JP3155576B2 - シート揃え装置 - Google Patents

シート揃え装置

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JP3155576B2
JP3155576B2 JP26131691A JP26131691A JP3155576B2 JP 3155576 B2 JP3155576 B2 JP 3155576B2 JP 26131691 A JP26131691 A JP 26131691A JP 26131691 A JP26131691 A JP 26131691A JP 3155576 B2 JP3155576 B2 JP 3155576B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソータ、フィニッシャ
等におけるビンもしくはトレイ上に排出されたシートを
揃えるシート揃え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機により複写された用紙
(シート)を複数のビンに分配するソータでは、用紙束
をスティプラにより綴じたり、パンチにより穴を開ける
後処理が行われるので、この後処理の前に用紙の束を揃
える整置作業(ジョギング)を行わなければならない。
この種のシート揃え装置としては、例えば特開昭64−
34855号公報に示すように、棒状の押圧部材を往復
移動して各ビン上のシートの側端を同時に押圧したり、
特開平1−299160に示すように、ビン毎に設けら
れたアーム状の押圧部材を回転させて各ビン上のシート
の側端を同時に押圧するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート揃え装置では、シートがビン上に排出される
毎に全てのビン上の用紙に対して揃え動作を行うので、
揃え動作のタイミングが用紙間の排出時間(紙間時間)
により限定され、したがって、高速で揃え動作を行うこ
とができないというという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、画像形
成装置の紙間時間に規定されないで高速で揃え動作を行
うことができるシート揃え装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するため、画像形成装置から排出される複数のシー
トの幅方向を揃えるシート揃え装置において、上下方向
に配置され、前記画像形成装置からのシートが選択的に
排出される複数のビンと、前記複数のビンの配列方向に
沿って上下方向に移動可能であって、揃え対象となるビ
ン位置に停止して当該ビンに排出されたシートの側端を
押圧することにより1ビンずつシート揃えを行う押圧部
材と、前記画像形成装置からのシートの排出タイミング
とは独立したタイミングで前記押圧部材の上下移動と押
圧動作を行わせ、前記押圧部材が現在位置しているビン
に対するシート揃え動作が許可されたときに押圧動作を
実行させる制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0006】第2の手段は、第1の手段において、前記
制御手段は、前記押圧部材が現在位置しているビンがシ
ートを次に排出するビンでなく、シート揃えを実行する
ビンが他に存在すれば、前記シート揃えを行うビンの最
上位のビン位置まで前記押圧部材を移動させ、前記最上
位のビン位置からシート排紙に追従し、前記動作が許可
されているという条件のもとで各ビンの押圧動作を行わ
せることを特徴とする。
【0007】
【作用】第1の手段では、押圧部材は画像形成装置から
のシート排出タイミングとは独立したタイミングで1ビ
ン毎にシート揃え動作を実行する。シート揃えは対象と
なるビンに対して動作が許可されたとき実行される。そ
のため、シートはシート揃え動作を考慮することなく画
像形成装置側で設定されたタイミングで上側のビンから
下側のビンに順に排出でき、シートが排出されたビンに
