JP3157856U - フレキシブルコンテナバッグ - Google Patents

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愼太郎 塩谷
愼太郎 塩谷
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Abstract

【課題】所定の重量を超えた荷重が掛った時に、内容物を容器の外に逃がしてコンテナバッグ自体が落下することを防止するフレキシブルコンテナバッグを提供する。
【解決手段】コンテナバッグ1を、筒状に形成された本体部2と、投入口4を有した投入部5と、本体部2の下端6を閉塞する底面部7と、本体部2に縫合された吊りベルト10と、本体部2及び吊りベルト10の強度を高める補強ベルト11と、を有して構成する。本体部2と、底面部7とを、縫合部13で縫合する。縫合部13を、コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部14と、コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部15と、で形成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に、内容物を容器の外に逃がしてコンテナバッグ自体が落下することを防止するフレキシブルコンテナバッグに関するものである。
粉、粒状物を収納して輸送するためにフレキシブルコンテナバッグが使用されている。軽量、簡便、安価なため大量に流通しているので、本来の使用方法を逸脱して使用される場合があり、クレーンに吊り下げられたフレキシブルコンテナバッグが落下する事故が発生している。
これに対して、特許文献1では、ベルト状の平織の織布を二枚重ねて縫着して筒状に形成した吊り手段をループ状の係合部を形成してコンテナバッグ本体に縫着により複数箇所に取り付け、吊り手段の強度を向上させ、吊り下げ時などにおける切断を防止するものがあった。
特開平10−95492号公報
しかし、上記に示す従来のフレキシブルコンテナバッグでは、吊り手段自体が切断した時には、収納された内容物全ての重量分のコンテナバッグ本体が落下して、下にある物にコンテナバッグの内容物の全重量が一度にかかってしまうおそれがある。
本考案は、上記事情に鑑み、所定の重量を超えた荷重が掛った時に、内容物を容器の外に逃がしてコンテナバッグ自体を落下することを防止するフレキシブルコンテナバッグを提供することを目的とする。
請求項1記載の考案のフレキシブルコンテナバッグでは、一端に投入口を有し他端が開放された筒状の本体部と、該本体部の他端の開放部を閉塞する底面部と、該本体部の側面に縫合された複数の吊りベルトと、を備えて構成されるフレキシブルコンテナバッグであって、
該本体部と該底面部を縫合する縫合部が形成され、
該縫合部が、該フレキシブルコンテナバッグに所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部と、該フレキシブルコンテナバッグに所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部と、を備えて構成されることを特徴とする。
請求項2記載の考案のフレキシブルコンテナバッグでは、該第2の縫合部が、該底面部の外縁の二分の一乃至四分の三の範囲に設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の考案のフレキシブルコンテナバッグでは、該第1の縫合部及び該第2の縫合部が、該本体部を折り曲げて形成された本体部縫い代と、該底面部の外縁から延設された底面部縫い代と、を備えて構成され、該本体部縫い代及び該底面部縫い代を縫合して形成されることを特徴とする。
請求項4記載の考案のフレキシブルコンテナバッグでは、該第1の縫合部が、本縫いで縫合され、該第2の縫合部が、本縫いと、かがり縫い又は環縫いと、で縫合されていることを特徴とする。
請求項5記載の考案のフレキシブルコンテナバッグでは、該第1の縫合部は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に破断する強度の糸で縫合され、該第2の縫合部は、所定の重量を超えた荷重が掛った時でも破断しない強度の糸で縫合されていることを特徴とする。
請求項6記載の考案のフレキシブルコンテナバッグでは、該第1の縫合部が、一つの縫い本数で形成され、該第2の縫合部が、複数の縫い本数で形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の考案では、フレキシブルコンテナバッグに所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部と、フレキシブルコンテナバッグに所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部と、で縫合部を構成している。これによって、フレキシブルコンテナバッグを縣吊して搬送する際に、コンテナバッグが破損して重量の重いコンテナバッグ自体が落下する前に、第1の縫合部の縫合が外れるようにして底面部に安全弁としての機能をもたせ、収納物を排出し、安全を確保することができる。
請求項2記載の考案では、第2の縫合部を、底面部の外縁の二分の一乃至四分の三の範囲に設けることで、第1の縫合部の縫合が外れる範囲を調節して、底面部を開放しやすくするとともに、フレキシブルコンテナバッグ内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
