JP3155718B2 - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JP3155718B2
JP3155718B2 JP33023896A JP33023896A JP3155718B2 JP 3155718 B2 JP3155718 B2 JP 3155718B2 JP 33023896 A JP33023896 A JP 33023896A JP 33023896 A JP33023896 A JP 33023896A JP 3155718 B2 JP3155718 B2 JP 3155718B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信用
のデータ受信装置に関し、特に、送信側が信号をバース
ト状に送信する場合に、受信装置の低消費電力化と回路
規模の削減とを実現するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル自動車電話や携帯電話など、
移動体通信に用いられるデータ受信装置では、消費電力
を減らすことが重要課題とされている。そのため、バー
スト状の信号を受信する従来のデータ受信装置では、受
信間隔に応じて検波手段や復号手段を起動させることに
より、消費電力を減らすことが行なわれている。
【0003】そうしたデータ受信装置の1つが特開平6
-29899に記載されている。このデータ受信装置
は、図20に示すように、アンテナによって受信された
受信信号の電界強度を測定する受信レベル測定器1と、
受信信号をベースバンド信号に変換する検波器2と、ベ
ースバンド信号から受信データを復号する復号器3と、
検波器2及び復号器3に動作タイミング信号を出力する
タイミング制御器4と、自走クロックを内蔵して所定時
間を計測する時間管理器5とを備えている。
【0004】このデータ受信装置では、送信側からの信
号がアンテナで受信されると、受信レベル測定器1が、
この受信信号の受信レベルを測定し、その電界強度が有
効か否かを判別する。そして、受信信号の電界強度が有
効となったときには、その判別結果を検波器2、復号器
3及びタイミング制御器4へ出力する。
【0005】検波器2は、受信レベル測定器1で受信信
号の電界強度が有効と判定されたこと、及びタイミング
制御器4から動作タイミング信号を受けたことを条件に
起動し、受信信号をベースバンド信号に変換する。
【0006】復号器3は、受信レベル測定器1からの信
号とタイミング制御器4からの動作タイミング信号とを
受けたことを条件に起動して、ベースバンド信号から受
信データを復号する。
【0007】タイミング制御器4は、受信レベル測定器
1からの信号と、時間管理器5から動作期間に達したこ
とを知らせる動作期間管理信号とを受けたことを条件に
起動し、復号器3が復号したデータを用いて、次のデー
タの受信時刻を算出し、この算出値のタイミングで動作
タイミング信号を検波器2と復号器3とに出力する。ま
た、タイミング制御器4は、受信レベル測定器1から得
た受信電界強度の変化の周期と時間管理器5の自走クロ
ックとの相対誤差を算出して時間管理器5に出力し、時
間管理器5は、この相対誤差が零になるように自走クロ
ックを補正する。
【0008】また、タイミング制御器4は、受信信号を
受信しない時間帯が一定時間以上に及ぶとき、時間管理
器5に計測の指示を出し、時間管理器5は、この指示を
受けて、自走クロックで所定時間を測定し、測定結果に
基づいて動作時間管理信号をタイミング制御器4に出力
する。この動作時間管理信号が出力されるまでの間、タ
イミング制御器4の電源はオフにされる。
【0009】こうした動作により、このデータ受信装置
では、消費電力の低減が図られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
受信装置では、受信レベル測定器1をアナログ回路で構
成しなければならず、そのため、回路規模が増大し、ま
た、量産時における回路のばらつきにより調整のための
工数が必要になるという問題点を有していた。
【0011】また、従来のデータ受信装置では、例えば
PHSシステムのように、一つの周波数帯域に複数の基
地局からの送信信号が存在し、それらの中から最適な送
信データを検出するためのスキャンを実施しなければな
らないとき、検波器、復号器とも連続受信を行なわなけ
ればならず、低消費電力化を実現することが困難になる
という問題点を有していた。
【0012】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、回路規模の削減と低消費電力化とを可能
にするデータ受信装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のデータ
受信装置では、検波手段で検波されたベースバンド信号
をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、ディジ
タル化されたベースバンド信号より受信レベルを測定す
る受信レベル測定手段と、受信レベル測定手段により測
定された受信レベルを閾値判定する閾値判定手段と、閾
値判定手段により閾値以上と判定されたタイミングで各
部の動作を制御するタイミング制御手段とを設けてい
る。
【0014】この装置では、受信レベルが閾値以上とな
ったときだけ復号手段が動作するため、消費電力を減ら
すことができる。また、受信レベル測定手段及び閾値判
定手段がディジタル処理を行なうため、LSI化し易
く、LSIの統合化により回路規模を削減することがで
きる。また、これらをDSPを用いてソフトウェアで実
現する場合には、受信レベル測定手段、閾値判定手段及
び復号手段をソフトウェアで時分割で処理できるため、
ハードウェアの共用化を図ることができ、回路規模の削
減が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信信号を検波する検波手段と、データ復号を行な
うデータ復号手段とを有するデータ受信装置において、
検波手段で検波されたベースバンド信号をディジタル信
号に変換するA/D変換手段と、ディジタル化されたベ
ースバンド信号より、受信すべき周波数帯域での受信レ
ベルを測定する受信レベル測定手段と、受信レベル測定
手段により測定された受信レベルを閾値判定する閾値判
定手段と、閾値判定手段により閾値以上と判定されたタ
イミングで各部の動作を制御するタイミング制御手段と
を設けたものであり、受信レベルが閾値以上となったと
きのみ復号手段が動作するため、低消費電力化を図るこ
とができる。また、ディジタル信号処理を行なう受信レ
ベル測定手段及び閾値判定手段はLSI化し易く、その
ためLSIの統合化により回路規模を削減することがで
きる。また、これらの手段を、DSPを用いてソフトウ
ェアで実現する場合には、受信レベル測定手段、閾値判
定手段及び復号手段をソフトウェアで時分割で処理でき
るため、ハードウェアの共用化を図ることができ、回路
規模の削減が可能となる。
【0016】請求項2に記載の発明は、A/D変換手段
により変換されたディジタル信号を格納するデータ蓄積
手段を設けたものであり、ディジタル信号処理を、リア
ルタイム処理ではなく、データを一旦蓄積した後にバッ
チ処置することが可能となり、ディジタル信号処理の動
作周波数を下げることができ、低消費電力化を図ること
ができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、データ蓄積手段
