JP3144302B2 - 被処理流体処理装置 - Google Patents

被処理流体処理装置

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JP3144302B2
JP3144302B2 JP13508396A JP13508396A JP3144302B2 JP 3144302 B2 JP3144302 B2 JP 3144302B2 JP 13508396 A JP13508396 A JP 13508396A JP 13508396 A JP13508396 A JP 13508396A JP 3144302 B2 JP3144302 B2 JP 3144302B2
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弘司 造田
明博 横田
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  • Catalysts (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は流体処理装置に関
し、さらに詳細にいえば、気体、溶液などの流体に含ま
れる有機物などに対して光触媒により酸化分解を行って
殺菌、不活化、脱臭などを達成することによって被処理
流体を処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光触媒を用いて流体の浄化など
の処理を行うことが提案されている。ここで、光触媒を
用いて流体の浄化などの処理を行うに当っては、光触媒
への有機物などの吸着、光触媒に光を照射することによ
る反応励起が必要であることが知られている。
【0003】そして、このような被処理流体処理装置と
して、特開平5−285342号公報に記載されたも
の、および特開平6−157002号公報に記載された
ものが提案されている。特開平5−285342号公報
に記載された装置は、排ガス中に光触媒を混入して排ガ
ス分解塔に導入し、排ガス分解塔中において低圧水銀灯
によって紫外線を照射し、排ガス分解塔に続く集じん器
によって光触媒を回収するものである。
【0004】したがって、排ガス分解塔中において光触
媒に十分な量の紫外線が照射されれば、十分な排ガス分
解処理を達成することができると思われる。特開平6−
157002号公報に記載された装置は、光触媒が分散
された溶液に光を照射し、光触媒により溶液を分解して
反応生成物を得るものである。したがって、溶液中の光
触媒に十分な量の光が照射されれば、十分な溶液分解処
理を行い、反応生成物を得ることができると思われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−28534
2号公報に記載された装置においては、光触媒が排ガス
中に混入されているのであるから、排ガスの透明度を余
り高くすることができず、この結果、光源に比較的近い
領域に存在する光触媒は十分な機能を発揮することがで
きるが、光源からある程度以上離れた光触媒は光が殆ど
照射されないので、殆どその機能を発揮することができ
ない。したがって、全体として、光触媒による排ガス処
理の効率が著しく低下してしまう。また、処理後の分解
ガスから光触媒を分離するために集じん器が必要にな
り、装置が全体として複雑化し、高価なものになってし
まう。
【0006】特開平6−157002号公報に記載され
た装置においては、光触媒が溶液中に分散されているの
であるから、特開平5−285342号公報に記載され
た装置と比較して、排ガスと溶液との相違はあるもの
の、前記と同様の不都合が存在する。
【0007】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、光触媒と被処理流体との十分な接触を確
保することができるとともに、光触媒に対して有効にか
つ安定に光を照射することができる被処理流体処理装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の被処理流体処
理装置は、球状の担体からなる可動体と、可動体の所定
位置に付着させられた光触媒と、被処理流体を収容する
二重筒状構造体からなる移動経路と、可動体を被処理流
体と接触させるべく二重構造体の内筒に導く駆動源と、
内筒の上部から噴出する担体に付着させられた光触媒に
光を照射する光源とを含むものである。
【0009】請求項2の被処理流体処理装置は、飾り水
車からなる可動体と、可動体の所定位置に付着させられ
た光触媒と、飾り水車からなる可動体を回転させるべく
水を供給する水供給部からなる駆動源と、可動体の移動
経路の一部において光触媒に光を照射する光源とを含む
ものである。
【0010】
【0011】
【0012】ここで、光触媒としては、酸化チタン、5
酸化バナジウム、酸化亜鉛などが例示できる。
【0013】
【作用】請求項1の被処理流体処理装置であれば、駆動
源によって、球状の担体からなる可動体を被処理流体と
接触させるべく二重構造体の内筒に導き、被処理流体に
含まれる有機物などを光触媒に吸着させる。そして、内
筒の上部から噴出する担体に付着させられた光触媒に対
して光源により光を照射することにより、有機物などの
酸化分解を行って殺菌、不活化、脱臭などを達成するこ
とができる。すなわち、被処理流体の透明度が低くて
も、光源と可動体の移動経路の一部との相対位置を適切
に設定することによって光触媒に十分な光を照射するこ
とができ、効率よく光触媒による触媒作用を発揮させる
ことができる。もちろん、光触媒が可動体に付着させら
れているのであるから、処理後の流体から光触媒を分離
する処理が不要であり、全体として構成を簡単化するこ
とができる。
【0014】請求項2の被処理流体処理装置であれば、
水供給部からなる駆動源によって水を供給することによ
って、飾り水車からなる可動体を回転させ、水に含まれ
る有機物などを光触媒に吸着させる。そして、可動体の
移動経路の一部において光源により光触媒に光を照射す
ることにより、有機物などの酸化分解を行って殺菌、不
活化、脱臭などを達成することができる。すなわち、被
処理流体の透明度が低くても、光源と可動体の移動経路
の一部との相対位置を適切に設定することによって光触
媒に十分な光を照射することができ、効率よく光触媒に
よる触媒作用を発揮させることができる。もちろん、光
触媒が可動体に付着させられているのであるから、処理
