JP3153548B2 - ガスセンサーおよびそのための適切な化合物 - Google Patents

ガスセンサーおよびそのための適切な化合物

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はガスセンサー並びにガスセンサーで使用す
るための適切なある斬新な化合物に関する。
モノフタロシアニン及びある他の半導錯体環系がガス
感知物質として作用する能力を持つことがここ数年来知
られている。すなわち、英国特許A−2111987および英
国特許A−218607は、“NOX"ガス検出における多環有機
半導化合物の使い方を開示している。仏国特許A−2384
40がある範囲の気体の検出での、対称フタロシアニンお
よびポルフィリン有機金属の使い方を開示している一
方、さらにJ.Chem.Soc.,Faraday Trans.1,80 No.4,19
84,851−863,J.Phys.Chem.Solids,49,No.9,1988,1003−
1008 and Sensors and Actuators,15,No.4,1988,35
9−370においても、塩素およびNOXガスを検知するため
の、フタロシアニン、テトラアリルポルフィリンおよび
ジヒドロジヘンゾテトラアザアヌレンの有機金属誘導体
の使い方が議論されている。
日本特許公報No.57−94652と57−93253には、ユウロ
ピウム、ルテチウムあるいはイッテルビウムジフタロシ
アニン錯体を使用し、それを多孔質の非透明な担体の中
に吸収させて、目測で検知される赤と緑の間の色彩変化
によって、ガス状塩化水素またはアンモニアを検知する
方法が開示されている。この2つの日本特許公報に記載
された方法は、検出可能効果を生み出すために、高濃度
ガスをジフタロシアニン錯体に曝露させることによって
おこなうものであり、低濃度ガスに適用したり、液体媒
質中の水溶ガスの存在を検知するために使用するには適
していない。日本特許公報No.57−108651は、電気抵抗
の変化によって気相のガスを検知するための、ユウロピ
ウムジフタロシアニン錯体の使い方に関係がある。全体
的に見れば、これらの日本特許公報に記載された方法
は、光学的に関連するガス(たとえば種々のクロロヒド
ロカーボン)の弁別を可能にするには十分な感度を示さ
ない。
したがって、比較的低濃度のものであっても、ガス物
質を弁別することができ、さらに、溶液中に溶けたガス
の存在を容易に検知することができる強化された感度を
持つガスセンサーを発達させる必要がある。
従って、あるガスを含んでいる環境に曝すことによっ
て、ガス感知成分を通過する光透過度における変化並び
に、場合によっては、電気導電度の変化を測定すること
を許容するように支援されたガス感知成分を持っている
ガスセンサーを、本発明は提供する。そして、このガス
感知成分は金属ビス芳香性の大環状を含むものである。
ガス感知成分は、各大環状化合物が、それぞれ独立
に、テトラベンゾポルフィリンあるいはモノ、ジ、ト
リ、あるいはテトラアザテトラベンゾポルフィリンであ
る、金属ビスフタロシアニンあるいはビス−大環状化合
物であることが望ましい。そのような錯体の混合物を使
用してもよい。金属は、一つの希土類、鉛、すず、ジル
コニウム、ハフニウムあるいはそれらの混合物であるこ
とが望ましいが、特に希土類の混合物であることが望ま
しい。
しかし、ビス−大環状化合物π雲構造を同時に保持す
ることができる、他の複数の金属も予想される。むし
ろ、希土類混合物は、少なくとも3つの希土類が全希土
類の少なくとも10重量パーセントの割合を占めるような
ものであることが望ましい。特に、“重分留物”として
知られている希土類混合物が好まれる。このタイプの代
表的混合物は次のものを含んでいる混合物である。(酸
化物としての重量%に基く):ジスプロシウム30%、ホ
ルミウム10%、エルビウム25%、スリウム4%、イッテ
ルビウム15%、ルテチウム4%、イットリウム5%、そ
の他7%。
検知されるガスは、ガス状環境のものであってもよい
し、あるいは液体環境に溶けたものであってもよい。
「ガス」という用語はここでは「気体」を含むものとし
て使用されている。したがって、このセンサーは、塩
素、窒素酸化物、臭素、SO2およびH2Sのような水中に溶
けたガスを感知することができる。このセンサーは、酸
