JP3146956B2 - 内燃機関用バルブタイミング調整装置 - Google Patents

内燃機関用バルブタイミング調整装置

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JP3146956B2
JP3146956B2 JP30899595A JP30899595A JP3146956B2 JP 3146956 B2 JP3146956 B2 JP 3146956B2 JP 30899595 A JP30899595 A JP 30899595A JP 30899595 A JP30899595 A JP 30899595A JP 3146956 B2 JP3146956 B2 JP 3146956B2
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁
の少なくともいずれか一方の開閉タイミングを運転条件
に応じて変更するためのバルブタイミング調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのクランクシャフトと同
期回転するタイミングプーリやチェーンスプロケットを
介してカムシャフトを駆動し、タイミングプーリやチェ
ーンスプロケットとカムシャフトとの相対回動による位
相差により吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一
方の開閉を行うベーン式のバルブタイミング調整装置と
して、特開平1−92504号公報に開示されているも
のが知られている。
【0003】特開平1−92504号公報に開示されて
いるものでは、タイミングプーリの径方向の両側にそれ
ぞれノックピンを収容している。回転ロータはカムシャ
フトおよびベーンとともに回転し、かつタイミングプー
リと相対回動可能である。回転ロータには、タイミング
プーリに対してベーンが遅角方向または進角方向に回動
したときに二個のノックピンのいずれかが嵌合可能な穴
が設けられている。このため、ベーンとともに回転ロー
タがタイミングプーリに対して遅角方向または進角方向
に回動すると、ノックピンが回転ロータの穴に嵌合する
ことによりタイミングプーリと回転ロータとが共に回転
する。また、ノックピンが穴に嵌合した状態からタイミ
ングプーリに対する回転ロータの位相を変化させるとき
には、油圧を切り換えることによりノックピンが一方の
穴から抜け出し、回転ロータが回動してから他方の穴に
ノックピンが嵌合することにより、再びタイミングプー
リと回転ロータとが共に回転する。これにより、カムシ
ャフトが吸気弁または排気弁の駆動に伴いタイミングプ
ーリに対して正・負のトルクを生じても、ノックピンに
よりタイイミングプーリと回転ロータとが連結されてい
るため、ベーンとタイミングプーリとの打音発生を防止
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−92504号公報に開示されているものでは、タイ
ミングプーリに対して回転ロータが進角方向または遅角
方向に回動する毎にノックピンが回転ロータの一方の穴
から抜け出し他方の穴に嵌合するので、ノックピンおよ
び穴が摩耗し易くなるとともに、ノックピンおよび穴を
高精度に加工しないとノックピンが穴に嵌合できないか
嵌合時に打音が発生する場合がある。
【0005】また、ノックピンが回転ロータの半径方向
に作動するため、遠心力がノックピンの作動に影響を及
ぼす恐れがあるという問題がある。本発明はこのような
問題を解決するためになされたものであり、駆動手段か
ら所定圧力の流体が供給されないときにハウジング部材
とベーン部材とを拘束してハウジング部材とベーン部材
との打音発生を防止するエンジン用バルブタイミング調
整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
エンジン用バルブタイミング調整装置によると、ハウジ
ング部材とベーン部材との回動移動方向を所定の拘束位
置において拘束する当接部および被当接部と、前記被当
接部に当接する方向に前記当接部を付勢する付勢手段と
を有する拘束手段がハウジング部材とベーン部材とに設
けられ、流体圧力により、付勢手段の付勢力に抗して、
当接部をハウジングとロータの回転軸方向に沿って変位
させることにより、ハウジング部材に対してベーン部材
を流体圧力により相対回動可能にしている。例えばエン
ジン始動直後において、駆動手段が作動してもハウジン
グ部材とベーン部材との相対回転位相差を制御できる所
定の圧力に達していない状態において、付勢手段で当接
部を付勢することによりハウンジング部材とベーン部材
とを拘束状態にしている。このため、吸気弁および排気
弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動軸が正・負
のトルク変動を受けてもハウジング部材とベーン部材と
の衝突を防止でき、打音発生を防止できる。
【0007】また、駆動手段は駆動源として油圧を用い
ることが望ましい。さらに駆動手段は、ハウジング部材
に対してベーン部材を進角方向に相対回転させる第1の
油圧と遅角方向に相対回転させる第2の油圧とを有する
ことが望ましい。本発明の請求項2記載のエンジン用バ
ルブタイミング調整装置によると、ハウジング部材の回
転軸方向に沿って当接部が変位することにより、駆動軸
または従動軸の回転に伴う遠心力が当接部の変位に及ぼ
す影響を低減することができる。
【0008】本発明の請求項3記載のエンジン用バルブ
タイミング調整装置によると、ハウジング部材とベーン
部材とをさらに当接する方向に押しつける斜面を当接部
または被当接部に設けることにより、この斜面がくさび
として働き、ハウジング部材とベーン部材とを強力に拘
