JP3160522B2 - 染毛剤の塗布用具 - Google Patents

染毛剤の塗布用具

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JP3160522B2
JP3160522B2 JP04540196A JP4540196A JP3160522B2 JP 3160522 B2 JP3160522 B2 JP 3160522B2 JP 04540196 A JP04540196 A JP 04540196A JP 4540196 A JP4540196 A JP 4540196A JP 3160522 B2 JP3160522 B2 JP 3160522B2
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克人 加藤
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ホーユー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛剤の塗布用具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器に収納された染毛剤を、容器
と一体となった櫛歯で毛髪に塗布する塗布用具として、
櫛歯部材内に収納されたスポンジ体から滲み出させるよ
うにして櫛歯に染毛剤を供給する特開平4−61803
号に示されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
塗布用具は、スポンジ体に滲み込んだ染毛剤を滲み出さ
せるので、染毛剤の吐出量が不均一となったり、染毛剤
がスポンジ体で固まって目詰まりが起こり易かった。
【0004】また、スポンジ体では櫛歯側から容器内へ
の空気の供給が少なく、容器を押圧して、染毛剤を簡単
に吐出させるために、空気孔等のエアバック機構が必要
となることもあった。特に、空気に触れて固まり易い粘
性の大きい染毛剤の場合には、エアバック機構が重要と
なっていた。
【0005】さらに、スポンジ体のような軟質材は、櫛
歯部材に収納する手間がかかり、組立工程に時間と経費
がかかっていた。そこで、本発明は上記の課題を解決す
ることを目的とし、染毛剤の吐出量が均一で、目詰まり
がしずらく、しかもエアバック機構も不要で、組立工程
が簡単な染毛剤の塗布用具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を解決すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として、櫛体に
収納され、染毛剤を櫛歯に沿って滲み出させる滲出部材
を、両面に複数の山部と谷部とが交互に櫛歯に沿って伸
びるようにした整流板とし、この整流板を櫛体に着脱可
能な構成とした。
【0007】そして、整流板を収納する収納部を櫛体に
設け、容器の吐出口には、この収納部を受け入れるよう
に、外に向かって開口したガイド孔を設け、ガイド孔に
収納部を嵌合させるようにした。この時、ガイド孔内に
リブを設け、収納部内にリブを受け入れる切り込みを設
け、このリブと切り込みを合わせて、押圧すれば、整流
板を収納部内に簡単に押し込むことができるように構成
した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1乃至図10は、本発明の実
施例を示すものであり、図1は染毛剤の塗布用具の正面
図、図2(a)は染毛剤の塗布用具の平面図、同(b)
は、その底面図、図3は染毛剤の塗布用具の左側面図、
図4は染毛剤の塗布用具の右側面図、図5は染毛剤の塗
布用具の断面図、図6は容器の正面図、図7(a)は吐
出体の左側面図、同(b)は、その正面図、図8(a)
は櫛体の拡大平面図、同(b)は、櫛体の拡大正面図、
同(c)は、櫛体の拡大底面図、図9(a)は櫛体の拡
大左側面図、同(b)は、図8(b)のA−A断面図、
同(c)は、図8(b)のB−B断面図、図10(a)
は整流板の拡大平面図、同(b)は、整流板の拡大正面
図、同(c)は、整流板の拡大底面図、同(d)は、整
流板の拡大左側面図、同(e)は、図10(b)のC−
C断面図である。
【0009】尚、染毛剤の塗布用具の背面図は、図1の
正面図と対称に表れるものである。染毛剤の塗布用具1
は、染毛剤が収納される筒状の容器10と、容器10に
係合し、染毛剤が流れ出る吐出通路を備えた吐出部材2
0と、吐出部材20に取り付けられる櫛体40とで構成
される。
【0010】容器10は、押圧によって染毛剤を押し出
せるように弾性変形可能な材質、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン等の合成樹脂で形成されている。また、
容器10は、手で握り易い筒状で、外周には長円状にく
ぼんだ凹部11を複数本設け、滑り止めとしている。容
