JP3152753B2 - 体腔内超音波プローブ - Google Patents

体腔内超音波プローブ

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JP3152753B2 JP22020692A JP22020692A JP3152753B2 JP 3152753 B2 JP3152753 B2 JP 3152753B2 JP 22020692 A JP22020692 A JP 22020692A JP 22020692 A JP22020692 A JP 22020692A JP 3152753 B2 JP3152753 B2 JP 3152753B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内へ挿入する挿入
部の先端に超音波振動子を設けた体腔内超音波プローブ
に関するものであり、特に、この超音波振動子の手元側
に鉗子口を設けて穿刺針等の内視鏡処置具を超音波プロ
ーブの走査断面内に突没自在に導出させるようにしえ、
被検体の超音波診断を行うと共に、吸引生検、組織生検
等の超音波診断の下で処置を行えるように構成した体腔
内超音波プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このように超音波診断の下で処置を行え
るように構成した体腔内超音波プローブとしては、例え
ば特公昭62−58255号公報に記載された装置ある
いは特開平3−131243号公報に記載された装置が
従来から知られている。前者の装置においては、鉗子口
の出口付近に起上台を回動自在に設け、この起上台の回
動角度を調整することによって鉗子口より突出させた穿
刺針(内視鏡処置具)の突出角度を調整することができ
るように構成されている。また、後者の装置では、鉗子
口の出口を超音波送受面に対して斜めに傾けるようにし
て内視鏡処置具が斜め上方にに突出するように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
62−58255号公報に記載された装置に設けられて
いる起上台では、内視鏡処置具の先端を鉗子口から長く
突出させた場合に、その先端部が左右方向に曲がってし
まうことを規制することができなかった。また、特開平
3−131243号公報に記載された装置では、鉗子口
の出口の開口が狭く、この開口部が傾斜しているため、
内視鏡処置具の先端硬質部の長さが長い場合はこれを鉗
子口に通すことができず、十分な処置が行えないという
欠点があった。
【0004】本発明の体腔内超音波プローブはこのよう
な欠点を解消すべく発明されたものであり、先端硬質部
の長さが長い内視鏡処置具でも使用可能であり、また内
視鏡処置具のシース等の挿入部を鉗子口から長く突出さ
せた場合でも、突出した挿入部が横方向に曲がる事がな
く、したがって、確実かつより容易に処置を行うことが
できる体腔内超音波プローブを提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の体腔内超音波プローブは、可撓性の挿入部の
先端構成部に超音波プローブを設け、この超音波プロー
ブの超音波送受面側、かつ超音波プローブの手元側に鉗
子口を設けて、この鉗子口を介して内視鏡処置具を突没
自在に前記超音波プローブの走査断面内に導出できるよ
うに構成した体腔内超音波プローブにおいて、前記鉗子
口の先端側に前記内視鏡処置具の挿入部の外径とほぼ等
しい幅を有する長孔を具える左右ずれ防止手段を設けた
ことを特徴とするものである。すなわち、本発明の超音
波プローブにおいては、可撓性の挿入部の先端構成部
に、前方または側方に超音波送受面を向けた超音波振動
子と、幅が内視鏡処置具の挿入部の外径とほぼ等しい長
孔を有する左右ずれ防止手段と、前記超音波振動子の走
査断面内に内視鏡処置具を突没自在に導出する鉗子口と
が先端側から順に設けられている。
【0006】
【作用】本発明にかかる体腔内超音波プローブにおいて
は、内視鏡処置具を鉗子口より突出させ、左右ずれ防止
手段に設けた長孔内に挿通した後、鉗子起上台等の起上
装置によって内視鏡処置具を所望の角度に起上させ、更
に内視鏡処置具を送り出して体腔内壁に穿刺、挿通す
る。内視鏡処置具は鉗子口出口あるいは鉗子口付近に設
けた起上台の長さによる支持ではなく、鉗子口の先端側
に設けた左右ずれ防止手段と鉗子口との間の長い距離で
支持されているため、体腔内壁に内視鏡処置具を刺す場
合でも力が逃げることがなくうまく刺すことができる。
また、内視鏡処置具は超音波振動子の走査断面内に導出
されるため、超音波画像上に常に内視鏡処置具のエコー
像が見えるので、確実かつ安全に超音波診断の下で処置
