JP3156101B2 - 粉末混合物成形方法 - Google Patents
粉末混合物成形方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末混合物を支持体上
に成形する（ｃｏｍｐａｃｔｉｎｇ）方法と、この方法
により得られる成形した粉末混合物のペレットを備えた
支持体により形成した過小品塗布器とに関する。
に成形する（ｃｏｍｐａｃｔｉｎｇ）方法と、この方法
により得られる成形した粉末混合物のペレットを備えた
支持体により形成した過小品塗布器とに関する。
【０００２】
【発明の背景】本出願人を発明者とする１９９０年７月
２０日付仏国特許願９０−０９３２７号明細書には、粉
末混合物の層を囲いの底部に堆積し、ピストンがこの囲
い内に滑動し粉末混合物に直接圧力を加え、この圧力を
加える間に粉末混合物に超音波の作用を加える、粉末混
合物の成形方法について記載してある。前記特許願明細
書によれば粉末混合物は、５ないし８０％の少なくとも
１種類の熱可塑性粉末製品を含み、残りは少なくとも１
種類の非熱可塑性製品により形成してある。成形しよう
とする混合物中の熱可塑性粉末製品の存在は、超音波の
作用の結果として内側及び／又は外側の被覆を粉末混合
物に生成できることを意味する。この被覆は非熱可塑性
製品を保持する。
２０日付仏国特許願９０−０９３２７号明細書には、粉
末混合物の層を囲いの底部に堆積し、ピストンがこの囲
い内に滑動し粉末混合物に直接圧力を加え、この圧力を
加える間に粉末混合物に超音波の作用を加える、粉末混
合物の成形方法について記載してある。前記特許願明細
書によれば粉末混合物は、５ないし８０％の少なくとも
１種類の熱可塑性粉末製品を含み、残りは少なくとも１
種類の非熱可塑性製品により形成してある。成形しよう
とする混合物中の熱可塑性粉末製品の存在は、超音波の
作用の結果として内側及び／又は外側の被覆を粉末混合
物に生成できることを意味する。この被覆は非熱可塑性
製品を保持する。
【０００３】本出願人は、塗布器とくに粉末混合物を支
持体に成形することにより試料として使われる寸法の塗
布器を作るのに前記の方法を使うことを提案した。熱可
塑性物質の存在により成形した混合物を支持体に固定で
きるが、成形した混合物の粉砕については満足が得られ
なかった。粉砕粉末の品質を高める唯一の方法は、支持
体上に成形される粉末混合物の層の厚さを増すことであ
った。しかし満足できる粉砕部分（ｃｒｕｍｂｌｉｎｇ
ｆｒａｃｔｉｏｎ）を得るのに必要な厚さにより、こ
の場合塗布器の外観は好ましくなくなり全成形層に対し
て粉砕部分が小さいので製品の損失を伴う。
持体に成形することにより試料として使われる寸法の塗
布器を作るのに前記の方法を使うことを提案した。熱可
塑性物質の存在により成形した混合物を支持体に固定で
きるが、成形した混合物の粉砕については満足が得られ
なかった。粉砕粉末の品質を高める唯一の方法は、支持
体上に成形される粉末混合物の層の厚さを増すことであ
った。しかし満足できる粉砕部分（ｃｒｕｍｂｌｉｎｇ
ｆｒａｃｔｉｏｎ）を得るのに必要な厚さにより、こ
の場合塗布器の外観は好ましくなくなり全成形層に対し
て粉砕部分が小さいので製品の損失を伴う。
【０００４】従って、極めて厚い粉末混合物の層を支持
体に付加する必要のない、成形された粉末混合物の支持
体への固定方法を見出すことは望ましいことであった。
体に付加する必要のない、成形された粉末混合物の支持
体への固定方法を見出すことは望ましいことであった。
【０００５】本発明によれば、この問題は、屈曲したみ
ぞ（ａｎｆｒａｃｔｕｏｓｉｔｉｅｓ）［とくに小さな
空洞、小孔、気孔、不規則部、毛髪又は繊維］を持つ支
持体を、粉末混合物と接触した少なくとも表面上に使う
ことにより、又成形しようとする混合物に支持体を経て
圧力及び超音波を加えることにより解決できることが分
った。
ぞ（ａｎｆｒａｃｔｕｏｓｉｔｉｅｓ）［とくに小さな
空洞、小孔、気孔、不規則部、毛髪又は繊維］を持つ支
持体を、粉末混合物と接触した少なくとも表面上に使う
ことにより、又成形しようとする混合物に支持体を経て
圧力及び超音波を加えることにより解決できることが分
った。
