JP3153245U - ブランケット又は刷版の固定装置 - Google Patents

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正一 並田
正一 並田
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Abstract

【課題】機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる固定装置を提供すること。【解決手段】輪転機において胴20に巻き付けたブランケット10又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、胴20に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側11aが引っ掛けられるとともに、くわえ尻側11bが挿入される拘束溝21と、ブランケット又は刷版のくわえ尻側11bの先端に設けられた引っ掛け部11cと、拘束溝21内に設けられ、引っ掛け部11cが引っ掛けられる引っ掛け受部22と、拘束溝21内に挿入され、引っ掛け部11cが引っ掛け受部22に引っ掛けられた部分に位置する拘束部材30とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置に関する。
新聞などを印刷する輪転機においては、ブランケット胴に巻き付けたブランケットが、回転しながら版胴に巻き付けた刷版から転写されたインキを走行紙に転写することによって印刷を行っている。
従来、ブランケットや刷版をブランケット胴や版胴に巻き付けて固定する方式として、ブランケット胴や版胴に拘束溝を形成し、その拘束溝にブランケットや刷版のくわえ側を引っ掛けるとともに、くわえ尻側を固定する方式が知られている。そして、その固定を確実するための固定装置が特許文献1に開示されている。この特許文献1の固定装置は、ブランケットのくわえ側(先行端)及びくわえ尻側(後行端)を挿入した拘束溝(挿入溝)に圧入体を圧入することで、ブランケットのくわえ側及びくわえ尻側を拘束溝の壁面に押し付けて固定するものである。
しかし、圧入体を圧入するだけでは、ブランケットや刷版の固定は不十分であり、とくにブランケット胴や版胴をより高速で回転させる印刷条件では、ブランケットや刷版が緩んで印刷不良が発生することがあった。
特開2002−326341号公報
本考案が解決しようとする課題は、機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる固定装置を提供することにある。
本考案の固定装置は、輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、前記胴に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側が引っ掛けられるとともに、くわえ尻側が挿入される拘束溝と、ブランケット又は刷版のくわえ尻側の先端に設けられた引っ掛け部と、前記拘束溝内に設けられ、前記引っ掛け部が引っ掛けられる引っ掛け受部と、前記拘束溝内に挿入され、前記引っ掛け部が前記引っ掛け受部に引っ掛けられた部分に位置する拘束部材とを備えたものである。
なお、本考案において、「胴」とはブランケット胴及び版胴を総称するものである。
本考案によれば、ブランケット又は刷版のくわえ尻側の先端に設けた引っ掛け部を拘束溝内に設けた引っ掛け受部に引っ掛けて、さらにその引っ掛け部分を拘束部材で拘束するので、機構を簡素化するとともに胴の剛性を低下させることなく、ブランケット又は刷版をより確実に固定できる。
本考案の第1実施例を示す断面図である。 本考案で使用する引張装置の一例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。 引張装置の他の例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。 本考案の第2実施例を示す断面図である。 本考案の第2実施例における拘束部材の構成を示す。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案の実施の形態を説明する。
図1は、本考案の第1実施例を示す断面図である。この実施例の固定装置はブランケット10をブランケット胴20に固定するものである。このブランケット胴20には、2頁幅のブランケット10が1枚だけ巻き付けられる。
ブランケット10は、金属板11の一面に、その両端部(くわえ側11a及びくわえ尻側11b)を除いてゴム状のブランケットシート12を被覆した、いわゆるメタルブランケットであり、そのくわえ側11aをブランケット胴20に形成した拘束溝21の壁面に引っ掛け、くわえ尻側11bを拘束溝21内に挿入することで、ブランケット胴20に巻き付けられる。
ブランケット10のくわえ尻側11bには、その先端を全長にわたって折り曲げることにより、引っ掛け部11cが設けられている。また、拘束溝21内には、引っ掛け部11cが引っ掛けられる引っ掛け受部22が設けられている。この引っ掛け受け部22は、拘束溝21内に、挿入部材23を、その下端面と拘束溝21の底面との間に引っ掛け部11cを挿入可能なだけの隙間が生じるように挿入することで形成される。挿入部材23は、固定部材24によって拘束溝21の側壁に固定される。そして、固定部材24を装着するために、ブランケット胴20には挿入孔25が開けられ、固定部材24を装着後、挿入孔25には充填部材26が充填される。なお、拘束溝21の側壁を加工することにより、引っ掛け受部22を設けることもでき、この場合、挿入部材23、挿入孔25及び充填部材26は不要となる。
引っ掛け部11cが引っ掛け受部22に引っ掛けられた状態で、くわえ側11aとくわえ尻側11bとの間には、拘束部材として紐状体30が位置している。紐状体30としては、ワイヤ、ピアノ線等が挙げられ、これらに樹脂を被覆したものでもよい。紐状体30は拘束溝21の胴軸方向全長にわたって挿入されており、その一端が固定され、他端が引張装置に接続されている。これによって紐状体30には張力が付加され、紐状体30は、拘束溝21の底面に位置するとともに、引っ掛け部11cが引っ掛け受部22から外れないように引っ掛け部11cを押圧し拘束する。したがって、引っ掛け部11cが引っ掛け受部22に確実に引っ掛かり、その結果、ブランケット10がブランケット胴20に確実に固定される。なお、紐状体30の両端を引張装置に接続してもよい。
図2は、引張装置の一例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。同図に示す引張装置50は、ブランケット胴20の軸に設けられ、紐状体30をドラム51に巻き付けている。ドラム51は架台52に回転可能に支持されている。また、ドラム51には六角ナットからなる操作部53が固定されており、操作部53に例えば六角レンチを嵌め込んで回転させることにより、ドラム51を回転させるようにしている。ドラム51を時計回りに回転させることで、紐状体30がドラム51に巻き取られ、紐状体30に張力が付加される。
引張装置50は、つめ54とつめ車55とからなるラチェット駆動機構を備えている。つめ車55はドラム51に固定されており、つめ54がつめ車55に噛み合っている状態では、つめ車55及びドラム51は、時計回り方向(紐状体30を巻き取る方向)にのみ回転可能である。つめ54とつめ車55の噛み合いを解除すると、つめ車55及びドラム51はいずれの方向にも回転可能となり、紐状体30への張力の付加を解除できる。
図3は、引張装置の他の例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。同図に示す引張装置60では、ブランケット胴20の軸に設けた一対の架台61,61間に、支持軸62aと支持スリーブ62bとが一体化された支持部材62が支持軸62aの軸線周りに回転可能に装着されている。なお、図3(c)では一対の架台61,61のうち、一方を省略して示している。
支持部材62には、支持軸62aの軸線方向と直交する方向に貫通孔62cが開けられており、貫通孔62cに作動部材63が挿通されている。作動部材63の先端に紐状体30が固定されており、作動部材63の外周面には雄ねじが形成されている。そして、作動部材63の雄ねじにナット64が、支持部材62の支持スリーブ62bと対向するように螺合されている。したがって、ナット64を締め付ける方向に回転させると作動部材63を介して紐状体30に張力が付加され、ナット64を緩める方向に回転させると、紐状体30への張力の付加を解除できる。
図4は、本考案の第2実施例を示す断面図である。第1実施例では、挿入部材23の下端面と拘束溝21の底面との間に引っ掛け部11cを挿入可能なだけの隙間を設けたが、本実施例ではその隙間を大きく形成している。そのため、紐状体30だけでは引っ掛け部11cが引っ掛け受け部22から外れる恐れがある。よって本実施例では、拘束部材として紐状体30と拘束板40を組み合わせて使用している。
拘束板40は、拘束溝21の胴軸方向全長にわたって挿入され、この拘束板40の上面の全長にわたって紐状体30が引っ掛けられている。具体的には、図5に示すように、拘束板40の上面を上に凸の円弧状(図5(a))あるいは略直線状(図5(b))に形成し、その上面に紐状体30を引っ掛ける。
紐状体30は、その一端が固定され、他端が図2及び図3で示したような引張装置に接続されている。これによって紐状体30には張力が付加され、拘束板40が拘束溝21から抜けないように確実に拘束されるとともに、拘束板40が、引っ掛け部11cが引っ掛け受部22から外れないように引っ掛け部11cを押圧し拘束する。したがって、引っ掛け部11cが引っ掛け受部22に確実に引っ掛かり、その結果、ブランケット10がブランケット胴20に確実に固定される。なお、紐状体30の両端を引張装置に接続してもよい。
以上の実施例の図面では、2頁幅のブランケットをブランケット胴に1枚だけ巻き付ける例を示したが、本考案は、2頁幅のブランケットをブランケット胴の軸方向に沿って2枚巻き付ける場合にも適用可能である。この場合、各々の拘束溝は180°位相をずらして形成されていることから、ブランケット胴の両端側には図2及び図3に示したような引張装置を設け、ブランケット胴の中央側には、例えば拘束溝よりもやや大きな凹部を形成し、この凹部に端部を太くした紐状体を引っ掛けるようにして、紐状体の端部を固定する。
また、以上の実施例では、ブランケットを固定する場合について説明したが、刷版も同様に固定できることは自明である。
10 ブランケット
11 金属板
11a くわえ側
11b くわえ尻側
11c 引っ掛け部
12 ブランケットシート
20 ブランケット胴
21 拘束溝
22 引っ掛け受部
23 挿入部材
24 固定部材
25 挿入孔
26 充填部材
30 紐状体
40 拘束板
50 引張装置
51 ドラム
52 架台
53 操作部
54 つめ
55 つめ車
60 引張装置
61 架台
62 支持部材
62a 支持軸
62b 支持スリーブ
63 作動部材
64 ナット

