JP3154228B2 - コンテナ満杯判定装置 - Google Patents

コンテナ満杯判定装置

Info

Publication number
JP3154228B2
JP3154228B2 JP27195196A JP27195196A JP3154228B2 JP 3154228 B2 JP3154228 B2 JP 3154228B2 JP 27195196 A JP27195196 A JP 27195196A JP 27195196 A JP27195196 A JP 27195196A JP 3154228 B2 JP3154228 B2 JP 3154228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
waste
full
memory
garbage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27195196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10120107A (ja
Inventor
一郎 當麻
冬樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP27195196A priority Critical patent/JP3154228B2/ja
Publication of JPH10120107A publication Critical patent/JPH10120107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154228B2 publication Critical patent/JP3154228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばごみ管路収集
設備において、コンテナに収集されたごみを満杯に収納
させるようにしたコンテナ満杯判定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、都市のビル群等で発生するごみを
管路を通じてごみ収集場所に吸引収集するごみ管路収集
設備が注目を集めている。このようなごみ管路収集設備
においては、ホテル、オフィス、住宅等の建物の投入口
に投入されたごみは、一時的に貯留筒又は貯留ドラムに
貯留される。そして、ごみを収集する際には、吸引ブロ
ワによって管路内に空気が流され、貯留筒又は貯留ドラ
ムに貯留されていたごみが空気とともに吸引され、管路
を通って分離機まで運ばれる。この分離機で空気と分離
されたごみは、分離機の下部のコンパクタ内に重力落下
する。コンパクタに落下したごみはコンパクタに設けら
れたレベル計まで達すると、自動的にコンパクタのプッ
シヤーが作動し、ごみをコンテナ内に押し込むことによ
り、ごみは圧縮されてコンテナ内に収容される。
【0003】かかるごみのコンテナ内への収容は、特開
昭54−125880号公報や特開平6−16205号
公報に記載のように事前に設定した押し込み回数までプ
ッシヤーによる押し込みが行われるとコンテナが満杯に
なったものと判定し、管路収集によるごみの収集を一時
中断し、接続していたコンテナをコンパクタより切り離
し、その後空のコンテナをコンパクタに接続し直し、ご
みの収集を再開する。満杯になったコンテナはコンテナ
車に乗せられ、焼却場等へ運ばれてごみを排出した後、
空になったコンテナをごみ管路収集設備に再び搬入す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の事
前に設定した押し込み回数までプッシヤーによる押し込
みが行われるとコンテナが満杯になったものと判定する
コンテナの満杯判定方法では、収集対象施設が異なる
と、ごみ比重が0.05t/ m3 〜0.4t/ m3と大
きく異なるため、押し込み回数でコンテナの満杯を判定
すると、同じ満杯と判定されたコンテナでも積載重量が
2倍以上異なってしまうことがある。例えば、ホテルや
飲食店舗等の比重の重たいごみを収集したときは、コン
テナが過積載となる場合がある。従って、このような満
杯の判定に際しては、重たいごみを基本として過積載と
ならないような押し込み回数に設定しているため、オフ
ィス等のごみ比重の軽いごみを収集した場合には積載可
能重量の1/2 〜1/3 程度しか積載できず、非常に運搬効
率が悪くならざるをえないという問題があった。
【0005】また、可燃ごみと不燃ごみ等のごみ種別の
異なるごみを収集している場合も上記と同様にごみ比重
が大きく異なるため、上述のような問題が発生してい
た。さらに、コンテナの押し込み回数に加え、特開昭6
0−202002号公報に記載のようにプッシヤーの押
し込み圧力を検知し、コンテナの満杯を判定する方法も
あるが、この方法で満杯の判定に際しては、軽いごみを
基本として過積載とならないような押し込み圧力に設定
しているため、ごみ比重の重いごみを収集した場合には
上記と同様に収集対象のごみ比重の変動により、満杯コ
ンテナの積載重量が過積載となるという問題が発生する
こととなる。
【0006】また、収集センタ内にコンテナの計量装置
を設け、コンテナごとごみの重量を測定している場合に
おいてもごみの収集中にコンテナの重量が測定できない
ため、一旦収集を中断又は終了後に測定する必要があ
る。このため、ある程度過積載を防止することは可能と
なるが、収集運転を絶えず中断し、コンテナ重量を測定
する必要があるため運転時間が長くなるという問題があ
った。さらに、収集対象のごみ重量を直接測定し、押し
込み回数による満杯判定と組み合わせることにより、満
杯判定の押し込み回数を多く設定しても過積載を防止す
ることが可能となり、更に比重の軽いごみの場合にはた
くさん押し込むことにより、コンテナへのごみの積載量
を大きくすることが可能となる。しかしながら、各建物
内に設けられた貯留排出装置で重量を測定する場合で