化/還元体センサーの役をすることができ、したがって
そのような溶けたガスに起因するイオンに加えて、さら
に過塩素酸塩とジチオナイトのようなイオンを検知する
こともできる。
センサーは比較的に単純な構造のものでよい。例え
ば、大環状化合物が酸化/還元体に曝露されている環境
中にある担体、あるいはその環境の中へ、またその環境
から外へ移動させることが可能な担体の領域をカバーす
るために、大環状化合物を使用してもよい。センサーは
受動的なものであっても能動的なものであってもよい。
すなわち、(バッジまたは被膜ディップスティックのよ
うな)受動センサーは、酸化体あるいは還元体を含むガ
スあるいは(塩素に汚染された貯水槽のような)溶液に
曝されて変色を示す。吸光度変化を連続的に測定して変
色をモニタすることができる。二者択一的に言えば、大
環状化合物に渡って電位差を印可し、その環境の酸化/
還元体の内容の測定値として、もとの色を回復するのに
要する電流を測定する手段を使用することもできる。能
動センサーで、継続的に吸光度および電気伝導率の、一
方のあるいは両方の変化をモニタしてもよい。
この発明による複数のセンサーがガスの弁別をするの
に十分な感度のものであることが判明した。したがっ
て、本発明は、ガスを含んでいる環境に上述されるよう
なガスセンサーのガス感知成分を曝露することを含み、
それらの酸化力および/若しくはそれらの電子構造によ
ってガスの検知および/若しくはガスの弁別法を提供す
る。また、本発明はさらに、光透過度における変化、ま
た場合によってはそのガス特有の、ガス感知成分の導電
度変化を検知する方法を提供する。適切に、検知された
変化は、ガス濃度に比例する。
ある場合には、この方法によってガスまたはガスの種
類を実際に同定することができる。
光学的に検知可能な効果はバンドシフトおよび吸光度
変化の両方を含んでいる。典型的な場合には、前述のよ
うに、正常な(つまりそのすり潰された状態での)緑の
大環状化合物は、NH3、H2SおよびCoのような電子分離ガ
スに曝されて青への吸収シフトを示し、窒素に曝されて
無変化を示し、また沃度、臭素あるいは塩素に曝され
て、緑の強度のロスおよび赤い発色を示す新しいバンド
を示す。CH2Cl2、CHCl3、C6H5BrあるいはC6H5ClおよびC
Cl4、や他の類似した電子構造を持つガスあるいは気体
は、吸収シフトおよび緑のバンドの強度の変化を示す。
物質の色は加熱(可能なところで)によるガスの蒸発、
もしくはその結果の可逆反応(電気化学的)によって元
に戻る。
もともと調製されているようなガスセンサーを使用す
ることもできる。しかしながら、例えば140℃まで予熱
するようななんらかの形の前処理を行なったり、例えば
ハロベンゼンの蒸気に前曝露するような前調整をおこな
うと、多くの場合有益であることが判った。予熱および
前曝露の両方を使用してもよい。予熱を行なうほうが望
ましい。多くの場合に予熱は再現性を著しく増強するこ
とがわかった。
本発明の使用に適したビス芳香性の大環状化合物のな
かのあるものはそれ自体がガスセンサーとして新しいも
のである。すなわち、ある種の希土類ビスフタロシアニ
ンが知られてはいる(ルテチウム、ビスフタロシアニン
はエレクトロクロミック物質としてEP−A−54587に開
示されており、ユウロピウム、ルテチウムおよびイッテ
ルビウム ビスフタロサイアニンが、上に論議されたよ
うに日本の参考特許公報に開示されている)が、しかし
ながら、ある新しい希土類ビス−大環状化合物(この化
合物において、フタロシアニン環系の架橋窒素原子の少
なくとも1つは炭素と置換された)がガス感知物質とし
て相当な有用性を持つことが実証された。
したがって、本発明の一層のアスペクトにより、大環
状化合物がビスフタロシアニン類似体である希土類ビス
−大環状化合物が提供される。この類似体において、ビ
スフタロシアニンの合計8つの不結合架橋窒素原子のう
ち少なくとも1つは、炭素と置換された。炭素は置換さ
れないこともあり、メチル、エチル、プロピル、ブチル
あるいはより高級なアルキル、フェニルのような置換基
を持つこともある。この置換基グループは自身を置換す
る。この発明は、そのようなビス−大環状化合物の混合
物を含んでいる。
希土類混合物が使用されてもよい。希土類混合物は重
分留物混合物であることが望ましい。この斬新なビス大
