JP3153005U - 杖の脚台構造 - Google Patents

Abstract

【課題】杖に良好な震動緩衝効果、良好な安定性を持たせ、材料を節約し、他面に直立に置かれ、使用に便利である杖の脚台構造を提供する。【解決手段】杖の支持ロッド１の底端に設けられる杖の脚台構造であって、その構造が、脚台主体２０と、パッド片３０と、を含む。該脚台主体は、接続柱２１及び複数の脚爪２２を含み、該接続柱上面が結合溝２１０を有し、該支持ロッドの底端を収容させ、該複数の脚爪は、該接続柱の底端に設けられ、各脚爪が弧形弾性アーム２２０を有し、該接続柱の底端から延伸し、弾性変形能力を有し、ブロック体２２１は、該弧形弾性アームの他端に配置され、且つ平面を有し、地面に支持されてなり、該パッド片は、該接続柱の結合溝底部に設けられ、該支持ロッドの底端を係止させる。上記の構造は、該杖に良好な震動緩衝効果、良好な安定性、材料の節約、地面に直立可能で使用に便利であるという効果を持たせることができる。【選択図】図１

Description

本考案は、杖の構造方面の技術分野に関し、特に、杖に良好な震動緩衝効果及び良好な安定性を持たせる杖の脚台構造に関する。

台湾公告第２１２９３５、３７０８７３号専利は、従来の杖の脚台構造を開示しており、その底台は、何れも周辺が錐面を呈する円柱状であるので、底部の凹溝を利用し、それに支持力を受けた時に変形を生じさせ、震動緩衝効果を有するが、その形状が底台の弾性変形量が微小であることに制限を受け、その震動緩衝効果が良好でない。更に、その底面積が小さく且つ円形を呈するので、地面と接触時に滑動が生じ易く、支持が不安定であり、底台の体積を増大し、安定性を増加すれば、材料コストが大幅に上昇し、また、杖の重量を増加し、使用上の不便を招く。また、その球状端を利用した該凹弧溝との組み合わせは、振動角度が大きいことにより人体の重心を効率的に支持することができなくなり易い。特に、該底台の振動後、元の位置に自動回復しないので、次に地面に支持する時に底台の角度が地面と異なり、酷ければ反対となり、該杖の支持過程において、ごつごつした不順動作を発生し、使用の効果に影響を及ぼし、更には危険を招く。また、該杖を放した時、支持ロッドも一側に傾き、地面上に直立に置かれることができず、別途杖挟みによりそれを挟み抑える必要がある。

台湾公告第３８６３７８、４７７１８４、Ｍ３４５５１４号専利は、他の従来の杖の脚台構造を開示しており、それは、脚パッド内部のバネ又は脚パッド周壁の環状凹溝を利用し、その脚パッドの底部を振動後、原状回復させ、上記支持過程中のごつごつした不順動作が発生しない。しかしながら、その脚パッドが支持力を受け発生する変形量が小さいので、その震動緩衝効果が良好でない。公告第３８６３７８号の専利は、圧縮量が比較的大きなバネを利用し、比較的良好な震動緩衝効果を持たせているが、その周囲を覆う脚パッドが変形量が過大になり易く、長期の伸縮により破裂を発生する状況があり、その構造も比較的複雑である。また、それは、何れも依然として上記底面積が小さく、且つ円形が発生する支持が安定せず、底部の体積の増加がコストの大幅に上昇させ、杖の重量を増加させ、使用に不便である問題を招く。

台湾公告第Ｍ３３８０６９号専利は、他の従来の杖の脚台構造を開示しており、その底部は、三脚ロッドで地面に支持し、その支持面積を増加し、上記良好な支持安定性を有し、脚台の材料コストを増加させない。しかしながら、その全体と支持ロッドは、剛性を呈し、震動緩衝効果を有さないので、使用者は、地面の反作用力を完全に受け、使用上に快適でない。その脚台と支持ロッドは、上記のように、球状端と該凹弧溝の組み合わせを利用しているので、人体の重心を効率的に支持できず、支持過程が円滑でなく、容易に傾き、地面上に直立に置かれず、別途杖挟みにより挟み抑えることが必要であるという問題を有する。