も、特公平6−3399号公報に記載のような収集セン
タ内に分離機から排出されたごみを受け取り計量するコ
ンベアの計量装置を設ける場合でも既存の管路輸送設備
に設けることは現実には困難であり、また新設の場合に
も設備費が高くなるという問題があるため、あまり採用
されなかった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、コンテナに各種のごみをそれ
ぞれ過積載積載とならないように満杯にし、ごみ収集時
間を短縮するようにしたコンテナ満杯判定装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
コンテナ満杯判定装置は、少なくとも2種以上のごみ種
別に対応した各投入貯留設備からそれぞれ空気輸送され
てきたごみを分離機を介して受け取るコンパクタ内のご
み容量が一定値に達したことを検出して信号を出力する
ごみ容量検出手段と、ごみ容量検出手段の信号に基づ
き、コンパクタ内のごみをコンテナに圧縮して収容させ
るプッシャーを駆動制御するコンパクタ制御回路と、ご
み容量検出手段からの信号出力回数を積算してプッシャ
ー押込回数として記憶する積算メモリと、ごみ種別に応
じてそれぞれ適正積載量となるよう設定されたプッシャ
ー押込回数を記憶したごみ種別別満杯設定メモリと、ご
み容量検出手段からの信号出力回数に基づいて積算メモ
リに積算されたプッシャー押込回数がごみ種別別満杯設
定メモリの現在収集されている種別のごみに対応したプ
ッシャー押込回数に達したらコンテナ満杯と判定するコ
ンテナ満杯判定回路とを備えている。
【0009】本発明の請求項2に係るコンテナ満杯判定
装置は、少なくとも2ケ所以上の各ごみ投入貯留設備か
らそれぞれ空気輸送されてきたごみを分離機を介して受
け取るコンパクタ内のごみ容量が一定値に達したことを
検出して信号を出力するごみ容量検出手段と、ごみ容量
検出手段の信号に基づき、コンパクタ内のごみをコンテ
ナに圧縮して収容させるプッシャーを駆動制御するコン
パクタ制御回路と、所定のごみが適正積載量となるよう
設定されたプッシャー押込回数を記憶した満杯設定メモ
リと、ごみの種別、ごみの質、投入貯留設備毎のいずれ
かにそれぞれ応じて適正積載量となるよう設定された押
込回数係数を記憶した係数メモリと、ごみ容量検出手段
からの信号出力回数に係数メモリの押込回数係数を乗じ
て積算した回数をプッシャー押込回数として記憶する積
算メモリと、ごみ容量検出手段からの信号出力回数に係
数メモリの現在収集されているごみの種別、ごみの質或
いは投入貯留設備毎に対応した押込回数係数を乗じて積
算メモリに積算されたプッシャー押込回数が満杯設定メ
モリのプッシャー押込回数に達したらコンテナ満杯と判
定するコンテナ満杯判定回路とを備えている。
【0010】本発明の請求項3に係るコンテナ満杯判定
装置は、各ごみ投入貯留設備からそれぞれ空気輸送され
てきたごみを分離機を介して受け取るコンパクタ内のご
み容量が一定値に達したことを検出して信号を出力する
ごみ容量検出手段と、ごみ容量検出手段の信号に基づ
き、コンパクタ内のごみをコンテナに圧縮して収容させ
るプッシャーを駆動制御するコンパクタ制御回路と、ご
み容量検出手段からの信号出力回数を積算してプッシャ
ー押込回数として記憶する積算メモリと、所定のごみが
適正積載量となるよう設定されたプッシャー押込回数を
記憶した満杯設定メモリと、表示信号に基づき積算メモ
リのプッシャー押込回数を表示する表示装置と、オン操
作されたときに満杯指令を出力する満杯ボタンと、表示
指令に基づき、積算メモリに積算されたごみ容量検出手
段からの信号出力回数に基づくプッシャー押込回数の表
示信号を表示装置に出力し、その積算メモリのプッシャ
ー押込回数が満杯設定メモリのプッシャー押込回数に達
したらコンテナ満杯と判定し、その判定以前にオン操作
された満杯ボタンから出力された満杯指令を受けたとき
には満杯と判定するコンテナ満杯判定回路とを備えてい
る。
【0011】本発明の請求項1に係るコンテナ満杯判定
装置おいては、各投入貯留設備から特定種別のごみが収
集され、コンパクタが分離機からごみを受け取っている
場合に、コンテナ満杯判定回路は、コンパクタ内のごみ
容量が一定値に達したことを検出するごみ容量検出手段
からの信号出力回数に基づいて積算されたプッシャー押
込回数を積算メモリに記憶させ、積算メモリに記憶され
たプッシャー押込回数がごみ種別別満杯設定メモリの現
在収集されている種別のごみに対応したプッシャー押込
回数に達したらコンテナ満杯と判定するから、コンパク
タに接続されているコンテナにコンパクタのプッシャー
が各投入貯留設備における特定種別のごみに応じて設定
されたプッシャー押込回数でごみを押し込むため、コン
テナは満杯になって適正積載重量となり、いずれの種別
のごみに対してもコンテナの運搬効率が良好になる。
【0012】本発明の請求項2に係るコンテナ満杯判定
装置おいては、各投入貯留設備から特定種別のごみが収
集され、コンパクタが分離機からごみを受け取っている
場合に、コンテナ満杯判定回路は、コンパクタ内のごみ
容量が一定値に達したことを検出するごみ容量検出手段
からの信号出力回数に係数メモリの現在収集されている
ごみの種別、ごみの質或いは投入貯留設備毎に対応した
押込回数係数を乗じて積算されたプッシャー押込回数を
積算メモリに記憶させ、その積算メモリに記憶されたプ
ッシャー押込回数が満杯設定メモリのプッシャー押込回
数に達したらコンテナ満杯と判定するから、コンパクタ
に接続されているコンテナにコンパクタのプッシャーが
ごみの種別、ごみの質、或いは各投入貯留設備毎にそれ
ぞれ応じて設定されたプッシャー押込回数でごみを押し
込むため、コンテナは満杯になって適正積載重量とな
り、各投入貯留設備における種別が異なったたり、質が
異なったり、或いは投入貯留設備が異なったりするごみ
に対してもコンテナの運搬効率が良好になる。
【0013】本発明の請求項3に係るコンテナ満杯判定
