JP3148443U - 調理熱の排熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、汗ダラダラの劣悪な厨房の熱い調理環境を改善することを目的とするもので、調理熱の排熱構造の改良に関するものである。【解決手段】本考案は、熱源1の後背部に燃焼熱を排出する排気ダクト3を設け、排気ダクト3の被加熱物2の背部に吸気口4を施したことにより、煮炊きの熱の排気を、熱源からの排気に吸引させて一緒に排気できるようになり、これにより厨房環境の熱い劣悪な環境を高価な排気設備を要することなく、低コストで改善することができた。【選択図】図1

Description

本考案は調理熱の排熱構造の改良に関するものである。
従来より、厨房は火を使うため、熱いとされて来た。その熱い原因は熱源と調理熱の二つが大きい。そして厨房従事者の作業環境改善のために、作業環境に放熱しないように熱源を断熱及び遮断して強制的に排気するものが種々考えられている。また、一方で、煮炊きや蒸し、炒め等の調理の放出熱気は湯気や煙と共に換気扇などで強制的に排気するようにしているが、熱源からの排気とは別個に行われている。したがってこのように熱源の排気と調理熱の排気とを分ける場合はその排気も別途の換気設備で行われることになり、また集中して両者を排気する場合は、広範囲の換気を行う大規模な設備が必要となり、設置のコストが高くならざるを得なかった。
また、熱源を断熱及び遮断して強制的に排気するものでは、主に調理を密閉した容器で行うものには適するが、茹でや炒め、蒸し等、被加熱物2の上方が開放されて、煮炊きの湯気や煙等が常時調理者に吹き出るタイプのものには対応し難いものであった。
大阪瓦斯株式会社の涼厨(登録商標)が涼しい理由(同社ホームページ等に掲載)
本考案は、これら別個に行われていた熱源からの排気に連動して調理熱の排気を効率良く行えるようにしたものである。
本考案の主たる特徴は、熱源1の後背部に燃焼熱を排出する排気ダクト3を設け、排気ダクト3の被加熱物2の背部に吸気口4を施したことである。
第2は、吸気口4の上方に前方に突出する突出部材5を設けたことである。
そして第3は、 排気ダクト3の下方が開口し、冷気吸入口11を構成したことである。
本考案にあっては上述のようにしたから、熱源1からの排気は作業者がいる前方には流れ出ず、或いは流出が抑制され、排気ダクト3がいわば煙突のように作用して外部に排出できるものであり、しかもその際、排気ダクト3の上昇気流により、煮炊きや蒸し、炒め等の調理時の湯気や煙は吸気口4を通じて排気ダクト3に吸引されて熱源1の排気と共に併せて外部に排出される利点がある。
この場合、吸気口4の上方に棚板や吊り戸棚などの突出部材5を設けておくと、調理の湯気や煙の吸気口4へのガイドとなり、排出がスムーズになるものである。この際、更にこの突出部材5の前端を下方に垂下させたり、前方より奥部へ高くなる傾きやアールを施すと、そのガイド作用がより一層高められる。
また、排気ダクト3の下方を外気の開放させて冷気吸入口11を構成すると、燃焼排気の上昇がスムーズになると共に、排気の温度を下げることができる。この冷気吸入口11は熱源1よりも下方に下げておくと、冷気の上昇が逆行せず、スムーズとなる。
図1は本考案の一実施例の概略を示すもので、適宜基台14にガス、電磁、炭火等任意の熱源1が配置され、五徳8等を介して鍋やフライパン、蒸し器やフライヤー、鉄板、焼き網等厨房用の被加熱物2が載置される。ここで熱源1の周辺はオープンとしておいても良いが、熱源1の燃焼排気が外部に放出されない(されにくい)ように箱体15で囲うのが望ましい。12は空気導入口、13は熱源1の操作つまみである。また被加熱物2と箱体15の上部開口の隙間は必要に応じてシールド9が施される。この箱体15は2重構造とすることができ、その場合、その隙間16に外冷気が流通できるように一部外気に開放することもできる(図2参照)。17はその隙間への冷気導入口、18は排気口で、排気ダクト3に連通させるのが好ましい。