束することができる。本発明の請求項4記載のエンジン
用バルブタイミング調整装置によると、ストッパピスト
ンおよびストッパ穴の少なくともいずれか一方にテーパ
面を形成することにより、ハウジング部材とベーン部材
とを互いの当接方向にさらに押しつけることができる。
したがって、ハウジング部材とベーン部材との強固な拘
束がえられるとともに、ストッパピストンの変位方向の
嵌合量変化を許容し、ストッパピストンとストッパ穴と
の位置ずれを吸収できる。
【0009】本発明の請求項5記載のエンジン用バルブ
タイミング調整装置によると、ストッパ穴がハウジング
部材の径方向に長い長穴状に形成されていることによ
り、ストッパピストンとストッパ穴とがハウジング部材
の径方向において当接することを防止する。したがっ
て、テーパ面の径方向側の斜面によりくさび作用が発生
することを防止され、ハウジング部材とベーン部材とが
相対的に径方向に付勢されることが防止されるので、ハ
ウジング部材およびベーン部材の偏磨耗が防止され、ハ
ウジング部材およびベーン部材の良好な回動を保持する
ことができる。
【0010】本発明の請求項6記載のエンジン用バルブ
タイミング調整装置によると、ベーン部材内に変位可能
にストッパピストンを収容し、ストッパピストンが嵌合
可能なストッパ穴をハウジング部材に形成し、いずれか
一方の嵌合部表面をテーパ面にするとにより、ストッパ
ピストンの変位方向の嵌合量変化を許容し、ストッパピ
ストンとストッパ穴との位置ずれを吸収することができ
る。
【0011】本発明の請求項7記載のエンジン用バルブ
タイミング調整装置によると、ストッパピストンがベー
ン部材内に収容されることによりハウジング部材とベー
ン部材とが拘束解除状態になるので、ストッパピストン
の収容スペースを容易に確保できる上、拘束を解除させ
る作動流体の流体回路の構成が容易になる。本発明の請
求項8記載のエンジン用バルブタイミング調整装置によ
ると、当接部の変位速度を緩和する流体バンパが当接部
と被当接部との間に形成されていることにより、ハウジ
ング部材とベーン部材とを拘束する方向に当接部が変位
可能な位置にあり、かつ流体圧力が拘束解除状態から別
の拘束解除状態に切り換わる過渡期において、当接部に
作用する流体圧力が一瞬低下したときに当接部が一瞬拘
束方向に変位することを防止できる。
【0012】本発明の請求項9記載のエンジン用バルブ
タイミング調整装置によると、拘束解除状態において、
背圧室の外部との連通穴を当接部が閉塞することによ
り、当接部が拘束方向に変位しようとしても連通穴から
背圧室に大気を導入できないので、当接部の拘束方向へ
の変位速度が緩和される。これにより、ハウジング部材
とベーン部材とを拘束する方向に当接部が変位可能な位
置にあり、かつ流体圧力が拘束解除状態から別の拘束解
除状態に切り換わる過渡期において、当接部に作用する
流体圧力が一瞬低下したときに当接部が一瞬拘束方向に
変位することを防止できる。
【0013】本発明の請求項10記載のエンジン用バル
ブタイミング調整装置によると、当接部と被当接部とは
従動軸が最も遅角された最遅角状態にあるときに互いに
当接し、ハウジング部材とベーン部材とを互いに拘束す
る。これにより、エンジンの始動性に優れた最遅角位置
においてハウジング部材とベーン部材とが拘束され、エ
ンジン始動時のように駆動手段により供給される流体圧
力が十分に高まっていない状態において、エンジンの始
動性を確保しながら、バルブタイミング調整装置の打音
発生を防止することができる。
【0014】なお、最遅角状態における拘束は、ベーン
部材が従動軸とともに回転する場合にはハウジング部材
に対してベーン部材が最遅角側の位置にあるときにハウ
ジング部材とベーン部材とを拘束することで達成でき
る。一方、ベーン部材が駆動軸とともに回転する場合に
はハウジング部材に対してベーン部材が最進角側の位置
にあるときにハウジング部材とベーン部材とを拘束する
ことで達成される。
【0015】本発明の請求項11記載のエンジン用バル
ブタイミング調整装置によると、当接部はバルブタイミ
ングを進角側に変化させる第1流体圧力とバルブタイミ
ングを遅角側に変化させる第2流体圧力との両方によっ
て非拘束状態に向けて駆動、保持される。このため、駆
動手段からいずれか一方への流体圧力が供給されるとき
には常に当接部を非拘束状態に保持することができるた
め、当接部の作動回数を低減でき、耐久性を向上するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用バ
ルブタイミング調整装置を図1〜図8に示す。図8は、
第1実施例の油圧回路を示すものである。
【0017】図1に示すチェーンスプロケット1は、図
示しないチェーンにより図示しないエンジンの駆動軸と
してのクランクシャフトから駆動力を伝達され、クラン
クシャフトと同期して回転する。従動軸としてのカムシ
ャフト2は、チェーンスプロケット1から駆動力を伝達
され、図示しない吸気弁および排気弁の少なくと一方を
開閉駆動する。カムシャフト2は、チェーンスプロケッ
ト1に対し所定の位相差をおいて回動可能である。チェ
ーンスプロケット1およびカムシャフト2は図1に示す
矢印X方向からみて時計方向に回転する。以下この回転
方向を進角方向とする。
【0018】図1および図2に示すように、ハウジング
部材であるチェーンスプロケット1とシューハウジング
3とフロントプレート4とはボルト14により同軸上に
固定されている。チェーンスプロケット1のボス部1a
の内周壁はカムシャフト2の先端部2aに相対回動可能
に嵌合している。フロントプレート4とシューハウジン
グ3とはノックピン26により、シューハウジング3と
チェーンスプロケット1とはノックピン27によりそれ
ぞれ回転角度方向の位置決めがなされている。