対してシートの排出に追従してシート揃えが実行され
る。その際、シート揃え動作は他のビンに対するシート
排出動作とは干渉しないので、シート揃え動作を禁止す
る時間は最小限で済むことになり、紙間時間が短い高速
機にも十分に対応できる。
【0008】第2の手段では、前記押圧部材が現在位置
しているビンがシートを次に排出するビンでなく、シー
ト揃えを実行するビンが他に存在すれような場合、用紙
処理装置側ではシート排出対象となるビンの最上位のビ
ンからシートの排出を再開する。このような場合、押圧
手段は排出対象となる最下位のビンから前記最上位のビ
ンまで戻ってシート揃えを実行するが、その際、シート
の排紙はすでに行われ、下方のビンに対して排紙位置が
移動いている。押圧部材は、これに追従して1ビンずつ
下降しながらシート揃えを行う。そして、シートの排紙
に追いつき、当該ビンでシート揃え動作が許可されると
シート揃えを実行する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係るシート揃え装置の一実施例を
示す斜視図、図2は図1のジョガーユニットを示す側面
図、図3は図1および図2のジョガーユニットの駆動力
伝達機構を示す平面図、図4は図1の用紙揃え装置にお
ける用紙の排紙タイミングを示すタイミングチャート、
図5は図1のCPUの概略動作を説明するためのフロー
チャート、図6は図1のCPUのジョガー上下移動制御
とジョギング制御を説明するためのフローチャート、図
7は図1の用紙揃え装置におけるソーティング動作とジ
ョギング動作の関係を示すタイミングチャートである。
【0010】図1に本実施例のシート揃え装置を構成す
るフェンスユニット400とジョガーユニット500と
ビン350の関係を示す。シート120(図示破線)は
図示矢印方向からビン350上に排出されて後端が自重
によりフェンス350aに当接して搬送方向に揃えら
れ、また、フェンスユニット400のサイドフェンス軸
401とジョガーユニット500のジョガー板501に
より搬送方向と直交方向に揃えられる。サイドフェンス
軸401とジョガー板501はシート120の搬送方向
と直交する方向の同一線上に配され、シート120に回
転方向の力を可能な限り印加しないように構成されてい
る。なお、ビン350は上下方向に多段に構成され、ま
た、各先端が上向きになるように傾斜して配置されてい
る。サイドフェンス軸401はシート120の幅に応じ
てモータ410により揃え方向に移動可能に構成され
る。
【0011】ジョガー板501はジョガーモータ522
により水平面において回動可能に、また、ジョガー上下
モータ530により上下方向に移動可能に構成されてい
る。モータ410,522,530はステッピングモー
タにより構成され、CPU(中央処理装置)900によ
り制御される。なお、図2に示すように、押圧時にシー
ト120の側端がジョガー板501の当接面から逃げな
いように表面が起毛された所謂面状ファスナの一方のテ
ープ502がジョガー板501の当接面に貼付されてい
る。なお、このテープ502を用いる代わりに、ジョガ
ー板501としてやすり状の高摩擦材料で形成したり、
ラチェットのような形状に形成してもよい。
【0012】また、図2に示すように、ジョガー板50
1の回転始点には、ねじりコイルばね506が取り付け
られ、このねじりコイルばね506はシート束がビン3
50上に堆積して腰が強くなった場合に、ジョガー板5
01の食い込み量を制限するように構成されている。ま
た、このねじりコイルばね506はジョガーモータ52
2に過負荷を印加し、ジョガーモータ522の脱調を防
止する機能も有する。
【0013】可動ジョガー部560はジョガー板501
を有し、また、ジョガー上下モータ530により上下方
向に移動可能なようにタイミングベルト514に固定さ
れている。タイミングベルト514は上下方向に往復移
動するように上下のプーリ513a,513bに巻回さ
れ、上のプーリ513aはギヤ531,532、プーリ
533、タイミングベルト535を介してジョガー上下
