JP3156025U - ベビーカー用のスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳まれたベビーカーの走行可能に自立させる。【解決手段】車体の後部側に配されかつ上下にのびる後脚フレーム7と、各後脚フレーム7の下端部に取り付けられた後輪8とを含む後脚部6、及び車体の前部側に配されかつ上下にのびる前脚フレーム10と、各前脚フレーム10の下端部に取り付けられた前輪11とを含む前脚部9を含み、前脚フレーム10の略中間部を折り曲げて前輪11を上方に跳ね上げ折り畳まれるベビーカー1用のスタンド2である。該スタンド2は、後脚フレーム7に脱着可能に固着される取付部3と、一端がこの取付部3に接続されたアーム体4と、このアーム体4の他端側に回動可能に支持された補助車輪5とを含む。アーム体4は、ベビーカー使用時において、補助車輪5を地面から浮かせるとともに、ベビーカーの折り畳み時において、後輪8と補助車輪5とでベビーカー1を走行可能に自立させる向きでのびる。【選択図】図1

Description

本考案は、折り畳まれたベビーカーを走行可能に自立させ得るベビーカー用のスタンドに関する。
近年、不使用時にコンパクトに折り畳むことができるベビーカーが種々提案されている。例えば、車体の四隅に配された4つの前後左右の車輪のうち、前2輪を跳ね上げかつ後2輪のみを接地させて折り畳まれるベビーカーも提案されている。
しかしながら、このタイプのベビーカーにあっては、折り畳まれた状態では、自立することができない。このため、この種のベビーカーには、折り畳まれた状態でベビーカーを自立させるための補助脚(自立脚)を設けたものが、例えば下記特許文献1乃至2で提案されている。
しかしながら、従来の自立脚は、単にベビーカーの荷重を受けて地面と接地する板状の接地片で構成されている。このため、例えば、折り畳まれて自立しているベビーカーを移動させるためには、ベビーカーを傾けて自立脚を浮き上がらせる必要があり、使い勝手が悪いという欠点があった。
特開2004−131018号公報 特開2006−290213号公報
本考案は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ベビーカーの後脚フレームに、脱着可能に固着される取付部と、一端がこの取付部に接続されたアーム体と、このアーム体の他端側に回動可能に支持された補助車輪とを含むことを基本として、折り畳んだ状態でベビーカーを走行可能に自立させ得るベビーカー用のスタンドを提供することを主たる目的としている。
本考案のうち請求項1記載の考案は、車体の後部側に配されかつ上下にのびる複数の後脚フレームと、前記各後脚フレームの下端部に取り付けられた後輪とを含む後脚部、及び車体の前部側に配されかつ上下にのびる複数の前脚フレームと、前記各前脚フレームの下端部に取り付けられた前輪とを含む前脚部を含み、前記前脚フレームと前記後脚フレームとを互いに近接移動させるとともに、前記前脚フレームの略中間部を折り曲げて前記前輪を上方に跳ね上げることにより折り畳まれるベビーカーに取り付けられるスタンドであって、前記後脚フレームに脱着可能に固着される取付部と、一端がこの取付部に接続されたアーム体と、このアーム体の他端側に回動可能に支持された補助車輪とを含み、前記アーム体は、ベビーカー使用時において、前記補助車輪を地面から浮かせるとともに、ベビーカーの折り畳み時において、前記後輪と前記補助車輪とでベビーカーを走行可能に自立させる向きでのびていることを特徴とするベビーカー用のスタンドである。
