JP3147934U - 鉄道用信号機および鉄道用信号機システム - Google Patents

鉄道用信号機および鉄道用信号機システム Download PDF

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Abstract

【課題】集中制御されている制御系に異常が生じた場合であっても応急的に列車を進行させ、乗客に及ぼす被害を最小減に食い止める事ができる鉄道用信号機システムを提供すること。【解決手段】鉄道用信号機システムであって、光源を内蔵した複数個の灯器と、当該灯器を装着するハウジングと、装着された前記灯器の個数および発光色に応じた発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御を行う制御手段と、通信手段をそれぞれ設けた複数個の鉄道用信号機を有し、前記鉄道用信号機の直近に列車の通過を検知するセンサを設けるとともに、当該センサによる列車通過の検知に伴って列車が接近する側に配置されている他の鉄道用信号機に対して発光制御情報を出力し、当該出力された発光制御情報を受信した他の鉄道用信号機は当該受信した発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御を行うことができるようになっている。【選択図】図5

Description

本考案は、鉄道用信号機および鉄道用信号機システムに関するものである。
従来、発光体を内蔵した灯箱を追加することで、3現示表示を4現示表示に変更することができる多灯形色灯信号機が知られている(特許文献1)。また、信号機の灯器は列車運用に応じて様々な形態のものを用意する必要があり、色灯数の変更等が生じた場合には灯器全体の交換を必要とする場合があった。
また、従来の鉄道用信号機システムは集中制御方式であり、配線が複雑であることから制御系が故障した際には制御対象となる信号機全てに影響を及ぼす場合があった。
特開2001−88703号公報
上記多灯形色灯信号機は、3現示表示を4現示表示に変更する等の灯数の変更ができるようになっている。しかし、当該灯数の変更に伴う緑、橙黄、赤等の各光源の配置の変更等を行う場合、各光源に対する発光制御システムまで変更しなければならないのでその作業は容易ではない。本考案は、灯器の追加および灯器の追加に伴う制御内容の変更についても容易に行うことができる鉄道用信号機を提供することを課題とする。
また、集中制御されている制御系に異常が生じた場合であっても応急的に列車を進行させ、乗客に及ぼす被害を最小減に食い止める事ができる鉄道用信号機システムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載の考案は鉄道用信号機であって、
光源を内蔵した複数個の灯器と、
当該灯器を装着するハウジングと、
前記灯器の発光を制御する制御手段を有した鉄道用信号機であって、
前記灯器は、前記ハウジングに対して着脱可能に装着されるとともに、前記制御手段に対しても着脱可能に接続され、
装着された前記灯器の個数および発光色に応じた発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御が行われるようになっていることを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は請求項1記載の鉄道用信号機であって、
前記発光制御情報は、個々の鉄道用信号機を識別することができる固有のID情報と、搭載された各灯器ごとの発光情報を有していることを特徴とする。
また、請求項3記載の考案は請求項1または2記載の鉄道用信号機であって、
列車の通過情報を取得することができる通信手段を有するとともに、当該列車の通過情報の取得に伴って他の鉄道用信号機に対する発光制御情報を出力することができるようになっていることを特徴とする。
また、請求項4記載の考案は鉄道用信号機であって、
任意の色で発光することができる光源を内蔵した複数個の灯器と、
当該灯器を装着するハウジングと、
前記灯器の発光を制御する制御手段を有した鉄道用信号機であって、
前記灯器は、発光色を含む発光制御情報に基づいて点灯制御が行われるようになっていることを特徴とする。
また、請求項5記載の考案は鉄道用信号機システムであって、
光源を内蔵した複数個の灯器と、当該灯器を装着するハウジングと、装着された前記灯器の個数および発光色に応じた発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御を行う制御手段と、通信手段をそれぞれ設けた複数個の鉄道用信号機を有し、
