JP3161468U - 無縫製衣服 - Google Patents

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達哉 小林
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Abstract

【課題】複数の熱可塑性繊維から成る無縫製衣服であって、衣服の度重なる洗濯等によっても、無縫製生地が衣服生地より剥がれることのない無縫製衣服を提供する。【解決手段】複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、無縫製衣服は、衣服生地と無縫製生地から構成され、前記衣服生地の裏面におけるカット形3によるカット孔1a及び接着剤の塗布部外形2a間の面に塗布される塗布部と、前記無縫製生地の表面における接着剤の塗布部内形5b及び前記塗布部2aより大きいカット形6間の面に塗布される塗布部の前記塗布部同士を重合させ、前記無縫製生地にて前記カット孔1aを覆設し、前記塗布部外形2aの外側に前記カット形6を定置して接合されたことを特徴とする無縫製衣服。【選択図】図5

Description

本考案は、複数の熱可塑性繊維から成る衣服生地の接合縁部相互を接合する無縫製衣服に関するものである。
従来から、糸や針を用いず、無縫製で製造されるいわゆる無縫製衣服として複数の熱可塑性繊維からなる衣服構成生地の接合縁部相互を接合して成る無縫製衣服において、衣服構成生地を編地若しくは伸縮性生地とし、二枚の衣服構成生地の接合縁部相互が仮止めで連結されるとともに、前記二枚の衣服構成生地の接合縁部相互が対向し、二枚の衣服構成生地の裏面に亘って補強用熱接着テープが溶解固化した接合構成を有したものが公知である。(例えば、特許文献1参照)
特開2006−002326号公報
特許文献1に係る無縫製衣服は、着用者の動きの大きいスポーツウェア等の用途に適した化学繊維の編地や伸縮性生地、或いは天然繊維であっても平滑な接合面を形成して接合でき、更には製造工程において生地端部相互を予め揃える必要がなく、そして、接合部近傍に接合部が潰れたときに形成される体裁の悪い継ぎ目模様や生地に不規則な凹凸が形成されることがなく、極めて平滑で、高品質で、美しい接合部を備え、製造容易且つ低コストで、着心地のよい無縫製衣服として優れたものであるが、一方で、以下のような改良点を有するものである。
特許文献1に係る実施例3においては、ホットメルト接着剤S20の大きさを、メッシュ生地片M2の大きさよりも大きくすることによって、溶着後にメッシュ生地片M2の縁部が衣服構成生地Aから剥離しないものとしているが、衣服の度重なる洗濯等によって、前記メッシュ生地片M2の大きさより大きくした前記ホットメルト接着剤S20部分が弱くなり、徐々に衣服構成生地Aが剥離するようなことが懸念される。
そこで、本考案はこのような問題点を解決するものであって、複数の熱可塑性繊維から成る衣服生地の接合縁部相互を接合される無縫製衣服であって、無縫製生地の大きさよりも接着剤の大きさを大きくすることなく衣服に取り付け、衣服の度重なる洗濯等によっても、無縫製生地が衣服生地より剥がれることのない無縫製衣服を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本考案の請求項1に記載の考案の無縫製衣服は、複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、無縫製衣服は、衣服生地と無縫製生地から構成され、前記衣服生地の裏面におけるカット形3によるカット孔1a及び接着剤の塗布部外形2a間の面に塗布される塗布部2と、前記無縫製生地の表面における接着剤の塗布部内形5b及び前記塗布部2aより大きいカット形6間の面に塗布される塗布部5の前記塗布部同士を重合させ、前記無縫製生地にて前記カット孔1aを覆設し、前記塗布部外形2aの外側に前記カット形6を定置して接合されたことを特徴とするものである。
また、本考案の請求項2に記載の考案の無縫製衣服は、請求項1記載の無縫製衣服において、前記衣服生地の裏面における前記カット形3による前記カット孔1a及び接着剤の前記塗布部外形2aと、前記無縫製生地の表面における接着剤の前記塗布部内形5b及び前記塗布部2aより大きい前記カット形6を夫々略相似形状として、相互の形状が対応するよう定置して、加熱溶着手段により接合されたことを特徴とするものである。
