JP3154219B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP3154219B2 JP18577894A JP18577894A JP3154219B2 JP 3154219 B2 JP3154219 B2 JP 3154219B2 JP 18577894 A JP18577894 A JP 18577894A JP 18577894 A JP18577894 A JP 18577894A JP 3154219 B2 JP3154219 B2 JP 3154219B2
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弘之 湯浅
益夫 柏原
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の制御装置に関し、
詳しくは、勾配抵抗の検出結果に基づいて車両を制御す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機においては、アクセ
ル開度と車速とに対応してギヤ位置が設定された変速マ
ップを予め備え、かかる変速マップを参照してギヤ位置
を決定するのが一般的である。しかしながら、前記変速
パターンは、一般的な平坦路走行状態を想定して設定さ
れており、例えば登坂時や降坂時には、適性な変速特性
(変速比)が得られなくなってしまうことがある。
【0003】そこで、車両が走行している路面の勾配
(勾配抵抗)を、駆動力,空気抵抗,転がり抵抗,加速
抵抗に基づいて求め、該勾配抵抗に基づいて変速パター
ンを変更するなどして、適性な変速特性が登降坂時に得
られるようにした自動変速制御が種々提案されている
(特公昭59−8698号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
勾配抵抗を求めるときに、ブレーキが操作されると、ブ
レーキの制動力に応じて見掛け上機関出力トルクが減少
することになるため、ブレーキ操作時には、走行抵抗を
示す指標を正確に検知することができず、これによって
勾配抵抗が誤って検出され、変速特性を適性に制御する
ことができなくなる惧れがある。
【0005】かかる問題点の対策技術として、特開平5
−71625号公報には、勾配の検出結果に基づく変速
機の登降坂制御を、ブレーキ作動時に中止する方法が開
示されている。また、特開昭61−79056号公報に
は、走行勾配等の算出を、車両の走行開始直後に行わせ
ることで、ブレーキ操作中の走行抵抗の算出を回避する
技術が開示されている。更に、特開平2−296067
号公報には、登坂路走行時に適した変速制御を実行させ
ているときに、ブレーキ操作が行われると、それまでの
変速比をブレーキ操作が行われている間保持させて、ブ
レーキ操作に伴って走行抵抗を誤検知し、以て、不適性
な変速制御が行われてしまうことを回避するようにして
いる。
【0006】ところで、上記の対策技術は、いずれもブ
レーキ操作中は勾配抵抗の新たな検知に基づく変速制御
を実行しないことになる。このため、例えば、長い下り
坂を走行しているときに、ブレーキに軽く足を掛けてい
る状態が長く継続すると、かかる比較的長いブレーキ操
作期間中に路面状況(路面勾配)が変化しても、かかる
路面状況の変化に対応する変速制御が全く行われなくな
り、勾配抵抗に基づいて登降坂時の変速特性を適性にす
るという所期の効果を全く発揮させることができなくな
ってしまう惧れがあった。
【0007】即ち、従来制御では、ブレーキが操作され
ていれば、制動力の発生によって勾配抵抗の検出に誤差
が生じるものと見做し、たとえ制動力が小さく勾配抵抗
の検出に大きな影響を与えない状況であっても、勾配抵
抗の変化に対応する変速制御が全く行われないことにな
っていた。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、ブレーキ操作に伴って勾配抵抗が誤検知されること
を回避しつつ、ブレーキ操作中における勾配検知の機会
を得られるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる車両の制御装置は、図1に示すように構成され
る。図1において、勾配抵抗算出手段は、駆動力,加速
抵抗,転がり抵抗,空気抵抗に基づいて車両の勾配抵抗
を算出し、制御手段は、勾配抵抗算出手段で算出された
勾配抵抗に基づいて車両の所定制御対象を制御する。一
方、制動力推定手段は、ブレーキ操作開始後所定時間が
経過した時点での駆動力,加速抵抗,転がり抵抗,空気
抵抗と、ブレーキ操作直前に前記勾配抵抗算出手段で算
出された勾配抵抗とに基づいて車両の制動力を推定す
る。そして、制御中止手段は、制動力推定手段で推定さ
れた制動力が所定値を超えるときに、前記制御手段によ
る勾配抵抗に基づく制御を中止させる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1の発明にかかる車両の制御装置による