環状化合物はさらに、例えば、ガス感知用、すなわちCl
2、NO及びNH3を検知するために有用なだけでなく、それ
に対して電位差を印可したとき、変色、特に、中性の緑
から赤へ、中性の青から酸化してワインレッド(これは
還元時にインジゴに変化する)へ変色を示すという点に
おいて、エレクトロクロミックな装置での使用に適して
いる。
この発明を今から例によって、付属図面に関連して説
明する。
図1はガス感知装置を示し、高濃度が予想されるとき
に適したものである。
図2は別のガス感知装置を示し、低濃度が予想される
ときに適したものである。
図3aおよび図3bは、種々の角度から見た、図2の装置
の部分を形成する制御温度導電セルを表わす挿入図を示
す。
図4は完全なセル(その挿入図は図3に示され、それ
は図2の装置の部分を形成する)を模式的に示す。
図1において、入口タップAから、透明容器へ検査ガ
スあるいは浄化窒素のいずれかが入る。タップAは完全
に閉じることができる。タップ出口Bは閉じることがで
きるか(容器中のいかなるガスでもトラップして)、あ
るいは真空ポンプへ向けて開くことができる。上述のよ
うなビス−大環状化合物で被膜されたガススライドが容
器にマウントされる。紫外分光あるいは可視分光により
このスライドを検査することができる。このスライドに
は、任意のガスを蒸発させ、元の状態にそれを戻すため
に、140℃まで(必要な場合)加熱する手段(不図示)
がある。
図2において、入口タップAから、浄化あるいは希釈
窒素がシステムへ入る。また下流のタップCから試料ガ
スが流入し、このガスは、コラプス型20リットルバッグ
に最初入れられる。フローレギュレータBが、制御温度
導電セル(このセルで光学的測定も行う)に通じてお
り、このセルは更なるフローレギュレータを通じて真空
ポンプへ排気される。
図3aで、インジウムすず酸化物で被膜されたガラスプ
レートが、インジウムすず酸化物の層を通じて140℃ま
でガラスを抵抗加熱できるように配置した、電気リード
を持つ、2つの接触パッドを持っていることが判る。ま
た、 図3bは、図3aの裏側を示す。すべて0.5mmの軌道幅
で、0.5mm間隔の、100mm等長の、対応する2つの互いに
噛み合う金の電極が導電装置に接続される。
図4は、図3のプレートを含む完全なセルを示す。ガ
スはプレートのまわりを循環することができ、全体は透
明で、光学的および電気的同時計測を許容する。
昇華、ラングミュア−ブロジェット複分子層蒸着、蒸
発あるいは他の任意の都合のよい方法によって、プレー
トをビス−大環状化合物(ガスに曝して、その光学的及
び電気的特性をモニタする物質−以降参照)層で被膜す
る。
サンプルプレートに対する異なる適例ガスの比較結果
は以下のように計算された: 任意の試料ガスに対して、曝露開始前に可視光線での
最高吸光度ピークをプレートに対して測定し、ガス曝露
5秒後に可視光線での最高吸収ピーク(これは異なる波
長へシフトしていることもある)を測定する。前者(曝
露前の最も高い吸光度)から後者(曝露後の最も高い吸
光度)を引き、この差を前者で割って、規準吸収変化を
確認する。
使用を開始する前に、システム全体を窒素で数回浄化
し、コラプス型バッグを空にする。
1分当たり1あるいは2リットルの流量で130℃まで
プレートを加熱するために必要な電流は、必要なガスね
じタップセッティングでもなされたように、前もって決
定され、これら2つの引だけが有意の比較を可能にする
ために検査を通じて使用された。
さて、図2について述べるならば、プレートが熱され
ている間、タップCは閉じられ、タップAとタップBが
開いている。したがって、前もって定義した流量で窒素
はサンプル上を通過する。加熱中に窒素を通す理由は2
つある。第1に、それはサンプルを過剰加熱と自己崩壊
が防ぎ、第2に、ガスが、タップAからではなくコラプ
ス型バッグから取出される場合、流量差に起因するサン
プル温度の変化が生じないことを保証する。10分あれば
熱的均衡に達するのに十分である。もし、実験中サンプ
ルが室温に置かれていれば、サンプル上に窒素を通過さ
せるが、明らかに、加熱段階は省略できる。
既知量の検査ガスが気密洗浄器中へ引きこまれる。タ
ップAとタップCが開いた状態で、被検査ガスは、適切
な自動封止ストッパを通じて、気密洗浄器(容量0.2m
