JP3157432U - 折畳み傘収納ケース - Google Patents

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浩 市場
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Abstract

【課題】雨に濡れた折畳み傘を収納しても雨水が漏れ出ることがない折畳み傘収納ケースを提供する。【解決手段】折畳み傘Bを収納する袋状のケースであって、ケースの生地が、内側から順に吸水生地と吸水保水材と防水生地とで構成されている折畳み傘収納ケースAである。雨に濡れた折畳み傘Bを収納すると、折畳み傘Bに付着した雨水は、まず吸水生地により吸収され、つぎに吸水保水材により保持され、防水生地よりケースの外側に雨水が漏れ出ることはないから、ケースの外側が雨水により湿ることはないし、ケースを袋状に形成するための縫い目や折畳み傘の入れ口から雨水が漏れ出ることがない。【選択図】図1

Description

本考案は、折畳み傘収納ケースに関する。さらに詳しくは、雨に濡れた折畳み傘をそのまま収納できる折畳み傘収納ケースに関する。
折畳み傘を購入すると、それを収納するカバーが付属することが通常である。折畳み傘をこのカバーに収納すれば、それをバッグの中に入れても、折畳み傘の骨組みなどがバッグの中の所持品に引っかかることがないので、携帯するのに便利である。しかし、このカバーは防水加工などが施されていないため、使用後の雨に濡れた折畳み傘を収納すると、カバー自体が雨水により湿ってしまうものである。そのため、使用後は、雨に濡れたままの折畳み傘をそのまま手で持ち歩くことになり、邪魔になるばかりか、自身や周囲の人の衣服が折畳み傘に付着した雨水により濡れてしまうという問題があった。
そこで、特許文献1に記載の折畳み傘カバーのように、カバーをナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフインなどの防水性、耐水性、撥水性を有する生地で作ることにより、雨に濡れた折畳み傘をそのまま収納しても、雨水がカバーの外にしみ出さないようにしたものが考案されている。これにより、使用後の折り畳み傘をカバーに収納することができ、折畳み傘に付着した雨水によって自身や他人の衣服が濡れることを防止できるようになっている。
しかるに、防水性の生地で作られたカバーであっても、カバーを袋状に形成するための縫い目や折畳み傘の入れ口から折畳み傘に付着した雨水が漏れ出ることがあるため、雨に濡れた折畳み傘をカバーに収納して、それをバッグの中に入れると、バッグの内側やバッグの中の所持品が漏れ出た雨水で濡れてしまうという問題がある。
特開2000−139534号公報
本考案は上記事情に鑑み、雨に濡れた折畳み傘を収納しても雨水が漏れ出ることがない折畳み傘収納ケースを提供することを目的とする。
第1考案の折畳み傘収納ケースは、折畳み傘を収納する袋状のケースであって、前記ケースの生地が、内側から順に吸水生地と吸水保水材と防水生地とで構成されていることを特徴とする。
第2考案の折畳み傘収納ケースは、折畳み傘を収納する袋状のケースであって、前記ケースの生地が、内側から順に吸水生地と吸水保水材と防水生地と外皮とで構成されていることを特徴とする。
第1考案によれば、ケースの生地が、内側から順に吸水生地と吸水保水材と防水生地とで構成されているので、雨に濡れた折畳み傘を収納すると、折畳み傘に付着した雨水は、まず吸水生地により吸収され、つぎに吸水保水材により保持され、防水生地よりケースの外側に雨水が漏れ出ることはないから、ケースの外側が雨水により湿ることはないし、ケースを袋状に形成するための縫い目や折畳み傘の入れ口から雨水が漏れ出ることがない。
第2考案によれば、ケースの生地の外側が外皮で構成されているので、外皮として任意の生地を用いて、デザインを施すなどして、折畳み傘収納ケースに意匠効果を施すことができる。
本考案の一実施形態に係る折畳み傘収納ケースの正面図である。 同折畳み傘収納ケースの袋部の生地の断面図である。 同折畳み傘収納ケースにペットボトルを入れたときの説明図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本考案の一実施形態に係る折畳み傘収納ケースAは、折り畳んだ状態の折畳み傘Bを収納することができる袋状のケースである。