と、駆動力,加速抵抗,転がり抵抗,空気抵抗に応じて
算出される勾配抵抗に基づいて車両の所定制御対象(例
えば変速パターンやロックアップクラッチの締結力な
ど)を制御するが、ブレーキ操作開始後所定時間が経過
した時点での駆動力,加速抵抗,転がり抵抗,空気抵抗
と、ブレーキ操作直前に算出された勾配抵抗とに基づい
て推定される車両の制動力が所定値を超えるときには、
勾配抵抗に基づく制御を中止させる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。一実施例
のシステム構成の概略を示す図2において、図示しない
車両に搭載された内燃機関1の出力側に自動変速機2が
設けられている。この自動変速機2は、機関1の出力側
に介在する流体式トルクコンバータ3と、この流体式ト
ルクコンバータ3を介して連結された歯車式変速機4
と、この歯車式変速機4中の各種変速要素の結合・開放
操作を行う油圧アクチュエータ5とを備える。油圧アク
チュエータ5に対する作動油圧は各種の電磁バルブを介
して制御されるが、ここでは自動変速のためのシフト用
電磁バルブ6A,6Bのみを示してある。尚、7は自動
変速機2の出力軸である。
【0017】ここで、流体式トルクコンバータ3及び油
圧アクチュエータ5に対する作動油圧であるライン圧を
得るために、歯車式変速機4の入力軸により駆動される
オイルポンプ8が用いられると共に、パイロットバルブ
9,電磁バルブ10,プレッシャモディファイヤバルブ11
及びプレッシャレギュレータバルブ12が設けられてい
る。
【0018】パイロットバルブ9は、オイルポンプ8の
吐出圧を電磁バルブ10に作用するパイロット圧に調圧す
る。電磁バルブ10は、後述の如くデューティ制御され、
前記パイロット圧を運転条件に応じたスロットル圧に調
圧し、プレッシャモディファイヤバルブ11では、パイロ
ット圧をスロットル圧に応じたプレッシャモディファイ
ヤ圧へ調圧し、プレッシャレギュレータバルブ12へ作用
する。プレッシャレギュレータバルブ12では、オイルポ
ンプ吐出圧を、プレッシャモディファイヤ圧に比例した
ライン圧へ調圧し、流体式トルクコンバータ3及び油圧
アクチュエータ5等の油圧回路へ送る。
【0019】コントロールユニット13には、各種のセン
サからの信号が入力されている。前記各種のセンサとし
ては、機関1の吸気系のスロットル弁14の開度TVOを
検出するポテンショメータ式のスロットルセンサ15が設
けれらている。また、機関1のクランク軸又はこれに同
期して回転する軸(カム軸)にクランク角センサ16が設
けられている。このクランク角センサ16からの信号は、
例えば基準クランク角毎のパルス信号で、その周期によ
り機関回転速度Neが算出される。
【0020】また、機関1の吸気系に吸入空気流量Qを
検出する熱線式のエアフローメータ17が設けられてい
る。このエアフローメータ17で検出される吸入空気流量
Qと前記クランク角センサ16の信号に基づいて算出され
る機関回転速度Neとから、電子制御燃料噴射装置によ
る燃料噴射量の演算の基礎となる基本燃料噴射量Tp=
K×Q/Ne(Kは定数)が算出される。
【0021】また、自動変速機2の出力軸7の回転速度
Noを検出することによって車速VSPを検出する車速
センサ18が設けられている。更に、流体式トルクコンバ
ータ3におけるタービン回転速度Nt を検出するタービ
ン回転センサ19が設けられている。また、車両の図示し
ないブレーキ装置を作動させるブレーキペダルの踏込み
を検知し、ブレーキペダルの踏込み時にONとなるブレ
ーキスイッチ20が設けられている。
【0022】コントロールユニット13は、機関制御(燃
料噴射及び点火時期制御)用のユニットと、自動変速制
御用のユニットとを一体的に内蔵するもので、相互のユ
ニットが信号交換を行えるようになっている。前記自動
変速制御用のユニットは、主に変速制御とライン圧制御
とを行う。自動変速制御は、運転者が操作する図示しな
いセレクトレバーの操作位置に適合して行い、特にセレ
クトレバーがDレンジの状態では、スロットル弁開度T
VOと車速VSPとに従って1速〜4速の変速位置を自
動設定し、シフト用電磁バルブ6A,6Bのオン・オフ
の組み合わせを制御して、油圧アクチュエータ5を介し
て歯車式変速機4をその変速位置に制御する。
【0023】ここで、上記のような自動変速機2と機関
1との組み合わせにおいては、変速パターンやロックア
ップクラッチの締結力(車両の所定制御対象)などを、
機関1が搭載された車両の走行抵抗(特に勾配抵抗)に
応じて変化させることが望まれる。そこで、コントロー
ルユニット13は、図3及び図4のフローチャートに示す
ようにして路面の勾配(勾配抵抗)を算出し、この路面
勾配(勾配抵抗)に応じて自動変速機における変速パタ
ーン(変速比)やロックアップクラッチの締結力などを
変化させるようになっている。
【0024】尚、本実施例において、勾配抵抗算出手
段,制御手段,制動力推定手段,制御中止手段としての
機能は、前記図3及び図4のフローチャートに示すよう
