JP3144053B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP3144053B2
JP3144053B2 JP04136530A JP13653092A JP3144053B2 JP 3144053 B2 JP3144053 B2 JP 3144053B2 JP 04136530 A JP04136530 A JP 04136530A JP 13653092 A JP13653092 A JP 13653092A JP 3144053 B2 JP3144053 B2 JP 3144053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品実装装置に
り、詳しくは、隣接するコンベアの間での基板同士の衝
突を防止しながら電子部品実装ラインの基板の搬送速度
を高速化でき、また基板が前コンベアの待機位置で待機
中に、回転しているこの前コンベアのベルトに摺接して
損傷するのを回避できる電子部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】QFP、SOP、抵抗チップ、コンデサ
チップなどのチップタイプの電子部品(以下「チップ」
という)を基板に実装する電子部品実装ラインは、基板
の電極にクリーム半田を塗布するスクリーン印刷部、基
板の電極上にチップを搭載する電子部品実装部、チップ
を電極に接着するクリーム半田を加熱処理するリフロー
部を並設して構成されている。
【0003】図8は従来の電子部品実装ラインの正面図
である。なお同図は縮尺を大きくして図を明瞭にするた
め、電子部品実装ラインをI2−I2により分割して示
している。Bはロータリーヘッド式電子部品実装部であ
り、この電子部品実装部Bのロータリーヘッド1の下部
には多数個の移載ヘッド3がその円周方向に沿って設け
られており、ロータリーヘッド1が矢印N方向に回転す
ることにより、移載ヘッド3はチップ供給部(図外)の
チップPをノズル2に吸着してピックアップし、基板S
に移送搭載する。ロータリーヘッド1の下方には中央コ
ンベア10が配置されており、この中央コンベア10は
Xテーブル4、Yテーブル5、Zテーブル6から成るX
YZテーブル7上に載置されている。中央コンベア10
の基板Sの搬入側には、スクリーン印刷部Aを通過して
半田部が形成された基板Sをこの中央コンベア10に搬
入する前コンベア8が配設され、また中央コンベア10
の基板Sの搬出側には、電子部品実装部Bによりチップ
Pが実装された基板Sをこの中央コンベア10から後工
程のリフロー部Cに搬出する後コンベア12が配設され
ている。上記コンベア8,10,12はいずれもベルト
コンベアである。
【0004】中央コンベア10上には、基板Sを両側部
からクランプして位置決めする位置決め部15が設けら
れており、また中央コンベア10の基板Sの搬出側の端
部の上方には、基板Sをロータリーヘッド1の直下の搭
載位置aで停止させるストッパとしてのシリンダ16が
設けられている。シリンダ16のロッド17を突出させ
ることにより、中央コンベア10上に搬送されてきた基
板Sを搭載位置aで停止させ、またロッド17を引き込
ませることにより後コンベア12に搬出する。また前コ
ンベア8の基板Sの搬出側の端部と中央部上にも、所定
間隔をあけてストッパとしての第1のシリンダ18と第
2のシリンダ26が設けられており、第1のシリンダ1
8のロッド19を突没させることにより第1の待機位置
bで基板Sを停止させ、また次の中央コンベア10へ搬
出する。また第2のシリンダ26のロッド27を突没さ
せることにより第2の待機位置cで基板Sを停止させ、
また次の第1の待機位置bへ搬出する。
【0005】M1,M2,M3は各コンベア8,10,
12を駆動するモータであって、30,31,32は各
コンベア8,10,12に配備されたベルトである。3
8はベルト30やベルト32が調帯されたプーリであ
る。各コンベア8,10,12の基板Sの送り速度は、
前コンベア8がV1、中央コンベア10がV2、後コン
ベア12がV3であり、これらの速度V1,V2,V3
の関係は、各コンベア8,10,12の送り速度が等し
くなるようにV1=V2=V3となっている。33は前
コンベア8の本体ボックスであり、34は後コンベア1
2の本体ボックスである。
【0006】従来手段は上記のような構成より成り、次
に動作を説明する。図8においてスクリーン印刷部Aを