Claims (4)

  1. 輪転機において胴に巻き付けたブランケット又は刷版を固定するブランケット又は刷版の固定装置であって、
    前記胴に形成され、ブランケット又は刷版のくわえ側が引っ掛けられるとともに、くわえ尻側が挿入される拘束溝と、
    ブランケット又は刷版のくわえ尻側の先端に設けられた引っ掛け部と、
    前記拘束溝内に設けられ、前記引っ掛け部が引っ掛けられる引っ掛け受部と、
    前記拘束溝内に挿入され、前記引っ掛け部が前記引っ掛け受部に引っ掛けられた部分に位置する拘束部材とを備えたブランケット又は刷版の固定装置。
  2. 前記引っ掛け部が、ブランケット又は刷版のくわえ尻側の先端を全長にわたって折り曲げて形成されたものである請求項1に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  3. 前記拘束部材が、前記拘束溝の胴軸方向全長にわたって挿入される紐状体からなる請求項1又は2に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
  4. 前記拘束部材が、前記拘束溝の胴軸方向全長にわたって挿入される拘束板と、この拘束板の上面の全長にわたって引っ掛けられ、前記拘束板が拘束溝から抜けないように拘束する紐状体とからなる請求項1又は2に記載のブランケット又は刷版の固定装置。
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