JP3158215U - マスク用ノーズフィットウイング - Google Patents
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Abstract
【課題】マスク装着時、鼻の辺りの隙間ができやすい部分を色々な人の顔の形や筋肉の変化にも対応し、隙間を安定して塞ぐことにより、マスクのフィルター効果を高めたり、吐息による目への不快感を防いだり、且つ生産性、販売性をも考慮したマスク用ノーズフィットウイングを提供する。【解決手段】マスクの上部縁に外側に向けて付随させ、鼻骨の辺りから両ほお骨辺りにかけて、徐々に幅を30mm程まで広くし、形状を曲線で整える。【選択図】図3
Description
本考案は、マスク装着時の顎の部分と鼻の鼻骨辺りを素材そのものの弾力性や構造などによる反発力で肌とマスクとの隙間をしっかり仕切ることにより、外気を体内に取入れるときには、出来るだけマスク自体のフィルターを通し、息を吐くときには、吐息による、目や首元への生温かい不快感や眼鏡の曇りを出来るだけ防止する。また、この構造により話をする等の、口や顔の筋肉を動かす事によるマスクのズレや隙間をできるだけ防ぐ事もでき、マスクと同じ素材を使い形を整えることで、生産しやすく、かさばらずにパッケージしやすくし、販売しやすく考慮している。これら上記の機能を満たす、風邪、ウィルス、花粉、防塵、医療用のマスクに付随させる物に関する。
従来のマスクでは、ワイヤーなどの金具がマスクの鼻骨の辺りに来る部分に取り付けられており、装着時に出来るマスクと鼻骨辺りの隙間を、鼻骨辺りの形状に合わせてそれを指で曲げ、フィットさせて隙間を塞いでいるため、完全にはフィットしにくく、一度合わせるとその形状を維持、もしくは少し広がるので、人によっては、フィット感に差が出来たり隙間を塞ぎきれない。また、顎の辺りから首もとへ抜ける生温かい吐息に関しては、なんら対策がなされていない。
人にはさまざまな鼻の形や顔の凹凸があり、特に重要なのは人の顔の筋肉は常に動いていることであり、くしゃみ・せき・あくび・会話・笑いなどで、マスクがずれたり、出来るだけフィットするように曲げてあわせたワイヤー(金具)も形状を維持できずに広がったりしながら隙間ができやすくなる。それにより、当然隙間から粉塵や花粉、ウィルスなどが入ってきて、外気のフィルター効果は下がり、また、その隙間からの吐息などの蒸気によって、眼鏡を曇らせたり目などへの不快感や首元の不快な汗ばみを生じさせたりする。そして、そういった不快感は、例えば事務所や工事などの現場で、思わずマスクをはずして顎に掛けるなど、するようになり、いずれにしてもマスクの効果や意味をなさなくなってしまう。また、車などの運転時には、眼鏡が曇ると危険な状態となることもある。
マスク装着時に塞ぎ切れない鼻骨辺りの隙間を、ワイヤーやパットにより防ぐのではなく、本考案を曲げ込むことにより、素材の弾力性や反発力を活かす構造にすることで、常に変化する人の顔の筋肉などにも対応させて、出来るだけソフトに且つしっかりと隙間を塞げるようにする。それにより目への吐息の放出を防ぎ、隙間からの外気の進入を防ぐ。顎から首元へ抜ける吐息による不快感は顎の前辺りを仕切ることにより解決を図る。また、マスク内に放出された吐息が仕切りを通過し目や眼鏡の方に放出されないように、仕切りの部分の素材を通気性のないものにするのがより良い。
人の顔を正面から見て、鼻骨辺りからそれぞれの左右の小鼻までの「八」の字のラインを、本考案を曲げ込むことにより、素材の弾力性と反発力でしっかりと隙間を塞ぎ、フィットさせる構造を採用し、さまざまな人の顔の形や筋肉の変化など、さまざまな使用状況下で安定して外気のフィルター効果を高める。よって、花粉やウィルスからの防御性を高めることができたり、工事現場やアスベストなど、発がん性などの恐れのある粉塵が飛ぶ可能性の多い場所でのマスクの防塵効果を高めたりする効果がある。又、鼻骨辺りを仕切る素材には蒸気を通さない通気性のないものを使うことにより、吐息が目や眼鏡の方に放出されにくくなり、目への不快感や眼鏡の曇りをおさえることができる。それにより医療現場や事務、現場仕事、スポーツ、車の運転時などに眼鏡や保護眼鏡の曇りをおさへ、危険な状態や不快感を発生しにくくできる。自分の鼻の形などに合わせ加工する必要がなく、顔のサイズにあわせ購入すれば誰が装着してもフィットするしくみになっており、また、マスクと同じような薄さにすることにより折りたたんで、販売時にパッケージしやすいようにもなっている。
完成品は図1(マスク本体と一緒に折りたたんだ状態の図)の太線の部分のようなシンプルな形とし、装着時に図2の符号5の部分を図3のように内側に曲げ込み、図3の符号4の部分の、八(は)の字のラインを鼻骨辺りから左右の小鼻にかけての、ラインに当たるようにマスクを当て、あとは通常のマスクのようにゴム紐などで耳にかけて装着する。そして、装着後曲げ込まれた本考案部分は素材の弾力性と図1の符号3の部分の構造(溶着などにより2重にするなどの構造)による反発力によって、常時頬骨辺りから鼻骨までに出来る隙間を塞ぎ肌にフィットするようになっている。そうすることで、色々な鼻の形に対応する形とし、顔の動きに対しても対応できる形とする。尚、それぞれの図の本考案の形はフィットしやすい形となっている。
本考案の構造は折りたたんだ時に図1の太線で書かれた部分のようになっており、素材は生産製造の効率性も考えマスク本体と同じものでも十分である。そして、符号2の部分はマスクを開いたときに、内側から見て少し起き上がる構造にし、符号3の部分には曲げたときに反発性を持たせるために2重にしたり、溶着などの加工を加えることにより、素材の硬さを少し硬くするなどする。また、符号3の部分の方向や範囲は図のようなものが理想である。全体の形状に関しては図1の太線のような形が一番フィットしやすい。
