JP3148202U - リラクゼーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常の水を用いて、身体を横にして楽に浮いていることができるリラクゼーションシステムの提供。【解決手段】 人の横幅よりやや広い幅を有する貯留槽2の底部に、埋込ユニット18が設けられる。埋込ユニット18は、吸込んだ水を加圧水として吐出する加圧水供給手段41と連通する。加圧水供給手段41によって、貯留槽2内の水は、埋込ユニット18を介して加圧水供給手段41に吸い込まれ、加圧水として吐出される。そして、埋込ユニット18を介して、水面に向けて噴射して吐出される。この際、埋込ユニット18からは、貯留槽2内の水に身体を横にして浮いた状態において、背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射される。【選択図】 図7

Description

本考案は、身体を横にした状態で水に浮かせて、リラックス効果を得ることができるリラクゼーションシステムに関するものである。
塩分濃度が高いことで知られている死海では、その水質を利用して、浮遊浴が行われている。浮遊浴とは、浮いた状態で入浴する方法のことである。浮遊浴では、身体を横にして浮いていることができるため、リラックス効果に優れていることが確認されている。この点に着目して、入浴施設などでは、所定濃度の塩水を用いて、浮遊浴が行われている。
入浴施設などでの浮遊浴は、浴槽内の塩水を入れ替える場合があるため、大量の塩水を必要とする。また、所定濃度の塩水を用いるため、浴槽やその付属機器などを塩水仕様にする必要がある。そこで、所定濃度の塩水ではなく、通常の水を用いることが考えられる。しかしながら、通常の水では、所定濃度の塩水と比較して浮きにくいため、身体を横にして楽に浮いていることが難しい。
本考案が解決しようとする課題は、通常の水を用いて、身体を横にして楽に浮いていることができるリラクゼーションシステムを提供することにある。
本考案は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の考案は、人の横幅よりやや広い幅を有する貯留槽の底部に埋込ユニットが設けられ、この埋込ユニットには、前記貯留槽内の水を吸い込む吸込口と、前記貯留槽内に水を吐出する吐出口とが設けられており、前記吸込口は、水を吸い込んで加圧水として吐出する加圧水供給手段と連通し、この加圧水供給手段は、前記吐出口と連通し、前記吐出口は、前記貯留槽の底部から水面に向けて吐出するよう上方へ向けて設けられており、前記貯留槽内の水に身体を横にして浮いた状態において、背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射することを特徴とするリラクゼーションシステムである。
請求項2に記載の考案は、前記貯留槽は、貯留槽設置部に設けられる領域とされ、前記貯留槽設置部は、鉄筋コンクリート製の基体に、モルタルでタイルが敷き詰められた構造であり、前記領域は、水を濾過する濾過手段と連通し、前記領域内へ水を補給する補給水供給手段が設けられており、前記領域の底部に前記埋込ユニットが設けられ、それぞれの前記吸込口は、前記加圧水供給手段と連通し、この加圧水供給手段は、それぞれの前記吐出口と連通し、それぞれの前記吐出口は、前記領域の底部から水面に向けて吐出するよう上方へ向けて設けられており、前記領域内の水に身体を横にして浮いた状態において、背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射することを特徴とする請求項1に記載のリラクゼーションシステムである。
本考案によれば、通常の水を用いて、身体を横にして楽に浮いていることができるリラクゼーションシステムを提供することができる。しかも、貯留槽を人の横幅よりやや広い幅とし、かつ、この領域内の水に身体を横にして浮いた状態で背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射するので、横になった状態で人の体が安定し、適格に浮遊力を人体に与えることができる。さらに、水を吸い込む吸込口と貯留槽内に水を吐出する吐出口とが設けられており、吐出口は、貯留槽の底部から水面に向けて吐出するよう上方に向けて設けられた、埋込ユニットを構成するので、新設の設備にはもちろん、既存の浴槽設備にも容易に設置することができる。
以下、本考案のリラクゼーションシステムについて、実施例に基づきさらに詳細に説明する。