【0019】図2に示すように、シューハウジング3は
互いに対向する台形状のシュー3aおよび3bを有して
いる。シュー3aおよび3bのそれぞれの対向面は、断
面円弧状に形成されており、シュー3aおよび3bの周
方向の二箇所の間隙にはそれぞれベーン9aおよび9b
の収容室である扇状空間部が形成されている。図1およ
び図2に示すように、ベーン部材としてのベーンロータ
9は径方向の両端に扇形状のベーン9aおよび9bを有
し、このベーン9aおよび9bがシュー3aおよび3b
の周方向の間隙に形成されている扇状空間部内に回動可
能に収容されている。インロー部9cはカムシャフト2
の先端部2aに同軸に嵌合し、ベーンロータ9はボルト
15によりカムシャフト2に一体に固定されている。ベ
ーンロータ9とカムシャフト2とはノックピン28によ
り回転角度方向の位置決めがなされている。ベーンロー
タ9と一体に固定される円筒突出部5は、フロントプレ
ート4の内周壁に相対回動可能に嵌合している。図2に
示すように、ベーンロータ9の外周壁とシューハウジン
グ3の内周壁との間に微小クリアランス16および17
が設けられており、ベーンロータ9はシューハウジング
3と相対回動可能である。シュー3aとベーン9aとの
間には遅角油圧室10が形成され、シュー3bとベーン
9bとの間には遅角油圧室11が形成され、シュー3a
とベーン9bとの間には進角油圧室12が形成され、シ
ュー3bとベーン9aとの間には進角油圧室13が形成
されている。ベーン9aおよび9bの軸方向の長さは、
フロントプレート4とチェーンスプロケット1との間に
挟まれたシューハウジング3の軸方向の長さより僅かに
小さく設定されている。
【0020】以上の構成により、カムシャフト2および
ベーンロータ9はチェーンスプロケット1、シューハウ
ジング3およびフロントプレート4に対して同軸に相対
回動可能である。図1に示すように、当接部としてのス
トッパピストン7はベーンロータ9のベーン9aの内部
に収容されている。ストッパピストン7は小径部7aと
大径部7bとで構成されており、小径部7aの先端部7
cは反大径部7b側、つまりストッパピストン7が被当
接部としてのストッパ穴20に嵌合する方向にいくにし
たがい僅かに先細りのテーパ形状に形成されている。ス
トッパピストン7の大径部7bは、ベーン9aの収容孔
8に収容されており、収容孔8を形成するベーン9aの
内壁にカムシャフト2の軸方向に摺動可能に支持されて
いる。ストッパピストン7の図1に示す軸方向右側の収
容孔8には付勢手段としてのスプリング18が組み込ま
れている。ガイドリング19は、収容孔8を形成するベ
ーン9aの内壁と遊嵌もしくは圧入しており、ストッパ
ピストン7の小径部7aの外壁と遊嵌している。従っ
て、ストッパピストン7はカムシャフト2の軸方向に摺
動可能にベーン9aに収容され、かつスプリング18に
よりフロントプレート4側に付勢されている。
【0021】図4に示すように、ストッパピストン7の
先端部7cのテーパ角度とストッパ穴20のテーパ角度
とは同一に設定されており、ストッパピストン7がスト
ッパ穴20に嵌合した状態では、ストッパピストン7の
先端面7dはストッパ穴20の上面20bと当接してい
ない。図1および図2に示すように、シューハウジング
3に対してベーンロータ9が拘束位置としての最遅角位
置にあるとき、油圧室23および24に圧油がまだ導入
されていないので、スプリング18の付勢力によりスト
ッパピストン7はストッパ穴20に嵌合している。この
とき、ベーン9bの遅角側に形成されたストッパ部9e
がシュー3aの側面に当接しており、ベーンロータ9は
シューハウジング3から直接駆動力を受けている。
【0022】ストッパピストン7の位置とストッパ穴2
0の位置とは、シューハウジング3とベーンロータ9と
が最遅角位置にあるときにこれら部品を互いに押しつけ
るように設計されている。すなわち、図2のストッパ部
9eがシュー3aの側面に当接した最遅角位置にあると
き、ストッパピストン7の軸心100がストッパ穴20
の軸心101に対して図4に示すように進角方向側に偏
心して嵌合するように両者の位置が予め設計されてい
る。ストッパピストン7がストッパ穴20に嵌合すると
き、ストッパピストン7の外周テーパ面とストッパ穴2
0の内周テーパ面との接触により、ストッパピストン7
はストッパ穴20対してくさびのように働くので、スト
ッパピストン7の軸方向への付勢力の下でベーンロータ
9とシューハウジング3とは相対的に回動方向に移動さ
れる。第1実施例では、図4のように拘束位置としての
最遅角側とは反対側の進角方向側でテーパ面どうしが当
接する。このため、ストッパピストン7の軸方向付勢力
によってテーパ面の斜面が回動方向の付勢力を発生し、
図2においてベーンロータ9が反時計回り方向へ、シュ
ーハウジング3が時計回り方向へ付勢される。このた
め、ストッパ部9eをシュー3aの側面に押しつける付
勢力が得られ、シューハウジング3とベーンロータ9と
が強固に拘束される。
【0023】なお、ストッパピストン7の位置とストッ
パ穴20の位置とは、製造上の誤差の下でも、両者がベ
ーン部材の回動方向の所定側面で当接し上記くさび効果
を発揮するよう設定されるべきである。図1に示すよう
に、収容孔8を形成するベーン9aのチェーンスプロケ
ット1側の側壁にはドレン孔21が設けられており、ベ
ーンロータ9が最遅角の状態において、チェーンスプロ
ケット1の大気孔22とドレン孔21との位置がほぼ一
致しているので、収容孔8の一部であるストッパピスト
ン7のスプリング18側の空間部は大気圧相当である。
図1に示すように、ガイドリング19とストッパピスト
ン7の大径部7bの間には油圧室23が形成されてい
る。フロントプレート4のストッパ穴20とストッパピ
ストン7の小径部7aとの間には油圧室24が形成さ