通過した基板Sは、前コンベア8から中央コンベア10
に搬入され、シリンダ16のロッド17に当たって中央
コンベア10の搭載位置aで停止し、位置決め部15に
よりクランプされて位置決めされる。次にZテーブル6
の駆動により中央コンベア10は同図鎖線位置まで下降
し、次にXYテーブル4,5により中央コンベア10を
XY方向に移動させながら、移載ヘッド3のノズル2に
吸着されたチップPを基板Sの所定の座標位置に順次移
送搭載する。この搭載中に、スクリーン印刷部Aから前
コンベア8に後続の基板Sが順次搬送され、後続の1枚
目の基板Sが第1のシリンダ18のロッド19に当たっ
て前コンベア8の第1の待機位置bに待機され、後続の
2枚目の基板Sが第2のシリンダ26のロッド27に当
たって第2の待機位置cで待機される。
【0007】チップPの実装が終了したならば、Zテー
ブル4を駆動して中央コンベア10を同図実線位置まで
上昇させ、シリンダ16のロッド17を引き込ませて、
チップPが実装された基板Sを中央コンベア10から後
コンベア12に搬出し、次の工程のリフロー部Cへ搬送
する。これと同時に、前コンベア8上のシリンダ18,
26のロッド19,27を引き込ませて、第1の待機位
置bの基板Sを中央コンベア10に搬入し、第2の待機
位置cの基板Sを第1の待機位置bへ送り、スクリーン
印刷部Aからは第2の待機位置cへ基板Sが搬出され
る。その後上述と同様の操作を繰り返すことにより順次
基板SにチップPが実装される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子部品実
装部Bは、基板SにチップPを極めて高速度で実装(毎
秒5個以上)できるように、極力実装時間の短縮化を図
っている。ところが、コンベア8,10,12の送り速
度は極めて遅く、前コンベア8、中央コンベア10、後
コンベア12によって基板Sをスクリーン印刷部Aから
リフロー部Cまで搬送する搬送時間に数秒という長い時
間を要している。このため、電子部品実装部Bの実装速
度を高速化して実装時間を短縮しても、各コンベア8,
10,12による基板Sの搬送速度が遅いために、スク
リーン印刷部Aから搬出されてきた基板SにチップPを
実装してから次工程のリフロー部Cに送るまでの総時間
は実質的にさほど短縮されていないのが実情である。
【0009】これを解消するためには、各コンベア8,
10,12の送り速度V1,V2,V3を等しく高速化
することが考えられるが、このようにすると、殊に基板
Sがコンベアの長さいっぱいの大形のものの場合、コン
ベアの駆動開始時に、前コンベア8上の基板Sが中央コ
ンベア10上の基板Sに、また中央コンベア10上の基
板Sが後コンベア12上の基板Sに、すなわち後続の基
板Sが先行の基板Sに衝突しやすくなるという問題点が
生じる。
【0010】また前コンベア8のモータM1は、第1の
待機位置bや第2の待機位置cで待機中の基板Sが次の
停止位置まで移動する際に、瞬時に基板Sを搬送できる
ように、基板Sの待機中にも常時駆動している。このた
め、前コンベア8の第1の待機位置bや第2の待機位置
cに待機中の基板Sは、回転しているベルト31に摺接
して損傷しやすいという問題点があった。
【0011】そこで本発明は、次のコンベアに基板が移
動する際の基板同士の衝突を防止しながら、基板を高速
度で搬送でき、また前コンベアの待機位置で待機中の基
板が回転するベルトに摺接して損傷することのない電子
部品実装装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルトコンベ
アから成る前コンベアに、基板の待機位置の下方に配設
されて、この基板を前コンベアのベルト上から持ち上げ
る持ち上げ手段と、この持ち上げ手段を昇降させる昇降
手段とを設けたものである。
【0013】
【作用】上記構成において、本発明にあっては、前コン
ベアの待機位置に基板が待機されると、待機中の基板を
持ち上げ板により持ち上げてベルトから離す。これによ
り前コンベアの待機位置で待機中の基板は、回転してい
るベルトに摺接して損傷することはない。
【0014】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る電子部品実装ラインの正
面図である。なお同図は縮尺を大きくして図を明瞭にす
るため、電子部品実装ラインをI1−I1により分割し
て示している。図中、図8に示す従来装置と同じ構成部
品には同一符号を付して説明を省略する。本装置におい
