JP3149182B2 - 多領域造血刺激因子類 - Google Patents

多領域造血刺激因子類

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JP3149182B2 JP51843191A JP51843191A JP3149182B2 JP 3149182 B2 JP3149182 B2 JP 3149182B2 JP 51843191 A JP51843191 A JP 51843191A JP 51843191 A JP51843191 A JP 51843191A JP 3149182 B2 JP3149182 B2 JP 3149182B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、リンカー配列をもつかまたはもたない第
二のリンホカインに融合されたインターロイキン3[IL
3]の存在を特徴とする融合分子に関する。融合分子
は、融合分子を形成する両ペプチドの通常の活性をもつ
ことを特徴とし得るかまたは、さらに、単にIL3または
Xの存在という追加的機能をもつよりも大きな生物学的
または生理学的活性をもつことを特徴とし得る。融合分
子はまた、意外にも融合タンパク質のそれぞれの活性に
大きな影響を与えるかまたはIL3またはXの存在により
期待されるものとは異なる活性を与え得る。
この発明により提供される新規IL3−XまたはX−IL3
融合タンパク質は、他のほ乳類のタンパク質性の物質を
実質的に随伴しない均質タンパク質である。前記の式中
のXは、そのDNAコーディング配列が直接またはリンカ
ーを通してIL3のDNAコーディング領域とフレーム内に融
合されたリンホカインを表わす。「フレーム内に融合さ
れる」とは、IL3とXタンパク質の読み取りフレーム間
に翻訳ターミネーターがないことを意味する。この明細
書に使用されている「直接に」という用語は、ペプチド
リンカーをもたないXおよびIL3をコードするDNA配列の
融合を定義する。Xなる要素は、IL3cDNA分子の5′ま
たは3′末端に融合され得る。
IL3分子のDNAおよびタンパク質配列は公表されてお
り、様々な当技術の現在の標準技術によって構築され得
る。例えば、1988年、1月28日公開されたPCT公開WO88/
00598参照。
Xの定義中に含まれるリンホカイン類は、GMCSF、GCS
F、エリスロポエチン、IL1、IL2、IL3、IL4、IL6、IL
7、IL9、IL11、またはB細胞刺激因子から成る群から選
択される。現在包含に好ましいXリンホカイン類は、IL
3、IL6、IL7、IL9、IL11およびGCSFから成る群から選択
される。さらに、この発明は、修飾されたX分子の使用
またはこれらのX分子をコードする突然変異されたまた
は修飾されたDNA配列を含む。これらのリンホカインの
ポリペプチドおよびDNA配列(天然または修飾された)
は、組み換えまたは化学合成技術によるそれの発現を得
るための方法も同様だが、当技術で開示されている。
Xの配列へのIL3配列の融合を下記の実施例で記載さ
れた中間ベクターの使用によって行い得る。別法とし
て、IL3配列を直接、Xタンパク質コーディング領域を
含むベクターに挿入することができまた逆も同様であ
る。ファージまたはプラスミド中のDNAをクローンする
技術は、当技術の熟練者に既知である。従って、例え
ば、融合タンパク質IL3−GCSFの遺伝子は、お互いにフ
レーム内に融合され、直接またはペプチドリンカーを通
して適当な宿主細胞における遺伝子の発現を調節するこ
とのできる調節領域に作動可能に連結された2つの領域
をコードするDNA配列を含むベクターとして構築され
る。融合は常法で行い得る。[例えば、サムブルック
ら、“モルキュラー・クローニング。ア・ラボラトリー
・マニュアル”、コールド・スプリング・ハーバー・ラ
ボラトリー(1989年)参照。] リンカーおよびアダプターはIL3およびX配列を結合
したり、使用される制限位置が関心がある領域に内在す
る場合、失われた配列を置き換えるのに使用され得る。
2つの分子を結合するリンカーは、好ましくは、IL3お
よびXタンパク質がお互い独立して折りたたまれたり活
動するよう作られる。この発明の実施例において使用さ
れる1つの例示的なリンカーの配列は、HIV−1逆転写
酵素中に見られる配列に基づくもので、そのタンパク質
のC−末端領域を端から2番目の領域につなぐと考えら
れる。このペプチドは穏やかなタンパク質加水分解に感
受性があることが知られ、従って、タンパク質の外側表
面にあると考えられている。この配列は高度に荷電さ
れ、それが、この配列を含むタンパク質の溶解性を増
す。IL3およびX分子を融合する際に、選ばれたリンカ
ー配列の多重複製を2つの分子の間に挿入することがで
きる。しかし、この発明は使用されるリンカー配列の
形、大きさ、または数によって制限されない。この発明
の融合タンパク質を製造するのに有用な別の模範的なリ
ンカー配列は、Gly Ser Gly Ser Glu Asp Cys Glu Asp
Ser Gly Ser Glyである。実際、リンカー配列に対する
唯一の必要条件は、それが機能的に、融合分子の個々の
成分を折りたたむことに有害な妨害をしないことであ
る。さらに、このようなリンカーは、直接に融合された
IL3−XまたはX−IL3分子では完全に欠け得る。
融合分子の構築および新規IL3−XまたはIL3融合タン
パク質の発現の方法中での使用のためのベクターもま
た、この発明の一部を形成する。この発明の融合タンパ
ク質をコードするIL3−XまたはX−IL3DNA配列を含む
ベクターまたはこの明細書に記載されている修飾配列を
組み込むベクターもまた、この発明の具体的であり、IL
3−XまたはX−IL3タンパク質の製造に有用である。
この方法で使用されるベクターはまた、この発明のDN
Aコード配列と作動可能に関連している選択された調節