台湾公告第２１２９３５号専利 台湾公告第３７０８７３号専利 台湾公告第３８６３７８号専利 台湾公告第４７７１８４号専利 台湾公告第Ｍ３４５５１４号専利 台湾公告第Ｍ３３８０６９号専利

本考案の目的は、杖に良好な震動緩衝効果、良好な安定性を持たせ、材料を節約し、地面に直立に置かれ、使用に便利である杖の脚台構造を提供することにある。

本考案の杖の脚台構造は、該杖の支持ロット底端に結合し、脚台主体とパッド片を含む。該脚台主体は、接続柱及び複数の脚爪を含み、そのうち、三脚脚爪が最も好適であり、該接続柱上面は、結合溝を有し、該支持ロッドの底端を収容させ、該複数の脚爪は、該接続柱の底端に設けられる。各脚爪は、弧形弾性アーム及びブロック体を有し、該弧形弾性アームは、該接続柱の底端から延伸し、弾性変形能力を有し、該ブロック体は、該弧形弾性アームの端部に位置し、且つ平面を有し、地面に支持させる。該パッド片は、該接続柱の結合溝底部に設けられ、該支持ロッドの底端を係止する。

このように、該弧形弾性アームは、比較的大きな弾性変形能力を有し、該杖に良好な震動緩衝効果を持たせる事ができる。該接続柱底端から外向きに延伸する脚爪は、そのブロック体が地面の平面に支持され、比較的大きな多角形の支持面を形成でき、好適な安定性を持たせ、材料コストを減少し、地面に直立でき、使用上により便利である。

本考案中、該脚台主体は、更に凸ブロック及び複数の補強リブを含み、該凸ブロックは、該脚爪接続箇所の底部に凸設し、該補強リブは、該凸ブロックは、それぞれ該弧形弾性アームに延伸し、該弧形弾性アームが受ける支持力の強度を増加する。各ブロック体の平面上に複数の複数の滑り止め凸部を設け、それに良好な滑り止め効果を持たせる。

本考案中、該脚台主体は、更に複数の金属弾性片を含み、該弧形弾性アーム中にそれぞれ設け、且つ該金属弾性アームの上端が該パッド片と結合し、該弧形弾性アームが受ける支持力の強度を更に増加する。

本考案中、該接続柱は、フレキシブル性変形段を備え、該フレキシブル性変形段の周辺は、内凹状の環形溝であり、該支持ロッド又は脚台主体は、該フレキシブル性段の弾性変形能力によって、適当な角度を振動でき、該杖が異なる角度の地面に支持することに便利であるようにすることができる。該フレキシブル性変形段は、該支持ロッドの振動程度は、過大になり得ないので、人体の重心を支持することに有利であることができる。該フレキシブル性変形段は、該脚台主体を一角度に傾けた後にすぐに元の位置に回復できるので、支持過程の動作が円滑であり、該杖を放す時、該支持が一側に傾かず、それを地面に直立させることができる。

本考案の第１実施例の立体分解図である。 本考案の第１実施例の立体組み合わせ図である。 本考案の第１実施例の仰視図である。 本考案の第１実施例の台体の下側立体図である。 図３のＡ−Ａ断面説明図である。 本考案の第２実施例である。 本考案の第３実施例である。 本考案の第４実施例である。 本考案の第５実施例である。 本考案の第６実施例である。

図１〜図５は、本考案の杖の脚台構造の第１実施例であり、そのうち、本考案の脚台構造２は、該杖の支持ロッド１の底端に設置され、該脚台構造２は、脚台主体２０とパッド片３０を含む。