請求項3記載の考案では、第1の縫合部及び第2の縫合部を、本体部縫い代及び底面部縫い代を縫合して形成することで、縫合作業を確実かつ容易にすることができる。
請求項4記載の考案では、第1の縫合部を縫合が外れやすい本縫いで縫合し、第2の縫合部を本縫いと、縫合が外れにくいかがり縫い又は環縫いと、で縫合することで、縫い方の選択により第1の縫合部の縫合が外れる範囲を明確にでき、底面部を開放しやすくするとともに、フレキシブルコンテナバッグ内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
請求項5記載の考案では、第1の縫合部を所定の重量を超えた荷重が掛った時に破断する強度の糸で縫合して、第2の縫合部を所定の重量を超えた荷重が掛った時でも破断しない強度の糸で縫合することで、糸の強度の選択により第1の縫合部の縫合が外れる範囲を明確にでき、底面部を開放しやすくするとともに、フレキシブルコンテナバッグ内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
請求項6記載の考案では、第1の縫合部を一つの縫い本数で形成して、第2の縫合部を複数の縫い本数で形成することで、縫い本数の選択により第1の縫合部の縫合が外れる範囲を明確にでき、底面部を開放しやすくするとともに、フレキシブルコンテナバッグ内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
本考案の第1の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの下側から見た斜視図である。 本考案の第1の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの第1の縫合部の縫合が外れた状態を下側から見た斜視図である。 本考案の第1の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの底面図である。 本考案の第1の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの縫合部の(a)本縫いをした状態図、(b)本縫いをした後かがり縫いをした状態図、(c)本体部縫い代の変形例である。 本考案の第1の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの縫合部の変形例の(a)本縫いをした状態図、(b)本縫いをした後環縫いをした状態図、(c)本体部縫い代の変形例である。 本考案の第1の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの第2の縫合部を(a)底面部の外縁の四分の三の範囲に設けた状態図、(b)底面部の外縁の片側二分の一の範囲に設けた状態図、(c)底面部の対角に設けた状態図、(d)底面部の外縁の各辺に設けた状態図である。 本考案の第2の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの下側から見た斜視図である。 本考案の第2の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの底面図である。 本考案の第2の実施形態のフレキシブルコンテナバッグの第2の縫合部を(a)底面部の外縁の四分の三の範囲に設けた状態図、(b)底面部の外縁の二分の一の範囲に設けた状態図である。
本考案のフレキシブルコンテナバッグの第1の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、図1の後述する投入口4側を上とし、後述する底面部7側を下とする。
フレキシブルコンテナバッグ(以下、「コンテナバッグ」という。)1は、図1に示すとおり、筒状に形成された本体部2と、本体部2の上端3で縫合され投入口4を有した投入部5と、本体部2の下端6を閉塞する底面部7と、本体部2に縫合された吊りベルト10と、上端3の周縁部に配置されて、本体部2及び吊りベルト10の強度を高める補強ベルト11と、を有して構成されている。
本体部2は、図1に示すとおり、ポリプロピレン等のシートをシームレスで筒状に形成したものに、上下方向に沿って折り目を付けて境界線8を形成して、平面視における断面が矩形状に形成されている。本体部2は、境界線8で区画された側面部9a、9b、9c、9dで構成されている。
投入部5は、図1に示すとおり、ポリエチレン製等のシートをシームレスで上部が縮径した角筒状に形成されている。縮径した投入部5の上部には、収納物を投入する矩形状の投入口4が設けられている。投入部5の下部は、本体部2と縫合されて連結されている。
底面部7は、図1、図3に示すとおり、ポリプロピレン等のシートを矩形状に裁断して形成されている。本体部2と、底面部7とは、縫合部13で縫合されている。縫合部13は、コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部14と、コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れない第2の縫合部15と、を有して形成されている。ここで「所定の重量を超えた荷重」とは、搬送時にコンテナバッグが破損してコンテナバッグ自体が落下する重量を超えた荷重をいう。