また請求項2記載の考案は、前記補助車輪は、1個からなる請求項1記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項3記載の考案は、前記補助車輪は、ベビーカーの折り畳み時に、実質的に左右の後輪間の中心線上に配置される請求項2記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項4記載の考案は、前記補助車輪は、前記ベビーカーの幅方向に離間して配置される2個からなる請求項1記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項5記載の考案は、前記補助車輪は、ベビーカーの折り畳み時に、左右の後輪間の中心線の両側に配置される請求項4記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項6記載の考案は、前記補助車輪は、首振り可能なキャスター輪である請求項1乃至5のいずれかに記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項7記載の考案は、前記補助車輪は、ベビーカーの使用時において、平面から見て前記補助車輪を前記4つの車輪が囲む矩形領域内に配置される請求項1乃至6のいずれかに記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項8記載の考案は、前記取付部は、断面矩形の後脚フレームの前側の面に当接する前板部と、後脚フレームの後側の面に当接する後板部と、前記前板部と前記後板部とを接近させるネジ手段とを含む請求項1乃至7のいずれかに記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項9記載の考案は、前記取付部は、断面矩形の前記後脚フレームの前側の面に当接する前片と、この前片の両側から前記アーム体と反対側にのびる一対の側片とを含む断面略コ字状の本体部、及び、前記一対の側片を互いに接近させるネジ手段を含む請求項1乃至7のいずれかに記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項10記載の考案は、前記取付部は、断面円形状の前記後脚フレームの前側の面に沿って湾曲してのびる前片と、この前片を前記後脚フレームに縛り付けるバンド部とを含む請求項1乃至7のいずれかに記載のベビーカー用のスタンドである。
また請求項11記載の考案は、前記アーム体は、前記取付部に対して、高さ方向及び/又は前後方向に位置調節可能に設けられる請求項1乃至10のいずれかに記載のベビーカー用のスタンドである。
請求項1に係る考案では、ベビーカー用のスタンドが、一対の後脚フレームの一方に脱着可能に固着される取付部と、一端がこの取付部に接続されたアーム体と、このアーム体の他端側に回動可能に支持された補助車輪とから形成される。また、前記アーム体は、ベビーカー使用時において、前記補助車輪を地面から浮かせるとともに、ベビーカーの折り畳み時には前記後輪と前記補助車輪とでベビーカーを走行可能に自立させる向きでのびている。
従って、請求項1に係る考案によれば、折り畳まれたベビーカーを自立させることができる。しかも、前記ベビーカーは、前記スタンドの補助車輪により、折り畳まれかつ自立した状態で走行することができるため、使い勝手が大幅に向上する。
また、請求項3に係る考案のように、補助車輪が、ベビーカーの折り畳み時に、実質的に左右の後輪間の中心線上に配置されるときには、3つの車輪で安定した自立かつ走行が可能になる。
また、請求項4に係る考案のように、補助車輪が、ベビーカーの幅方向に離間して配置される2個からなるときには、4つの車輪でさらに安定した接地でき、より安定した自立かつ走行が可能になる。
また、請求項5に係る考案のように、補助車輪が、ベビーカーの折り畳み時に、実質的に左右の後輪間の中心線の両側に配置されるときには、さらに自立時の安定感が向上し、かつ、走行時の倒れやぐらつきをより確実に抑制しうる。
また、請求項6に係る考案のように、補助車輪が、首振り可能なキャスター輪であるときには、走行時の向き換えが容易に行えるため、さらに使い勝手が向上する。
また、請求項7に係る考案のように、補助車輪は、ベビーカーの使用時において、平面から見て前記補助車輪を前記4つの車輪が囲む矩形領域内に位置するときには、ベビーカーの使用時に何ら邪魔になることがない。