にコントロールユニット13が備えている。図3のフロー
チャートにおいて、ステップ1(図中ではS1としてあ
る。以下同様)では、駆動力Fの算出を行う。
【0025】具体的には、スロットルセンサ15で検出さ
れたスロットル弁開度TVOとタービン回転センサ19で
検出されたタービン回転速度Ntとに基づいてタービン
トルクTtを求め、該タービントルクTt,変速機にお
けるギヤ比i,ファイナルギヤ比if,変換係数kを用
い、駆動力Fを、F=Tt×i×if×kとして算出す
る。
【0026】ステップ2では、加速抵抗を算出する。こ
の加速抵抗は、車速センサ18で検出される車速VSPの
変化率から加速度aを求め、この加速度aと予め記憶さ
せておいた標準の車両重量mとの乗算値maとして求め
ることができる。ステップ3では、車両の転がり抵抗と
空気抵抗との総和RLを、車速センサ18で検出される車
速VSPに基づいて設定する。
【0027】ステップ4では、本ルーチンの前回実行時
にブレーキスイッチ20がOFF(ブレーキペダルの非踏
込み状態)であったか否かを判別し、前回OFFであっ
た場合には、次にステップ5へ進み、現時点においてブ
レーキスイッチ20がONであるか否かを判別する。そし
て、ステップ5でブレーキスイッチ20がONであると判
別された場合、即ち、ブレーキ操作の開始時であるとき
には、ステップ6へ進み、ブレーキ制動力の推定を行
う。
【0028】前記ステップ6におけるブレーキ制動力の
推定制御は、図4のフローチャートに詳細に示してあ
る。図4のフローチャートにおいて、まず、ステップ21
では、図3のフローチャートの前回実行時に算出した勾
配抵抗mg・sin θを読み込む。尚、前記勾配抵抗mg
・sin θ(m=車両重量,g=重力加速度,sin θ=勾
配)は、制動力がないものとして、mg・sin θ=F−
ma−RLとして求められる。即ち、本実施例におい
て、車両の勾配抵抗に相関する値は、前記駆動力F,加
速抵抗ma,転がり・空気抵抗RLが相当し、これらの
値の算出の基礎となる車両の運転パラメータは、スロッ
トル弁開度TVO,タービン回転速度Nt,変速機にお
けるギヤ比i,車速VSPなどが相当する。
【0029】ステップ22では、ブレーキ操作開始から所
定時間が経過したか否かを判別し、所定時間が経過した
時点でステップ23へ進む。ステップ23ではそのときの加
速抵抗maを求め、ステップ24では駆動力Fを前述のよ
うにして算出し、ステップ25ではそのときの車速VSP
から転がり・空気抵抗RLを求める。
【0030】そして、ステップ26では、前記ブレーキ操
作開始直前の加速抵抗ma,駆動力F,転がり・空気抵
抗RLから求められた勾配抵抗mg・sin θと、ブレー
キ操作開始後所定時間が経過した時点での加速抵抗m
a′,駆動力F′,転がり・空気抵抗RL′とに基づい
て、ブレーキ制動力FBを、FB=F′−(ma′+RL′+mg・sin θ) として求める。
【0031】即ち、駆動力Fと走行抵抗(ma+RL+
mg・sin θ)との偏差は、ブレーキ制動力FBによっ
て発生することになり、駆動力F−走行抵抗(ma+R
L+mg・sin θ)としてブレーキ制動力FBを推定で
きる。そこで、ブレーキ操作の開始直前とブレーキ操作
開始後所定時間が経過した時点とで勾配抵抗mg・sin
θ(路面勾配)に変化がないと仮定し、ブレーキ操作開
始後所定時間が経過した時点での加速抵抗ma′,駆動
力F′,転がり・空気抵抗RL′と、ブレーキ操作の開
始直前の加速抵抗ma,駆動力F,転がり・空気抵抗R
Lから求めた勾配抵抗mg・sin θ(路面勾配)とから
ブレーキ制動力FBを推定させるものである。
【0032】尚、上記ではブレーキ操作の開始直前に求
められた勾配抵抗がブレーキ操作開始から所定時間内で
は一定であるものと仮定したが、ブレーキ操作直後の勾
配抵抗で一定に推移するものとしても良い。これは、ブ
レーキ操作直後は、実際には大きな制動力が発生するこ
とがなく、制動力の影響で勾配抵抗が誤検出されること
がないためである。
【0033】ここで、再び図3のフローチャートに戻っ
て説明を続けると、ステップ6でブレーキ制動力FBを
推定演算した後、及び、その他の条件(ブレーキ操作継
続中,ブレーキの非操作時)において、ステップ7へ進
み、ブレーキ制動力FBがないものとして、勾配抵抗m
g・sin θ(=F−ma−RL)を算出する。次のステ
ップ8では、前記ブレーキスイッチ20のON・OFFを
判別し、OFFであってブレーキの非操作時であるとき
には、ブレーキ制動力が勾配抵抗の誤差要因となること
がないので、ステップ10へ進み、前記ステップ7で算出
した勾配抵抗mg・sin θ(路面勾配)に基づいて変速
パターンを変化させるなどして登降坂時に適した変速比
に自動変速させる。
【0034】一方、ステップ8でブレーキスイッチ20が
ONであると判別されたときには、前記ステップ6で推
定した制動力が所定値を越えているか否かを判別する。
ここで、ブレーキスイッチ20がONであっても、制動力
