JP3148318U - 緑化構造 - Google Patents

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燦治 玄間
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Abstract

【課題】植栽基盤等を折板屋根やその他の屋根上や屋上に配列して設置する場合、多数の植栽基盤であっても、手間と時間を要することなく、効率的な施工作業を遂行することができる緑化構造を提供する。【解決手段】折板屋根1に並設された山部3の頂面に沿って接続金具4を固定すると共に、折板屋根の山部の長手方向に対して直角方向にレール状長尺材8を配置して各接続金具に固定し、隣り合う夫々のレール状長尺材の両側に形成された水平張出部8b、8bの上面に植栽基盤2の端部を載置して順次配列すると共に、レール状長尺材が設けられた隣接する植栽基盤の端部同士の上に上部長尺材9を載置して適当な間隔でレール状長尺材に対して長尺ボルトとナットで固定し、多数の植栽基盤が配置された区画の4方向の周囲の夫々に軒先側見切材を取付けてレール状長尺材に固定することにより、折板屋根上に多数の植栽基盤を配置する。【選択図】図3

Description

本考案は、折板屋根や屋上等に配置したレール状長尺材に複数の多目的植栽基盤を並設して固定するようにした緑化構造に関するものである。
建物の屋上や壁面等に緑化を推進するため、本出願人によって、「多目的植栽基盤」と称する植栽基盤が開発されている。この植栽基盤は特許文献1に記載されている通り、押え桟によって仕切られた開放窓を有する押え蓋と、押え蓋の開口側を支持すると共に押え蓋内に充填した培土を受ける受皿とを有し、押え蓋内の培土上に芝生シートを植栽した状態で、この芝生シートを押え蓋の押え桟で押えることによって芝生の植栽を可能とするものである。また、押え蓋内に収容した植栽ポットトレーを押え桟で押え、各開放窓内の植栽ポットに植物を植栽することにより、ポット植栽、さらには壁面用のポット植栽を可能とするものである。
ところで、このような植栽基盤を折板屋根の上に設ける場合、使用する植栽基盤の設置数が多くなるため、手間をかけずに短時間で施工することが要求される。
そこで、折板屋根の屋上緑化に関する従来の技術について特許文献2を参照すると、この文献の「植栽用トレー設置構造」は、屋根上にトレー支持具を介して複数の植栽用トレーを並べた状態に固定する構造に関するものである。ところで、この文献の植栽用トレーは、四角形平面を有するトレーの四隅を斜め状に切除してなる被固定部が形成されたもので、その施工方法としては、植栽用トレーを順次突き当てた状態に配列しながら、個々の植栽用トレーごとに四隅の被固定部に押え部材を用いて固定するという方法が採用されている。
従って、その施工方法は、折板屋根上にトレー支持具を介して植栽用トレーを1個ごと取付ける作業となるため、部品点数が多くなり、多数の植栽用トレーを施工するには手間と時間を多大に要するという不都合があった。また、押さえ部材の締付け具合によって、夫々の植栽用トレーに傾きが生じるため、均一な固定ができないおそれがあった。
特開2005−333976号公報 特開2004−245032号公報
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、本出願人によって開発された多目的植栽基盤のような箱形状の植栽基盤を折板屋根やその他の屋根上や屋上に配列して設置する場合、多数の植栽基盤であっても、手間と時間を要することなく、効率的な施工作業を遂行することができる緑化構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案による請求項1の緑化構造は、折板屋根上に配列した植栽基盤に培土を充填した状態で植栽する緑化構造において、折板屋根に並設された山部の頂面に沿って接続金具を所定間隔で配置して固定すると共に、折板屋根の山部の長手方向に対して直角方向にレール状長尺材を配置して各接続金具に固定し、隣り合う夫々のレール状長尺材の両側に形成された水平張出部の上面に植栽基盤の端部を載置して複数の植栽基盤を互いに突き当てた状態に配列すると共に、レール状長尺材が設けられた隣接する植栽基盤の端部同士の上部に沿って上部長尺材を載置し、該上部長尺材を適当な間隔でレール状長尺材に長尺ボルトとナットとで固定し、さらに、多数の植栽基盤が配置された区画の4方向の周囲の夫々に軒先側見切材を取付けてレール状長尺材に固定することにより、折板屋根上に多数の植栽基盤を配置するようにしたことを特徴とする。