に格納するデータのアドレスを制御するデータ蓄積アド
レス制御手段を設けたものであり、連続受信を行なう際
にも、ディジタル信号処理を、データを蓄積しながらバ
ッチ処理することができ、ディジタル信号処理の動作周
波数を下げて、低消費電力化を図ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、データ蓄積手段
に2面以上に分割されたデータ蓄積領域を設け、さら
に、データが格納されるデータ蓄積手段の面を切り換え
るデータ蓄積切換制御手段を設けたものであり、連続受
信を行なう際にも、ディジタル信号処理を、データを蓄
積しながらバッチ処理することができ、ディジタル信号
処理の動作周波数を下げて、低消費電力化を図ることが
できる。
【0019】請求項5に記載の発明は、受信レベルを測
定するためのデータを格納する第1のデータ蓄積手段
と、第1のデータ蓄積手段のデータの格納位置を制御す
る第1のデータ蓄積制御手段と、データ復号を行なうた
めのデータを格納する第2のデータ蓄積手段と、第2の
データ蓄積手段のデータの格納位置を制御する第2のデ
ータ蓄積制御手段とを設けたものであり、バッチ処理に
よる低消費電力化を図ることができる。また、復号処理
するためのデータを第2のデータ蓄積手段に連続したア
ドレスで格納することができ、復号処理が容易になる。
【0020】請求項6に記載の発明は、復号データと、
データ蓄積アドレス制御手段より得られたアドレス情報
と、タイミング制御手段より得られたアドレス位置に対
応するタイミング信号とを用いてフレーム同期を確立す
るフレーム同期手段を設けたものであり、請求項3に記
載のデータ受信装置に対して、フレーム同期の確立を可
能にする。この装置では、連続受信に際して、ディジタ
ル信号処理をバッチ処理で行なう場合でも、フレーム同
期を確立することができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、復号データと、
データ蓄積切換制御手段より得られたアドレス情報と、
タイミング制御手段より得られたアドレス位置に対応す
るタイミング信号とを用いてフレーム同期を確立するフ
レーム同期手段を設けたものであり、請求項4に記載の
データ受信装置に対して、フレーム同期の確立を可能に
する。
【0022】請求項8に記載の発明は、復号データと、
第2のデータ蓄積制御手段より得られたアドレス情報
と、タイミング制御手段より得られたアドレス位置に対
応するタイミング信号とを用いてフレーム同期を確立す
るフレーム同期手段を設けたものであり、請求項5に記
載のデータ受信装置に対して、フレーム同期の確立を可
能にする。
【0023】請求項9に記載の発明は、受信レベル測定
手段を、ディジタル化された受信I、Q信号の2乗包絡
線を演算する2乗包絡線演算手段と、2乗包絡線演算手
段が求めた2乗包絡線データをフィルタ演算するフィル
タ演算手段とで構成したものであり、ハードウェアで実
現する場合には、少ない回路規模で、またDSP等によ
りソフトウェアで実現する場合には、少ない演算量で受
信レベル測定手段を実現することができ、低消費電力化
を図ることができる。
【0024】請求項10に記載の発明は、受信レベル測
定手段が求めた2乗包絡線データを入力して、受信電界
強度を算出する受信電界強度算出手段を設けたものであ
り、受信レベル測定手段で得られる受信レベル信号を、
送信信号の有無の判定だけでなく、受信電界強度の算出
にも用いることができる。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0026】(第1の実施の形態)第1の実施形態のデ
ータ受信装置は、図1に示すように、受信したRFまた
はIF信号から直交検波によりベースバンドI、Q信号
を復調する検波器12と、検波器12で得られたベースバン
ドI、Q信号の各々をサンプリング周波数fsで標本化
し、ビット数qbに量子化したディジタル信号に変換す
るA/D変換器16と、ディジタル化されたI、Qベース
バンド信号からビットデータを復号する復号器13と、検
波後のベースバンドI、Q信号より受信レベルの測定を
行なう受信レベル測定器11と、予め設定された閾値と受
信レベルとを比較し、閾値以上であれば検出フラグを立
てる閾値判定器15と、閾値判定器15の判定結果を基に、
受信すべきタイミングで検波器12、A/D変換器16及び
復号器13の動作開始タイミングを制御するタイミング制
御器14とを備えている。
【0027】このように構成された第1の実施形態のデ
ータ受信装置の動作について、図2及び図3を用いて説
明する。送信側を基地局、受信側であるデータ受信装置
を移動機として、また、アクセス方式がTDMAである
として説明する。
【0028】図2は、基地局の送信タイミングTbs、移
動機の受信タイミングTps及び閾値判定器15の出力信号
のタイミングを示したものである。受信タイミングTps
は、検波器12、A/D変換器16の動作を制御するタイミ
ング信号Tps1と復号器13の動作を制御するタイミング
信号Tps2とに分けられ、Tps1、Tps2ともタイミン
グ制御器14が生成する。図2では、基地局送信周期をT
sとし、移動機の受信周期を2Tsとしている。
【0029】図3は、基地局が送信タイミングTbsのH
IGHの区間でバースト送信するデータのフォーマット
を示している。図3においてRは、バースト送信信号の
立ち上がり及び立ち下がりの過渡状態を滑らかにするた
めのランピングビット、PRは、シンボル同期引き込み
等に使用するプリアンブルビット、UWは、フレーム同
期のための同期ワード、Iは、情報ビット、Gは、基地
局において移動機から送信されたバースト信号の衝突を
避けるためのガードビットである。
【0030】移動機では、タイミング制御器14のクロッ
クが、データ非受信区間で、自走クロックにより動作す
る。そのため、タイミング制御器14は、基地局とタイミ
ングがずれることを考慮して、受信タイミングTps1を
送信タイミングTbsよりも早めにオンさせる。
【0031】まず、Tps1がオンになると、検波器12、
A/D変換器16、受信レベル測定器11及び閾値判定器15
が動作する。検波器12は、受信信号を直交検波してベー
スバンドI、Q信号を復調し、A/D変換器16は、ベー
スバンドI、Q信号の各々をサンプリング周波数fsで標
本化し、ビット数qbに量子化したディジタル信号に変
換する。受信レベル測定器11は、ディジタル化されたベ
ースバンドI、Q信号より受信レベルを測定し、閾値判
定器15は、受信レベル測定器11によって測定された受信
レベルを閾値と比較し、受信レベルが閾値以上になる
と、タイミング制御器14に送る検出信号をLOWからH
IGHに変える。閾値判定器15の出力がHIGHになる
と、タイミング制御器14は、送信データが存在すると判
定し、受信タイミングTps2をオンさせる。Tps2がオ
ンになると、復号器13は動作を開始し、データ復号を始
める。
【0032】このように、このデータ受信装置では、受
信レベルが閾値以上であると判定したときのみ復号器13
の動作が行なわれる。そのため、復号器13が不必要なタ
イミングで動作を行なうことが無くなり、その分、消費
電力が低減する。
【0033】また、この装置では、受信レベル測定手段
及び閾値判定手段における信号処理をディジタル化して
いるため、従来のアナログ処理する受信レベル測定手段
に比べて、LSI化し易く、LSIの統合化により回路