て、前コンベア8の送り速度V1と、中央コンベア10
の送り速度V2と、後コンベア12の送り速度V3は、
前コンベア8より中央コンベア10を低速にし、また中
央コンベア10より後コンベア12が高速になるよう
に、V1>V2<V3の関係になっており、速度比は例
えばV1:V2:V3=2:1:2である。
【0015】また、前コンベア8の本体ボックス33内
には、第1の待機位置bに待機中の基板Sと第2の待機
位置cに待機中の基板Sを各々個別に持ち上げる一対の
持ち上げ装置35,36が配設されており、さらに後コ
ンベア12の基板Sの搬入側の端部には、中央コンベア
10から搬出された基板Sを後コンベア12へ高速度で
搬送するための高速送り装置37が設けられている。本
体ボックス33には、基板SへのチップPの実装に先駆
けて基板Sの品種に応じ、前コンベア8間の間隔を調整
をする間隔調整手段が配備されている。以下、この間隔
調整手段を図5を参照して説明する。
【0016】図5は前コンベア8とその駆動系の斜視図
である。40はL字形の固定プレートであり、固定プレ
ート40上に基板Sの品種に応じてY方向に移動する可
動プレート41が設けられている。前コンベア8は固定
プレート40および可動プレート41の上端部に取り付
けられている。固定プレート40と可動プレート41の
中央部と基板Sの搬出側の端部には、後述する昇降板5
4,55の両端部を挿通させるための4つの開口部40
a,41aが形成されている。これらの固定プレート4
0と可動プレート41により前記本体ボックス33が構
成されている。
【0017】42は固定プレート40の両側部上に設け
られたY方向(基板Sの幅方向)に延びる一対のガイド
レール、43は可動プレート41の下面に設けられたス
ライダである。44は可動プレート41に設けられたナ
ットであり、45はナット44が螺合されたボールねじ
である。モータ46を駆動するとボールねじ45が回転
し、可動プレート41がガイドレール42に沿ってY方
向に移動し、基板Sの品種に応じて前コンベア8の間の
間隔調整を行う。なおこの間隔調整手段は、図示しない
ものの中央コンベア10および後コンベア12にも配備
されている。次に、上記基板Sの持ち上げ装置35,3
6を詳細に説明する。
【0018】図5において50,51はシリンダであ
り、固定プレート40の基板Sの搬出側の端部と、中央
部に各々設けられている。シリンダ50のロッド52
と、シリンダ51のロッド53の先端部にはY方向に延
びる昇降板54,55が設けられている。昇降板54,
55は固定プレート40の下面のY方向の幅とほぼ同じ
長さを有している。昇降板54,55の各々の一端部の
下面にはガイドロッド56が垂設され、このガイドロッ
ト56は固定プレート40上に立設されたガイドリング
57に摺動自在に挿通されている。シリンダ50,51
を駆動してロッド52,53を突没させると、昇降板5
4,55が昇降する。
【0019】58は待機位置bで待機する基板Sを上記
ベルト30上から持ち上げる持ち上げ手段としての左右
一対の持ち上げ板であり、59は待機位置cで待機する
基板Sをベルト30上から持ち上げる同じく持ち上げ手
段としての左右一対の持ち上げ板である。60は昇降板
54,55の両端部に載置されて、各持ち上げ板58,
59を持ち上げる持ち上げ部である。シリンダ50,5
1の駆動により昇降板54,55が昇降すると、持ち上
げ部60を介して持ち上げ板58,59が昇降する。次
に、この持ち上げ部60を図6を参照して説明する。
【0020】図6は前コンベア8の断面図である。図6
において、左半部(a)は前コンベア8の下降状態を、
また右半部(b)は上昇状態を示している。前コンベア
8の支持ブラケット61の下部にブロック68に取り付
けられた軸受62が設けられ、軸受62に昇降シャフト
63が昇降自在に挿通されている。昇降シャフト63の
下部には回転自在なローラ64が設けられ、昇降シャフ
ト63の上部にはブロック68より上方に配置される上
記持ち上げ板58が設けられている。モータ46の駆動
により可動プレート41がY方向に移動する際に、可動
プレート41側のローラ64が昇降板54上を回転しな
がら移動する。なお、固定プレート40側のローラ64
は回転しない固定ローラでもよい。軸受62と昇降シャ
フト63の下部との間には、昇降シャフト63を下方に
付勢するスプリング65が設けられている。
【0021】図6(b)に示すように、シリンダ50の