また、本考案による請求項2の緑化構造は、請求項1において、傾斜を有する折板屋根においては、植栽基盤の外側に給水管を設けると共に、隣接する植栽基盤の隙間であって傾斜した植栽基盤の上方縁部に接するように点滴穴を有する給水管を配置したことを特徴とする。
また、本考案による請求項3の緑化構造は、請求項1において、勾配のない折板屋根及び傾斜を有する折板屋根においては、植栽基盤の外側に給水管を設けると共に、隣接する植栽基盤の隙間に給水管及び適度な位置に散水器を配置して植栽基盤の上に散水するようにしたことを特徴とする。
また、本考案による請求項4の緑化構造は、請求項1において、勾配のない折板屋根及び傾斜を有する折板屋根においては、植栽基盤の内側に給水管を設けると共に、各植栽基盤の内部に配置した点滴穴を有する給水管を上部又は下部で接続して潅水するようにしたことを特徴とする。
また、本考案による請求項5の緑化構造は、陸屋根上又は屋上に配列した植栽基盤に培土を充填した状態で植栽する緑化構造において、陸屋根上又は屋上に複数のレール状長尺材を所定間隔で配置して固定し、隣り合う夫々のレール状長尺材の両側に形成された水平張出部の上面に植栽基盤の端部を載置して複数の植栽基盤を互いに突き当てた状態に配列すると共に、レール状長尺材が設けられた隣接する植栽基盤の端部同士の上部に沿って上部長尺材を載置し、該上部長尺材を適当な間隔でレール状長尺材に長尺ボルトとナットとで固定し、さらに、多数の植栽基盤が配置された区画の4方向の周囲の夫々に軒先側見切材を取付けてレール状長尺材に固定することにより、陸屋根上又は屋上に多数の植栽基盤を配置するようにしたことを特徴とする。
本考案によれば、植栽基盤を下方のレール状長尺材と上方の上部長尺材とで挟み込んだ状態にして折板屋根、様々な形態の屋根上又は屋上に固定することができるため、折板屋根の谷部等から押し上げる風や折板屋根、様々な形態の屋根上又は屋上に横からの風圧が作用した場合でも、配列された植栽基盤が移動することなく、定位置に固定した状態を保つことが可能である。
また、本考案においては、隣接するレール状長尺材間から対向して張り出した水平張出部に植栽基盤の両側の各端部を載置し、その植栽基盤を両側のレール状長尺材に沿って内方へ押し込み、この作業を連続的に行うことによって、作業者は一区画の端部に居た状態で一列分の植栽基盤を配列することが可能となるため、個々の植栽基盤に対して固定作業をする必要がなく、植栽基盤の配列作業の時間を短縮し、また労力を軽減することが可能となる。
さらに、複数の植栽基盤を載置したレール状長尺部材に対して、上部長尺材を適度の間隔をあけて設けた長尺ボルトによって固定する構造であるため、部品数が少なくて済み、その分作業が簡単になる。
また、本考案によれば、区画内に多数配置した植栽基盤の植物の成育が悪く、また枯れた場合、該当する上部長尺材を取り外すだけで、簡単に特定の植栽基盤を交換することができるため、植栽完了後の管理作業においても、労力を軽減し、その作業時間を短縮することが可能となる。
また、本考案によれば、種々の接続金具を使用することにより、折板屋根の他にも、様々な形態の屋根や屋上にも対応することができ、運用上のコストを削減することが可能とる。
また、本考案によって配置された植栽基盤を用いれば、芝生やセダム類等を植栽した植栽基盤を先に配置することも可能であるし、また後から植栽基盤の植栽ポットに植物の苗等を植えることも可能であるため、多様なニーズに対応することができる。