を行うことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る体腔内超音
波プローブの全体の構成を示す図である。本発明の体腔
内超音波プローブは大別して、挿入部4、操作部10、
接眼部11及び接続部16とから構成されている。挿入
部4は、先端側から順に連続して設けられた、先端構成
部1と、湾曲部2と、軟性部3とを具え、また操作部1
0は、処置具、脱気水等の挿入口5、送気送水ボタン
6、吸引ボタン7、前記湾曲部2を上下左右の4方向に
屈曲させるアングルノブ8、起上台操作ノブ9を具え
る。接続部16は内部にライトガイド、吸引チューブ、
送気チューブ、送水チューブ等(図示せず)が挿通され
たユニバーサルコード12、このユニバーサルコード1
2を介して操作部10を図示しない光源装置に接続する
内視鏡コネクタ13、前記ユニバーサルコード12から
分岐した超音波コード14、及びこの超音波コード14
を介して接続部10を図示しない超音波診断装置に接続
する超音波コネクタ15とを具える。この超音波プロー
ブから超音波診断装置に送られてきた超音波画像信号
は、図示しないモニタ上に超音波断層像として表示され
る。また、接眼部11は内視鏡視野を確認するために設
けられている。
【0008】図2乃至図8は、本実施例の超音波プロー
ブの先端構成部1の詳細な構成を示す図である。図2
は、先端構成部1の平面図であり、図3は正面図、図4
は図2のA−A線に沿った断面図、図5及び図6は穿刺
等の処置を行っている状態を示す図、図7は左右ずれ防
止手段を図2の矢印Bで示す方向から見た図、図8は図
7のC−C線に沿った断面図である。
【0009】上記先端構成部1は黒系統のプラスチック
等の絶縁部材でできており、振動子支持部17内に表面
がコンベックス状の超音波振動子18が約5〜15°程
度、挿入方向前方に傾くように装着されている。振動子
支持部17の手元側には、鉗子口支持部24が設けられ
ており、この鉗子口支持部24と振動子支持部17との
間には段差が形成されている。この段差部には内視鏡処
置具を挿通させる鉗子口21、この鉗子口21から突出
させた内視鏡処置具20の先端の導出角度を調整する起
上台22、対物レンズ25と照明レンズ26とからなる
観察光学系27、及び対物レンズ25の表面を洗浄する
表面が黒く処理された送気送水ノズル28とが設けられ
ている。図5に示すように対物レンズ25の視野範囲2
9は、超音波振動子18の走査断面19の死角を補いつ
つ走査断面19にも重なるように構成されている。
【0010】図2及び図3に示すように、鉗子口21
は、その中心が超音波振動子18の走査断面19に一致
する位置に設けられており、鉗子口21から突出した穿
刺針等の内視鏡処置具20の先端が超音波走査断面19
内に導出されるように構成されている。起上台22は、
鉗子口21の先端側に設けられており、操作者が前述の
操作部10に設けた起上台操作ノブ9を操作して図示し
ない支点を中心に回動させて、鉗子口21から突出した
内視鏡処置具の導出角度を調整することができる。ま
た、この起上台22を側方から脱着できるように鉗子口
支持部24の一方の側面には横蓋23が着脱可能に取り
付けられている。
【0011】振動子支持部17の手元側端部には、形状
記憶樹脂または形状記憶合金で形成された左右ずれ防止
手段32が設けられており、内視鏡処置具の先端を鉗子
口21から突出させたときの左右のずれを防止するよう
に作用する。すなわち、左右ずれ防止手段32は、図示
しない通電手段によって挿入部4を体腔内に挿入した後
に通電することによって、その形状が変化するように構
成されている。すなわち、挿入部4を体腔内へ挿入する
挿入時には、通電手段をOFFにしておき、図4(a)
に示すように、左右ずれ防止手段32は折り畳まれて振
動子支持部17と左右ずれ防止手段32とを合わせた外
径が鉗子口支持部24の外径より小さくなるように構成
されている。また、鉗子口21を介して内視鏡処置具2
0を挿通して穿刺等の処置を行うときには、通電手段を
ONにして、図4(b)に示すように、左右ずれ防止手
段32を伸長させて、超音波振動子18の走査断面19
にその中心軸33が一致するようにする。左右ずれ防止
手段32の内部に長孔31が形成されており、長孔31
の幅方向の内径は、内視鏡処置具のシース外径とほぼ等
しくなるように構成されている。また左右ずれ防止手段
32は、形状記憶樹脂または形状記憶合金製の芯金の周
囲がゴム等の樹脂でディッピングされているため表面の
形状は滑らかになっており、伸長時に体腔内を傷つけた
りすることがないように構成されている。また、左右ず
れ防止手段32は着脱可能に構成されている。尚、本実
施例では左右ずれ防止手段32の形状は通電により変更