装置おいては、各投入貯留設備からごみが収集され、コ
ンパクタが分離機からごみを受け取っている場合に、コ
ンテナ満杯判定回路は、コンパクタ内のごみ容量が一定
値に達したことを検出するごみ容量検出手段からの信号
出力回数に基づいて積算されたプッシャー押込回数を積
算メモリに記憶させ、積算メモリに積算されたプッシャ
ー押込回数が満杯設定メモリのプッシャー押込回数に達
したらコンテナ満杯と判定するが、積算メモリに記憶さ
れたプッシャー押込回数が表示装置に表示されるから、
表示装置のプッシャー押込回数から操作者が満杯になっ
たと判断して満杯ボタンをオン操作したときには、満杯
ボタンから出力された満杯指令を受けたコンテナ満杯判
定回路は満杯判定以前であっても満杯判定をするため、
コンテナを過積載にならない状況で満杯とさせることが
でき、コンテナの運搬効率が良好になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施形態1のコンテナ満
杯判定装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実
施形態1のコンテナごみ満杯判定装置を適用したごみ管
路収集設備のごみ収集の構成を示す説明図、図3は同ご
み管路収集設備の一部のビルの構成を示す説明図であ
る。図において、デパートA、オフィスB1及びB2と
してそれぞれ利用されているビルには、事業系可燃ごみ
を貯留する貯留ドラム2aと、事業系不燃ごみを貯留す
る貯留ドラム2bと資源可燃ごみを貯留する貯留筒2c
が設けられている。ホテルCとしてそれぞれ利用されて
いるビルには、事業系可燃ごみを貯留する貯留筒2a
と、事業系不燃ごみを貯留する貯留筒2bと資源ごみを
貯留する貯留ドラム2cが設けられている。住宅Dとし
て利用されているビルには、住宅系可燃ごみを貯留する
貯留筒3aと、住宅系不燃ごみを貯留する貯留筒3bと
資源ごみを貯留する貯留ドラム3cが設けられている。
【0015】これら貯留ドラム及び貯留筒はそれぞれ投
入口1を有し、各投入口1は貯留ドラム及び貯留筒の下
部にそれぞれ取り付けられた排出弁を介してごみ輸送管
路6aに連通されている。なお、5aは事業系可燃ごみ
を貯留する貯留ドラム2a及び貯留筒2aにそれぞれ設
けられた事業系可燃ごみ排出弁、5bは事業系不燃ごみ
を貯留する貯留ドラム2b及び貯留筒2bにそれぞれ設
けられた事業系不燃ごみ排出弁、5cは住宅系可燃ごみ
を貯留する貯留筒3aに設けられ住宅系可燃ごみ排出
弁、5dは住宅系不燃ごみを貯留する貯留筒3bに設け
られ住宅系不燃ごみ排出弁、5eは資源可燃を貯留する
貯留筒2c及び貯留ドラム3cにそれぞれ設けられた資
源ごみ排出弁である。また、ごみ輸送管路6aはごみ収
集センタ19内へ延設されており、各ビル内に施設され
ているごみ輸送管管路6aの端部には吸気弁4が設けら
れている。
【0016】一方、ごみ収集センタ19内にはごみと空
気を分離する分離機7が設置され、ごみ輸送管路6aは
この分離機7に接続されている。分離機7の下方には、
コンテナ12が接続されるコンパクタ11が配設されて
いる。このコンパクタ11は内部にごみを圧縮するプッ
シャー11aを有している。13はコンパクタ11にコ
ンテナ12を搬送して取り付け、取り外しするコンテナ
搬送装置である。14はコンパクタ11内に設けられ、
コンパクタ11内に分離機7から排出されたごみが所定
の高さレベルに達したら信号を後述の制御手段に出力す
るごみ容量検出手段としてのレベル計である。このレベ
ル計14はマイクロ波、光、超音波のいずれかを利用し
たものであるが、これらのものに限定されるものではな
い。分離機7の上方からは空気用の管路6bが引き出さ
れ、その管路6bには集塵機8、吸引ブロワ9及び脱臭
装置10が配置されている。そして、ごみ収集センタ1
9内の各機器及びビル群側の排出弁5a〜5e、吸気弁
4はごみ収集センタ19内に設置された制御部15から
の信号線16を介した信号を受けて動作するように構成
されている。
【0017】この制御部15は、ごみ収集プログラムに
基づいてごみ収集のための制御を行う中央制御装置20
と、中央制御装置20にごみ収集のために収集開始指令
等の指令を発する操作盤21と、プッシヤーの押し込み
回数等を表示する表示装置22と、ある時間帯に各ビル
の特定種類のごみをそれぞれ収集したら、次の時間帯に
は各ビルの別の特定種類のごみをそれぞれ収集していく
ようにしたごみ収集プログラムを記憶したごみ収集プロ
グラムメモリ23と、主として中央制御装置20からの
指令を受けてコンパクタ11及びコンテナ搬送装置13
を駆動制御するコンテナ・コンパクタ制御回路24と、
中央制御装置20からの指令を受けて集塵装置8、吸引
ブロワ9を駆動制御する収集機器制御回路25と、中央
制御装置20からの指令を受けて吸気弁4及び各種の排
出弁5a〜5eを駆動制御するローカル機器制御回路2
6と、中央制御装置20からの指令を受けてコンテナ1
2の満杯判定をするコンテナ満杯回路27とを備えて構
成されている。28はごみ種別に応じてそれぞれ適正積
載量となるよう設定されたプッシヤー11aの押込み回
数を記憶したごみ種別別満杯設定メモリ、29はレベル
計14からの信号出力回数を積算してプッシヤーの押し
込み回数として記憶する積算メモリである。なお、本実
施の形態1のコンテナ満杯判定装置はレベル計14とコ
ンテナ・コンパクタ制御回路24とコンテナ満杯判定回
路27とごみ種別別満杯設定メモリ±8と積算メモリ2
9とで構成されている。
【0018】次に、本実施の形態1によるごみ管路収集
設備の動作を説明する。デパートA、オフィスB1、B
2、ホテルCとしてそれぞれ利用されている各ビルに
は、事業系可燃ごみ用、事業系不燃ごみ用、缶や紙等の
資源ごみ用にそれぞれ仕分けされた投入口1があり、各
投入口1にはそれぞれ仕分けされたごみが投入される。
また、住宅Dとしてそれぞれ利用されているビルには、
住宅系可燃ごみ用、住宅系不燃ごみ用、缶や紙等の資源
ごみ用にそれぞれ仕分けされた投入口1があり、各投入