さらに、植栽基盤を屋根に配置した場合、直射日光のために培土の乾燥が激しいものとなるが、本考案において、散水器による散水方法では、植栽基盤間の隙間に給水管を配置するため、植栽基盤を施工した後でも、散水が必要な場所を選んで自由に給水管の配置を変更することが可能である。また、本考案によれば、多様な潅水方法を用いることによって現場にあった方法を採用することができ、多様なニーズに対応することが可能となる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例における緑化構造は、図1(a)又は(b)に示すように、折板屋根1上に配列した多数の植栽基盤2、2…に培土を充填した状態で植栽する折板屋根1の緑化構造に関するものである。なお、図1(a)は多数の植栽基盤2、2…を配列した区画の一部を平面的に示すものであり、図1(b)は図1(a)のC−C矢示線断面図である。
なお、本実施例における植栽基盤2としては、上記の特許文献1に記載された「多目的植栽基盤」を採用してあるが、これに類似する箱型形状の植栽基盤2であれば、本考案の緑化構造を適用することが可能である。
以下、本実施例に係る施工法を述べながら、関連する構造について述べる。図1(a)又は(b)に示すように、先ず折板屋根1に並設された各山部3の頂面に沿って接続金具4を植栽基盤2の幅よりもやや大きい間隔で配置して固定する。このような構造において、図4(a)に示すように山部3の頂面にハゼ部5が形成された折板屋根1の場合、そのハゼ部5を両側から挟み込む形状の接続金具4を使用する。
即ち、図4(a)に示すように、ハゼ部5を両側から挟みこむ接続金具4は、同形状の一対の金具を用い、両側に広がる脚部4aと、ハゼ部5の脚部5aを挟み込む絞り部4bと、ハゼ部5の重ね合わせ部5bに沿って広がる膨出部4cと、その上部にて合致されたボルト締結部4dと、最上部にて両側に広がる張出部4eとを有する。この接続金具4のボルト締結部4dに形成されたボルト穴にボルト6aを挿通してナット6bで締結することにより、両側の金具が一体に固定され、夫々のハゼ部5に対して山部3の頂面に両脚部4a、4aを広げた安定状態で固定支持されることとなる。なお、接続金具4の幅は、図2(b)に示すように、ボルト締結部4dに2個のボルト6a、6aを並設して設けることができるほどのものである。
また、図4(b)に示すように、重ね式の折板屋根1では、接続金具4で挟み込むことができる頭部を有するボルト式固定金具7の下方に設けられたネジ部7aを山部3の頂面に形成したボルト穴に挿通し、ナット7bで固定することによって取り付け、このボルト式固定金具7に上記の図4(a)と同様の接続金具4を用いて取付けることとなる。
さらに、図4(c)に示すように、屋上や陸屋根等の平坦面10にレール状長尺材8を取り付ける場合、接続金具4として、断面が矩形の枠形金具4Aを用い、この枠形金具4Aの底面のボルト穴に固定ボルト4Bを挿通して屋上や陸屋根等の平坦面10に固定するとよい。
次いで、上記のように取付けた接続金具4の上面にレール状長尺材8を取り付けるために、折板屋根1の山部3の長手方向に対して直角方向にレール状長尺材8を配置して各接続金具4に固定する。このレール状長尺材8は、図2(a)、(b)に示すように、横断面形状の中央にて上方に向けて突出したハット形状の突出部8aを有し、その両脚として水平張出部8b、8bが形成され、このレール状長尺材8の長さは、少なくとも植栽基盤2を配列する区画分の長さを有するものが必要となる。
このようなレール状長尺材8を上記のように折板屋根1の山部3の長手方向に対して直角方向に配置する(図1(a)においては上部長尺材9の下部に沿って設けられている)。また、夫々の隣接するレール状長尺材8、8の間隔を植栽基盤2の幅と略同様とする。こうすることによって、図2(a)、(b)に示すように、隣接するレール状長尺材8、8間にて対向して張り出した左右の水平張出部8b、8bの上面に植栽基盤2の両側の各端部を載置し、その植栽基盤2を左右のレール状長尺材8、8に沿って内方へ押し込み、次の植栽基盤2を先の植栽基盤2に突き当てた状態で押し込んで順次配列することによって、作業者は一区画の端部に居た状態で、一列分の植栽基盤2を配列することが可能となる。また、この作業を夫々の左右一対のレール状長尺材8、8間にて行うことにより、一区画すべてに植栽基盤2を配列することが可能となる。
