JP3157397U - 袋ナットの圧造成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の圧造工程で順次段階的に成形して袋ナットを形成する際、その一連の工程中において刻印を施すことができる袋ナットの圧造成形機を提供する。【解決手段】袋ナットの圧造成形機における前段側に、中心部にねじ用内孔が形成され、かつ多角形状のナット部と、内孔一端を閉鎖する袋頭部とを備えた中間成形品を圧造成形する圧造工程を備える一方、その圧造工程の後段側に、中間成形品を受け入れる凹所1aをもつダイ1と、ダイ1と中心部にダイ内に進退動可能に設けられ、先端面にマークや文字などの刻印部2aをもつ成形ピン2と、中間成形品の内孔に入り込み、その状態で中間成形品をダイ1の凹所1a内に押し込んで中間成形品の袋頭部上面に成形ピン2の刻印部2aによるマークや文字などを刻印するパンチ3とからなる刻印工程を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、所定長さのブランクを段階的に圧造成形して、中心部にねじ用内孔が形成され、かつ多角形状のナット部と、内孔一端を閉鎖する袋頭部とを備えた袋ナットを形成する袋ナットの圧造成形機に関する。
従来、例えばホイールナット(袋ナット)の平坦な袋頭部の上面にマークや文字などを刻印する場合、まず、中心部にねじ孔が形成され、かつ多角形状のナット部と、ねじ孔一端を閉鎖する袋頭部とを備えた袋ナットを圧造成形機とタッピング装置とを用いて形成し、その後、別設した刻印装置により、袋ナットの袋頭部の上面にマークや文字などを刻印するようにしている。
ところが、上記した従来の袋ナットへの刻印装置にあっては、一旦袋ナットを形成しその後別設した刻印装置を用いて袋ナットの袋頭部の上面に刻印するため、大がかりな刻印装置が必要であるばかりか、多数収容された袋ナットを刻印装置に順次移送する複雑な供給機構も必要となる。そのため、コスト高となると共に、大きなスペースも必要となる問題があった。また、ねじ孔が形成された袋ナットに、後工程で刻印を施すため、刻印時の衝撃が仕上がった袋ナットにかかり、全体形状やねじ孔などに変形を発生させるといった不具合が生ずる恐れも有していた。
そこで、本考案は、上記のような問題に鑑み考案したもので、複数の圧造工程で順次段階的に成形して袋ナットを形成する際、その一連の工程中において刻印を施すことができるようにして、大がかりな刻印装置やスペースを不要にし、その上、全体形状やねじ孔などに不具合が生じるのを防止できる袋ナットの圧造成形機の提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1記載の考案は、所定長さのブランクを用いて段階的に圧造成形して袋ナットを形成する圧造成形機であって、圧造成形機における前段側に、中心部にねじ用内孔が形成され、かつ多角形状のナット部と、内孔一端を閉鎖する袋頭部とを備えた中間成形品を圧造成形する圧造工程を備える一方、その圧造工程の後段側に、中間成形品を受け入れる凹所をもつダイと、ダイと中心部にダイ内に進退動可能に設けられ、先端面にマークや文字などの刻印部をもつ成形ピンと、中間成形品の内孔に入り込み、その状態で中間成形品をダイの凹所内に押し込んで中間成形品の袋頭部上面に成形ピンの刻印部によるマークや文字などを刻印するパンチとからなる刻印工程を備えていることを特徴とする。
なお、刻印部とは凹状の刻印部や凸状の刻印部、或いは両方を組み合わせた刻印部を含む概念である。