させるように構成しているが、体腔内に入れる脱気水の
温度をコントロールすることによって形状を変えるよう
にしても良い。
【0012】また、図7及び図8に示すように、左右ず
れ防止手段32の長孔31の口元にはテーパ部37が形
成されており、長孔31内に内視鏡処置具を挿入し易い
ように構成されている。
【0013】次いで本実施例の超音波プローブの動作を
説明する。挿入部4を被検者の体腔内に経口的又は経肛
門的に挿入する。体腔内の目的部位を内視鏡観察した
後、鉗子口21を介して脱気水34を体腔内へ注入し、
振動子18から体腔内へ超音波を送受して超音波診断を
行う。次いで、左右ずれ防止部材32に図示しない通電
手段によって通電して、図4(b)に示すような形状に
変形させる。次いで、内視鏡処置具20を鉗子口21か
ら突出させ、その先端を左右ずれ防止部材32の長孔3
1へ挿入する。内視鏡処置具20は、可撓性のシース3
0の先端に穿刺針38が取り付けられており、前記長孔
31から可撓性のシース30が出て来たところで図6に
示すように起上台22を起上させる。このようにして消
化管壁35に穿刺針38を刺して穿刺ターゲット36に
針先を到達させた後、吸引生検、組織生検、エタノール
局注ドレナージチューブの挿入等の内視鏡的処置を行
う。処置が終了した後、左右ずれ防止部材32への通電
を止めて、左右ずれ防止部材32を図4(a)に示すよ
うに元の形状に戻した後、内視鏡処置具20を抜去す
る。
【0014】上記のように構成することによって、超音
波プローブの挿入部4を体腔内へ挿脱する際には、左右
ずれ防止部材32への通電を停止することによって、左
右ずれ防止部材32の形状が折り畳まれた状態になり、
したがって、挿入部4を安全かつスムースに挿脱を行う
ことができる。また、左右ずれ防止部材32の長孔31
の口元は、図7及び図8に示すようにテーパ状に構成さ
れているため、内視鏡処置具20を容易かつ確実に長孔
31内へ挿入することができる。さらに、通電後は、左
右ずれ防止部材32が立ち上がるため、体腔内壁35と
先端構成部1との間隔を一定に保つスペーサ部材として
の機能を果たすことになり、内視鏡処置具20の体腔内
への穿刺性の向上に役立つ。
【0015】図9は本発明の第2実施例の構成を示す断
面図である。本実施例では超音波プローブ18の外周に
シリコンゴム、ラテックスゴム等の弾性体からなるバル
ーン40を取り付け、このバルーンの手元側の走査断面
19側の外周面に長溝39を成形して、左右ずれ防止手
段として作用させている。この場合、バルーン40の内
部に脱気水を注入し、この注入量をコントロールするこ
とで内視鏡処置具20の起上角度を調整できるため、起
上台22は不要となる。バルーン40の膨張する方向を
規制し、またバルーン40の左右方向のずれを防止する
ため、超音波振動子18の背面側に振動子支持部17と
の間にバルーン40を挟むように規制部材41を配設す
る。図9(a)は、バルーン40内に脱気水34が注入
される前、すなわち超音波プローブの挿脱時の状態を示
しており、図9(b)は、超音波プローブを体腔内へ挿
入してバルーン40内に脱気水34を注入した状態を示
す図である。
【0016】第2実施例の構成によれば、起上台22が
不要となると共に、形状記憶樹脂あるいは形状記憶合金
のような特殊な材料を使う必要がないため、構成が簡単
になりプローブを安価に製造することができる。また、
横蓋等も不要となり、左右ずれ防止手段として作用する
バルーン40の着脱を容易に行うことができる。
【0017】図10は本発明の第3実施例の構成を示す
図である。本実施例では、第1実施例と同様に、左右ず
れ防止部材42を形状記憶樹脂あるいは形状記憶合金で
形成し、その形状を音叉型に構成した。左右ずれ防止部
材42は第1実施例と同様に、超音波振動子18と起上
台22との間に配置してある。尚、符号43はケーブル
等の左右ぶれ防止部材42への通電手段を示す。図10
(a)は、超音波プローブの挿脱時(非通電時)におけ
る左右ずれ防止部材42の状態を示し、図10(b)は
処置時(通電時)における状態を示す図である。このよ
うに構成することによって、左右ずれ防止部材42の形
状を単純にすることができ、ひいては安価に製造するこ
とが可能となる。尚、先端側支持部17の表面に凹部1
7aを設けて、挿脱時における左右ずれ防止部材42の
収納性を向上させるようにしている。
【0018】図11乃至13は本発明の第4実施例の構
成を示す図である。上述の第1実施例における振動子支
持部17の超音波振動子収納部44は、超音波振動子1
8の大きさのバラツキを考慮して、公差最大のものも収
納できるように、通常その幅は広めに作られている。本
来は振動子支持部17の中心軸と振動子18の走査断面
19とが一致することが好ましいが、超音波振動子18