また、請求項8乃至10に係る考案では、前記スタンドを、ベビーカーの後脚フレームに容易に取付け、取り外しすることができる。
また、請求項11に係る考案では、アーム体は、取付部に対して、高さ方向及び/又は前後方向に位置調節可能に設けられるため、種々のベビーカーのサイズ等に合わせて、補助車輪の位置を柔軟に変更でき、汎用性を高め、かつ、使い勝手をさらに向上できる。
本考案の一実施形態のベビーカー用スタンドを取付けたベビーカーの側面図である。 図1のベビーカーの折り畳み状態を示す側面図である。 本考案の一実施形態のスタンドを示す斜視図である。 図1のA−A視図である。 図2のB−B拡大平面図である。 本考案の他の実施形態のスタンドを示す斜視図である。 ベビーカーを折畳んだ状態でのスタンドの配置を示す平面図である。 本考案の他の実施形態を示す側面図である。 (a)は本考案の他の実施形態を示す側面図、(b)はそのC−C拡大断面図である。 本考案の他の実施形態を示す斜視図である。 その要部の縦断面図である。 取付部の他の実施形態を示す斜視図である。 取付部の他の実施形態を示す斜視図である。 本考案の他の実施形態を示す図2のB−B視相当図である。
以下、本考案の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のベビーカー用のスタンド2が取り付けられた一人乗用のベビーカー1の使用状態における主要構造の側面図を示し、図2には、その折り畳んだ状態(自立状態)が示されている。従って、乳児が着座する座部等の部品は省略されている。
前記ベビーカー1は、車体の後方(押し手が位置する側)に配された後脚部6と、車体の前側に配された前脚部9とを有する。
後脚部6は、例えば、車体の後部側かつ両側部に配されかつ側面視で斜め上下にのびる一対の後脚フレーム7(図1では紙面方向に重なって手前側のみが見える)と、各後脚フレーム7の下端部に取り付けられた後輪8とを含む。本実施形態において、後脚フレーム7は、角パイプが採用される。また、左右の各後輪8は、進行方向が前後方向に固定され、かつ、図4に示されるように2つの車輪を並置して構成されている。
前脚部9は、車体の前部側かつ両側部に配されかつ前記後脚フレーム7よりも緩勾配で斜め上下にのびる一対の前脚フレーム10(図1では紙面方向に重なって手前側のみが見える)と、各前脚フレーム10の下端部に回動自在に取り付けられた前輪11とを含む。
前脚フレーム10も、例えば角パイプが採用される。また、前脚フレーム10の上端は、例えば後脚フレーム7の上端にピンP1で傾動自在に枢支されるとともに、後脚フレーム7の上端をさらに超えて本実施形態では円弧状に湾曲し、押し手が握る把手部Gを構成している。
また、前脚フレーム10は、上側部10aと、下側部10bとが、前脚フレーム10の略中間部に設けられた連設具12で折り曲げ自在に連結されることにより形成されている。これにより、前脚フレーム10の下側部10bは、図1の矢印aの向きに折り曲げられることにより、前輪11を上方に跳ね上げできる
なお、本実施形態の左右の前輪11は、垂直軸に対して首振り自在なキャスター輪で構成される。
さらに、本実施形態のベビーカー1は、前脚フレーム10と後脚フレーム7との間には、略水平面内で開閉自在な交差リンク13が架設されている。この交差リンク13の両端は、それぞれ後脚フレーム7及び前脚フレーム10にピンP2及びP3で水平軸周りに傾動自在に枢支されている。
また、左右の後脚フレーム7、7間には、V字状に折れ曲がることにより、一対の後脚フレーム7、7を互いに近接されるV字リンク14a、14bが例えば上下に距離を隔てて複数架設されている。
以上のように構成されたベビーカー1は、前記交差リンク13及びV字リンク14a、14bを閉じ、前記前脚フレーム10の上側部10aを矢印bに傾動させて後脚フレーム7に近接移動させるとともに、前脚フレーム10の下側部10bを連設具12で矢印aのように折り曲げて前記前輪11を上方に跳ね上げできる。これにより、ベビーカー1は、図2に示されるようにコンパクトに折り畳みできる。
