不燃性クロス、グラスファイバ、アルミ箔グラスファイバクロス、有機防火性材料、石綿防火性クロス、防火性合成樹脂材料、耐火性材料またはその組み合わせを含むことができるが、これに限定されない。前記保護構造150の材質が火災時に故人の遺骨類が火災の災難に遭うことのないように、しかも空気中の湿気が侵入して遺骨類が損傷するのを防止できるように、前記保護構造の材質は耐熱防火、防湿性であるので、故人の遺骨類を保護して収容することについて、より完全の域に達することができる。また、前記保護構造150の材質が可撓性(flexibility)、可湾曲性を備えているので、地震の時に仮に骨壺が壊れてしまっても、前記保護構造は収められている故人の遺骨類を元の状態のままで安全に保護し、災難の後の再建時に親しい人の遺骨が判別できないということにまでは至らない。
本考案が提供する蓮華花弁形の骨壺は優れた防湿、防火または耐震特性を備え、しかももし上釉、めっきまたはエナメルなどの工程を行った後には、アルカリ・酸、塩類、化学薬剤、油脂などに対して耐腐食性を持つとともに、その表面の光沢に色あせがなく、いつまでも新品同様の状態を保ち、様々な気候変化または空気汚染、酸性雨などの汚染物により浸食を受けて損傷するということはない。また、内装袋を設計するという配慮により、地震、天災などにより不幸にも骨壺が破損しても、袋は収められている故人の遺骨類を元の状態のままで安全に保護し、災難の後の再建時に親しい人の遺骨が判別できないということにまでは至らない。したがって本考案は優れた耐震性を実現し、かつ本考案における骨壺および蓋体の材質がいずれも高温焼成されており、両者はいずれも耐熱、不燃性の材料であるので、防火機能を十分に発揮して、遺骨類を収容する安全性を確保して、ひいては遺骨類保存についてより完全なものとすることができる。
また、本考案が提供する蓮華花弁形の設計、仏祖の加持・庇護といったものは、故人が六道輪廻から脱し、三界苦輪から解脱して、西方極楽浄土への旅立ちを祝福すること象徴している。
また、前記蓮華花弁形の骨壺の材質が前記骨壺の材質が玉石、水晶、宝石、またはメノウなどの高級石材製ではなく、その材質が陶器、磁器または骨灰磁器などの比較的低価格で入手しやすい材料であるため、消費者のためにコストおよび販売価格を大幅に低減し、しかも天然鉱石を大量に採掘することによる生態系環境の破壊がなくとも、防湿、防火または耐震の効果が得られて、安全に保護し収容し、同時に数多くの効果が得られる。
本考案は特定の実施例により上記のように説明したが、当業者にとっては、数々の修正および変化は本考案の技術的思想および範囲を逸脱せずとも実施可能である。したがって、本考案の範囲は別紙の「実用新案登録請求の範囲」のみにより制限されるか、またはこれに同等となる。
100 蓮華花弁形の骨壺
110 台座
112 磁石
120 壺本体120
122 開口部
124 葉のデザイン
126 立体の蓮華花弁
130 蓋体
132 磁石
134 平坦上面
136 立体の蓮華花弁
140 宗教的信仰対象物
142 磁石
144 釈迦牟尼像
146 蓮華座付きの鐘形カバー
150 保護構造

Claims (5)

  1. 台座と、
    前記台座に接合されるとともに前記台座の上に配置され、上部に開口部が形成されており、遺骨類を保護する保護構造がその中に設けられている壺本体と、
    前記壺本体上端に配置されて前記壺本体の前記開口部を封止可能な蓋体と、を備えたことを特徴とする遺骨類の保護構造を備えた骨壺。
  2. 前記蓋体の外上端部の平坦上面上に設けられている宗教的信仰対象物をさらに備えており、前記蓋体の外上端部の平坦上面はその上またはその中に設けられている磁石をさらに備えており、前記宗教的信仰対象物は、前記宗教的信仰対象物を前記蓋体の外上端部の平坦上面に配置するために、前記宗教的信仰対象物の底部と平坦上面の上またはその中の前記磁石に互いに吸着する磁石を備えており、