器10の上方には、図6に示すように、染毛剤を押し出
せるよう開口した口部12を備え、この口部12は、容
器10より径が細く、直線状とした頸部13に螺条14
が形成されている。
【0011】この容器10に係合する吐出部材20は、
図1に示すように、合成樹脂製の中間体22と吐出体2
5とから構成される。中間体22は、図5に示すよう
に、内部が中空で、前記容器10の螺条14に螺合する
螺溝23を内部下方に、後述する吐出体25の環状突起
26に係合する環状溝24を内部上方にそれぞれ設け、
容器10と吐出体25にそれぞれ係合している。
【0012】中間体22に係合する吐出体25は、下方
に前記中間体22の環状溝24に係合する環状突起26
を設け、中間体22と係合可能に構成されている。吐出
体25の内部は、中空に形成され、前記中間体22の内
部と連通し、容器10内の染毛剤が流れ出る吐出通路2
7とされている。吐出通路の終端には、図7に示すよう
に、吐出通路27の断面積よりも絞って、染毛剤の抵抗
を増し、染毛剤を均一に吐出させるため、スリット状に
開口された吐出口28が設けられている。この吐出口2
8の外側には、吐出口28に連接し、外に向かって開口
したガイド孔29が設けられ、ガイド孔29のまわり
に、外に向かって伸ばした外枠30が設けられている。
また、ガイド孔29の中間には、染毛剤を均等に振り分
けると共に、後述する櫛体40の収納部42に設けられ
た切り込み55に受け入れられるリブ31が設けられて
いる。
【0013】この吐出体25は、腕を自然に曲げた際、
頭の方を向くよう容器10に対して傾斜した角度に形成
されている。尚、本実施例では、吐出部材20を中間体
22と吐出体25の係合したものとしたが、中間体22
と吐出部材25が一体成型されたものでもよい。
【0014】櫛体40は、合成樹脂製で、図8に示すよ
うに、毛髪を梳く櫛歯41が設けられ、櫛歯41の他端
には、前記ガイド孔29より若干小さい断面を有し、ガ
イド孔29に挿入可能な収納部42が備えられている。
この収納部42の内部は中空で、ガイド孔29に挿入さ
れた際、ガイド孔29と連通する。また、収納部42の
一部には、前記吐出体25のリブ31を受け入れ可能な
深さを有する切り込み55が設けられている。収納部4
2の外側には、櫛歯41から伸びた係合部44が設けら
れ、この係合部44が前記吐出体25の外枠30と係合
するように構成されている。
【0015】櫛体40の収納部42内には、図1、図5
に示すように、吐出口28から吐出される染毛剤を櫛歯
40に沿って滲み出させる滲出部材としての合成樹脂製
の整流板50が収納されている。整流板50は、収納部
42と着脱可能で、収納部42に押し込むかたちで収納
されている。
【0016】この整流板50は、収納部42の長さより
若干短く構成され、図10に示すように、両端に位置決
め用の突起51が備えられた板状の形状から成る。そし
て、両面に複数の山部52と谷部53が交互に設けら
れ、この山部52と谷部53が櫛歯41に沿って伸びる
ような方向に収納されている。この際、整流板50の山
部52は、頂点で収納部42の内壁面に当接し、谷部5
3と収納部42の内壁面の間が前記ガイド孔29と連通
する。
【0017】このような染毛剤の塗布用具1を組み立て
るには、染毛剤が収納された容器10の頸部13に設け
られた螺条14と、中間体22の螺溝23を螺合させ、
さらに中間体22の環状溝24と吐出体25の環状突起
26を係合させる。尚、中間体22と吐出体25は嵌合
してもよい。また、櫛体40の収納部42に整流板50
を嵌め、この状態で吐出体25のリブ31と収納部42
の切り込み55を嵌め、整流板50を押し込み、係合部
44と外枠30とを係合させる。この時、整流板50は
合成樹脂製の硬質材で、前記のようにリブ31と切り込
み55によって、簡単に収納部42内に押し込むことが
できる。逆に、取り外しの際には、前記の逆の操作をす
ればよい。
【0018】染毛剤は、弾性変形する容器10が押圧さ
れることで、吐出部材25の吐出通路27内に流れ出
し、吐出口28で絞られて櫛体40側に吐出される。こ
の際、リブ31によって均等に振り分けられる。櫛体4
0では、収納部42の内壁面と整流板50の谷部53の
間を流れるので、スポンジ体のように、染毛剤の吐出量
が不均一にならず、また目詰まりを起こすことも少な
く、根元から滲み出すように櫛歯41に供給され、櫛歯
41から毛髪に塗布される。
【0019】この際、整流板50は、収納部42から着
脱可能のため、整流板50の谷部53の断面の大きさを
変えた整流板を複数用意すれば、谷部53と収納部42
の内壁面を通過する染毛剤の通路の大きさが変わり、染
毛剤の吐出量を変えることできる。また、整流板50の
深さを変えた整流板を複数用意すれば、櫛歯41側への
整流板の突出長さが変わり、染毛剤の吐出方向を変える
ことができる。即ち、深い整流板を使用すれば、櫛歯4
1側へ整流板が長く突出し、染毛剤が櫛歯41の横へ広