【０００６】従って本発明の第１の目的は、（イ）成形
しようとする粉末混合物の層を囲い１１の底部に置き、
（ロ）ピストン３を前記囲い内に滑動させ、（ハ）この
囲い内で滑動するピストンによって、成形しようとする
前記粉末混合物に圧力を加え、（ニ）これと同時に前記
粉末混合物に超音波を印加する、支持体上に粉末混合物
Ｐを成形する粉末混合物成形方法において、成形しよう
とする前記粉末材料の層上に支持体２を、この支持体の
少なくとも表面２１ｂを、屈曲したみぞが見える前記粉
末混合物に接触させて載置し、前記粉末混合物に、前記
支持体２を介して圧力及び超音波を印加することを特徴
とする粉末混合物成形方法を提供することにある。
しようとする粉末混合物の層を囲い１１の底部に置き、
（ロ）ピストン３を前記囲い内に滑動させ、（ハ）この
囲い内で滑動するピストンによって、成形しようとする
前記粉末混合物に圧力を加え、（ニ）これと同時に前記
粉末混合物に超音波を印加する、支持体上に粉末混合物
Ｐを成形する粉末混合物成形方法において、成形しよう
とする前記粉末材料の層上に支持体２を、この支持体の
少なくとも表面２１ｂを、屈曲したみぞが見える前記粉
末混合物に接触させて載置し、前記粉末混合物に、前記
支持体２を介して圧力及び超音波を印加することを特徴
とする粉末混合物成形方法を提供することにある。
【０００７】この方法では熱可塑性製品を含まないと、
粉末混合物を支持体に満足できる状態で固定し、成形さ
れる粉末混合物が適当に粉砕するようにしてある。
粉末混合物を支持体に満足できる状態で固定し、成形さ
れる粉末混合物が適当に粉砕するようにしてある。
【０００８】粉末混合物は、任意の鉱物質又は無機質の
製品、或は操作条件のもとで成形することのできるこれ
等の製品の混合物から成っている。この粉末混合物はと
くに、たとえば顔の皮膚又はまぶたを化粧するための製
品から成っている。鉱物質製品の例には、滑石、粘土、
とくにカオリン、雲母及び鉱物質顔料たとえばチタン、
亜鉛又は酸化鉄がある。有機質製品の例には、米澱粉又
は絹粉末のような植物性粉末、ポリアクリレートのよう
な非熱可塑性のポリマー粉末及び繊維たとえば木綿繊維
がある。
製品、或は操作条件のもとで成形することのできるこれ
等の製品の混合物から成っている。この粉末混合物はと
くに、たとえば顔の皮膚又はまぶたを化粧するための製
品から成っている。鉱物質製品の例には、滑石、粘土、
とくにカオリン、雲母及び鉱物質顔料たとえばチタン、
亜鉛又は酸化鉄がある。有機質製品の例には、米澱粉又
は絹粉末のような植物性粉末、ポリアクリレートのよう
な非熱可塑性のポリマー粉末及び繊維たとえば木綿繊維
がある。
【０００９】又少量の熱可塑性製品を、成形後に粉末混
合物の凝集を向上させるように、成形しようとする粉末
混合物中に導入してもよい。この量は５％以下が有利で
ある。
合物の凝集を向上させるように、成形しようとする粉末
混合物中に導入してもよい。この量は５％以下が有利で
ある。
【００１０】前記したように「屈曲したみぞ」（ａｎｆ
ｒａｃｔｕｏｓｉｔｉｅｓ）とは、小さな空洞、小孔、
気孔、不規則部、凹凸部又は各毛の間或は各繊維間の空
間のことである。これ等の屈曲したみぞは、連続気泡又
は半連続気泡を持つ発泡プラスチック支持体、セルロー
スフォーム支持体、圧縮木綿支持体又は不織材料支持体
により得られる。又少なくとも一方の面をフロック加工
により又はフォーム層で覆った支持体を使ってもよい。
この場合この支持体は、剛性又は半剛性の非熱溶融性プ
ラスチック又はボール紙で作るのがよい。
ｒａｃｔｕｏｓｉｔｉｅｓ）とは、小さな空洞、小孔、
気孔、不規則部、凹凸部又は各毛の間或は各繊維間の空
間のことである。これ等の屈曲したみぞは、連続気泡又
は半連続気泡を持つ発泡プラスチック支持体、セルロー
スフォーム支持体、圧縮木綿支持体又は不織材料支持体
により得られる。又少なくとも一方の面をフロック加工
により又はフォーム層で覆った支持体を使ってもよい。
この場合この支持体は、剛性又は半剛性の非熱溶融性プ
ラスチック又はボール紙で作るのがよい。
【００１１】しかしフロック加工したフォーム（ｆｌｏ
ｃｋｅｄ ｆｏａｍ）又はフロック加工した不織材料を