後の流体から光触媒を分離する処理が不要であり、全体
として構成を簡単化することができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面によってこの発明
の実施の態様を詳細に説明する。図1はこの発明の被処
理流体処理装置の一実施態様を示す概略図である。この
被処理流体処理装置は、処理装置本体ケーシング1の内
部に、表面に光触媒4を付着させてなるケイ酸カルシウ
ム球、素焼ボールなどの担体3を多数個収容してある。
そして、処理装置本体ケーシング1の内部に上端および
下端が開放された誘引管2を有し、担体3を誘引管2の
下方に集合させるためのホッパ6を有し、しかも、ホッ
パ6の中心部に位置して、水を誘引管2の内部に向かっ
て吐出するノズル7を有している。このノズル7はポン
プ8を介して水槽9と連通され、処理装置本体ケーシン
グ1の側面所定位置に、処理後の水を水槽9に戻すため
の吐水管10が設けられている。なお、吐水管10の形
成位置は、誘引管2の上端よりも高い位置であり、しか
もノズル7から吐出される水によって誘引管2を上昇さ
せ、誘引管2から上方に吐出される担体3が水面近くま
で上昇し得る位置に設定されている。また、処理装置本
体ケーシング1の内部であって、水面よりも上方に導光
ガラス11が設けられ、この導光ガラス11よりも上方
に光源5および反射鏡12が設けられている。なお、吐
水管10に近接させて処理装置本体ケーシング1の内部
に金網などからなるフィルタ13が設けられている。ま
た、担体3は、具体的には、比重を0.8〜1.2に設
定することが好ましい。
【0018】この被処理流体処理装置を採用した場合に
は、ポンプ8によってノズル7から吐出される水と共に
担体3が誘引管2内に導入され、誘引管2の上端から吐
出されて水面の近傍にまで上昇する。水面の近傍にまで
担体3が上昇すれば、導光ガラス11を通して光源5か
らの直接光および反射鏡12からの反射光が照射される
ので、光触媒4が機能して酸化分解を行い、殺菌、不活
化、脱臭などを達成することができる。誘引管2から上
方に吐出された担体3は自重または水流によって下降
し、ホッパ6によって再び誘引管2の直下に導かれる。
【0019】したがって、全ての担体3が順次誘引管2
から上方に吐出されて水面の近傍において十分な光の照
射を受ける。この結果、処理装置本体ケーシング1内の
水のうち、水面近くにのみ十分な光が照射される状態で
あっても(水の透明度が低くても)、全ての担体3の光
触媒4に十分な光を照射して、効率よく光触媒作用を達
成することができる。
【0020】
【0021】
【0022】図2はこの発明の被処理流体処理装置の他
の実施態様を示す概略図である。この実施態様において
は、飾り水車31に光触媒32を付着させ、所定位置に
おいて光触媒に光を照射するための光源33および反射
鏡34を設けている。なお、35は循環させられる水を
飾り水車31に供給する循環水供給部である。
【0023】したがって、この実施態様の場合には、飾
り水車31自身の汚れをある程度除去することができる
とともに、循環水に含まれる有機物などを酸化分解する
ことにより循環水を浄化することができる。なお、この
実施態様においては、循環水供給部35から飾り水車3
1に水が供給された直後に光源33および反射鏡34に
よって光触媒32に光を照射するようにしているが、循
環水供給部35から飾り水車31に水が供給される箇所
と、光源33および反射鏡34によって光触媒32に光
を照射する箇所とを可能な限り離すことにより光触媒3
2に対する有機物などの吸着量を増加させることが好ま
しい。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、被処理流体の透明度
が低くても、光源と可動体の移動経路の一部との相対位
置を適切に設定することによって光触媒に十分な光を照
射することができ、効率よく光触媒による触媒作用を発
揮させることができるとともに、光触媒が可動体に付着
させられているのであるから、処理後の流体から光触媒
を分離する処理が不要であり、全体として構成を簡単化
することができるという特有の効果を奏する。
【0025】請求項2の発明は、被処理流体の透明度が
低くても、光源と可動体の移動経路の一部との相対位置
を適切に設定することによって光触媒に十分な光を照射
することができ、効率よく光触媒による触媒作用を発揮
させることができるとともに、光触媒が可動体に付着さ
せられているのであるから、処理後の流体から光触媒を
分離する処理が不要であり、全体として構成を簡単化す
ることができるという特有の効果を奏する。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の被処理流体処理装置の一実施態様を
示す概略図である。
【図2】この発明の被処理流体処理装置の他の実施態様
を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−187322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/30 C02F 1/72 A61L 2/02 B01D 53/86 B01J 35/02 C02F 1/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状の担体からなる可動体(3)と、可
    動体(3)の所定位置に付着させられた光触媒(4)
    と、被処理流体を収容する二重筒状構造体からなる移動
    経路と、可動体(3)を被処理流体と接触させるべく二
    重構造体の内筒に導く駆動源(7)と、内筒の上部から
    噴出する担体(3)に付着させられた光触媒(4)に光
    を照射する光源(5)とを含むことを特徴とする被処理
    流体処理装置。
  2. 【請求項2】 飾り水車からなる可動体(31)と、可
    動体(31)の所定位置に付着させられた光触媒(4)
    と、飾り水車からなる可動体(31)を回転させるべく
    水を供給する水供給部からなる駆動源(35)と、可動
    体(35)の移動経路の一部において光触媒(32)に
    光を照射する光源(33)とを含むことを特徴とする被
    処理流体処理装置。
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