JP3150448B2 - 医療用カプセル装置 - Google Patents

医療用カプセル装置

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JP3150448B2
JP3150448B2 JP26634592A JP26634592A JP3150448B2 JP 3150448 B2 JP3150448 B2 JP 3150448B2 JP 26634592 A JP26634592 A JP 26634592A JP 26634592 A JP26634592 A JP 26634592A JP 3150448 B2 JP3150448 B2 JP 3150448B2
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生体管腔臓器内に挿入
し、施薬、体液採取、計測、処置などを行なう医療用カ
プセル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用カプセル装置は内視鏡等
と比較して使用時の患者の苦痛が小さいメリットがある
半面、カプセル本体が単体で使用される場合にはカプセ
ル本体の解剖学的な挿入位置が検出できない問題があ
る。そのため、カプセル本体の挿入位置を検出するため
に内視鏡による目視検査や、X線による透視が必要にな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のように
カプセル本体の挿入位置を検出するために内視鏡による
目視検査を行なう場合には患者の苦痛が大きくなる問題
がある。さらに、X線による透視検査を行なう場合には
比較的大型のX線透視検査装置の設備が装着された専用
の検査室内でしか使用できない問題があるとともに、患
者のX線被爆の問題もある。
【0004】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、体内のカプセル本体の挿入位置を容易
に、かつ患者の苦痛が少なく、X線被爆等の問題なく検
出することができる医療用カプセル装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
医療用カプセル装置は生体内に挿入されるカプセル本体
、全長にわたって柔軟なケーブルを連結し、位置検出
用の複数の磁気コイルを前記ケーブルの長手方向に直列
に配設するとともに前記複数のコイルに通電する電源線
を前記ケーブル内に挿通して前記ケーブルに設けられた
コネクタに接続したものである。また、請求項2に係る
医療用カプセル装置は前記複数の磁気コイルに個別に電
源を通電して前記複数の磁気コイルの磁化を個別に制御
する制御手段を有するものである
【0006】
【作用】カプセル本体に連結された全長にわたって柔軟
なケーブルの長手方向に直列に配設した位置検出用の複
数の磁気コイルによって生体内に挿入されたカプセル本
体の位置を検出するようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1(A)、
(B)を参照して説明する。図1(A)は医療用カプセ
ル装置1全体の概略構成を示すものである。この医療用
カプセル装置1には生体内に挿入されるカプセル本体2
に柔軟なケーブル3の先端部が連結されている。
【0008】ここで、カプセル本体2の内部には例えば
pHセンサ、温度センサ、酵素センサ、等の診断装置
や、施薬装置等が内蔵されている。また、ケーブル3の
基端部には送信用のコネクタ部4が連結されている。こ
のコネクタ部4にはカプセル本体2からの出力信号の信
号線、或いは電源線、制御信号の信号線等が接続されて
いる。
【0009】さらに、このケーブル3には位置検出用の
複数の位置検出素子(磁気手段)5…がこのケーブル3
の軸方向に沿って適宜間隔を存して並設されている。こ
れらの位置検出素子5…は例えばSm−Coマグネッ
ト、フェライトマグネット等の強磁性体によって形成さ
れている。
【0010】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、カプセル本体2とともに柔軟なケーブル3を図1
(B)に示すように患者の体内に挿入する。このとき、
ケーブル3は体内の管腔および臓器の内部形状に沿って
挿入される。
【0011】また、カプセル本体2の挿入作業中、患者
の体外から図示しない磁気センサを患者の体表面に当て
て使用する。そして、この磁気センサを走査することに
より、ケーブル3の位置検出素子5…の位置がそれぞれ
磁気的に検出される。さらに、この磁気センサからの検
出信号にもとづいてカプセル本体2の挿入位置、および
体内の管腔および臓器の内部形状が患者の体外から検出
される。
【0012】そこで、上記構成のものにあってはカプセ
ル本体2に連結された柔軟なケーブル3の位置検出素子