該脚台主体２０は、プラスチック材質であり、それは、接続柱２１、複数の脚爪２２、凸ブロック２３、及び複数の補強リブ２４を有する。該接続柱２１上面は、結合溝２１０を有し、該支持ロッド１の底端を収納させる。該脚爪２２は、該接続柱２１の底端に設けられ、且つ三本が最も好適である。各脚爪２２は、弧形弾性アーム２２０及びブロック体２２１を有し、該弧形弾性アーム２２０は、該接続柱２１の底端から延伸し、弾性変形能力を有し、該ブロック体２２１は、該弧形弾性アーム２２０の端部に位置し、且つ平面２２２を有し、地面に支持させ、該平面２２２上に複数の滑り止め凸部２２３を有し、良好な滑り止め効果を持たせる。該凸ブロック２３は、該脚爪２２の接続箇所の底部に設けられる。該補強リブ２４は、該凸ブロック２３の側辺からそれぞれ該弧形弾性アーム２２０の内側面に延伸し、該弧形弾性アーム２２０が受ける支持力の強度を増加する。

該パッド片３０は、金属材質であり、且つ該接続柱２１の結合溝２１０底部に設けられ、該支持ロッド１の底端を係止させる。

図５から分かるように、該支持ロッド１は、下向きに力量を施す時、該脚爪２２の弧形弾性アーム２２０は、湾曲変形し、地面が発生する反作用支持力を軽減し、それを良好な震動緩衝効果を持たせる。該支持ロッド１は、下向きの力量が消失する時、該脚爪２２の弧形弾性アーム２２０は、弾性回復力により原状回復する。

本考案中、該杖は、該弧形弾性アーム２２０が比較的大きな弾性変形能力を有することにより、良好な震動緩衝効果を持たせることができる。該接続柱２１底端から外向きに延伸する脚爪２２、及びそのブロック体２２１を利用して地面に支持する平面２２２に比較的大きな多角形支持面を形成することができ、比較的良好な支持安定性を持たせ、材料コストを減少し、地面に直立でき、使用操作おいて、更に円滑で便利である。

図６は、本考案の第２実施例であり、その構造は、第１実施例とほぼ同一であり、相違は、該第２実施例の脚台主体２０が更に複数の金属弾性片２５を含み、該金属弾性片２５がそれぞれ該脚爪２２の弧形弾性アーム２２０柱に設けられ、且つ該金属弾性アームの上端が該パッド片３０と結合することにある。これにより、該弧形弾性アーム２２０が受ける支持力の強度を更に増加することができる。

図７は、本考案の第３実施例であり、その構造は、第１実施例とほぼ同一であり、相違は、該第３実施例の該接続柱２１は、フレキシブル性変形段２１１を有し、該脚爪２２と接続させ、該フレキシブル性変形段２１１の周辺は、内凹状を呈する環形溝２１２であることにある。該脚台主体２０は、更に、接続パッド片２６及び複数の金属弾性片２５を含み、該接続パッド片２６は、該脚爪２２の接続部位の中に設けられ、該金属弾性片２５は、該弧形弾性アーム２２０中にそれぞれ設けられ、且つ上端及び該接続パッド片２６と結合する。該フレキシブル性変形段２１１は、該支持ロッド１又は該脚台主体２０を適合な角度だけ振動でき、異なる斜度の地面に支持することに適用でき、その振動程度が過大になり得ないので、人体の重心を支持することに有利であることができる。該フレキシブル性変形段２１１は、該脚台主体２０を一角度傾けた後、すぐに元の位置に回復させるので、支持過程の動作が円滑であり、該杖を放す時、該支持ロッド１が一側に倒れず、地面上に直立して置くことができる。該金属弾性片２５は、該弧形アーム２２０が受ける支持力の強度を増加する。

図８は、本考案の第4実施例であり、その構造は、第3実施例とほぼ同一であり、相違は、該第4実施例の脚台主体２０が更にバネ２７を含み、該バネ２７の上下端にそれぞれ、該パッド片３０及び該接続パッド２６と結合することにある。該バネ２７は、該フレキシブル性弾性変形段２１１の構造共同及びフレキシブル性変形能力を増加することができる。

図９は、本考案の第５実施例であり、その構造は、第１実施例とほぼ同一であり、相違は、該第５実施例の脚台主体２０の接続柱２１及び複数の脚爪２２は、が分離可能に結合することにある。そのうち、該脚爪２２は、一体に結合し、且つ螺子栓４０は、該脚爪２２の結合箇所の底部は、該接続柱２１の底端に螺合し、該脚爪２２を該接続柱２１上に結合する。本考案中、該接続柱２１は、従来の杖の支持ロッド底端の円柱形脚パッドであることもできる。