れ、油圧室24と進角油圧室13とはフロントプレート
4のオイル通路25により連通している。
【0024】図1、図2および図3に示すようにベーン
ロータ9には、円筒突出部5との当接部において油路2
9、カムシャフト2との当接部において油路30が設け
られている。油路29は、油路31、32により遅角油
圧室10、11と連通し、油路33により油圧室23と
連通している。油路30は油路34、35により進角油
圧室12、13と連通している。また、油路29は油路
36と連通しており、油路36はベーンロータ9とカム
シャフト2との軸方向の当接部においてカムシャフト2
内に形成された油路39と連通している。油路30はベ
ーンロータ9とカムシャフト2との軸方向の当接部にお
いてカムシャフト2内に形成された油路38と連通して
いる。
【0025】図1に示すように、カムシャフト2のジャ
ーナル部42はシリンダヘッド40に設けられた軸受部
41により回転可能に支持されるとともに回転軸方向へ
の移動を規制されている。ジャーナル部42の外周壁の
周方向には外周溝43および44が設けられている。油
タンク45内の油をポンプ46により圧送する供給油通
路47と油タンク45内へ油を排出する排出油通路48
とは、切替バルブ49の切替操作により外周溝43およ
び44と選択的に連通または遮断可能である。ポンプ4
6および切替バルブ49は油圧駆動手段を構成する。本
実施例では切替バルブ49は周知の4ポート案内弁であ
る。
【0026】図3に示すように、外周溝43はカムシャ
フト2内の油路37、38により、ベーンロータ9との
当接部においてベーンロータ9内の油路30と連通して
いる。図1に示すように、外周溝44はカムシャフト2
内の油路39により、ベーンロータ9との当接部におい
てベーンロータ9内の油路36に連通している。以上の
構成により、外周溝43および44にポンプ46からの
圧油を切替バルブ49により選択的に供給し、遅角油圧
室10、11および油圧室23と進角油圧室12、13
および油圧室24にポンプ46からの圧油の供給が可能
になるとともに油タンク45への油の排出が可能とな
る。
【0027】ベーン9aおよび9bの最外径部のクリア
ランス16を微小に構成することで、ベーン9aおよび
9bの周方向の長さが比較的長いことにより、遅角油圧
室10と進角油圧室13、遅角油圧室11と進角油圧室
12がクリアランス16を介して連通することを極力防
止している。また、シュー3aおよび3bの最小径部に
形成される微小クリアランス17にはシール部品6がベ
ーンロータ9の溝部9dに装着されており、遅角油圧室
10と進角油圧室12、遅角油圧室11と進角油圧室1
3がクリアランス17を介して連通することを極力防止
している。また、シューハウジング3に対してベーンロ
ータ9が相対回動するために、ベーンロータ9の軸方向
両端面とシューハウジング3およびチェーンスプロケッ
ト1の内側面との間には摺動クリアランスが形成されて
いる。この摺動クリアランスから油圧室間に油がリーク
する恐れがあるが、シューハウジング3の軸方向長さに
対してベーンロータ9の軸方向長さを僅かに小さくする
ことにより、ベーンロータ9の軸方向両端面に形成され
る摺動クリアランスを微小に構成できる。また、ベーン
9aおよび9bの周方向の長さが比較的長く、つまりベ
ーン9aおよび9bの横断面積が大きいことにより、油
圧室間の油リークを極力防止することができる。このた
め、各油圧室の油圧を所定値に保持できるので、シュー
ハウジング3に対するベーンロータ9の相対回動を高精
度に制御できる。また、ベーン9aおよび9bの横断面
積が大きいのでストッパピストン7を容易に収容でき
る。
【0028】次に、バルブタイミング調整装置の作動を
説明する。図1および図2に示すように、エンジン始動
時ポンプ46からの圧油が油圧室23および24にまだ
導入されていないとき、クランクシャフトの回転に伴い
ベーンロータ9はシューハウジング3に対して最遅角位
置にあってストッパ部9eは遅角側でシュー3aに当接
しており、チェーンスプロケット1からシューハウジン
グ3、ベーンロータ9を介してカムシャフト2に回転駆
動力が伝達される。また、ストッパピストン7の先端部
7cのテーパ面がストッパ穴20のテーパ面と進角側で
当接するようにストッパピストン7の先端部7cはスプ
リング18の付勢力によりストッパ穴20に嵌合し、こ
の嵌合によりベーンロータ9とシューハウジング3とは
回動方向に付勢され強固に拘束されている。したがっ
て、吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を駆
動する際にカムシャフト2に正・負の反転トルクが生じ
ても、ベーンロータ9はシューハウジング3に対して遅
角側および進角側への動きを規制されることにより相対
的な回転振動を発生することはなく、打音の発生が防止
される。
【0029】図5に示すように、切替バルブ49の49
aが選択されてポンプ46から圧油が圧送されると、外
周溝44、油路39、36、29、31、32、33を
介して遅角油圧室10、11および油圧室23に圧油が
導入される。油圧室23の油圧によりストッパピストン
7が受ける力は、ストッパピストン7の小径部7aと大
径部7bとの径差による受圧面積差により、スプリング
18の付勢力に抗して収容孔8のチェーンスプロケット
1側にストッパピストン7を押し込む方向に働く。する
と、ストッパピストン7の先端部7cはフロントプレー
ト4のストッパ穴20から完全に抜け出るので、ベーン
ロータ9はシューハウジング3との拘束を解除される。
しかしながら、遅角油圧室10、11の油圧力がベーン
9a、9bの側面に作用するので、ベーンロータ9はシ
ューハウジング3に対して依然として図2に示す最遅角