本考案によれば、中心部にねじ用内孔が形成され、かつ多角形状のナット部と、内孔一端を閉鎖する袋頭部とを備えた中間成形品を成形する圧造工程の後段側に、中間成形品を受け入れる凹所をもつダイと、ダイと中心部にダイ内に進退動可能に設けられ、先端面にマークや文字などの刻印部をもつ成形ピンと、中間成形品の内孔に入り込み、その状態で中間成形品をダイの凹所内に押し込んで中間成形品の袋頭部上面に成形ピンの刻印部によるマークや文字などを刻印するパンチとからなる刻印工程を設けたから、複数の圧造工程で順次段階的に圧造成形して袋ナットを形成する際に、その後段側の工程において刻印をその一連の流れの中で施すことができる。これにより、特別に大がかりな刻印装置を設ける必要がなく、大きなスペースも不要にできる。また、ねじ孔のタツピング前に刻印が行えるので、全体形状の変形やねじ孔の変形が生じるといったこともなくなる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、所定長さのブランクを用いて段階的に圧造成形して袋ナット(最終成形品)を形成する多段式圧造成形機の後段側(この実施の形態では最終段に設けている。)に設けられる刻印工程を示す。なお、多段式圧造成形機の全体構造は図示していないが、前段側に中心部にねじ用内孔C1が形成され、かつ多角形状のナット部C2と、内孔C1の一端を閉鎖する袋頭部C3と、座部C4を備えた中間成形品Cを圧造成形する複数の圧造工程を備えている。これら圧造工程は既知の構造であるので、その具体的な構造及び作用については省略する。
そして、上記圧造工程の後段に設けられる刻印工程の構造としては、図1に示すように中間成形品Cを受け入れる凹所1aとガイド孔1bをもつダイ1と、ダイ1の中心部にダイ1内に進退動可能に設けられ、先端面にマークや文字などの凸状刻印部2aをもつ成形ピン2と、中間成形品Cの内孔C1に入り込み、その状態で中間成形品Cをダイ1の凹所1a内に押し込んで中間成形品Cの袋頭部C3上面に成形ピン2の凸状刻印部2aによるマークや文字などを凹み状に刻印するパンチ3とを備えた構成となっている。
また、成形ピン2の後端部にはダイ1のガイド孔1bに沿って摺動する大径部2bが一体形成され、大径部2bの後面にはノックアウト機構(図示せず)のノックアウトピン4が当接状態で配設されている。ノックアウトピン4は刻印終了後、ダイ1側に移動して図2に示すように成形ピン2を介して刻印された最終成形品Nをダイ1外方に押し出すようになされている。また、ダイ1のガイド孔1b内には、成形ピン2の戻しばね5が内装されている。この戻しばね5はノックアウトピン4により成形ピン2を介し最終成形品Nをダイ1外方へ押し出して、最終成形品Nを例えば素材移送用チャック装置のチャック(図示せず)に保持させた後、ノックアウト機構の後退動作時に成形ピン2を最終成形品Sからx間隔分ダイ1側へ引き戻して、成形ピン2の凸状刻印部2aと最終成形品Nの刻印凹部N5との係合関係を解除して、素材移送用チャック装置による最終成形品Nの移送を阻害しないように構成している。
図3は一例として内孔へのタッピング加工を除いた全体形状を多段式圧造成形機を用いて圧造加工により順次段階的に形成する製造課程を示している。
まず、図3の(イ)に示すように棒状素材を所定長さに切断してブランクaを形成し、これを多段式圧造成形機の第1工程に移送し、第1工程のパンチとダイにて据え込み加工を施し、外周をサイング成形して図3の(ロ)に示すような円柱状の一次成形品Aを形成する。
次に、一次成形品Aを第2工程に移送し、第2工程のパンチとダイにて据え込み加工を施して、中心部に凹所B1が形成され、かつ大径筒部B2と小径部B3とからなる図3の(ハ)に示すような二次成形品Bを形成する。
その後、二次成形品Bを第3工程に移送し、第3工程のパンチとダイにて圧造成形して、中心部にねじ用内孔C1が形成され、かつ多角形状のナット部C2と、内孔一端を閉鎖する袋頭部C3と、座部C4を備えた図3の(ニ)に示すような三次成形品(中間成形品)Cを形成する。
然る後、三次成形品Cを第4工程の刻印工程に移送し、刻印工程のパンチ3を三次成形品Cの内孔C1に入り込ませると共に、その状態ままパンチ3により三次成形品Cをダイ1の凹所1a内に押し込む。この押し込み動作により、成形ピン2の凸状刻印部2aよって図1に示すように三次成形品Cの袋頭部C3上面にマークや文字などの刻印凹部N5を刻印して図3の(ホ)及び(ヘ)に示すような最終成形品Nを形成する。