モータ530の軸(プーリ)534に連結されている。
ジョガー上下モータ530が正転または逆転すると、可
動ジョガー部560がガイド軸510に沿って上下に移
動し、また、各ビン350の位置で停止する。なお、こ
の停止位置はジョガー上下ホームセンサ540からの距
離に応じた数のパルスをジョガー上下モータ530に印
加することにより制御され、ジョガー上下ホームセンサ
540は例えばフォトインタラプタで構成される。
【0014】可動ジョガー部560はまた、ジョガー軸
511に固定され、ガイド軸510にはリンク521が
固定されている。図3に詳しく示すように、リンク52
1には、長手方向に沿って長孔521aが形成され、こ
の長孔521aには、ジョガーモータ522の軸に圧入
されたアーム523が嵌合している。この場合、ジョガ
ーモータ522が正転または逆転すると、ガイド軸51
0が所定の角度(本実施例では30°)で正転または逆
転する。
【0015】リンク521の位置はジョガーホームセン
サ524により検出され、このジョガーホームセンサ5
24により、ジョガー板501がホームポジションに位
置することが検出される。なお、このジョガーホームセ
ンサ524も同様に、例えばフォトインタラプタで構成
される。
【0016】ガイド軸510の回転はガイド軸510に
対して連結部材512a、512bを介して固定されて
いるジョガー軸511を介し、可動ジョガー部560内
の駆動プーリ503に伝達される。そして、この駆動プ
ーリ503の回転はタイミングベルト504を介してジ
ョガープーリ505に伝達され、このジョガープーリ5
05に取り付けられたねじりコイルばね506の弾性力
を介してジョガー板501に伝達される。したがって、
可動ジョガー部560のジョガー板501がシート12
0の側端に当接することによりシート120を揃えるこ
とができる。
【0017】ジョガー板501の速度は、後述するよう
にシート120のサイズや縦横にかかわらず不揃えが発
生しないように制御され、また、1枚のシート120に
対して2回の押圧を行うように制御される。また、図3
に示すように、リンク521はアーム523の回転軌道
の接線方向に位置する場合に、ジョガー板501がホー
ムポジションまたはシートを最も押圧する場所に位置す
るように構成されている。この位置関係により、ジョガ
ー板501がシートを押圧する前後においてその速度が
遅くなり、したがって、シート120がサイドフェンス
軸401に当接した後、弾性によりサイドフェンス軸4
01から離れることを防止することができる。
【0018】上記構成において、まず、ジョガーモータ
522はホームポジションから低速で起動され、徐々に
速度が増加し、ジョガー板501がシート120の側端
に当接する位置で最高速になるように制御される。次い
で、ジョガーモータ522はカールしたシート120や
斜めに排出された場合に、シート120を確実にサイド
フェンス軸401に当接させるために、ジョガー板50
1がある一定の食い込み量(本実施例では5mm)でシ
ート120を押圧するように制御される。
【0019】そして、ジョガー板501がシート120
に当接した後には、3種類のシートのサイズに応じてジ
ョガーモータ522の駆動速度が異なるように制御され
る。この理由は、ジョガー板501がシートの側端に当
接する力が揃え方向に働くのみならず、シート120の
排出方向にも働くので、ジョガー板501が早い速度で
シート120の側端に当接すると、シート120を排出
方向に押し上げる力が大きくなるからである。
【0020】また、シート120の後端を位置決めする
ためのフェンス350aとジョガー板501の間の排出
方向の距離が一定であるので、大きなサイズのシート1
20では、例えばその重心に近い位置にジョガー板50
1が当接する。これによりシート120が回転しやすく
なり、不揃えが発生する。すなわち、ジョガー板501
が速い速度でシート120に当接した場合、シート12
0が一旦回転した後、排出方向に戻るので、揃え精度が