規模の削減を図ることができる。
【0034】また、この装置の処理をDSPを用いたソ
フトウェアで実現する場合、受信レベル測定手段、閾値
判定手段及び復号手段の処理をソフトウェアで時分割に
より行なうことができるため、ハードウェアの共用化を
図ることができ、回路規模を削減することができる。
【0035】(第2の実施の形態)第2の実施形態のデ
ータ受信装置は、ディジタルデータを一旦メモリに蓄積
した後、復号処理を行なう。
【0036】このデータ受信装置は、図4に示すよう
に、ディジタル化されたI、Qベースバンド信号を格納
するメモリ27を備えている。その他の構成は、第1の実
施形態の装置(図1)と変わりがない。
【0037】このデータ受信装置の動作について、図5
を用いて説明する。図5において、基地局送信データ
は、基地局が送信するバーストデータのタイミングを示
し、移動機受信タイミング1(Tps1)は、検波器22及
びA/D変換器26を動作させるタイミングを示し、メモ
リ格納データは、メモリ27が格納するデータを示し、ま
た、ディジタル信号処理は、受信レベル測定処理、閾値
判定処理及び復号処理を行なうタイミングを示してい
る。
【0038】まず、移動機のタイミング制御部24は、自
走クロックに基づいて、受信タイミングTps1を基地局
の送信タイミングよりも早めにオンさせる。受信タイミ
ングTps1がオンになると、検波器22及びA/D変換器
26が動作し、検波器22は、受信信号をベースバンドI、
Q信号に復調し、A/D変換器26は、そのベースバンド
I、Q信号の各々をディジタル信号に変換する。この変
換されたディジタル信号は順次メモリ27に格納される。
このメモリ27は、Tps1の受信区間分のデータを格納す
ることができる容量を持つものとする。
【0039】また、受信レベル測定器21と閾値判定器25
と復号器23とは、DSPによるディジタル信号処理で実
現するものとする。
【0040】このディジタル信号処理では、メモリ27か
らデータを順次読出し、まず、そのデータの受信レベル
を測定する受信レベル測定処理と、受信レベル測定処理
で得た受信レベルが閾値より大きいか小さいかを判定す
る閾値判定処理とを行なう。次いで、閾値判定処理によ
り、受信レベルが閾値より大きくなる送信スロットの先
頭位置を検出すると、メモリ27に格納された送信スロッ
トの先頭位置からのデータを読み出して復号処理を開始
し、送信スロット区間のみのデータに対して復号処理を
実行する。
【0041】このデータ受信装置では、このように受信
データをメモリ27に一旦格納しているため、受信レベル
測定処理と閾値判定処理と復号処理とをリアルタイムで
実行する必要がなくなり、これらの処理を時系列的にバ
ッチ処理で実現することができる。従って、これらの処
理をDSPでのソフトウェア処理で実現することによ
り、ハードウェアを共用することができるため、回路規
模の削減が可能となる。しかも、リアルタイム処理を行
なう必要がないことからDSPの動作周波数を下げるこ
とができるため、低消費電力化を実現することができ
る。
【0042】(第3の実施の形態)第3の実施形態のデ
ータ受信装置は、連続的に送信スロットを受信する場合
でも、小容量のメモリを用いてバッチ処理によるディジ
タル信号処理を行なうことが可能である。
【0043】このデータ受信装置は、図6に示すよう
に、連続受信を行なう際に、メモリ37の全アドレス(ア
ドレス0〜Nとする)にデータが格納されたときに、再
度アドレス0からデータを格納するように制御するメモ
リアドレス制御器38を備えている。その他の構成は、第
2の実施形態(図4)と変わりがない。
【0044】このデータ受信装置の動作について、図7
を用いて説明する。図7は、移動機が複数の基地局の送
信データを連続受信するときのタイミングチャートを示
しており、基地局送信データXは、基地局Xが送信する
バーストデータのタイミングを示し、基地局送信データ
Yは、基地局Yが送信するバーストデータのタイミング
を示し、移動機受信タイミングは移動機の受信タイミン
グを示し、メモリデータは、メモリ37が受信するデータ
を示し、また、ディジタル信号処理は、スロット検出処
理(受信レベル測定処理と閾値判定処理とを合わせてこ
う呼ぶこととする)、及び復号処理を行なうタイミング
を示している。
【0045】図7のタイミングチャートでは、基地局
X、基地局Yのデータを連続受信する場合の動作を示し
ている。また、メモリ37は、アドレス0〜Nまで格納さ
れるものとする。また、 受信レベル測定器31と閾値判
定器35と復号器33とは、DSPによるディジタル信号処
理で実現することとし、復号処理は、演算量が多いため
リアルタイム処理ができないものとする。通常、復号処
理では、フィルタ演算処理、遅延検波処理、同期処理等
を行なうため、リアルタイム処理が厳しいことは、十分
考えられる。
【0046】まず、受信機では、連続受信が開始される
と、メモリ37のアドレス0から順にデータを格納し始め
る。メモリ37のデータがアドレスNまで格納され、メモ
リ37が一杯になると、メモリアドレス制御器38は、メモ
リ37の書き込みアドレスをアドレス0に制御し、A/D
変換器36で変換されたディジタルデータを、再度アドレ
ス0から上書きしながらメモリ37に格納する。
【0047】一方、ディジタル信号処理では、メモリ37
に格納されたデータをアドレス0から順に読み出し、ス
ロット検出処理(受信レベル測定処理と閾値判定処理)
を行なう。閾値判定器35の出力が、基地局Xの送信デー
タにおける送信スロットの先頭を検出すると、DSP処
理による復号処理を開始する。復号処理に掛かる時間
は、受信データをメモリ37に格納する時間を越えている
ためバッチ処理が行なわれる。
【0048】基地局Xの送信スロットの区間分の復号処
理が終了すると、再度スロット検出処理をスタートし、
基地局Yの送信データにおける送信スロットの先頭を検
出すると、復号処理を行なう。もし、送信データがメモ
リ37のアドレスNから0に跨がることがあれば、復号処
理においてもデータをアドレスNから0に跨がって読み
出して、演算処理を行なう。
【0049】このように、このデータ受信装置では、メ
モリ37のアドレスを巡回アドレス制御するデータ蓄積ア
ドレス制御手段を備えているため、連続的受信を行なう
際にも、ディジタル信号処理を、リアルタイム処理を行
なわなくとも、データを蓄積しながらのバッチ処理で実
現することができる。そのためディジタル信号処理での
動作周波数を下げることが可能となり、低消費電力化を
図ることができる。
【0050】(第4の実施の形態)第4の実施形態のデ
ータ受信装置は、連続的受信の際に、メモリのデータを
格納する面を切り換えることによってバッチ処理でのデ
ィジタル信号処理を可能にする。
【0051】このデータ受信装置は、図8に示すよう
に、データ受信中にA面、B面の切換を途切れなく行な
うことができる2面メモリ47と、2面メモリ47のデータ
格納状態を監視し、A面のメモリがフルになれば、B面
に切り換え、またB面のメモリがフルになれば、A面に
切り換えるように制御するメモリ切換制御器48とを備え
ている。その他の構成は、第2の実施形態(図4)と変
わりがない。
【0052】このデータ受信装置の動作について、図9
を用いて説明する。図9は、移動機が複数の基地局の送
信データを連続受信するときのタイミングチャートであ
り、基地局送信データXは、基地局Xが送信するバース
トデータのタイミングを示し、基地局送信データYは、
