JP3143769B2 - 流体用容器のためのケース - Google Patents

流体用容器のためのケース

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体用容器のためのケ
ース、更に詳しくは、一端面に開口を有するケース本体
とこのケース本体に閉塞位置と排出位置との間を移動自
在に装着されたケース蓋とから構成され、流体用容器が
その口頸部を上記開口から突出せしめた状態で該ケース
本体に収納される形態のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯科用接着性レジンとしては、
二種類のペースト又は液体の如き流体を夫々別個の容器
から排出し相互に混合して硬化性組成にせしめて使用す
る形態のものが広く実用に供されている。流体は、通
常、少なくとも主部が可撓性材料から形成されている容
器に収容され、容器の主部を押圧して弾性的に変形せし
めることによって、容器の口頸部から流体が排出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】混合して歯科用接着性
レジンにせしめられる上記流体の如き特殊な流体に関し
ては、容器から流体を排出する際には充分容易に且つ充
分精密に所定量を排出することができ、そしてまた排出
された流体が使用者の指或いは衣服等に付着する虞が充
分確実に回避されることが望まれる。本発明はかかる要
望に鑑みてなされたものであり、その技術的課題は、少
なくとも主部は可撓性である容器のための比較的簡潔且
つ安価である独特なケースを提供して、上記要望を充足
することである。
【0004】上記技術的課題を達成するために、本発明
においては、一端面に形成されている開口を通して容器
の口頸部を突出せしめた状態で容器を収納するケース本
体の一側壁に孔を形成すると共に、閉塞位置と排出位置
との間を移動自在にケース本体に装着されたケース蓋に
突起を形成し、ケース蓋が閉塞位置にある時にはケース
蓋が容器の口頸部を覆い、ケース蓋を排出位置に移動せ
しめると、容器の口頸部が露呈されると共に、ケース蓋
に形成されている上記突起がケース本体に形成されてい
る上記孔を通ってケース本体内に突入し容器の主部を押
圧して弾性的に変形せしめ、これによって容器に収容さ
れている流体が口頸部から排出せしめられるようにな
す。
【0005】即ち、本発明によれば、上記技術的課題を
達成するケースとして、一端面に開口を有するケース本
体と、閉塞位置と排出位置との間を移動自在に該ケース
本体に装着されたケース蓋とから構成され、可撓性主部
と口頸部とを有する流体用容器が、該開口から該口頸部
を突出せしめた状態で該ケース本体に収納されるケース
にして、該ケース本体の一側壁には孔が形成され、該ケ
ース蓋には突起が形成されており、該ケース蓋が該閉塞
位置にある時には該ケース蓋が該容器の口頸部を覆い、
該ケース蓋を該排出位置に移動せしめると、該容器の口
頸部が露呈されると共に、該突起が該孔を通って該ケー
ス本体内に突入し該容器の該主部を押圧して弾性的に変
形せしめ、これによって該容器に収容されている流体が
該口頸部から排出せしめられる、ことを特徴とするケー
スが提供される。
【0006】好適例においては、該ケース本体には2個
の容器が並列して収容され、該ケース本体の該一側壁に
は該孔が並列して2個形成され、該ケース蓋には該突起
が並列して2個形成されており、該ケース蓋が該排出位
置に移動せしめられると、2個の該突起が2個の該孔を
夫々通って該ケース本体内に突入し2個の該容器の該主
部を夫々押圧する。該ケース蓋は該閉塞位置と該排出位
置との間を旋回自在に該ケース本体に装着されているの
が好都合である。
【0007】
【作用】本発明のケースにおいては、流体の安定した排
出のために望ましくは口頸部が下方に指向する状態にせ
しめて、ケース蓋を閉塞位置から排出位置に移動せしめ
さえすれば、ケース本体に収納されている容器の口頸部
が露呈されると共に、ケース蓋に形成されている突起が
ケース本体に形成されている孔を通ってケース本体内に