悪化する。
【0021】したがって、この実施例では、ジョガーモ
ータ522はジョガー板501が用紙に当接した後に
は、シート120が例えばA3サイズの場合に300P
PSの低速で駆動され、A4サイズ以下の場合には60
0PPSの高速で駆動され、その間のサイズの場合には
450PPSの中間の速度で駆動される。なお、大きな
サイズのシート120では、複写機のコピー速度すなわ
ち単位時間当たりのコピー枚数CPM(Copy Per Minut
e )が少なく、紙間時間が長いので、ジョガー板501
は、速度が遅くてもシート120の排出速度に追従する
ことができる。
【0022】ジョガー板501がこの速度でシート12
0の側端に食い込みながら当接した後、戻ってシート1
20の1回目の揃え動作が終了すると、ジョガーモータ
522は、低速(300PPS)で逆回転するように制
御され、次いで、ジョガー板501がシート120から
離れた後、正転して2回目の揃え動作を行うように制御
される。ここで、ジョガーモータ522の回転速度すな
わちジョガー板501の移動速度を低速に設定する理由
は、上記シート120の回転を防止すると共に、ジョガ
ー板501がシート120の側端を叩いた後、この側端
からゆっくり離すことにより、たわんだシートがその腰
によって元の平面に戻ろうとする反発力を吸収し、シー
ト120が不揃えになることを防止するためである。な
お、この場合にも同様に、シート120のサイズや厚さ
により跳ね返り方が異なる場合には、速度が異なるよう
に制御してもよい。
【0023】2回目の揃え動作を終了してジョガー板5
01がシート120から離れると、ジョガーモータ52
2は高速(600PPS)で制御され、次いで、ジョガ
ー板501がホームポジションに戻っていることをホー
ムポジションセンサ524が検出すると、停止するよう
に制御される。
【0024】なお、ジョガーモータ522の正転と逆転
の切り換え制御は、モータ522をオンにする時にタイ
マがセットされ、タイマ値が所定のカウント値に達した
時に回転方向を切り替えることにより行う。したがっ
て、例えばユーザが可動部材に接触したり、大きなサイ
ズのシートをビン350に挿入等してジョガーモータ5
22が脱調しても、ジョガー板501がホームポジショ
ンに戻るように制御することができる。また、タイマを
用いることにより、正転と逆転の切り換えポイントを検
出するためのセンサが不要になるので、安価に構成する
ことができる。
【0025】次に、1ビン毎にジョギングを行うと高速
で整置を行うことができる理由を説明する。従来例で
は、上下方向に延びた棒を直線または円周方向に排紙毎
に往復移動して紙寄せを行って紙を揃えるものや、上下
方向に延びた1本の棒に対して各ビンに対応するジョガ
ー板をビン間隔に合わせて設け、前記棒を回転させてジ
ョガー板によって紙寄せを行うものがあるが、これらの
ものでは、全てのジョガー板を排紙毎に駆動していたの
で、高速で駆動することは可能である。しかし、ある速
度を超えると、シートすなわちコピー用紙がサイドフェ
ンスから跳ね返って不揃いが発生したり、用紙が破損す
るので動作時間を短縮するには限界がある。なお、テス
トでは、動作時間の限界は300ms程度である。
【0026】次に、ジョガー動作が禁止されるタイミン
グについて説明すると、基本的には、用紙がビン350
上に排出されているときにジョギングを行って用紙を寄
せようとすると、用紙が未だ排出コロにより挟持されて
いるので、用紙が破損したり、ジャムが発生する。この
ため、この間はジョガー禁止時間となる。すなわち、従
来例では、排出される用紙がどこかのビン350にあれ
ば、たとえそのビンの用紙に対してはジョギングするつ
もりがなく、他の排出し終わったビン350上の用紙に
ジョギングしようとしても、一斉に全部のビン350に
対してジョギングしてしまうため、結果的には排出中の
用紙に対してもジョギングすることになり、この間はジ
ョギングを禁止せざるを得ない。一方、本実施例では、