また、本考案の請求項3に記載の考案の無縫製衣服は、請求項1又は請求項2記載の無縫製衣服において、前記無縫製生地の前記カット形6と前記衣服生地の前記塗布部外形2aとの間隔である外部間隔7を等配にし、前記衣服生地の前記塗布部外形2aと前記無縫製衣服の前記塗布部内形5bとの間隔である中央部間隔8を等配にし、前記無縫製生地の前記塗布部内形5bと前記衣服生地の前記カット孔1aとの間隔である内部間隔9を等配にして、加熱溶着手段により接合されたことを特徴とするものである。
また、本考案の請求項4に記載の考案の無縫製衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無縫製衣服において、前記無縫製生地の前記カット形3及び6の縁部に軟質系材を覆設したことを特徴とするものである。
(作用)
請求項1記載の無縫製衣服に係る考案では、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されている。
請求項2記載の無縫製衣服に係る考案では、夫々略相似形状として、相互の形状が対応するよう定置させてあり、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されている。
請求項3記載の無縫製衣服に係る考案では、夫々略相似形状として、相互の形状が対応するよう定置し、且つ、相互の形状の間隔は等配しており、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されている。
請求項4記載の無縫製衣服に係る考案では、夫々略相似形状として、相互の形状が対応するよう定置し、且つ、相互の形状の間隔は等配しており、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、更に無縫製生地の縁部は軟質系材によって覆設され、加熱溶着手段により接合されている。
請求項1の考案によれば、複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されており、衣服の度重なる洗濯等によっても、塗布された接着剤部から弱くなり、無縫製生地が衣服生地より剥がれることはなくなる。
また、接着剤部が無縫製生地よりはみ出すことがない為、生地による肌触りのみとなり、スポーツウェア等の素肌で着装する場合における着装感も向上する。
請求項2の考案によれば、複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されており、衣服の度重なる洗濯等によっても、塗布された接着剤部から弱くなり、無縫製生地が衣服生地より剥がれることはなくなる。
また、接着剤部が無縫製生地よりはみ出すことがない為、生地による肌触りのみとなり、スポーツウェア等の素肌で着装する場合における着装感も向上する。
また、衣服生地の塗布部外形、衣服生地のカット形、切り取られた側の無縫製生地のカット形及び塗布部内形が夫々略相似形状からなり、相互の形状が対応するよう定置させてある為、生地及び接着剤部等のコスト削減にもつながる。
請求項3の考案によれば、複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されており、衣服の度重なる洗濯等によっても、塗布された接着剤部から弱くなり、無縫製生地が衣服生地より剥がれることはなくなる。
また、接着剤部が無縫製生地よりはみ出すことがない為、生地による肌触りのみとなり、スポーツウェア等の素肌で着装する場合における着装感も向上する。
また、衣服生地の塗布部外形、衣服生地のカット形、切り取られた側の無縫製生地のカット形及び塗布部内形が夫々略相似形状からなり、相互の形状が対応するよう定置させてある為、生地及び接着剤部等のコスト削減にもつながる。
また、前記衣服生地及び前記無縫製における各部間隔を等配としていることから、接合における生地全体の接合強度は均一に保たれることで、更に無縫製生地は衣服生地から剥がれにくくなる。
請求項4の考案によれば、複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、衣服生地に塗布部外形を有するように塗布された接着剤部は、無縫製生地からはみ出すことのない状態で無縫製生地によって覆設され、加熱溶着手段により接合されており、衣服の度重なる洗濯等によっても、塗布された接着剤部から弱くなり、無縫製生地が衣服生地より剥がれることはなくなる。
また、接着剤部が無縫製生地よりはみ出すことがない為、生地による肌触りのみとなり、スポーツウェア等の素肌で着装する場合における着装感も向上する。