5…によって生体内に挿入されたカプセル本体2の位置
を磁気的に検出することができるので、従来のようにカ
プセル本体2の挿入位置を検出するために内視鏡による
目視検査を行なう場合に比べて体内のカプセル本体2の
挿入位置を容易に検出することができる。
【0013】さらに、患者の体内にカプセル位置検出用
の内視鏡を格別に挿入する必要がないので、患者の苦痛
を少なくすることができる。また、従来のようにカプセ
ル本体2の挿入位置を検出するためにX線による透視検
査を行なう必要もないので、X線被爆等の問題なくカプ
セル本体2の挿入位置を検出することができる。
【0014】なお、上記実施例ではカプセル本体2内の
例えばpHセンサ、温度センサ、酵素センサ、等の診断
装置の出力信号や、施薬装置等の制御信号をケーブル3
内に配設された信号線を介して送信する構成のものを示
したが、カプセル本体2内の例えばpHセンサ、温度セ
ンサ、酵素センサ、等の診断装置の出力信号や、施薬装
置等の制御信号を電波信号によって送信する無線式のカ
プセル本体2を設け、ケーブル3の基端部のコネクタ部
4を省略する構成にしても良い。
【0015】また、図2(A)、(B)は本発明の第2
の実施例を示すものである。この実施例ではケーブル3
に位置検出用の磁気手段として複数の磁気コイル11…
をこのケーブル3の軸方向に沿って適宜間隔を存して並
設したものである。これらの磁気コイル11…は電源線
12およびアース線を介してコネクタ部4に接続されて
いる。
【0016】そして、カプセル本体2の使用時にはカプ
セル本体2の挿入作業中、磁気コイル11…に通電する
とともに、患者の体外から図示しない磁気センサを患者
の体表面に当て、この磁気センサを走査することによ
り、ケーブル3の磁気コイル11…の位置がそれぞれ磁
気的に検出される。さらに、この磁気センサからの検出
信号にもとづいて第1の実施例と同様にカプセル本体2
の挿入位置、および体内の管腔および臓器の内部形状が
患者の体外から検出される。
【0017】そこで、上記構成のものにあってはカプセ
ル本体2に連結された柔軟なケーブル3の磁気コイル1
1…によって生体内に挿入されたカプセル本体2の位置
を磁気的に検出することができるので、第1の実施例と
同様に体内のカプセル本体2の挿入位置を容易に、かつ
患者の苦痛が少なく、X線被爆等の問題なく検出するこ
とができる。
【0018】なお、図2(C)に示すように電源線21
とアース線24との間に介設された磁気コイル11…の
制御用のフリップフロップ回路25…およびトランジス
タ26…を設け、ケーブル3の各磁気コイル11を順次
1つづつ磁化する構成にしても良い。ここで、22は信
号線、23はクロック用の信号線である。
【0019】さらに、図3は本発明の第3の実施例を示
すものである。この実施例では図1(A)に示す第1の
実施例における医療用カプセル装置1のケーブル3に例
えばpHセンサ、温度センサ、圧力センサ等の複数のセ
ンサ(第1のセンサ31および第2のセンサ32)が設
けられている。なお、ケーブル3のセンサは1個でも、
3個以上の複数個であってもよい。
【0020】そこで、上記構成のものにあっても第1の
実施例と同様の効果を得ることができるうえ、この実施
例では特に強磁性体による位置検出素子5…からの検出
データ以外にも、ケーブル3のセンサからの測定データ
に基いて体内の臓器を特定することができる。例えば、
pH値の測定データが中性の場合には食道、強酸性の場
合には胃、弱アルカリ性の場合には十二指腸である等の
情報が得られる。
【0021】また、図4(A)〜(E)は本発明の第4
の実施例を示すものである。これは、図4(A)に示す
ように柔軟なケーブル41に着脱自在に装着される複数
のカプセル本体42を設けたものである。
【0022】この場合、ケーブル41には図4(B)に
示すように受信アンテナ43が内蔵されている。さら
に、カプセル本体42には図4(C)に示すように軸心
部にケーブル41との嵌合孔44が形成されており、こ
のカプセル本体42の外周面にはこの嵌合孔44に連通
させた差し込み溝45が形成されている。なお、差し込
み溝45の溝幅は嵌合孔44の直径よりも小さくなるよ
うに設定されている。そして、ケーブル41はカプセル
本体42の外周面の差し込み溝45から嵌合孔44内に
着脱自在に装着されるようになっている。
【0023】また、カプセル本体42の内部には図4
(D)に示すように例えば電池等の電源46、例えば圧
力センサ、pHセンサ、温度センサ、生体成分分析セン
サ等のセンサ47およびこのセンサ47による検出信号
を送信する送信回路48がそれぞれ装着されている。
【0024】そして、カプセル本体42の使用時にはカ
プセル本体42の挿入作業中、センサ47による検出信
号をケーブル41内の受信アンテナ43に送信すること
ができる。