1ビンのみしかジョギングを行わないので、ジョギング
動作は整置したいビン350以外の用紙の排出に干渉し
ないことになり、ジョギングを禁止する時間も少なくな
る。
【0027】ここで、複写機のコピー速度すなわち1分
当たりのコピー枚数(CPM)が高速になると、1枚目
と2枚目の時間間隔(紙間時間)が短くなり、したがっ
て、後処理装置においても同様に、1枚目の用紙をビン
350上に排出後、2枚目の用紙を次のビン350上に
排出開始するまでの時間が短くなる。例えば従来例で
は、1枚目の用紙の排出後、シート120の後端がビン
350のフェンス350aに自重で到達して安定するま
での300msecの間待機してジョガーを開始し、次の3
00msecの間でジョガーを行うまでは、他のいかなるビ
ンにも次の用紙を排出することができない。すなわち、
従来例では紙間時間が550msec以下の高速複写機には
対応することができない。
【0028】一方、本実施例では、1枚目の用紙を排出
後300msecの間待機してジョギングを開始し、次の3
00msecでジョギングを行うまでの時間は同一である
が、1ビンのみジョギングを行うので、この間に次の用
紙を他のビンに排出することができる。なお、本実施例
では、1枚目のジョギングが終了した後、可動ジョガー
部560が次のビンに移動するまでの時間が、2枚目の
用紙の排出が完了した後、その用紙の落下待ち時間(=
300msec)までに間に合えばよい。本実施例では、可
動ジョガー部560の1ビン分の移動時間が約160ms
ecに設定することができ、上記時間には充分間に合う。
【0029】また、ジョギングは一般には、スティプル
のために必要とされる。そして、スティプルは通常、複
数ページの原稿のコピー用紙を同一のビンにページ順に
排出するソート時に必要とされ、複数ページの原稿の同
一ページのコピー用紙を同一のビンに排出するスタック
時には必要とされない。すなわち、ソート時に同一のビ
ンにページ順に排出された用紙束のジョギングを行う場
合、可動ジョガー部560が次のビンに移動するまでの
時間の条件が緩やかになり、したがって、高速複写機に
対応することができる。
【0030】ここで、従来例と本実施例がどの程度の高
速複写機に対応可能かを比較する。複写機本体のCPM
をCPMA[copy/min]、複写機の原稿台に原稿を自動
的に給送するADFの速度をCPMB[copy/min]、ビ
ン350の間隔をLB[mm]、用紙の長さをLP[m
m]、ビン350上への排紙を検出するエントリセンサ
とジョガー板502の間の距離をLJ[mm]、用紙の排
出速度をVP[mm/sec]、ジョギング時間をTJ[sec
]、可動ジョガー部560の1ビン分の下降時間をT
D[sec ]、用紙の落下待ち時間をTW[sec ]とする
と、図4に示すように第1ビンに用紙が排出されている
時間T1 は、 T1 =LP/VP[sec ] 複写機から用紙が排出される時間T2 は、 T2 =60/CPMA[sec ] 用紙がエントリセンサを通過してジョガー板501に到
達するまでの時間T3は、 T3 =LJ/VP[sec ] 1ビン分手前で排出することによる補正時間T4 は、 T4 =LB/VP[sec ] 紙間時間TPは、 TP=T2 −T1 −T4 となる。
【0031】これらの値により従来例と本実施例の各限
界式を求めると、従来の方式では、 T1 +TW+TJ≦T2 −T4 +T3 に上式を代入して、 LP/VP+TW+TJ≦60/CPMA−LB/VP+LJ/VP ∴CPMA≦60÷{TW+TJ+(LP−LJ+LB)/VP} (1) となる。一方、本実施例の方式では、 TW+TJ+TD≦T2 −T4 +T1 +TW−T1 に上式を代入して、 TJ+TD≦60/CPMA−LB/VP ∴CPMA≦60÷{TJ+TD+(LB/VP)} ・・・(2) となる。
【0032】上記式(1)および(2)に例えばLB=
35[mm]、LP=210[mm](A4サイズ)、LJ
=130[mm]、VP=600[mm/sec]、TJ=0.
