JP3158635U - 書道用下敷き - Google Patents

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Abstract

【課題】画仙紙に適用でき、且つ手軽に製造可能な構造の書道用下敷きを提供する。【解決手段】書道用下敷き10は、横寸法Wが2尺(60.6cm)で、縦寸法Lが6尺(181.8cm)又は8尺(242.4cm)の大きさのフェルト地11と、このフェルト地のおもて面に筋状に貼り付けられた罫線テープ12とからなる。罫線テープ12は、ポリエステル地に金色の金属粒子を蒸着したものである。【選択図】図1

Description

本考案は、画仙紙に筆で文字を書く際に用いる書道用下敷きに関する。
書道用下敷きとして罫線を付したものが提案されている(例えば、特許文献1(請求項2)参照。)。
特許文献1の請求項2に「下敷きには、フェルト、厚地木綿、不織布等の色付地を使用し、これら表面の必要位置に、適宜太さの、アルミ箔、錫箔、銀箔等を接着し、或いは前記の金属を混合したインクによって印刷した事を特徴とする、請求項1の下敷きの罫線又は枠。」の説明がある。
アルミ、錫、銀などの金属からなる罫線は光沢に富むため、書道用紙を透かして罫線が鮮明に見えて使い勝手が良いという効果を奏する。
ところで、箔は、金属塊を圧延し、極力薄くした極薄膜である。箔の代表例である、市販のアルミ箔は、厚さが12μm(例えば日本製箔(社)製アルミホイル)とされている。
このようなアルミ箔は、一度皺(しわ)がよると、引っ張っても折り筋が残る。そこで、慎重にテンションを掛けながら貼り付け作業を行う必要がある。そのためには、専用の機械が必要となる。すなわち、適宜太さの、アルミ箔、錫箔、銀箔等を接着するには、専用の接着機械が必要となる。
また、アルミ、錫、銀などの金属を混合したインクを印刷するには、印刷機械が必要となる。
何れにしても、特許文献1に記載されている下敷きを製造するには、専用の接着機械又は印刷機械が必要となる。
ところで、2×6尺や2×8尺と呼称される、半切りサイズの画仙紙は、書道家や本格的な書道の勉強家が愛用する程度で、需要はそれ程多くない。このような画仙紙に供する下敷きを、専用の接着機械又は印刷機械で製造すれば、機械の償却費を載せる必要上、下敷きの製造コストが高騰する。このことが、書道人口の増加を妨げる一因となっているとも言える。
そこで、手軽に製造可能な構造の書道用下敷きが求められる。
実開平6−67091号公報
本考案は、画仙紙に適用でき、且つ手軽に製造可能な構造の書道用下敷きを提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、画仙紙に筆で文字を書く際に用いる書道用下敷きであって、
この下敷きは、横寸法が2尺で、縦寸法が6尺又は8尺の大きさのフェルト地と、このフェルト地のおもて面に筋状に貼り付けられた罫線テープとからなり、
この罫線テープは、厚さが40〜60μmで、幅が3〜6mmで、長さが6尺又は8尺のポリエステル地と、このポリエステル地のおもて面に蒸着されている金色の金属粒子と、前記ポリエステル地の裏面に付された接着剤と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る考案は、書道用紙に筆で文字を書く際に用いる書道用下敷きであって、
この下敷きは、前記書道用紙より一回り大きな縦横寸法のフェルト地と、このフェルト地のおもて面に筋状に貼り付けられた罫線テープとからなり、