前記鉄道用信号機の直近に列車の通過を検知するセンサを設けるとともに、当該センサによる列車通過の検知に伴って列車が接近する側に配置されている他の鉄道用信号機に対して発光制御情報を出力し、当該出力された発光制御情報を受信した他の鉄道用信号機は当該受信した発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御を行うことができるようになっていることを特徴とする。
本考案に係る鉄道用信号機は、着脱可能に追加することができる灯器の装着部を予め多く有しているので、灯器の追加が必要になった場合であってもその追加が容易であるという効果を有している。また、各灯器の発光に関する制御情報も、予め追加分を見込んだデータフォーマットで形成されているので、灯器の追加や変更が生じた場合であっても機器の交換等を伴うことなく容易に信号機の発光制御を行うことができるという効果を有している。これによって、列車運用の変更や法改正の際に発生する信号機関連の作業を低減する事もできるという効果を有する。
また、本システムでは、一の信号機が他の信号機を制御する制御情報を出力することができるようになっており、中央の制御システムに異常が生じた場合であっても、全列車を完全に停止させることなく列車の運行を行わせることが出来るので、被害を最小減に食い止める事が可能であるという効果を有する。
以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る鉄道用信号機(以下単に「信号機」という)1の構成を簡略的に表した説明図である。
図示した信号機1は、5個の灯器2(2a、2b、2c、2d、2e)を装着可能とした信号機として形成されたものである。信号機1の外観を構成する筐体(ハウジング)3は、複数個の灯器2を個々に着脱可能とする取付手段(図示せず)を有し、各灯器2の発光を制御する各種の手段を収容したものである。
灯器2は、白熱球若しくは発光ダイオード等の光源を有しており青(緑)、黄(橙)、赤等の発光色毎に設けられたものである。また、灯器2はそれぞれ筐体3に対する取付手段(図示せず)を有し、全ての灯器2の発光制御を行う制御手段4に接続するためのコネクタ5を有している。
制御手段4は、各灯器2を接続するためのインターフェイス6を有しており、各灯器のコネクタ5は当該インターフェイス6を介して制御手段4に接続されている。当該インターフェイス6は、制御手段4の命令に応じて各灯器2に駆動電流を供給する電力供給機能も有している。
本実施の形態に係る筐体3および制御手段4は、予め5個の灯器が装着できるようになっており、必要に応じて灯器を3個用いたり、灯器を4個若しくは5個用いる等の仕様の変更ができるようになっている。
各信号機にはそれぞれ固有のIDが割り当てられており、制御手段4に当該固有のIDが記憶されている。当該固有のIDは制御手段4によって電気的な情報として記憶される場合の他、基板に設けたディップスイッチによって設定するように構成してもよい。当該固有のIDは、後述する制御情報にも含まれる情報であり、各信号機の制御手段が制御情報を処理する際に参照されるようになっている。
本実施の形態に係る信号機1は、予め5つの灯器を装着することができる筐体(ハウジング)を有しており、前記インターフェイス6も予め5つの灯器がそれぞれ備える各コネクタとの接続コネクタを有している(図示せず)。
このように形成された信号機1は、例えば青(緑)、黄(橙)、赤の光を発する3個の灯器を搭載して信号機を構成したり、灯器を1個追加搭載して4灯式の信号機を構成したり、これにさらに灯器を追加搭載して5灯式の信号機として構成することもできるようになっている。すなわち、4灯若しくは5灯以上の灯器を予め搭載可能に構成しておき、灯器の追加を必要としない場合には追加搭載用のスペースおよびコネクタを未使用の状態にしておくようになっている。そして、筐体3の灯器が未装着の部分には、目隠し板が装着される。
灯器によって表示される各信号機の信号表示は、制御手段4によって処理される制御情報に基づいて行われる。当該制御情報は前述した信号機の固有IDと、各灯器の発光指示情報を0(消灯)、1(点灯)で表すことができるデータによって形成されている。例えば、当該制御情報は(122、1、0、0、0、0)のようなデータデータフォーマットとして設定されている。この場合、「122」と設定されているデータ列の先頭の数値は、信号機の固有IDであり、当該固有ID以降の5つの数値パラメータは各灯器の発光指示情報であり、縦配列の信号の場合、下から1番目、下から2番目、下から3番目、下から4番目、下から5番目の順序で各パラメータと対応するようになっている。
また、実際の灯器の点灯を点灯情報として、制御情報と同様のデータフォーマットで出力することができるようになっている。この際、故障によって点灯しない灯器がある場合には、該当する灯器の点灯情報は「N」となり、例えば(122、N、0、0、0、0)のようなデータとして中央の管理システムあるいは他の信号機に対して出力される。