第1の縫合部14及び第2の縫合部15は、図4(a)、(b)に示すとおり、本体部2の下端6部分を折り曲げて形成された本体部縫い代16と、底面部7の外縁から延設された底面部縫い代17と、を対向させて縫合することで形成されている。
第1の縫合部14は、図4(a)に示すとおり、対向した本体部縫い代16と底面部縫い代17を貫通して縫合する本縫い18で、形成されている。第2の縫合部15は、図4(a)、(b)に示すとおり、先に本縫い18をしておき、本縫い18がされた部分に重ねるように、対向した本体部縫い代16と底面部縫い代17の縁部をかがるかがり縫い19で、形成されている。図3に示すとおり、第1の縫合部14は、底面部7の外縁の二分の一の範囲に沿って形成されている。第2の縫合部15は、底面部7の外縁の二分の一の範囲に沿って形成されている。
吊りベルト10は、図1に示すとおり、ポリプロピレン製等で帯状に形成されている。吊りベルト10の長手方向の中央部で略U字状に曲げて形成され、境界線8を挟んで隣接する本体部2の側面部9aと側面部9b、側面部9bと側面部9c、側面部9cと側面部9d、側面部9aと側面部9dの合計八箇所においてそれぞれ両端部が縫合されている。
補強ベルト11は、図1に示すとおり、ポリプロピレン製等で帯状に形成され、本体部2の上端3に周方向に沿って設けられている。補強ベルト11は、本体部2と投入部5の縫合部分に重ねるように縫合して形成されるとともに、吊りベルト10にも重ねるように縫合して形成されている。
以上のように構成されたコンテナバッグ1の使用方法及び作用を以下に説明する。
コンテナバッグ1を図1に示すような状態にしておき、吊りベルト10をそれぞれ図示しないフォークリフトのフォーク、クレーンのフック等に係合してコンテナバッグ1を吊り下げ状態にして、粉粒体等を投入口4からコンテナバッグ1内に投入する。投入後、コンテナバッグ1を吊り下げた状態でフォークリフト又はクレーンで搬送する。
コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った場合には、図2に示すように、吊り下げた状態で搬送する際に、第1の縫合部14の縫い目の強度の弱い本縫い18だけ縫合が外れ、第2の縫合部15の縫い目の強度の強いかがり縫い19の縫合は外れないため本縫い18の縫合も外れないので、閉塞されていた底面部7の一部が開放されて、投入されていた粉粒体等の収容物がコンテナバッグ1内から排出される。図3において、二点鎖線と第1の縫合部14で囲まれる部分は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に開放される部分である。
本実施形態のコンテナバッグ1は、コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部14と、コンテナバッグ1に所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部15と、で縫合部13を構成することで、コンテナバッグ1をフォークリフト又はクレーンで縣吊して搬送する際に、コンテナバッグ1が破損して重量の重いコンテナバッグ1自体が落下する前に、第1の縫合部14の縫合が外れるようにして底面部7に安全弁としての機能をもたせ、投入されていた粉粒体等の収納物を排出し、安全を確保することができる。
また、第2の縫合部15を、底面部7の外縁の二分の一の範囲に沿って設けることで、第1の縫合部14の縫合が外れる範囲を調節して、底面部7を開放しやすくするとともに、コンテナバッグ1内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
第1の縫合部14及び第2の縫合部15を、本体部縫い代16及び底面部縫い代17を縫合して形成することで、縫合作業を確実かつ容易にすることができる。
第1の縫合部14を縫合が外れやすい本縫い18で縫合し、第2の縫合部15を本縫い18と、縫合が外れにくいかがり縫い19と、で縫合することで、第1の縫合部14の縫合が外れる範囲を明確にでき、底面部7を開放しやすくするとともに、コンテナバッグ1内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
第1の実施形態の縫合部13の変形例を、図面に基づいて説明する。第1の縫合部14は、図5(a)に示すとおり、対向した本体部縫い代16と底面部縫い代17を貫通して縫合する本縫い18で、形成されている。第2の縫合部15は、図5(a)、(b)に示すとおり、先に本縫い18をしておき、本縫い18がされた部分に重ねるように、対向した本体部縫い代16と底面部縫い代17とを鎖目状に縫合する環縫い20で、形成されている。
第1の実施形態における第2の縫合部15の変形例を図面に基づいて説明する。図6(a)に示すように、第2の縫合部151は、底面部7の外縁の四分の三の範囲に沿ってかがり縫い19又は環縫い20で形成されている。他の変形例として、図6(b)に示すように、第2の縫合部152は、底面部7の外縁の片側半分の範囲に沿ってかがり縫い19又は環縫い20で形成されている。他の変形例として、図6(c)に示すように、第2の縫合部153は、二つある対角部分の一つの部分にかがり縫い19又は環縫い20で形成されている。他の変形例として、図6(d)に示すように、第2の縫合部154は、底面部7の外縁を形成する四つの辺の中央部分にかがり縫い19又は環縫い20で形成されている。図6(a)、(b)、(c)、(d)において、二点鎖線と第1の縫合部14で囲まれる部分は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に開放される部分である。