l、0.1ml、0.4mlあるいは1ml)から大気圧で注入され
る。20リットルバッグが窒素で充填されるにつれて、注
入されたガスが混合され、バッグがいっぱいになるま
で、濃度1ppm、5ppm、20ppmあるいは50ppmの濃度の、被
検査ガスの均質な混合物がそれぞれバッグに含まれる。
このプロセスはおよそ10秒を要し、数度温度を上昇させ
るが、これはわずか数秒間のことである。バッグがいっ
ぱいになると直ちに、タップAが閉じられ、真空ポンプ
にスイッチが入れられる。これによて、プリセットされ
た流量で、サンプル(図2のD)が入っているセルのな
かをバッグのガス窒素混合物が通過する。
光学的(紫外/可視)測定並びに導電度測定はガス窒
素混合物をプレート上に通過させる以前に始める。紫外
/可視スペクトルは、750から350nmまで連続走査モード
で自動的に記録され、これにより一つの完全なスペクト
ルが50秒ごとにとられ、ピーク位置での吸光度が自動的
に記録される。モニタされるガスの同一性が前もって分
かっている場合、特定波長(複数)で光学測定(発光ダ
イオードあるいは他の特に設計された装置を使用して)
を行なうことも可能である。電流測定は同時に記録され
る。
バッグが空になると、タップCが閉じられ、タップA
が開かれて、窒素がサンプル上を通過することが可能に
なる。光学的および電気的測定は連続的に記録され、窒
素がスイッチオンされる点が注意深く記録される。計測
は、ガスの流入が行われる以前の値に戻るまですなわ
ち、プレートが回復するまで継続される。もし妥当な量
の時間(約2時間)を経過してもこれが生じない場合、
測定は中止され、プレートを加熱した状態に数時間お
き、その後、測定を再開して、回復量を決定する。
例2.分光測定によるガス検出 下表2のデータは、図2−図4の装置を用い、指示ガ
スを感知することから得られたものであるが、希釈装置
を用いず、またガスセンサーとして重分留希土類ビスフ
タロシアニンを用いて得られたものである。この検査例
は、以前に定義されたような規準吸収度変化の順序で並
んでいる。しかしながら、他の実験においては、Cl25pp
mまでの濃度での感度が観察された(特に、導電度にお
いて。表1を参照)。
同じ被膜を持つ非予熱プレートは、臭化水素ガスに曝
されて、705nmのスモールバンドを除いてほとんど透明
になった。(塩素に曝されるとき、705nmバンドのほう
がずっと強く、また500nmバンドもある。) 140℃で5時間加熱後の回復は良好で、期待された吸
光度スペクトルを示した。
ヨウ化水素も、同じ反応を示すように見える。これ
は、この物質が、HBrとCl2、H2Sおよび他のガスを弁別
する方法を示している。
上記の被膜プレートを‘ディップスティック’として
使用することができる。これを、例えば水中の塩素ある
いは過塩素酸塩に漬けると、典型的なビスフタロシアニ
ンは緑から赤に変色し、また、還元イオン(たとえば硫
化物)に漬けると、緑から青に変色して、漬けられた媒
質に関する情報を顕示する。
例3.塩素検出−分光測定塩素実験 呈色効果の再現性をテストするために塩素実験が行わ
れた。重分留希土類ビスフタロシアニンから調製した6
枚の非予熱プレートが、以下に記述されるように調製さ
れた。インジウムすず酸化物で被覆されたガラススライ
ドの裏側に昇華され、このガラススライドは、必要に応
じて酸化物の抵抗加熱を行なうためのパッドを有してい
た。これら6枚のプレートは2つのバッチから選択さ
れ、そのなかの3つは高い輝度の緑の発色を持ってお
り、他の3はより低い輝度を有していた。6枚のプレー
トはすべて、過度にCl2ガスに曝露された。プレートの
スペクトルは曝露前、および曝露後に記録され、さらに
140℃で4日間加熱された後、再び記録された。加熱は
そのような重い曝露後の回復の程度を見るために行われ
た。
表3は、曝露前670nm(中性の緑)近傍での、および
曝露後、500nm(酸化された赤)および704nm(酸化され
た赤)近傍での輝度測定の結果を示す。結果は、新しい
吸収ピークが704nmに現れており、500nmで吸収度が相当
に増加する一方670nmで測定値が減少することを示して
いる。プレート1、5および6(より輝度の低いプレー
ト)はすべて、プレート2、3および4が示すより大き
なスモールバンドを605nmで示している。このバンドが