この罫線テープは、厚さが40〜60μmで、幅が3〜6mmのポリエステル地と、このポリエステル地のおもて面に蒸着されている金色の金属粒子と、前記ポリエステル地の裏面に付された接着剤と、からなることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、罫線の要部を、厚さが40〜60μmで、幅が3〜6mmで、長さが6尺又は8尺のポリエステル地とした。厚さが40〜60μmのポリエステルは、いわゆる腰が強く、取扱いが容易である。すなわち、素人でも手で罫線テープをフェルト地に貼り付けることができる。厚さが40〜60μmのポリエステルは、皺がよる心配はない。
したがって、本考案によれば、画仙紙に適用でき、且つ手軽に製造可能な構造の書道用下敷きが提供される。
ポリエステルに蒸着された金色の金属粒子は、黄色みを帯びた光を発する。
フェルト地の色は、一般に濃紺又は黒である。黄色は、濃紺又は黒との明度差により、強い印象を眼に与える。透光が白い画仙紙で弱められても、黄色の光であれば、罫線の存在が書道の勉強家らにより強く印象づけられる。
請求項2に係る考案では、罫線の要部を、厚さが40〜60μmで、幅が3〜6mmのポリエステル地とした。厚さが40〜60μmのポリエステルは、いわゆる腰が強く、取扱いが容易である。すなわち、素人でも手で罫線テープをフェルト地に貼り付けることができる。厚さが40〜60μmのポリエステルは、皺がよる心配はない。
したがって、本考案によれば、書道用紙に適用でき、且つ手軽に製造可能な構造の書道用下敷きが提供される。
ポリエステルに蒸着された金色の金属粒子は、黄色みを帯びた光を発する。黄色は他の色よりも強い印象を眼に与える。透光が画仙紙で弱められても、黄色の光であれば、罫線の存在が書道の勉強家らにより強く印象づけられる。
本考案に係る書道用下敷きの正面図である。 書道用下敷きの造り方を説明するである。 罫線テープの断面図である。 書道用下敷きの使用例を説明する図である。 罫線テープの作用を説明する図である。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、書道用下敷き10は、横寸法Wが2尺(60.6cm)で、縦寸法Lが6尺(181.8cm)又は8尺(242.4cm)の大きさで濃紺色又は黒色のフェルト地11と、このフェルト11地のおもて面に筋状(この例では6条)に貼り付けられた罫線テープ12とからなる。
このような構造の書道用下敷き10の造り方を、次に説明する。
図2に示すように、フェルト地11を床(又は台板)13上に載せ、文鎮14で固定する。文鎮14は、画鋲やクリップであっても良く、要は、作業中にフェルト地11がずれなければ手段は任意である。
次に、フェルト地11上に糸15を渡し、2個のピン15、15で仮止めする。
次に、罫線テープ12を伸ばす。
罫線テープ12は、図3に示すように、厚さtが40〜60μmで、幅wが3〜6mmのポリエステル地17と、このポリエステル地17のおもて面に蒸着した金色の金属粒子層18と、ポリエステル地17の裏面に付した接着剤層19とからなる。なお、金属粒子層18は、薄膜であるため、罫線テープ12の総厚さも40〜60μmである。
罫線テープ12は、市販の装飾用テープ(例えば、(株)ニチバン製、品番602、金色、テープ長さ30mm、テープ幅12mm)を使用することができる。
テープ幅が12mmの場合には、薄刃カッタで、2〜4条に切断する。具体的には、紙芯に多重巻きされたテープの状態で、おもてから薄刃カッタを紙芯に到達するまで、切り込む。その後に巻き戻す。巻き戻された罫線テープ12を、図2に示す。
図2で、罫線テープ12を糸15に沿って、フェルト地11に貼り付ける。罫線テープ12は、糸15に被せても良い。糸15がガイドになって、罫線テープ12を一直線に貼ることができる。罫線テープ12は、ポリエステル地が芯材の役割を果たし、十分に腰が強い。そのため、作業中に、罫線テープ12に皺がよることはなく、作業は容易になる。
貼り終えたら、糸15を引き抜く。以上の手順を繰り返すことで、複数条の形成テープ12を貼る。結果、図1の形態の書道用下敷き10を得ることができる。
書道用下敷き10の使用方法を次に説明する。