配列を含み、選択宿主細胞中でのその複製および発現を
指示することができる。融合遺伝子の転写を調節するた
めの調節領域の使用により、宿主細胞を、融合遺伝子の
発現がないかまたは低水準の状態で高密度にまで育成さ
せ、その後栄養、温度その他のような環境条件を変化さ
せることにより発現を誘導することができる。組み換え
IL3−XまたはX−IL3を製造するのに使用するこのよう
なベクターにより形質転換された宿主細胞もまた、この
発明によって提供される。
この発明はまた、他の霊長類のタンパク質をコードす
るDNA配列を随伴せず、IL3−XまたはX−IL3融合タン
パク質をコードする、新規融合DNA配列を含む。DNA配列
は、お互いに好ましい近距離内に配列を置くように直接
またはリンカーを通してフレーム内に融合され得る。IL
3およびXペプチド配列をコードするDNA配列の変形物も
またこの発明の融合分子およびその類似体または誘導体
に含まれる。IL3およびXポリペプチド類をコードする
が、遺伝子コードの同義性のためまたは対立遺伝子の変
形(アミノ酸変化を起し得るかまたは起し得ない種の集
団における天然発生の塩基の変化)のために、コドン配
列において天然のIL3またはXと異なるDNA配列もまた、
この発明に含まれる。点突然変異によるかまたはその際
コードされた融合タンパク質の活性、半減期または製造
を増強するために誘導された修飾によって起るIL3また
はXのDNA配列における変形もまたこの発明に含まれ
る。
この発明の融合分子を形成するペプチドまたはDNA配
列における修飾は、既知の技術を使う当技術の熟練者に
よって作られ得る。IL3またはX配列におけるこの修飾
は、それのコーディング配列における選択アミノ酸残基
の置換、挿入または欠失、グリコシル化位置または他の
既知のペプチド修飾の挿入または分解を含み得る。この
ような修飾はそれの生物学的特性を増大するために融合
分子の成分中でなされ得る。このような置換、挿入また
は欠失のための突然変異誘発技術は、当技術の熟練者に
既知である。[例えば、米国特許4518584号参照。] その分子の全体的または部分的な生物学的または生理
学的活性を保持することが期待されるであろうIL3また
はXの配列の他の類似体および誘導体もまた、この明細
書で開示されたこの発明の融合分子における使用のため
に当技術の熟練者の1人によって容易に作られ得る。1
つのこのような修飾は、既存の塩基の置換または1990年
11月1日に公開されたPCT公開WO90/12874号に記載され
た挿入によってIL3に、またはXにまたはリンカーペプ
チド領域において加えられたシステイン残基へのポリエ
チレングリコールの添加であり得る。このような修飾は
この発明に含まれると思われる。
この発明はまた、IL3−XまたはX−IL3融合分子の製
造方法を提供する。この方法は、(1)融合タンパク質
の発現をさせる条件下で、発現調節配列と作動可能に連
携したIL3−XまたはX−IL3融合分子の発現をコードす
るDNA配列により形質転換された、適当な細胞または細
胞系を培養培地中に培養し、(2)培養培地からそのよ
うに製造された融合タンパク質を収穫することを含む。
適当な好ましい細胞は細菌細胞である。例えば、大腸菌
の様々な菌株(例えば、HB101、MC1061および後記の実
施例中で使用された菌株)はバイオテクノロジーの分野
における宿主細胞として既知である。枯草菌、プソイド
モナス、他のかん菌その他もまた、この方法中で使用さ
れ得る。他の適当な細胞は、例えばCOSおよびCHOなどの
ほ乳類の細胞である。
適当な細胞の選択および形質転換、培養、増幅、スク
リーニングおよび製品製造および精製の方法は当技術で
既知である。例えば、ゲシングおよびサムブルック、ネ
ーチャー、293巻、620−625頁、(1981年)、マウフマ
ンら、モルキュラー・セルラー・バイオロジー.、5巻
(7)、1750−1759頁(1985年)またはハウリーら、米
国特許4419446号参照。
当技術の熟練者らに既知のイースト菌細胞、真菌細
胞、または昆虫細胞もまた、この発明の融合分子の発現
のための宿主として有用であり得る。例えば、ミラー
ら、ジュネティック・エンジニアリング、8巻、277−2
98頁、(プレナム・プレス 1986年)およびその中の資
料参照。
細胞溶菌液または前記の宿主細胞のいずれかの培養培
地の抽出液からのこの発明の融合タンパク質の収穫を常
法のタンパク質分離法により行なうことができる。
医薬的に許容され得る媒体との混合物としての、治療
上有効な量の融合タンパク質IL3−XまたはXIL−3を含
む医薬組成物がこの発明に含まれる。これらの医薬組成
物は、多くの病理学的または疾病状態、特に、低水準の
骨髄、赤芽球、リンパ球または造血組織の巨核球または
それの組合せを特徴とするものの処置に適している。さ
らに、融合タンパク質は、成熟骨髄および/またはリン
パ球細胞活性化に適した医薬組成物の製造に使用され得
る。例えばIL3−IL11融合分子を含む医薬組成物は、巨
核球および血小板の生成および/または成長を刺激する
のに有用であり得る。この発明の医薬組成物による処置
に感受性がある状態の中には白血球減少症、末梢血中の
循環白血球(白血球)の数の減少がある。白血球減少症
は、特定のウイルスまたは放射線にさらされることによ
って誘導され得る。それは化学療法剤にさらされること
の副作用であることも多い。この発明の医薬組成物は、
現在入手可能な薬品によって起る望ましくない副作用を
避け得る。さらに、この発明のタンパク質の多領域特性
は、個別にIL3またはXリンパ液のみを含む医薬組成物
の使用と比較して、より低い用量の医薬組成物の使用を
可能にし得る。
様々な免疫不全または免疫障害もまた、この発明の医
薬組成物による処置に対して感受性がある。これらの医
薬組成物は、単独でまたは他の療法との組合せで、例え
ば、HIV、HTLV IまたはHTLV IIなどのウイルス感染の結
果、放射線多量被曝、癌治療または他の医療の結果であ
