JP3150757U - 食用シート付チョコレート - Google Patents

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Abstract

【課題】チョコレートという食品を通じて、それを食する人に特定の強烈な印象を与えることができる食用シート付チョコレートを提供する。【解決手段】チョコレート本体と、食用シートとからなる食用シート付チョコレートにおいて、食用シートには、文字、イラスト、写真のいずれかまたはこれらを組み合わせたものが印刷されており、この食用シートはチョコレート本体に貼付され、あるいはチョコレート本体の中に埋め込まれていることを特徴とする構成の食用シート付チョコレートとした。【選択図】図1

Description

本考案は、食用シート付チョコレートに関し、更に詳細には、文字、イラスト、写真等の画像を印刷した食用シートを備えたチョコレートに関する。
従来、お菓子として流通しているチョコレートには、板状のものや、球状、あるいは特定の物をかたどった立体形状のものがあり、これらは個々に包装紙によって包装され、または個装せずに箱の中に入れた状態で流通されている。
このような包装紙や、梱包用の箱には、文字、イラスト、写真等が印刷されているのが一般的であるが、チョコレートを食する際には包装紙や梱包用の箱の中からチョコレートを取り出し、チョコレートと包装紙または梱包用の箱と分離した上で、チョコレートを食することになる。
このような形態のチョコレートは日常的にはありふれたものであり、味覚の良し悪しは別にして、これを食する人に特別な印象を与えるということはなかった。
本考案は、係る課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、チョコレートという食品を通じて、それを食する人に特定の強烈な印象を与えることができる食用シート付チョコレートを提供することを目的とするものである。
係る目的を達成するため、請求項1に記載された発明では、
チョコレート本体と、
食用シートとからなる食用シート付チョコレートにおいて、
前記食用シートには、文字、イラスト、写真のいずれかまたはこれらを組み合わせたものが印刷されており、
前記食用シートはチョコレート本体に貼付され、あるいはチョコレート本体の中に埋め込まれていることを特徴とする構成とした。
また、請求項2に記載された発明では、
請求項1に記載する食用シート付チョコレートにおいて、前記可食フィルムはチョコレート本体全体を覆うように配置されていることを特徴とする構成とした。
また、請求項3に記載された発明では、
請求項1または2に記載する食用シート付チョコレートにおいて、前記チョコレート本体は、板状または3次元立体形状であることを特徴とする構成とした。
上述したような構成の食用シート付チョコレートを提供することにより、このチョコレートを食する人は、文字、イラスト、写真のいずれかまたはこれらを組み合わせたものが印刷された食用シートとチョコレートを一緒に食することになり、その文字、イラスト、写真によって表された特定の情報に対してインパクトのある印象を受けることになる。
また、食用シート付チョコレートを食する人に、文字、イラスト、写真等を印刷した食用シートとチョコレートを一緒に食べるという従来無かったことを経験してもらうことによって、新しい話題を提供することも可能となる。
本願考案は、このような効果を有するため、各種イベント等における演出アイテムとして利用することによって、特に演出効果を高めることができるという効果を有する。
図を参照しながら、食用シート付チョコレートについて詳細に説明する。 図1は、食用シート付チョコレートを模式的に表したものであり、図中01は、食用シートを示し、02はチョコレートを表す。
食用シート01としては、コーンスターチ等を用いて製造されたシートの他、澱粉分解生成物であるマルトトリオースを使用して製造されたシート、あるいはゼラチン、大豆蛋白等を利用して製造されたシートを使用することができる。
食用シート01の表面には、可食インクを用いて、文字や、イラスト、写真またはこれらを組み合わせたものが印刷されている。可食インクには食品衛生上問題のない天然色料または合成色料が使用される。また、インクの助剤やインクの溶媒についても食品衛生上問題のないものが使用される。
チョコレート02については、特定のチョコレートに限定する必要はなく、一般に食用として利用されているものであれば本考案の食用シート付チョコレート用として使用することができる。