図2は、上記信号機1の使用例に関する説明図であり、図2(a)は当該信号機1を3灯式の信号機として使用する場合を表しており、5つの灯器が装着可能な筐体3において、下から4段目および5段目が未使用であり(「×」を表示した灯器)、下から1段目に青の灯器、下から2段目に黄の灯器、3段目に赤の灯器を装着した場合を表している。そして、制御信号が(122、1、0、0、0、0)の場合には図2(b)のように1段目の青灯器2aのみを発光させ、制御信号が(122、0、1、0、0、0)の場合には図2(c)のように2段目の黄灯器2bのみを発光させ、制御信号が(122、0、0、1、0、0)の場合には図2(d)のように3段目の赤灯器2cのみを発光させるようになっている。
図3は、上記信号機1の他の使用例に関する説明図であり、図3(a)は当該信号機1を4灯式の信号機として使用する場合を表している。すなわち、5つの灯器が装着可能な筐体3において、下から5段目が未使用であり(「×」を表示した灯器)、下から1段目に青の灯器、下から2段目に黄の灯器、下から3段目に赤の灯器、下から4段目に黄の灯器を装着した場合を表している。
そして、制御信号が(122、1、0、0、0、0)の場合には図3(b)のように1段目の青灯器2aのみを発光させ、制御信号が(122、1、0、0、1、0)の場合には図3(c)のように1段目の青灯器2aと4段目の黄灯器2dとの双方を発光させ、制御信号が(122、0、1、0、0、0)の場合には図3(d)のように2段目の黄灯器2bのみを発光させ、制御信号が(122、0、0、1、0、0)の場合には図3(e)のように3段目の赤灯器2cのみを発光させるようになっている。
また、信号機1を5灯式の信号機として使用する場合についても上記の例と同様であり、筐体3の各装着位置にそれぞれ灯器を装着し、所定の制御信号に基づいて該当する灯器を発光させるようになっている。
また、上記の例は使用する灯器が、固有の発光色で発光する灯器である場合を説明したものであるが、任意の色で発光することができる多色式の灯器を使用することもできる。これは、例えば一つのLEDによって任意の色で発光することができる3色発光式のLEDを光源として使用することで行うことができる。
図4は、信号機1に任意の色で発光することができる5つの多色式の灯器を用いた場合の説明図である。このような多色式の灯器を用いた場合には、制御信号として(122、G、Y、R、Y、Y)等のように、色信号(G:青、R:赤、Y:黄)が各灯器に対する発光データとして用いられる。
そして、制御信号が(122、G、0、0、0、0)の場合には図4(a)のように下から1段目の灯器2aを青色発光させ、制御信号が(122、G、0、0、Y、0)の場合には図4(b)のように下から1段目の灯器2aを青色発光させるとともに下から4段目の灯器2dを黄発光させ、制御信号が(122、0、Y、0、0、0)の場合には図4(c)のように下から2段目の灯器2bを黄発光させ、制御信号が(122、0、Y、0、0、Y)の場合には図4(d)のように下から2段目の灯器2bと下から5段目の灯器2eをともに黄発光させ、制御信号が(122、0、0、R、0、0)の場合には図4(e)のように下から3段目の灯器2cを赤発光させるようになっている。
上記のように、本実施の形態に係る信号機1は、灯数に限らず同一のデータフォーマットで構成された制御信号によって発光制御されるようになっている。したがって、要求される仕様に応じて発光する灯器の数および灯器の色が容易に設定可能であり、仕様に変更が生じた場合であっても信号機そのものを交換する必要がなく、灯器の追加や変更のみによって信号機の構成を変えることが出来るようになっている。
前記制御信号は、灯器の点灯パターンの違いによって複数個用意されており、制御手段4に予め記憶させておく他、中央の制御システム若しくは通信手段を介して他の信号機から受信することで取得するようになっている。
次に、列車が通過する軌道に沿って配置されている複数の信号機の制御システムについて説明する。当該制御システムには、一例として前述した信号機1を複数個使用する。
信号機1は、中央の制御システム(図示せず)との通信線10、および各信号機同士を接続する通信線11に接続された通信手段7を有している。当該通信手段7は制御手段4に接続されている。また、通信線10には、列車の通過を検出する通過センサXが接続されている。通過センサXは、少なくとも配置されている各信号機に近接した位置に配置され、列車が所定の信号機を通過したか否かの情報を中央の制御システム若しくは他の信号機に対して報知するようになっている。