図1は、本考案のリラクゼーションシステムの一実施例が適用される貯留槽の一例を示す平面図であり、埋込ユニットが設置された状態を示している。図2は、図1の概略縦断面図であり、設置状態を示している。図示例では、貯留槽設置部1を左右に区切ることで、二つの貯留槽2,2が設けられている。二つの貯留槽2,2は、前後方向が長手方向とされ、後方で互いに連通している。
貯留槽設置部1は、鉄筋コンクリート製の基体3に、モルタル4でタイル5が貼り付けられた構造である。また、貯留槽設置部1は、左右に区切られると共に、貯留槽2内への階段8が設けられて構成される。図示例では、階段8の両側にステンレス製の手摺9が設けられる。
貯留槽設置部1には、貯留槽2を囲むように防波壁10が設けられる。本実施例の防波壁10は、SUS304からなる金属製の枠体11に、ガラス製のブロック体12が連結して収容されて構成される。また、図示例では、貯留槽設置部1の外周部を囲むようにして、貯留槽設置部1内から溢れ出た水を受けるためのオーバーフロー路13が設けられる。オーバーフロー路13は、上方へ開口した断面略コ字形状とされ、SUS304からなる金属製とされる。オーバーフロー路13の上部には、グレーチングと呼ばれる樹脂製の蓋材14が設けられる。貯留槽設置部1内から溢れ出た水は、蓋材14を介してオーバーフロー路13で受けられ、そのオーバーフロー路13から外部へ排水される。
このような構成の貯留槽設置部1に、二つの貯留槽2,2が設けられている。貯留槽2には、その後壁に手摺15が設けられると共に、その左右両壁に向かい合うようにして手摺16が設けられる。本実施例では、手摺15,16は、ステンレス製とされる。図示例では、貯留槽2の後壁に設けられる手摺15に、枕17が設けられる。
貯留槽2の幅は、人の横幅よりやや広い幅とされる。具体的には、人の横幅に、その幅の5〜15%程度を加えた幅とされる。本実施例では、貯留槽2の幅は、日本人の成人男性の平均的な体格(横幅約450mm)を基準としており、約500mmとされる。また、貯留槽2の長さは、伏し浮き状に手足を伸ばした状態の全長よりも長く、本実施例では、約2850mmとされる。本実施例では、貯留槽2の深さは約1000mmとされ、約900mmの高さまで水が入れられる。従って、身体を仰向けにして枕17に頭部が支持された状態はもちろん、手摺15を持った状態で手足を伸ばしても、貯留槽2内で浮かぶことができる。
貯留槽2の幅が人の横幅にその5%よりも小さい割合を加えた幅である場合には、圧迫感が強まり、十分にリラックスできない。一方、貯留槽2の幅が人の横幅にその15%よりも大きい割合を加えた幅である場合には、浮遊力を与えられた際に、貯留槽2内の水に横になって浮いた状態で必要以上に動いてしまって、体が安定しないおそれがある。
貯留槽2の底部には、後述する埋込ユニット18が設けられる。図1に示すように、埋込ユニット18は、貯留槽2内において、身体を仰向けにして枕17に頭部が支持された状態で浮かんでいる使用者の前後方向略中央に対応する位置に設けられる。
図3から図6は、図1の埋込ユニットを示す図であり、図3は平面図、図4は図3のIV−IV断面図、図5は図3の横断面図、図6は図3のVI−VI断面図である。埋込ユニット18は、ステンレス製の埋込箱19と、埋込箱19に貫通して設けられる筒状の吸込体20と、埋込箱19に貫通して設けられ上方へ水を吐出可能な吐出体21とを主要部として備える。
埋込箱19は、略矩形の中空ボックス状に形成されている。埋込箱19は、上方へ開口した略矩形の中空ボックス状に形成された箱本体22と、この箱本体22の開口部に設けられる略矩形板状の上蓋23とから構成される。
箱本体22の前板および後板には、左右方向に離隔して、断面略L字形状の脚片24が設けられる。脚片24は、その水平部が箱本体22の底板よりも下方に位置するように、各板の外面下端部に取り付けられる。脚片24の水平部には、上下方向に貫通して挿通穴25が形成されている。また、箱本体22の側板内面には、断面略L字形状の支持片26が設けられており、この支持片26に上蓋23が載せ置かれる。上蓋23には、複数のスリット27が形成されていると共に、前後方向略中央に左右に離隔して吐出穴28が形成されている。
吸込体20は、左端部に吸込口29を有する円筒状であり、右端部に大径部30が形成されている。吸込体20は、軸線を左右方向に沿って埋込箱19に設けられる。具体的には、箱本体22の右板の前板側に、吸込体20の大径部30が貫通した状態で設けられる。この際、箱本体22の左板と吸込体20の左端面との間には、隙間が形成されている。本実施例では、隙間は、箱本体22の左右方向の長さの略三分の一とされる。