る免疫不全の処置または矯正に有用であり得る。Xが何
であるかによって異なるが、医薬組成物を、血小板減少
症(血小板不全)、または貧血(赤血球不全)を含む、
他の血液細胞不全を処置するのに使用し得る。他の用途
は骨髄移植から回復した患者の処置における使用であ
る。
このような医薬組成物は、医薬的に許容され得る担体
との混合物として治療上有効な量のこの発明の融合タン
パク質IL3−XまたはX−IL3を含む。この組成物は、非
経口で組織的に投与され得る。別法として、この組成物
は静脈注射により投与され得る。所望により、この組成
物は皮下投与し得る。組織的に投与される場合、この発
明における使用のための治療組成物は、発熱物質を含ま
ない、非経口的に許容され得る水溶液の形態にある。p
H、等張性、安定性その他に必要な考慮を払った、この
ような医薬的に許容され得るタンパク質溶液は、当技術
の範囲内にある。
下記の実施例は、この発明の実例となる融合タンパク
質の構築および製造を記載している。
実施例1−多領域IL3分子の構築 IL3−X融合タンパク質を得るために、2つのIL3 cD
NA配列を、1988年1月28日に公開されたPCT公開WO88/00
598号中に記載された方法に従って得た。2つのcDNA配
列をDNAの短片と共に融合した。このDNAは、2つのIL3
タンパク質が互いに独立して折りたたまれ作用するよう
設計されたリンカーペプチドをコードしていた。
このリンカーペプチドの配列は、前記のHIV−1逆転
写酵素中に見られた配列に基づいたものである。この融
合物中で使用されたリンカーの配列は、下記のとおりで
ある。
IL3 cDNAとリンカー領域を融合するのに使用される
方式は、マニアチスら、“モルキュラー・クローニン
グ、ア・ラボラトリー・マニュアル”、コールド・スプ
リング・ハーバー研究所、コールド・スプリング・ハー
バー、ニューヨーク(1982年)中に記載された常法の組
み換え工法を使っている。融合物の構築を図1に示し
た。簡単に記すと、「IL3 cDNA配列、マイナスその分
泌リーダーをコードする配列」は、下記の表Aの上部に
見られる5′末端および3′末端をもっていた。Xba I
およびマング・ビーンヌクレアーゼ、またはNde Iによ
る消化後のこれらのIL3配列は、表Aの下部に見られる
5′末端および3′末端をもっていた。
消化されたIL3配列を、大腸菌中の細胞内での異型タ
ンパク質の発現のために設計されたプラスミド、pALhIL
3−781中に挿入した。このプラスミドを説明のためにだ
け記載する。記載された融合分子を製造するために記載
された方法は、同一のまたは異なる成分配列、制限部位
などを含む他のプラスミドを用い得る。他の例示的なプ
ラスミドは、別の転写ターミネーター配列を含むpAL181
[ATCC 寄託物 #40134]の修飾された型である。図
Iに記されている、プラスミドpALhIL3−781は、イニシ
エーターメチオニンおよび適当に隔てられたリボソーム
結合位置をフレーム中に融合した成熟IL3の完全なcDNA
配列、IL3cDNAの転写を制御し、推進するファージλか
らのおもに左方向のプロモーター、転写を終結させるIL
3配列の3′末端を越える配列、プラスミド中の3つの
独特の制限部位、を特徴とする。IL3遺伝子およびイニ
シエーターメチオニンのコーディング配列を含むものに
対する1つの部位は5′はNde Iである。別の位置が、I
L3遺伝子、Xba Iの3′末端における翻訳終結配列中に
組み込まれている。残りの部位は転写終結配列、Hind I
IIに対して5′である。
プラスミドの2つの試料を製造した。1つはNde Iお
よびHind IIIおよびIL3cDNAを含む小断片により切断
し、精製した(図Iの右側参照)。第二番目はXba Iで
切断し、マングビーンエキソヌクレアーゼで処理し、一
本鎖DNA尾部を除去し、Hind IIIで消化した。より大き
な断片を分離した(図Iの左側を参照)。2つの分離さ
れた断片を、前記の配列の合成リンカーオリゴヌクレオ
チドと混合し、T4−ポリヌクレオチドリガーゼで処置し
た。リゲーション後の2つのIL3配列間の結合領域の配
列は、下記のとおりである。
2つのIL3コーディング配列および1つ以上のリンカ
ー配列が共に融合されたプラスミドを、リンカー配列お
よび立証された融合結合の配列にハイブリダイズするコ
ロニーによって選択した。IL3配列間に挿入された1つ
以上のリンカーをもつプラスミドの存在は予期されなか
った。これらの多重リンカープラスミドは多分、近接の
リンカー二重らせんの鈍い末端に結合されるようにリン
カー二重らせんのTA−本鎖尾部を除去する少量のヌクレ
アーゼまたはマングビーンヌクレアーゼの残り物のDNA
リガーゼ中への混入から生じた。
一度プラスミドが構築されると、それらは、多領域IL
3発現のための、W3110(ラムダPamc I857)[M.ローゼ
ンバーグら、メソズ・オブ・エンザイモロジー、101
巻、123−137頁(1983年)および前記、サムブルック
ら、]などの適当な大腸菌菌株へ形質転換された。この
実験のために選択された2つのプラスミドは、各々1つ
および3つのリンカー配列によって分離される2つのIL
3 cDNA配列を含んでいる。リンカーの1つの複製を含
むpALIL31−781が図1の下部に示されている。これらの
融合分子は、それぞれ31と34キロダルトンのタンパク質
を生成した。
タンパク質は、細胞内に不溶性の細胞封入体として蓄
積し、標準方法によって可溶化され、折りたたまれた
[例えば、米国特許第4512922号、参照]。下記実施例
9中のCML検定において試験されたとき、タンパク質
は、天然または組み換えIL3の活性と等しいかまたはそ
れより大きいIL3活性を示した。
実施例2−IL3/GMCSF融合タンパク質 別の融合タンパク質を、顆粒細胞マクロファージコロ
ニー刺激因子、GMCSFをコードするDNA配列とIL3 cDNA
配列をフレーム中に融合することによって形成した。GM
CSF cDNA配列は、1986年1月30日に発行された欧州特
許第188479号に記載されている。2つのcDNA配列を、同
じ方法によって実施例1中に記載されたリンカーDNAの
短片と一緒に融合した。
IL3−GMCSF融合タンパク質をコードするDNA配列を構
築するために使用された仕組みを図2に図式的に示して
いる。IL3 cDNAを、実施例1中に記載されたように修
飾された、発現プラスミド、pAL181中に挿入した。「GM
CSF cDNA、マイナスその分泌リーダー」をコードする
配列を、pAL181の非修飾型に挿入してプラスミドpALC−
181にした。IL3プラスミド、pALhIL3−781をXba Iで消
化してからマングビーンエキソヌクレアーゼで処理して
一本鎖DNA尾部を除去した。次にプラスミドをAva Iで消
化し、IL3コーデング配列をもつ生成した小断片を分離
した。GMCSF発現プラスミド、pALC−186をNde IおよびA
va Iで消化し、GMCSF遺伝子をもつ大きな断片を分離す
る。2つの断片を、実施例1に記載されたリンカーペプ
チドをコードする合成オリゴヌクレオチド類と混合し、
T4−ポリヌクレオチド リガーゼで処理した。N−末端
領域としてIL3を、C末端領域としてGMCSFをもつタンパ
ク質をコードする遺伝子を形成するように、IL3 cDN
A、リンカーオリゴヌクレオチド、GMCSF cDNA配列が隣
接して融合されたプラスミドを、選択した。
IL3−GMCSF融合タンパク質、pALIL3−GM181の遺伝子
をもつプラスミドを、融合タンパク質発現のための実施
例1中に記載されたような適当な大腸菌宿主菌株に形質
転換した。発現されると、融合タンパク質は、前記の標
準方法によって可溶化され折りたたまれる不溶性の細胞
封入体として細胞内に蓄積する。この融合タンパク質の
活性を、実施例9中に記載された[CML]検定において
試験する。
実施例3−IL3/GCSF 融合タンパク質 別の式IL3−Xの模範融合タンパク質を顆粒球コロニ
ー刺激因子、GCSFをコードするDNA配列とともにIL3cDNA
配列をフレーム中に融合することによって形成した。こ
の融合のためのGCSF cDNAはジェネティクス・インステ
ィチュート社から得られ、1987年2月26日に公開された
PCT公開WO87/01132号中の配列をもつ。この融合分子をI
L3/IL3について記載したのと同様の方法で構築した。具
体的には、この融合を実施例1中に記載されたリンカー
DNA配列によって仲介した。
IL3−GCSF融合タンパク質をコードするDNA配列を構築
するのに使用される仕組みを図式的に図3に示した。IL
3およびGCSF cDNA、マイナスこれらのリーダー配列
を、実施例1中に記載されたように修飾された発現プラ
スミド、pAL181に挿入した。IL3発現プラスミドpALhIL3
−781をXba Iで切断し、一本鎖DNA尾部を除去するため
にマング・ビーンエキソヌクレアーゼで処理し、Hind I
IIで消化した。やや大きな断片を分離した。GCSF発現プ
ラスミドpALGa−781をNde IおよびHind IIIで切断し、G
CSF遺伝子を含む小断片を精製した。2つの分離された
断片を実施例1で使用されたのと同じリンカーペプチド
をコードする合成オリゴヌクレオチドと混合し、T4−ポ
リヌクレオチドリガーゼで処理した。N−末端領域とし
てIL3を、C末端領域としてGCSFをもつタンパク質をコ
ードする遺伝子を形成するようにIL3 cDNA、リンカー
オリゴヌクレオチドおよびGCSF cDNA配列が隣接して融
合されたプラスミドを、選択した。
IL3−GCSF融合タンパク質、pALIL3G−781の遺伝子を
もつプラスミドを、融合タンパク質の発現のための実施
例1に記載された適当な大腸菌宿主菌株へと形質転換し
た。
発現されると、融合タンパク質は不溶性の細胞封入体
として細胞内に蓄積し、前記の標準方法によって可溶化
され折りたたまれた。生成タンパク質は下記実施例のMO
7E、32DおよびDA2増殖検定においてIL3活性およびGCSF
活性をもっていた。
実施例4−GCSF/IL3融合タンパク質 式X−IL3の代表的融合タンパク質を、IL3 cDNA配列
を顆粒細胞コロニー刺激因子、GCSFをコードするDNA配
列とフレーム内かつ3′で融合することによって形成し
た。この融合分子を、IL3/GCSFについて記載されたのと
同様の方法で構築した。具体的には、融合は、実施例1
中に記載されたリンカーDNA配列によって仲介された。
GCSF−IL3融合タンパク質をコードするDNA配列を構築
するのに使用される機構を図4に図式的に示している。
IL3およびGCSF cDNAを実施例1中に記載された修飾発
現プラスミドpAL181に挿入した。GCSF cDNAは、3′末
端に1つのSty I位置を、遺伝子のコーディング配列の
内部に別の1つをもつ。内部部位は位置指定突然変異導
入法によって変化し、タンパク質配列は変わらないまま
であった。生成したプラスミド、pALGb−781をSty Iで
切断し、一本鎖DNA尾部を除去するためにマング・ビー
ンエキソヌクレアーゼで処理し、Hind IIIで消化した。
より大きな断片を分離した。IL3発現プラスミド、pALhI
L3−781をNde IおよびHind IIIで切断し、IL3遺伝子を
含む小断片を精製した。2つの分離した断片を、実施例
1で使用されたのと同じリンカーペプチドをコードする
合成オリゴヌクレオチドと混合し、T4−ポリヌクレオチ
ドリガーゼで処理した。N−末端領域としてGCSFを、C
末端領域としてIL3をもつタンパク質をコードする遺伝
子を形成するように、GCSF、リンカーオリゴヌクレオチ
ド、およびIL3 cDNA配列が隣接して融合されたプラス
ミドを、を選択した。
GCSF−IL3融合タンパク質、pALGIL3−781の遺伝子を
もつプラスミドを、融合タンパク質の発現のための実施
例1中に記載された適当な大腸菌宿主菌株へと形質転換
した。
発現されると、融合タンパク質は細胞内で不溶性の細
胞封入体として蓄積し、前記の標準方法によって可溶化
し、折りたたまれた。融合タンパク質は実施例9で記載
されたインビトロ細胞刺激検定MO7E、32D、およびDA2増
殖検定においてGCSFおよびIL3活性の両方をもってい
た。
実施例5−IL3/IL11融合タンパク質 式IL3−Xの別の模範融合タンパク質を、IL3 cDNA配
列をインターロイキン11[IL11]の成熟型をコードする
DNA配列でフレーム中に融合することによって形成し
た。IL11の配列およびそれを得る方法が1991年5月30日
に公開されたPCT公開WO91/07495号中に詳しく記載され
ている。IL11 cDNAを、ヒトIL11中に見られるのと同じ
第一アミノ酸配列をもつが、天然のcDNAより細菌の発現
に適合するコドンを使ったタンパク質をコードするため
に、合成オリゴヌクレオチドから構築した。この修飾IL
11遺伝子の配列を下記の表Bに示している。遺伝子融合
物を実施例3中に記載されたのと同様の方法で構築し
た。特異的に、融合は実施例1に記載されたリンカーDN
A配列によって仲介された。
(なお、成熟IL11タンパク質のアミノ酸配列は、(A)
の記号を付したProから(B)の記号を付したLeuまでで
ある。) IL3−IL11融合タンパク質をコードするDNA配列を構築
するために使用された機構を図5に図式で示した。IL3
発現プラスミド、pALhIL3−781を実施例3に記載された
ように処理した。IL11配列を、約150塩基対の断片中へ7
0−90塩基対のオリゴヌクレオチドをライゲートし、そ
れらを逐次発現プラスミド、pAL181中に挿入することに
よって合成し、全遺伝子を作り上げた。全IL11コーディ
ング配列が構築されると、pALIL11−781と呼ばれるプラ
スミドはIL11タンパク質の合成を指定することができ
る。発現プラスミドをNde IおよびHind IIIで消化し、I
L11遺伝子を含む小断片を精製した。IL11 cDNA断片お
よび切断された実施例1中に記載されたように製造され
たIL3発現ベクターを実施例1中に記載されたリンカー
ペプチドをコードする合成オリゴヌクレオチドと混合
し、T4−ポリヌクレオチドリガーゼで処理した。N−末
端領域としてIL3、C−末端領域としてIL11をもつタン
パク質をコードする新しい遺伝子を形成するように、IL
3 cDNA、リンカーオリゴヌクレオチド、およびIL11遺伝
子配列が隣接して融合されたプラスミドを、選択した。
IL3/IL11融合タンパク質、pALIL311−781の遺伝子を
もつプラスミドを適当な大腸菌宿主菌株へと形質転換
し、融合タンパク質を実施例1に記載されているように
発現し収穫した。収穫された融合タンパク質は、実施例
9中に記載されているT10検定およびM07E検定において
活性をもっていた。
実施例6−IL3/IL9 融合タンパク質 式IL3−Xの別の代表的融合タンパク質を、インター
ロイキン9[IL9]の成熟型をコードするDNA配列のフレ
ーム中にIL3 cDNA配列を融合することによって形成す
る。IL9の配列およびそれを得る方法は1990年、11月29
日に公開された、PCT公開WO90/14432中に詳細に記載さ
れている。
前記の公開公報中に記載されたIL9 cDNAは、ヌクレ
オチド94でBamH Iによる切断部位をもち、ヌクレオチド
490でHind IIIによる切断部位をもつ。この396塩基対断
片をもとのcDNAクローンから分離する。このIL9 cDNA
断片および実施例1中に記載したように製造した切断IL
3発現ベクターを、リンカー配列をコードするオリゴヌ
クレオチドおよび成熟IL9タンパク質の最初の7コドン
と混合する。このリンカーの配列は下記の通りである。
この混合物をT4−ポリヌクレオチドリガーゼで処理す
る。N−末端領域としてIL3を、C−末端領域としてIL9
をもつタンパク質をコードする新しい遺伝子を形成する
ように、IL3 cDNA、リンカーオリゴヌクレオチド、IL9
cDNA配列が隣接して融合されたプラスミドを、選択す
る。
IL3/IL9融合タンパク質の遺伝子をもつプラスミド
を、融合タンパク質の発現のための実施例1中に記載さ
れた適当な大腸菌宿主菌株へと形質転換する。この融合
タンパク質の活性を実施例9中に記載されたMO7E検定中
で試験する。
実施例7−IL3/IL6 融合タンパク質 式IL3−Xの別の代表的融合タンパク質を、IL3 cDNA
配列をインターロイキン6[IL6]の成熟型をコードす
るDNA配列のフレーム中に融合することによって形成す
る。IL6の配列およびそれを得るための方法は、1988年
1月14日に公開されたPCT公開 WO88/00206号に詳細に
記載されている。
前記の開示中に記載されたプラスミドpAL309C−781中
に含まれたIL6 cDNAを制限エンドヌクレアーゼNde Iお
よびHind IIIで切断する。断片をコードする小IL6を精
製する。このIL6 cDNA断片および実施例1中に記載し
た通りに製造した切断されたIL3発現ベクターを実施例
1に記載したリンカーペプチドをコードする合成オリゴ
ヌクレオチドと混合し、T4−ポリヌクレオチドリガーゼ
で処理する。N−末端領域としてIL3を、C−末端領域
としてIL6をもつタンパク質をコードする新しい遺伝子
を形成するようにIL3 cDNA配列が隣接して融合されて
いるプラスミドを、選択する。
IL3/IL6融合タンパク質の遺伝子をもつプラスミド
を、融合タンパク質の発現のための実施例1中に記載さ
れた適当な大腸菌宿主菌株へと形質転換する。この融合
タンパク質の活性を実施例9中に記載されたMO7Eおよび
T10検定中で試験する。
実施例8−組み換えIL3−X融合タンパク質の発現 実施例の融合タンパク質を発現するために、融合タン
パク質をコードする前記のプラスミド中のDNAを、その
うちのほ乳類、昆虫、イースト菌、菌類および細菌の発
現の多くの型が当技術で既知である適当な発現ベクター
に、標準分子生物学技術によって形質転換する。
a.細菌発現系 当技術の熟練者は、コーディング配列に隣接するほ乳
類の調節配列を削除し、細菌細胞によるこの発明の融合
タンパク質の細胞内または細胞外の発現のための細菌ベ
クターをつくる細菌調節配列を挿入することによって、
IL3−XおよびX−IL3タンパク質をコードする配列を操
作することができる。融合タンパク質をコードするDNA
を、当技術で既知である細菌の発現を最適化する様々な
コドンを含むように、さらに修飾することができる。融
合タンパク質をコードする配列を、当技術で既知の方法
によって融合タンパク質の細菌発現、分泌およびプロセ
シングをさせる分泌リーダーポリペプチドをコードする
ヌクレオチド配列に作動的にフレーム内で結合させるこ
とができる。別法として、IL3−XまたはX−IL3融合物
を、細胞内発現および当技術で既知の方法によって分
離、混合、折りたたまれたタンパク質のために構築する
ことができる。次に、細菌宿主細胞内のルートを通って
発現された融合タンパク質を、全て既知の方法によっ
て、採取し、精製するおよび/または物理化学的、生化
学的および/または臨床的パラメーターについて確認す
ることができる。
b.ほ乳類細胞発現 融合タンパク質の発現を得るために、ほ乳類の細胞、
pXM、およびY.C.ヤンら、セル、47巻、3−10頁(1986
年)に記載されている一般的方法を使用し得る。また、
この発明の実施に有用なベクター構築技術およびベクタ
ー成分の記述については、カウフマン、プロシーディン
グ・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス
・オブ・USA、82巻、689−693頁(1985年)、カウフマ
ンら、ジャーナル・オブ・モルキュラー・バイオロジ
ー、159巻、511−521頁(1982年)、およびカウフマ
ン、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミー
・オブ・サイエンス、USA、82巻、689−693頁(1985
年)参照。
当技術の熟練者はまた、例えば、各プラスミドの融合
タンパク質のDNA配列に適当な酵素を挿入したり、既知
の組み換え遺伝子工学技術や他の既知のベクターを用い
ることによって、pXMベクターに匹敵する他のほ乳類の
発現ベクターを構築することもできる。
ベクターDNAの安定な一体化、および一体化されたベ
クターDNAのそれに続く増幅のために、常法を使ってCHO
細胞を用いることができる。IL3−XまたはX−IL3をも
つこれらのベクターの適当な宿主細胞への形質転換は融
合タンパク質の発現をもたらし得る。生成細胞系は適当
な薬剤選択によって増殖され得、生成細胞系は再クロー
ンされ、発現の水準をIL3−X融合タンパク質の成分の
適当な検定法を使って評価し得る。この方法は、Xが望
ましくグリコシル化された、例えばエリスロポエチンの
とき、特に有用である。
c.昆虫またはイースト菌細胞発現 同様の操作を、昆虫細胞中のこれらの融合タンパク質
の発現のための昆虫ベクターの構築のために行い得る
[例えば、1985年9月25日公開の欧州特許第155476号記
載の方法を参照。] 同様に、イースト菌ベクターを、イースト細胞内で融
合タンパク質を発現して細胞内で発現されたまたは分泌
された細胞外の活性融合タンパク質を生み出すイースト
菌調節配列を使用して構築する。[例えば、1986年1月
30日公開のPCT公開WO86/00639号、1984年10月31日公開
の欧州特許EP123289号などを参照。]菌類のベクターも
また、これらの融合分子の発現に使用し得る。
実施例9−IL3−Xの生物学的活性 記載された全ての増殖検定において、基本的な構成は
下記の通りである。
検体および標準溶液を、U字底微量滴定皿中の検定培
地中に、100μl/ウエルの最終容量で希釈する。ほとん
どの場合5倍の連続希釈が適当である。標的細胞を活発
に成長している培養物から収穫し、遠心分離し、洗浄
し、各検定用に最適化された濃度で検定培地中に再懸濁
する。即ち、100μlの細胞懸濁液を、最終容量200μl/
ウエルになるよう各ウエルに添加する。プレートを37℃
で完全に湿ったインキュベーター中にインキュベート
し、下記の各検定中に記載されている0.5uCi[3H]−チ
ミジン/ウエルでパルスする。増殖を、[3H]−チミジ
ンの細胞への挿入によって測定する。生物活性を、IL3/
X融合1mlにつき1単位の最終濃度が、検定中の[3H]−
チミジンの50%の組み込みになる半最大希釈単位で測定
する。
a.CML検定 白血病芽細胞の増殖を刺激するCML検定を、ブラッ
ド、63巻(4)、904−111頁(1984年)記載の方法に本
質的に従って行なった。細胞のストックを安定期のCML
患者の末梢血の凍結バッグから得た。バッグを溶かし、
500アリコートの1.7×107細胞/バイアルとして再凍結
した。検定を始める1日前に、1バイアルの細胞を溶か
し、細胞を10mlのRPMI+5%加熱不活性ヒトAB血清(Hi
HAB)で洗浄する。細胞を10mlの同培地に再懸濁し、一
晩にわたって37℃で5%のCO2中でインキュベートす
る。次の日、細胞を培養物から除去し、フィコル処理
し、洗浄し、検定培地中に再懸濁する。
検定を、RPMI+10%加熱不活性胎児ウシ血清(HiFC
S)、2mMグルタミン(GLM)およびP/S(100U/mlペニシ
リン、100ug/mlストレプトマイシン)中で行なう。細胞
の播種密度は、2×104細胞/ウエルである。プレート
を48時間5%のCO2の中でインキュベートし、検定の最
後の6時間[3H]−チミジンでパルスする。CML細胞はh
GMCSFとhIL3の両方に反応する。従って、実施例2の融
合タンパク質中の各サイトカインの活性を別々に定量す
るためには、hGMCSFまたはhIL3に対する抗体を中和する
ことを含むことが必要である。
b.MO7E 検定 M07E細胞系を、急性血小板再生白血病の幼児の末梢血
から誘導した。M07E細胞の成長は、ヒトGMCSF、ヒトIL3
またはヒトIL4の存在による。
M07E細胞を、1ミリリットル当り8単位の組み換えヒ
トIL−3を補われた、DMEプラス10%加熱不活性FCS、グ
ルタミンおよびP/S中に置く。検定を、ヒトIL−3を添
加しない同じ培地中で行なう。細胞の播種密度は、1ウ
エル当り104細胞である。プレートを3日間10%CO2中で
インキュベートし、最後の4時間を[3H]−チミジンで
パルスする。
CML検定に記載されているように、M07E細胞は、中和
抗体の使用を必要とするhGMCSFおよびhIL3の両方に対応
する。
3H]−チミジンの挿入に基づいて、全てのIL−3/X
融合例のIL3−含有融合タンパク質は、このCML検定中の
白血病幼若細胞の増殖を刺激することにおいて活性であ
る。
c.TF−1検定 TF−1細胞系を赤白血病の患者の骨髄から誘導した
[T.キタムラ、東京大学]。細胞を、1mlにつき100単位
の組換えヒトGMCSFを補ったPRMIプラス10%加熱−不活
性FCS、グルタミンおよびP/S中で成育する。検定を、hG
MCSFを添加しない同じ培地中で行なう。細胞の播種密度
は、1ウエルにつき7.5×103細胞である。プレートを5
%CO2中で3日間インキュベートし、最後の4時間を3H
−チミジンでパルスする。CML検定中に記載されている
ように、TF−1細胞は、中和抗体の使用を要するhGMCSF
およびhIL3の両方に対応する。
チミジン捕集法に基づいて、IL3/X融合タンパク質
は、これらの赤白血病細胞の増殖を刺激することにおい
てこの検定中で活性である。
d.32D 増殖検定 32Dは、10%加熱不活性FCS、グルタミン、および20%
WeHi3B条件培血をネズミIL3の源としてもつP/Sを含むRP
MI中で生育したネズミIL3−依存細胞系である。これら
の細胞はGCSFの存在下で増殖する。
検定を、5%加熱不活性FCS、グルタミンおよびP/Sを
含むRPMI中で行なう。播種密度は、1ウエル当り2×10
4細胞である。プレートを5%CO2中で24時間インキュベ
ートし、最後の4時間を[3H]−チミジンでパルスす
る。
e.DA2 増殖検定 DA2は、ネズミIL−3中で同じようによく生育するLIF
依存ネズミ細胞系である。細胞を、5%加熱−不活性FC
S、グルタミン、P/Sおよび500単位/ml組み換えヒトLIF
を含むRPMI中で維持する。
DA−2検定を、32D検定と同じ培地中で行なう。細胞
の播種密度は1ウエルにつき7.5×103細胞である。プレ
ートを3日間インキュベートし、最後の4時間[3H]−
チミジンでパルスする。
f.T10増殖検定 この検定は、1991年5月30日に公開されたPCT公開WO9
1/07495中に詳細に記載されている。
T10細胞は、IL−11中での生育のために選択されたIL
−6依存ネズミ形質細胞細胞系T1165の副集団である
[R.P.ノーダンら、サイエンス、233巻、566頁(1986
年)、およびナショナル・インスティチュート・オブ・
ヘルス、ノーダン博士から入手。]。T10細胞系は、IL6
またはIL11によく反応するが、IL11に対する反応は、も
とのT1165細胞系のそれよりずっと大きい。細胞を10%
加熱不活性FCS、グルタミン、P/S、5×10-5Mベータメ
ルカプトエタノール(シグマ・ケミカル・カンパニー、
セントルイス、ミズーリ)を含むRPMI中で維持し、20U/
mlのrhuIL11で補う。検定をIL11なしの同じ培地中で行
なう。播種密度は1ウエル当り7.5×103細胞である。プ
レートを3日間インキュベートし、最後の3時間[3H]
−チミジンでパルスする。
実施例5に記載されたpALIL311−781の形質転換から
の大腸菌細胞上澄みを前記に従って活性を検定した。IL
3−IL11融合タンパク質はこの検定でIL11活性を顕し
た。
g.ヒト血漿凝塊meg−CSF検定 この発明の融合分子IL3−IL11はまた、修飾に関する
E.マズールら、ブラッド、57巻、277−286頁(1981年)
中に記載されている血漿凝塊meg−CSF検定中でヒト血小
板生成細胞コロニー形成活性を試験された。非付着末梢
血細胞をロイコパクスから分離し、分けて凍結した。試
験検体を、血小板欠乏ヒトAB血漿および24ウエルのプレ
ート中の1.25×105細胞と混合し、カルシウムの添加に
よって凝結させた。12日間のインキュベーションの後、
血小板生成細胞を、血小板糖タンパク質II b/III aに対
して指示されたモノクローナル抗体および西洋わさびペ
ルオキシダーゼ/抗ペルオキシダーゼ色素原検索システ
ムを使って同定した。組み換えヒトIL−3[ジェネティ
クス・インスティチュート社]を、陽性対照として使用
し、これは約60%が純粋で40%が混合の血小板生成コロ
ニーで1凝塊につき12−30血小板形成コロニーを製造し
た。形成不全イヌ血清もまた、陽性対照として使用し、
それは1凝塊につき5−10の血小板生成細胞コロニーを
生成し、そのうち約50%は10以下の細胞を含む純粋な血
小板生成細胞コロニーであり、50%は40以上の血小板生
成細胞を含む混合血小板生成細胞コロニーであった。陰
性対照はアルファ培地であり、1凝塊につき0−1の血
小板生成細胞コロニーを生成した。
IL3−IL11融合タンパク質をIL3タンパク質およびIL11
タンパク質の最適濃度と比較した。2シリーズの実験を
行なった。第一のシリーズにおいては、IL11の濃度を10
U/mlのそれの最適濃度で一定に保ち、IL3濃度を0.2から
200U/mlまで変化させた。第二のシリーズにおいては、I
L3の濃度を1U/mlのそれの最適濃度で一定に保ち、IL11
濃度を0.2から200U/mlまで変化させた。最適濃度を、0.