使ってもよい。フロック加工は、たとえばナイロン、木
綿、アクリル樹脂又はポリアミド樹脂から成る糸又は毛
を、ワニスで支持体に固着することによりよく知られて
いるようにして行う。
ｃｋｅｄ ｆｏａｍ）又はフロック加工した不織材料を
使ってもよい。フロック加工は、たとえばナイロン、木
綿、アクリル樹脂又はポリアミド樹脂から成る糸又は毛
を、ワニスで支持体に固着することによりよく知られて
いるようにして行う。
【００１２】屈曲したみぞは、粉末混合物の粒子の直径
より大きい寸法を持つのがよい。
より大きい寸法を持つのがよい。
【００１３】成形中に粉末混合物は、たとえばフォーム
の気孔又はフロック加工を繊維間の空間により形成した
屈曲したみぞ内に超音波により粉末を分散する際に支持
体に若干の区域に接着すると考えられる。
の気孔又はフロック加工を繊維間の空間により形成した
屈曲したみぞ内に超音波により粉末を分散する際に支持
体に若干の区域に接着すると考えられる。
【００１４】各支持体は、塗布器をつかむための軸又は
取手を設けた又は設けてない幅の狭い帯体体又は円形或
は卵形の板のような極めて多種類の形状を持つ。
取手を設けた又は設けてない幅の狭い帯体体又は円形或
は卵形の板のような極めて多種類の形状を持つ。
【００１５】本発明方法の１特徴によれば、圧力及び超
音波を粉末混合物に支持体を介して印加する。この場
合、圧力及び超音波を粉末混合物に直接印加したときよ
り一層均質な成形ができる。さらに成形用の囲いは、異
なる形状の塗布器を作ることができるように、簡単な設
計になっている。
音波を粉末混合物に支持体を介して印加する。この場
合、圧力及び超音波を粉末混合物に直接印加したときよ
り一層均質な成形ができる。さらに成形用の囲いは、異
なる形状の塗布器を作ることができるように、簡単な設
計になっている。
【００１６】本発明に使われる超音波は、１０ないし１
００ｋＨｚの周波数と、２０ないし６０μｍの振幅とを
持つのが有利である。成形中に粉末混合物に送出す動力
は締固め混合物１ｃｍ3当たり１ないし３ｋｗである。
超音波の放出時間は０．２５ないし３である。
００ｋＨｚの周波数と、２０ないし６０μｍの振幅とを
持つのが有利である。成形中に粉末混合物に送出す動力
は締固め混合物１ｃｍ3当たり１ないし３ｋｗである。
超音波の放出時間は０．２５ないし３である。
【００１７】印加圧力は、６０×１０5ないし１００×
１０5パスカルである。
１０5パスカルである。
【００１８】成形を行うのに支持体に当てられるピスト
ンは、超音波発生器のソノイロード（ｓｏｎｏｔｒｏｄ
ｅ）により形成するのが有利である。
ンは、超音波発生器のソノイロード（ｓｏｎｏｔｒｏｄ
ｅ）により形成するのが有利である。
【００１９】囲いは一般に重ね合わせた２部分すなわち
平面図で支持体の形状を持ち、囲いの開口の側に位置さ
せた上部部分と、粉末材料から成る成形されるペレット
を形成することが望ましい形状を平面図で持ち、囲いの
底部の側に位置させた下部部分とから成っている。囲い
の底部は、扁平、凹入又は凸出の形状でよい。又囲いは
盛上がった又はくぼんだ飾り模様を備えてもよい。
平面図で支持体の形状を持ち、囲いの開口の側に位置さ
せた上部部分と、粉末材料から成る成形されるペレット
を形成することが望ましい形状を平面図で持ち、囲いの
底部の側に位置させた下部部分とから成っている。囲い
の底部は、扁平、凹入又は凸出の形状でよい。又囲いは
盛上がった又はくぼんだ飾り模様を備えてもよい。
【００２０】エラストマー材料たとえばシリコーンの層
を囲いの底部に配置する。又粉末混合物を当てられ、圧
縮中にガス抜きとして作用する格子を囲いの底部に当て
がってもよい。
を囲いの底部に配置する。又粉末混合物を当てられ、圧
縮中にガス抜きとして作用する格子を囲いの底部に当て
がってもよい。
【００２１】ピストンの端面は扁平、凹入又は凸出の形
態のいずれでもよい。
態のいずれでもよい。
【００２２】本発明方法の特定の実施例によれば、支持
体を、その包装箱（ｐａｃｋｉｎｇ）と共に成形用の囲
いの底部に配置する。成形しようとする粉末混合物は前
記包装箱と前記支持体の間に位置させる。この包装箱
は、成形しようとする粉末混合物と接触している面とは