本考案のフレキシブルコンテナバッグの第2の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、図7の後述する投入口4A側を上とし、後述する底面部7A側を下とする。
コンテナバッグ1Aは、図7に示すとおり、円筒状に形成された本体部2Aと、本体部2Aの上端3Aで縫合され投入口4Aを有した投入部5Aと、本体部2Aの下端6Aを閉塞する底面部7Aと、本体部2Aに縫合された吊りベルト10Aと、上端3Aの周縁部に配置されて、本体部2A及び吊りベルト10Aの強度を高める補強ベルト11Aと、を有して構成されている。
本体部2Aは、図7に示すとおり、ポリプロピレン等のシートをシームレスで円筒状に形成されている。
投入部5Aは、図7に示すとおり、ポリエチレン製等のシートをシームレスで円筒状に形成されている。投入部5Aの上部には、収納物を投入する円形状の投入口4Aが設けられている。投入部5Aの下部は、本体部2Aと縫合されて連結されている。
底面部7Aは、図7、図8に示すとおり、ポリプロピレン等のシートを円形状に裁断して形成されている。本体部2Aと、底面部7Aとは、縫合部13Aで縫合されている。縫合部13Aは、コンテナバッグ1Aに所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部14Aと、コンテナバッグ1Aに所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部15Aと、を有して形成されている。
第1の縫合部14A及び第2の縫合部15Aは、本体部2Aが円筒状であり、底面部7Aの形状が円形状であることによる、本体部縫い代16A及び底面部縫い代17Aの形状の違い以外は、第1の実施形態における図4(a)、(b)、に示すものと同様に形成されている。図8に示すとおり、第1の縫合部14Aは、底面部7Aの外縁の二分の一の範囲に沿って形成されている。第2の縫合部15Aは、底面部7Aの外縁の二分の一の範囲に沿って形成されている。
吊りベルト10Aは、図7に示すとおり、ポリエチレン製等で帯状に形成されている。吊りベルト10Aの長手方向の中央部で略U字状に曲げて形成され、本体部2Aの側面の合計八箇所においてそれぞれ両端部が縫合されている。
補強ベルト11Aは、図7に示すとおり、本体部2Aの上端3Aに周方向に沿って設けられている。補強ベルト11Aは、本体部2Aと投入部5Aの縫合部分に重ねるように縫合して形成されるとともに、吊りベルト10Aにも重ねるように縫合して形成されている。
以上のように構成されたコンテナバッグ1Aの使用方法及び作用を以下に説明する。
吊りベルト10Aを図7に示すような状態にしておき、それぞれフォークリフトのフォーク、クレーンのフック等に係合してコンテナバッグ1Aを吊り下げ状態にして、粉粒体等を投入口4Aからコンテナバッグ1A内に投入する。投入後、コンテナバッグ1Aを吊り下げた状態でフォークリフト又はクレーンで搬送する。
コンテナバッグ1Aに所定の重量を超えた荷重が掛った時に場合には、第1の実施形態における図2に示すものと同様に、吊り下げた状態で搬送する際に、第1の縫合部14Aの縫合が外れ、第2の縫合部15Aの縫合は外れないため、閉塞されていた底面部7Aが開放されて、投入されていた粉粒体等の収容物がコンテナバッグ1A内から排出される。図8において、二点鎖線と第1の縫合部14Aで囲まれる部分は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に開放される部分である。
本実施形態のコンテナバッグ1Aは、コンテナバッグ1Aに所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部14Aと、コンテナバッグ1Aに所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部15Aと、で縫合部13Aを構成することで、コンテナバッグ1Aをフォークリフト又はクレーンで縣吊して搬送する際に、コンテナバッグ1Aが破損して重量の重いコンテナバッグ1A自体が落下する前に、第1の縫合部14Aの縫合が外れるようにして底面部7Aに安全弁としての機能をもたせ、投入されていた粉粒体等の収納物を排出し、安全を確保することができる。
また、第2の縫合部15Aを、底面部7Aの外縁の二分の一の範囲に沿って設けることで、第1の縫合部14Aの縫合が外れる範囲を調節して、底面部7Aを開放しやすくするとともに、コンテナバッグ1A内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
第1の縫合部14A及び第2の縫合部15Aを、本体部縫い代16A及び底面部縫い代17Aを縫合して形成することで、縫合作業を確実かつ容易にすることができる。
第1の縫合部14Aを縫合が外れやすい本縫い18Aで縫合し、第2の縫合部15Aを本縫い18Aと、縫合が外れにくい環縫い20Aと、で縫合することで、第1の縫合部14Aの縫合が外れる範囲を明確にでき、底面部7Aを開放しやすくするとともに、コンテナバッグ1A内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
