JP3153312B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP3153312B2
JP3153312B2 JP03562592A JP3562592A JP3153312B2 JP 3153312 B2 JP3153312 B2 JP 3153312B2 JP 03562592 A JP03562592 A JP 03562592A JP 3562592 A JP3562592 A JP 3562592A JP 3153312 B2 JP3153312 B2 JP 3153312B2
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正徳 日向野
清志 山本
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高結晶性ポリエステル系
樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、結晶化速度の遅
いポリアルキレンテレフタレート系樹脂の結晶化速度を
改良した射出成形等で生産性を低下させることなく結晶
化度の高い成形品が得られる熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリアルキレンテレフタレート系樹脂は
優れた機械的特性、耐薬品性等から繊維、フィルム等多
くの工業製品に使用されている。その中でもポリエチレ
ンテレフタレートは優れたガスバリヤー性を生かし食品
用容器等へとその用途を拡大している。さらに最近で
は、その高い結晶融点を生かし、より耐熱性を要求され
るような電子レンジで使用できる食品容器や熱器具の電
子部品等の用途も出てきており、結晶化させたポリエチ
レンテレフタレートを耐熱性素材として使用したいとの
要望が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリエチレンテレフタ
レートは、そのガラス転移温度が約70℃と低く、非晶
状態あるいは低結晶化度の状態では耐熱性はそのガラス
転移温度に支配され充分な耐熱性が得られない。さら
に、低温における結晶化速度が遅いために、通常の射出
成形で用いられる金型温度約120℃以下では得られる
成形品は、その外表面と内部で結晶化度の差を生じ、耐
熱性、機械的特性、寸法安定性が不良となり満足な成形
品を得ることは極めて困難である。
【0004】一方、ポリエチレンテレフタレートの結晶
融点は250℃以上と高いため、高結晶化度となるに従
い耐熱性が融点支配となり、耐熱性が著しく向上する。
そのため充分な結晶化度を有する成形品を得るために、
高温で結晶化速度が大きくなる性質を利用した高温金型
を使用する方法、タルク、安息香酸ナトリウム等を結晶
核剤とし更にポリエチレングリコール等を結晶化促進剤
として添加する方法等が提案されている。
【0005】しかし、高温金型を使用する方法では、金
型の温度を上げるための特別な装置を必要とし、さらに
成形サイクルが長くなり生産性が低下する。また結晶核
剤を用いる方法としてタルクを用いた場合は結晶化促進
効果が充分ではなく、安息香酸ナトリウムを用いた場合
は結晶化促進効果は優れているもののポリエチレンテレ
フタレートを分解させて機械的特性の低下、溶融粘度の
低下等をもたらす。そのため押出機によるコンパウンド
作製時にストランド化が困難となり生産性が著しく低下
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、射出成形
により得られるポリアルキレンテレフタレート系樹脂成
形品の高耐熱化を実現するため、ポリアルキレンテレフ
タレート系樹脂の結晶化度の改良について研究を重ねた
結果、ポリアルキレンテレフタレート系樹脂にポリアル
キレンオキシド誘導体の金属塩を配合することにより結
晶化度が著しく改良されると共に、溶融時の粘度低下が
抑制されることを見い出し本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明の第一の発明(請求項1)
は、(A)ポリアルキレンテレフタレート系熱可塑性樹
脂及び(B)一般式 MOOC−R1−(O−R2)n −O−R3−COOM (ここで、Mは金属原子、R1及びR3はアルキレン基
及び/またはフェニレン基、R2は炭素数2〜4のアル
キレン基、nは1〜100の整数を示す。)で表される
ポリアルキレンオキシド誘導体の金属塩を必須成分とす
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。
【0008】また、第二の発明(請求項2)は、ポリア
ルキレンテレフタレート系熱可塑性樹脂以外の熱可塑性
樹脂をさらに含有することを特徴とする請求項1記載の
熱可塑性樹脂組成物である。
【0009】そして、第三の発明(請求項3)は、さら
に結晶核剤及び/または結晶化促進剤及び/または充填