位置に保持される。このため、ベーンロータ9とシュー
ハウジング3との打音の発生は防止される。なお、遅角
油圧室10、11から進角油圧室12、13へ僅かに漏
れた油は、油路34、35、30、38、37、外周溝
43を介して切替バルブ49の49aより油タンク45
へ排出される。
【0030】切替バルブ49の49aが選択された図5
に示す状態から、図6に示すように切替バルブ49の4
9cが選択されると、ポンプ46からの圧油は外周溝4
3、油路37、38、30、34、35を介して進角油
圧室12、13および油路25を介して油圧室24に導
入されるとともに、遅角油圧室10、11、油圧室23
は油タンク45へ開放される。このとき、油圧室23の
油圧がほぼ大気圧に下がるのでストッパピストン7はス
プリング18によりストッパ穴20へ戻ろうとするが、
油圧室24の油圧力がストッパピストン7の先端面7d
に作用し、ストッパピストン7はスプリング18の付勢
力に抗して収容孔8のチェーンスプロケット1側に押し
込まれたままとなる。そこで進角油圧室12、13の油
圧力がベーン9a、9bの側面に作用しベーンロータ9
はシューハウジング3に対して時計方向すなわち進角方
向へ回動し、カムシャフト2のバルブタイミングが早め
られる。シューハウジング3に対してベーンロータ9が
回動するとストッパピストン7の先端部7cとフロント
プレート4のストッパ穴20との周方向位置がずれるこ
とにより、ストッパピストン7はストッパ穴20に嵌合
しなくなる。図7はシューハウジング3に対してベーン
ロータ9が最も進角した状態を示す。図7の状態から切
替バルブ49の49aを選択するとベーンロータ9はシ
ューハウジング3に対して図1のX方向から見て反時計
方向すなわち遅角方向へ回転し、カムシャフト2のバル
ブタイミングが遅らされる。ベーンロータ9がシューハ
ウジング3に対して進角方向、あるいは遅角方向へ回転
している途中で切替バルブ49bを選択すると、遅角油
圧室10、11および進角油圧室12、13の油は流入
および流出が遮断され、ベーンロータ9は中間の位置に
保持され、所望のバルブタイミングを得ることができ
る。以上のようにストッパピストン7は、シューハウジ
ング3に対してベーンロータ9が最遅角位置にあり、か
つ圧油が導入されていないとき、フロントプレート4の
ストッパ穴20に嵌合し、圧油が導入されるとストッパ
穴20に嵌合しなくなる。
【0031】以上説明した本発明の第1実施例では、ス
トッパ穴20とストッパピストン7とのテーパ面の当接
によるくさび効果をもって、ハウジング部材とベーン部
材との直接の当接を強めているから、ハウジング部材と
ベーン部材とを同軸上に整列させたまま、ハウジング部
材とベーン部材とを強固に拘束できる。さらにストッパ
ピストン7の先端部7cをテーパ状とし、ストッパピス
トン7をその軸方向に変位可能としているので、ストッ
パピストン7とストッパ穴20との製造誤差による位置
ずれがあっても、ストッパピストン7をストッパ穴20
に確実に嵌合させることができる。
【0032】(第2実施例)本発明の第2実施例を図9
および図10に示す。第2実施例は、第1実施例の当接
部としてのストッパピストン7に代えてストッパピスト
ン50を用い、ガイドリング19に代えてガイドリング
51をベーン9a内部に収容している。その他、第1実
施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。図9
は、ストッパピストン50がフロントプレート4のスト
ッパ穴20に嵌合した状態、図10は油圧室23に圧油
が導入されてストッパピストン50がストッパ穴20か
ら抜け出た状態を示す。
【0033】ストッパピストン50は小径部50a、中
径部50b、大径部50cにより構成され、ガイドリン
グ51は小内径部51aと大内径部51bにより構成さ
れている。ガイドリング51はベーンロータ9に圧入等
で固定されており、ストッパピストン50はガイドリン
グ51に対して摺動可能である。ストッパピストン50
の小径部50aおよび中径部50bの外周壁とガイドリ
ング51の内周壁により流体ダンパである略密閉された
環状のダンパ室52が形成されている。
【0034】図9に示すように、エンジン始動直後ポン
プ46から圧油が油圧室23または24にまだ供給され
ていない状態では、ベーンロータ9はシューハウジング
3に対して最遅角位置にあり、ストッパピストン50は
スプリング18の付勢力によりストッパ穴20に嵌合し
てフロントプレート4とベーンロータ9とを連結してい
る。
【0035】図9に示す状態から切替バルブ49の49
aを選択すると、油圧室23に圧油が供給され、図10
に示すようにストッパピストン50はストッパ穴20か
ら抜け出す。図9および図10はともにシューハウジン
グ3に対してベーンロータ9が最遅角位置にある状態を
示している。油圧室23に圧油が供給されると、ダンパ
室52の内部にはストッパピストン50とガイドリング
51との嵌合クリアランスを通って油が充填される。
【0036】図10に示す状態から、切替バルブ49の
49cを選択し、シューハウジング3に対してベーンロ
ータ9を進角方向に回転させようとするとき、切替バル
ブ49が切り替わっても油圧室24の油圧が所定値にな
るまで僅かな時間遅れが生じる。すると、スプリング1
8の付勢力によりストッパピストン50がストッパ穴2
0に嵌合する方向に移動することもある。ストッパピス
トン50がストッパ穴20との嵌合方向に移動しようと
しても、ダンパ室52内の油は嵌合クリアランスから僅
かずつしか排出されないので、ストッパピストン50の
嵌合方向への移動速度を緩和させるようにダンパ室52
が作用する。このため、ストッパピストン50がストッ
パ穴20に嵌合する前に油圧室24の油圧が所定値に達
するので、ストッパピストン50がストッパ穴20に嵌