基地局Yが送信するバーストデータのタイミングを示
し、移動機受信タイミングは移動機の受信タイミングを
示し、メモリ切換信号は、メモリ切換制御器48が2面メ
モリ47のA面、B面を切り換える制御信号を示し、メモ
リ格納データは、2面メモリ47が受信するデータを示
し、また、ディジタル信号処理は、スロット検出処理
(受信レベル測定処理と閾値判定処理)及び復号処理を
行なうタイミングを示している。
【0053】図9のタイミングチャートでは、基地局X
及び基地局Yのデータを受信するために連続受信を行な
う場合の動作を示している。また、受信レベル測定器4
1、閾値判定器45及び復号器43は、DSPによるディジ
タル信号処理で実現することとし、復号処理は、演算量
が多いためリアルタイム処理ができないものとする。
【0054】まず、受信機では、連続受信が開始される
と2面メモリ47のA面から順にデータを格納し始める。
A面のメモリのデータが一杯になると、メモリ切換制御
器48は、メモリ切替制御信号をローからハイに変え、そ
れに伴って、メモリ47のB面へのデータ格納に切り換わ
る。さらにB面のメモリが一杯になると、メモリ切換制
御器48は、メモリ切替制御信号をハイからローに変え、
それにより再度A面に上書きしながらデータが格納され
る。
【0055】一方、ディジタル信号処理では、2面メモ
リ47のA面から順にスロット検出処理(受信レベル測定
処理と閾値判定処理)を行なう。閾値判定器45の出力が
基地局Xの送信データにおける送信スロットの先頭を検
出すると、DSP処理による復号処理を開始する。復号
処理に掛かる時間は、受信データをメモリに格納する時
間を越えているためバッチ処理が行なわれる。基地局X
の送信スロットの区間分の復号処理が終了すると、再度
スロット検出処理をスタートし、基地局Yの送信データ
の検出を行なう。もし、送信データがメモリのA面とB
面とに跨がることがあれば、復号処理においてもデータ
をA面からB面に跨がって読み出して、演算処理を行な
う。
【0056】このように、このデータ受信装置では、2
面以上に分割されたメモリと2面のメモリの格納位置を
切り換えるデータ蓄積切換制御手段とを備えているた
め、連続的受信を行なう際にも、ディジタル信号処理
を、リアルタイム処理を行なわなくとも、データを蓄積
しながらのバッチ処理で実現することができる。そのた
めディジタル信号処理での動作周波数を下げることが可
能となり、低消費電力化を図ることができる。
【0057】(第5の実施の形態)第5の実施形態のデ
ータ受信装置は、復号すべき送信スロットのデータを格
納するメモリを、スロット検出用のデータを格納するメ
モリとは別に設けている。このデータ受信装置は、図1
0に示すように、スロット検出用のデータを格納する3
面のデータ領域を持つスロット検出用メモリ57と、スロ
ット検出用メモリ57の3面にデータを途切れなく格納す
るように切換制御を行ない、さらにタイミング制御器54
がスロットを検出したとき、スロット検出用メモリ57の
格納データを次段のメモリに転送するスロット検出用メ
モリ制御器58と、スロット検出用メモリ57から転送され
たデータを格納する、4面のデータ領域を持つデータ復
号用メモリ59と、スロット検出用メモリ57より転送され
たデータを、データアドレスが連続するように並べ換え
てデータ復号用メモリ59に格納するデータ復号用メモリ
制御器60とを備えている。その他の構成は、第1の実施
形態(図1)と変わりがない。
【0058】このデータ受信装置の動作について、図1
1を用いて説明する。図11は、移動機が複数の基地局
の送信データを連続受信するときのタイミングチャート
であり、基地局送信データXは、基地局Xが送信するバ
ーストデータのタイミングを示し、基地局送信データY
は、基地局Yが送信するバーストデータのタイミングを
示し、移動機受信タイミングは移動機の受信タイミング
を示し、スロット検出用メモリデータは、スロット検出
用メモリ57でのデータ格納状態を示し、データ復号用メ
モリデータは、データ復号用メモリ59でのデータ格納状
態を示し、ディジタル信号処理は、スロット検出処理及
び復号処理を行なうタイミングを示している。
【0059】図11のタイミングチャートは、基地局X
及び基地局Yのデータを受信するために連続受信を行な
う場合の動作を示している。また、受信レベル測定器5
1、閾値判定器55及び復号器53は、DSPによるディジ
タル信号処理で実現することとし、復号処理は、演算量
が多いためリアルタイム処理ができないものとする。
【0060】このデータ受信装置では、連続受信が開始
されると、まず、A、B、Cの3面で構成されたスロッ
ト検出用メモリ57のA面から順にデータが格納される。
A面のメモリのデータが一杯になると、DSPは、A面
でのスロット検出処理を開始し、スロットが検出できな
かったときは、B面のメモリが一杯になるのを待って、
B面でのスロット検出を開始する。このようにして、C
面への格納が終了すると、再度A面からデータ格納を開
始する。図11では、スロット検出用メモリ57の2回目
のA面に格納されたデータについてスロット検出処理を
行なったとき、即ち、4回目のスロット検出処理を行な
ったときに、送信スロットXが検出できた場合を示して
いる。
【0061】この時、閾値判定器55の出力を得たタイミ
ング制御器54は、スロット検出信号をスロット検出用メ
モリ制御器58及びデータ復号用メモリ制御器60に対して
発生する。
【0062】これを受けて、スロット検出用メモリ制御
器58は、スロット検出用メモリ57に対して、メモリ格納
を停止させ、同時に、その時点でスロット検出用メモリ
57に格納されているC面データ、A面データ及びB面デ
ータをデータ復号用メモリ59に転送する。データ復号用
メモリ制御器60は、スロット検出用メモリ57から転送さ
れたC面データをデータ復号用メモリ59のAA面に格納
し、A面データをBB面に格納し、B面データをCC面
に格納し、それと同時に、スロット検出用メモリ57の格
納が停止された以降のA/D変換後のディジタル信号を
DD面に格納する。このAA、BB、CC、DD面のア
ドレスは続いている。
【0063】次に、タイミング制御器54よりDSPに対
して復号処理を行なうように指示が出され、DSPは、
データ復号用メモリ59のデータの中から送信スロットの
存在するアドレス(図11では、BB面の途中)を見つ
けて基地局Xの送信データを復号する。
【0064】送信スロットの区分間の復号処理が終了す
ると、タイミング制御器54は、スロット検出用メモリ制
御器58にスロット検出用メモリ57へのデータ格納を指示
し、スロット検出用メモリ制御器58の制御の基に、再
び、スロット検出用メモリ57のA面からデータ格納が行
なわれる。A面のメモリのデータが一杯になると、DS
Pは、A面でのスロット検出処理を開始する。
【0065】そして、先と同じように、閾値判定器55の
出力を得たタイミング制御器54は、スロット検出信号を
スロット検出用メモリ制御器58及びデータ復号用メモリ
制御器60に対して発生する。図11では、スロット検出
用メモリ57の1回目のA面に格納されたデータについて
スロット検出処理を行なったとき、送信スロットYが検
出できた場合を示している。
【0066】スロット検出信号を受けたスロット検出用
メモリ制御器58は、スロット検出用メモリ57に対して、
データの格納を停止させ、同時に、データ格納の再開後
にスロット検出用メモリ57に格納されたA面データ及び
B面データをデータ復号用メモリ59に転送する。データ