反対側の支持体面の一部分を、ピストンが押しつけるこ
とができるような形状を持つ。
体を、その包装箱（ｐａｃｋｉｎｇ）と共に成形用の囲
いの底部に配置する。成形しようとする粉末混合物は前
記包装箱と前記支持体の間に位置させる。この包装箱
は、成形しようとする粉末混合物と接触している面とは
反対側の支持体面の一部分を、ピストンが押しつけるこ
とができるような形状を持つ。
【００２３】本発明の第２の目的は、成形した粉末材料
の少なくとも１個のペレットを設けた支持体により形成
され、本発明方法により得られる塗布器を提供すること
にある。
の少なくとも１個のペレットを設けた支持体により形成
され、本発明方法により得られる塗布器を提供すること
にある。
【００２４】本発明によれば支持体は１個又は複数個の
ペレットを設けることができる。後者の場合には塗布器
は互いに異なる色を持つ成形される製品のペレットによ
り構成してもよい。
ペレットを設けることができる。後者の場合には塗布器
は互いに異なる色を持つ成形される製品のペレットによ
り構成してもよい。
【００２５】本発明によれば支持体は、その全外表面に
わたり屈曲したみぞを持つのが有利である。成形される
粉末材料から成るペレットは、前記各屈曲したみぞの一
部に直角をなして配置する。たとえば支持体は、全体を
フォーム材料で構成し、又は全体を圧縮木綿で構成し、
又は十分にフロック加工した支持体或はフォーム内に完
全に覆われた支持体により構成する。これ等の全部の場
合に塗布器の一方の面は、化粧粉末の塗布に使われ、他
方の面は塗布される化粧品に混合するのに使うことがで
きる。
わたり屈曲したみぞを持つのが有利である。成形される
粉末材料から成るペレットは、前記各屈曲したみぞの一
部に直角をなして配置する。たとえば支持体は、全体を
フォーム材料で構成し、又は全体を圧縮木綿で構成し、
又は十分にフロック加工した支持体或はフォーム内に完
全に覆われた支持体により構成する。これ等の全部の場
合に塗布器の一方の面は、化粧粉末の塗布に使われ、他
方の面は塗布される化粧品に混合するのに使うことがで
きる。
【００２６】本発明による塗布器は包装箱により保護す
るのがよい。塗布器は、粉末混合物の成形の前後に包装
箱に挿入することができる。包装箱は、射出成形した又
は成形した熱可塑性材料から成る容器（ｓｈｅｌｌ）、
或は塗布器を含む寸法に切断され２面を２つのカバーで
閉じた固体の繊維板の複合体により構成してある。これ
等のカバーは、透明で少なくとも一方ははがすことがで
きる。
るのがよい。塗布器は、粉末混合物の成形の前後に包装
箱に挿入することができる。包装箱は、射出成形した又
は成形した熱可塑性材料から成る容器（ｓｈｅｌｌ）、
或は塗布器を含む寸法に切断され２面を２つのカバーで
閉じた固体の繊維板の複合体により構成してある。これ
等のカバーは、透明で少なくとも一方ははがすことがで
きる。
【００２７】以下本発明の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
細に説明する。
【００２８】
【実施例】図２及び３に示すように、成形を行うには粉
末混合物Ｐの層と、支持体２とを、型１内に導入する。
次いで粉末混合物Ｐに、超音波発生器のソノトロードに
より形成したピストン３によって、支持体２を介して圧
力を加える。
末混合物Ｐの層と、支持体２とを、型１内に導入する。
次いで粉末混合物Ｐに、超音波発生器のソノトロードに
より形成したピストン３によって、支持体２を介して圧
力を加える。
【００２９】図示の実施例では支持体２は、この支持体
をつかむための取手を設けた円板形のペレット２１の形
にしてある。ペレット２１は、直径８ｍｍ、厚さ４ｍで
ある。ペレット２１の２つの面は、長さ１ｍｍ直径０．
０６ｍｍのレーヨン繊維フロックによって完全にフロッ
ク加工されている。
をつかむための取手を設けた円板形のペレット２１の形
にしてある。ペレット２１は、直径８ｍｍ、厚さ４ｍで
ある。ペレット２１の２つの面は、長さ１ｍｍ直径０．
０６ｍｍのレーヨン繊維フロックによって完全にフロッ
ク加工されている。
【００３０】頂部に向かい開口して部分１２，１３に分
割した囲い１１を、型１内に形成してある。底部１４の