【0025】なお、カプセル本体42に第1の実施例の
位置検出用の位置検出素子5を装着することにより、患
者の体外から図示しない磁気センサを患者の体表面に当
て、この磁気センサを走査することにより、ケーブル4
3上のカプセル本体42の装着位置をそれぞれ磁気的に
検出することができる。さらに、この磁気センサからの
検出信号にもとづいて第1の実施例と同様にカプセル本
体42の挿入位置、および体内の管腔および臓器の内部
形状が患者の体外から検出される。
【0026】そこで、上記構成のものにあっては患者の
体内の目的とする計測対象に応じてカプセル本体42の
種類を適宜選択してケーブル41に装着することができ
る。さらに、カプセル本体42はケーブル41上の任意
の位置に任意の個数装着することができる。そのため、
図4(E)に示すようにケーブル41とともに複数のカ
プセル本体42…を患者の体内に挿入することができる
ので、同時に多数の測定データを得ることができる。
【0027】さらに、カプセル本体42をケーブル41
上の任意の位置に任意の個数装着することができるの
で、体内の管腔および臓器等の目的場所のデータを正確
に測定することができ、測定精度の向上を図ることがで
きる。
【0028】なお、上記実施例ではセンサ47による検
出信号をケーブル41内の受信アンテナ43に電波によ
って送信する無線式の送信手段を設けたものを示した
が、カプセル本体42とケーブル41との間の送受信を
電磁結合によって行なう構成にしてもよい。
【0029】また、図5(A)、(B)は本発明の第5
の実施例の例えば逆流性食道炎治療用カプセルを示すも
のである。この実施例の医療用カプセル装置51では柔
軟なケーブル52の先端部に施薬カプセル53が連結さ
れているとともに、このケーブル52の中途部にはpH
測定カプセル54、圧力測定カプセル55および制御カ
プセル56がそれぞれ装着されている。
【0030】ここで、施薬カプセル53のカプセル本体
の内部には電池57、薬剤室58およびポンプ59がそ
れぞれ配設されている。さらに、pH測定カプセル54
のカプセル本体の内部にはpHセンサ60、圧力測定カ
プセル55のカプセル本体の内部には圧力センサ61お
よび制御カプセル56のカプセル本体の内部には制御回
路62がそれぞれ配設されている。
【0031】そして、施薬カプセル53のポンプ59、
pH測定カプセル54のpHセンサ60、圧力測定カプ
セル55の圧力センサ61はそれぞれ制御カプセル56
の制御回路62に信号線を介して接続されており、制御
回路62はpHセンサ60および圧力センサ61からの
検出信号に応じてポンプ59のオン、オフ制御が行なわ
れるようになっている。
【0032】また、このカプセル装置51の使用時には
図5(B)に示すように施薬カプセル53が患者の胃I
内に挿入され、他のpH測定カプセル54、圧力測定カ
プセル55および制御カプセル56が食道S内に位置さ
れる。
【0033】ここで、pH測定カプセル54のpHセン
サ60および圧力測定カプセル55の圧力センサ61に
よってpHの低下状態および圧力の上昇状態を検出する
と逆流性食道炎が発生したと判断される。そのため、こ
のように逆流性食道炎の発生状態が判断された時点で、
施薬カプセル53のポンプ59を動かすことにより、例
えば制酸剤、H2 ブロッカー等の薬剤を薬剤室58から
外部に放出して治療を行なうことができる。
【0034】そこで、上記構成のものにあっては逆流性
食道炎の発生時に有効な質の高い治療を自動的に行なう
ことができるので、逆流性食道炎の治療効果を高めるこ
とができる。
【0035】また、図6(A)、(B)は医療用カプセ
ル装置の一種である拡張カプセル61を示すものであ
る。この拡張カプセル61は体内の管腔(食道、胆管、
尿管、気管、気管支、等)の狭窄部に留置してその狭窄
部を拡張するものである。
【0036】さらに、拡張カプセル61は図6(B)に
示すように略円筒状の超磁歪合金材料で形成されてい
る。この場合、拡張カプセル61の円筒体の外周面は直
線状の切断部から分断されており、この拡張カプセル6
1は通常はこの分断部の近傍部分が重ね合わされた重合
部64が形成される形状に縮小されている。
【0037】また、図6(A)は体腔内に留置した拡張
カプセル61に患者の体外から磁場発生手段62により
交番磁場を与える状態を示すものである。なお、63は
磁場発生手段62に接続された交流電源である。
【0038】そして、拡張カプセル61は磁場発生手段
62から与えられる交番磁場により、内外径を変化させ
る状態に振動するようになっている。そのため、拡張カ
プセル61の内部のつまりを防止することができるとと
もに、拡張カプセル61の留置位置の位置ずれを防止し
て拡張カプセル61の脱落を防止することができる。
【0039】また、図7(A)、(B)は拡張カプセル
71の変形例を示すものである。この拡張カプセル71