また、衣服生地の塗布部外形、衣服生地のカット形、切り取られた側の無縫製生地のカット形及び塗布部内形が夫々略相似形状からなり、相互の形状が対応するよう定置させてある為、生地及び接着剤部等のコスト削減にもつながる。
また、前記衣服生地及び前記無縫製における各部間隔を等配としていることから、接合における生地全体の接合強度は均一に保たれることで、更に無縫製生地は衣服生地から剥がれにくくなる。
更に、軟質系材を覆設することで、前記無縫製生地の縁部は補強される。また、軟質系材は薄いもので、ごわつくことはなく、無縫製衣服の着装感も損なわれることはない。
従来の無縫製手段における衣服構成生地の裏面図である。 本考案の実施例における衣服生地裏側におけるホットメルト接着剤塗布後の(a)カット形による裁断前裏面図、及び(b)カット形による裁断後裏面図である。 本考案の実施例におけるメッシュ生地表側におけるホットメルト接着剤塗布後の(a)カット形による裁断前表面図、及び(b)カット形による裁断後のメッシュ面表面図である。 本考案の実施例における衣服生地及びメッシュ面の(a)定置前斜視図、及び(b)定置後斜視図である。 本考案の実施例における衣服生地及びメッシュ面の(a)定置後表面図、及び(b)定置後側面A―A断面図である。 本考案を実施した無縫製衣服表面図である。 本考案の実施例における衣服生地及びメッシュ面の縁に剥離防止シートの(a)定置後表面図、及び(b)定置後側面B―B断面図である。 本考案の実施例における衣服生地及びメッシュ面における別箇所の縁に剥離防止シートの(a)定置後表面図、及び(b)定置後側面C―C断面図である。 本考案の実施例における衣服生地及びスライドファスナーの(a)定置前裏面図、及び(b)定置後裏面図である。 本考案の実施例における衣服生地及びスライドファスナーの(a)剥離防止シート覆設後表面図、及び(b)剥離防止シート覆設後D―D断面図である。
本考案の実施例における無縫製衣服及び無縫製衣服の製造方法について図2乃至図5に基づいて説明する。本実施例における前記無縫製衣服は、衣服生地1と無縫製生地4であるメッシュ生地4aからなるものである。図2(a)に示すように、前記衣服生地1の裏側の無縫製を施したい所定の箇所にスクリーンプリント、捺染プリントの手段を用いて、ホットメルト接着剤を塗布する。このとき、前記衣服生地1の裏側に塗布されたホットメルト接着剤塗布部2は、塗布部外形2a及び塗布部内形2bを有するように塗布される。また、前記塗布部内形2bを有することなく、前記衣服生地1の裏側の前記塗布部外形2a内の全面に塗布することも可能であるが、後に、カット形3により裁断される為、前記塗布部内形2bを設ける方がコスト削減等に直結し、望ましい。このとき、前記カット形3は、前記塗布部内形2bより大きく、前記塗布部外形2aより小さければよい。また、前記カット形3は、前記塗布部内形2bより大きければよいが、前記塗布部内形2bの近傍に設けることで、前記ホットメルト接着剤塗布部2が増し、効率も良い。また、前記塗布部外形2a、前記塗布部内形2b及び前記カット形3は、略相似形状にすることがコスト削減に直結し、望ましい。
前記衣服生地1が前記カット形3により裁断される際には、前記カット形3にほつれが生じないよう、レーザー及び超音波等で溶断される。
前記衣服生地1が前記カット形3により裁断されると、図2(b)に示すように、切り残された側の前記衣服生地1は、前記カット形3と前記塗布部外形2aを有する前記ホットメルト接着剤塗布部2とカット孔1aを有することになる。
前記メッシュ生地4a表側にも、図3(a)に示すように、スクリーンプリント、捺染プリントの手段を用いて、無縫製を施したい形状に合わせて、ホットメルト接着剤を塗布する。この手法により、本願考案においては、他の接着剤を塗布する方法よりも迅速且つ効率的に衣服生地に塗布することができる。このとき、前記メッシュ生地4aの表側に塗布されたホットメルト接着剤塗布部5は、塗布部外形5a及び塗布部内形5bを有するように塗布される。カット形6は、前記塗布部内形5bより大きく、前記塗布部外形5aより小さければよい。また、前記カット形6は、前記塗布部外形5aより小さければよいが、前記塗布部外形5aの近傍に設けることで、前記ホットメルト接着剤塗布部5が増し、効率も良い。また、前記塗布部外形5a、前記塗布部内形5b及び前記カット形6は、略相似形状にすることがコスト削減に直結し、望ましい。また、前記塗布部外形2a、前記塗布部内形2b及び前記カット形3の形状とも略相似形状にすることがコスト削減に直結し、望ましい。このとき、前記衣服生地1の前記カット形3よりも前記塗布部内形5bを大きく設け、前記衣服生地1の前記塗布部外形2aよりも前記カット形6を大きく設けるようにする。このとき、前記塗布部内形5bは、前記カット形3より大きく設けるが、前記塗布部外形2aより大きく設けないことが望ましい。