次いで、図1(a)又は(b)に示すように多数の植栽基盤2、2…を配列した後、レール状長尺材8が設けられた隣接する植栽基盤2、2の端部同士の上部に沿って上部長尺材9を載置し、該上部長尺材9を適当な間隔でレール状長尺材8に対して長尺ボルト11とナット12で固定する。
この上部長尺材9は、図2(a)、(b)又は図3に示すように、その横断面形状が互いに隣接する植栽基盤2、2の上部の離間幅に収まる溝形状9aを有し、その溝形状9aから左右両側に上がる段差を有して押え部9b、9bが形成されてなるものである。このような形状の上部長尺部材9を上記のように隣接する植栽基盤2、2の端部同士の上部に沿って載置し、上部長尺材9の適当な間隔に形成されたボルト穴に長尺ボルト11を挿通してナット12で固定する。この長尺ボルト11は、図4(a)、(b)に示すように、上記の接続金具4が取付けられた箇所で、接続金具4の片側の張出部4eに設けられたボルト穴に長尺ボルト11を上向きに挿通し、長尺ボルト11の上部にて上部長尺材9を介してナット12で締結することにより固定するものである。
なお、図2(a)は図1(a)のA−A矢示線断面に相当する箇所のレール状長尺材8と上部長尺材9との収まりについて図示したものであり、この箇所には長尺ボルト11による締結構造は現れない。さらに、図2(b)は、図1のB−B矢示線断面に相当する箇所のレール状長尺材8と上部長尺材9との収まりについて図示したものである。この図に示す長尺ボルト11は、図4(a)又は(b)に示すように、接続金具4の片側の張出部4eのボルト穴の下部から上向きに挿通されると共にナット13で締結され、その長尺ボルト11の途中がレール状長尺材8のハット形状の突出部8aに形成されたボルト穴に挿通されると共にナット14で締結され、さらに長尺ボルト11の上端が上部長尺材9のボルト穴に挿通されナット12で締結された構造となる。
さらに、本実施例においては、図1(a)、(b)に示すように、多数の植栽基盤2、2…が配置された区画の4方向の周囲の夫々に軒先側見切材15を取付けてレール状長尺材8に固定するようにしている。この軒先側見切材15は、図4(b)に示すように、一区画の端部における折板屋根1の山部3に取付けた接続金具4の外側の張出部4eにボルト18で固定されたもので、そのボルト締結部15aから立ち上げられた立上部15bと、一区画の端部の植栽基盤2の上縁部を覆う被せ部15cと、ボルト締結部15aの外端部から垂下された垂下部15dを有し、垂下部15dは接続金具4に使用したナット6b等を目隠しする機能を有する。
以下、本実施例における散水手段又は潅水手段について述べる。図5(a)、(b)に示すように、配列した植栽基盤2、2…の外側に給水管16を配置する場合、傾斜を有する折板屋根1では、植栽基盤2、2間の隙間であって傾斜した植栽基盤の上方縁部に接するように点滴穴(不図示)を有する給水管16を配置することによって、夫々の点滴穴から放出される水が植栽基盤2の上方縁部から植栽基盤2の内部に流れ込み、植栽基盤2の受皿面に沿って流下することにより培土を潅水することができる。このような潅水構造によれば、隣接する植栽基盤2、2間の隙間に給水管16を配置するため、植栽基盤2、2…を施工した後でも、潅水が必要な場所を選んで自由に給水管16の配置を変更することが可能となる。
また、図6(a)、(b)に示すように、勾配のない折板屋根1及び傾斜を有する折板屋根1では、植栽基盤2の上に散水する散水手段として、隣接する植栽基盤2、2間の隙間に給水管16を配設し、その給水管の適度な位置に散水器17を配置して散水することができる。このような構造においても、植栽基盤2、2…を施工した後に、散水が必要な場所を選んで自由に給水管16の配置を変更することが可能となる。