には図7(A)に示すようにSMA(形状記憶合金)に
よって形成された略円筒状のカプセル本体72と、この
カプセル本体72の円筒体の内周面に接合されたヒータ
等の加熱手段73とが設けられている。なお、加熱手段
73にはリード線74が接続されており、このリード線
74を通して図示しない外部の通電制御装置側に接続さ
れている。
【0040】さらに、拡張カプセル71の円筒体の外周
面は直線状の切断部から分断されており、この拡張カプ
セル71は通常はこの分断部の近傍部分が重ね合わされ
た重合部76が形成される形状に縮小されている。
【0041】また、この重合部76には図7(B)に示
すように拡張カプセル71の円筒体の収縮を防止する収
縮防止爪75が突設されている。この場合、拡張カプセ
ル71の製造時にはSMAのカプセル本体72は十分に
拡張した状態で、形状記憶されている。そして、体腔内
で加熱手段73によりカプセル本体72が加熱される
と、拡張カプセル71の内外径は拡張される。
【0042】ここで、加熱手段73による加熱を止めて
も、重合部76の収縮防止爪75によってカプセル本体
72の拡張状態が保持される。また、カプセル本体72
の加熱と放冷とを短い周期で繰り返すことにより、拡張
カプセル71の内外径を振動させることができる。その
ため、この場合も拡張カプセル71の内部のつまりを防
止することができるとともに、拡張カプセル71の留置
位置の位置ずれを防止して拡張カプセル71の脱落を防
止することができる。
【0043】なお、拡張カプセル71の内外径の振動の
振幅が収縮防止爪75の爪幅の範囲内であれば、拡張カ
プセル71の内外径の変化状態を一定の内外径の範囲内
に保持した状態で振動を繰り返すことができる。
【0044】また、図8(A)〜(C)は拡張カプセル
81の他の変形例を示すものである。この拡張カプセル
81は図8(B)、(C)に示すように略円筒状のブル
ドン管のような中空形状をしており、図8(C)に示す
ように体外からチューブ82を介して水又は空気等の流
体をこの拡張カプセル81の内部に供給し、加圧するこ
とにより、拡張カプセル81が拡張されるようになって
いる。
【0045】また、体外に設けられた図示しない3方弁
を供給停止状態に切換え操作することにより拡張カプセ
ル81の拡張状態が保持されるようになっている。そし
て、この拡張カプセル81は3方弁の切換え操作にとも
ない加圧力を振動させることにより、拡張カプセル81
の内外径を振動させることができる。
【0046】そのため、この場合も拡張カプセル81の
内部のつまりを防止することができるとともに、拡張カ
プセル81の留置位置の位置ずれを防止して拡張カプセ
ル81の脱落を防止することができる。
【0047】また、図9(A)、(B)は例えば図7
(A)、(B)の拡張カプセル71と略同様の構成の拡
張カプセル91を患者の気管支Kに装着した状態を示す
ものである。なお、この拡張カプセル91の一部にはケ
ーブル92の一端部が接続されている。このケーブル9
2の内部には例えば図7(A)、(B)の拡張カプセル
71の加熱手段73用のリード線74が配設されてい
る。
【0048】この場合、図9(A)、(B)では拡張カ
プセル91を気管支Kに装着し、狭搾部の内径に合わせ
て拡張カプセル91の外径を適正な大きさに拡張してい
る。拡張カプセル91の外径を適度に拡張することによ
り、狭搾部を拡張するとともに、管腔である気管支Kか
らの拡張カプセル91の段落あるいはズレを防止するこ
とができる。
【0049】また、拡張カプセル91の拡張状態を適正
に調整することができるので、狭搾部が適正状態よりも
強く圧迫されることを防止することができ、強い圧迫に
よって狭搾部に肉芽組織が発生することを防止すること
ができる。
【0050】さらに、拡張カプセル91のケーブル92
は拡張カプセル91を気管支Kから抜去する作業時にも
使用することができるとともに、このケーブル92によ
って拡張カプセル91が気管支Kの末梢部分等に脱落す
ることを防止することができる。
【0051】また、図9(C)では拡張カプセル91を
総胆管Tに挿入し、狭搾部を拡張する。さらに、拡張カ
プセル91の内外径を短時間内で変化させることによ
り、拡張カプセル91を振動させ、拡張カプセル91の
内部に詰まった胆泥を十二指腸Jへと排出させ、拡張カ
プセル91の内部のつまりを防止することができる。
【0052】さらに、図9(D)では拡張カプセル91
を尿道Nの前立線Zに挿入し、狭搾部を拡張する。この
場合も同様に拡張カプセル91の内外径を振動させるこ
とにより、前立線Zからの拡張カプセル91の段落ある
いはズレを防止することができる。なお、ケーブル92
から拡張カプセル91に熱を供給させることにより、ハ
イパーサーミア(温熱治療)の役割を果たすこともでき