3[sec ]、TD=0.135[sec ]、TW=0.3
[sec ]の数値を代入すると、従来例では、 CPMA≦60÷{0.3+0.3+(210−130+35)/600} =75.8[copy/min] ・・・(3) となり、本実施例では、 CPMA≦60÷{0.3+0.135+(35/600)} =121.6[copy/min] ・・・(4) となる。これにより、式(4)に示す本実施例の方が式
(3)に示す従来例よりも1.5倍以上、高CPMの複
写機に対応することができることがわかる。したがっ
て、上記実施例によれば、ビンに対する用紙の排出と可
動ジョガー部560の干渉を除去することができ、ま
た、高速でジョガーを行うことができる。
【0033】なお、この上記実施例では、1つのジョガ
ーユニット500により用紙を揃えるように構成した
が、例えば2つのジョガーユニット500を設け、一方
が偶数ビンの用紙を揃え、他方が奇数ビンの用紙を揃え
ることにより、複数のジョガーユニット500を独立し
て動作するように構成してもよい。
【0034】次に、図5を参照してCPU1の概略動作
を説明する。まず、このシート揃え装置が適用されるソ
ータのソートモードやスタックモードにおいて、図示省
略のエントリセンサがビン350上に排出されたシート
を検出すると(ステップS1)、ジョガー許可用のタイ
マをセットする(ステップS2)。なお、このタイマの
時間はシート120の後端がビン350のフェンス35
0aに自重で到達して安定するまでの待機時間であり、
本実施例では300msecに設定されている。そして、こ
の300msecの待機時間が経過すると(ステップS
3)、シート120が排出されたビン350をジョガー
許可ビンに設定する。
【0035】次に、図6を参照してCPU1のジョガー
上下移動制御とジョガー制御を説明する。まず、ジョガ
ー板501が現在位置しているビン350がジョガー許
可ビンに設定されているか否かをチェックし(ステップ
S11)、YESの場合に前述した揃え動作を行うよう
にジョガーモータ522の回転方向と速度を制御する
(ステップS12)。
【0036】次いで、ジョガー板501が現在位置して
いるビン350が、シート120を次に排出するビンで
あるか否かをチェックし(ステップS13)、YESの
場合にステップS11に戻る。一方、NOの場合にはジ
ョギング可能なビンが他に存在するか否かをチェックし
(ステップS14)、存在する場合には可動ジョガー部
560が該当ビンの最上位のビンに移動するようにジョ
ガー上下モータ530を制御する(ステップS15)。
ジョガー可能なビンが他に存在しない場合には、搬送中
のシートが存在する場合にそのシートが排出されるビン
にジョガー部560が移動するようにジョガー上下モー
タ530を制御し(ステップS16,S17)、搬送中
のシートが存在しない場合にはステップS11に戻る
(ステップS16)。
【0037】上記ジョガー動作は、1ビン毎の動作であ
り、スティプル動作より先行して非同期で制御されてい
るので、従来例と大きく異なる。また、排紙タイミング
との同期性については、ジョギング動作は、一般的には
排紙毎に行われるが、全てが同期していない。すなわ
ち、用紙がビン350上に排出されてジョギング動作が
許可された後であれば、次の用紙がそのビン350に排
出されるまでの間にジョギング動作を行えばよい。さら
に、他のビン350への排出中にジョギング動作を行う
ことができるので、前述したジョギング禁止時間を減少
して高CPMの複写機に対応することができる。
【0038】次に、ビン350上への分配順とジョガー
動作の関係について説明する。ソータにおける分配順
は、例えば第1、第2、および第3のビン350上に分
配する場合、第1→第2→第3→第1→第2→第3ビン
〜の順で分配する方法と、第1→第2→第3→第3→
第2→第1ビン〜の順で分配する方法の2つに大別さ
れる。前者の方法は自然であり、ジャムリカバリも容
易である。後者の方法は不自然ではあるが、ビン35
0などを移動可能な場合には、高速複写機に対応するた
めに用いられる。
【0039】本実施例では、ソレノイドにより各ビン3
50に分配することにより、前者の方法の分配が可能
であり、また、可動ジョガー部560が上下に移動する
ので、後者の方法の方が高速複写機に対応することが
できる。しかしながら、ADFのCPMBは通常、複写
機自体のCTMAより長く、また、ジョガー板501が
排紙と必ずしも同期していないので、図7に示すように
前者の方法と後者の方法に余り差がない。
【0040】図7は20個のビン350にソートする場
合を示し、1枚目の原稿のコピー用紙が第1ビンから順