の幅が収納部44の幅に対して小さい場合、図11に示
すように、組み立ての際のバラツキによって本来の理想
的な軸19aに対して超音波振動子18の軸が左右ずれ
量x分ずれてしまい、振動子支持部17の中心軸と超音
波走査断面19とが一致しないことがある。このとき、
起上台22の起上溝44の中心線が前記理想的な軸19
aに一致していると、内視鏡処置具20を挿入したと
き、走査断面19に対して横方向にずれ量Xだけずれた
位置に挿入されることになり、内視鏡処置具20のエコ
ー像を確実に得ることが難しくなる。
【0019】本実施例では、このような問題を解決すべ
く、図13に示すように起上溝45の中心位置をずれ量
xに対応する分だけ左にずらせた(XL )起上台と、右
にずらせた(XR )起上台と、理想的な軸と一致させた
起上台との最低3種類の起上台をあらかじめ準備してお
き、超音波振動子18の走査断面19と理想的な軸19
aとのずれに応じてこれらの起上台を使い分けるように
したものである。すなわち、図12に示すように、鉗子
口支持部24に対して横蓋23を固定している固定ビス
46をはずして、起上台22の回転軸47を引き抜き、
起上台22を容易に交換できるようにしておく。
【0020】このように構成することにより、内視鏡処
置具20のエコー像を確実に得ることができ、超音波ガ
イド下穿刺等の処置を確実に行うことができる。その他
の構成は第1実施例と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0021】図14は本発明の第5実施例の構成を示す
図である。本実施例では、前述の第4実施例で述べた交
換可能な起上台22に替えて、起上台ベース48と、起
上溝カバー49とを組み合わせたもの(図14(e))
を使用するようにする。起上溝カバー49には、溝中心
を左よりに位置させたもの(図14(a))、中央に位
置させたもの(図14(b))及び右よりに位置させた
もの(図14(c))の3種類を最低用意する。図14
(d)に示すように、起上台ベース48の側部に凹溝5
0を設けるとともに起上溝カバー49の端部に凸部51
を設けて、凹溝50に凸部51を嵌め込んで起上溝カバ
ー49を交換するようにする。
【0022】このように構成することによって、第4実
施例と同様に鉗子口21付近における内視鏡処置具20
の挿入軸の調整を容易に行うことができる。また、起上
溝カバー49は容易に交換できるため調整がより容易に
なり、かつ安価に製造することができる。
【0023】図15及び16は、本発明の第6実施例の
構成を示す図である。超音波振動子18は、組み立て作
業のバラツキによって、図15に示すとおり振動子支持
部17の振動子収納部44に対して図15に示すとおり
ずれ角度Yだけ傾いて装着されることがある。本実施例
では、第4実施例と同様に理想的な軸19bに対するず
れ角Y分の補正を行うために、起上台22の起上溝45
の中心軸を図16に示すようにずれ角Y分だけ傾けたも
のを準備して、交換可能に構成した。本実施例では横蓋
23と鉗子口支持部24とをゴム栓52を用いて固定し
て、このゴム栓52の弾性力を利用して起上台22を着
脱可能に固定するようにしている。その他の構成は第4
実施例と同様である。このように構成することによっ
て、軸の傾きについても補正することが可能となる。
【0024】本発明の超音波プローブに用いる起上台
は、上述の実施例のものに限定されることはなく、図1
7及び18に示すように、起上台22の側壁の高さHを
内視鏡処置具20のシース30の外形Iと同じかそれよ
り高くして、この側壁内部にU字溝53を形成するよう
にして、より簡単な構造で内視鏡処置具20の横ブレを
防止するようにしても良い。
【0025】また、図19に示すように、起上台22の
側壁内部に形成される起上溝53の形状をV字形状にし
たり、図20に示すように2段あるいは3段の段付きU
字形状にするようにしても良い。このように構成するこ
とによって、内視鏡処置具20のシース30の径が変わ
ってもそれに対応することができ、内視鏡処置具20の
外径に拘わらず横ぶれを防止することが可能となる。
【0026】更に、図21及び22に示すように、起上
台22を倒置した時に鉗子口20に対向するような貫通
孔56を起上台22に設けて、起上台そのものを左右ぶ
れ防止部材として用いるようにしても良い。この場合
は、貫通孔56の入口部に広いテーパ部57を設けてお
くと内視鏡処置具20の挿入性が向上する。
【0027】本発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば観察光学系を具えていない超音波プロ
ーブに適用しても良く、さらに超音波プローブは、コン