また、刻印終了後、最終成形品Nはノックアウトピン4の前進移動により成形ピン2を介して刻印工程のダイ1内から外方に押し出され、素材移送用チャック装置のチャック(図示せず)に保持される。そして、ノックアウト機構の後退動作と同時に戻しばね5により成形ピン2を最終成形品Nからx間隔分ダイ1側へ引き戻し、成形ピン2の刻印部2aと最終成形品Nとの係合関係を解除する。この解除状態のもとで素材移送用チャック装置により最終成形品Nを成形ピン2と干渉することなく移送され、後工程として、最終成形品Nの内孔N1にタッピング加工を行って内ねじN1′を形成し、さらに、メッキ処理を施して図3の(ト)に示すような最終製品としての袋ナットNを形成する。
以上のように本考案によれば、複数の圧造工程で順次段階的に圧造成形して最終成形品Nを形成する際に、その後段側の工程において刻印をその一連の流れの中で施すことができる。これにより、特別に大がかりな刻印装置を設ける必要がなく、大きなスペースも不要にできる。また、ねじ孔のタツピング前に刻印が行えるので、全体形状の変形やねじ孔の変形が生じるといったこともない。
また、上記した実施の形態では、最終成形品Nの袋頭部N3の上面に刻印凹所N4を形成したものについて説明したけれども、図4及び図5に示すように、最終成形品Nの袋頭部N3の上面にマークや文字を凸設して刻印凸部N5′を形成するようにしてもよい。
その場合、図5に示すように、先の実施の形態の刻印工程の構造における成形ピン2として、その先端面にマークや文字などの凹状刻印部2a′をもつ成形ピン2を用いればよい。なお、その他の構成は先の実施の形態の刻印工程の構成と同様であり、同じ符号を付しその構成及び作用の説明については省略する。
このように構成した場合にも、先の実施の形態の場合と同様に複数の圧造工程で順次段階的に圧造成形して袋ナット(最終成形品)Nを形成する際に、圧造工程の後段側の工程において刻印凸部をその一連の流れの中で施すことができ、同様の効果が得られる。
なお、以上の実施の形態では、いずれも最終段に刻印工程を設けたものについて説明したけれども、上記した圧造工程の後段側であればよいのであって、最終段に限定されるものではない。また、刻印部としては、上記した凸状の刻印部2aや凹状の刻印部2a′の他、両方を組み合わせた刻印部であってもよい。
本考案に係る袋ナットの圧造成形機における刻印工程の概略説明図である。 同刻印工程における最終成形品の押し出し動作説明図である。 同圧造成形機による段階的な成形課程の説明図である。 別の袋ナットの平面図である。 同刻印工程の別の実施の形態の説明図である。
1 ダイ
1a 凹所
2 成形ピン
2a 刻印部
2a′ 刻印部
3 パンチ
C 三次成形品(中間成形品)
C1 ねじ用内孔
C2 ナット部
C3 袋頭部
N 最終成形品(袋ナット)
N1 ねじ用内孔
N2 ナット部
N3 袋頭部
N5 刻印凹部
N5′ 刻印凸部

Claims (1)

  1. 所定長さのブランクを用いて段階的に圧造成形して袋ナットを形成する袋ナットの圧造成形機であって、圧造成形機における前段側に、中心部にねじ用内孔が形成され、かつ多角形状のナット部と、内孔一端を閉鎖する袋頭部とを備えた中間成形品を圧造成形する圧造工程を備える一方、その圧造工程の後段側に、中間成形品を受け入れる凹所をもつダイと、ダイと中心部にダイ内に進退動可能に設けられ、先端面にマークや文字などの刻印部をもつ成形ピンと、中間成形品の内孔に入り込み、その状態で中間成形品をダイの凹所内に押し込んで中間成形品の袋頭部上面に成形ピンの刻印部によるマークや文字などを刻印するパンチとからなる刻印工程を備えていることを特徴とする袋ナットの圧造成形機。
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