さらに、図7(a)〜(d)に示すように、植栽基盤2の内側に給水管16を配置する場合、勾配のない折板屋根及び傾斜を有する折板屋根では、植栽基盤2の内部に配置した点滴穴(不図示)を有する給水管16を上部または下部で接続して潅水することができる。なお、図7(b)の左側に示す配管16Aが図7(c)に対応するものであり、隣接する植栽基盤2、2内に配した給水管16、16を下部配管16Aで接続したものである。また、図7(b)の右側に示す配管16Bが図7(d)に対応するものであり、隣接する植栽基盤2、2内に配した給水管16、16を上部配管16Bで接続したものである。
本考案の実施例2の緑化構造は、複数の植栽基盤を陸屋根上や屋上等の平坦面(勾配を有する平坦面を含む)に配置し固定するようにしたものであり、実施例1において使用した接続金具4を用いず、レール状長尺材8を陸屋根上や屋上等の平坦面に直に固定したものであり、その他の構成は実施例1と略同様である。
本実施例の構成において、レール状長尺材8は、実施例1と同様に、図8(a)に示すように、上方に向けて突出したハット形状の突出部8aの両側に水平張出部8b、8bが形成されてなり、複数のレール状長尺材8、8…を例えば陸屋根上や屋上等の平坦面に所定間隔で配置して固定した状態にして、水平張出部8b、8bの上面に植栽基盤2、2の端部を載置し、順次複数の植栽基盤2、2…を互いに突き当てた状態に配列することができる。
上記のレール状長尺材8の固定方法は、レール状長尺材8の水平張出部8b、8bの下面に接着材を塗布して陸屋根上や屋上等に固定する他、溶接やボルト締結によって固定することが可能である。
さらに、上部長尺材9は、実施例1と同様に、図8(a)に示すように、断面形状が溝形状9aの両側に段差を有して押え部9b、9bが形成されてなり、これらの押え部9b、9bを隣接する植栽基盤2、2の端部同士の上部に沿って載置した状態で、レール状長尺材8の突出部8aの長手方向における適当な間隔に形成されたボルト穴に長尺ボルト11を挿通してナット14で固定すると共に、上部長尺材9の対応箇所に形成されたボルト穴に長尺ボルト11の上端部を挿通してナット12で固定することにより取付けることができる。
また、多数の植栽基盤2、2…が配置された区画の4方向の周囲の夫々に、図8(b)に示すように軒先側見切材15を取付けてレール状長尺材8に固定することができる。この軒先側見切材15は、固定部15aから立ち上げられた立上部15bと、一区画の端部の植栽基盤2の上縁部を覆う被せ部15cとを有し、固定部15aはレール状長尺材8の片側の水平張出部8bに接着材で固定する他、溶接またはボルト締結等によって固定することが可能である。
なお、本実施例の散水手段又は潅水手段については、実施例1の構造及び施工方法を適用することが可能である。
上記のように、本考案の緑化構造は、実施例1の接続金具4を介してレール状長尺材8を固定するか、又は接続金具4を使用せずに直にレール状長尺材8を固定するかによって、様々な屋根や屋上の形状に対応して取り付けることができ、多数の植栽基盤を様々な形態の屋根上又は屋上等に配列することが可能である。
本考案は、本出願人によって開発された植栽基盤のように、芝生シートによる植栽を可能とし、またポット植栽を可能とする植栽基盤を折板屋根やその他の屋根上や屋上に配列して設置する場合、多数の植栽基盤であっても、手間と時間を要することなく、効率的な施工作業を遂行することができる緑化構造として利用することが可能となる。
(a)は本考案の実施例1に係る植栽基盤を配列した区画の一部の平面図であり、(b)は図1(a)のC−C矢示線断面図である。 (a)は図1(a)のA−A矢示線断面図であり、(b)は図1(a)のB−B矢示線断面図である。 図1(a)において矢印Dで示す部分の拡大斜視図である。 (a)は本考案の実施例1に係る折板屋根の山部の頂面に設けられた接続金具にレール状長尺材を取付けた状態を示す側面図であり、(b)は折板屋根の端部の山部の頂面に設けられた接続金具にレール状長尺材と軒先側見切材を取付けた状態を示す側面図であり、(c)は屋上や平屋根等の平坦面にレール状長尺材を取り付けた状態を示す側面図である。 (a)は本考案の実施例1に係る植栽基盤を配列した区画の一部であって、傾斜を有する折板屋根において給水管を植栽基盤の外に配設した状態を示す平面図であり、(b)は図1(a)のE−E矢示線断面図である。 (a)は本考案の実施例1に係る植栽基盤を配列した区画の一部であって給水管と適度な位置に散水器を植栽基盤の外に配設した状態を示す平面図であり、(b)は図1(a)のF−F矢示線断面図である。 (a)は本考案の実施例1に係る植栽基盤を配列した区画の一部であって給水管を植栽基盤の内側に配設した状態を示す平面図であり、(b)は図1(a)のG−G矢示線断面図であり、(c)は給水管を下部配管で接続した状況を示す部分図であり、(d)は給水管を上部配管で接続した状況を示す部分図である。 本考案の実施例2に係り、(a)は陸屋根上や屋上等の平坦面に取付けたレール状長尺材の両側に植栽基盤を配置して固定した状況を示す部分側面図であり、(b)は植栽基盤を配置した区画の端部に軒先側見切材を取付けた状態を示す部分側面図である。
符号の説明
1 折板屋根
2 植栽基盤
3 山部
4 接続金具
4a 脚部
4b 絞り部
4c 膨出部
4d 固定部
4e 張出部
4A 枠形金具
4B 固定ボルト
5 ハゼ部
5a 脚部
5b 重ね合わせ部
6a ボルト
6b ナット
7 ボルト式固定金具
7a ネジ部
7b ナット
8 レール状長尺材
8a 突出部
8b 水平張出部
9 上部長尺材
9a 溝形状
9b 押え部
10 屋上や陸屋根等の平坦面
11 長尺ボルト
12 ナット
13 ナット
14 ナット
15 軒先側見切材
15a 固定部
15b 立上部
15c 被せ部
15d 垂下部
16 給水管
16A 下部配管
16B 上部配管
17 散水器
18 ボルト

Claims (5)

  1. 折板屋根上に配列した植栽基盤に培土を充填した状態で植栽する緑化構造において、折板屋根に並設された山部の頂面に沿って接続金具を所定間隔で配置して固定すると共に、折板屋根の山部の長手方向に対して直角方向にレール状長尺材を配置して各接続金具に固定し、隣り合う夫々のレール状長尺材の両側に形成された水平張出部の上面に植栽基盤の端部を載置して複数の植栽基盤を互いに突き当てた状態に配列すると共に、レール状長尺材が設けられた隣接する植栽基盤の端部同士の上部に沿って上部長尺材を載置し、該上部長尺材を適当な間隔でレール状長尺材に長尺ボルトとナットとで固定し、さらに、多数の植栽基盤が配置された区画の4方向の周囲の夫々に軒先側見切材を取付けてレール状長尺材に固定することにより、折板屋根上に多数の植栽基盤を配置するようにしたことを特徴とする緑化構造。
  2. 傾斜を有する折板屋根においては、植栽基盤の外側に給水管を設けると共に、隣接する植栽基盤の隙間であって傾斜した植栽基盤の上方縁部に接するように点滴穴を有する給水管を配置したことを特徴とする請求項1記載の緑化構造。
  3. 勾配のない折板屋根及び傾斜を有する折板屋根においては、植栽基盤の外側に給水管を設けると共に、隣接する植栽基盤の隙間に給水管及び適度な位置に散水器を配置して植栽基盤の上に散水するようにしたことを特徴とする請求項1記載の緑化構造。
  4. 勾配のない折板屋根及び傾斜を有する折板屋根においては、植栽基盤の内側に給水管を設けると共に、各植栽基盤の内部に配置した点滴穴を有する給水管を上部又は下部で接続して潅水するようにしたことを特徴とする請求項1記載の緑化構造。
  5. 陸屋根上又は屋上に配列した植栽基盤に培土を充填した状態で植栽する緑化構造において、陸屋根上又は屋上に複数のレール状長尺材を所定間隔で配置して固定し、隣り合う夫々のレール状長尺材の両側に形成された水平張出部の上面に植栽基盤の端部を載置して複数の植栽基盤を互いに突き当てた状態に配列すると共に、レール状長尺材が設けられた隣接する植栽基盤の端部同士の上部に沿って上部長尺材を載置し、該上部長尺材を適当な間隔でレール状長尺材に長尺ボルトとナットとで固定し、さらに、多数の植栽基盤が配置された区画の4方向の周囲の夫々に軒先側見切材を取付けてレール状長尺材に固定することにより、陸屋根上又は屋上に多数の植栽基盤を配置するようにしたことを特徴とする緑化構造。
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