JP3147314U - 指先運動補助器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】形状的に持ち易く、落下させてしまっても破損することなく、繰り返し握っても指先に違和感の生じない、そして指先だけでなく握力や腕力、ひいては全身の筋力向上のための運動にも活用できる運動補助器具を提供する。
【解決手段】手のひらを丸めて指先で握るためのスポンジ状のグリップ部と、両端をそれぞれ持って引っ張りながら運動することができるように前記グリップ部を貫通して取り付けられた三つ編み状のゴム紐部により構成されていることを特徴とする。この運動補助器具を用いて各種運動をすることで、指先を違和感なく刺激できるとともに、筋力の向上にも繋がる。
【選択図】図1
【解決手段】手のひらを丸めて指先で握るためのスポンジ状のグリップ部と、両端をそれぞれ持って引っ張りながら運動することができるように前記グリップ部を貫通して取り付けられた三つ編み状のゴム紐部により構成されていることを特徴とする。この運動補助器具を用いて各種運動をすることで、指先を違和感なく刺激できるとともに、筋力の向上にも繋がる。
【選択図】図1
Description
本考案は、ストレッチ運動やリハビリ運動、筋力強化のための運動をより効果的に実施する為の運動補助器具において、特に指先をより効果的に運動させるための運動補助器具に関する。
従来、手指の先を意識的に運動させたり刺激を与えたりすることで脳細胞の活性を促進でき、高齢者の老化防止や身体障害者のリハビリに繋がることから、多種多様な手指用のトレーニング器具、運動補助器具が発明、考案され、前記高齢者向けの他、幼児の発育発達に合わせたトレーニングや健常者の能力向上のためのトレーニングにも取り入れられている。
また、近年の研究では、握力が強い中高年ほど病気による死亡率が低くなるという調査結果が発表されており、握力強化のためのトレーニング器具や運動補助器具についても多くの発明、考案が存在する。
公知の技術としては、二個のクルミ、もしくはクルミに見立てたものを、手のひらて包み込むように握りながら転がすことで手のひらや指先を刺激したり、強く握ることで握力の向上を狙ったものが広く知られている。
その他、例えば特許文献1では5個の立方体を手の5本の指でタッチさせることで意識と指先の運動、刺激を連動させて脳を活性させることを狙ったものが発明されている。
また特許文献2は、指先で木製のローラーを回すことで同じく意識と指先の運動、刺激を連動させて脳を活性させることを狙ったものが考案されている。
特開2005−13666 登録実用新案第3119291号
クルミのような自然物は形状が−定ではないので、手の中で握って転がしているうちに落としてしまうことが多い。手のひらで転がすように握ることで手のひらは刺激できるが、指先に十分な刺激は伝わらない。弾力がないので、強く握って緩めてと繰り返し運動することが難しく、握力の向上のための運動を続けるのは容易でない。
特許文献1に記載の発明の5個の立方体を置いて指でタッチさせる場合、机の上などに置いて行わなければならないので、使用できる場所が限られる。また、指先の刺激と脳の活性は期待できるかもしれないが、筋力向上のためのトレーニングは全く考慮されていない。
特許文献2に記載の考案の木製ローラーを指先で回す運動は、回数を重ねると指先への圧力、摩擦が大きくなり、違和感や痛みを伴う可能性がある。また、指先だけの単調な運動ですぐ飽きてしまう。そして、やはり筋力向上のためのトレーニングは全く考慮されていない。
本考案は、以上のような従来技術に鑑みてなされたものであって、持ち易く、落下してまっても破損することなく、繰り返し握っても指先に違和感の生じない、そして指先だけでなく握力や腕力、ひいては全身の筋力向上のための運動にも活用できる運動補助器具を提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載の運動補助器具は、手のひらを丸めて指先で握るためのスポンジ状のグリップ部と、両端をそれぞれ持って引っ張りながら運動することができるように前記グリップ部を貫通して取り付けられた三つ編み状のゴム紐部により構成されていることを特徴とする。
本考案の請求項2に記載の運動補助器具は、請求項1に記載の運動補助器具において三つ編み状のゴム紐の替わりに一本のゴム紐を用いたことを特徴とする。