熱処理で消滅することは以前に観察された。そして、こ
のことは低温度位相に関係している。これは、プレート
がすべて少なくとも二つの相を含むことを示し、その比
率は、例えば、プレートの昇華履歴に左右されて、グル
ープにより異なっている。
調製例1に以下説明されるように、重分留希土類ビス
フタロシアニンを調製してもよい。
例4.テトラベンゾアザポルフィリンビス−大環状化合物
を使用する塩素検出 前述の例は、混合希土類ビスフタロシアニンの使用に
関するものであったが、新規のビス大環状化合物を使用
することもさらに可能であるが、この場合、ビス大環状
化合物は、大環の一方若しくは双方が、モノ、ジあるい
はトリアザテトラベンゾポルフィリン構造あるいはテト
ラベンゾポルフィリン構造を有するものである。これ
は、上述のように記録された紫外/可視スペクトルおよ
び図1に説明されるような装置を使用して、塩素検出で
2つの重分留希土類テトラベンゾアザポルフィリンビス
−大環状化合物混合物に対して以下のように例示され
る。以下に説明するように調製するテトラベンゾアザポ
ルフィリン混合物をガラススライド上に被膜した。塩素
の曝露前および曝露後生じるスペクトルを図5および図
6に示す。これらの図において点線は塩素曝露前のスペ
クトルを示し、実線は塩素曝露後のスペクトルを示す。
図5は、架橋炭素原子が置換されず、おおむね下記の
調製例2(例No.1)と同様の方法で調製された重分留希
土類テトラベンゾアザポルフィリン混合物について得ら
れた結果を示す。一方、第6図は、架橋炭素原子がエチ
ルで置換され、おおむね下記の調製例3に説明されてい
る方法で調製した重分留希土類テトラベンゾアザポルフ
ィリン混合物について得られた結果を示す。
例5.イッテルビウムジフタロシアニンを使用する塩素検
出 さらに、単一の希土類(あるいは他の金属)を前例の
中で使用された混合希土類で置換することも可能であ
る。調製例1に記述されるように、イッテルビウムジフ
タロシアニンが得られたが、イッテルビウム酢酸塩は重
分留ランタニド酢酸塩で置換されていた。25のイッテル
ビウムジフタロシアニンの層がラングミュア−ブロジェ
ット蒸着法によって、互いに噛み合う金電極ブリっド上
に蒸着形成された。この電極グリッドは、インジウムす
ず酸化物で被覆したガラススライドの非伝導側に予め昇
華により形成された。光学的および電気的測定が、以前
に述べたように、113℃で行われた。計測は2つの場合
について行われた。すなわち、a)塩素ガスへの暴露以
前のみ窒素に対しての場合と、b)窒素中のppm塩素ガ
スへの10分間の曝露後の場合とである。
導電度:a)の場合の電流は117μAであった。
b)の場合の電流は16μAだであった。
光学的測定:紫外/可視スペクトル(基線補正後)を
図7に示す。また、図中、点線は塩素曝露前のスペクト
ル(a)を示す。また、実線は曝露後スペクトル(b)
を示す。
調製例1.重分留希土類ビスフタロシアニン ジシアノベンゼンおよび重分留ランタニド(希土類)
酢酸塩は、前者(配位体)の金属にたいするモル比が8:
1になるように混合される。その後、密に混合されるま
で混合物をすり砕く。この混合物2〜4gを250mlの円底
フラスコ中に置く。その後、フラスコは、シリコーン−
グリースを塗られたストッパーでゆるく封閉される。そ
の後、コルク台上に直立位置に支持されるフラスコを50
0Wの回転皿電子レンジに置き、中間/高周波セッティン
グ(300〜400W)で加熱する。20〜30分後、この反応混
合物は、青白い融成物を形成し、この融成物はおよそ5
分後に暗緑色になる。この融成物を45〜60分の間静かに
煮沸し、放冷後、固化させる。その後、形成された暗緑
固体を細粉化し、大容量の(750ml)ビーカーでおおわ
れている3インチ径結晶皿に置き、15分間ハイセッティ
ング(500W)で電子レンジ中で加熱する。加熱進行中、
無反応ヂシアノベンゼンの大部分がビーカー壁に昇華付
着する。この結果生じる縁粉は、次に、4時間ジエチル
エーテルを使用して、残留不純物を取り除き、ソックス
レー抽出される。処理のこのステップは任意である(か
つ時間を消費する)が、不純物がこの段階で最小になる
と、次の昇華ステップで失われる生成物が少なくなるの
で、全体的な収率をわずかに改善(1〜2%)する。そ
の後、この残存固体は一連の真空昇華によって乾燥、精