側部に位置する下部部分１２は、必要なすきまを除いて
パレット２１の形状を持ち、上部部分１３は、全支持体
２すなわちパレット２１及び取手２２の形状を持つ。囲
い１１は、下部部分１２内において１０ｍｍの直径と、
最も深い部分において４ｍｍの深さとを持つ。この囲い
の底部１４は平らである。
割した囲い１１を、型１内に形成してある。底部１４の
側部に位置する下部部分１２は、必要なすきまを除いて
パレット２１の形状を持ち、上部部分１３は、全支持体
２すなわちパレット２１及び取手２２の形状を持つ。囲
い１１は、下部部分１２内において１０ｍｍの直径と、
最も深い部分において４ｍｍの深さとを持つ。この囲い
の底部１４は平らである。
【００３１】成形を行うには、結合剤として４％のステ
アリン酸マグネシウムを含む０．２ｍｌの非熱可塑性顔
料粉末を囲いの底部１４に導入する。ソノトロード３は
次いで、これが支持体２の上面２１ａに接触するまで下
降させる。６０×１０5パスカルの圧力を、ソノトロー
ドにより２．５ｓにわたり支持体２に加える。この圧縮
中にソノトロードは、超音波を２ｓにわたり放出する。
成形中に超音波の形で送出される動力は２ｋｗ／ｃｍ3
である。支持体２を押しつけるソノトロード３の端部３
１は凹入している。このようにして、パレット２１の下
面２１ｂに固定した粉末混合物のペレット２３が得られ
る。ソノトロード３の表面３１が凹入しているから、粉
末の凝集力はペレット２３の周辺で中央部におけるより
も高い。ペレット２３を形成する成形される粉末混合物
の９０重量％が粉砕（ｃｒｕｍｂｌｅ）できることが計
測された。
アリン酸マグネシウムを含む０．２ｍｌの非熱可塑性顔
料粉末を囲いの底部１４に導入する。ソノトロード３は
次いで、これが支持体２の上面２１ａに接触するまで下
降させる。６０×１０5パスカルの圧力を、ソノトロー
ドにより２．５ｓにわたり支持体２に加える。この圧縮
中にソノトロードは、超音波を２ｓにわたり放出する。
成形中に超音波の形で送出される動力は２ｋｗ／ｃｍ3
である。支持体２を押しつけるソノトロード３の端部３
１は凹入している。このようにして、パレット２１の下
面２１ｂに固定した粉末混合物のペレット２３が得られ
る。ソノトロード３の表面３１が凹入しているから、粉
末の凝集力はペレット２３の周辺で中央部におけるより
も高い。ペレット２３を形成する成形される粉末混合物
の９０重量％が粉砕（ｃｒｕｍｂｌｅ）できることが計
測された。
【００３２】塗布器を保護するように、塗布器は、ほぼ
長方形の平行六面体の形状の箱により形成した包装箱
（ｐａｃｋｉｎｇ）４内に挿入される。この平行六面体
の小さい側面の１つは開き、他方の小側面は、必要なす
きまを除いてパレット２１と同じ直径を持つ半円筒４１
を形成する。この包装箱の全長は塗布器２の最大寸法す
なわち、取手２２の長さと、パレット２１の直径との合
計よりわずかに大きい。この包装箱の厚さは必要なすき
まを除いて、粉末混合物の成形されたペレット２３の厚
さを含むパレット２１の厚さに等しい。この平行六面体
の大きい面は開いた側に、使用者が塗布器２を取出すの
に取手２１をつかむことのできる切欠き４２を設けてあ
る。
長方形の平行六面体の形状の箱により形成した包装箱
（ｐａｃｋｉｎｇ）４内に挿入される。この平行六面体
の小さい側面の１つは開き、他方の小側面は、必要なす
きまを除いてパレット２１と同じ直径を持つ半円筒４１
を形成する。この包装箱の全長は塗布器２の最大寸法す
なわち、取手２２の長さと、パレット２１の直径との合
計よりわずかに大きい。この包装箱の厚さは必要なすき
まを除いて、粉末混合物の成形されたペレット２３の厚
さを含むパレット２１の厚さに等しい。この平行六面体
の大きい面は開いた側に、使用者が塗布器２を取出すの
に取手２１をつかむことのできる切欠き４２を設けてあ
る。
【００３３】使用者が塗布器２を使い粉末混合物によっ
て化粧を塗布しようとするときは、使用者は塗布器２を
包装箱（ｐａｃｋｉｎｇ）４から取出し、取手２２によ
り塗布器をつかむ。次いで使用者は粉末混合物を皮膚又
はまぶたに塗布し、ペレット２３を設けた塗布器の面２
１ｂを、ペレットが粉砕するように皮膚にこすりつけ
る。次いで塗布器の面２１ａを使い化粧品に混合する。