図5は、列車Tが走行する軌道に沿って信号機S1、S2、S3、S4、S5が配置され、それぞれ通信線10および通信線11によって接続された様子を表した説明図である。各信号機S1〜S5は、一例として前記図3を用いて説明した4灯式の信号機として使用するものであり、最上段以外の下から第1段〜第4段に灯器を装着した仕様のものを使用する。
また、少なくとも各信号機S1、S2、S3、S4、S5に近接して、列車の通過を検出する通過センサX1、X2、X3、X4、X5が設けられており、各信号機は当該通過センサから列車の通過情報を取得することができるようになっている。
上記制御システムは、正常な状態においては通信線10を介した中央の制御システム(図示せず)からの指令に基づいて各信号機を点灯制御するようになっている。中央の制御システムは、列車の位置情報に基づいて、後続の列車が先行する列車に接近しすぎないように信号機を制御しているが、システムに障害が生じた場合には安全のために列車の運行を停止する。
本実施の形態に係る制御システムは、上記のように中央の制御システムに障害が生じて信号機のコントロールに支障が生じた場合、各信号機同士が通信を行い、列車の位置情報(信号機の通過情報)に応じて列車の進行を行わせる応急制御を行うことができるようになっている。以下当該応急制御について説明する。
図5(a)は、列車Tの進行方向に配置されている各信号機S1、S2、S3、S4、S5間に先行する他の列車が存在しておらず、各信号機が全て青の灯器2aを発光させている状態を表している。青の灯器2aが発光している信号機は列車Tの進行を許容するものであるから、図に示した信号機S1の手前に位置している列車Tはそのまま各信号を通過することができる。
図5(b)は、列車Tが信号機S1を通過して信号機S1とS2の間に位置している状態を表している。列車Tが信号機S1を通過すると、通過センサX1が列車Tの通過を検出し、信号機S1がこの列車Tの通過情報を取得する。信号機S1は、列車Tの通過情報を取得すると青の灯器2aの発光を停止し、赤の灯器2cを発光させる。そして、詳細には後述するように他の信号機に対して制御情報を発信するようになっている。
図5(c)は、列車Tが信号機S2を通過して信号機S2とS3の間に位置している状態を表している。列車Tが信号機S2を通過すると、通過センサX2が列車Tの通過を検出し、信号機S2が列車Tの通過情報を取得する。そして、信号機S2は、列車Tの通過情報を取得すると青の灯器2aの発光を停止し、赤の灯器2cを発光させる。そして、詳細には後述するように他の信号機に対して制御情報を発信するようになっている。
図5(d)は、列車Tが信号機S3を通過して信号機S3とS4の間に位置している状態を表している。列車Tが信号機S3を通過すると、通過センサX3が列車Tの通過を検出し、信号機S3が列車Tの通過情報を取得する。そして、信号機S3は、列車Tの通過情報を取得すると青の灯器2aの発光を停止し、赤の灯器2cを発光させる。
そして、当該信号機S3は、2つ間を空けた信号機S1に対して(S1,0、1、0、0、0)なる制御情報を送信する。当該制御データは、先頭のS1が制御対象となる信号機S1であることを表しており、当該制御情報を受信した信号機S1も自機に対する制御データであることを判別して指示された制御データに基づいて発光するようになっている。なお、信号機S2や他の信号機がS1用のデータを受信しても、自機に対する制御信号とは認識せずそのままの発光状態を持続する。
また、信号機S3は、前記信号機S1に対する制御情報の送信とともに、信号機S1の一区間上流側にある信号機に対しても所定の制御情報を発信するようになっている。
図5(e)は、列車Tが信号機S4を通過して信号機S4とS5の間に位置している状態を表している。列車Tが信号機S4を通過すると、通過センサX4が列車Tの通過を検出し、信号機S4が列車Tの通過情報を取得する。そして、信号機S4は、列車Tの通過情報を取得すると青の灯器2aの発光を停止し、赤の灯器2cを発光させる。
そして、当該信号機S4は、2つ間を空けた信号機S2に対して(S2,0、1、0、0、0)なる制御情報を送信する。当該制御データを受信した道用信号機S2は、指示された制御内容に基づいて灯器の発光(黄色表示)を行うようになっている。
また、信号機S4は、3つ間を空けた道用信号機S1に対して(S1,1、0、0、1、0)なる制御情報を送信する。当該制御データを受信した道用信号機S1は、指示された制御内容に基づいて灯器の発光(青表示及び黄色表示)を行うようになっている。
なお、信号機S4の一つ手前の信号機S3については、制御情報の変更は行われず、そのまま赤信号表示が続けられる。