前記メッシュ生地4aが前記カット形6により裁断される際には、前記カット形6にほつれが生じないよう、レーザー及び超音波等で溶断される。
前記メッシュ生地4aが前記カット形6により裁断されると、図3(b)に示すように、切り取られた側の前記メッシュ生地4aは、前記カット形6と前記塗布部内形5bを有する前記ホットメルト接着剤塗布部5とメッシュ面4bを有することになる。
このようにして形成される前記衣服生地1と前記メッシュ面4bは、図4及び図5に示すように接合される。
まず、図4(a)に示すように、前記メッシュ面4bに係る前記ホットメルト接着剤塗布部5が前記衣服生地1に係る前記ホットメルト接着剤塗布部2と対向するように位置させ、前記メッシュ面4bと前記ホットメルト接着剤塗布部2の相互の形状を対応させた後、図4(b)に示すように、前記メッシュ面4bにて、前記衣服生地1の前記カット孔1aを覆設させる。このとき、図5(a)及び(b)に示すように、前記メッシュ面4bの前記ホットメルト接着剤塗布部5における前記塗布部内形5bを、前記衣服生地1に係る前記ホットメルト接着剤塗布部2の部分に定置させ、前記メッシュ面4bにおける前記カット形6を、前記衣服生地1の前記ホットメルト接着剤塗布部2における前記塗布部外形2aの外側部分に定置させる。また、図5(a)に示すように、前記カット形6と前記塗布部外形2aとの間隔である外部間隔7を等配にさせ、前記塗布部外形2aと前記塗布部内形5bとの間隔である中央部間隔8を等配にさせ、前記塗布部内形5bと前記カット形3との間隔である内部間隔9を等配にさせることが望ましい。このようにして、前記メッシュ面4bを位置することで、前記衣服生地1に係る前記ホットメルト接着剤塗布部2は、前記メッシュ面4bの前記カット形6よりはみ出すことはない。
このようにして、前記衣服生地1の裏側に定置された前記メッシュ4bは、前記衣服生地1及び前記メッシュ面4bに対する負荷の小さい加熱溶着手段であるシームプレス、熱圧着プレス、又はアイロンによるいずれかの加熱溶着手段を用いて、前記ホットメルト接着剤塗布部2及び前記ホットメルト接着剤塗布部5を溶解固化させることにより、前記生地1及び前記メッシュ面4bは接合される。
本実施例によれば、複数の熱可塑性繊維から成るレーザー又は超音波で溶断された衣服生地の接合縁部相互をシームプレス、熱圧着プレス、又はアイロンによるいずれかの加熱溶着手段により接合する無縫製衣服において、前記メッシュ面4bの前記ホットメルト接着剤塗布部5における前記塗布部内形5bを、前記衣服生地1に係る前記ホットメルト接着剤塗布部2の部分に定置させ、前記メッシュ面4bにおける前記カット形6を、前記衣服生地1の前記ホットメルト接着剤塗布部2における前記塗布部外形2aの外側部分に定置させた後、前記カット形6と前記塗布部外形2aとの間隔である外部間隔7を等配にさせ、前記塗布部外形2aと前記塗布部内形5bとの間隔である中央部間隔8を等配にさせ、前記塗布部内形5bと前記カット形3との間隔である内部間隔9を等配にさせ、前記衣服生地1に係る前記ホットメルト接着剤塗布部2は、前記メッシュ面4bの前記カット形6よりはみ出すことなく、前記メッシュ面4bは前記衣服生地1の裏側に接合される。これにより、衣服の度重なる洗濯等によっても、はみ出したホットメルト接着剤部分より弱くなることもなく、前記メッシュ面4bは前記衣服生地1より剥離することはなくなる。
また、前記衣服生地1の前記塗布部外形2a、前記衣服生地1の前記カット形3、切り取られた側の前記メッシュ生地4aの前記カット形6及び前記塗布部内形5bが夫々略相似形状からなり、相互の形状が対応するように接合されていることから、生地及びホットメルト接着剤等のコスト削減にもつながる。
また、前記衣服生地1及び前記メッシュ面4bにおける各部間隔を等配としていることから、接合における生地全体の接合強度は均一に保たれる。
また、ホットメルト接着剤部が前記メッシュ面4bよりはみ出すことがない為、生地による肌触りのみとなり、スポーツウェア等の素肌で着装する場合における着装感も向上する。
図6は、本考案を実施した無縫製衣服の一例であるが、無縫製による箇所は上記実施例のように直線部分に限られず、図6に示すように曲線部分にも採用することができるものである。また、無縫製による形状は制限されるものではない。