実用新案登録を受けようとする考案が、従来の技術に比べて優れているといえる点を、考案の有利な効果として記載します。考案の進歩性を判断する材料にもなりますから重要です。
本考案に掛かる運動補助器具は、構成材料に全て弾力性を有するスポンジか、もしくはゴム紐を用いているので、運動中に誤って落下させても破損する心配がない。また落下の際に足などに当たっても怪我をする心配がない。
グリップ部に適度な弾力性を有するスポンジ状体を用いたことで、指先で繰り返し握っても違和感が生じず、指先に心地良い刺激を与えることができる。指先に刺激を与えることで脳の働きが活性されるので、高齢者の痴呆防止や、身体障害者のリハビリとして活用することができる。
指先で繰り返し握っても違和感が生じないので、何度も繰り返し握る運動を実行でき、指先への刺激だけではなく、握力の向上のためのトレーニング運動として用いることもできる。
グリップ部材を貫通して取り付けられた三つ編みに編み込まれたゴム紐状体の両端を持って胸の前や頭上、背中側など、いろいろな位置で、左右や上下、前後などいろいろな方向に強く引っ張ることで、指先から手首、肩周りをはじめ全身の筋肉を伸ばすストレッチ運動をすることがてき、ストレッチ運動の効果で筋肉がほぐれて骨格が正しい位置に戻ろうとすることで姿勢が正される効果を得ることができる。その状態でグリップ部を繰り返し握る指先刺激の運動を行えば、指先の末梢神経から、脳まで刺激が伝達され易く、また血行がよくなるので、より高い運動効果を得ることができる。
以下、本考案に掛かる運動補助器具の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案にかかる運動補助器具の実施の形態の外観構成を示した図である。
スポンジ状のグリップ部10は、手のひらを握って緩めての運動を繰り返し行った時に、握りつぶされない程度の弾力性を有している必要がある。即ち、素材は伸縮性と弾力性に富んでいて自然環境に害のないシリコンゴムが最も好ましく、このシリコンゴムを発泡させることでスポンジ状を成す。しかし、伸縮性と弾力性を有する素材であれば例えば天然ゴムや合成樹脂などを用いてスポンジ状を成しても問題ない。
このスポンジ状のグリップ10は筒状に形成されており、この真ん中の穴を貫通して三つ編み状に編み込まれた紐状体11が取り付けられ、両端を結んで解けないように留めている。
この紐状体11は、両端を持って強く引っ張ることで姿勢を整えることを狙ったものなので、一本の弾性体よりも複数本絡み合った弾性体の方がより伸縮の感覚がヒトの筋群に近いものとなり、身体に無理のない運動を実施できる。また、この紐状体11の素材は、伸張性と弾性に富んでいて自然環境にも害のないシリコンゴムが最も好ましいが、伸張性と弾性を有する素材であれば、例えば天然ゴムや合成樹脂などを用いても問題ない。さらに製造の都合上より安価で簡便にするために、伸張性と弾性に富んだ一本の紐状体を用いても構わないものとする。
この紐状体11の両端を結ぶことで、三つ編みが解けないだけでなく、持って運動するときに指の間に引っ掛けることで左右にそれぞれ引っ張りやすくなるとともに、グリップ部10が抜け落ちることを防止することができる。即ち、わざわざ別の部材を用いて留める必要がないので、製造上も大変都合が良い。
図2は、本考案にかかる運動補助器具を用いて運動している様子を示した図である。
手のひらでブリップ部を覆うように握って、指先を立てて握る運動を繰り返すことで、指先を刺激できるとともに、握力を向上する効果も得られる。
1 グリップ部
2 三つ編みの紐状体
2 三つ編みの紐状体
Claims (2)
- 手のひらを丸めて指先で握るためのスポンジ状のグリップ部と、両端をそれぞれ持って引っ張りながら運動することができるように前記グリップ部を貫通して取り付けられた三つ編み状のゴム紐部により構成されていることを特徴とする指先運動補助器具。
- 請求項1に記載の運動補助器具において、グリップ部を貫通して取り付けられた三つ編み状のゴム紐部の代わりとして、一本のゴム紐を用いたことを特徴とする指先運動補助器具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3147314U true JP3147314U (ja) | 2008-12-25 |
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