塗布器は使用後に捨てる。
て化粧を塗布しようとするときは、使用者は塗布器２を
包装箱（ｐａｃｋｉｎｇ）４から取出し、取手２２によ
り塗布器をつかむ。次いで使用者は粉末混合物を皮膚又
はまぶたに塗布し、ペレット２３を設けた塗布器の面２
１ｂを、ペレットが粉砕するように皮膚にこすりつけ
る。次いで塗布器の面２１ａを使い化粧品に混合する。
塗布器は使用後に捨てる。
【図１】本発明による塗布器の斜視図である。
【図２】成形前の成形用の囲いの縦断面図である。
【図３】成形後の同じ囲いの縦断面図である。
【図４】図１の塗布器を、保護用の包装箱に入れて示す
斜視図である。
斜視図である。
２ 支持体 ３ ピストン １１ 囲い ２１ｂ 支持体表面 Ｐ 粉末混合物
Claims (15)
- 【請求項１】 （イ）成形しようとする粉末混合物の層
を囲い（１１）の底部に置き、（ロ）ピストン（３）を
前記囲い内に滑動させ、（ハ）この囲い内で滑動するピ
ストンによって、成形しようとする前記粉末混合物に圧
力を加え、（ニ）これと同時に前記粉末混合物に超音波
を印加する、支持体上に粉末混合物Ｐを成形する粉末混
合物成形方法において、成形しようとする前記粉末材料
の層上に支持体（２）を、この支持体の少なくとも表面
（２１ｂ）を、屈曲したみぞが見える前記粉末混合物に
接触させて載置し、前記粉末混合物に、前記支持体
（２）を介して圧力及び超音波を印加することを特徴と
する粉末混合物成形方法。 - 【請求項２】 成形しようとする前記粉末混合物を５％
以下の量の熱可塑性粉末により構成することを特徴とす
る、請求項１の粉末混合物成形方法。 - 【請求項３】 連続気泡又は半連続気泡を持つ発泡プラ
スチック支持体、セルロース・フォーム支持体、圧縮木
綿支持体又は不織材料支持体を使うことを特徴とする、
請求項１ないし２のいずれか１つの粉末混合物成形方
法。 - 【請求項４】 非熱可塑性プラスチック材又はボール紙
から成り、少なくとも部分的にフロック加工し又はフォ
ーム層で覆った剛性又は半剛性の支持体（２）、或はフ
ロック加工したフォーム材料又は不織材料から成る支持
体を使うことを特徴とする、請求項１及び２のいずれか
１つの粉末混合物成形方法。 - 【請求項５】 屈曲したみぞが、前記粉末混合物の粒子
の直径より大きい寸法を持つことを特徴とする、請求項
１ないし４のいずれか１つの粉末混合物成形方法。 - 【請求項６】 使用される超音波が１０ないし１００ｋ
Ｈｚの周波数と２０ないし６０μｍの振幅とを持ち、成
形中に、前記粉末混合物に送出される動力を、成形した
前記粉末混合物の１ｃｍ3当たり１ないし３ｋｗとする
ことを特徴とする、請求項１ないし５のいずれかに１つ
粉末混合物成形方法。 - 【請求項７】 超音波の放出時間を０．２５ないし３ｓ
であることを特徴とする、請求項１ないし６のいずれか
１つの粉末混合物成形方法。 - 【請求項８】 超音波の放出中に加えられる圧力を６０
×１０5ないし１００×１０5パスカルとすることを特徴
とする、請求項１ないし７のいずれか１つの粉末混合物
成形方法。 - 【請求項９】 成形を行うように前記支持体に当てられ
るピストンを、超音波発生器のソノトロードにより形成
することを特徴とする、請求項１ないし８のいずれか１
つの粉末混合物成形方法。 - 【請求項１０】 エラストマー材料の層を前記囲いの底
部に置くことを特徴とする、請求項１ないし９のいずれ
か１つの粉末混合物成形方法。 - 【請求項１１】 前記囲いの底部に格子を置くことを特
徴とする、請求項１ないし１０のいずれか１つの粉末混
合物成形方法。 - 【請求項１２】 前記支持体を、その包装箱と共に成形
用の前記囲い（１１）の底部に配置し、成形しようとす
る粉末混合物を、前記包装箱と前記支持体との間に位置
させ、成形しようとする粉末混合物と接触している面と
は反対側の前記支持体面の一部分を、前記ピストンが押
しつけることができるような形状を、前記包装箱が備え
たことを特徴とする、請求項１ないし１１のいずれか１
つの粉末混合物成形方法。 - 【請求項１３】 成形した粉末材料の少なくとも１個の
ペレットを設けた支持体により形成した請求項１ないし
１２のいずれか１つの粉末混合物成形方法により得られ