吐出体21は、筒状の第一部材31と、この第一部材31と連通する管状の第二部材32とから構成される。図示例では、第一部材31に、二本の第二部材32,32が左右方向に離隔して設けられている。
第一部材31は、吸込体20よりも内径の小さい円筒状であり、右端部に大径部33が形成されている。第一部材31は、軸線を左右方向に沿って埋込箱19に設けられる。具体的には、箱本体22の右板の後板側に、第一部材31の大径部33が貫通した状態で設けられる。この際、第一部材31は、吸込体20よりも左方へ延出している。
第二部材32は、略L字形状で第一部材31よりも内径の小さい円管状であり、先端部に吐出口34を有する。第二部材32は、基端部が第一部材31と連通し、吐出口34が上方へ向いている。図4に示すように、埋込箱19内においては、上蓋23の吐出穴28と第二部材32の吐出口34とが対応しており、第二部材32の先端部に形成された円形状のフランジ35が上蓋23に当接している。吐出口34には、第二部材32の内外を連通可能な蓋部材36が設けられている。図示例では、吐出口34に、格子網目状の蓋部材36が設けられている。
第二部材32は、その先端部へ外気を導入する円管状のエアー導入体37と連通する。具体的には、エアー導入体37は、第二部材32よりも内径が小さく、基端部から左方へ延出した後、後方へ若干延出して互いに離隔する方向へ分かれており、先端部が第二部材32の先端部に形成された開口38を介して、第二部材32と連通する。また、エアー導入体37の基端部には、大径部39が形成されており、この大径部39が箱本体22の右板を貫通する。このようにして、エアー導入体37は、埋込箱19に設けられる。
図4に示すように、第二部材32内には、第二部材32の周側壁先端部に形成された開口38よりも下方に、オリフィス40が設けられる。この際、オリフィス40の先端部は、開口38の下端部よりも上方へ延出している。図示例では、開口38の半径程度延出している。
以上のような構成であるので、埋込ユニット18は、脚片24を介してスラブ7上に載せ置いた状態で、脚片24の水平部に形成された挿通穴25を介して、スラブ7にボルト(不図示)をねじ込むことで取り付けられる。埋込ユニット18を取り付けることで、吸込口29と吐出口34とが一度に取り付けられるため、設置する際の作業性に優れている。
図7は、本実施例のリラクゼーションシステムの使用状態を示す概略斜視図であり、貯留槽の一部を切り欠いて示している。この図に示すように、埋込ユニット18は、吸い込んだ水を加圧水として吐出する加圧水供給手段41と連通する。
加圧水供給手段41は、吸い込んだ水を加圧して吐出できる加圧ポンプ42から構成され、その加圧ポンプ42は、吐出用循環路43の中途に設けられる。吐出用循環路43は、上流側端部が吸込体20と連通する一方、下流側端部が吐出体21の第一部材31と連通する。本実施例の吐出用循環路43において、加圧ポンプ42よりも上流側の内径は、加圧ポンプ42よりも下流側の内径より大きい。
吐出用循環路43には、加圧ポンプ42よりも上流側に、吸い込まれた水に含まれる毛髪やゴミなどを取り除くヘアーキャッチャー44が設けられる。このヘアーキャッチャー44によって、加圧ポンプ42内へ毛髪やゴミなどが入ることを防止できる。
ヘアーキャッチャー44よりも上流側と、加圧ポンプ42よりも下流側とは、第一バイパス路45で接続される。第一バイパス路45には、開閉弁46とバイパス弁47とが設けられる。従って、貯留槽2内への吐出圧力を容易に調整することができる。
第一バイパス路45には、開閉弁46とバイパス弁47との間と、バイパス弁47よりも下流側とを接続する第二バイパス路73が設けられる。第二バイパス路73には、開閉弁74と自動弁75とが設けられる。本実施例のリラクゼーションシステムには、使用者が操作できるスイッチ76と、噴射状態などが表示されるサインプレート77が設けられる。自動弁75、スイッチ76およびサインプレート77などは、制御盤78に接続されており、スイッチ76からの操作信号に基づいて、自動弁75が制御される。
開閉弁74が開いた状態において、自動弁75が閉じている場合にスイッチ76を押すと、自動弁75の開閉動作が所定時間なされる。自動弁75が開いた状態では、第二バイパス路73を水が通過するので、埋込ユニット18からの噴射が弱くなり、その状態から自動弁75を閉じると、噴射が強まって元に戻る。従って、貯留槽内の水に浮いている使用者を上下動させることができる。そして、所定時間経過後、自動弁75の開閉動作が停止して、自動弁75は閉じられる。なお、自動弁75の開閉動作が行われる時間、および自動弁75の開閉動作の間隔は、変更可能である。また、自動弁75の開閉動作の開始および停止のための手動スイッチが設けられてもよい。