突入し、容器の主部を押圧して弾性的に変形せしめ、こ
れによって容器内に収容されている流体が口頸部から排
出される。流体の排出量は、排出位置に移動せしめられ
たケース蓋に形成されている突起が容器の主部を押圧す
る量、従って突起の寸法によって一義的に規定される。
かくして、充分容易に且つ精密に所定量の流体を容器か
ら排出することができる。流体排出操作はケース蓋を操
作するのみで達成され、従来のケースの場合の如くにケ
ース蓋を開動する操作とケース本体に収納されている容
器の可撓性主部を押圧する操作を別個に遂行する必要が
ない。流体の排出を終了した後においては、ケース蓋を
閉塞位置に戻しさえすれば、ケース蓋が容器の口頸部を
覆う。従って、充分に簡易な操作によって蓋を開動せし
めて流体を排出することができると共に、蓋の開閉
作の際に使用者の手元が狂う等に起因して流体が使用者
の指或いは衣服等に付着する虞が充分確実に回避され
る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成されたケースの好適実施例について、更に詳細に説
明する。
【0009】図1には本発明に従って構成されたケース
が図示されており、このケースはケース本体2とケース
蓋4とから構成されている。ケース本体2及びケース蓋
4の各部は比較的肉厚であって充分な剛性を有し、指で
押圧する等によって容易に弾性変形せしめられることは
ない。
【0010】ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適
宜の合成樹脂から形成することができるケース本体2
は、図2に明確に図示する如く、胴部材6、前端壁部材
8及び後端壁部材10を有する。胴部材6は全体として
中空箱形状であり、4側壁、即ち上側壁12、下側壁1
4、右側壁16及び左側壁18を有する。胴部材6の前
面及び後面は全体に渡って開口されている。上側壁12
の前端両側には前方及び上方に突出した連結突片20及
び22が形成されている。右側壁16及び左側壁18の
前端部には矩形の係止口24及び26が形成されてい
る。上側壁12、下側壁14、右側壁16及び左側壁1
8の内面後端部には連続して延びる係止溝28(図3)
が形成されている。更に、胴部材6の下側壁14の内面
前端部には横方向に延びるロック溝32が形成されてい
る。前端壁部材8は胴部材6の開口された前面の形状に
対応した形状を有する板状片から構成されており、横方
向に並列せしめて2個の円形開口34a及び34bが形
成されている。また、前端壁部材8の左右両側縁には矩
形の係止突起38及び40が形成されている。かような
前端壁部材8は、幾分弾性変形せしめてその係止突起3
8及び40を夫々胴部材6の上記係止口24及び26内
に挿入せしめることによって、胴部材6の前端部に組み
付けられる。後端壁部材10も胴部材6の開口された後
面の形状に対応した形状を有する板状片から構成されて
おり、全周側縁には連続して延びる係止突条42が形成
されている。後端壁部材10の前面には、上下方向に間
隔をおいて前方に延出せしめられている2個の板状突片
46が形成されている。かような後端壁部材10は、幾
分弾性変形せしめてその係止突条42を胴部材6の上記
係止溝28に係合せしめることによって、胴部材6の後
端部に組み込まれる。
【0011】図1及び図2を参照して説明を続けると、
上述したとおりのケース本体2には、ポリエチレン又は
ポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から形成されてい
るのが好都合である2個の流体用容器48a及び48b
が横方向に並列せしめて収納される。容器48aと容器
48bとは実質上同一であり、有底角筒形状である主部
50a及び50bとかかる主部50a及び50bの先端
から前方に延出する円錐筒形状の口頸部52a及び52
bを有する。所望ならば、容器48aと容器48bとの
材質、容量等を相互に異なったものにせしめることもで
き、またそれらの主部50a及び50bを有底角筒形状
以外の、有底円筒形状等の他の適宜の形状にせしめるこ
ともできる。口頸部52a及び52bの先端には排出口