る塗布器。 - 【請求項１４】 前記支持体にその全外表面にわたり屈
曲したみぞを設け、これ等の屈曲したみぞの少くとも一
部に直角をなして前記ペレットを配置したことを特徴と
する、請求項１３の塗布器。 - 【請求項１５】 包装箱により保護したことを特徴とす
る、請求項１３ないし１４のいずれかの塗布器。
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| FR9105244 | 1991-04-29 | ||
| FR9105244A FR2675710B1 (fr) | 1991-04-29 | 1991-04-29 | Procede de compactage sur un support d'un melange pulverulent et applicateur de maquillage constitue par un support portant une pastille de melange pulverulent compacte. |
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| JP3156101B2 true JP3156101B2 (ja) | 2001-04-16 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| FR2767458B1 (fr) * | 1997-08-21 | 1999-11-12 | Lvmh Rech | Procede de fabrication d'un support revetu de poudre compactee a usage cosmetique et support obtenu par ce procede |
| US20080115444A1 (en) * | 2006-09-01 | 2008-05-22 | Kalkanoglu Husnu M | Roofing shingles with enhanced granule adhesion and method for producing same |
| ES2332629B1 (es) * | 2007-12-14 | 2011-01-31 | Airbus España S.L. | Util y procedimiento para la fabricacion de estructuras de materialescompuestos fuera de autoclave. |
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| US10912366B2 (en) | 2015-10-13 | 2021-02-09 | MRK Cosmetics, Inc. | Cosmetic repurposing system |
| US10405633B2 (en) * | 2015-10-13 | 2019-09-10 | Jill Rossini | Cosmetic repurposing system |
| US10730799B2 (en) | 2016-12-31 | 2020-08-04 | Certainteed Corporation | Solar reflective composite granules and method of making solar reflective composite granules |
| DE102020209525A1 (de) | 2020-07-29 | 2022-02-03 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung eingetragener Verein | Verfahren zum Befüllen von Mikrokavitäten |
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| US2175133A (en) * | 1938-07-07 | 1939-10-03 | Singleton Lucile | Cosmetic packet |