ロッド52を突出させると昇降板54は上昇し、これに
よりスプリング65は収縮して昇降シャフト63が高さ
tだけ上昇し、押し上げ板58はその上端部により基板
Sの下面を押し上げて、この基板Sをベルト30から持
ち上げる。また図6(a)に示すように、シリンダ50
のロッド52を引き込ませると昇降板54は下降する。
するとスプリング65のばね力により昇降シャフト63
が下降し、押し上げ板58は下降して基板Sの下面から
離れ、基板Sは再びベルト30上に接地される。これら
の構成部品50〜57,62〜65により持ち上げ板5
8,59を昇降させる昇降手段が構成されている。持ち
上げ装置36の持ち上げ部60も同様の構成および作動
である。次に、後コンベア12に設けられた上記高速送
り装置37を図7を参照して説明する。
【0022】図7において、70は台板であり、この台
板70には垂直方向に延びるガイドレール71が設けら
れている。72はスライダであり、昇降プレート73に
設けられている。昇降プレート73の下部にはモータ7
4が設けられ、このモータ74の出力軸75に駆動ロー
ラ76が取り付けられている。77は後コンベア12の
支持ブラケットであり、この支持ブラケット77の基板
Sの搬入側の端部に駆動ローラ76に対する従動ローラ
78が回転自在に設けられている。79は台板70に設
けられたシリンダであり、ロッド80がカップリング8
1により昇降プレート73の上端部に突設した連結ロッ
ド82に連結されている。83は基板Sが後コンベア1
2に搬送されてきたのを検出するための基板検出センサ
である。このセンサ83が基板Sの端部を検出すると、
モータ74が駆動して基板Sを高速度で搬送する。
【0023】本装置は上記のような構成より成り、次に
動作を説明する。予め図5においてモータ46を駆動し
てボールねじ45を回転させ、可動プレート41をY方
向に移動させて、基板Sの幅に対応するように前コンベ
ア8と前コンベア8の間隔を調整しておく。なお、図示
しないものの中央コンベア10,後コンベア12も同様
の間隔調整を行う。
【0024】図1において、スクリーン印刷部Aを通過
して半田部が形成された基板Sは前コンベア8から中央
コンベア10に搬入され、この中央コンベア10の搭載
位置aでシリンダ16のロッド17に当たって停止し、
位置決め部15により位置決めされる。
【0025】次いで、図2に示すようにZテーブル6に
より中央コンベア10を下降させ、XYテーブル4,5
を駆動して基板SをXY方向に移動させながら、電子部
品実装部Bにより移載ヘッド3のノズル2に吸着された
チップPを基板Sに移送搭載する。このチップPの実装
作業中に、スクリーン印刷部Aから順次後続の基板Sが
前コンベア8に搬送され、同図実線に示すように後続の
1枚目の基板Sをシリンダ18のロッド19に当てて第
1の待機位置bに待機させ、また同図鎖線に示すように
後続の2枚目の基板Sをシリンダ26のロッド27に当
てて第2の待機位置cに待機させておく。
【0026】続いて、図3に示すようにシリンダ50,
51のロッド52,53を突出させて昇降板54,55
を上昇させることにより、押し上げ板58,59を上昇
させ、これにより第1の待機位置bおよび第2の待機位
置cに待機中の基板Sを押し上げ板58,59により持
ち上げて支持し、回転しているベルト30から基板Sを
離す。これにより、従来手段では常時回転しているベル
ト30が基板Sの下面に摺接して基板Sやベルト30が
損傷していたが、本手段では押し上げ板58,59によ
り第1の待機位置bおよび第2の待機位置cの基板Sを
ベルト30から持ち上げて待機させるので、基板Sが待
機中に損傷したりベルト30が損傷したりすることはな
い。
【0027】次に、図4に示すように基板Sへのチップ
Pの実装が終了したら、Zテーブル6により中央コンベ
ア10を元の高さ位置まで上昇させるとともに、シリン
ダ50,51のロッド52,53を引き込ませて押し上
げ板58,59を下降させ、これにより持ち上げられて
いた第1の待機位置bの基板Sと第2の待機位置cの基
板Sを再びベルト30上に着地させる。次いで、各シリ
ンダ16,18のロッド17,19を一斉に引き込ませ
ることにより、搭載位置aの基板Sは中央コンベア10
から後コンベア12に搬出され、また第1の待機位置b
の基板Sは中央コンベア10の搭載位置aまで搬送され
る。
【0028】このとき、コンベアの送り速度は前コンベ
ア8の送り速度V1より中央コンベア10の送り速度V