る。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば生体内に挿入されるカプ
セル本体に、全長にわたって柔軟なケーブルを連結し、
位置検出用の複数の磁気コイルを直列にケーブルの長手
方向に配設したので、体内のカプセル本体の挿入位置を
容易に、かつ患者の苦痛が少なく、X線被爆等の問題な
く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すもので、(A)
は医療用カプセル装置全体の概略構成を示す側面図、
(B)はカプセル装置の使用状態を示す斜視図。
【図2】 本発明の第2の実施例を示すもので、(A)
は医療用カプセル装置全体の概略構成を示す側面図、
(B)は磁気コイルの配設状態を示す要部の概略構成
図、(C)は磁気コイルの制御回路を示す概略構成図。
【図3】 本発明の第3の実施例の概略構成を示す側面
図。
【図4】 本発明の第4の実施例を示すもので、(A)
はカプセル本体の取り付け状態を示す斜視図、(B)は
ケーブル内のアンテナの配設状態を示す概略構成図、
(C)はカプセル本体の側面図、(D)はカプセル本体
の内部の概略構成図、(E)はカプセル装置の使用状態
を示す概略構成図。
【図5】 本発明の第5の実施例を示すもので、(A)
は医療用カプセル装置の概略構成図、(B)はカプセル
装置の使用状態を示す概略構成図。
【図6】 拡張カプセルを示すもので、(A)は拡張カ
プセルの振動手段を示す概略構成図、(B)は拡張カプ
セルの正面図。
【図7】 拡張カプセルの変形例を示すもので、(A)
は拡張カプセルの正面図、(B)は拡張カプセルの収縮
防止爪を示す正面図。
【図8】 拡張カプセルの他の変形例を示すもので、
(A)は拡張カプセルの使用状態を示す概略構成図、
(B)は拡張カプセルの収縮状態を示す概略構成図、
(C)は拡張カプセルの拡張状態を示す概略構成図。
【図9】 拡張カプセルの使用例を示すもので、(A)
は拡張カプセルの拡張状態を示す斜視図、(B)は拡張
カプセルを気管支に装着した状態を示す概略構成図、
(C)は拡張カプセルを総胆管に装着した状態を示す概
略構成図、(D)は拡張カプセルを尿道の前立線に装着
した状態を示す概略構成図。
【符号の説明】
2…カプセル本体、3…ケーブル、5…位置検出素子
(磁気手段)、11…磁気コイル(磁気手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 康一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 二木 泰行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石川 明文 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 達也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 植田 康弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小坂 芳広 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 工藤 正宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 定政 明人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−267038(JP,A) 特開 平4−8341(JP,A) 実開 昭57−179419(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 10/00 103 A61B 5/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に挿入されるカプセル本体に、全
    長にわたって柔軟なケーブルを連結し、位置検出用の複
    数の磁気コイルを前記ケーブルの長手方向に直列に配設
    するとともに前記複数のコイルに通電する電源線を前記
    ケーブル内に挿通して前記ケーブル端部に設けられたコ
    ネクタに接続したことを特徴とする医療用カプセル装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数の磁気コイルに個別に電源を通
    電して前記複数の磁気コイルの磁化を個別に制御可能な
    制御手段を有する請求項1に記載の医療用カプセル。
JP26634592A 1992-10-05 1992-10-05 医療用カプセル装置 Expired - Fee Related JP3150448B2 (ja)

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