JP3160033U - 除菌・消臭装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の構成で取付場所の制限を緩和すると共に連続照射で長時間の使用を可能にし、密閉状態に近い部屋や物置の空気を簡便に除菌・消臭して衛生面の向上を図る除菌・消臭装置を提供する。【解決手段】安定化二酸化塩素の単体、亜塩素酸塩の単体、安定化二酸化塩素及び亜塩素酸塩の混合体から選択される薬剤を入れた容器1と、容器1中の薬剤から二酸化塩素ガスを発生させるように上方から容器1に向けて紫外線を照射する紫外線LEDの紫外線照射部2と紫外線照射部2に給電する電池収納部3と、紫外線照射部2を支持すると共に容器1及び電池収納部3を配置する設置部4とを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、空気を除菌・消臭し得る除菌・消臭装置に関するものである。
従来から二酸化塩素は、病原菌などの細菌やノロウイルス、インフルエンザウイルスなどの有害ウイルスに対し、オゾンと同等かそれ以上に除菌・殺菌に効果があることが知られている。
また二酸化塩素は通常ガス体であるため、アルカリ性水溶液に溶存させて安定化二酸化塩素水として用いたり、亜塩素酸塩溶液として用いたりしている。
一方で安定化二酸化塩素水や亜塩素酸塩溶液は、放置した状態で二酸化塩素ガスの発生が非常に弱いため、種々の方法により使用時に二酸化塩素ガスを発生させるようにしている。
具体的には、安定化二酸化塩素水にクエン酸などの酸類を添加・混合する方法や、溶液やゾルやゲル状態の薬剤に対し、紫外線ランプから紫外線を照射して二酸化塩素ガスを発生させる方法が知られている。
また紫外線ランプから紫外線を照射する装置としては、吸気口及び排気口にファンを設置して拡散させる装置や、吸気口がなく、排気ファンや排気口のみを設ける装置が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
しかし、従来の紫外線照射装置は、100V交流電源をコンセントに接続して使用する構成や、一定期間毎に充電する充電器を使用する構成や、大容量の乾電池を使用する構成であるため、小型化が困難になると共に、装置の取付場所が制限されるという問題があった。
また従来の紫外線照射装置は、いずれも紫外線ランプを使用するため、連続照射の期間が短く、更に装置の小型化に伴って電池の容量を小さくした場合には、連続照射の時間が1ヶ月未満になり、持続性が低下するという問題があった。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、小型の構成で取付場所の制限を緩和すると共に連続照射で長時間の使用を可能にし、密閉状態に近い部屋や物置の空気を簡便に除菌・消臭して衛生面の向上を図る除菌・消臭装置を提供することを目的とする。
本考案は、安定化二酸化塩素の単体、亜塩素酸塩の単体、安定化二酸化塩素及び亜塩素酸塩の混合体から選択される薬剤を入れた容器と、該容器中の薬剤から二酸化塩素ガスを発生させるように上方から容器に向けて紫外線を照射する紫外線LEDの紫外線照射部と該紫外線照射部に給電する電池収納部と、前記紫外線照射部を支持すると共に前記容器及び前記電池収納部を配置する設置部とを備えたことを特徴とする除菌・消臭装置、にかかるものである。
また本考案は、紫外線照射部の紫外線照射によって発生した二酸化塩素ガスを拡散させるファンを備えることが好ましい。
上記した本考案の除菌・消臭装置によれば、低電力で紫外線を照射する紫外線LEDの紫外線照射部を用いると共に、紫外線照射部へ電池により給電する電池収納部を備えるので、小型の構成にして取付場所の制限を緩和することができる。また長寿命の紫外線LEDの紫外線照射部を用いるので、連続照射の期間を長くし、小型化に伴って電池の容量を小さくした場合であっても、連続照射の時間を1ヶ月以上にして持続性を高めることができるという優れた効果を奏し得る。
以下本考案を実施する第一の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本考案の第一の形態例を示すものである。