このような折り畳み形式のベビーカー1自体は、公知であるため、ベビーカーの構成はこれ以上詳しくは説明しない。また、ベビーカー1の具体的な構成については、このような具体的な態様に限定されるものではなく、前輪11を上方に跳ね上げることにより折り畳まれるタイプであれば、本考案のスタンドが装着されるものとして適するのは言うまでもない。例えば、ベビーカー1は、一対の後脚フレーム7自体が、X字状に交差する交差リンクを構成するものであっても良い。
上述のようなベビーカー1は、折り畳まれた状態では、左右の前輪11、11が浮き上がり、後輪8だけで接地することになるため、そのままではバランスを崩して自立できない。しかし、図2に示されるように、本考案のベビーカー用のスタンド(以下、単に「スタンド」と呼ぶことがある)2を設けることで、自立することができる。
該スタンド2は、図3及び図1のA−A視図である図4に示されるように、後脚フレーム7の一方(本実施形態では左側の後脚フレーム7)に脱着可能に固着される取付部3と、一端がこの取付部3に接続された棒状のアーム体4と、このアーム体4の他端側に回動可能に支持された補助車輪5とから構成される。
本実施形態の取付部3は、後脚フレーム7の前側の面7fに当接する前板部16と、後脚フレーム7の後側の面7bに当接する後板部17と、これらの前板部16と後板部17とを互いに接近させるネジ手段18とから構成されている。これにより、本実施形態のスタンド2は、ドライバー1本あれば、ベビーカー1の後脚フレーム7に容易に取付かつ取り外しできる。前板部16及び後板部17は、いずれも金属材料で形成されている。
前記前板部16には、例えばネジ手段18の山径よりも僅かに大きい非ネジ孔を形成する一方、後板部17には、ネジ手段18に螺合するネジ孔又はネジ手段18の山径よりも小さい透孔(非ネジ孔)を設けることが望ましい。これにより、ネジ手段のねじ込みのみで取付できる。これは、ボルト及びナットの締結具を用いた場合に比して、ナットの周り止め操作を不要とし、取付作業性の向上に役立つ。ただし、ネジ手段18には、ボルト及びナットの締結具を排除するものではない。
本実施形態のアーム体4は、取付部3から前方に向かってのびる略水平部4aと、この略水平部4aの先端で折れ曲がり下方にのびる略垂直部4bとからなる。略水平部4aは、取付部3の前板部16に溶接により固着され、やや内側に滑らかに湾曲しながら前方にのびる。また、略垂直部4bの下端には、前記補助車輪5が固着されている。
アーム体4は、後述する特定の位置に補助車輪5を配置することができるものであれば、特に限定されることなく種々の形態、例えば直線状や折れ曲がり部を有する形状または湾曲状等種々の形状が採用できる。なお、本実施形態において、アーム体4は、強度を考慮して金属材料で形成され、強度、加工性及び経済性を考慮すれば、アルミニウム合金などのパイプ材が好適である。
さらに、本実施形態のアーム体4は、図4に示されるように、ベビーカーに取り付けられた使用時において、平面から見て4つの車輪(2つの前輪11及び2つの後輪8)が囲む矩形領域H内に補助車輪5を位置させる向きでのびる。ここで、前記矩形領域Hは、4つの車輪を包囲する最小の矩形領域とするが、前記4つの車輪にキャスター輪が含まれる場合には該キャスター輪を前後方向の向きに揃えて特定されるものとする。
さらに、アーム体4は、図1に示したように、ベビーカー1の使用状態(非折畳み状態)において、補助車輪5を地面から浮かせて支持する。このため、ベビーカー使用時、補助車輪5は地面と接地することがない。なお、アーム体4及び補助車輪5は、乳幼児が着座する座面(図示省略)よりも下方に設けられるのは言うまでもない。
このように、補助車輪5は、ベビーカー1の車輪幅からはみ出すことなく、かつ、使用時に地面と接地しない。このため、スタンド2が取り付けられても、使用状態(非折畳み状態)では、該ベビーカー1は、全く普段通りに使用され、何らその性能が低下することがない。