加圧ポンプ42を作動させることで、貯留槽2内の水は、吸込口29から加圧ポンプ42内へ導入され、加圧水として埋込ユニット18へ送りこまれる。そして、埋込ユニット18の第二部材32内に形成されたオリフィス40を通過して、吐出口34から上蓋23の吐出穴28を介して、水面に向けて噴射して吐出される。これにより、上方への水流を発生させることができる。この水流中には、外気による気泡を含ますことができる。具体的には、加圧ポンプ42からの水がオリフィス40を通過することで、エアー吸入部48に負圧が生じて、これにより、外気と連通するエアー導入路49からエアー導入体37を介して外気が自然吸引されて、加圧ポンプ42からの加圧水に混入される。その結果、貯留槽2内へは、気泡を含んだ水流が供給される。
図8は、埋込ユニットから使用者へ向けて噴射している状態を示す図である。この図に示すように、水流は、身体を仰向けにして枕17に頭部が支持された状態で浮かんでいる場合において、背中から下半身にかけて噴射される。このために、埋込ユニット18は、使用者の前後方向略中央に対応する位置で貯留槽2の底部に、二つの吐出穴28,28が貯留槽2の長手方向に離隔する向きに設けられる。
本実施例では、噴射圧力0.15〜0.25MPaでかつ噴射量700〜860l/minで、埋込ユニット18から噴射されるが、好ましくは、噴射圧力0.2MPaでかつ噴射量770l/minで、埋込ユニット18から噴射される。噴射圧力や噴射量が前述した範囲の下限値よりも下の場合には、適切な浮遊力を与えることができない。一方、噴射圧力や噴射量が前述した範囲の上限値よりも上の場合には、加圧ポンプ42を無駄に作動させることになったり、快適さが損なわれて十分にリラックスできなくなったりする。
ところで、図7に示すように、本実施例では、貯留槽2内へ補給水を供給する補給水供給手段50と、貯留槽2内の水を濾過する濾過手段51とがさらに貯留槽2に設けられる。
補給水供給手段50は、高温水と水とを混合させて、その混合水を貯留槽2へ供給するものである。高温水は、ストレーナ52および逆止弁53を介してミキシングバルブ54へ導入される一方、水は、ストレーナ55および逆止弁56を介してミキシングバルブ54へ導入される。そして、ミキシングバルブ54で混合されて、補給水弁57を介して吐水口58から貯留槽2へ供給される。本実施例の補給水弁57は、モータバルブとされ、貯留槽2内の水位に基づき制御される。貯留槽2内の水位は、水位計59にて監視される。水位計59は、接続路60を介して貯留槽2に接続される。接続路60には、開閉弁61が設けられる。
貯留槽2へ供給される混合水は、ミキシングバルブ54へ導入される高温水と水との割合を変更することで、温度を調整することができる。混合水の温度は、温度計62で確認できる。
濾過手段51は、貯留槽2内の水を濾過する手段であり、濾過機63を備えて構成される。濾過機63は、濾過用循環路64内を流通する水を濾過することができる。本実施例では、濾過用循環路64は、貯留槽2の前後二箇所から吸い込んで、貯留槽2の前方側一箇所から戻すことができる構成である。貯留槽2の前後二箇所からの流路には、開閉弁65が設けられる。
前記流路の合流箇所よりも下流側の濾過用循環路64に、濾過機63が設けられる。また、濾過用循環路64には、前記流路の合流箇所と濾過機63との間において、濾過機63に近い方から順に、濾過用循環路64を介して貯留槽2内の水を循環させるポンプ66、そのポンプ66内に毛髪やゴミなどが導入されるのを防止するヘアーキャッチャー67、開閉弁68が設けられる。
また、濾過用循環路64には、濾過機63よりも下流側に、熱交換器69が設けられる。熱交換器69は、温水ボイラ(不図示)と連通している。従って、濾過機63にて濾過された水は、熱交換器69を通過する間に、温水ボイラからの温水と熱交換できる。
本実施例の濾過用循環路64において、ポンプ66よりも上流側の合流路の内径は、ポンプ66よりも下流側の流路の内径より大きい。また、ポンプ66よりも上流側の合流路の内径は、貯留槽2の前後二箇所からの流路の内径よりも大きい。
ポンプ66を作動させることで、貯留槽2内の水は、濾過用循環路64を介して循環させることができる。このようにして循環する水は、濾過機63にて濾過が図られ、熱交換器69内で温水ボイラからの温水との熱交換により加温できる。