合することなく、油圧によるシューハウジング3に対す
るベーンロータ9の相対回動制御を継続することができ
る。
【0037】第2実施例では、シューハウジング3に対
してベーンロータ9が最遅角位置にある状態から進角方
向に移動する過渡期において、ストッパピストン50が
一瞬ストッパ穴20へ押し込まれることを確実に防止す
ることができる。本発明の他の実施例として、第1実施
例または第2実施例において、油圧室23を進角油圧室
12、13と連通させ、油圧室24を遅角油圧室10、
11と連通させても第1実施例または第2実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0038】(第3実施例)本発明の第3実施例を図1
1および図12に示す。図11および図12に示すスト
ッパ穴60の形状以外の構成は第1実施例と実質的に同
一である。図11は、カムシャフトの径方向におけるス
トッパピストン7とストッパ穴60との嵌合状態を示す
ものであり、図面手前側でストッパピストン7の外周面
と嵌合穴60の内周面とが当接している。
【0039】図12に示すように、ストッパ穴60の横
断面形状は図12の上下方向、すなわちフロントプレー
ト4の径方向に長穴状に形成されている。したがって、
被当接部としてのストッパ穴60は径方向に延びる中心
軸60cに沿った長円形であって、その内周面は先細の
テーパ状に形成されている。そして、当接部としてのス
トッパピストン7の先端部7cの外周面は先細テーパ状
の円形断面に形成されている。
【0040】さらに、ストッパピストン7の位置とスト
ッパ穴60の位置とは、第1実施例と同様に、シューハ
ウジング3とベーンロータ9とが拘束位置としての最遅
角位置にあるときにこれら部品を互いに押しつけるよう
に設計されているので、シューハウジング3とベーンロ
ータ9とが強固に拘束される。また、ストッパ穴60を
径方向に長円形に形成したので、ストッパピストン7が
ストッパ穴60に嵌合した場合、両者の径方向のテーパ
面が当接してフロントプレート4を径方向に付勢するこ
とが防止される。これにより、極力クリアランスを小さ
く設計しているフロントプレート4と円筒突出部5との
間の摺動部に偏った力が加わることが防止され、偏磨耗
が防止される。同様に、フロントプレート4をはじめと
するハウジング部材と、ベーンロータ9をはじめとする
ベーン部材との間に径方向の変位が生じることが防止さ
れ、両部材間の偏磨耗はもちろん、両部材間のシール性
低下の防止が達成される。
【0041】このように第3実施例では、ハウジング部
材とベーン部材とを強固に拘束する力を発生させても、
ストッパ穴60を径方向に長円形とし、ストッパピスト
ン7とストッパ穴60との当接をベーンロータ9の回動
方向に限ったので、ハウジング部材とベーン部材との間
に径方向の不要な力が作用することを防止できる。よっ
て、ハウジング部材とベーン部材とを同軸上に整列させ
たまま、ハウジング部材とベーン部材とを強固に拘束で
きる。
【0042】(第4実施例)本発明の第4実施例を図1
3および図14に示す。第1実施例と実質的に同一構成
部分には同一符号を付す。第4実施例では、第1実施例
においてベーン9aのチェーンスプロケット1側の側壁
に設けたドレン孔21、チェーンスプロケット1に設け
た大気孔22に代えて、ベーン9aの外周壁にドレン孔
71を設け、シューハウジング3の外周壁に大気孔72
を設けている。ドレン孔71および大気孔72が連通す
ることにより連通孔を構成し、チェーンスプロケット1
側の収容孔8である背圧室8aを大気開放可能である。
背圧室8aの容積は、ストッパピストン7が図13の右
方向、つまりシューハウジング3とベーンロータ9との
拘束解除方向に移動すると減少し、ストッパピストン7
が図13の左方向、つまりシューハウジング3とベーン
ロータ9との拘束方向に移動すると増加する。
【0043】図13に示すように、ベーンロータ9がシ
ューハウジング3に対し最遅角位置にあり油圧室23お
よび24に圧油が供給されていない状態ではストッパピ
ストン7がストッパ穴20に嵌合し、ドレン孔71およ
び大気孔72はほぼ位置が一致し連通している。図13
に示す状態から油圧室23に圧油が供給されると、図1
4に示すようにストッパピストン7はストッパ穴20か
ら抜け出し、大径部7bの外壁によりドレン孔71が閉
塞されるので背圧室8aは大気との連通を遮断される。
図13および図14はともにシューハウジング3に対し
てベーンロータ9が最遅角位置にある状態を示してい
る。
【0044】図14に示す状態から、シューハウジング
3に対してベーンロータ9を進角方向に回転させようと
するとき、図示しない切替バルブが切り替わっても油圧
室24の油圧が所定値になるまで僅かな時間遅れが生じ
る。このとき、スプリング18の付勢力によりストッパ
ピストン7がストッパ穴20に嵌合する方向に移動しよ
うとしても、背圧室8aは大気との連通を遮断され密封
されているのでストッパピストン7の嵌合方向への移動
速度が緩和される。したがって、ストッパピストン7が
ストッパ穴20に嵌合する前に油圧室24の油圧が所定
値に達するので、ストッパピストン7がストッパ穴20
に嵌合することなく、油圧によるシューハウジング3に
対するベーンロータ9の進角回動を開始することができ
る。
【0045】以上説明した本発明の上記実施例では、ス
トッパピストンの先端部とストッパ穴との両方をテーパ
面をもって形成したが、これらのいずれか一方のみをテ
ーパ面としてもよい。例えば、一方をテーパ面とし、他
方をテーパ面上を摺動可能な球面をもって形成してもよ
い。さらに、くさび効果により回動方向の付勢力を発生
するためには斜面があることが重要であるので、ストッ
パ穴を回動方向側の少なくとも一方、例えば進角側にの