図4に示すように、2尺×6尺の書道用下敷き10に、2×6サイズ(53cm×175cm)の画仙紙21を載せ、文鎮14で抑える。なお、画仙紙21での2尺は53cmであるため、2尺(60.6cm)幅の書道用下敷き10に収まる。6尺、8尺についても同様。
図5に示すように、罫線テープ12に画仙紙21が載っている。
このときに、罫線テープ12のおもて面に蒸着されている金色の金属粒子層18から強い反射光22が放射される。この反射光22が画仙紙21を通過して上方に放射されるため、図4において、罫線テープ12の存在を、視認できる。
書道家らは、はっきり見える2本の罫線テープ12、12の間に、文字23を書くことができる。
本考案者が試したところ、金属粒子層18は、銀色より金色が優れていた。その理由は次の通りである。
銀箔、アルミ箔、錫箔は、反射光が銀色である。画仙紙21は白色である。銀色と白色は共に無彩色であり、色に差が出にくい。
この点、金色の金属粒子層18から放射される反射光は、黄色である。画仙紙21が無彩色であるところに、有彩色の反射光が通過するため、色に差がでる。更には、有彩色中で、黄色は、濃紺又は黒との明度差により、強い印象を眼に与える。透光が白い画仙紙で弱められても、黄色の光であれば、罫線の存在が書道の勉強家らにより強く印象づけられる。
ところで、画仙紙21から滲み出た墨が罫線テープ12に付着することがある。罫線テープ12の金属粒子層18は平滑面であるため、濡れティッシュや雑巾で拭くだけで、墨を落とすことができる。常に強い反射光22を放射させることができる。
以上、2×6サイズ又は2×8サイズの画仙紙に好適な書道用下敷きを説明したが、その他のサイズの書道用紙に好適な下敷きをも提供することができる。
すなわち、図4において、画仙紙21が、半紙などの2×6サイズ又は2×8サイズと異なるサイズの書道用紙である場合は、この書道用紙の縦横寸法より1サイズ大きな縦横寸法の書道用下敷き10Bを準備すればよい。書道用下敷き10Bは、縦横寸法以外は書道用下敷き10と同じ構成であるため、詳細な説明は省略する。
本考案の下敷きは、2×6サイズ又は2×8サイズの画仙紙に好適である。
10…2×6サイズ又は2×8サイズの画仙紙に好適な書道用下敷き、10B…2×6サイズ又は2×8サイズ以外の書道用紙に好適な書道用下敷き、11…フェルト地、12…罫線テープ、17…ポリエステル地、18…金属粒子層、19…接着剤層、21…画仙紙、23…文字、W…フェルト地の横寸法、L…フェルト地の縦横寸法、t…罫線テープの厚さ、w…罫線テープの幅。

Claims (2)

  1. 画仙紙に筆で文字を書く際に用いる書道用下敷きであって、
    この下敷きは、横寸法が2尺で、縦寸法が6尺又は8尺の大きさのフェルト地と、このフェルト地のおもて面に筋状に貼り付けられた罫線テープとからなり、
    この罫線テープは、厚さが40〜60μmで、幅が3〜6mmで、長さが6尺又は8尺のポリエステル地と、このポリエステル地のおもて面に蒸着されている金色の金属粒子と、前記ポリエステル地の裏面に付された接着剤と、からなることを特徴とする書道用下敷き。
  2. 書道用紙に筆で文字を書く際に用いる書道用下敷きであって、
    この下敷きは、前記書道用紙より一回り大きな縦横寸法のフェルト地と、このフェルト地のおもて面に筋状に貼り付けられた罫線テープとからなり、
    この罫線テープは、厚さが40〜60μmで、幅が3〜6mmのポリエステル地と、このポリエステル地のおもて面に蒸着されている金色の金属粒子と、前記ポリエステル地の裏面に付された接着剤と、からなることを特徴とする書道用下敷き。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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