材を含有することを特徴とする請求項1または2記載の
熱可塑性樹脂組成物である。
【0010】本発明で必須成分として用いられるポリア
ルキレンテレフタレート系樹脂は、少なくとも50モル
%以上のアルキレンテレフタレート繰り返し単位を有す
る樹脂であれば特に制限はない。アルキレンテレフタレ
ート繰り返し単位としては、ポリエチレンテレフタレー
ト成分またはポリブチレンテレフタレート成分が挙げら
れる。また、ポリアルキレンテレフタレート系樹脂はポ
リエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタ
レート単独重合体であっても良く、また他の共重合可能
な成分との共重合体、或いは他の樹脂とのブロック状樹
脂であってもよい。
【0011】共重合体としては、ポリエチレンテレフタ
レートまたはポリブチレンテレフタレートと、ジカルボ
ン酸またはそのエステル生成性誘導体と、ジオールまた
はそのエステル生成性誘導体との共重合体が挙げられ
る。
【0012】ジカルボン酸成分を例示すると、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、ナフタレン−
2,7−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸などの
ジカルボン酸、あるいはそれらのエステル生成性誘導体
などが挙げられる。
【0013】ジオール成分を例示すると、エチレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール、ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメ
タノール、1,4−ビスオキシエトキシベンゼン、ビス
フェノールAなどのジオールあるいはそれらのエステル
生成性誘導体などが挙げられる。
【0014】これらのジカルボン酸成分及びジオール成
分はそれぞれ2種以上を組み合わせて用いることが出来
る。
【0015】ブロック状樹脂としては、ポリエチレンテ
レフタレートまたはポリブチレンテレフタレートと、ポ
リアルキレンオキシドとのブロック状樹脂が挙げられ
る。ポリアルキレンオキシド成分を例示するとポリエチ
レンオキシド、ポリプロピレンオキシド等が挙げられ
る。
【0016】これらのポリアルキレンテレフタレート系
樹脂は2種以上を組み合わせて用いることが出来る。
【0017】本発明で使用されるポリアルキレンテレフ
タレート系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート
が好ましい。
【0018】本発明では更に必須成分として、一般式 MOOC−R1−(O−R2)n −O−R3−COOM (ここで、Mは金属原子、R1及びR3はアルキレン基
及び/またはフェニレン基、R2は炭素数2〜4のアル
キレン基、nは1〜100の整数を示す。)で表される
ポリアルキレンオキシド誘導体の金属塩が用いられる。
【0019】本発明では好ましくはR1及びR3がメチ
レン基、R2がエチレン基またはプロピレン基、nが1
〜40である化合物が用いられる。金属塩の金属成分と
しては特に制限はないが、好ましくは周期表1A族に属
する、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属が用いられる。
【0020】これらのポリアルキレンオキシド誘導体の
金属塩を例示すると、ポリエチレンオキシドジグリコリ
ック酸リチウム塩、ポリエチレンオキシドジグリコリッ
ク酸ナトリウム塩、ポリエチレンオキシドジグリコリッ
ク酸カリウム塩、ポリプロピレンオキシドジグリコリッ
ク酸リチウム塩、ポリプロピレンオキシドジグリコリッ
ク酸ナトリウム塩、ポリエチレンオキシドジグリコリッ
ク酸カリウム塩等が挙げられる。これらのポリアルキレ
ンオキシド誘導体の金属塩は2種以上を組み合わせて用
いることができる。
【0021】ポリアルキレンオキシド誘導体の金属塩の
添加量は、ポリアルキレンテレフタレート系樹脂100
重量部に対し、好ましくは0.001〜10重量部であ
り、さらに好ましくは0.01〜5重量部の範囲であ
る。これより少ない範囲では、結晶化促進効果が不充分
であり、また、これより多い範囲では結晶化促進効果が
飽和するだけでなく樹脂の機械的特性が低下する等の弊
害が生ずることがある。
【0022】本発明で用いられるポリアルキレンテレフ
タレート系樹脂以外の樹脂としては熱可塑性樹脂であれ
ば特に制限はなく有効に使用出来る。それらの中の代表
的なものを例示すると、ポリスチレン系樹脂、アクリロ
ニトリル・スチレン系樹脂、アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン系樹脂、メタクリル酸メチル・ブタジエ
ン・スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂をはじめ
として、(変性)ポリエチレン〔注「(変性)」は変性
しないポリマーでも、変性したポリマーでもいずれでも
使用可能の意味を示す。以下同じ。〕、(変性)ポリプ
ロピレン、(変性)エチレン・プロピレン共重合樹脂、
ポリブテン、ポリ酢酸ビニル、エチレン・酢酸ビニル共
重合樹脂、エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、ポ
リフェニレンエーテル、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポ
リアミド、ポリアセタール、ポリブタジエン、ポリメタ
クリル酸メチル、スチレン/無水マレイン酸共重合樹
脂、スチレン/N−フェニルマレイミド/無水マレイン
酸共重合樹脂、スチレン/N−フェニルマレイミド/ア
クリロニトリル共重合樹脂、スチレン/N−フェニルマ
レイミド共重合樹脂等が挙げられ、また、これらの樹脂
は2種以上を組み合わせて使用することも可能である。
さらには、これらの樹脂から選択される少なくとも2種
を成分とする、樹脂混合物、グラフト樹脂、ブロック樹
脂等も使用できる。
【0023】本発明の樹脂組成物には更に、結晶核剤及
び/または結晶化促進剤及び/または充填材を配合する
ことが出来る。
【0024】本発明で使用できる結晶核剤としては、樹
脂の結晶核剤として一般的に使用されるものであれば特
に制限はないが、ポリエチレンテレフタレートやポリブ
チレンテレフタレートの結晶核剤として一般に公知の化
合物が好ましく使用できる。これらのものを例示する
と、タルク、クレー、マイカ、カオリン、シリカ、カー
ボンブラック、グラファイト、金属酸化物、硫酸塩、燐
酸塩、有機燐化合物の金属塩、珪酸塩、蓚酸塩、安息香
酸塩、ピロフェライト、二酸化チタン、モンタンワック
スエステル塩、スルホン酸塩、金属グリコレート、α−
オレフィン・α,β−不飽和カルボン酸塩共重合体等が
挙げられる。
【0025】これらの結晶核剤として用いられる化合物
の中で、とくに本発明の樹脂組成物との組み合わせで結
晶化度を向上させる効果の大きいものは平均粒径10μ
以下のタルク、α−オレフィン・α,β−不飽和カルボ
ン酸アルカリ(土類)金属塩共重合体である。
【0026】これらの結晶核剤は、2種以上を組み合わ
せて用いることができ、添加量としてはポリアルキレン
テレフタレート系樹脂100重量部に対して好ましくは
0〜10重量部の範囲であり、さらに好ましくは0〜5
重量部の範囲である。これより多い場合は樹脂組成物の
機械的特性を低下させる等の弊害を生じる。
【0027】本発明で使用できる結晶化促進剤として
は、樹脂の結晶化促進剤として一般的に使用されるもの
であれば特に制限はないが、ポリエチレンテレフタレー
トやポリブチレンテレフタレートの結晶化促進剤として
一般に公知の化合物が好ましく使用できる。これらのも
のを例示すると、ステアリン酸アミド、パルミチン酸ア
ミド、メチレンビスステアリルアミド、エチレンビスス
テアリルアミド等の高級脂肪酸アミド、エチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコール等
の脂肪族ポリオールのジ安息香酸エステル、ジフェニル
エステル、ジアルキルエステル、ポリエチレングリコー
ルモノグリシジルエーテルの安息香酸エステル、フェニ
ルエステル、アルキルエステル、及びポリエチレングリ
コール等が挙げられる。
【0028】これらの結晶化促進剤は2種以上を組み合
わせて用いることができ、添加量としてはポリアルキレ
ンテレフタレート系樹脂100重量部に対して好ましく
は0〜20重量部の範囲であり、さらに好ましくは0〜
10重量部の範囲である。これより多い場合は成形時の
揮発成分の増加、金型汚染等の弊害を生じる。
【0029】本発明で使用できる充填材としては、樹脂
の充填剤として一般的に使用されるものであれば特に制
限はない。これらのものを例示すると、ガラス繊維、ア
スベスト、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、チタン酸
カリウム繊維、金属繊維、セラミックス繊維、ボロンウ
イスカー繊維等の繊維状充填材、マイカ、シリカ、タル
ク、クレー、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラスフ
レーク等の粉状、粒状、板状の無機充填材が挙げられ
る。
【0030】これらの充填材は、機械的、熱的、電気
的、或いはその他の特性改質の目的で配合されるが、特
にガラス繊維に代表される繊維状充填材を配合した場
合、単に補強的な効果にとどまらず、本発明の必須成分
であるポリアルキレンオキシド誘導体の金属塩或いはそ
の他公知の結晶核剤、結晶化促進剤等との併用により著
しい耐熱性向上効果を発現する。
【0031】また、これらの充填材は集束剤、カップリ
ング剤、その他表面処理剤で処理されていてもよい。
【0032】これらの充填材は2種以上を組み合わせて