また、本考案は図1のようにマスク製造時に本考案を一体化して作り、商品として包装時に折りたためる形にも適している。
素材の弾力性や反発力を利用し、最適な形を考慮することにより、しっかりと隙間を塞ぎ、フィットさせる構造を採用している。そのため、出来るだけ材料を少なくし、シンプルな構造や形により生産性やパッケージなど販売効率を考慮することが出来る。また、さまざまな人の顔の形や筋肉の変化など、さまざまな使用状況下で安定して外気のフィルター効果を高める。よって、花粉やウィルスからの防御性を高めることができ、工事現場やアスベストなど、発がん性などの恐れのある粉塵が飛ぶ可能性の多い場所でのマスクの防塵効果を高める効果を発揮する。又、鼻骨部分を仕切る素材には蒸気を通さない通気性のないものを使うことにより、吐息が目や眼鏡の方に放出されにくくなり、目への不快感や眼鏡の曇りをおさえることができる。それにより医療現場や事務、現場仕事、スポーツ、車の運転のときに眼鏡や保護眼鏡が曇り危険な状態や不快感を発生しにくくすることができる。
1・・・本考案の部分を示す。
2・・・破線の円形で示した部分を示す。
3・・・本考案を曲げ込んだ時に反発力を持たせる構造にする部分のライン
4・・・本考案を鼻骨辺りから左右の小鼻までのラインに程よくフィットさせるのに重要なカットラインの部分。
5・・・装着時に曲げ込み抑えておく部分
6・・・市販の一般的なマスク
7・・・マスク装着時に耳にかける部分
8・・・本考案を装着時に、安定したフィット感を保つのに必要な大きさを示す部分
9・・・顎の辺りの仕切り
10・・・本考案を開いたときに、図1の符号2の部分が起き上がる方向を示した矢印
2・・・破線の円形で示した部分を示す。
3・・・本考案を曲げ込んだ時に反発力を持たせる構造にする部分のライン
4・・・本考案を鼻骨辺りから左右の小鼻までのラインに程よくフィットさせるのに重要なカットラインの部分。
5・・・装着時に曲げ込み抑えておく部分
6・・・市販の一般的なマスク
7・・・マスク装着時に耳にかける部分
8・・・本考案を装着時に、安定したフィット感を保つのに必要な大きさを示す部分
9・・・顎の辺りの仕切り
10・・・本考案を開いたときに、図1の符号2の部分が起き上がる方向を示した矢印
Claims (1)
- 外気を体内に取り入れるときに、出来るだけマスク自体のフィルターを通し、且つ、吐息による眼や首元への不快感を防ぐために、顎の部分と鼻骨の辺りを仕切り、構造的にそれらの効率を高めるためのウィルス、花粉、医療、防塵用などのマスクに付随させるものであり、また、素材に、不織物などの柔らかく薄い物を使い、折りたためる構造により、かさばらずにパッケージしやすい構造にした物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007645U JP3158215U (ja) | 2009-10-05 | 2009-10-05 | マスク用ノーズフィットウイング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007645U JP3158215U (ja) | 2009-10-05 | 2009-10-05 | マスク用ノーズフィットウイング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158215U true JP3158215U (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=54861809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009007645U Expired - Lifetime JP3158215U (ja) | 2009-10-05 | 2009-10-05 | マスク用ノーズフィットウイング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158215U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021182404A1 (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 株式会社イノアックコーポレーション | マスク |
JP2021143447A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | 株式会社イノアックコーポレーション | マスク |
-
2009
- 2009-10-05 JP JP2009007645U patent/JP3158215U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021182404A1 (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 株式会社イノアックコーポレーション | マスク |
JP2021143447A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | 株式会社イノアックコーポレーション | マスク |
JP7301019B2 (ja) | 2020-03-10 | 2023-06-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | マスク |
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