復号用メモリ制御器60は、スロット検出用メモリ57から
転送されたA面データをデータ復号用メモリ59のBB面
に格納し、B面データをCC面に格納し、それと同時
に、スロット検出用メモリ57での格納が停止された以降
にA/D変換されたディジタル信号をDD面に格納す
る。
【0067】次いで、タイミング制御器54よりDSPに
対して復号処理の指示が出され、DSPは、データ復号
用メモリ59のデータの中から送信スロットの存在するア
ドレス(BB面の途中)を見つけて基地局Yの送信デー
タを復号する。
【0068】このように、このデータ受信装置では、受
信レベル測定を行なうための第1のデータ蓄積手段と、
この第1のデータ蓄積手段のデータの格納位置を制御す
る第1のデータ蓄積制御手段と、復号を行なうためのデ
ータを格納する第2のデータ蓄積手段と、第2のデータ
蓄積手段のデータの格納位置を制御する第2のデータ蓄
積制御手段とを備えることにより、連続受信の際にも、
リアルタイム処理ではなく、バッチ処理によるディジタ
ル信号処理を行なうことができる。そのため、ディジタ
ル信号処理の動作周波数を下げることができ、低消費電
力化を図ることができる。
【0069】また、この装置は、第3、第4の実施形態
のデータ受信装置に比べて、復号処理を行なうための送
信データを連続したアドレスのデータ蓄積手段に格納す
ることができるため、復号器での演算処理において、メ
モリのアドレスを監視しながら演算制御を行なう必要が
なく、演算処理が容易になる。
【0070】なお、この実施形態では、スロット検出用
メモリ57が3面、データ復号用メモリ59が4面のメモリ
領域を持つものとしたが、このメモリ領域の数は、制御
に応じて設定することができ、スロット検出用メモリ57
では、2面あるいはそれ以上、データ復号用メモリ59で
は、4面あるいはそれ以上とすることができる。
【0071】(第6の実施の形態)第6の実施形態のデ
ータ受信装置は、第3の実施形態の装置にフレーム同期
を確立するための構成を加えている。
【0072】このデータ受信装置は、図12に示すよう
に、復号データとメモリアドレス制御器68より得られた
アドレス情報とタイミング制御器64より得られたアドレ
ス位置に対応するタイミング信号とを用いてフレーム同
期を確立するフレーム同期部69を備えている。その他の
構成は、第3の実施形態(図6)と変わりがない。
【0073】このデータ受信装置の動作について、図1
3を用いて説明する。図13は、移動機が連続受信を行
ない、基地局Xの送信スロットに対してフレーム同期を
獲得する際のタイミングチャートであり、基地局X送信
データにおいて網掛けされている部分が基地局Xより実
際にデータが送信されている期間である。
【0074】図13のシステムでは、1TDMAフレー
ム長がTtであり、1TDMAフレームが4つのスロッ
トに分割されているものとする。移動機受信タイミング
は、移動機の受信タイミングを示し、メモリデータは、
メモリアドレス1〜Nのメモリに対して、送信スロット
のデータが格納されている位置を示している。図13で
は、メモリアドレスQの位置に基地局X送信データの同
期ワード(UW)が格納されていることを示す。
【0075】また、図13のディジタル信号処理は、ス
ロット検出処理(受信レベル測定処理と閾値判定処
理)、復号処理及びフレーム同期処理を行なうタイミン
グを示している。また、フレーム同期カウンタは、タイ
ミング制御器64にカウント値を出力するカウンタ(ある
いはタイミング制御器64に内蔵されたカウンタ)の値を
示しており、このカウンタは1TDMAフレーム(T
t)をカウント数Cfでカウントする。
【0076】また、受信レベル測定器61、閾値判定器6
5、復号器63及びフレーム同期部69は、DSPによるデ
ィジタル信号処理で実現することとし、復号処理及びフ
レーム同期処理は、演算量が多いためリアルタイム処理
ができないものとする。また、アドレス1〜Nのメモリ
67にデータが巡回的に格納される時間周期は、Tt/2
とする。
【0077】このデータ受信装置では、受信を開始する
と、まずメモリアドレス制御器68がメモリアドレス1に
データを格納したタイミングをタイミング制御器64に報
告する。
【0078】タイミング制御器64は、アドレス1にデー
タが格納されたタイミングにおけるフレーム同期カウン
タのカウント値をフレーム同期部69に報告する。図13
では、Csというカウント値を報告する。
【0079】DSPは、スロット検出処理が終了した
後、復号及びフレーム同期処理を行なう。このフレーム
同期処理では、まず、送信スロットの中からUWの位置
を検出する。UWを検出すると、メモリアドレス制御器
68から得た、復号処理を開始したメモリアドレスの情報
を用いて、UWの先頭のメモリアドレスを算出する。こ
こでは、Qとなる。次いで、アドレス1にデータが格納
されたタイミングとUWの先頭のデータが格納されてい
るアドレスとから、UWの先頭位置でのカウンタのカウ
ント値を算出する。ここでは、アドレス1〜NがTt/
2周期で巡回するため、UWの先頭位置でのカウント値
はCs+(Q/2)となる。
【0080】こうして、フレーム同期部69は、UWの先
頭位置でのカウンタのカウント値を求め、フレーム同期
を確立する。そして、求めたフレーム同期位置をタイミ
ング制御器64に出力する。
【0081】このように、このデータ受信装置では、連
続受信に際して、バッチ処理によるディジタル信号処理
を行ないながら、フレーム同期を確立することができ
る。
【0082】なお、この実施形態では、メモリアドレス
制御器68が、メモリアドレス1にデータを格納したタイ
ミングをタイミング制御器64に報告しているが、このタ
イミングは、どのアドレスであってもよい。
【0083】(第7の実施の形態)第7の実施形態のデ
ータ受信装置は、第4の実施形態の装置にフレーム同期
を確立するための構成を加えている。
【0084】このデータ受信装置は、図14に示すよう
に、復号データと、メモリ切換制御器78より得られたア
ドレス情報と、タイミング制御器74より得られたアドレ
ス位置に対応したタイミング信号とを用いてフレーム同
期を確立するフレーム同期部79を備えている。その他の
構成は、第4の実施形態(図8)と変わりがない。
【0085】このデータ受信装置の動作について、図1
5を用いて説明する。図15は、移動機が連続受信を行
ない、基地局Xの送信スロットに対してフレーム同期を
獲得する際のタイミングチャートであり、基地局Xの送
信データにおいて網掛けされている部分(スロット0)
がデータを送信している部分である。
【0086】図15のシステムでは、1TDMAフレー
ム長をTtとし、1TDMAフレームを4つのスロット
に分割している。移動機受信タイミングは、移動機の受
信タイミングを示し、メモリデータは、A面、B面に分
割されたメモリ77の各々のアドレス1〜Mに対して、送
信スロットのデータが格納されている位置を示してい
る。図15では、B面のメモリアドレスQの位置に基地
局Xの送信データの同期ワード(UW)の先頭位置が格
納されていることを示している。
【0087】ディジタル信号処理は、スロット検出処
理、復号処理及びフレーム同期処理を行なうタイミング
を示している。フレーム同期カウンタは、1TDMAフ
レーム(Tt)をカウント数Cfでカウントするカウン
タの状態を示している。
【0088】また、受信レベル測定器71、閾値判定器7
5、復号器73及びフレーム同期部79は、DSPによるデ