口1にはそれぞれ仕分けされたごみが投入される。この
ように、仕分けされたごみが投入された各投入口1はそ
のごみに対応する貯蔵ドラム又は貯留筒2a〜2c、3
a〜3cと接続されており、排出弁5a〜5cが閉じら
れていて貯蔵ドラム又は貯留筒2a〜2c、3a〜3c
に一時的に貯留されている。
【0019】ごみを収集する際には、収集センタ19内
の制御部15の操作盤21の収集開始ボタンをオン操作
すると、収集開始指令が中央制御装置20に入力され、
中央制御装置20は収集プログラムメモリ23に記憶さ
れているごみ収集プログラムを読み込み、実行する。そ
のごみ収集プログラムの実行は次のように行われる。ま
ず、中央制御装置20は、ローカル機器制御回路26に
ごみを収集しようとする例えば、デパートAのビルにお
ける吸気弁4に対する吸気弁開指令を出力する。その指
令を受けたローカル機器制御回路26は吸気弁開信号を
出力してデパートAのビルに設けられた吸気弁4を開
く。次に、中央制御装置20は、コンテナ・コンパクタ
制御回路24にコンテナ搬送指令とコンパクタ駆動指令
を出力する。コンテナ・コンパクタ制御回路24はその
指令に基づきコンテナ駆動信号を出力してコンテナ搬送
装置13を駆動させ、コンテナ搬送装置13によって収
集対象となっているコンテナ12を搬送してコンパクタ
11に取り付ける。
【0020】しかる後に、中央制御装置20は、収集機
器制御回路26に分離機駆動指令とブロワ駆動指令と集
塵機駆動指令とを出力する。収集機器制御回路26はこ
れらの指令に基づき分離機駆動信号を出力して分離機7
を駆動させ、集塵機駆動信号を出力して集塵機8を駆動
させ、ブロワ駆動信号を出力して吸引ブロワ9を駆動さ
せる。そうすると、吸引ブロワ9によってごみ輸送管路
6a内に空気が流される。そこで、中央制御装置20
は、ローカル機器制御回路26にごみを収集しようとす
る例えば、デパートAのビルにおける特定のごみ、例え
ば事業系可燃ごみを貯留している貯留ドラム2aの排出
弁5aを開くための排出弁駆動指令を出力する。ローカ
ル機器制御回路26はその指令に基づき排出弁駆動信号
を出力してその排出弁5aを開いてデパートAのビルに
おける事業系可燃ごみを収集する。
【0021】デパートAのビルにおける事業系可燃ごみ
の収集が終了したら、中央制御装置20は、ローカル機
器制御回路26にオフィスB1のビルにおける吸気弁4
に対する吸気弁開指令と事業系可燃ごみを貯留している
貯留ドラム2aの排出弁5aを開くための排出弁駆動指
令を出力する。そうすると、ローカル機器制御回路26
はオフィスB1のビルにおける吸気弁4と排出弁5aを
開いてオフィスB1のビルにおける事業系可燃ごみを収
集する。このようにして次々と事業系可燃ごみについて
残りのオフィスB1、ホテルCに対して順次デパートA
のビルについてごみを収集したのと同様の手順で各ビル
における事業系可燃ごみを収集していく。
【0022】こうしてある時間帯に全てのビルについて
特定のごみである事業系可燃ごみの収集が終了すれば、
他の時間帯に事業系不燃ごみや資源ごみ等について、特
定の種別のごみ毎に全てのビルについて順次ごみの収集
を行っていく。このように、所定の収集時間帯及び順序
で分離機7に運ばれ、分離機7で空気と分離されたごみ
は、分離機7の下方からコンパクタ11内に排出され
る。コンパクタ11内に排出されたごみは、コンパクタ
11のプッシヤー11aによりコンテナ12内に押し込
まれる。従って、ごみは圧縮されてコンテナ12内に収
容される。一方、分離機7で分離された空気は、管路6
bを通って、集塵機8、吸引ブロワ9、脱臭装置10を
通って清浄にされた後に大気に排出される。本実施の形
態1では、ごみ収集プログラム7によって各ビルに対す
る事業系可燃ごみの収集が終了すれば、各ビルに対して
次々と事業系不燃ごみ、住宅系可燃ごみ、住宅系不燃ご
み、資源ごみについてそれぞれごみを収集していく場合
に、コンテナ満杯判定装置がコンパクタ11のプッシヤ
ー11aによってコンテナ12内に収容されたごみの満
杯を判定する。
【0023】次に、コンテナ満杯判定装置の動作につい
て説明する。ごみ種別別満杯設定メモリ28には、次の
ようにごみの種別に応じたコンパクタ11のプッシヤー
の押込み回数が記憶されている。 事業系可燃ごみ 20回 事業系不燃ごみ 60回 住宅系可燃ごみ 30回 住宅系不燃ごみ 45回
【0024】従って、事業系可燃ごみが収集されている
場合には、コンテナ満杯判定回路27は、コンパクタ1
1内のごみが所定高さレベルに達したことを検出するレ
ベル計14からの検出信号に基づいてコンテナ・コンパ
クタ制御回路24にプッシャヤー駆動指令を出力し、そ
の指令を受けたコンテナ・コンパクタ制御回路24はプ
ッシャヤー駆動信号を出力してプッシャヤー11aを駆
動させる。またコンテナ満杯判定回路27は、レベル計
14からの信号出力回数に基づいて積算されたプッシャ
ー押込回数を積算メモリ29に記憶させる。積算メモリ
29に記憶されたプッシャー押込回数がごみ種別別満杯
設定メモリ28の現在収集されている事業系可燃ごみに
対応した押込回数である20回に達したらコンテナ満杯
と判定し、コンテナ切替指令をコンテナ・コンパクタ制
御回路24に出力する。そのコンテナ切替指令を受けた
コンテナ・コンパクタ制御回路24は、そのコンテナ切
替指令に基づき切替駆動信号をコンテナ搬送装置13に
出力する。そうすると、コンテナ搬送装置13はコンパ
クタ11から満杯のコンテナ13を取り外し、収集対象
となっているコンテナ12を搬送してコンパクタ11に
取り付ける。
【0025】また、事業系不燃ごみが収集されている場
合には、コンテナ満杯判定回路27は、レベル計14か
らの信号出力回数に基づき、積算メモリ29に記憶され
たプッシャー押込回数がごみ種別別満杯設定メモリ28
の現在収集されている事業系不燃ごみに対応した押込回
数である60回に達したらコンテナ満杯と判定し、コン
テナ切替指令をコンテナ・コンパクタ制御回路24に出