    前記宗教的信仰対象物の材質が防火性であって、
    前記宗教的信仰対象物の材質としては、陶器、磁器、骨灰磁器、ガラス、瑠璃クリスタル、水晶ガラス、岩石、玉石、水晶、メノウ、宝石類、金属、合金またはそのうちの組み合わせが含まれ、
    前記宗教的信仰対象物としては、釈迦牟尼像、三方仏像、阿弥陀仏像、西方三聖像、地蔵王菩薩像、十方三世一切諸仏菩薩像、仏像、神の像、仏祖像、マリア像、キリスト像、聖像、聖獣、吉祥物、経文碑またはそのうちの組み合わせを含み、また前記経文碑としては、仏説阿弥陀経、般若心経、感無量寿仏経、往生呪、大悲呪、大明呪、円覚経、仏教、大蔵経、道徳経、南華経、道教経文、聖書、コーランまたはそのうちの組み合わせが含まれることを特徴とする請求項1に記載の遺骨類の保護構造を備えた骨壺。
  3. 前記保護構造が軟質の密封体であって、前記保護構造の材質が耐衝撃、防湿、防火性または三者の組み合わせであり、その材質としては、ケブラー、ケイ酸アルミニウム材料、セラミックファイバ、耐熱防火性断熱ウール、防火性断熱クロス、無機防火性材料、不燃性帆布、アルミ箔不燃性クロス、グラスファイバ、アルミ箔グラスファイバクロス、有機防火性材料、石綿防火性クロス、防火性合成樹脂材料、耐火性材料またはその中の組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の遺骨類の保護構造を備えた骨壺。
  4. 前記壺本体および前記蓋体の材質が防火性であって、その材質としては、陶器、磁器、骨灰磁器、ガラス、瑠璃クリスタル、水晶ガラスまたはそのうちの組み合わせが含まれ、このうち前記陶器、磁器または骨灰磁器での作製方式としては、彩釉陶器、上釉陶器、釉下彩陶器、彩釉磁器、上釉磁器、釉下彩磁器、彩釉骨灰磁器、上釉骨灰磁器、釉下彩骨灰磁器またはこのうちの組み合わせが含まれ、しかも前記壺本体および前記蓋体の作製方式としては、めっき、一部めっき、縁取り象嵌、七宝焼き製法、エナメル加工、装飾物の添加またはそのうちの組み合わせが含まれ、かつ前記壺本体および前記蓋体においては接着剤で前記蓋体と前記壺本体の前記開口部を封止するものが含まれ、
    前記台座の材質としては、陶器、磁器、骨灰磁器、ガラス、瑠璃クリスタル、水晶ガラス、岩石、玉石、水晶、メノウ、宝石類、金属または合金が含まれ、前記台座の形状としては、円形、楕円形、三角形、長方形、多角形または不規則な形状が含まれ、前記多角形には九角形が含まれており、前記台座はその上またはその中に設けられている磁石を備えており、磁性または磁石を有する碑、牌、板または薄板状物を吸着するために用いられ、
    前記台座、前記壺本体および/または前記蓋体の表面上に文字、図案装飾、記号またはそのうちの組み合わせを施すものであり、このうち前記台座、前記壺本体および/または前記蓋体に施される文字、図案装飾または記号の表現方法としては、刻印、ペイント、書写、金型での成型またはそのうちの組み合わせが含まれ、また前記底部は外側に突出している複数枚の葉のデザインを備えており、前記壺本体および前記蓋体の外面は複数枚の立体の蓮華花弁を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遺骨類の保護構造を備えた骨壺。
  5. 遺骨類を保護すべく骨壺内に設けられるに適した遺骨類の保護構造であって、前記遺骨類の保護構造の材質が耐衝撃、防湿、防火性または三者の組み合わせであり、前記材質としては、ケブラー、ケイ酸アルミニウム材料、セラミックファイバ、耐熱防火性断熱ウール、防火性断熱クロス、無機防火性材料、不燃性帆布、アルミ箔不燃性クロス、グラスファイバ、アルミ箔グラスファイバクロス、有機防火性材料、石綿防火性クロス、防火性合成樹脂材料、耐火性材料の組成からなる群の一つまたは組み合わせたものが含まれることを特徴とする遺骨類の保護構造。
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