次第20ビンまで排出され、可動ジョガー部560が恰
かも排紙に同期するようにジョギング動作を行って下降
している。次いで、複写機側では、1枚目の原稿を20
部コピーすると、2枚目の原稿がセットされてコピーが
再開されるが、可動ジョガー部560は前者の方法で
は第20ビンのジョガー終了後第1ビンまで上昇し、後
者の方法では第20ビンに停止する。
【0041】ここで、高速複写機の場合、前者の方法
では2枚目の原稿の最初のコピー用紙が第1ビンに排出
されるほうが可動ジョガー部560が第1ビンに戻るよ
り速い。そして、可動ジョガー部560が各段のビン上
の排紙に続くように移動して排紙に徐々に追いつくよう
になる。すなわち。この場合には、用紙がビン350上
に排出された後落下するまでの300msecの間、ジョギ
ング動作を待機する必要がないので、1ビン当たりのジ
ョギング動作は、排紙に同期して動作する場合より短く
なる。なお、限界は、可動ジョガー部560が第20ビ
ンで追いつくことができるか否かである。
【0042】他方、第1〜第20→第20〜第1ビンの
順で分配する後者の方法では、1枚目の原稿のコピー
用紙が第1ビンから順次第20ビンまで排出され、2枚
目の原稿のコピー用紙が第20ビンから第1ビンまで排
出されるまでに、可動ジョガー部560が1枚目の原稿
のコピー用紙を全てジョギング動作を終了することがで
きるか否かが限界となる。すなわち、用紙がビン350
上に排出されて落下時間TWの間待機してジョガー動作
を開始し、次の用紙が次のビン350上に排出されて落
下時間TWの間にジョガー動作を終了して次のビンに移
動することができれば、CPMAに対する限界が求めら
れる。ただし、原稿の入れ替え時にはADFのCPMB
が複写機のCPMAより遅いので、その差の分だけ時間
に余裕がある。
【0043】この2つの方法における限界を図7を参照
して説明すると、まず、前者の方法では、第20ビン
に用紙が排出された後、次の原稿の1枚目の用紙が第1
ビンに排出されまでの時間T5 は、 T5 =60÷CPMB+(LB×19÷VP) ・・・(5) により表すことができ、第1ビンに排紙された後、第2
0ビンに排紙されるまでの時間T6 は、 T6 =(T2 −T4 )×19 ={(60÷CPMA)−(LB÷VP)}×19 ・・・(6) により表すことができ、 第1ビンから第19ビンまで
の最高速ジョガー時間T7 は、 T7 =(TJ+TD)×19 ・・・(7) により表すことができる。
【0044】ここで、第20ビンから第1ビンに戻る時
間をTU20とすると、ジョギング動作可能なCPMA
は、 T5 +T6 +T1 +TW≧T1 +TW+TJ+TU20+T7 ∴T5 +T6 ≧TJ+TU20+T7 ・・・(8) により表すことができ、前述した各数値を代入すると、 60÷CPMB+(LB×19÷VP)+{(60÷CPMA) −(LB÷VP)}×19≧TJ+TU20+(TJ+TD)×19 ∴CPMA≦119.8 ・・・(9) により求められる。
【0045】他方、後者の方法の場合には、 {(TJ+TU)−(T2 −T4 )}×19≦60÷CPMB−TJ ・・・(10) が成立し、したがって、前述した各数値を代入すると、
対応可能なCPMAは、 (TJ+TU+LB÷VP−60÷CPMA)×19 ≦60÷CPMB−TJ ∴CPMA≦122.6 ・・・(11) により求められる。すなわち、本実施例では、方法お
よびについて、対応可能なCPMAには殆ど差がない
ことが分かる。
【0046】なお、方法の場合には、最終原稿の最初
の用紙が第1ビンに排出されてステイプル可能になり、
ステイプルユニットのホームポジションが第1ビンの場
合に第20ビンに移動する必要がないので、処理時間を
短縮することができる。これに対し、方法では、原稿
の枚数が奇数か偶数かに応じて、最終原稿の最初の用紙
が第1ビンに排出されるか、第20ビンに排出されるか
が異なり、また、複写機からステイプル開始信号を受信
した後、ステイプルユニットを第20ビンに移動する
と、処理時間が長くなる。ここで、原稿の枚数が奇数か
偶数かは、ADFが最終原稿を給紙するまでわからず、
また、原稿の枚数を予めカウントするように構成する
と、システム全体を高価になり、原稿が破損する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像形成装置からのシートの排出タイミング
とは独立したタイミングで押圧部材の上下移動と押圧動
作を行わせ、前記押圧部材が現在位置しているビンが動
作を許可されているときに押圧動作を実行させるので、
排紙を先行して行わせ、その後、排紙動作と干渉しない