力する。さらに、住宅系可燃ごみが収集されている場合
には、コンテナ満杯判定回路27は、レベル計14から
の信号出力回数に基づき、積算メモリ29に記憶された
プッシャー押込回数がごみ種別別満杯設定メモリ28の
現在収集されている住宅系可燃ごみに対応した押込回数
である30回に達したらコンテナ満杯と判定し、コンテ
ナ切替指令をコンテナ・コンパクタ制御回路24に出力
する。さらにまた、住宅系不燃ごみが収集されている場
合には、コンテナ満杯判定回路27は、レベル計14か
らの信号出力回数に基づき、積算メモリ29に記憶され
たプッシャー押込回数がごみ種別別満杯設定メモリ28
の現在収集されている住宅系不燃ごみに対応した押込回
数である45回に達したらコンテナ満杯と判定し、コン
テナ切替指令をコンテナ・コンパクタ制御回路24に出
力する。
【0026】このように、ごみの種別に応じたコンパク
タ11のプッシヤーの押込み回数を設定したのは、従来
のように各種のごみに対してプッシヤーの押込み回数を
一律に20回と設定してコンテナ12のごみが満杯にな
ると判定した時に、コンテナ12の平均積載重量は、下
記の如くとなり、 事業系可燃ごみ用コンテナ 9トン 事業系不燃ごみ用コンテナ 3トン 住宅系可燃ごみ用コンテナ 6トン 住宅系不燃ごみ用コンテナ 4トン 事業系可燃ごみでは適正積載重量となってコンテナ12
の運搬効率が良いが、他の事業系不燃ごみ、住宅系可燃
ごみ及び住宅系不燃ごみではいずれも不足する不適正積
載重量となって非常に運搬効率が悪くなっていた。
【0027】そこで、ごみの種別毎に満杯判定基準であ
るプッシヤー11aの押込み回数が異なることから、ど
の種別のごみに対しても、コンテナ12の平均積載重量
が9トンとなるようなプッシヤー11aの押込み回数に
設定し、そのプッシヤー11aの押込み回数でごみをコ
ンテナ12に押し込むようにすれば、コンテナ12は満
杯になって適正積載重量となるため、いずれの種別のご
みに対してもコンテナ12の運搬効率が良好になる。こ
のように、各ビルにおけるいずれの種別のごみに対して
もコンテナ12は満杯になって適正積載重量となるた
め、従来方式では例えば1日10台のコンテナ12を搬
出していたものが6台に減少し、このため4人必要であ
ったコンテナ車の運転員が2人に削減できた。また、過
積載防止のためのコンテナ重量測定を行わなくても良い
ため、ごみ収集プラントの運転時間が20%削減でき
た。
【0028】なお、満杯になったコンテナ12はコンテ
ナ車に乗せられ、焼却場等へ運ばれてごみを排出した
後、空になったコンテナ12をごみ管路収集設備に再び
搬入する。また、積算メモリ29に積算されて記憶され
た押込回数を中央制御装置20が表示装置22に表示さ
せることにより、操作者はより確実に押込回数を確認す
ることができる。更に、本発明の実施の形態1は、新設
ごみ収集プラントだけでなく、既存のごみ収集プラント
に対しても、収集プログラムメモリ23のプログラムを
変更し、コンテナ満杯判定回路27とごみ種別別満杯設
定メモリ28と積算メモリ29とを増設するだけで実施
することができる。
【0029】実施の形態2.図4は本発明の実施形態2
のコンテナ満杯判定装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、本発明の実施形態1と同様の構成は同
一符号を付して重複した構成の説明を省略する。31は
例えば、事業系可燃ごみで平均的な比重のごみが適正積
載量となるよう設定されたプッシャー押込回数を記憶し
た満杯設定メモリ、32は例えば、事業系可燃ごみにつ
いてビル別のごみの比重に応じてそれぞれ適正積載量と
なるよう設定されたプッシャー押込回数係数を記憶した
係数メモリである。
【0030】本実施の形態2によるごみ収集プログラム
の実行は実施の形態1と同様であるのその説明は省略す
る。本実施の形態2は、例えば事業系可燃ごみについて
各ビルの順にごみが分離機7に到着する場合に、その事
業系可燃ごみの比重がビル毎に大きく異なるときに適用
されるものである。即ち、事業系可燃ごみの比重がビル
毎に大きく異なることにより、コンパクタ11のプッシ
ヤー11aの押込み回数があるビルのごみを基準として
例えば10回と設定されているとすると、例えばホテル
Cのビルについてごみを収集して満杯となったコンテナ
12の積載重量が6トン、オフィスB1のビルについて
ごみを収集して満杯となったコンテナ12の積載重量が
2トンと大きく異なることになる。
【0031】そこで、例えば事業系可燃ごみについてビ
ル毎に所定のプッシヤーの押込み回数に対してコンテナ
12の積載重量が満杯で適正な積載重量となるような所
定の係数を設定しておき、ビル毎にごみを収集したとき
に、レベル計14からの信号出力回数に係数メモリ32
の現在収集されている種別のごみの質に対応した押込回
数係数を乗じて積算され、積算メモリ29に記憶された
プッシヤー押込回数が満杯設定メモリ31のプッシヤー
押込回数に達したらコンテナ満杯と判定することによ
り、いずれのビルの事業系可燃ごみについてもコンテナ
12は満杯になって適正積載重量となるため、事業系可
燃ごみについて各ビルの質が異なるごみに対してもコン
テナ12の運搬効率が良好になる。
【0032】このように、本実施の形態2では、例え
ば、事業系可燃ごみについて、満杯設定回数メモリ31
にはオフィスB1のビルのごみの比重を基準にコンテナ
12が満杯になって適正積載重量となるプッシヤー11
aの押込み回数である30回を記憶させておく。また、
係数メモリ32には次の通りの係数を記憶させておく。 ホテル ×3 デパート ×2 オフィス ×1 なお、資源ごみについては、いずれのビルのごみも比重
は同じであり、あるビルの事業系可燃ごみを基準に1つ
の係数が次の通り設定されている。 資源ごみ ×1/2
【0033】かかる係数は、実際にプッシヤー11aに
よる10回の押し込みが行われた場合に、例えばホテル
についてみると、積算メモリ29には10回×3(係