第2の実施形態における第2の縫合部15Aの変形例を図面に基づいて説明する。図9(a)に示すように、第2の縫合部151Aは、底面部7Aの外縁の四分の三の範囲に沿ってかがり縫い19A又は環縫い20Aで形成されている。他の変形例として、図9(b)に示すように、第2の縫合部152Aは、底面部7Aの外縁に括弧を対向させるようにかがり縫い19A又は環縫い20Aで形成されている。図9(a)、(b)において、二点鎖線と第1の縫合部14Aで囲まれる部分は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に開放される部分である。
本考案における第1の縫合部14及び第1の縫合部14Aを、所定の重量を超えた荷重が掛った時に破断する強度の糸で縫合して、第2の縫合部15及び第2の縫合部15Aを所定の重量を超えた荷重が掛った時でも破断しない強度の糸と、で縫合してもよい。
これにより、糸の強度の選択により第1の縫合部14及び第1の縫合部14Aの縫合が外れる範囲を明確にでき、それぞれの底面部7、7Aを開放しやすくするとともに、それぞれのフレキシブルコンテナバッグ1、1A内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
また、本考案における第1の縫合部14及び第1の縫合部14Aを、一つの縫い本数で形成して、第2の縫合部15及び第2の縫合部15Aを複数の縫い本数で形成してもよい。
これにより、縫い本数の選択により第1の縫合部及び第1の縫合部14Aの縫合が外れる範囲を明確にでき、それぞれの底面部7、7Aを開放しやすくするとともに、それぞれのフレキシブルコンテナバッグ1、1A内の収納物を一時に全部排出することなく、適切に排出することができる。
本考案における本体部縫い代16は、図4(c)、図5(c)に示すように、本体部2の外側に折り曲げてから、もう一度本体部2の内側に折り曲げて形成してもよい。本体部縫い代16Aも図4(c)、図5(c)に示すものと同様に形成してもよい。
また、本体部縫い代16及び底面部縫い代17を本体部2の内側に折り曲げて縫合したり、本体部縫い代16A及び底面部縫い代17Aを本体部2Aの半径方向内側に折り曲げて縫合したりしてもよい。
また、本体部2の平面視における断面は、三角形、五角形、六角形等の多角形状に形成してもよい。本体部2Aの平面視における断面を楕円形状に形成してもよい。
1、1A フレキシブルコンテナバッグ
2、2A 本体部
4、4A 投入口
7、7A 底面部
9a、9b、9c、9e、9A 側面部
10、10A 吊りベルト
13、13A 縫合部
14、14A 第1の縫合部
15、15A、151、152、153、154、151A、152A 第2の縫合部
16、16A 本体部縫い代
17、17A 底面部縫い代
18、18A 本縫い
19、19A かがり縫い
20、20A 環縫い

Claims (6)

  1. 一端に投入口を有し他端が開放された筒状の本体部と、該本体部の他端の開放部を閉塞する底面部と、該本体部の側面に縫合された複数の吊りベルトと、を備えて構成されるフレキシブルコンテナバッグであって、
    該本体部と該底面部を縫合する縫合部が形成され、
    該縫合部が、該フレキシブルコンテナバッグに所定の重量を超えた荷重が掛った時に縫合が外れる第1の縫合部と、該フレキシブルコンテナバッグに所定の重量を超えた荷重が掛った時でも縫合が外れない第2の縫合部と、を備えて構成されることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ。
  2. 該第2の縫合部が、該底面部の外縁の二分の一乃至四分の三の範囲に設けられていることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  3. 該第1の縫合部及び該第2の縫合部が、該本体部を折り曲げて形成された本体部縫い代と、該底面部の外縁から延設された底面部縫い代と、を備えて構成され、
    該本体部縫い代及び該底面部縫い代を縫合して形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  4. 該第1の縫合部が、本縫いで縫合され、
    該第2の縫合部が、本縫いと、かがり縫い又は環縫いと、で縫合されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  5. 該第1の縫合部は、所定の重量を超えた荷重が掛った時に破断する強度の糸で縫合され、
    該第2の縫合部は、所定の重量を超えた荷重が掛った時でも破断しない強度の糸で縫合されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  6. 該第1の縫合部が、一つの縫い本数で形成され、
    該第2の縫合部が、複数の縫い本数で形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のフレキシブルコンテナバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170003938U (ko) * 2016-05-12 2017-11-22 주식회사 이리농수산자재 작업이 편리한 농산물 보관용 포대
JP2018058634A (ja) * 2016-10-09 2018-04-12 日豊製袋工業株式会社 フレキシブルコンテナバッグおよびそれへの充填物の充填方法

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