他方、アーム体4は、ベビーカー1の折り畳み時、図2及びそのB−B視図である図5から明らかなように、左右に配された一対の後輪8、8と前記補助車輪5とでベビーカー1を走行可能に自立させる向きでのびている。
前記「自立」とは、特別な支えなしにベビーカー1は、水平な地面の上でバランスし、立つことができることを意味する。これは、図5に示されるように、平面から見ると、ベビーカー1の重心が、補助車輪5の接地中心g3と、左側の後輪8の最外側輪の接地中心g1と、右側の後輪の最外側の接地中心g2とを頂点とする三角形T内に位置することを意味する。なお、本実施形態では、自立により、後脚フレーム7がほぼ垂直となっているが、本考案の自立は、このような状態だけを意味するものではない。
また、本考案のスタンド2では、折り畳まれかつ自立した状態でベビーカー1を走行させることができる。即ち、自立した状態のベビーカー1に、適度な水平力を加えることにより、その自立したままの状態で走行させることができる。従来のものでは、ベビーカー1を傾斜させて自立脚を浮かせる動作が必要であったが、本考案では、かかる動作を不要として、折り畳まれたベビーカー1の使い勝手を大幅に向上させることができる。
また、補助車輪5は、本実施形態では1個だけ設けられているが、この補助車輪5は、ベビーカーの折り畳み時に、実質的に左右の後輪8、8間の中心線8n上に配置されることが望ましい。これにより、3つの車輪の接地中心が描く三角形が左右対称形状となり、より安定した自立かつ走行が可能になる。このような補助車輪5の好ましい位置に伴い、補助車輪5を支持するアーム体4の形状が、必然的に定められる。なお、「実質的」に前記一対の後輪8、8間の中心線8n上に配置される、とは、図5に示されるように、補助車輪5の最大車輪幅BW内に、前記一対の後輪8、8間の中心線8nが位置していれば良い趣旨である。
また、補助車輪5は、垂直軸周りに360度首振り可能なキャスター輪が望ましい。このようなキャスター輪は、自立走行時でさえ、非常に少ない抵抗で任意の向きに容易に走行方向を変えることができる。従って、キャスター輪を補助車輪5として用いることにより、折り畳まれた状態のベビーカー1の使い勝手がさらに向上する。但し、補助車輪5は、非キャスター輪であって良い。
また、補助車輪5には、例えば回転を禁止するストッパーが具えられても良い。このような補助車輪5によれば、例えば傾斜した地面上にベビーカー1を自立させる際に、不用意な動きを防止でき、さらに好適にベビーカーを自立させることができる。
また、補助車輪5は、図6に示されるように、2個からなるものでも良い。これによれば、ベビーカー1の折り畳まれた状態の接地状態を示す図7から明らかなように、合計4つの車輪でさらに安定した接地でき、より安定した自立かつ走行が可能になる点で望ましい。特に、補助車輪5が2個の場合、該補助車輪5は、ベビーカー1の幅方向Yに離間して配置されること、とりわけ、2つの補助車輪5、5が、ベビーカーの折り畳み時に、前記左右の後輪間8、8の中心線8nを挟んで両側にそれぞれ配置されるのが望ましい。これにより、折り畳み時の重心バランスがさらに向上し、より安定した自立状態及び走行姿勢を保持することができる。
また、図6の実施形態では、アーム体4が、略水平部4aと、略水平部4aに対して傾動可能に挿入されかつベビーカー1の幅方向Yに沿ってのびる調節部材15とから構成される。そして、この調節部材15の両端部15e、15eの下面に、左右の補助車輪5が取り付けられている。このようなアーム体4は、例えばベビーカー1の製造バラツキ等に起因して、折り畳まれた状態で左右の補助車輪5が安定して接地しない場合、調節部材15を略水平部4aの周りにc方向に傾動させ、両側の補助車輪5が確実に接地するように位置決め調節することができる。なお、この調整後は、例えばビス27を調節部材15に締め付けて略水平部4aと調節部材15とを移動不能に固定することが望ましい。ただし、アーム体4は、単純に先端が二股状に分岐するものでも良い。また、ベビーカーの使用時に、補助車輪5が不用意に接地するのを防止するために、調節部材15を180°回転させ、補助車輪5を上に向けて固定しても良い。