み斜面を有する形状に形成してもよい。
【0046】また上記実施例では、最遅角位置を拘束位
置とし、図2に示すようにシュー3aにストッパ部9e
を当接させたが、最遅角側のストッパ部9eを図2のベ
ーン9aの左側に設け、シュー3bと当接させてもよ
い。この場合でも、ストッパピストンとストッパ穴との
進角側テーパ状側面での当接によりベーンロータ9をシ
ューハウジング3に押しつける力を得ることができ、両
者を強固に拘束できる。
【0047】また上記実施例では、ストッパピストンと
ストッパ穴とをベーンロータ回動方向の一方である進角
方向側にだけ、すなわち拘束位置の反対側だけで当接す
るよう設計し、くさび効果による回動力を発生させてハ
ウジング部材とベーン部材とを拘束するよう構成した
が、ストッパピストンとストッパ穴とが回動方向の両方
で当接し、ストッパピストンとストッパ穴とだけの当接
によりハウジング部材とベーン部材とを拘束してもよ
い。この場合には、ストッパピストンに高強度が必要と
なる。またこの場合にも、ストッパ穴を径方向に長円形
とし、テーパ面の当接を回動方向側面にのみ限定するこ
とが望ましい。
【0048】また上記実施例では、ストッパピストンの
テーパ角度とストッパ穴のテーパ角度とを同一にした
が、ストッパピストンがストッパ穴に嵌合可能であれ
ば、ストッパピストンのテーパ角度とストッパ穴のテー
パ角度とを同一にする必要はない。また上記実施例で
は、チェーンスプロケットを駆動軸であるクランクシャ
フトとともに回転させて、それに固定されたハウジング
部材としてのシューハウジングをクランクシャフトとと
もに回転させ、ベーンロータを従動軸であるカムシャフ
トとともに回転させたが、チェーンスプロケットをカム
シャフトとともに回転させ、ベーンロータをクランクシ
ャフトとともに回転させることも可能である。この場
合、ベーンロータはシューハウジングに対して最進角位
置で拘束される。
【0049】また上記実施例では、吸気弁開閉用のカム
シャフトおよび排気弁開閉用のカムシャフトの二本のカ
ムシャフトが並行に設けられたエンジンにおいて、二本
のカムシャフト間にバルブタイミング調整装置を介装し
ても良い。例えば、クランクシャフトからチェーン等に
より同期して回転される一方のカムシャフトを駆動軸と
し、ギヤ等の伝達手段により他方のカムシャフトを従動
軸とする場合において、ベーンロータを駆動軸である一
方のカムシャフトとともに回転させ、ハウジング部材を
従動軸である他方のカムシャフトとともに回転させても
よく、この逆でもよい。
【0050】また上記実施例では、ベーンロータに二個
のベーンを設けたが、ベーンは一個または三個以上でも
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるバルブタイミング調
整装置を示す図2のI−I線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるバルブタイミング調
整装置を示す横断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】第1実施例のストッパピストンがストッパ穴か
ら抜け出た状態を示す縦断面図である。
【図6】第1実施例のシューハウジングに対してベーン
ロータが進角方向に回転した状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】図6の状態における第1実施例を示す横断面図
である。
【図8】第1実施例の油圧回路を示す模式図である。
【図9】本発明の第2実施例によるバルブタイミング調
整装置を示す縦断面図である。
【図10】第2実施例のストッパピストンがストッパ穴
から抜け出た状態を示す縦断面図である。
【図11】第3実施例のストッパピストンとストッパ穴
との嵌合状態を示す断面図である。
【図12】図11のXII −XII 線断面図である。
【図13】本発明の第4実施例によるバルブタイミング
調整装置を示す縦断面図である。
【図14】第4実施例のストッパピストンがストッパ穴
から抜け出た状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 チェーンスプロケット(ハウジング部材) 2 カムシャフト(従動軸) 3 シューハウジング(ハウジング部材) 3a、3b シュー 4 フロントプレート(ハウジング部材) 7 ストッパピストン(当接部) 7c 先端部 8a 背圧室 9 ベーンロータ(ベーン部材) 9a、9b ベーン 20 ストッパ穴(被当接部) 46 ポンプ(駆動手段) 49 切替バルブ(駆動手段) 50 ストッパピストン(当接部) 60 ストッパ穴(被当接部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/34 F15B 15/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁
    および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動
    軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆
    動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転する
    ハウジング部材と、 前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前
    記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範囲
    に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に収