熱源1の背後には扁平筒状の排気ダクト3が配設され、この排気ダクト3の下方前面は熱源1の背後側が開口し、熱気導出口19を構成する。この熱気導出口19には必要に応じてガイド板10や、ガイド傾斜部20を施すことができる。排気ダクト3の上端は開口して排気口21を構成し、下端は閉塞されていても良いが、冷気吸入口11を開口しておくのが好ましい。
排気ダクト3は特に高さは制限しないが、壁6の上方に換気扇等の換気設備7を施すのが通例であるので、その近くにまで届くのが良い。勿論、通常の制作上、コスト上の合理性からは、一般的には調理面の上方1m前後にすれば良い。この排気ダクト3は排気導出口19により熱源1を取り囲む燃焼空間(燃焼室)と通じ、上方は開放されて排気口21となる。勿論設置の状況に応じて横や背部に開口させても構わない。
この排気ダクト3の前面には吸気口4が1又は複数個施される。個数と配置、形状等は任意であるが、上方に複数個設けるのが効率が良く好ましい。吸気口4の排気ダクト3内の上縁付近には必要に応じてガイド22が施される。このガイド22は奥が高くなる上向きが良い。
排気ダクト3の上方部には必要に応じて棚や吊り戸棚を兼ねる突出部材5が設けられる。この突出部材5は排気ダクト3に設置しても良いし、壁や天井に支持させたものであっても構わない。
図3は被加熱物2の周辺がシールドされず、また突出部材5がない例であるが、この場合は、排気ダクト3への吸気口4は排気ダクト3の前板の下端から上端に亘り複数個配設される。
(作用の説明)
図1には矢印で熱の動きを併記している。まず熱源1を作動させると、熱気が排出されるが、それは矢印aのように排気ダクト3に流れる。これは熱気であるので上昇気流となって矢印bのように上向きに上る。ここで冷気吸入口11があれば冷気が下方から矢印cのように取入れられる。
次に鍋などの被加熱物2を使って調理加熱をすると、それに伴い発生する煮炊きの湯気や煙等は矢印dのように立ち上るが、上記の排気ダクト3の上昇気流により、吸気口4の付近は負圧状態になっていて、矢印eのように流れが形成され、矢印fのように吸気口4より排気ダクト3に吸い込まれ、燃焼排気と一緒になって排気口21より上方に排出され、更に換気設備7により矢印gのように室外へ排出される。
このように本考案によれば、熱源1からの熱は排気ダクト3により排気して厨房環境への熱放射による厨房環境の温度上昇を抑えることは勿論、調理面からの煮炊きに伴って発生する湯気や煙などの熱気の作業者への噴出しが少なくなり、厨房の温度上昇を抑え、調理での作業環境を従来の汗だらだらの熱い環境から開放し、作業環境を改善することができる。この効果は、蓋を開しない状態で調理をすることが多い煮炊きや蒸し、炒め、焼き等の調理の熱い劣悪な作業環境の改善に大いに寄与できるものである。
しかも、煮炊きの湯気や煙等は排気ダクト3の燃焼排気の上昇気流により排気ダクト3に吸気口4から吸い込まれるものであるから、燃焼排気と合流されるものであり、換気設備は増やしたり、大型化させる必要がない。
したがって本考案を採用することにより、高価な換気設備を追加設置することなく、燃焼排気と煮炊きの熱を併せて処理し、厨房環境のこれらによる高熱化を抑え、厨房環境を心地良いものに改善することができる。しかもその際も設備及びランニングコストの双方で低コスト化を実現できるものである。
本考案の一実施例の作用説明を兼ねた概略側断面図。 同上の燃焼室の他の実施例を示す要部断面図。 同上の更に他の実施例の概略側断面図。
符号の説明
1 熱源
2 被加熱物
3 排気ダクト
4 吸気口
5 突出部材
11 冷気吸入口

Claims (3)

  1. 熱源1の後背部に燃焼熱を排出する排気ダクト3を設け、排気ダクト3の被加熱物2の背部に吸気口4を施して成る調理熱の排熱構造。
  2. 吸気口4の上方に前方に突出する突出部材5を設けたことを特徴とする請求項1に記載の調理熱の排熱構造。
  3. 排気ダクト3の下方を開口し、冷気吸入口11を構成したことを特徴とする請求項1又は2の調理熱の排熱構造。
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