図5(f)は、列車Tが信号機S5を通過した状態を表している。列車Tが信号機S5を通過すると、通過センサX5が列車Tの通過を検出し、信号機S5が列車Tの通過情報を取得する。そして、信号機S5は、列車Tの通過情報を取得すると青の灯器2aの発光を停止し、赤の灯器2cを発光させる。
そして、当該信号機S5は、2つ間を空けた道用信号機S3に対して(S3,0、1、0、0、0)なる制御情報を送信する。当該制御データを受信した道用信号機S3は、指示された制御内容に基づいて灯器の発光(黄色表示)を行うようになっている。
また、信号機S5は、3つ間を空けた道用信号機S2に対して(S2,1、0、0、1、0)なる制御情報を送信する。当該制御データを受信した道用信号機S2は、指示された制御内容に基づいて灯器の発光(青表示及び黄色表示)を行うようになっている。
さらに、信号機S5は、4つ間を空けた信号機S1に対して(S1,1、0、0、0、0)なる制御情報を送信する。当該制御データを受信した道用信号機S1は、指示された制御内容に基づいて、青の灯器を発光するようになっている。
なお、信号機S5の一つ手前の信号機S4については、制御情報の変更は行われず、そのまま赤信号表示が続けられる。
上記の例では、列車の通過を検知した信号機は、通過列車のあとに後続車両が接近しすぎないように、少なくとも信号機2区間分の距離を保つようになっている。また、数区間先に先行する列車が存在していることを後続列車に知らせるために、信号機3区間分の距離を空けた信号機に対して、青表示及び黄色表示を行っている。このように、中央の制御システムに障害が生じても、安全を確保しつつ応急的な信号処理を行うことが出来るようになっている。
なお、上記した信号表示の変更を行う列車の通過間隔は、各信号機間の距離によって異なるものであり、また表示する色の組み合わせやパターン等も、法令および運用方法に応じて適宜変更されるものである。
本考案は、多灯式の鉄道用信号機および鉄道用信号システムに利用可能である。
本実施の形態に係る鉄道用信号機の説明図である。 本実施の形態に係る鉄道用信号機の使用例に関する説明図である。 本実施の形態に係る鉄道用信号機の他の使用例に関する説明図である。 他の実施の形態に係る鉄道用信号機の説明図である。 本実施の形態に係る鉄道用信号システムの説明図である。
符号の説明
1 鉄道用信号機(信号機)
2 灯器
3 筐体
4 制御手段
5 コネクタ
6 インターフェイス
7 通信手段
10 通信線
11 通信線
S1〜S5 信号機
X1〜X5 通過センサ

Claims (5)

  1. 光源を内蔵した複数個の灯器と、
    当該灯器を装着するハウジングと、
    前記灯器の発光を制御する制御手段を有した鉄道用信号機であって、
    前記灯器は、前記ハウジングに対して着脱可能に装着されるとともに、前記制御手段に対しても着脱可能に接続され、
    装着された前記灯器の個数および発光色に応じた発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御が行われるようになっていることを特徴とする鉄道用信号機。
  2. 前記発光制御情報は、個々の鉄道用信号機を識別することができる固有のID情報と、搭載された各灯器ごとの発光情報を有していることを特徴とする請求項1記載の鉄道用信号機。
  3. 列車の通過情報を取得することができる通信手段を有するとともに、当該列車の通過情報の取得に伴って他の鉄道用信号機に対する発光制御情報を出力することができるようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の鉄道用信号機。
  4. 任意の色で発光することができる光源を内蔵した複数個の灯器と、
    当該灯器を装着するハウジングと、
    前記灯器の発光を制御する制御手段を有した鉄道用信号機であって、
    前記灯器は発光色を含む発光制御情報に基づいて点灯制御が行われるようになっていることを特徴とする鉄道用信号機。
  5. 光源を内蔵した複数個の灯器と、当該灯器を装着するハウジングと、装着された前記灯器の個数および発光色に応じた発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御を行う制御手段と、通信手段をそれぞれ設けた複数個の鉄道用信号機を有し、
    前記鉄道用信号機の直近に列車の通過を検知するセンサを設けるとともに、当該センサによる列車通過の検知に伴って列車が接近する側に配置されている他の鉄道用信号機に対して発光制御情報を出力し、当該出力された発光制御情報を受信した他の鉄道用信号機は当該受信した発光制御情報に基づいて灯器の点灯制御を行うことができるようになっていることを特徴とする鉄道用信号機システム。
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