2が低速であるため、例えば基板Sがコンベアいっぱい
の長さを有する大形のものであっても、前コンベア8か
ら中央コンベア10に高速で搬入されてきた基板Sは、
中央コンベア10に移動した際に送り速度が急激に遅く
なるのでブレーキ効果が生じ、一方中央コンベア10の
送り速度V2より後コンベア12の送り速度V3の方が
高速であるため、チップPが実装された中央コンベア1
0上の基板Sは、後コンベア12に移動するとすぐに高
速搬送されるので、基板Sがコンベア間を移動する際に
基板S同士が衝突することはない。
【0029】また図7において、基板Sが中央コンベア
10から後コンベア12に移動する際に、センサ83が
基板Sの先端部を検出するとシリンダ79が作動して駆
動ローラ76と従動ローラ78との間に、基板Sの先端
部が挟まれる。そして、モータ74が駆動されて駆動ロ
ーラ76が高速回転する。これにより駆動ローラ76と
従動ローラ78との間で挟持された基板Sが後コンベア
12に高速度で搬送される。このため、後コンベア12
による基板Sの搬送がさらに高速化する。その後上述と
同様の操作を繰り返して順次基板SにチップPを実装す
る。
【0030】本装置では前コンベア10および後コンベ
ア12の送り速度が高速であるため、従来手段のように
各コンベア8,10,12の送り速度を等速度にしたも
のより、スクリーン印刷部Aからリフロー部Cまでの基
板Sの搬送時間を含めた実装にかかる総時間を短縮し
て、電子部品実装ラインにおいて基板Sを高速度で搬送
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コンベア
の送り速度が前コンベアより中央コンベアが低速であ
り、また中央コンベアより後コンベアが高速であるた
め、前コンベアから中央コンベアに高速で搬入されてき
た基板は、中央コンベアに移動した際に送り速度が急激
に遅くなるのでブレーキ効果が生じ、一方電子部品が実
装された中央コンベア上の基板は、後コンベアに移動す
るとすぐに高速搬送されるので、基板がコンベア間を移
動する際に基板同士が衝突することはない。しかも前コ
ンベアおよび後コンベアの送り速度が高速であるため、
基板の搬送時間を含めた実装にかかる総時間を短縮し
て、電子部品実装ラインにおいて基板を高速度で搬送で
きる。
【0032】また前コンベアに、この前コンベアの待機
位置に待機中の基板を持ち上げ手段によりベルトから持
ち上げる昇降手段を設けているため、前コンベアの待機
位置で待機中の基板が、回転しているベルトに摺接して
損傷することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子部品実装ラインの
正面図
【図2】本発明の一実施例に係る電子部品実装ラインの
正面図
【図3】本発明の一実施例に係る電子部品実装ラインの
正面図
【図4】本発明の一実施例に係る電子部品実装ラインの
正面図
【図5】本発明の一実施例に係る前コンベアと駆動系の
斜視図
【図6】(a)本発明の一実施例に係る前コンベアの下
降位置の断面図(b)本発明の一実施例に係る前コンベ
アの上昇位置の断面図
【図7】本発明の一実施例に係る後コンベアの要部斜視
【図8】従来手段に係る電子部品実装ラインの正面図
【符号の説明】
8 前コンベア 10 中央コンベア 12 後コンベア 15 位置決め部 30 ベルト 50 昇降手段 51 昇降手段 58 持ち上げ手段 59 持ち上げ手段 B 電子部品実装部 C リフロー部 P 電子部品 S 基板 b 基板の待機位置 c 基板の待機位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半田部が形成された基板に電子部品を実装
    する電子部品実装部と、この電子部品実装部の下方に配
    置され、且つ基板の位置決め部が設けられた中央コンベ
    アと、この中央コンベアの基板の搬入側に設けられたベ
    ルトコンベアから成る前コンベアと、この基板をリフロ
    ー部へ送るべくこの中央コンベアの基板の搬出側に設け
    られた後コンベアと、前記前コンベアにおける基板の待
    機位置の下方に配設されて、待機中の基板を前記前コン
    ベアのベルト上から持ち上げる持ち上げ手段と、この持
    ち上げ手段を昇降させる昇降手段とを設けたことを特徴
    とする電子部品実装装置。
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