数)=30回の積算値が記憶される。また、デパートで
は実際のプッシヤー11aの押し込み回数が10回だ
と、積算メモリ29には20回の積算値が記憶され、オ
フィスでは実際のプッシヤー11aの押し込み回数が1
0回だと、積算メモリ29には10回の積算値が記憶さ
れ、資源ごみでは実際のプッシヤー11aの押し込み回
数が10回だと、積算メモリ29には5回の積算値が記
憶される。
【0034】従って、事業系可燃ごみについてホテルC
のビルのごみが収集されている場合には、満杯設定メモ
リ31のプッシヤー押込回数が30回とすると、コンテ
ナ満杯判定回路27はレベル計14からの信号出力回数
に係数メモリ32に現在収集されている事業系可燃ごみ
の押込回数係数の3を乗じた押込回数が積算メモリ29
に記憶される。その積算メモリ29に記憶される押し込
み回数は、実際には10回の押し込み回数であるが、3
0回と積算されたときに満杯設定メモリ31に設定され
た押込回数である30回に達したときに満杯と判定し、
コンテナ切替信号をコンテナ・コンパクタ制御回路24
に出力する。
【0035】また、事業系可燃ごみについてデパートA
のビルのごみが収集されている場合には、コンテナ満杯
判定回路27はレベル計14からの信号出力回数に係数
メモリ32に現在収集されている事業系可燃ごみの押込
回数係数の2を乗じた押込回数が積算メモリ29に記憶
される。その積算メモリ29に記憶される押し込み回数
は、実際には15回の押し込み回数であるが、30回と
積算されたときに満杯設定メモリ31に設定された押込
回数である30回に達したときに満杯と判定し、コンテ
ナ切替信号をコンテナ・コンパクタ制御回路24に出力
する。
【0036】さらに、事業系可燃ごみについてオフィス
B1のビルのごみが収集されている場合には、コンテナ
満杯判定回路27はレベル計14からの信号出力回数に
係数メモリ32に現在収集されている事業系可燃ごみの
押込回数係数の1を乗じた押込回数が積算メモリ29に
記憶される。その積算メモリ29に記憶される押し込み
回数は、実際の30回の押し込み回数と同様の30回と
積算されたときに満杯設定メモリ31に設定された押込
回数である30回に達したときに満杯と判定し、コンテ
ナ切替信号をコンテナ・コンパクタ制御回路24に出力
する。
【0037】なお、資源ごみについては、いずれのビル
の場合にも、係数メモリ32に設定されている押込回数
係数は同じであり、コンテナ満杯判定回路27はレベル
計14からの信号出力回数に係数メモリ32に現在収集
されている資源ごみの押込回数係数の1/2 を乗じた押込
回数が積算メモリ29に記憶される。その積算メモリ2
9に記憶される押し込み回数は、実際には60回の押し
込み回数であるが、30回と積算されたときに満杯設定
メモリ31に設定された押込回数である30回に達した
ときに満杯と判定し、コンテナ切替信号をコンテナ・コ
ンパクタ制御回路24に出力する。従って、例えばオフ
ィスB1の軽いごみが収集される場合についていうと、
従来方式では、2トン程度しか積載できなかったものが
6トンまで積載可能となった。
【0038】また、積算メモリ29に記憶された押込回
数を中央制御装置20が表示装置22に表示させること
とにより、より確実に押込回数を操作者に確認すること
ができる。上記実施の形態では、ごみの質についての押
込回数係数を係数メモリ32に記憶させた例を示した
が、ごみの種別や投入貯留設備毎についての係数を係数
メモリ35に記憶させても、本発明を実施し得ることは
勿論である。
【0039】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3のコンテナ満杯判定装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、本発明の実施形態2と同様の構成は同
一符号を付して重複した構成の説明を省略する。本発明
の実施の形態3は、本発明の実施の形態2の係数メモリ
32を取り除いた代わりに、オン操作されたときに満杯
指令を出力する満杯ボタン33を設けたものである。次
に、本実施の形態3では、実施の形態2と同様に、各ビ
ルから事業系可燃ごみをを収集していく場合において、
コンテナ満杯判定回路27は、ごみ容量検出手段14か
らの信号出力回数に基づいて積算されたプッシャー押込
回数を積算メモリ29に記憶させ、その積算メモリ29
に記憶されたプッシャー押込回数が満杯設定メモリ28
に記憶されている押込回数の30回に達したら満杯と判
定し、コンテナ切替指令をコンテナ・コンパクタ制御回
路24に出力する。
【0040】かかる場合に、コンテナ満杯判定回路27
はさらに押込回数の表示指令をコンテナ・コンパクタ制
御回路24を介して中央制御装置20に出力し、中央制
御装置20はその表示指令に基づき、積算メモリ29に
積算して記憶された押込回数の表示信号を表示装置22
に出力する。従って、表示装置22は積算メモリ29に
積算された押込回数を表示する。満杯設定メモリ28に
は、例えばオフィスB1のビルの比重の軽いごみを基準
にプッシャー押込回数30回が設定されているとする
と、例えばホテルCのビルで比重の重いごみを収集して
いる場合には、満杯設定メモリ28に記憶されているプ
ッシャー押込回数より少ないプッシャー押込回数でコン
テナ12が過積載になることがある。
【0041】そのため、表示装置22に表示されている
プッシャー押込回数を操作者が見てあるプッシャー押込
回数で満杯になったと判断して満杯ボタン33をオン操
作した場合には、その満杯ボタン33の満杯指令に基づ
きコンテナ満杯判定回路27は満杯判定以前であっても
満杯の判定をしてコンテナ・コンパクタ制御回路24に
コンテナ切替信号を出力する。従って、コンテナ12を
過積載にならない状況で満杯とさせることができ、比重
の重いごみに対してもコンテナ12の運搬効率が良好に
なる。なお、上述した実施の形態1と2と3について、
これらを任意に組み合わせて実施することにより、より