が形成されている。かかる排出口の開口面積は、口頸部
52a及び52bを下方に指向せしめて露呈せしめた状
態において流体が自然に流出することがない面積に、流
体の粘性等に応じて適宜に設定されているのが好都合で
ある。口頸部52a及び52bは比較的肉厚であって比
較的大きな剛性を有するが、透明、半透明或いは不透明
でよい主部50a及び50bは比較的肉薄であって充分
な可撓性を有し、比較的小さい力で容易に弾性的に変形
され得る。かような容器48a及び48bは、例えば、
胴部材6の前端部に前端壁部材8を組み込んだ後で且つ
胴部材6の後端部に後端壁部材10を組込む前に、胴部
材6の開口されている後端面から胴部材6内に挿入さ
れ、図1及び図3に明確に図示する如く、それらの口頸
部52a及び52bが前端壁部材8に形成されている円
形開口34a及び34bを通して前方に突出せしめられ
る。胴部材6内に容器48a及び48bを所要とおりに
挿入した後に、胴部材6の後端部に後端壁部材10を組
込むと、後端壁部材10に形成されている上記板状突片
46の先端が容器48a及び48bの底に当接乃至近接
して位置せしめられる。ケース本体2の前端壁部材8に
形成されている上記円形開口34a及び34bの内径
は、円錐形状の口頸部52a及び52bの先端の外径よ
りも大きいが後端の外径よりも小さく、従って口頸部5
2a及び52bが円形開口34a及び34bを通して突
出せしめられることによって、ケース本体2に対する容
器48a及び48bの前方への移動が制限され、そして
また容器48a及び48bの底に後端壁部材10に形成
されている上記板状突片46の先端が当接乃至近接して
位置せしめられることによって、ケース本体2に対する
容器48a及び48bの後方への移動が制限され、かく
して容器48a及び48bはケース本体2内に充分に安
定して収納される。容器48a及び48bには、例え
ば、相互に混合して歯科用接着性レジンとして使用され
る二種類の、ペースト又は液体でよい流体が収容されて
いる。
【0012】図1及び図2を参照して説明を続けると、
ケース本体2と同様にポリエチレン又はポリプロピレン
の如き適宜の合成樹脂から形成することができるケース
蓋4は、前端面が閉じられ後端面が全体に渡って開口さ
れた中空形状であり、一体に形成された上側壁54、下
側壁56、右側壁58、左側壁60及び前端壁62を有
する。上側壁54の前半部は前方に向かって下方に傾斜
して延び、下側壁56の前半部は前方に向かって上方に
傾斜して延び、上側壁54の前端と下側壁56の前端と
は断面形状が弧状である前端壁62によって接続されて
いる。上側壁54の後端両側には上方に突出する連結突
片64及び66が形成されている。図1に明確に図示す
る如く、ケース蓋4の連結突片64及び66は夫々ケー
ス本体2の上記連結突片20及び22に隣接せしめてそ
れらの横方向外側に位置せしめられ、そして連結突片6
4及び66並びに連結突片20及び22に形成されてい
る孔を通して連結ピン68が挿通せしめられる。一端に
は拡大頭部が形成されている連結ピン68の他端には、
連結突片64及び66並びに連結突片20及び22を挿
通せしめた後にスナップリング70が装着されて連結ピ
ン68の離脱が阻止され、かくして連結ピン68を介し
てケース本体2にケース蓋4が旋回自在に装着される。
【0013】図1と共に図3を参照して説明すると、ケ
ース蓋4は図1及び図3に二点鎖線で示す閉塞位置と図
1及び図3に実線で示す排出位置との間を、連結ピン6
6を旋回中心軸として旋回自在である。ケース蓋4が図
1及び図3に二点鎖線で示す閉塞位置にせしめられる
と、ケース蓋4の後端がケース本体2の前端に当接し、
ケース本体2に対してケース蓋4が図3において更に反
時計方向に旋回するこが阻止される。また、ケース蓋4
の下側壁56には、その上面後端から後方に延びるロッ
ク片72が形成されており、ケース蓋4が上記閉塞位置
にせしめられると、かかるロック片72の下面に形成さ
れている突条がケース本体2に形成されている上記ロッ
ク溝32に弾性的に係止せしめられ、かくしてケース蓋
4が閉塞位置に解除自在にロックされる。ケース蓋4内