    容されるベーン部材と、 前記ハウジング部材と前記ベーン部材とにそれぞれ設け
    られ、互いに当接して前記ハウジング部材と前記ベーン
    部材との回動方向移動を所定の拘束位置において拘束す
    る当接部としてのストッパピストンと被当接部としての
    ストッパ穴とを含み、前記ストッパピストンは前記ベー
    ン部材内に変位可能に収容されており、前記当接部が前
    記ハウジング部材と前記ベーン部材の回転軸方向に沿っ
    て変位することにより拘束状態を解除可能に構成され、
    さらに前記当接部を前記被当接部への当接方向へ付勢す
    る付勢手段を含む拘束手段と、 流体圧力によって前記当接部を前記付勢手段に抗して変
    位させて前記ハウジング部材と前記ベーン部材との拘束
    を解除するとともに、流体圧力によって前記ハウジング
    部材と前記ベーン部材とを相対回動させる流体駆動式の
    駆動手段とを備え、 ことを特徴とする内燃機関用バルブタイミング調整装
    置。
  2. 【請求項2】 前記拘束手段は、前記ハウジング部材と
    前記ベーン部材とが一方の回転方向の端部で互いに当接
    しているときに、前記ストッパピストンと前記ストッパ
    穴とが当接するように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の内燃機関用バルブタイミング調整装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジング部材と前記ベーン部材と
    は前記拘束位置において回動方向に直接に当接するよう
    構成されているとともに、前記ハウジング部材と前記ベ
    ーン部材とを互いに当接する側に押しつける方向に前記
    ハウジング部材と前記ベーン部材とを回動させる斜面が
    前記ストッパピストンと前記ストッパ穴との少なくとも
    いずれか一方に形成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の内燃機関用バルブタイミング調整装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ストッパピストンと嵌合する前記ス
    トッパ穴は前記ベーン部材と対向する前記ハウジング部
    材に形成され、前記ストッパピストンと前記ストッパ穴
    との少なくとも一方は、前記斜面としてのテーパ面を有
    することを特徴とする請求項3記載の内燃機関用バルブ
    タイミング調整装置。
  5. 【請求項5】 前記ストッパ穴は前記ハウジング部材の
    径方向に長い長穴状に形成されていることを特徴とする
    請求項4記載の内燃機関用バルブタイミング調整装置。
  6. 【請求項6】 前記ストッパピストンは前記ベーン部材
    内に変位可能に収容され、前記ストッパピストンと嵌合
    する前記ストッパ穴は前記ベーン部材と対向する前記ハ
    ウジング部材に形成され、前記ストッパピストンと前記
    ストッパ穴との少なくとも一方の嵌合部表面はテーパ面
    であることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機
    関用バルブタイミング調整装置。
  7. 【請求項7】 前記ストッパピストンが前記ベーン部材
    に収容された状態で前記ハウジング部材と前記ベーン部
    材との拘束が解除されることを特徴とする請求項4、5
    または6記載の内燃機関用バルブタイミング調整装置。
  8. 【請求項8】 前記ストッパピストンと前記ストッパ穴
    との間には、内部の作動流体によって前記ストッパピス
    トンの変位速度を緩和する流体ダンパが形成されること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の内燃機
    関用バルブタイミング調整装置。
  9. 【請求項9】 前記ストッパピストンは、前記ストッパ
    ピストンの拘束解除方向への変位に伴って容積が縮小す
    る背圧室を有し、前記ストッパピストンは拘束解除状態
    において前記背圧室の外部との連通孔を閉塞することを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の内燃機関
    用バルブタイミング調整装置。
  10. 【請求項10】 前記ストッパピストンと前記ストッパ
    穴とは、前記従動軸が最も遅角された最遅角状態にある
    とき当接するよう構成されていることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか一項記載の内燃機関用バルブタイミ
    ング調整装置。
  11. 【請求項11】 前記ストッパピストンは、前記ハウジ
    ング部材に対して前記ベーン部材を進角方向に相対回転
    させるように前記駆動手段から供給される第1流体圧力
    が作用して前記拘束を解除し、前記ハウジング部材に対
    して前記ベーン部材を遅角方向に相対回転させるように
    前記駆動手段から供給される第2流体圧力が作用して前
    記拘束を解除するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれか一項記載の内燃機関用バル
    ブタイミング調整装置。
JP30899595A 1995-06-14 1995-11-28 内燃機関用バルブタイミング調整装置 Expired - Lifetime JP3146956B2 (ja)

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