ィジタル信号処理で実現することとし、復号処理及びフ
レーム同期処理は、演算量が多いためリアルタイム処理
ができないものとする。また、A面、B面のメモリのア
ドレス1〜Mにデータが格納される時間は、Tt/4
(=1送信スロット分)とする。
【0089】このデータ受信装置では、受信を開始する
と、まず、メモリ切換制御器78がA面メモリのアドレス
1にデータを格納したタイミングをタイミング制御器74
に報告する。タイミング制御器74は、A面メモリのアド
レス1にデータが格納されたタイミングでのフレーム同
期カウンタのカウント値をフレーム同期部79に報告す
る。
【0090】この装置では、この動作をA面あるいは、
B面のアドレス1にデータを格納する度に行なう。
【0091】DSPは、スロット検出処理が終了した
後、復号及びフレーム同期処理を行なう。このフレーム
同期処理では、まず、送信スロットの中からUWの位置
を検出する。UWを検出すると、メモリアドレス制御器
78から得た、復号処理を開始したメモリアドレスの情報
を用いて、UWの先頭のメモリアドレスを算出する。こ
こでは、Qとなる。また、UWが検出されたときに格納
していたメモリ(B面)のアドレス1にデータが格納さ
れたタイミングは、Csとなる。
【0092】次いで、アドレス1にデータが格納された
タイミングとUWの先頭のデータが格納されているアド
レスとから、UWの先頭位置でのカウンタのカウント値
を算出する。ここでは、アドレス1〜MがTt/4周期
で変化するため、UWの先頭位置でのカウント値はCs
+(Q/4)となる。
【0093】こうして、フレーム同期部79は、UWの先
頭位置でのカウンタのカウント値を求め、フレーム同期
を確立する。そして、求めたフレーム同期位置をタイミ
ング制御器74に出力する。
【0094】このように、このデータ受信装置では、連
続受信に際して、バッチ処理によるディジタル信号処理
を行ないながら、フレーム同期を確立することができ
る。
【0095】なお、この実施形態では、メモリ切換制御
器78が、A面あるいは、B面のアドレス1にデータを格
納する度に、そのタイミングをタイミング制御器74に報
告しているが、このタイミングを発生するアドレスは、
固定されていればどこであっても良い。
【0096】また、アドレス1〜Mに格納される時間
を、1送信スロット分としたが、メモリに格納される時
間周期が明確に分かってさえいれば、必ずしも1送信ス
ロット分とする必要はない。
【0097】(第8の実施の形態)第8の実施形態のデ
ータ受信装置は、第5の実施形態の装置にフレーム同期
を確立するための構成を加えている。
【0098】このデータ受信装置は、図16に示すよう
に、復号データとデータ復号用メモリ制御器90より得ら
れるアドレス情報とタイミング制御器84より得られるア
ドレス位置に対応したタイミング信号とを用いてフレー
ム同期を確立するフレーム同期部91を備えている。その
他の構成は、第5の実施の形態(図10)と変わりがな
い。
【0099】このデータ受信装置の動作について、図1
7を用いて説明する。図17は、移動機が連続受信を行
ない、基地局Xの送信スロットに対してフレーム同期を
獲得する際のタイミングチャートであり、基地局X送信
データにおいて網掛けされている部分(スロット0)が
データを送信している部分である。
【0100】図17のシステムでは、1TDMAフレー
ム長をTtとし、1TDMAフレームが4つのスロット
に分割されているものとする。移動機受信タイミング
は、移動機の受信タイミングを示し、スロット検出用メ
モリデータはA面、B面、C面に分割されたスロット検
出用メモリ87のデータ格納状態を示している。データ復
号用メモリデータは、AA面、BB面、CC面、DD面
に分割されたデータ復号用メモリ89のデータ格納状態を
示している。AA面、BB面、CC面、DD面は、続き
アドレスとなっている。
【0101】図17では、スロット検出用メモリ87のA
面にUWの先頭データが格納されている。ディジタル信
号処理は、スロット検出処理(受信レベル測定処理と閾
値判定処理)、復号処理及びフレーム同期処理を行なう
タイミングを示している。フレーム同期カウンタは、1
TDMAフレーム(Tt)をカウント数Cfでカウント
するカウンタの状態を示している。
【0102】また、受信レベル測定器81、閾値判定器8
5、復号器83及びフレーム同期部91は、DSPによるデ
ィジタル信号処理で実現することとし、復号処理及びフ
レーム同期処理は、演算量が多いためリアルタイム処理
ができないものとする。また、カウンタが1インクリメ
ントする度にnワードのデータがスロット検出用メモリ
87、あるいはデータ復号用メモリ89に格納されるものと
する。即ち、カウンタが1インクリメントする度にアド
レスがn進む。
【0103】このデータ受信装置では、受信を開始する
と、A、B、Cの3面で構成されたスロット検出用メモ
リ87のA面から順にデータを格納し始める。A面のメモ
リのデータが一杯になると、DSPは、A面のスロット
検出処理を開始し、スロットが検出されなかったとき
は、B面のメモリが一杯になるのを待って、B面でのス
ロット検出を開始する。このようにして、C面への格納
が終了すると、再度A面からデータ格納を開始する。
【0104】また、スロット検出用メモリ制御器88は、
A面が一杯になると、B面へ、B面が一杯になるとC面
へ、C面が一杯になると再度A面へ上書きさせるように
制御を行なう。また、各面のメモリが一杯になる度にタ
イミング制御器84に対して、タイミング信号を発生す
る。タイミング制御器84は、これを受けて、そのタイミ
ングでのカウンタのカウント値を検出し、フレーム同期
部91に報告する。
【0105】DSPは、スロット検出処理が終了した
後、復号及びフレーム同期処理を行なう。スロットが検
出されたとき、メモリ87の各面(B面、C面、A面)の
先頭位置に対応するフレーム同期カウンタの値をフレー
ム同期部91で記憶しておく。
【0106】また、スロットが検出されると、タイミン
グ制御器84は、スロット検出用メモリ制御器88及びデー
タ復号用メモリ制御器90にスロットが検出されたことを
報告する。スロット検出用メモリ制御器88は、スロット
検出用メモリ87に対して、メモリ格納を停止させ、同時
に、スロット検出用メモリ87に格納されているC面デー
タ、A面データ及びB面データをデータ復号用メモリ89
に転送する。
【0107】データ復号用メモリ制御器90は、スロット
検出用メモリ87から転送されたC面データをデータ復号
用メモリ89のBB面に格納し、A面データをCC面に格
納し、B面データをAA面に格納し、同時に、スロット
検出用メモリ87の格納が停止された以降のA/D変換後
のディジタル信号をDD面に格納する。
【0108】DSPは、データ復号用メモリ89のデータ
の中から送信スロットの存在するアドレス(図17で
は、BB面の途中)を見つけて、基地局Xの送信データ
の復号を開始し、フレーム同期処理を行なう。
【0109】このフレーム同期処理では、まず、送信ス
ロットの中からUWの位置を検出する。UWを検出する
と、メモリ切換制御器90から受けたCC面のアドレスを
用いて、CC面の先頭からUWの先頭までのアドレス増
分値を算出する。ここではΔQとする。
【0110】フレーム同期部91は、UWが検出されたメ
モリCC面の先頭のタイミング(即ち、メモリA面の先
頭のタイミング)をCsとして格納している。フレーム
同期処理では、このCs、 ΔQを用いて、UWの先頭位