また、無縫製生地4は前記メッシュ生地4における上記実施例には限られず、無縫製に係る製造方法は生地全般に採用することができるものである。
これにより、縫製手段を有した衣服よりも、生産コストを削減することができる。
本願考案により衣服の度重なる洗濯等によっても、前記メッシュ面4bは前記衣服生地1より剥離することはなくなるものであるが、図7(a)、(b)に示すように、前記メッシュ面4bの前記カット形3の縁及び前記カット形6の縁に剥離防止シート10を覆設することで、さらに補強することができる。前記剥離防止シート10は、離けい紙及びフィルムのり面(図示しない)の二層から構成されており、前記剥離防止シート10から前記離けい紙を剥がして、前記メッシュ面4bに覆設され、熱プレス手段を用いて接合される。また、前記剥離防止シート10の前記フィルムのり面の色彩においては、特に限定するものではなく、前記衣服生地1の裏側ではあるが、色彩のデザインに応じて適宜変色することができる。
このとき、前記剥離防止シート10の剥離防止シート外形10a、10c及び剥離防止シート内形10b、10dは、前記カット形3及び6等における形状と略相似形状とすることが好ましい。前記剥離防止シート外形10aは前記カット形3より大きく設けられて、前記剥離防止シート内形10bは前記カット形3より小さく、前記衣服生地1の前記カット形3の近傍に設けられ、前記メッシュ面4bに覆設される。このとき、前記剥離防止シート10における前記剥離防止シート外形10aと前記剥離防止シート内形10bの幅の中心が前記カット形3に沿うようにすることが望ましい。
また、前記剥離防止シート外形10cは前記カット形6より大きく設けられて、前記剥離防止シート内形10dは前記カット形6より小さく、前記衣服生地1の前記塗布部外形2aより大きく設けられ、前記メッシュ面4bに覆設される。このとき、前記剥離防止シート10における前記剥離防止シート外形10cと前記剥離防止シート内形10dの幅の中心が前記カット形6に沿うようにすることが望ましい。
これによって、前記剥離防止シート10は前記カット形3及び6に対して均等に覆設され、縁部は更に補強される。
また、前記剥離防止シート10前記フィルムのり面は薄い軟質系材から構成されている為、ごわつくことはなく、無縫製衣服の着装感も損なわれることはない。
前記メッシュ面4bにおける縁部の補強は、図8(a)、(b)に示すように、上記と同様にして、図6に示した本考案を実施した無縫製衣服における無縫製の直線部にも用いることができる。
また、前記無縫製生地4である前記メッシュ面4bをスライドファスナー12に置き換えて、次のような箇所に使用することもできる。図9乃至図10に基づいて説明する。本実施例における別仕様の前記無縫製衣服は、スライドファスナーを有する衣服に関するもので、衣服生地1及びスライドファスナー12からなるものである。図9(a)に示すように、前記衣服生地1には、前記スライドファスナー12のエレメント部12aの幅及び長さよりも大きくカットされたカット形11が設けられている。図9(b)に示すように、前記衣服生地1の裏側と前記スライドファスナー12に係るスライダー部12bの引手(図示しない)を有する面を重合させる。このとき、前記エレメント部12aは前記カット形11の短手方向の中央部に定置させる。これにより、前記スライドファスナー12は、前記衣服生地1における前記カット形11に対して均等に配置される。この後、上述と同様の加熱溶着手段で仮止めされる。このとき、前記スライドファスナー12のテープ部12cにはあらかじめ接着剤が含浸されており、前記衣服生地1及び前記スライドファスナー12にホットメルト接着剤等を塗布しなくてもよい。このようにして、あらかじめ接着剤が含浸されている為、前記スライドファスナー12からはみ出すことはない。
また、前記スライドファスナー12の前記テープ部12cには、全面に亘り接着剤が含浸されている為、前記衣服生地1より剥離することはないが、本実施例の別仕様においては、前記スライドファスナー12の繰り返しの開閉等によって、度重なる多くの負荷がかかり、剥離してしまうことも懸念される。そこで、防止策として、図10(a)及び(b)に示すように、更に、前記スライドファスナー12の上から剥離防止シート10を覆設することで、前記スライドファスナー12の前記テープ部12cの縁を補強することができる。
