JP3146590U - 収納部付き額縁 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、写真や絵を額縁に収納すると共に、この裏側に、記念品などを収納できる収納部を一体に形成して、壁掛だけではなくスタンドにも立てて支持することができる収納部付き額縁を提供する。
【解決手段】箱状をなすケース本体2の前面に額縁3を形成し、ここに透明板11と、この裏面に押え板13を着脱自在に取付けると共に、この押え板13の背面側のケース本体内に、記念品の収納部15となる引出し4を着脱自在に挿着したものである。
【選択図】図3

Description

本考案は、収納部を一体に形成した額縁に関するものである。
一般に、写真や絵を額縁に収納して壁などに掲げている。しかしながら、従来の額縁は、単に写真や絵だけを収納しておくのが一般的である。このため記念品などを収納しておく引出しを本体ケースに設け、この本体ケースの上面に、記念の品を収納する額縁を設け、更にこの上部を塞ぐように蓋を喋番で開閉自在に取付け、この蓋の裏面に写真立てを形成した写真立て付き収納箱(特許文献1)が提案されている。
しかしながらこの構造は、使用する時に、引出しを取付けたケース本体から写真立てを起こして使用するので、写真立てを立てた状態で壁に取付けることができず、また構造が複雑で、高価になる問題があった。
登録実用新案第3036362号公報
本考案は上記問題を改善し、簡単な構造で、写真や絵を額縁に収納すると共に、この裏側に、記念品などを収納できる収納部を一体に形成して、壁掛だけではなくスタンドにも立てて支持することができる収納部付き額縁を提供するものである。
本考案の請求項1記載の収納部付き額縁は、箱状をなすケース本体の前面に額縁を形成し、ここに透明板と、この裏面に押え板を着脱自在に取付けると共に、この押え板の背面側のケース本体内に、収納部となる引出しを着脱自在に挿着したことを特徴とするものである。
また本考案の請求項2記載の収納部付き額縁は、請求項1において、ケース本体がスタンドに支持されていることを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載の収納部付き額縁によれば、写真や絵を掲げる額縁の背面側に、誕生の記念品などを収納する引出しを一体に形成して、ここに収納して保管できるので、整理が容易で紛失を防止することができる。
また請求項2記載の収納部付き額縁によれば、スタンドに立てて支持することができるので室内の棚やサイドボードに載置することができる。
以下本考案の実施の一形態を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。図において1は収納部付き額縁を示すもので、2はケース本体、3はケース本体2の前面に形成された額縁、4はケース本体2内に着脱自在に挿着した箱状の引出しである。
ケース本体2は図3に示すように、前面と片側の側面が開口され、前面開口部5に額縁3が形成され、側面開口部6から上下に横方向に沿って挿着溝7、8が形成されている。この額縁3は前面開口部5を囲むように四角枠状の縁板10が取付けられ、この裏側の挿着溝7に図2に示すようにガラスやプラスチックなどで形成された透明板11と、写真12および押え板13が挿着されている。
また額縁3の裏側のケース本体2内には挿着溝8にガイドされて収納部15となる引出し4が着脱自在に挿着されている。この引出し4は、開口した前面側に挿着溝16が上下に形成され、ここに蓋板17が着脱自在に取付けられている。また引出し4の側板19とこれに隣接するケース本体2の側板には、連結金具20が取付けられている。
上記構成の収納部付き額縁は、例えば誕生記念の写真を掲げる場合、図3に示すように先ず引出し4を引出してから、挿着溝7から透明板11と押え板13を引出す。次に誕生した赤ちゃんの写真12を押え板13の上におき、この上から透明板11を重ねて、写真12を挟持した状態で挿着溝7に挿着する。またこれとは別に、赤ちゃんのへその緒や、手形や足形などの記念品21を引出し4の収納部15に入れてから、蓋板17を挿着溝16に挿着して蓋をする。この後、引出し4を挿着溝7に挿着して箱状に形成してから連結金具20でロックする。
このように組立てた収納部付き額縁1を、背面に取付けた図示しないフックに紐を通して壁面に吊す。この収納部付き額縁1は、写真12を掲げておくと共に、誕生の記念品21が額縁1の内部に保管されているので、紛失することがない。
図4は本考案の他の実施の形態を示すもので、収納部付き額縁1をスタンド23に支持したものである。このスタンド23は左右の脚部24の上に支持板25を取付け、この上に4個の傾斜したブロック26を取付け、前後のブロック26の間に傾斜板を取付け、この上に収納部付き額縁1を挿着することにより、傾斜した状態で支持することができる。従って、スタンド23に立てて支持することができるので室内の棚やサイドボードに載置できるようにしたものである。
なお上記説明では誕生記念の写真12とその記念品21の場合について説明したが、故人の写真や記念の遺品、あるいは受賞祝の写真や勲章などの場合にも広く使用することができる。また写真12に限らず絵画を飾っても良い。
本考案の実施の一形態による収納部付き額縁の斜視図である。 図1の縦断側面図である。 図1の収納部付き額縁から引出しを取りだした状態を示す斜視図である。 本考案の他の実施の形態によるスタンドに支持させた収納部付き額縁の斜視図である。
符号の説明
1 収納部付き額縁
2 ケース本体
3 額縁
4 引出し
5 前面開口部
6 側面開口部
7 挿着溝
8 挿着溝
10 縁板
11 透明板
12 写真
13 押え板
15 収納部
16 挿着溝
17 蓋板
19 側板
20 連結金具
21 記念品
23 スタンド
24 脚部
25 支持板
26 ブロック

Claims (2)

  1. 箱状をなすケース本体の前面に額縁を形成し、ここに透明板と、この裏面に押え板を着脱自在に取付けると共に、この押え板の背面側のケース本体内に、収納部となる引出しを着脱自在に挿着したことを特徴とする収納部付き額縁。
  2. ケース本体がスタンドに支持されていることを特徴とする請求項1記載の収納部付き額縁。
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