置でのカウンタのカウント値を算出する。この場合、カ
ウンタが1インクリメントする度にnワードのデータが
データ復号用メモリ89に格納されることから、UWの先
頭位置でのタイマカウント値は、Cs+(ΔQ/n)とな
る。
【0111】こうして、フレーム同期部91は、UWの先
頭位置でのカウンタのカウント値を求め、フレーム同期
を確立する。そして、求めたフレーム同期位置をタイミ
ング制御器84に出力する。
【0112】このように、このデータ受信装置では、連
続受信に際して、バッチ処理によるディジタル信号処理
を行ないながら、フレーム同期を確立することができ
る。
【0113】(第9の実施の形態)第9の実施形態のデ
ータ受信装置は、ディジタル処理により受信レベルを測
定する受信レベル測定器を有している。
【0114】このデータ受信装置の受信レベル測定器
は、図18に示すように、フィルタ演算されたI信号、
Q信号からI2+Q2を演算して2乗包絡線データを得る
2+Q2演算部92と、算出された2乗包絡線演算データ
をディジタル処理によりフィルタ演算するLPF93とを
備えている。このデータ受信装置のその他の構成は、第
1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0115】このデータ受信装置の受信レベル測定器94
は、まず、I2+Q2演算部92が、受信したI、Qベース
バンド信号から各サンプルごとの2乗包絡線データを算
出する。このデータは、送信信号のパワー以外にも検波
器の持つ雑音特性等により雑音成分が含まれている。ま
た、送信信号は、増幅による振幅変動以外にも、例えば
QPSK変調方式のような変調が行なわれている場合に
は、包絡線変動が存在する。そのため、受信レベル測定
手段では、これらの変動の中から送信信号の平均的なパ
ワーを算出する必要がある。理想的には、2乗包絡線デ
ータより直流成分が抽出できればよい。そこで、この受
信レベル測定器94では、LPF93により、フィルタ演算
を行なっている。最も簡単なフィルタ演算を行なうもの
として、過去Nサンプルのデータの平均値を算出する移
動平均フィルタがある。
【0116】これらをDSPによるソフトウェアで実現
した場合、1サンプルのI信号、Q信号を入力する度
に、I2+Q2演算部では、乗算演算2回、加算演算1
回、また、LPF93を8サンプルの移動平均フィルタで
実現した場合、加算演算8回、シフト演算1回という簡
単な演算で受信レベル測定器95が構成できる。
【0117】これを従来のアナログ回路で実現した場
合、3次程度のアナログフィルタ、8bit程度のA/D
変換器を必要とし、回路規模は、ディジタル処理に比べ
大きくなる。しかも、この実施形態の受信レベル測定器
では、ディジタル信号処理であるため、素子ばらつき等
による誤差調整の必要がないという利点もある。
【0118】このように、このデータ受信装置では、デ
ィジタル処理する受信レベル測定器を簡単な構成で得る
ことができる。この受信レベル測定器は、従来のアナロ
グ処理に比べ、ハードウェアで実現する場合は、少ない
回路規模で、またDSP等によりソフトウェアで実現す
る場合には、少ない演算量で実現できるため、低消費電
力化を図ることができる。
【0119】(第10の実施の形態)第10の実施形態
のデータ受信装置は、受信レベルの測定結果を用いて受
信電界強度を求めることができる。
【0120】このデータ受信装置は、図19に示すよう
に、受信レベル測定器101で計算された受信レベルを入
力して、ディジタル信号処理により、対数変換された受
信電界強度を算出する受信レベル算出部107を備えてい
る。その他の構成は、第1の実施形態(図1)と変わり
がない。
【0121】このデータ受信装置では、受信レベル測定
器101が算出した2乗包絡線データを閾値判定器105が閾
値判定する。そして、閾値判定器105により、基地局か
らの送信データが存在すると判定されると、受信レベル
算出部107は、タイミング制御器104から受信レベル算出
開始の指示を受け、送信スロット区間分の2乗包絡線デ
ータを受信レベル測定器101より受け取り、送信スロッ
ト区間分のデータの平均化処理を行なう。次に平均化さ
れたデータArを(1)式よって対数演算し、受信電界
強度Arssiを算出する。
【0122】 Arssi(dBm) =10log10(Ar) (1) また、あらかじめ受信機のアンテナ端で測定した受信電
界強度と比較して、アンテナ端での受信電界強度Aarss
iを(2)式により算出する。
【0123】 Aarssi(dBm) =Arssi+K (2) 但し、Kは実測したアンテナ端で測定した受信電界強度
との補正係数である。
【0124】このように、このデータ受信装置では、受
信レベル測定手段で得られた受信レベル信号を、送信信
号の有無を判定する以外に、対数変換された受信電界強
度を算出するために用いている。この装置では、ディジ
タル処理により受信電界強度を求めており、そのため、
従来のアナログ回路を用いて受信電界強度を算出するも
のに比べて、ハードウェアで実現する場合は、少ない回
路規模で、また、DSP等によりソフトウェアで実現す
る場合には、少ない演算量で実現できるため、低消費電
力化を図ることができる。
【0125】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のデータ受信装置は、復号手段を必要な期間だけ動作さ
せれば済むため、消費電力の低減が可能となる。
【0126】また、受信レベル測定手段及び閾値判定手
段がディジタル信号処理する構成であるため、LSI化
し易く、LSIの統合化により回路規模の削減を図るこ
とができる。また、これらの手段を、DSPを用いたソ
フトウェアで実現する場合には、受信レベル測定手段、
閾値判定手段及び復号手段をソフトウェアで時分割で処
理できるため、ハードウェアの共用化が可能となり、回
路規模の削減を図ることができる。
【0127】また、A/D変換後のディジタル信号をデ
ータ蓄積手段に格納する装置では、バッチ処理でのディ
ジタル信号処理が可能となる。そのため、ディジタル信
号処理における動作周波数を下げることができ、その結
果、低消費電力化を図ることができる。
【0128】また、このデータ蓄積手段のアドレスを巡
回アドレス制御したり、データ蓄積手段の複数の記憶領
域面を切替制御する装置では、連続受信を行なう際に
も、バッチ処理によるディジタル信号処理が可能とな
り、その動作周波数を下げて、低消費電力化を図ること
ができる。
【0129】また、受信レベル測定用のデータを格納す
るデータ蓄積手段と、復号用のデータを格納するデータ
蓄積手段とを分けて設けた装置では、バッチ処理でデー
タ復号を行なう場合に、復号処理するデータを連続した
アドレスのデータ蓄積手段に格納することができ、メモ
リのアドレスを監視しながら演算制御する必要がないた
め、復号処理が容易になる。
【0130】また、フレーム同期手段を設けた装置で
は、連続受信したデータをバッチ処理する場合でも、フ
レーム同期の確立が可能となる。
【0131】また、受信レベル測定を、2乗包絡線演算
処理と、フィルタ演算処理とで行なう装置では、ハード
ウェアで実現する場合に、少ない回路規模で、またDS
P等によりソフトウェアで実現する場合には、少ない演
算量で実現することができ、低消費電力化を図ることが
できる。
【0132】また、受信レベル測定に用いた信号を受信
電界強度の算出にも用いる装置では、従来のアナログ回
路を用いた受信電界強度の算出に比べて、ハードウェア