濾過用循環路64には、貯留槽2内の水を滅菌するための薬液を導入することができる。薬液は、薬液タンク70内に貯留されており、その薬液タンク70から薬液供給路71を介して、濾過用循環路64の熱交換器69よりも下流側に導入することができる。薬液の導入は、薬液供給路71に設けられる薬注ポンプ72にてなされる。本実施例では、循環中の水に混入する薬液として、次亜塩素酸ソーダを含む水溶液が用いられる。
本実施例によれば、通常の水に身体を横にして楽に浮いていることができる。また、貯留槽2を人の横幅よりやや広い幅とし、かつ、この貯留槽2内の水に身体を横にして浮いた状態で背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射するので、横になった状態で人の体が安定し、適格に浮遊力を人体に与えることができる。また、貯留槽2内の水を吸い込む吸込口29と、貯留槽2内に水を吐出する吐出口34とを備えた埋込ユニット18を構成するので、新設の設備にはもちろん、既存の設備にも容易に設置することができる。さらに、スイッチ76の操作によって、噴射に強弱を与えて、浮遊力を変えることができ使用者の体を上下動させることができる。これにより、リラックス効果をさらに向上させることができる。
本考案のリラクゼーションシステムは、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。特に、埋込ユニット18は、貯留槽2内の水を吸い込む吸込口29と、貯留槽2内へ水を吐出する吐出口34とが設けられる構成であれば、適宜に変更される。
また、前記実施例では、貯留槽設置部1に二つの貯留槽2,2が設けられたが、一つでもよいし、三つ以上でもよい。さらに、前記実施例では、貯留槽2は、貯留槽設置部1内に設けられたが、所望の場所に取外可能に設置できる浴槽としてもよい。
本考案のリラクゼーションシステムの一実施例が適用される貯留槽の一例を示す平面図であり、埋込ユニットが設置された状態を示している。 図1における概略縦断面図であり、設置状態を示している。 図1の埋込ユニットの平面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図3における横断面図である。 図3におけるVI−VI断面図である。 本考案のリラクゼーションシステムの一実施例の使用状態を示す概略斜視図であり、貯留槽の一部を切り欠いて示している。 埋込ユニットから使用者へ向けて噴射している状態を示す図である。
符号の説明
1 貯留槽設置部
2 貯留槽
3 基体
4 モルタル
5 タイル
18 埋込ユニット
29 吸込口
34 吐出口
41 加圧水供給手段
50 補給水供給手段
51 濾過手段

Claims (2)

  1. 人の横幅よりやや広い幅を有する貯留槽の底部に埋込ユニットが設けられ、この埋込ユニットには、前記貯留槽内の水を吸い込む吸込口と、前記貯留槽内に水を吐出する吐出口とが設けられており、
    前記吸込口は、水を吸い込んで加圧水として吐出する加圧水供給手段と連通し、この加圧水供給手段は、前記吐出口と連通し、
    前記吐出口は、前記貯留槽の底部から水面に向けて吐出するよう上方へ向けて設けられており、
    前記貯留槽内の水に身体を横にして浮いた状態において、背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射する
    ことを特徴とするリラクゼーションシステム。
  2. 前記貯留槽は、貯留槽設置部に設けられる領域とされ、
    前記貯留槽設置部は、鉄筋コンクリート製の基体に、モルタルでタイルが敷き詰められた構造であり、
    前記領域は、水を濾過する濾過手段と連通し、
    前記領域内へ水を補給する補給水供給手段が設けられており、
    前記領域の底部に前記埋込ユニットが設けられ、それぞれの前記吸込口は、前記加圧水供給手段と連通し、この加圧水供給手段は、それぞれの前記吐出口と連通し、
    それぞれの前記吐出口は、前記領域の底部から水面に向けて吐出するよう上方へ向けて設けられており、
    前記領域内の水に身体を横にして浮いた状態において、背中から下半身にかけて、0.15〜0.25MPaでかつ700〜860l/minで噴射する
    ことを特徴とする請求項1に記載のリラクゼーションシステム。
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