一層コンテナ12の運搬効率が良好になる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、各投入貯留設備から特定種別のごみが収集され、コ
ンパクタが分離機からごみを受け取っている場合に、コ
ンテナ満杯判定回路は、コンパクタ内のごみ容量が一定
値に達したことを検出するごみ容量検出手段からの信号
出力回数に基づいて積算されたプッシャー押込回数を積
算メモリに記憶させ、積算メモリに記憶されたプッシャ
ー押込回数がごみ種別別満杯設定メモリの現在収集され
ている種別のごみに対応したプッシャー押込回数に達し
たらコンテナ満杯と判定するので、コンパクタに接続さ
れているコンテナにコンパクタのプッシャーが各投入貯
留設備における特定種別のごみに応じて設定されたプッ
シャー押込回数でごみを押し込むため、コンテナは満杯
になって適正積載重量となり、いずれの種別のごみに対
してもコンテナの運搬効率が良好になるという効果を有
する。
【0043】本発明の請求項2によれば、各投入貯留設
備から特定種別のごみが収集され、コンパクタが分離機
からごみを受け取っている場合に、コンテナ満杯判定回
路は、コンパクタ内のごみ容量が一定値に達したことを
検出するごみ容量検出手段からの信号出力回数に係数メ
モリの現在収集されているごみの種別、ごみの質或いは
投入貯留設備毎に対応した押込回数係数を乗じて積算さ
れたプッシャー押込回数を積算メモリに記憶させ、その
積算メモリに記憶されたプッシャー押込回数が満杯設定
メモリのプッシャー押込回数に達したらコンテナ満杯と
判定するので、コンパクタに接続されているコンテナに
コンパクタのプッシャーがごみの種別、ごみの質、或い
は各投入貯留設備毎にそれぞれ応じて設定されたプッシ
ャー押込回数でごみを押し込むため、コンテナは満杯に
なって適正積載重量となり、各投入貯留設備における種
別が異なったたり、質が異なったり、或いは投入貯留設
備が異なったりするごみに対してもコンテナの運搬効率
が良好になるという効果を有する。
【0044】本発明の請求項3によれば、各投入貯留設
備からごみが収集され、コンパクタが分離機からごみを
受け取っている場合に、コンテナ満杯判定回路は、コン
パクタ内のごみ容量が一定値に達したことを検出するご
み容量検出手段からの信号出力回数に基づいて積算され
たプッシャー押込回数を積算メモリに記憶させ、積算メ
モリに積算されたプッシャー押込回数が満杯設定メモリ
のプッシャー押込回数に達したらコンテナ満杯と判定す
るが、積算メモリに記憶されたプッシャー押込回数が表
示装置に表示されるので、表示装置のプッシャー押込回
数から操作者が満杯になったと判断して満杯ボタンをオ
ン操作したときには、満杯ボタンから出力された満杯指
令を受けたコンテナ満杯判定回路は満杯判定以前であっ
ても満杯判定をするため、コンテナを過積載にならない
状況で満杯とさせることができ、コンテナの運搬効率が
良好になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のコンテナ満杯判定装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1のコンテナ満杯判定装置を
適用したごみ管路収集設備のごみ収集の構成を示す説明
図である。
【図3】同ごみ管路収集設備の一部のビルの構成を示す
説明図である。
【図4】本発明の実施形態2のコンテナ満杯判定装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態3のコンテナ満杯判定装置の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
7 分離機 11 コンパクタ 12 コンテナ 14 レベル計(ごみ容量検出手段) 24 コンパクタ制御回路(コンテナ・コンパクタ制
御回路) 27 コンテナ満杯判定回路 28 ごみ種別別満杯設定メモリ 29 積算メモリ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種以上のごみ種別に対応し
    た各投入貯留設備からそれぞれ空気輸送されてきたごみ
    を分離機を介して受け取るコンパクタ内のごみ容量が一
    定値に達したことを検出して信号を出力するごみ容量検
    出手段と、 ごみ容量検出手段の信号に基づき、コンパクタ内のごみ
    をコンテナに圧縮して収容させるプッシャーを駆動制御
    するコンパクタ制御回路と、 ごみ容量検出手段からの信号出力回数を積算してプッシ
    ャー押込回数として記憶する積算メモリと、 ごみ種別に応じてそれぞれ適正積載量となるよう設定さ
    れたプッシャー押込回数を記憶したごみ種別別満杯設定
    メモリと、 ごみ容量検出手段からの信号出力回数に基づいて積算メ
    モリに積算されたプッシャー押込回数がごみ種別別満杯
    設定メモリの現在収集されている種別のごみに対応した
    プッシャー押込回数に達したらコンテナ満杯と判定する
    コンテナ満杯判定回路とを備えたことを特徴とするコン
    テナ満杯判定装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2ケ所以上の各ごみ投入貯留
    設備からそれぞれ空気輸送されてきたごみを分離機を介
    して受け取るコンパクタ内のごみ容量が一定値に達した
    ことを検出して信号を出力するごみ容量検出手段と、 ごみ容量検出手段の信号に基づき、コンパクタ内のごみ
    をコンテナに圧縮して収容させるプッシャーを駆動制御
    するコンパクタ制御回路と、 所定のごみが適正積載量となるよう設定されたプッシャ
    ー押込回数を記憶した満杯設定メモリと、 ごみの種別、ごみの質、投入貯留設備毎のいずれかにそ
    れぞれ応じて適正積載量となるよう設定された押込回数
    係数を記憶した係数メモリと、 ごみ容量検出手段からの信号出力回数に係数メモリの押