図1に示す如く、本形態例の除菌・消臭装置は、薬剤を入れた容器1と、容器1の薬剤へ紫外線を照射する紫外線照射部2と、紫外線照射部2に給電する電池収納部3と、紫外線照射部2を支持するように電池収納部3を設け且つ容器1を配置する設置部4とを備えている。ここで除菌・消臭装置は、除菌のみに用いるものでも良いし、消臭のみに用いるものでも良いし、除菌及び消臭に用いるものでも良い。また除菌・消臭装置は、電源コンセントを必要とするものでない。
容器1は、上部を開放した円筒形のものであり、内部に入れる薬剤は、液状、ゾル状またはゲル状であって、安定化二酸化塩素の単体、亜塩素酸塩の単体、安定化二酸化塩素及び亜塩素酸塩の混合体から選択されている。
紫外線照射部2は、光源として用いられる3.6Vの紫外線LED(発光ダイオード)のUVランプ5と、紫外線LEDのUVランプ5を支持するアーム部6と、紫外線LEDのUVランプ5の周囲に位置するランプカバー7とを備えている。紫外線LEDは、砲弾型や表面実装型でピーク波長が360−380nm、順電圧3.0−4.5Vのものを用いている。また紫外線LEDは、ピーク波長200−300nmの通常の殺菌用紫外線ランプに比べて、紫外線自体の殺菌力が非常に弱いが、人の目への有害性は低く、極めて長寿命である。アーム部6は、電池収納部3から上方へ延在し且つ止めネジ等の調整つまみ6aやスライド機構により高さを調整し得る縦部材6bと、縦部材6bの上端から側方へ延在する横部材6cとを備え、横部材6cの先端に紫外線LEDのUVランプ5を配置するようにしている。更にランプカバー7は側面を遮光式にした反射型のものであり、紫外線が直接人の目に入らないようにしている。
電池収納部3は、容器1の側部に位置するプラスチック、アルミまたはステンレス製のボックス容器8で構成されており、内部には複数の乾電池9を交換可能に配置している。また電池収納部3は、乾電池9からアーム部6の内部を介して紫外線LEDのUVランプ5へ電源を供給するように配線(図示せず)を備えている。更に電池収納部3の上部にはスイッチ10を取り付け、紫外線LEDのUVランプ5への給電をオンオフし得るようにしている。ここで電池収納部3にはタイマー(図示せず)を備えて照射時間を設定できるようにしても良い。
設置部4は、電池収納部3を設置すると共に容器1を交換可能に配置する台ボード11で構成されている。
以下本考案の第一の形態例の作用を説明する。
二酸化塩素ガスを発生させる際には、除菌・消臭装置を、図1のように周囲が開放された状態で、やや密封された部屋や物置等に設置する。
次にスイッチ10を入れ、紫外線LEDのUVランプ5から容器1の薬剤へ紫外線を照射し、二酸化塩素ガスを発生させる。この時、二酸化塩素ガスは、部屋や物置内で飛散または拡散し、空間の病原菌やインフルエンザウイルスなどの有事ウイルスを除菌し、トイレなどの腐敗臭、寝たきり老人のベッドに染み付いた汗臭、加齢臭などを消臭する。
また当該形態例において3.6Vの紫外線LEDのUVランプ5を備える構成では、単三の乾電池9を3個使用することにより、1ヶ月強の連続照射が可能になった。
而して、このように第一の形態例によれば、低電力で紫外線を照射する紫外線LEDの紫外線照射部2を用いると共に、紫外線照射部2へ乾電池9等により給電する電池収納部3を備えるので、小型の構成にして取付場所の制限を緩和することができる。また長寿命の紫外線LEDの紫外線照射部2を用いるので、連続照射の期間を長くし、小型化に伴って電池の容量を小さくした場合であっても、連続照射の時間を1ヶ月以上にして持続性を高めることができる。
更に紫外線照射部2は、紫外線LEDを使用するものであるので、発光効率も良く、電気消費量も少なく、乾電池9で紫外線を十分照射して、連続照射で長時間使用することができる。また紫外線照射部2は、通常の殺菌用紫外線ランプのように安定器付きのコードを介して100V交流電源を使用する構成と異なり、100V電源コンセントを必要とすることもないので、設置可能なスペースがあればどこでも設置することができる。
以下本考案を実施する第二の形態を図面を参照しつつ説明する。
図2は本考案の第二の形態例を示すものであり、電池収納部3の構成を変更したものである。なお図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
