JP3146879U - 回転カッター - Google Patents

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輝 白井
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株式会社ライナックス
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Abstract

【課題】回転体の下面と外周側部の刃で床材などを効率良く除去できるだけではなく、外側の切削チップの切れ味を高め、抵抗や衝撃を抑えて軽く楽な操作で床材などを切削除去できる回転カッターを提供する。
【解決手段】回転体1の周辺部の下面1aと外周側部1bに切削チップ2を周方向にわたって交互に設ける。上記の回転体1の外周側部1bに設けている外側の切削チップ2aを、回転体1の回転方向における前面2a1を前方に下向きに傾斜させると共に、外側面2a2を側方に下向きに傾斜させて形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、回転カッターに関し、更に詳しくは、例えば手持式の研削機等の回転軸に取り付け、樹脂系の床材や、塗膜、吹付け材、或いはこれらを撤去した後に残る接着剤などを切削除去するのに使用する回転カッターに関するものである。
従来、この種の回転カッターで、例えばエポキシ、ウレタン、アクリルなどの樹脂系の床材を切削除去する場合は、床材の厚みや弾性値が高くなるほど、切削が困難になり、操作性が悪くなるのが通例である。これは、回転体の下面の刃が、床材へ深く食い込んで抵抗が大きくなったり、また床材の厚みが、下面の刃の刃先高さを越え、その結果、回転体の外周側面が削り残しの床材の厚み面に接触すること等に起因する。
而して、この種の問題を解消する従来品としては、例えばホイールの周辺部の下面と外周側部に、切削チップを周方向にわたって交互に設けているものがある(例えば特許文献1参照)。
この従来品は、ホイールの外周側部の刃が、下面の切削刃に先行して床材等を傷つけて剥離し易くし、続いて下面の切削刃が、床材等を削り取って行くものである。
しかしながら、この特許文献1に係る従来品の場合は、外周側部の刃が単に直方体状に形成され、ホイールの外周側部に設けられているのに過ぎなかった。
従ってこの従来品の場合は、外周側部の刃が、床材等の厚み面に、前面の外側のエッジの縦方向の全体が同時に接触して食い込み、床材等の厚み面を彫るように切削するものであった。その結果、この従来品によると、切削時の抵抗や衝撃が大きくなり、軽く楽に切削作業を行うことができない、という問題点があった。
特許第4039516号公報
本考案は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本考案が解決しようとする技術的課題は、回転体の周辺部の下面と外周側部に切削チップが周方向にわたって交互に設けられている回転カッターにおいて、回転体の下面と外周側部の刃で床材などを効率良く除去できるだけではなく、外側の切削チップの切れ味を高め、抵抗や衝撃を抑えて軽く楽な操作で床材などを切削除去できるよう形成した回転カッターを提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち本考案は、図1等に示されるように、回転体1の周辺部の下面1aと外周側部1bに切削チップ2が周方向にわたって交互に設けられている回転カッターであって、上記の回転体1の外周側部1bに設けられている外側の切削チップ2aが、回転体1の回転方向における前面2a1を前方に下向きに傾斜させると共に、外側面2a2を側方に下向きに傾斜させて形成されていることを特徴とする(請求項1)。
この場合、上記の外側の切削チップ2aは、図1Cに示されるように、回転体1の径方向における断面が略L字形に形成され、回転体1の外周側部1bにL字状の内面2a4を係合させて設けられているのが好ましい(請求項2)。
なぜならこれによると、外側の切削チップ2aの下側の刃先が床材等の上面に食い込み、外側の切削チップ2aによって、床材などの厚み面を切削できるだけではなく、回転体1の下面1aの内側の切削チップ2bと協働し、床材等の上面も切削できるからである。