タイミングで揃え動作を行わせることが可能となり、こ
れによって画像形成装置の紙間時間に規定されることな
高速で揃え動作を行うことができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、現在押圧部
材の位置しているビンがシートを次に排出するビンでな
く、シート揃えを実行するビンが他に存在すれば、シー
ト揃えを行うビンの最上位のビン位置まで前記押圧部材
を移動させ、前記最上位のビン位置からシート排紙に追
従し、動作が許可されているという条件のもとで各ビン
の押圧動作を行わせるので、押圧部材が最下位の排紙終
了ビンから最上位の排紙開始ビンまで戻る間にも排紙す
ることができ、押圧部材は排紙と独立したタイミングで
シート揃えを行いながらシート排紙に追いつくように制
御することが可能となり、その結果、全体の処理時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート揃え装置の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1のジョガーユニットを示す側面図である。
【図3】図1および図2のジョガーユニットの回転伝達
機構を示す平面図である。
【図4】図1の用紙揃え装置における用紙の排紙タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図5】図1のCPUの概略動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】図1のCPUのジョガー上下移動制御とジョガ
ー制御を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1の用紙揃え装置におけるソート動作とジョ
ガー動作の関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
501 ジョガー板 522 ジョガーモータ 530 ジョガー上下モータ 900 CPU(中央処理装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 宣好 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (72)発明者 前田 啓司 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (72)発明者 渡辺 哲司 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (72)発明者 森井 伸行 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (72)発明者 嶋田 雅志 愛知県名古屋市東区泉2−28−24 ヨコ タビル リコーエレメツクス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/00 - 39/16 B65H 31/00 - 31/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出される複数のシー
    トの幅方向を揃えるシート揃え装置において、 上下方向に配置され、前記画像形成装置からのシートが
    選択的に排出される 複数のビンと、前記複数のビンの配列方向に沿って上下方向に移動可能
    であって、揃え対象となるビン位置に停止して当該ビン
    に排出されたシートの側端を押圧することにより1ビン
    ずつシート揃えを行う 押圧部材と、前記画像形成装置からのシートの排出タイミングとは独
    立したタイミングで前記押圧部材の上下移動と押圧動作
    を行わせ、前記押圧部材が現在位置しているビンが動作
    を許可されているときに押圧動作を実行させる 制御手段
    と、 を備えていることを特徴とするシート揃え装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記押圧部材が現在位
    置しているビンがシートを次に排出するビンでなく、シ
    ート揃えを実行するビンが他に存在すれば、前記シート
    揃えを実行するビンの最上位のビン位置まで前記押圧部
    材を移動させ、前記最上位のビン位置からシート排紙に
    追従し、前記動作が許可されているという条件のもとで
    各ビンの押圧動作を行わせることを特徴とする請求項1
    記載のシート揃え装置。
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