前記剥離防止シート10は、離けい紙及びフィルムのり面(図示しない)の二層から構成されており、前記離けい紙を剥がして前記スライドファスナー12に覆設され、熱プレス手段を用いて接合される。前記剥離防止シート10の前記フィルムのり面の色彩においては、特に限定するものではなく、前記衣服生地1の裏側ではあるが、色彩のデザインに応じて適宜変色することができる。
このとき、前記剥離防止シート10の剥離防止シート外形10a及び剥離防止シート内形10bは、前記テープ部12cにおける縁の形状と略相似形状とすることが好ましい。前記剥離防止シート外形10aは、前記テープ部12cにおける縁より大きく設け、前記剥離防止シート内形10bは、前記テープ部12cにおける縁より小さく設けられて、前記スライドファスナー12に覆設される。これによって、前記テープ部12cの縁は更に補強される。
また、前記剥離防止シート10前記フィルムのり面は薄い軟質系材から構成されている為、ごわつくことはなく、無縫製衣服の着装感も損なわれることはない。
本実施例の別仕様のように、スライドファスナーの繰り返しの開閉等によって、度重なる多くの負荷に対しても十分な強度を備えることができる。
また、本実施例には接着剤として、ホットメルト接着剤を使用したが、ウレタン樹脂溶剤系接着剤及びエーテル系を主成分とする接着剤等の有機系接着剤又は無機系接着剤を使用することもできる。
A 衣服構成生地
M2 メッシュ生地片
S20 ホットメルト接着剤
1 衣服生地
1a カット孔
2 ホットメルト接着剤塗布部
2a 塗布部外形
2b 塗布部内形
3 カット形
4 無縫製生地
4a メッシュ生地
4b メッシュ面
5 ホットメルト接着剤塗布部
5a 塗布部外形
5b 塗布部内形
6 カット形
7 外部間隔
8 中央部間隔
9 内部間隔
10 剥離防止シート
10a 剥離防止シート外形
10b 剥離防止シート内形
10c 剥離防止シート外形
10d 剥離防止シート内形
11 カット形
12 スライドファスナー
12a エレメント部
12b スライダー部
12c テープ部

Claims (4)

  1. 複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、
    無縫製衣服は、衣服生地と無縫製生地から構成され、
    前記衣服生地の裏面におけるカット形(3)によるカット孔(1a)及び接着剤の塗布部外形(2a)間の面に塗布される塗布部(2)と、
    前記無縫製生地の表面における接着剤の塗布部内形(5b)及び前記塗布部(2a)より大きいカット形(6)間の面に塗布される塗布部(5)の前記塗布部同士を重合させ、
    前記無縫製生地にて前記カット孔(1a)を覆設し、前記塗布部外形(2a)の外側に前記カット形(6)を定置して接合されたことを特徴とする無縫製衣服。
  2. 複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、
    前記衣服生地の裏面における前記カット形(3)による前記カット孔(1a)及び接着剤の前記塗布部外形(2a)と、
    前記無縫製生地の表面における接着剤の前記塗布部内形(5b)及び前記塗布部(2a)より大きい前記カット形(6)を夫々略相似形状として、
    相互の形状が対応するよう定置して、
    加熱溶着手段により接合されたことを特徴とする請求項1に記載の無縫製衣服。
  3. 複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、
    前記無縫製生地の前記カット形(6)と前記衣服生地の前記塗布部外形(2a)との間隔である外部間隔(7)を等配にし、
    前記衣服生地の前記塗布部外形(2a)と前記無縫製衣服の前記塗布部内形(5b)との間隔である中央部間隔(8)を等配にし、
    前記無縫製生地の前記塗布部内形(5b)と前記衣服生地の前記カット形(3)との間隔である内部間隔(9)を等配にして、
    加熱溶着手段により接合されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無縫製衣服。
  4. 複数の衣服生地における接合縁部相互が、接着剤を用いた加熱溶着手段により接合される無縫製衣服において、
    前記無縫製生地の前記カット形(3)及び(6)の縁部に軟質系材を覆設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無縫製衣服。
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