がるように吐出し、浅い整流板を使用すれば、櫛歯41
側に整流板がそれ程突出しないので、染毛剤が櫛歯41
の先端方向に吐出する。
【0020】容器10の押圧によって、一度染毛剤を吐
出した染毛剤の塗布用具1から、さらに染毛剤を吐出す
るためには、容器10内に空気を供給し、再度容器10
を押圧して、前記の操作を繰り返すことになる。この
際、本実施例では、整流板50の谷部53と収納部42
の内壁面の間の通路から、空気が容易に容器10内に供
給されるので、染毛剤の吐出のため空気孔等のエアバッ
ク機構が不要となる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の染毛剤の
塗布用具は、整流板の谷部と収納部の内壁面の間に染毛
剤の通路を有するので、染毛剤の吐出量が均一で、目詰
まりしずらい。
【0022】また、整流板の谷部と収納部の内壁面との
間の通路は、空気の通路ともなるので、空気孔等のエア
バック機構が不要となる。さらに、リブと切り込みによ
って、整流板を収納部に簡単に押し込むことができるの
で、組立工程が簡単になり、時間とコストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の染毛剤の塗布用具の正面図である。
【図2】 実施例の染毛剤の塗布用具を示すものであ
り、(a)は染毛剤の塗布用具の平面図、(b)は、そ
の底面図である。
【図3】 実施例の染毛剤の塗布用具の左側面図であ
る。
【図4】 実施例の染毛剤の塗布用具の右側面図であ
る。
【図5】 実施例の染毛剤の塗布用具の断面図である。
【図6】 実施例の染毛剤の塗布用具の容器の正面図で
ある。
【図7】 実施例の染毛剤の塗布用具の吐出体を示すも
のであり、(a)は吐出体の左側面図、(b)は、その
正面図である。
【図8】 実施例の染毛剤の塗布用具の櫛体を示すもの
であり、(a)は櫛体の拡大平面図、(b)は、櫛体の
拡大正面図、(c)は、櫛体の拡大底面図である。
【図9】 実施例の染毛剤の塗布用具の櫛体を示すもの
であり、(a)は櫛体の拡大左側面図、(b)は、図8
(b)のA−A断面図、(c)は、図8(b)のB−B
断面図である。
【図10】 実施例の染毛剤の塗布用具の整流板を示す
ものであり、(a)は整流板の拡大平面図、(b)は、
整流板の拡大正面図、(c)は、整流板の拡大底面図、
(d)は、整流板の拡大左側面図、(e)は、図10
(b)のC−C断面図である。
【符号の説明】
1…染毛剤の塗布用具 10…容器 20
…吐出部材 25…吐出体 27…吐出通路 28
…吐出口 31…リブ 40…櫛体 41
…櫛歯 42…収納部 50…整流板 55
…切り込み 52…山部 53…谷部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−61803(JP,A) 特開 平8−19418(JP,A) 実開 平2−90703(JP,U) 実開 昭60−147303(JP,U) 実公 平4−20331(JP,Y2) 実公 平3−882(JP,Y2) 実公 平1−26327(JP,Y2) 実公 昭63−16333(JP,Y2) 実公 平2−28803(JP,Y2) 実公 平1−28721(JP,Y2) 登録実用新案3021345(JP,U) 実用新案登録2521071(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 19/00 - 19/02 A45D 24/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧により弾性変形可能で、染毛剤が収
    納される筒状の容器と、 該容器に係合し、内部に容器
    内の染毛剤が流れ出る吐出通路と、該吐出通路の終端に
    スリット状に開口成形された吐出口とを有する吐出部材
    と、 前記吐出口に、着脱可能に取り付けられて毛髪を梳く櫛
    歯と、染毛剤を該櫛歯に沿って滲み出させる滲出部材と
    を有する櫛体と、を備えた染毛剤の塗布用具において、 前記滲出部材は、両面に複数の山部と谷部とが交互に櫛
    歯に沿って伸びるように設けられ、前記櫛体に対して着
    脱可能な整流板で構成したことを特徴とする染毛剤の塗
    布用具。
  2. 【請求項2】 前記櫛体に、背後から前記整流板を収納
    する収納部を設けると共に、前記吐出口には、該収納部
    を受け入れるように外に向かって開口したガイド孔を有
    する吐出体を連接し、 該吐出体の前記ガイド孔内にリブを設けると共に、前記
    収納部には、該リブを受け入れ可能な切り込みを設け、
    組立時に、前記整流板を該リブで前記収納部内に押し込
    むように構成したことを特徴とする請求項1記載の染毛
    剤の塗布用具。
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