図8には、本考案の他の実施形態が示される。
この実施形態のスタンド2は、アーム体4が、前記取付部3に、前後方向dに位置調節可能に固着されている。詳しくは、取付部3には、クランプ具30が固着されている。該クランプ具30は、前側に開口を有しかつ前記アーム体4の一端が挿入される筒状部30aと、ネジ30cの締め付けにより、筒状部30aの開口内径を減じるクランプ30bとを含んで構成される。このような実施形態によれば、アーム体4の水平方向の長さをベビーカー1のサイズや形状等に応じて自在に調節できる。従って、スタンド2の汎用性を高め、さらに使い勝手を向上できる。
図9には、さらに本考案の他の実施形態が示される。
この実施形態のスタンド2は、アーム体4が、前記取付部3に対して、高さ方向eに位置調節可能に設けられている。詳しくは、取付部3は、後脚フレーム7を両側から挟む一対の把持片31、31を有する。また、把持片31の端部には、アーム体4の一端に固着されたスライド片32を高さ方向にスライドさせて位置調整可能なスライド溝hが形成される。そして、適所にアーム体4の高さが調節された後、ネジ手段18を締め付けて前記把持片31を互いに接近させることにより、アーム体4のスライド片32がスライド溝hによって把持され、その位置が固定される。
図10、図11には、さらに本考案の他の実施形態を示す。
この実施形態では、アーム体4の略水平部4aが、前記取付部3側の第1部分4a1と、この第1部分4a1の軸方向の周りjに回転可能に接続された第2部分4a2とを含んで構成されている。具体的に述べると、図10の縦断面図である図11から明らかなように、第1部分4a1のパイプ材の先端には、該パイプ材よりも小径かつ内周面にネジ溝が形成された受けパイプ34が固着されている。そして、この受けパイプ34に、第2部分4a2のパイプ材が外挿されるとともに、第2部分4a2の軸方向外側から、固定具33が締め付けられる。
前記固定具33は、前記受けパイプ34に螺着しうるネジ軸部33aと、ハンドル部33bとが一体で構成されている。従って、ネジ軸部33aを受けパイプ34に螺入することにより、ハンドル部33bと第1部分4a1の端面E1とで第2部分4a2を狭持でき、これにより、第1部分4a1と第2部分4a2とが固定される。
以上のような構成によれば、図10に仮想線に示されるように、ベビーカの使用時に、補助車輪5が不用意に地面に接触するのを防止するために、アーム体4の略垂直部4bをほぼ水平となるように向きで固定することができる。このような位置合わせをより確実にするために、第1部分4a1の端面E1とこれに向き合う第2部分4a2の端面E2には、略垂直部4bがほぼ垂直及びほぼ水平となる少なくとも2つの位置で互いに噛み合うように、ジグザグ状のセレーションなどを設けることが望ましい。
図12、図13には、取付部3の他の実施形態を示す。
図12の実施形態の取付部3は、後脚フレーム7の前側の面に当接する前片21aと、この前片21aの両側21S、21Sからアーム体4と反対側にのびる一対の側片21bとを含む断面略コ字状の本体部21、及び、一対の側片21bを互いに接近させるネジ手段18とから構成される。このような取付部3は、断面矩形の後脚フレーム7に任意の場所により容易かつ確実に取付けることができる。
また、図13の実施形態は、後脚フレーム7の断面が円形状の場合に好適である。即ち、この取付部3は、後脚フレーム7の前側の面7fに沿って円弧状に湾曲してのびる前当て部24と、この前当て部24を後脚フレーム7に縛り付けるバンド部25とから構成されるのが望ましい。バンド部25は、ネジ33の締め付けで固定できる。これにより、前記取付部3は、断面円形の後脚フレーム7に任意の位置に容易かつ確実に取付けることができる。
図14には、本考案のさらに他の実施形態を示す。