折畳み傘収納ケースAは、主に折畳み傘Bを収納する袋部10から構成されており、袋部10は後述する生地を2枚重ね又は二つ折りにし、下縁および両側縁を縫い合わせることにより、折畳み傘Bより一回り大きい袋状に形成されている。
袋部10の上縁は折畳み傘Bを出し入れできるように開口しており、その開口部15には線ファスナーなどが縫い付けられており、開け閉めが自在となっている。
なお、開口部15を袋部10の上縁から一方または両方の側縁にかけて円弧状に形成すると、開口部15を広く開口することができ、折畳み傘Bを出し入れしやすくなるので好適である。
袋部10の上方にはストラップ20が縫い付けられており、ストラップ20を手で持ったり、バッグの持ち手などに引っ掛けたりすることができるようになっている。
なお、ストラップ20の中間部をバックルなどの連結部材21で構成すれば、環状となっているストラップ20を開閉できるので、ストラップ20をバッグの持ち手などに引っ掛けることが容易となり、好適である。
図2に示すように、袋部10の生地は、折畳み傘Bが収納される袋部10の内側から順に、吸水生地11と吸水保水材12と防水生地13と外皮14とで構成されている。
吸水生地11は水を吸収する性質を有する生地である。吸水生地11としては、公知の吸汗・速汗性を有する生地が用いられる。
吸水保水材12は水分を保持する性質を有するものである。吸水保水材12としては、公知の高吸水・高吸湿繊維が用いられる。
防水生地13は水分の透過を遮断する性質を有する生地である。防水生地13としては例えばビニールが用いられる。
外皮14は任意の生地でよく、例えばナイロンやポリエステルなどが用いられる。外皮14は袋部10の外側に位置するため、撥水生地を用いることが好ましく、また、意匠効果を施すことが好ましい。
以上のように構成された生地で作られた袋部10に、雨に濡れた折畳み傘Bを収納すると、袋部10の内側に位置し折畳み傘Bと直接触れる吸水生地11により折畳み傘Bに付着した雨水が素早く吸収され、吸水生地11が吸水した水分は吸水保水材12で保持される。そして、防水生地13が水分の透過を遮断することにより、吸水保水材12で保持している水分が袋部10の外側にしみ出ないようになる。
そのため、袋部10の外側が雨水により湿ることはないし、水分は吸水保水材12で保持されているから、ケースを袋状に形成するための縫い目や開口部15から雨水が漏れ出ることがない。
また、袋部10の生地の外側が外皮14で構成されているので、外皮14として任意の生地を用いて、デザインを施すなどして、折畳み傘収納ケースAに意匠効果を施すことができる。
なお、外皮14を構成しない実施形態としてもよく、その場合でも袋部10から雨水が漏れ出ることはない。
なお、図3に示すように、本考案に係る折畳み傘収納ケースは、折畳み傘を収納するのに用いる以外にも、ペットボトルCを収納するのに用いることができる。冷えたペットボトルはその外周に水滴が付着することがあるが、この水滴が付いたままでもケースに収納することができるからである。
A 折畳み傘収納ケース
B 折畳み傘
C ペットボトル
10 袋部
11 吸水生地
12 吸水保水材
13 防水生地
14 外皮
15 開口部
20 ストラップ
21 連結部材

Claims (2)

  1. 折畳み傘を収納する袋状のケースであって、
    前記ケースの生地が、内側から順に吸水生地と吸水保水材と防水生地とで構成されている
    ことを特徴とする折畳み傘収納ケース。
  2. 折畳み傘を収納する袋状のケースであって、
    前記ケースの生地が、内側から順に吸水生地と吸水保水材と防水生地と外皮とで構成されている
    ことを特徴とする折畳み傘収納ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018154941A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 日清紡テキスタイル株式会社 衣料製品

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