食用シート01への印刷は、グラビア印刷やオフセット印刷等の方法により食用シート01へ直接印刷するようにしても良いし、あるいは、予め合成樹脂フィルム等の基板の上に印刷層を設け、この印刷層を食用シート01の表面に転写する方法を採用することもできる。
印刷された食用シート01は、所定の大きさ、所定の形状に切断・トリミングされる。この切断・トリミングされた食用シート01を、食用糊等を使用して、図1に示すように予め所定の形状に成形されたチョコレート02の所定表面(図中破線で示す位置)に貼付することによって、食用シート付チョコレートが作られる。
また、食用糊等を使用しないで、所定の形状に成形されたチョコレート02の上に食用シート01を配置し、これに熱を加えて圧着させることによって食用シート付チョコレートを作るようにすることもできる。
食用シート01をチョコレート02の表面に配置する方法として、食用糊等を利用したり、加熱圧着して貼付する方法について説明したが、チョコレート02を成形する際に、食用シート01とチョコレート02を一体化する方法を採用することもできる。
すなわち、チョコレート成形用の容器(成形型)の底面に、印刷された食用シート01を配置し(この時、印刷面は下向きになるように配置する)、その成形型に加熱溶融させたチョコレートを流し込み、これを冷却凝固させることによって食用シート01とチョコレート02を一体化させることもできる。このようにすることによって、食用シート01をチョコレート02の中に埋め込まれた状態で配置することが可能となる。
このとき、印刷された食用シート01を予め3次元曲面をもった形状にプレス成形しておき、この食用シート01を同様な曲面を持った3次元立体形状の成形型の中に配置し、その成形型に加熱溶融させたチョコレートを流し込むことによって食用シート01とチョコレート02を一体化させた3次元立体形状を有する食用シート付チョコレートを作ることができる。
以上説明した食用シート付チョコレートは、チョコレート02の表面の一部に食用シート01を配置したものであるが、チョコレート02の全表面を印刷された食用シート01で覆うようにしても良い。
上述したような構成の食用シート付チョコレートを食する人は、文字、イラスト、写真のいずれかまたはこれらを組み合わせたものが印刷された食用シートとチョコレートを一緒に食することになり、その文字、イラスト、写真によって表された特定の情報に対してインパクトのある印象を受けることになる。したがって、かかる食用シート付チョコレートは一般的な菓子として提供されるチョコレートとしてよりも、むしろ各種イベント等における演出アイテムとして利用することが望ましい。例えば、結婚披露宴における演出アイテム(例えば、席札、ウェルカムチョコ、あるいはプチギフトとして)、ホテルの客室におけるウェルカムチョコ、各種イベント/コンサート会場での記念品、新商品の発表会用としてのノベルティー商品、家族の記念日にちなんだ記念品、顧客へのサービス商品、観光地での土産商品等としての利用が望ましい。
図1は、チョコレート02本体に印刷された食用シート01を貼付する前の状態を示したものである。
符号の説明
01 食用シート
02 チョコレート
係る目的を達成するため、請求項1に記載された発明では、
板状または3次元立体形状からなるチョコレート本体と、
食用シートとからなる食用シート付チョコレートにおいて、
前記食用シートには、文字、イラスト、写真のいずれかまたはこれらを組み合わせたものが印刷されており、
前記食用シートはチョコレート本体に貼付され、あるいはチョコレート本体の中に埋め込まれていることを特徴とする構成とした。
また、請求項2に記載された発明では、
請求項1に記載する食用シート付チョコレートにおいて、前記食用シートはチョコレート本体全体を覆うように配置されていることを特徴とする構成とした。

Claims (3)

  1. チョコレート本体と、
    食用シートとからなる食用シート付チョコレートにおいて、
    前記食用シートには、文字、イラスト、写真のいずれかまたはこれらを組み合わせたものが印刷されており、
    前記食用シートはチョコレート本体に貼付され、あるいはチョコレート本体の中に埋め込まれていることを特徴とする食用シート付チョコレート。
  2. 請求項1に記載する食用シート付チョコレートにおいて、前記可食フィル
    ムはチョコレート本体全体を覆うように配置されていることを特徴とする食用シート付チョコレート。
  3. 請求項1または2に記載する食用シート付チョコレートにおいて、前記チ
    ョコレート本体は、板状または3次元立体形状であることを特徴とする食用シート付チョコレート。
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