製される。各々の場合、最初の数秒間に昇華された物質
は、不純物(ジシアノベンゼンとより高級な重合体)濃
度が高く、そのままでは補集できない。生じる物質は暗
緑結晶粉(収率10〜15%)である。
調製例2.重分留希土類テトラベンゾアザポルフィリン混
合物 メチルマグネシウム臭化物(MeMgBr)(3M)が、次の
モル比率で、室温において、ジエチルエーテルフタロニ
トリル(PN)中で継続攪撹された混合物に加えられた。
例 i)1:1 PN/MeMgBr ii)2:1 PN/MeMgBr iii)4:1 PN/MeMgBr iv)8:1 PN/MeMgBr 沃化メチルマグネシウムまたは塩化物がメチルマグネ
シウム臭化物に置換されることもあることがわかる。
重分留希土類金属酢酸塩が、細かくグランドされて、
加えられた。
グリニャール試薬が付加されると、PNが迅速に凝結す
ること、さらにグリニャールの添加量が多ければ多いほ
ど褐色の度合がより強くなるということが注目された。
エーテルは蒸散され、生じた固形物は、30分間200℃
の炉中に置かれた。この結果生じた黒色物質は冷却さ
れ、粉砕された。それは濃硫酸に加えられ、氷上に注が
れた。これは、数時間の間放置され、ろ過され、空気中
で4〜5時間乾燥された。
1:1の比率で調製された物質(i)は緑色で、4:1の比
率で調製された物質(ii)は青色(すなわち呈色におい
てフタロシアニンにより近い)となることが注目され
た。また、物質(ii)はクロロナフタレン中では可溶で
あるがジメチルフォルマイド中では不溶であることも注
目された。
これらの物質は種々の化合物が弁別可能な色吸収ピー
クを持つビス−大環状化合物の混合物であることが、HP
LC(高圧ガス液体クロマトグラフィ)によって判明し
た。調製は純粋なビスフタロシアニンあるいはビステト
ラベンゾポルフィリンを精製するほどのものではなかっ
た。
溶液中の、および昇華プレートとしての、紫外/可視
スペクトルの検査によって、また対応する純粋なビスフ
タロシアニンに対して同じ条件のもとで得られた種々の
スペクトルとの比較によって、ビス大環状化合物混合物
の存在が確認された。
新しい混合物はすべて、より明るい赤のような新しい
色あるいは改善された色を示し、エレクトロクロミック
であるとわかった。
調製例3.重分留希土類テトラベンゾアザポルフィリン混
合物に置換したエチル フタロニトリル10gが、乾燥ジエチルエーテル200ml中
に保留された。この混合物に、3Mプロピリンマグネシウ
ム沃化物30mlを加え、振り混ぜた。混合物の色は白から
真紅に急速に変化した。攪拌を継続し、フタロニトリル
が溶け始めた時、4gの重分留酢酸塩をこの混合物に加え
た。約5分後、深い褐色固形物が沈殿し始めた。反応は
発熱を伴い、エーテルのうちの若干が煮沸消散した。2
時間後、残留エーテルを水浴上で蒸留し除去した。生じ
た暗褐色固体を300℃まで加熱した。水を滴下して添加
すると、白い蒸気が発生し続いて赤紫の沃素蒸気が発生
した。それ以上の反応が生じなくなった時、その固体を
また30分間300℃まで加熱した。その固形物質を冷や
し、褐色の洗浄物が無色になるまで、エタノール/10%H
Cl混合物で洗浄した。熱い蒸留水/1%アンモニアで洗浄
するとより多くの褐色洗浄物を生じ、暗い青/緑固体生
成物が残った。
この生成物をHPLC分析して、主にテトラ、トリおよび
ジ置換リングであると信じられる5つの成分が存在する
証拠を得た。溶液中のおよび昇華されたプレートとして
の紫外/可視領域スペクトルは、対応するビスフタロシ
アニンから弁別されるビス大環状化合物混合物の存在を
証明した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9001636.1 (32)優先日 平成2年1月24日(1990.1.24) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (72)発明者 リックウッド,ケネス・ラルフ イギリス国エセックス シーオー3・4 エスビー,コルチェスター,キング・ハ ロルド・ロード 28 (72)発明者 アフメット,ムスタファ・タッシン イギリス国ケント ビーアール3・1ジ ェイイー,ベッケンハム,バーンミー ド・ロード,ザ・バンガロー 26エイ (56)参考文献 特開 昭61−204545(JP,A) 特開 昭62−95456(JP,A) 特開 平1−148953(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/77 G01N 27/04 G01N 27/06 CA(STN) JICSTファイル(JOIS)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 金属ビス−芳香族大環状化合物又