には、シリコーンゴムの如き適宜のエラストマー材料か
ら形成されているのが好都合であるシール部材74が、
接着剤による接着等の適宜の様式によって固定されてお
り、このシール部材74には後方に開放されている2個
の凹部76a及び76bが横方向に並列して形成されて
いる。凹部76a及び76bの各々は容器48a及び4
8bの口頸部52a及び52bの突出端部の形状に対応
せしめられている。図3から明確に理解される如く、ケ
ース蓋4が二点鎖線で示す閉塞位置に位置せしめられて
いる時には、ケース蓋4は容器48a及び48bの口頸
部52a及び52bを覆い、口頸部52a及び52bの
突出端部はシール部材74の凹部76a及び76b内に
位置せしめられ、シール部材74に密接せしめられるこ
とによって密封される。一方、ケース本体2のロック溝
32からケース蓋4のロック片72を弾性的に離脱せし
めてロックを解除して、ケース蓋4を図1及び図3に実
線で示す排出位置まで旋回せしめると、ケース蓋4の上
側壁54がケース本体2における胴部材6の上側壁12
に当接せしめられ、これによってケース蓋4が図3にお
いて更に時計方向に旋回することが阻止される。
【0014】図1乃至図3を参照して説明を続けると、
本発明に従って構成された図示のケースにおいては、ケ
ース本体2における胴部材6の上側壁12には横方向に
並列せしめて2個の孔78a及び78bが形成されてい
る。かかる孔78a及び78bは、夫々、ケース本体2
に収納されている容器48a及び48bの主部50a及
び50bに対応して位置せしめられている。一方、ケー
ス蓋4における上側壁54の外面には、上記孔78a及
び78bに対応せしめて2個の突起80a及び80bが
横方向に並列せしめて形成されている。上記孔78a及
び78bの形状は、図示の実施例においては円形である
が、これに限定されるものではなく、ケース蓋4の突起
80a及び80bが貫通可能である、楕円形又は矩形等
の任意の形状でよい。孔78a及び78bを容器48a
及び48bの主部50a及び50bに沿って細長く延び
るスリット形状にせしめると、容器48a及び48b内
に収容されている流体の残量をチェックする窓としても
利用することができる。上記突起80a及び80bも、
図示の実施例における円柱形状に限定されるものではな
く、角柱形状、半球形状等の他の適宜の形状にせしめる
こともできる。
【0015】ケース本体2に孔78a及び78bが形成
されていると共に、ケース蓋4に突起80a及び80b
が形成されている図示のケースにおいては、例えばケー
スの前端(図3において左端)を下方に向けた状態にケ
ース本体を保持し、そしてケース蓋4を図1及び図3に
二点鎖線で示す閉塞位置から図1及び図3に実線で示す
排出位置まで旋回せしめると、ケース本体2に収納され
ている容器48a及び48bの口頸部52a及び52b
が露呈される。そしてまた、図3を参照することによっ
て明確に理解される如く、ケース蓋4に配設されている
突起80a及び80bがケース本体2に形成されている
孔78a及び78bを通ってケース本体2内に突入せし
められ、容器48a及び48bの主部50a及び50b
を押圧して弾性的に変形せしめる。かくすると、容器4
8a及び48b内の容積が低減せしめられて容器48a
及び48b内に存在する空気が圧縮され、かくして容器
48a及び48b内に収容されている流体が口頸部52
a及び52bから排出される。排出される流体の量は、
容器48a及び48bの主部50a及び50bの変形
量、従ってケース蓋4を上記排出位置まで旋回せしめた
時の,容器48a及び48bの主部50a及び50bに
対する突起80a及び80bの作用度合いによって一義
的に規定される。それ故に、単にケース蓋4を上記排出
位置で停止せしめられるまで旋回せしめるという簡単な
操作によって、容器48a及び48bから充分精密に所
定量の流体を排出することができる。
【0016】而して、図示の実施例においては、突起8
0a及び80bを同一寸法に形成しており、従ってケー
ス蓋4を排出位置に旋回せしめることによって、容器4
8a及び48bから夫々同量の流体が排出せしめられる
