JP3157662U - 建造物の補強具 - Google Patents

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俊信 益田
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Abstract

【課題】様々な大きさや形状の建造物に対応することができ、供用中であっても容易に施工することができる建造物の補強具を提供する。【解決手段】それぞれの長手方向が鉛直方向を向くように建造物18の表面に等間隔に配置された複数の第1柱状体10と、隣り合う第1柱状体10の間にそれぞれ配置された複数の第2柱状体12で補強具は構成され、台形の横断面形状を有する第1柱状体10の第1固定面14が建造物18の表面に固定され、第1固定面と一辺をそれぞれ共有する2つの第2固定面16がそれぞれ別の第2柱状体12に固定される。【選択図】図3

Description

本考案は老朽化した建造物を補強する補強具に関する。
老朽化した建造物、特にRC(鉄筋コンクリート)造の建造物の補強にはいくつかの方法がある。その代表的なものとして、コンクリート部分をはつり、露出させた鉄筋に補強用の鉄筋を添えたり、鉄筋の腐食した部分を新品のものに交換したりする方法(特許文献1参照)と、補強用パネルで建造物の外周を覆うという方法(特許文献2参照)を挙げることができる。
特開2005−16201号公報 特開2009−138478号公報
しかしながら、コンクリートのはつりは作業日数がかかるうえ、施工対象が橋脚などの場合には安全のために橋の供用を一時停止するなどの措置をとらざるを得ず、社会的損失を招くという欠点がある。これに対し補強用パネルは供用しながらの施工が可能ではあるが、施工対象の大きさや形状に適応したものを用意しなければならないため、予め様々なタイプのものを用意しておく場合には保管コストがかかり、注文生産の場合には即応性に乏しいという問題があった。
本考案は、RC造、SRC造、鋼板、鋼管など様々なタイプの建造物の補強に対応することができ、供用中であっても容易に施工することができる建造物の補強具を提供することを目的とする。
本考案は、上記の課題を解決するため、それぞれの長手方向が鉛直方向を向くように建造物の表面に等間隔に配置された複数の第1柱状体と、隣り合う第1柱状体の間にそれぞれ配置された複数の第2柱状体で構成され、第1柱状体は多角形の横断面形状を有し、複数の側面のうち1つの側面が前記表面に固定される第1固定面であり、第1固定面以外の側面のうち2つの側面がそれぞれ別の第2柱状体に固定される第2固定面であることを特徴とする建造物の補強具を提供する。
建造物の表面に直接固定された複数の第1柱状体は建造物の動きに連動するため、2つの第2柱状体1つの第1柱状体に対して2つの第2柱状体で固定し、第1柱状体の自由な動きを制限することで建造物の揺れや変形を抑制することができる。第1柱状体と第2柱状体は2つの第2固定面で接着されるため、補強具は構造物の外周長に対する接着長さを大きくとることができるようになり、高い補強能力を発揮することができる。また建造物の大きさや形状に応じて第1柱状体および第2柱状体の数や配置を変更するするだけで様々なタイプの建造物に対応することができる。また建造物の外側から補強を行うため施工中に供用を一時停止する必要もない。
第1柱状体および第2柱状体は金属のほか、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂で形成することができる。第1柱状体と建造物の固定および第1柱状体と第2柱状体の固定には構造用接着剤を用いることができる。
第1柱状体が第1固定面の法線方向に対して第2固定面の法線方向のなす角度が鈍角となるような形状であれば、建造物の表面に複数の第1柱状体を固定した後に第2柱状体を固定することができるようになり、施工性が良くなる。第1柱状体および第2柱状体は断面形状が台形のものが好適であるが、三角形や六角形のものを用いることもできる。
第2柱状体を第1柱状体側に押圧した状態で固定する固定具を用いると建造物をより強力に補強することができるようになる。
本考案の建造物の補強具は大きさや形状、構造を問わず様々なタイプの建造物の補強に対応することができ、供用中であっても容易に施工することができる。
本考案の実施の形態の補強具の斜視図 本考案の実施の形態の補強具を丸支柱に施工した状態を示す模式図 図2の3−3線断面図 本考案の実施の形態の補強具を角支柱に施工した状態を示す模式図