    はその混合物からなるガス感応成分であって、その2つ
    の配位関係にある芳香族大環状化合物が同じか又は相違
    しており、そしてそれがビス−フタロシアニン類似体か
    らなる群から選ばれ、その2つの配位関係にあるビス−
    フタロシアニン配位子の全部で8個の非配位関係にある
    架橋窒素原子の少なくとも1つが炭素で置換されている
    ガス感応成分の固体状層を支持する、光学的に透明な支
    持体手段、 (2) あるガスを含む環境に前記ガス感応成分が曝さ
    れた際に、そのガス感応成分の光学的吸収における変化
    を測定する光学的吸収測定手段、及び (3) あるガスを含む環境に前記ガス感応成分が曝さ
    れた際に、そのガス感応成分の導電度における変化を任
    意に測定するための導電度測定手段から構成されるガス
    センサー。
  2. 【請求項2】前記ガス感応成分が、前記金属ビス−芳香
    族大環状化合物のフィルム又は層を前記光学的に透明な
    支持体上に沈着させることにより形成される請求項1に
    記載のガスセンサー。
  3. 【請求項3】その金属が希土類又は希土類の混合物であ
    る請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー。
  4. 【請求項4】更に、光学的に透明な支持体手段及びその
    上に支持されたガス感応成分の温度を制御するための手
    段を有する、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    ガスセンサー。
  5. 【請求項5】前記ガス感応成分が、金属ビス−フタロシ
    アニン、ビス−テトラベンゾポルフィリン又はビス−
    (モノ、ジ又はトリ)アザテトラベンゾポルフィリンか
    らなる群から選ばれる、請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載のガスセンサー。
  6. 【請求項6】希土類の重い部分の混合物が使用される、
    請求項5に記載のガスセンサー。
  7. 【請求項7】希土類の重い部分の混合物が、ジスプロシ
    ウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビ
    ウム、ルテチウム及びイットリウムからなる群の2つ又
    はそれ以上から選択される、請求項5に記載のガスセン
    サー。
  8. 【請求項8】(1) ガス感応成分が、希土類ビス−フ
    タロシアニン類似体の1つ又はその混合物からなる群か
    ら選ばれ、そのビス−フタロシアニンの全部で8個の非
    配位関係にある架橋窒素原子の少なくとも1つが炭素で
    置換され、且つその炭素又は各炭素がアルキル置換され
    ている、ガス感応成分の固体状層を支持している、光学
    的に透明な支持体手段、 (2) あるガスを含む環境に前記ガス感応成分が曝さ
    れた際に、そのガス感応成分の光学的な吸収における変
    化を測定するための光学的吸収測定手段、及び (3) あるガスを含む環境に前記ガス感応成分が曝さ
    れた際に、そのガス感応成分の導電度における変化を任
    意に測定するための導電度測定手段から構成されるガス
    センサー。
  9. 【請求項9】(1) 容器サンプル中へ別個に導入する
    ための及び/又はガスを調整するための入口手段と、容
    器サンプルから別個に取り出すための及び/又はガスを
    調整するための出口手段とを有する透明な容器; (2) 金属ビス−芳香族ガス感応成分を支持する光学
    的に透明な支持体からなる、前記透明な容器内に配置さ
    れたガス感応素子; (3) 前記ガス感応成分があるガスに曝された際に、