    込回数係数を乗じて積算した回数をプッシャー押込回数
    として記憶する積算メモリと、 ごみ容量検出手段からの信号出力回数に係数メモリの現
    在収集されているごみの種別、ごみの質或いは投入貯留
    設備毎に対応した押込回数係数を乗じて積算メモリに積
    算されたプッシャー押込回数が満杯設定メモリのプッシ
    ャー押込回数に達したらコンテナ満杯と判定するコンテ
    ナ満杯判定回路とを備えたことを特徴とするコンテナ満
    杯判定装置。
  3. 【請求項3】 各ごみ投入貯留設備からそれぞれ空気輸
    送されてきたごみを分離機を介して受け取るコンパクタ
    内のごみ容量が一定値に達したことを検出して信号を出
    力するごみ容量検出手段と、 ごみ容量検出手段の信号に基づき、コンパクタ内のごみ
    をコンテナに圧縮して収容させるプッシャーを駆動制御
    するコンパクタ制御回路と、 ごみ容量検出手段からの信号出力回数を積算してプッシ
    ャー押込回数として記憶する積算メモリと、 所定のごみが適正積載量となるよう設定されたプッシャ
    ー押込回数を記憶した満杯設定メモリと、 表示信号に基づき積算メモリのプッシャー押込回数を表
    示する表示装置と、 オン操作されたときに満杯指令を出力する満杯ボタン
    と、 表示指令に基づき、積算メモリに積算されたごみ容量検
    出手段からの信号出力回数に基づくプッシャー押込回数
    の表示信号を表示装置に出力し、その積算メモリのプッ
    シャー押込回数が満杯設定メモリのプッシャー押込回数
    に達したらコンテナ満杯と判定し、その判定以前にオン
    操作された満杯ボタンから出力された満杯指令を受けた
    ときには満杯と判定するコンテナ満杯判定回路とを備え
    たことを特徴とするコンテナ満杯判定装置。
JP27195196A 1996-10-15 1996-10-15 コンテナ満杯判定装置 Expired - Fee Related JP3154228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27195196A JP3154228B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 コンテナ満杯判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27195196A JP3154228B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 コンテナ満杯判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10120107A JPH10120107A (ja) 1998-05-12
JP3154228B2 true JP3154228B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=17507093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27195196A Expired - Fee Related JP3154228B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 コンテナ満杯判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154228B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10120107A (ja) 1998-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101893783B1 (ko) 진공 쓰레기 수거 시스템, 진공 쓰레기 수거 시스템의 동작 방법, 및 진공 쓰레기 수거 시스템의 동작을 제어하기 위한 제어 시스템
KR100721424B1 (ko) 쓰레기 수거 시스템 및 방법
GB2226001A (en) Refuse conveyor system
EP2022731A1 (en) Method for controlled disposal of refuse
JP3154228B2 (ja) コンテナ満杯判定装置
KR19980077546A (ko) 쓰레기 배출 방법 및 장치
CN112875110B (zh) 一种用于垃圾中转站的复合式卸料单元及垃圾转运方法
JP3013281B2 (ja) ごみ分離貯留装置
JP3345825B2 (ja) ごみ分離貯留装置
JP2005029349A (ja) ゴミ貯留装置、ゴミ収集システム、及び該システムの運転方法
JPH10167405A (ja) ごみ収集処理システム
JPH0372158A (ja) ダストシュート
JPH0447126Y2 (ja)
EP1120364A1 (en) Waste handling method and apparatus
JPH063399B2 (ja) ごみ計量装置
JPS594501A (ja) 都市ごみの空気輸送装置における貯留排出装置
JPH07285608A (ja) ごみ真空輸送装置
JPH08165004A (ja) 長距離ごみ排出制御方法
JP3190498B2 (ja) 高層ビルのごみ処理システムにおけるごみ容器の満量検出装置
JPH03111304A (ja) ごみ収集装置
JPH03195601A (ja) ごみ空気輸送システム
JPS61273401A (ja) ビル住棟における排出ごみの空気輸送設備
JPH06239402A (ja) ごみ分別収集装置
JPS60242103A (ja) ごみの真空輸送システム
JPH08165003A (ja) 長距離ごみ排出制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees