JP3148975U - サージアブソーバのチェック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サージアブソーバの良否を簡便にチェックすることができるサージアブソーバのチェック装置を提供する。【解決手段】手動のスイッチSWを介して直流電圧を供給するコイル素子Lと、コイル素子Lに並列接続するネオン管Nと、コイル素子Lの両端から引き出し、チェック対象のサージアブソーバZを接続する正負のチェック端子T1 、T2 とを組み合わせることを特徴とするチェック装置である。【選択図】図1
Description
この考案は、サージアブソーバ単体の他、サージアブソーバ組込形のブースタケーブルなどにも使用可能なサージアブソーバのチェック装置に関する。
自動車に搭載するバッテリの性能が低下すると、エンジンを起動させるためにブースタケーブルを使用するが、ブースタケーブルをバッテリに接続する際、バッテリから取り外す際に発生するサージ電圧から電装品を有効に保護するために、サージアブソーバ組込形のブースタケーブルが提案されている(特許文献1)。サージアブソーバ組込形のブースタケーブルは、正極用の主ケーブルの一端に付設する主クリップにサージアブソーバを組み込み、補助クリップ付きの補助ケーブルを介してバッテリにサージアブソーバを並列接続することにより、主ケーブルの接続、取外しの際のサージ電圧をサージアブソーバによって吸収し、自動車に搭載する電装品を保護することができる。
特開2008−30603号公報
かかる従来技術によるときは、ブースタケーブルに組み込まれているサージアブソーバが正常であるか否かを事前に確認することができないため、一抹の不安があるという問題があった。ブースタケーブル内のサージアブソーバが正常に作動しないと、自動車に搭載している高価な電装品を損傷させるおそれがあるからである。
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、手動のスイッチを介して給電するコイル素子と、ネオン管とを組み合わせることによって、サージアブソーバの良否を簡便にチェックすることができるサージアブソーバのチェック装置を提供することにある。ただし、ここでいうサージアブソーバとは、サージアブソーバ単体の他、サージアブソーバ組込形のブースタケーブルなどのように、サージアブソーバが組み込まれている製品内のサージアブソーバを含み、バリスタや、直列接続されたコンデンサ、抵抗などのように、任意の形式のサージアブソーバを含むものとする。
かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、手動のスイッチと、スイッチを介して直流電圧を供給するコイル素子と、コイル素子に並列接続するネオン管と、コイル素子の両端から引き出し、チェック対象のサージアブソーバを接続する正負のチェック端子とを備えることをその要旨とする。
なお、スイッチは、自動復帰形の接点式の押しボタンスイッチとしてもよく、電源電圧を表示する電源ランプを付設してもよい。
かかる考案の構成によるときは、コイル素子は、スイッチを閉じて直流電圧を供給し、一定の直流電流を通電しながらスイッチを開くことにより、両端に大きなチェック用のサージ電圧を発生し、チェック端子が開放の状態では、サージ電圧によってネオン管が点灯する。一方、チェック端子に接続するチェック対象のサージアブソーバが正常であれば、サージアブソーバによってサージ電圧が吸収されるため、スイッチを開閉しても、ネオン管が点灯することがない。そこで、チェック端子にサージアブソーバを接続しない状態で、スイッチの開閉によりネオン管が点灯することを確認し、つづいて、チェック端子にサージアブソーバを接続し、スイッチを開閉してもネオン管が点灯しないことを確認することにより、チェック対象のサージアブソーバが正常であることを簡単に、しかも確実に確認することができる。
スイッチは、自動復帰形の接点式の押しボタンスイッチとすることにより、コイル素子に通電中の直流電流を一定の遮断速度で切断し、コイル素子の両端に常にほぼ一定のチェック用のサージ電圧を発生させることができる。
電源ランプは、コイル素子に給電する直流電圧用の電源電圧を表示することにより、準備動作の完了を表示することができる。なお、電源ランプは、電源電圧によって点灯する発光ダイオードを使用すればよい。
以下、図面を以って考案の実施の形態を説明する。
サージアブソーバのチェック装置10は、手動のスイッチSW、コイル素子L、ネオン管Nをケース11に一体に収納してなる(図1、図2)。
チェック装置10は、電源ケーブルCAの先端の2極のシガーライタ用のジャックCJを介して、図示しない電源電圧V=DC12Vの電源に接続する。なお、電源は、たとえば12V用のバッテリの充電器であってもよく、12V用のバッテリそのものであってもよい。電源ケーブルCAの基端側は、2極のジャックJを介してチェック装置10に着脱自在に接続されている。
チェック装置10の内部において、ジャックJの正極(+)側、負極(−)側の各電極の間には、抵抗R、発光ダイオードLDの直列回路が接続されている。また、ジャックJの正極(+)側の電極は、手動のスイッチSWを介して正側のチェック端子T1 に接続されており、ジャックJの負極(−)側の電極は、負側のチェック端子T2 に直結されている。また、チェック端子T1 、T2 の間には、コイル素子L、ネオン管Nが並列接続されている。すなわち、正負のチェック端子T1 、T2 は、コイル素子Lの両端から引き出されている。
発光ダイオードLD、ネオン管Nは、ケース11の正面上部に配置され、チェック端子T1 、T2 は、ケース11の両側端面上部に横向きに配置されている。また、スイッチSWは、ケース11の片側の側端面中間部に配置されている。ただし、スイッチSWは、自動復帰形のメカニカル接点式の押しボタンスイッチである。
かかるチェック装置10の作動は、次のとおりである。
まず、正負のチェック端子T1 、T2 に何も接続せずに、すなわちチェック端子T1 、T2 を開放のまま、電源ケーブルCA、ジャックJを介して電源電圧V=DC12Vを供給すると、発光ダイオードLDが発光して点灯する。すなわち、発光ダイオードLDは、電源電圧Vを表示する電源ランプとなっている。
つづいて、スイッチSWを押し操作して閉じると、電源電圧Vに相当する直流電圧がコイル素子Lに供給され、コイル素子Lに一定の直流電流I=V/Ra を通電させることができる。ただし、Ra は、コイル素子Lの直流抵抗である。そこで、スイッチSWを開けば、直流電流Iが遮断されることにより、コイル素子Lの両端に大きなチェック用のサージ電圧を発生させることができる(図3)。なお、図3のサージ電圧は、コイル素子LのインダクタンスLa =3.3H、直流抵抗Ra =400Ωの場合の実測例であり、波高値230V超が得られている。そこで、このような高圧のサージ電圧が発生すると、それに呼応してネオン管Nが点灯し、チェック装置10自体の正常動作を確認することができる。
次に、チェック対象のサージアブソーバZをチェック端子T1 、T2 に接続し、スイッチSWを再度閉じて開放する。このとき、サージアブソーバZが正常であれば、コイル素子Lに発生するサージ電圧がサージアブソーバZに吸収されるため、ネオン管Nが点灯しない。逆に、サージアブソーバZが不良であれば、ネオン管Nが点灯する。すなわち、ネオン管Nが点灯するか否かにより、サージアブソーバZの良否を確認することができる。ただし、図2において、チェック端子T1 、T2 に接続するサージアブソーバZは、サージアブソーバ組込形のブースタケーブルのような製品P内の部品として図示されているが、これに代えて、サージアブソーバZの単体であってもよい。
以上の説明において、電源電圧Vは、DC12Vに代えて、DC6V、DC24Vなどであってもよい。また、電源電圧Vを供給するためのジャックCJ、J付きの電源ケーブルCAは、所定の電源に接続することができる限り、他の任意の接続形態に変更することができる。なお、商用電源を入力し、必要な直流の電源電圧Vを作る電源回路をケース11内に一体に収納してもよい。
また、コイル素子Lは、スイッチSWの開閉操作により所定のチェック用のサージ電圧を発生させることができればよく、コイル素子LのインダクタンスLa 、直流抵抗Ra は、実験的に定めればよい。ただし、コイル素子Lは、電源電圧Vに適合する小形リレーの鉄心入りコイルを使用することができる。
V…電源電圧
SW…スイッチ
L…コイル素子
N…ネオン管
T1 、T2 …チェック端子
Z…サージアブソーバ
実用新案登録出願人 アクソンデータマシン株式会社
代理人 弁理士 松 田 忠 秋
SW…スイッチ
L…コイル素子
N…ネオン管
T1 、T2 …チェック端子
Z…サージアブソーバ
実用新案登録出願人 アクソンデータマシン株式会社
代理人 弁理士 松 田 忠 秋
Claims (3)
- 手動のスイッチと、該スイッチを介して直流電圧を供給するコイル素子と、該コイル素子に並列接続するネオン管と、前記コイル素子の両端から引き出し、チェック対象のサージアブソーバを接続する正負のチェック端子とを備えてなるサージアブソーバのチェック装置。
- 前記スイッチは、自動復帰形の接点式の押しボタンスイッチとすることを特徴とする請求項1記載のサージアブソーバのチェック装置。
- 電源電圧を表示する電源ランプを付設することを特徴とする請求項1または請求項2記載のサージアブソーバのチェック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008009010U JP3148975U (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | サージアブソーバのチェック装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008009010U JP3148975U (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | サージアブソーバのチェック装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3148975U true JP3148975U (ja) | 2009-03-05 |
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JP (1) | JP3148975U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012137486A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-19 | Ge Aviation Systems Ltd | 過渡電圧保護デバイスのテスト |
-
2008
- 2008-12-24 JP JP2008009010U patent/JP3148975U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012137486A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-19 | Ge Aviation Systems Ltd | 過渡電圧保護デバイスのテスト |
US9411016B2 (en) | 2010-12-17 | 2016-08-09 | Ge Aviation Systems Limited | Testing of a transient voltage protection device |
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