    前記ガス感応成分の光学的に吸収における変化を測定す
    るための光学的な吸収測定手段;及び (4) 前記ガス感応成分があるガスに曝された際に、
    前記ガス感応成分の導電度における変化を測定するため
    の導電度測定手段を有する、請求項8に記載のガスセン
    サー。
  10. 【請求項10】ガス検知方法が、ガスにガスセンサーを
    曝す工程、及びそのガスに特性を示すガス感応成分の光
    学的吸収における変化及び、任意に、その導電度を検知
    する工程からなり、 そのセンサーが、(1) 金属ビス−芳香族大環状化合
    物又はその混合物からなるガス感応成分であって、その
    2つの配位等関係にある芳香族大環状化合物が同じか又
    は相違しており、そしてそれがビス−フタロシアニン類
    似体からなる群から選ばれ、その2つの配位関係にある
    ビス−フタロシアニン配位子の全部で8つの非配位関係
    にある架橋窒素原子の少なくとも1つが炭素で置換され
    たガス感知成分の固体状層を支持する、光学的に透明な
    支持体手段、 (2) あるガスを含む環境に前記ガス感応成分が曝さ
    れた際に、そのガス感応成分の光学的吸収における変化
    を測定するための光学的吸収測定手段、及び (3) あるガスを含む環境に前記ガス感応成分が曝さ
    れた際に、そのガス感応成分の導電度における変化を任
    意に測定するための導電度測定手段から構成される、前
    記方法。
  11. 【請求項11】そのガスが溶液中にある、請求項10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】検知された変化がガスの濃度に比例して
    いる請求項10又は請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】光学的に透明な支持体手段及びその上に
    支持されたガス感応成分が曝される前に予熱される、請
    求項10乃至請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】更に、光学的に透明な支持体手段及びそ
    の上に支持されたガス感応成分の温度を制御する工程を
    有する、請求項10乃至請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】希土類金属ビス−芳香族大環状化合物又
    はその混合物であって、その2つの配位対等関係にある
    芳香族大環状化合物が同じか又は相違しており、そして
    それがビス−フタロシアニン類似体から選ばれ、その2
    つの配位関係にあるビス−フタロシアニン配位子の全部
    で8個の非配位関係にある架橋窒素原子の少なくとも1
    つが炭素で置換され、そしてその架橋窒素又は各窒素を
    置換する炭素又はその各炭素がアルキル置換されてい
    る、前記化合物又はその混合物。
  16. 【請求項16】前記金属が、ジスプロシウム、ホルミウ
    ム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウ
    ム、イットリウム及びその混合物からなる群から選ばれ
    た、請求項15に記載の希土類ビス−芳香族大環状化合物
    又はその混合物。
  17. 【請求項17】ガスを検知及び識別するためのガス感応
    成分としての請求項15又は請求項16に記載の希土類−ビ
    ス芳香族大環状化合物又はその混合物。
  18. 【請求項18】希土類金属酢酸塩又はその混合物をグリ
    グナード(grignard)剤及びフタロニトリルに添加し、
    その生成物を分離する請求項15乃至請求項17のいずれか
    に記載の希土類金属ビス−芳香族化合物又はその混合物
    を製造する方法。
  19. 【請求項19】そのグリグナード試薬がメチルマグネシ
    ウムハライドである請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】そのグリグナード試薬がプロピルマグネ
    シウムハライドである請求項18に記載の方法。
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