本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は第1柱状体および第2柱状体の外観を示している。第1柱状体10および第2柱状体12は同じものであり、台形の横断面形状を有する長尺の柱状体である。この柱状体は4つの長方形の側面を有しており、第1柱状体10については下底側の側面が第1固定面14となり、第1固定面14と一辺を共有する斜辺側の2つの側面が第2固定面16となっている。
図2および図3は第1柱状体および第2柱状体を用いた建造物の補強構造を模式的に示している。中央に補強対象となる丸支柱18があり、その外周に第1柱状体10と第2柱状体12が同数ずつ配置され、さらに複数の第2柱状体12を取り囲むように環状の固定具20が配置されている。
第1柱状体10はそれぞれの長手方向を鉛直方向に向け、ほとんど間隔を空けずに丸支柱18の周方向に並列配置されている。これらの第1柱状体10は第1固定面14が丸支柱18の表面に構造用接着剤で接着固定されている。
第2柱状体12は隣り合う2つの第1柱状体10の間に第1柱状体10とは反対の向き
でそれぞれ配置されている。これらの第2柱状体12は、第2柱状体12を挟んで隣り合う第1柱状体10の対向する2つの第2固定面16に構造用接着剤で接着固定されている。
固定具20は帯状の締結具を環状にしたものであり、全ての第2柱状体12の下底側を取り巻いた状態で締結されている。環状に締結された固定具20は第2柱状体12に圧接し、第2柱状体12を第1柱状体10側に押圧した状態で固定する。これにより第1柱状体10と第2柱状体12は互いに圧接した状態となり、強力に接着固定される。
図4は補強対象が横断面形状が正方形の角支柱の場合の補強構造を模式的に示している。補強対象が角支柱28であっても第1柱状体30および第2柱状体32の基本的な配置は前述した丸支柱18の場合と同様である。ただし角支柱28は丸支柱18と異なり、表面が滑らかに連続しない部分が4箇所あり、そこには第2柱状体32を固定するための第1柱状体30が存在しないため、角支柱28の四隅には補助柱状体34を配置し、両隣の第2柱状体12と接着固定する。
固定具40は4枚の板状の補強具42と4本の棒状の締付具44を組み合わせたものであり、第1柱状体30および第2柱状体32が施工された角支柱28を第2柱状体32の外側から4枚の補強具42で覆い、締付具44で補強具42を内側に締め付けて固定する。これにより第2柱状体32は第1柱状体30側に押圧され、第1柱状体30と第2柱状体32は互いに圧接した状態となり、強力に接着固定される。
10、30 第1柱状体
12、32 第2柱状体
14 第1固定面
16 第2固定面
18 丸支柱
20、40 固定具
28 角支柱

Claims (4)

  1. それぞれの長手方向が鉛直方向を向くように建造物の表面に等間隔で配置された複数の第1柱状体と、隣り合う第1柱状体の間にそれぞれ配置された複数の第2柱状体で構成され、
    第1柱状体は多角形の横断面形状を有し、複数の側面のうち1つの側面が前記表面に固定される第1固定面であり、第1固定面以外の側面のうち2つの側面がそれぞれ別の第2柱状体に固定される第2固定面であることを特徴とする建造物の補強具。
  2. 第1固定面の法線方向に対して第2固定面の法線方向のなす角度が鈍角であることを特徴とする請求項1に記載の建造物の補強具。
  3. 第1柱状体は台形の横断面形状を有し、下底側の側面が第1固定面であり、斜辺側の2つの側面が第2固定面であることを特徴とする請求項1に記載の建造物の補強具。
  4. 複数の第2柱状体に圧接し、圧接した第2柱状体を第1柱状体側に押圧した状態で固定する固定具を備えたことを特徴とする請求項1または3に記載の建造物の補強具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014218822A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 公益財団法人鉄道総合技術研究所 コンクリート部材の補強構造及びその補強構築方法
JP2017160661A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 積水化学工業株式会社 長尺構造物の補強構造

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