(a)の態様は、一つのベビーカー1の左右の後脚フレーム7、7に、それぞれスタンド2が設けられた例である。この場合、2つの左右の後輪8、8と、2つの補助車輪の計4つの車輪でベビーカー1を自立させることができ、より安定性が増す。この場合、アーム体4は、平面から見てまっすぐ前方にのびている。
(b)の態様は、双子用のベビーカーに本考案のスタンド2を適用した例である。双子用のベビーカーには、後脚フレーム7及び後輪8が、車幅方向に並んで3本設けられる。この例では、中間の後脚フレーム7にスタンド2が取り付けられるのが良い。
以上、本考案の好ましい実施形態について詳述したが、本考案は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
1 ベビーカー
2 ベビーカー用スタンド
3 取付部
4 アーム体
5 補助車輪
6 後脚部
7 後脚フレーム
8 後輪
9 前脚部
10 前脚フレーム
11 前輪

Claims (11)

  1. 車体の後部側に配されかつ上下にのびる複数の後脚フレームと、前記各後脚フレームの下端部に取り付けられた後輪とを含む後脚部、及び
    車体の前部側に配されかつ上下にのびる複数の前脚フレームと、前記各前脚フレームの下端部に取り付けられた前輪とを含む前脚部を含み、
    前記前脚フレームと前記後脚フレームとを互いに近接移動させるとともに、前記前脚フレームの略中間部を折り曲げて前記前輪を上方に跳ね上げることにより折り畳まれるベビーカーに取り付けられるスタンドであって、
    前記後脚フレームに脱着可能に固着される取付部と、一端がこの取付部に接続されたアーム体と、このアーム体の他端側に回動可能に支持された補助車輪とを含み、
    前記アーム体は、ベビーカー使用時において、前記補助車輪を地面から浮かせるとともに、ベビーカーの折り畳み時において、前記後輪と前記補助車輪とでベビーカーを走行可能に自立させる向きでのびていることを特徴とするベビーカー用のスタンド。
  2. 前記補助車輪は、1個からなる請求項1記載のベビーカー用のスタンド。
  3. 前記補助車輪は、ベビーカーの折り畳み時に、実質的に左右の後輪間の中心線上に配置される請求項2記載のベビーカー用のスタンド。
  4. 前記補助車輪は、前記ベビーカーの幅方向に離間して配置される2個からなる請求項1記載のベビーカー用のスタンド。
  5. 前記補助車輪は、ベビーカーの折り畳み時に、左右の後輪間の中心線の両側に配置される請求項4記載のベビーカー用のスタンド。
  6. 前記補助車輪は、首振り可能なキャスター輪である請求項1乃至5のいずれかに記載のベビーカー用のスタンド。
  7. 前記補助車輪は、ベビーカーの使用時において、平面から見て前記補助車輪を前記4つの車輪が囲む矩形領域内に配置される請求項1乃至6のいずれかに記載のベビーカー用のスタンド。
  8. 前記取付部は、断面矩形の後脚フレームの前側の面に当接する前板部と、後脚フレームの後側の面に当接する後板部と、前記前板部と前記後板部とを接近させるネジ手段とを含む請求項1乃至7のいずれかに記載のベビーカー用のスタンド。
  9. 前記取付部は、断面矩形の前記後脚フレームの前側の面に当接する前片と、この前片の両側から前記アーム体と反対側にのびる一対の側片とを含む断面略コ字状の本体部、及び、前記一対の側片を互いに接近させるネジ手段を含む請求項1乃至7のいずれかに記載のベビーカー用のスタンド。
  10. 前記取付部は、断面円形状の前記後脚フレームの前側の面に沿って湾曲してのびる前片と、この前片を前記後脚フレームに縛り付けるバンド部とを含む請求項1乃至7のいずれかに記載のベビーカー用のスタンド。
  11. 前記アーム体は、前記取付部に対して、高さ方向及び/又は前後方向に位置調節可能に設けられる固着される請求項1乃至10のいずれかに記載のベビーカー用のスタンド。
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