電池収納部12は、第一の形態例とほぼ同様に、容器1の側部に位置するプラスチック、アルミまたはステンレス製のボックス容器13で構成されており、内部には複数の乾電池9を交換可能に配置している。また電池収納部12は、第一の形態例とほぼ同様な配線(図示せず)やスイッチ10等を備えている。更に電池収納部12の外面には小型のファン14を備えており、密閉空間でも二酸化塩素ガスを拡散させるようにしている。ここで電池収納部12は、容器1側の側面に孔(図示せず)を備え、小型のファン14から容器1に向かって風が流れるようにしても良い。
以下本考案の第二の形態例の作用を説明する。
二酸化塩素ガスを発生させる際には、除菌・消臭装置を、図2のように周囲が開放された状態で、密封された部屋や物置等に設置する。
次にスイッチ10を入れ、ファン14を回転させると共に、紫外線LEDのUVランプ5から容器1の薬剤へ紫外線を照射し、二酸化塩素ガスを発生させる。この時、二酸化塩素ガスは、部屋や物置内でファン14の風により飛散または拡散し、空間の病原菌やインフルエンザウイルスなどの有事ウイルスを除菌し、トイレなどの腐敗臭、寝たきり老人のベッドに染み付いた汗臭、加齢臭などを消臭する。
而して、このように第二の形態例によれば、第一の形態例と同様な作用効果を得ることができる。
また電池収納部12は、小型のファン14を備えると、風がない密封状態の空間でも、適切に二酸化塩素ガスを拡散させ、一定濃度の二酸化塩素により除菌・消臭することができる。
尚、本考案の除菌・消臭装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 容器
2 紫外線照射部
3 電池収納部
4 設置部
5 紫外線LEDのUVランプ
12 電池収納部
14 ファン
2 紫外線照射部
3 電池収納部
4 設置部
5 紫外線LEDのUVランプ
12 電池収納部
14 ファン
Claims (2)
- 安定化二酸化塩素の単体、亜塩素酸塩の単体、安定化二酸化塩素及び亜塩素酸塩の混合体から選択される薬剤を入れた容器と、
該容器中の薬剤から二酸化塩素ガスを発生させるように上方から容器に向けて紫外線を照射する紫外線LEDの紫外線照射部と
該紫外線照射部に給電する電池収納部と、
前記紫外線照射部を支持すると共に前記容器及び前記電池収納部を配置する設置部とを備えたことを特徴とする除菌・消臭装置。 - 紫外線照射部の紫外線照射によって発生した二酸化塩素ガスを拡散させるファンを備えたことを特徴とする請求項1に記載の除菌・消臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002040U JP3160033U (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 除菌・消臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010002040U JP3160033U (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 除菌・消臭装置 |
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JP3160033U true JP3160033U (ja) | 2010-06-10 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016222491A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社デンソー | 二酸化塩素発生装置 |
JP2017210256A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 旭化成株式会社 | ウォーターサーバー |
CN115356919A (zh) * | 2022-10-19 | 2022-11-18 | 吉林省百皓科技有限公司 | 一种二氧化氯消毒机pid控制器自适应调整方法 |
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2010
- 2010-03-29 JP JP2010002040U patent/JP3160033U/ja not_active Expired - Fee Related
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