また本考案は、外側の切削チップ2aと、回転体1の下面1aに設けられている内側の切削チップ2bの、回転体1の回転方向における前面2a1、2b1(図1B、図3参照)の刃先高さHが同一に選定されると共に、外側の切削チップ2aの外側面2a2の高さが、内側の切削チップ2bの前面2b1の刃先高さHの2倍以上に選定されているのが好ましい(請求項3)。
なぜならこれによると、床材等の厚みが、内側の切削チップ2bの刃先の高さより厚い場合でも、外側の切削チップ2aの外側面2a2の上部が床材などに確実に接触して小さな力で切削できるからである。
この場合、内側の切削チップ2bは、回転体1の回転方向における前面2b1が垂直状に形成され、この前面2b1が底面2b2と作る刃先角度A5(図3参照)が鋭角に選定されているのが好ましい(請求項4)。
なぜならこれによると、床材への食い込み量を落とすことなく、切れ味を高く維持できるからである。
また本考案の場合、外側の切削チップ2aの前面2a1が底面2a3と作る刃先角度A1(図1B参照)が、90度に選定され、外側の切削チップ2aの前面2a1の垂直位置からの傾斜角A2が、5度であるのが好ましい(請求項5)。
なぜならこれによると、外側の切削チップ2aの下端の刃先が内側の切削チップ2bの刃先より後退するため、外側の切削チップ2aの床材などへの食い込み量を、内側の切削チップ2bより低減でき、外側の切削チップ2aで柔らかくほぐして一次処理した後、内側の切削チップ2bで確実に切削して仕上げ処理できるからである。
また本考案の場合、外側の切削チップ2aの外側面2a2の垂直位置からの傾斜角A4(図1C参照)が、10度であるのが好ましい(請求項6)。
なぜならこれによると、床材に対する横方向への食い込み幅を狭めることなく、切れ味を高く維持できるからである。またこの角度以上、外側の切削チップ2aの外側面2a2を傾斜させると、床材や壁材の隅に削り残しができ易くなり、床等の隅を、ぎりぎりまで削ることが難しくなるからである。
また本考案の場合、内側の切削チップ2bの前面2b1が底面2b2と作る刃先角度A5(図3参照)は、85度に選定されているのが好ましい(請求項7)。
なぜならこれによると、下方向への食い込み量を確保できながら、切れ味や刃先の強度、耐久性も維持できるからである。
本考案は、このように回転体の周辺部の下面と外周側部に切削チップを周方向にわたって交互に設けている回転カッターにおいて、回転体の外周側部の切削チップを、回転体の回転方向における前面を前方に下向きに傾斜させると共に、外側面を側方に下向きに傾斜させて形成しているものである。
従って本考案の場合は、内側の切削チップと外側の切削チップとで床材などを切削除去できるだけではなく、外側の切削チップの切れ味を高めることができる。それ故これによれば、抵抗や衝撃が小さい状態で、軽く楽に操作して床材等を切削除去できる、という実用上優れた効果を奏する。
以下、本考案の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
本考案は、図1等に示されるように、回転体1の周辺部の下面1aと外周側部1bに、切削チップ2が周方向にわたって交互に設けられている回転カッターである。回転体1は、この実施形態では底の浅い円形の皿状に形成されている。なお3は、手持式研削機等の回転軸に取り付けるための取付孔である。
上記の切削チップ2は、回転体1の外周側部1bに設けられている外側の切削チップ2aと、下面1aに設けられている内側の切削チップ2bとで形成され、夫々回転体1の周方向にわたって120度の間隔で設けられている。そして外側の切削チップ2aは、図1A、Bに示されるように、回転体1の回転方向(矢示の方向参照)における前面2a1を前方に下向きに傾斜させると共に、外側面2a2を側方に下向きに傾斜させて形成されている。
この場合、外側の切削チップ2aの前面2a1は、底面2a3と作る刃先角度A1(図1B参照)が90度に選定され、外側の切削チップ2aの前面2a1は、垂直位置からの傾斜角A2が5度に選定されて前方に下向きに傾斜されている。従ってこの実施形態の場合、外側の切削チップ2aは、被切削面4から底面2a3までの角度A3が、5度あけられて傾斜状に設けられている。また外側の切削チップ2aの外側面2a2は、図1Cに示されるように、この実施形態では垂直位置からの傾斜角A4が、10度に選定されて側方に下向きに傾斜されている。
また外側の切削チップ2aは、図1Cに示されるように、回転体1の径方向における断面が略L字形に形成され、回転体1の外周側部1bにL字状の内面2a4を係合させて設けられている。