で実現する場合には、少ない回路規模で、また、DSP
等によりソフトウェアで実現する場合には、少ない演算
量で実現することができ、低消費電力化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるデータ受信装
置の構成を示すブロック図、
【図2】第1の実施形態におけるデータ受信装置の動作
を示すタイミング図、
【図3】第1の実施形態におけるデータ受信装置の送信
データのフレーム構成を説明する図、
【図4】本発明の第2の実施形態におけるデータ受信装
置の構成を示すブロック図、
【図5】第2の実施形態におけるデータ受信装置の動作
を示すタイミング図、
【図6】本発明の第3の実施形態におけるデータ受信装
置の構成を示すブロック図、
【図7】第3の実施形態におけるデータ受信装置の動作
を示すタイミング図、
【図8】本発明の第4の実施形態におけるデータ受信装
置の構成を示すブロック図、
【図9】第4の実施形態におけるデータ受信装置の動作
を示すタイミング図、
【図10】本発明の第5の実施形態におけるデータ受信
装置の構成を示すブロック図、
【図11】第5の実施形態におけるデータ受信装置の動
作を示すタイミング図、
【図12】本発明の第6の実施形態におけるデータ受信
装置の構成を示すブロック図、
【図13】第6の実施形態におけるデータ受信装置の動
作を示すタイミング図、
【図14】本発明の第7の実施形態におけるデータ受信
装置の構成を示すブロック図、
【図15】第7の実施形態におけるデータ受信装置の動
作を示すタイミング図、
【図16】本発明の第8の実施形態におけるデータ受信
装置の構成を示すブロック図、
【図17】第8の実施形態におけるデータ受信装置の動
作を示すタイミング図、
【図18】本発明の第9の実施形態におけるデータ受信
装置の構成を示すブロック図、
【図19】本発明の第10の実施形態におけるデータ受
信装置の構成を示すブロック図、
【図20】従来のデータ受信装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、41、51、61、71、81、94、101 受信
レベル測定器 2、12、22、32、42、52、62、72、82、102 検波器 3、13、23、33、43、53、63、73、83、103 復号器 4、14、24、34、44、54、64、74、84、104 タイミン
グ制御器 5 時間管理器 15、25、35、45、55、65、75、85、105 閾値判定器 16、26、36、46、56、66、76、86、106 A/D変換器 27、37、67 メモリ 38、68 メモリアドレス制御器 47、77 2面メモリ 48、78 メモリ切換制御器 57、87 スロット検出用メモリ 58、88 スロット検出用メモリ制御器 59、89 データ復号用メモリ 60、90 データ復号用メモリ制御器 69、79、91 フレーム同期部 92 I2+Q2演算器 93 LPF 107 受信レベル算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−29899(JP,A) 特開 平4−296195(JP,A) 特開 平8−32528(JP,A) 特開 平5−37408(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 H04B 17/00 H04Q 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を検波する検波手段と、データ
    復号を行なうデータ復号手段とを有するデータ受信装置
    において、 前記検波手段で検波されたベースバンド信号をディジタ
    ル信号に変換するA/D変換手段と、 ディジタル化されたベースバンド信号より、受信すべき
    周波数帯域での受信レベルを測定する受信レベル測定手
    段と、 前記受信レベル測定手段により測定された受信レベルを
    閾値判定する閾値判定手段と、 前記閾値判定手段により閾値以上と判定されたタイミン
    グで各部の動作を制御するタイミング制御手段とを備え
    ることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換手段により変換されたデ
    ィジタル信号を格納するデータ蓄積手段を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ蓄積手段に格納するデータの
    アドレスを制御するデータ蓄積アドレス制御手段を具備
    することを特徴とする請求項2に記載のデータ受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ蓄積手段が2面以上に分割さ
    れたデータ蓄積領域を有し、データが格納される前記デ
    ータ蓄積手段の面を切り換えるデータ蓄積切換制御手段
    を具備することを特徴とする請求項2に記載のデータ受
    信装置。
  5. 【請求項5】 受信レベルを測定するためのデータを格
    納する第1のデータ蓄積手段と、前記第1のデータ蓄積
    手段のデータの格納位置を制御する第1のデータ蓄積制
    御手段と、データ復号を行なうためのデータを格納する
    第2のデータ蓄積手段と、前記第2のデータ蓄積手段の
    データの格納位置を制御する第2のデータ蓄積制御手段
    とを具備することを特徴とする請求項1に記載のデータ
    受信装置。
  6. 【請求項6】 復号データと、前記データ蓄積アドレス
    制御手段より得られたアドレス情報と、前記タイミング
    制御手段より得られたアドレス位置に対応するタイミン
    グ信号とを用いてフレーム同期を確立するフレーム同期
    手段を具備することを特徴とする請求項3に記載のデー
    タ受信装置。
  7. 【請求項7】 復号データと、前記データ蓄積切換制御
    手段より得られたアドレス情報と、前記タイミング制御
    手段より得られたアドレス位置に対応するタイミング信
    号とを用いてフレーム同期を確立するフレーム同期手段
    を具備することを特徴とする請求項4に記載のデータ受
    信装置。
  8. 【請求項8】 復号データと、前記第2のデータ蓄積制
    御手段より得られたアドレス情報と、前記タイミング制
    御手段より得られたアドレス位置に対応するタイミング
    信号とを用いてフレーム同期を確立するフレーム同期手
    段を具備することを特徴とする請求項5に記載のデータ
    受信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信レベル測定手段が、ディジタル
    化された受信I、Q信号の2乗包絡線を演算する2乗包
    絡線演算手段と、前記2乗包絡線演算手段が求めた2乗
    包絡線データをフィルタ演算するフィルタ演算手段とを
    具備することを特徴とする請求項1乃至8に記載のデー
    タ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記受信レベル測定手段が求めた2乗
    包絡線データを入力して、受信電界強度を算出する受信
    電界強度算出手段を具備することを特徴とする請求項1
    乃至9に記載のデータ受信装置。
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