2から200U/mlの濃度でIL3のみおよびIL11のみの検定を
実行することによって測定した。つぎに、生成されるme
gコロニー/凝塊の数が最も多くなる濃度を比較実験の
最適濃度として選択した。
結果は下記の通りである。
前記の結果を、IL3−IL11融合タンパク質の濃度を5
単位のIL11から1単位のIL3の割合で変化させて得た下
記の結果と比較した。この率を、T10およびM07E細胞増
殖検定で測定されたような、2つの融合パートナーの相
対的特異的活性をまねて測定した。
[IL3−IL11融合タンパク質]U/ml Megコロニー/凝塊 0.2/1.0 14 1.0/5.0 26 5.0/25 20 25.0/125 15 125/625 26 これからわかるように、IL3−IL11融合タンパク質は
少なくとも、血小板生成細胞コロニー形成を刺激するこ
とにおいて一緒に加えられたIL3およびIL11の最適濃度
と同じぐらい活性である。
この発明の実施における多くの修正および変形が、当
技術の熟練者に起ることは予期される。
この発明によって下記の各事項が可能となる。
(1)式IL3−XまたはX−IL3〔式中、Xは、IL3に融
合され、IL3、IL6、IL7、IL9、IL11、エリスロポエチン
およびGCSFから成る群から選択されたリンフォカインで
ある〕で示される、他のタンパク質性の物質を実質的に
随伴しない融合タンパク質。
(2)前記リンフォカインがIL11である1記載のタンパ
ク質。
(3)前記リンフォカインがIL3である1記載のタンパ
ク質。
(4)前記リンフォカインがエリスロポエチンである1
記載のタンパク質。
(5)前記リンフォカインがGCSFである1記載のタンパ
ク質。
(6)前記リンフォカインがIL9である1記載のタンパ
ク質。
(7)前記リンフォカインがIL6である1記載のタンパ
ク質。
(8)Xがペプチドリンカー配列を通してIL3に融合さ
れている1−6記載のタンパク質。
(9)1記載の融合タンパク質をコードするDNA配列。
(10)宿主細胞中で9のDNA配列の発現を指示すること
ができる発現調節配列と作動可能に結合した、9記載の
DNA配列を含むプラスミドベクター。
(11)10記載のプラスミドベクターにより形質転換され
た適当な宿主細胞。
(12)(1)タンパク質の発現をさせる条件下で培養培
地中の11記載の適当な宿主細胞を培養し、(2)培養培
地から融合タンパク質を採取することを含む、融合タン
パク質IL3−XまたはX−IL3の製造方法。
(13)12の方法により製造されたタンパク質。
(14)医薬的に許容され得る媒体中に治療上有効な量の
1−8記載の融合タンパク質を含む医薬組成物。
(15)白血病の処置のための医薬組成物の製造における
14記載の組成物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12R 1:19) (C12P 21/02 (56)参考文献 特開 昭62−282593(JP,A) 特開 昭60−241890(JP,A) 特開 昭63−267278(JP,A) 国際公開90/1039(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 A C07K 14/54 C12N 1/21 C12P 21/02 ZNA A61K 37/02 ADV

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他のタンパク質性物質を実質的に随伴しな
    い、IL−3とIL−11から成る融合タンパク質;ただし、
    IL−11は次ぎのいずれかのタンパク質を意味する: (a)次ぎの塩基配列を有するDNAでコードされている
    アミノ酸配列を有するタンパク質: (b)上記(a)に記載のDNAとストリンジェントな条
    件下にハイブリダイズすることができるDNAでコードさ
    れているアミノ酸配列を有するタンパク質であって、実
    質的に(a)に記載のタンパク質と同様の生理活性を有
    するタンパク質。
  2. 【請求項2】請求項1記載の融合タンパク質をコードす
    るDNA。
  3. 【請求項3】宿主細胞中で請求項2記載のDNAの発現を
    指示することができる発現調節配列と作動可能に結合し
    た、請求項2記載のDNAを含むプラスミドベクター。
  4. 【請求項4】請求項3記載のプラスミドベクターにより
    形質転換された宿主細胞。
  5. 【請求項5】タンパク質を発現させる条件下、培養培地
    中で請求項4記載の宿主を培養し、培養物から融合タン
    パク質を採取することを特徴とする、IL−3とIL−11か
    ら成る融合タンパク質の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5の方法により製造された、IL−3
    とIL−11から成る融合タンパク質。
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