また図1B、図3に示されるように、外側の切削チップ2aと、回転体1の下面1aに設けられている内側の切削チップ2bの、回転体1の回転方向(矢示の方向参照)における前面2a1、2b1の刃先高さHは、同一に選定されている。そして外側の切削チップ2aの外側面2a2の高さは、内側の切削チップ2bの前面2b1の刃先高さHの2倍以上に選定されている。
また上記の内側の切削チップ2bの前面2b1は、図3に示されるように、垂直状に形成され、この前面2b1が底面2b2と作る刃先角度A5が鋭角に選定されている。なお、この刃先角度A5は、この実施形態では85度に選定されている。従って内側の切削チップ2bの底面2b2と被切削面4とが作る角度A6は、5度になる。
次に本考案の作用を説明する。
本考案は、研削機のスイッチが入って回転駆動すると、外側の切削チップ2aの外側の刃先(エッジ)が床材等の厚み面を切削し、外側の切削チップ2aの下端の刃先と内側の切削チップ2bの下端の刃先が床材等の上面を切削除去する。
この場合、外側の切削チップ2aは、前面2a1が前方に、外側のエッジは側方に、夫々下向きに傾斜しているから、板材等の厚み面に対して上部から斜めに当たって切削して行く。従ってこれによれば、刃先の全体が同時に板材等の厚み面に当たって削る場合に比べ、抵抗や衝撃が低減し、軽く、楽に板材等の厚み面を切削除去できるものである。
またこの実施形態の本考案品は、外側の切削チップ2aが断面略L字形に形成されているから、外側の切削チップ2aと内側の切削チップ2bの両方が、回転体1の下側の板材等を切削する。またこの場合、この実施形態では、外側の切削チップ2aの前面2a1の下端の刃先と、内側の切削チップ2bの前面2b1の下端の刃先が、同じ高さに選定され、且つ前者は垂直位置より後退し、後者は垂直位置にある。従ってこれによれば、外側の切削チップ2aと内側の切削チップ2bが、床材等を面一に、且つ外側の切削チップ2aの方が内側の切削チップ2bより、食い込み量が低減された状態で柔らかく当たって床材等を切削する。
以上の処において、本考案の場合、上記の各角度A1〜A6は、本考案の趣旨、作用効果を損なわない範囲で選定されるので良く、上例の数値に限定されるものではない。
本考案の回転カッターの好適な一実施形態を示し、Aは底面図、BはAのB−B線拡大正面図、CはBのC−C線拡大断面図である。 同上カッターの斜視図である。 同上カッターの内側の切削チップを示す要部拡大正面図である。 同上カッターの平面図である。 同上カッターの正面図である。
符号の説明
1 回転体
1a 下面
1b 外周側部
2 切削チップ
2a 外側の切削チップ
2a1 前面
2a2 外側面

Claims (7)

  1. 回転体の周辺部の下面と外周側部に、切削チップが周方向にわたって交互に設けられている回転カッターであって、上記の回転体の外周側部に設けられている外側の切削チップが、回転体の回転方向における前面を前方に下向きに傾斜させると共に、外側面を側方に下向きに傾斜させて形成されていることを特徴とする回転カッター。
  2. 請求項1記載の回転カッターであって、外側の切削チップは、回転体の径方向における断面が略L字形に形成され、回転体の外周側部にL字状の内面を係合させて設けられていることを特徴とする回転カッター。
  3. 請求項2記載の回転カッターであって、外側の切削チップと、回転体の下面に設けられている内側の切削チップの、回転体の回転方向における前面の刃先高さが同一に選定されると共に、外側の切削チップの外側面の高さが、内側の切削チップの前面の刃先高さの2倍以上に選定されていることを特徴とする回転カッター。
  4. 請求項3記載の回転カッターであって、内側の切削チップは、回転体の回転方向における前面が垂直状に形成され、この前面が底面と作る刃先角度が鋭角に選定されていることを特徴とする回転カッター。
  5. 請求項4記載の回転カッターであって、外側の切削チップの前面が底面と作る刃先角度が、90度に選定され、外側の切削チップの前面の垂直位置からの傾斜角が、5度であることを特徴とする回転カッター。
  6. 請求項5記載の回転カッターであって、外側の切削チップの外側面の垂直位置からの傾斜角が、10度であることを特徴とする回転カッター。
  7. 請求項6記載の回転カッターであって、内側の切削チップの前面が底面と作る刃先角度が、85度に選定されていることを特徴とする回転カッター。
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