用いる事ができ、添加量としてはポリアルキレンテレフ
タレート系樹脂100重量部に対して0〜200重量部
の範囲が好ましい。これより多い場合は樹脂組成物の成
形性を低下させる等の弊害を生じる。
【0033】熱可塑性樹脂及びポリアルキレンオキシド
誘導体の金属塩、結晶核剤、結晶化促進剤、充填材等の
混合方法には特別の制限はなく、これらを均一に混合で
きる手段であればいずれの手段をも採用できる。例え
ば、押出機、ヘンシェル型ミキサー、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、加熱ロールなど各種の混合用機械による
混合、混練等が適宜採用できる。この際、必要に応じて
その効果が発現する量の種々の添加剤、例えば離型剤、
滑剤、可塑剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、
耐熱安定剤、老化防止剤、染(顔)料等やポリマーブレ
ンドの特性を向上させるための衝撃強度改良材、相溶化
成分等を配合することができる。
【0034】
【実施例】本発明をさらに説明するために以下に実施例
を挙げる。実施例1〜2、比較例1〜5及び参考例1〜2 表1記載の各成分を表記載の配合割合で、ヘンシェルミ
キサーにて混合後30mm2軸押出機(池貝鉄工社製、
PCM−30)を使用し、280℃で溶融混練押出しし
てペレットを作製した。
【0035】このように作製したペレットからアモルフ
ァス(非晶)状態の試料を調製し、示差熱量計(セイコ
ー電子社製、DSC−200)により、室温から15℃
/分の速度で昇温して昇温結晶化温度(Tch)を測定
し、さらに280℃で5分間保持した後、15℃/分の
速度で冷却して降温結晶化温度(Tcc)を測定した。
【0036】さらに同じペレットを用いて、溶融状態の
フィルム状試料を120℃のオイル中に速やかに浸せき
し5分間保持し等温結晶化させた後、試料を速やかに冷
却した。このように結晶化させた試料を密度法により1
20℃での等温結晶化度を測定した。結晶性はTch、
Tcc、△T=Tcc−Tch及び結晶化度より評価し
た。なお、結晶性はTchの値が小さいほど、Tccの
値が大きいほど、△Tの値が大きいほど、結晶化度が大
きいほど良好であると評価できる。また樹脂の分解に起
因する溶融粘度の低下度合を押出時に容易にストランド
化出来るか否かで評価した。結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】なお、表1中の化合物名及び記号は以下の
通りである。 PET:ポリエチレンテレフタレート樹脂(ユニチカ社
製NEH2050) PS:ポリスチレン樹脂(電気化学工業社製GP−1) PEO酸Na:ポリエチレンオキシドジグリコリック酸
のナトリウム塩(川研ファインケミカル社製PEO酸#
400を水酸化ナトリウムで中和することにより作製し
た。) タルク:日本タルク社製ミクロエースL−1 安息香酸Na:安息香酸ナトリウム(和光純薬社製試
薬) PEG:ポリエチレングリコール(日本油脂社製PEG
400)
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ポリアルキレンテレフ
タレート系樹脂にポリアルキレンオキシド誘導体の金属
塩を添加することにより、結晶化速度の大きいポリアル
キレンテレフタレート系樹脂組成物が得られる。これに
より生産性を低下させることがなく結晶化度の大きい成
形品を得ることができ、耐熱性、耐薬品性が求められる
ような各種部品材料として好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 - 67/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(A)、(B)及び(C)を必須成
    分とすることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (A)ポリアルキレンテレフタレート系熱可塑性樹脂 (B)一般式 MOOC−R1−(O−R2)n −O−R3−COOM (ここで、Mは金属原子、R1及びR3はアルキレン基
    及び/またはフェニレン基、R2は炭素数2〜4のアル
    キレン基、nは1〜100の整数を示す。)で表される
    ポリアルキレンオキシド誘導体の金属塩(C)結晶核剤及び/または結晶化促進剤
  2. 【請求項2】 ポリアルキレンテレフタレート系熱可塑
    性樹脂以外の熱可塑性樹脂をさらに含有することを特徴
    とする請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102380519B1 (ko) * 2020-04-17 2022-04-01 조성현 일회용 장갑용지 및 이를 제공하는 디스펜서

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