図１０は、本考案の第６実施例であり、その構造は、第１実施例とほぼ同一であり、相違は、該第６実施例の脚台主体２０の接続柱２１及び複数の脚爪２２は、分離可能に結合するものであることにある。そのうち、該接続柱２１の周辺は、複数のラッチ溝２１３を有し、各脚爪２２の弧形弾性アーム２２０上端は、ラッチブロック２２４を有する。該脚爪２２のラッチブロック２２４は、該ラッチ溝２１３中にそれぞれ嵌合でき、該脚爪２２を該接続柱２１上に結合する。

なお、本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。

１ 支持ロッド
２ 脚台構造
２０ 脚台主体
２１ 接続柱
２１０ 結合溝
２１１ フレキシブル性変形段
２１２ 環形溝
２１３ ラッチ溝
２２ 脚爪
２２０ 弧形弾性アーム
２２１ ブロック体
２２２ 平面
２２３ 滑り止め凸部
２２４ ラッチブロック
２３ 凸ブロック
２４ 補強リブ
２５ 金属弾性片
２６ 接続パッド片
２７ バネ
３０ パッド片
４０ 螺子栓

Claims (10)

1. 杖の支持ロッドの底端に設けられる杖の脚台構造であって、その構造が、
   脚台主体と、パッド片と、を含み、
   該脚台主体は、接続柱及ぶ複数の脚爪を含み、該接続柱上面が結合溝を有し、該支持ロッドの底端を収容させ、該複数の脚爪は、該接続柱の底端に設けられ、各脚爪が弧形弾性アーム及びブロック体を有し、該弧形弾性アームの一端が、該接続柱の底端に結合され、弾性変形能力を有し、該ブロック体は、該弧形弾性アームの他端に配置され、且つ平面を有し、地面に支持されてなり、
   該パッド片は、該接続柱の結合溝底部に設けられ、該支持ロッドの底端を係止させる杖の脚台構造。
2. 前記脚台主体は、凸ブロック及び複数の補強リブを含み、該凸ブロックが該脚爪の接続箇所の底部に設けられ、該補強リブが該凸ブロックの側辺からそれぞれ該弧形弾性アームの内側面へ延伸する請求項１記載の杖の脚台構造。
3. 前記各ブロック体の平面上に複数の滑り止め凸部を有する請求項２記載の杖の脚台構造。
4. 前記脚台主体の脚爪の数量は、３本が最適である請求項３記載の杖の脚台構造。
5. 前記脚台主体は、更に複数の金属弾性片を含み、該金属弾性片は、それぞれ該脚爪の弧形弾性アーム中にそれぞれ設けられ、且つ該金属弾性片の上端は、該パッド片と結合する請求項１〜４のいずれか１項記載の杖の脚台構造。
6. 前記接続柱がフレキシブル変形段を有し、該脚爪と接続させ、該フレキシブル性変形段の周辺は、内凹状の環形溝を呈し、該脚台主体は、更に、接続パッド片及び複数の金属片を含み、該接続パッド片が該脚爪の接続部位の中に設けられ、該金属弾性片は、該弧形弾性アーム中にそれぞれ設けられ、且つ上端が該接続パッド片と結合する請求項１〜４のいずれか１項記載の杖の脚台構造。
7. 前記脚台主体は、更にバネを含み、該バネの上下端がそれぞれ該パッド片及び接続パッド片と結合する請求項１記載の杖の脚台構造。
8. 前記脚台主体の接続柱及び複数の脚爪は、分離可能に結合する請求項１記載の杖の脚台構造。
9. 前記脚爪は、一体に結合され、且つ螺子栓で該脚爪を該接続柱上に螺合する請求項８記載の杖の脚台構造。
10. 前記接続柱は、複数のラッチ溝を有し、各脚爪は、ラッチブロックを有し、該脚爪のラッチブロックは、該ラッチ溝中にそれぞれ嵌合できる請求項８記載の杖の脚台構造。

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