が、所望ならば、突起80a及び80bの寸法(横断面
積及び/又は突出長さ)を相違させて(必要ならば、ケ
ース本体2に形成されている孔78a及び78bの横断
面積も相違させて)、ケース蓋4を排出位置に旋回せし
めた時の、容器48a及び48bの主部50a及び50
bに対する突起80a及び80bの作用度合いを適宜に
相違せしめ、容器48a及び48bから夫々異なった量
の流体が排出されるようになすこともできる。
【0017】更に、図示の実施例においては、ケース本
体2に横方向に並列せしめて2個の容器48a及び48
bを収納しているが、多言するまでもなく、本発明の基
本的技術概念は、ケース本体に1個のみの容器を収納す
る場合或いはケース本体に3個或いはそれ以上の容器を
収納する場合にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のケースによれば、単にケース蓋
を閉塞位置から排出位置まで移動せしめるという簡潔な
操作のみによって、容器の口頸部を露呈せしめ、これに
引き続いて露呈せしめた容器の口頸部から充分精密に所
定量の流体を排出することができる。そしてまた、ケー
ス蓋の開閉動操作の際に使用者の手元が狂う等に起因し
て、流体が使用者の指或いは衣服等に付着してしまうこ
とが充分確実に回避される。
【0019】本発明のケースは、2個の容器を並列して
収容した態様においては、歯科用接着性レジンの如く2
種類の流体を所定量滴下して混合することが必要な場合
に特に好適に使用される。また、1個の容器を収容した
態様においては、点眼薬の如く流体を所定量滴下するこ
とが必要な場合に好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従って構成されたケースの好
適実施例を示す斜面図。
【図2】図1に示すケースの分解斜面図。
【図3】図1に示すケースの断面図。
【符号の説明】
2:ケース本体 4:ケース蓋 6:ケース本体の胴部材 8:ケース本体の前端壁部材 10:ケース本体の後端壁部材 34a:ケース本体の開口 34b:ケース本体の開口 48a:容器 48b:容器 50a:容器の主部 50b:容器の主部 52a:容器の口頸部 52b:容器の口頸部 74:ケース蓋のシール部材 78a:ケース本体の孔 78b:ケース本体の孔 80a:ケース蓋の突起 80b:ケース蓋の突起

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面に開口を有するケース本体と、閉
    塞位置と排出位置との間を移動自在に該ケース本体に装
    着されたケース蓋とから構成され、可撓性主部と口頸部
    とを有する流体用容器が、該開口から該口頸部を突出せ
    しめた状態で該ケース本体に収納されるケースにして、
    該ケース本体の一側壁には孔が形成され、該ケース蓋に
    は突起が形成されており、該ケース蓋が該閉塞位置にあ
    る時には該ケース蓋が該容器の口頸部を覆い、該ケース
    蓋を該排出位置に移動せしめると、該容器の口頸部が露
    呈されると共に、該突起が該孔を通って該ケース本体内
    に突入し該容器の該主部を押圧して弾性的に変形せし
    め、これによって該容器に収容されている流体が該口頸
    部から排出せしめられる、ことを特徴とするケース。
  2. 【請求項2】 該ケース本体には2個の容器が並列して
    収容され、該ケース本体の該一側壁には該孔が並列して
    2個形成され、該ケース蓋には該突起が並列して2個形
    成されており、該ケース蓋が該排出位置に移動せしめら
    れると、2個の該突起が2個の該孔を夫々通って該ケー
    ス本体内に突入し2個の該容器の該主部を夫々押圧す
    る、請求項1記載のケース。
  3. 【請求項3】 該ケース蓋は該閉塞位置と該排出位置と
    の間を旋回自在に該ケース本体に装着されている、請求
    項1又は2記載のケース。
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