ベックス電子走査型にかぎらず、電子リニア型、電子セ
クタ型、メカニカルリニア型のものであっても、超音波
ガイド下穿刺等の内視鏡処置ができるように構成された
ものであれば本発明を適用することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の超音波プローブ
によれば、穿刺針等の先端硬質部の長い内視鏡処置具を
使用することができ、この場合、シースを鉗子口から長
く出しても、先端硬質部が横へ曲がることを防ぐことが
できる。したがって、超音波ガイド下穿刺等の処置を確
実かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体腔内超音波プローブの全体の構成を
示す図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブの
先端構成部の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブの
先端構成部の正面図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブの
横ブレ防止部材の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブの
先端構成部の構成を示す側断面図である。
【図6】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブに
おいて、内視鏡処置具を突出させた時の様子を示す図で
ある。
【図7】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブの
横ブレ防止部材の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1実施例にかかる超音波プローブの
横ブレ防止部材の構成を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例にかかる超音波プローブの
横ブレ防止部材の構成を示す図である。
【図10】本発明の第3実施例にかかる超音波プローブ
の横ブレ防止部材の構成を示す図である。
【図11】本発明の第4実施例にかかる超音波プローブ
における先端側支持部と超音波プローブとの位置関係を
示す図である。
【図12】本発明の第4実施例にかかる超音波プローブ
の起上台の構成を示す図である。
【図13】本発明の第4実施例にかかる超音波プローブ
の起上台の構成を示す図である。
【図14】本発明の第5実施例にかかる超音波プローブ
の起上台の構成を示す図である。
【図15】本発明の第6実施例にかかる超音波プローブ
における先端側支持部と超音波プローブとの位置関係を
示す図である。
【図16】本発明の第6実施例にかかる超音波プローブ
の起上台の構成を示す図である。
【図17】本発明の超音波プローブの起上台の変形例を
示す図である。
【図18】図17に示す起上台のG−G線に沿った断面
図である。
【図19】本発明の超音波プローブの起上台の変形例を
示す図である。
【図20】本発明の超音波プローブの起上台の変形例を
示す図である。
【図21】本発明の超音波プローブの起上台の変形例を
示す図である。
【図22】本発明の超音波プローブの起上台の変形例を
示す図である。
【符号の説明】
1 先端構成部 4 挿入部 10 操作部 11 接眼部 16 接続部 17 振動子支持部 18 超音波振動子 19 走査断面 20 内視鏡処置具 21 鉗子口 22 起上台 23 横蓋 24 鉗子口支持部 29 内視鏡視野 30 内視鏡処置具シース 31 長孔 32 左右ぶれ防止部材 33 長孔中心軸 37 テーパ部 38 穿刺針 39 長溝 40 バルーン 45 起上溝 53 U字溝、V字溝、段付き溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の挿入部の先端構成部に超音波プ
    ローブを設け、この超音波プローブの超音波送受面側、
    かつ超音波プローブの手元側に鉗子口を設けて、この鉗
    子口を介して内視鏡処置具を突没自在に前記超音波プロ
    ーブの走査断面内に導出できるように構成した体腔内超
    音波プローブにおいて、 前記鉗子口の先端側に前記内視鏡処置具の挿入部の外径
    とほぼ等しい幅を有する長孔を具える左右ずれ防止手段
    を設けたことを特徴とする体腔内超音波プローブ。
JP22020692A 1992-08-19 1992-08-19 体腔内超音波プローブ Expired - Fee Related JP3152753B2 (ja)

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