| US2509631A (en) * | 1948-11-05 | 1950-05-30 | Catharine J Dyer | Combined cosmetic distributing and applicator device |
| US2800673A (en) * | 1953-07-15 | 1957-07-30 | Lazisky Laura | Applicator for powders and liquids |
| US3463302A (en) * | 1967-09-20 | 1969-08-26 | Pearl M Preston | Packaged disposable lotion filled applicator |
| US3717427A (en) * | 1970-12-03 | 1973-02-20 | A Bodine | Sonic apparatus for working plastic material |
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| FR2168625A5 (ja) * | 1972-01-18 | 1973-08-31 | Oreal | |
| IT8321632V0 (it) * | 1983-04-22 | 1983-04-22 | Intercos S R L | Pastiglia di cipria compatta, per cosmesi, inglobante un'armatura reticolare di rinforzo. |
| JP2520638B2 (ja) * | 1987-05-07 | 1996-07-31 | 株式会社コーセー | 粉体化粧料の成型法 |
| FR2621008B1 (fr) * | 1987-09-29 | 1990-03-09 | Oreal | Procede pour le compactage d'une preparation cosmetique a base de poudre |
| JPH01151507A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Erusoru Prod Kk | 粉状化粧料の圧縮成形方法 |
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| US5031647A (en) * | 1989-11-03 | 1991-07-16 | David Seidler | Cosmetic sampler applicator |
-
1991
- 1991-04-29 FR FR9105244A patent/FR2675710B1/fr not_active Expired - Fee Related
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1992
- 1992-04-17 DE DE69200888T patent/DE69200888T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-17 ES ES92401086T patent/ES2065754T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-17 EP EP92401086A patent/EP0511893B1/fr not_active Expired - Lifetime
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- 1992-04-22 US US07/872,042 patent/US5180240A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-28 JP JP13446192A patent/JP3156101B2/ja not_active Expired - Fee Related
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