が前記所定値以下であって充分に小さい状態では、勾配
抵抗mg・sin θの検出(路面勾配に対応する変速制
御)に制動力が大きな影響を及ぼさないので、そのまま
ステップ10へ進み、前記ステップ7で制動力がないもの
として算出させた勾配抵抗mg・sin θを用いた登降坂
時用の変速制御を実行させる。
【0035】勾配抵抗mg・sin θを用いた登降坂時用
の変速制御は、勾配sin θの僅かな変化に対応して変速
比を細かく制御する必要性に乏しく、勾配sin θの緩急
が分かれば良い程度であるので、僅かな制動力の発生に
よる勾配抵抗の僅かな誤差は大きな問題とはならない。
そして、上記のようにブレーキ操作中であっても、実際
の制動力が充分に小さいときに、勾配抵抗を更新させ、
登降坂時用の変速制御を実行させる構成であれば、例え
ば長い下り坂を走行しているときに、ブレーキに軽く足
を掛けている状態が長く継続する場合に、かかるブレー
キ操作の間であっても勾配抵抗の更新検出が行われ、勾
配抵抗の変化に対応した変速制御を行わせることができ
る。
【0036】一方、推定された制動力が前記所定値を越
えている場合には、勾配抵抗の検出結果に大きな誤差が
生じ、登降坂時の変速制御を適性に実行させることがで
きなくなる惧れがあるので、このときには、ステップ10
における勾配抵抗に基づく変速制御を中止し(勾配抵抗
の検出結果を無効とし)、通常の平坦路に適合する特性
で変速を行わせる。
【0037】尚、上記実施例では、制動力が所定値を越
えるときに、勾配抵抗の検出結果に基づく変速制御を中
止させる構成としたが、制動力が所定値を越えるときに
勾配抵抗の検出そのものを中止させる構成としても、実
質的には同じ効果が得られる。また、上記実施例では、
4速の自動変速機を用いて説明したが、4速以外(3速
や5速)の変速機、更には、無段変速機に適用しても同
様の効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にか
かる車両の制御装置によると、単にブレーキ操作中であ
るか否かによって、勾配抵抗に基づく制御を中止するの
ではなく、ブレーキ制動力が所定値を超えるか否かに基
づいて勾配抵抗に基づく制御を中止するようにしたの
で、ブレーキペダルに軽く足を掛けているような状態で
あって制動力が勾配検出に大きな影響を及ぼさないよう
な状態においても、勾配抵抗に基づく制御が中止されて
しまうようなことがなく、ブレーキ操作中にも勾配抵抗
に応じた制御の機会が得られるという効果がある。
【0039】
【0040】
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示すシステム概略図。
【図3】勾配抵抗検出に基づく変速制御を示すフローチ
ャート。
【図4】制動力の推定演算を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 自動変速機 3 流体式トルクコンバータ 4 歯車式変速機 5 油圧アクチュエータ 7 出力軸 13 コントロールユニット 14 スロットル弁 15 スロットルセンサ 16 クランク角センサ 17 エアフローメータ 18 車速センサ 19 タービン回転センサ 20 ブレーキスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−231518(JP,A) 特開 昭62−113956(JP,A) 特開 平5−71625(JP,A) 特開 昭61−79056(JP,A) 特開 平2−296067(JP,A) 特開 昭59−8698(JP,A) 特開 平6−344802(JP,A) 特開 平5−71633(JP,A) 特開 平3−182841(JP,A) 特開 平3−258932(JP,A) 特開 平4−138933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/26 B60K 41/00 301 F16H 61/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動力,加速抵抗,転がり抵抗,空気抵抗
    に基づいて車両の勾配抵抗を算出する勾配抵抗算出手段
    と、 該勾配抵抗算出手段で算出された勾配抵抗に基づいて車
    両の所定制御対象を制御する制御手段と、 ブレーキ操作開始後所定時間が経過した時点での駆動
    力,加速抵抗,転がり抵抗,空気抵抗と、ブレーキ操作
    直前に前記勾配抵抗算出手段で算出された勾配抵抗とに
    基づいて車両の制動力を推定する制動力推定手段と、 該制動力推定手段で推定された制動力が所定値を超える
    ときに、前記制御手段による勾配抵抗に基づく制御を中
    止させる制御中止手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両の制御装置。
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