JP3143100U - テレビ鑑賞用鏡式反射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】日常生活においてテレビを見る時に寝たままで楽に見ることができるのがこの装置である。特に病気療養中の人や高齢で寝たきり等の人が寝たままでテレビを見ることができる。
【解決手段】2枚の鏡を使用して、まず上段の第1反射鏡にテレビ画面を映し、その映した画面を下段の第2反射鏡に反射させて、下にいる人が寝たままでテレビ画面を鑑賞できる装置である。この装置は、テレビ画面を寝たままで一番見やすい天井付近の位置に浮かんでいるように見ることができる。又、眼鏡を使用している人は眼鏡をかけて下段の第2反射鏡を見ても普通にテレビ画面を見ている状態と変わることはありません。
【選択図】図1

Description

本考案は、テレビ画面の鑑賞装置に係り、寝たままでテレビ画面を鏡で反射させて見ることができる鏡式反射装置に関するものである。
図5に示すように従来よりある鏡によるテレビ画面の反射方法は、下段の鏡に映したものを上段の鏡に反射させてから下にいる人が鑑賞できる方法である。
しかし、この図5から見る限りでは鏡の支え方が不安定であるように思える。
このことは鏡を合わせる場合、それぞれの鏡にある一つの支点ではテレビ画面に対して並行になる位置と反射角度とを下にいる人が同時に2枚の鏡で調整することは困難と思える。(特許文献1)
又、鏡もそれぞれが直付けで一点で支えているため、鏡の重みや移動する時に鏡の位置が動くことも考えられるため安定性が保てないように思える。
それと、上段の鏡には下段の鏡で映したテレビ画面以外の下にある余分なものまでも映し出されると思える。又、装置が固定しているから移動等には不便であると思える。
又、図6に示すように従来よりある鏡式を眼鏡式に改良した反射装置もあるが、その眼鏡式装置自体の多少の重みが目の付け根付近に加わるため長時間のテレビ鑑賞には負担が掛かると思える。それと、眼鏡式装置より高い位置に布団等の障害物があるとテレビ画面が欠けるように思える。(特許文献2)
本考案は従来よりある反射装置の問題点を解消できる装置と言える。
従来よりあるテレビ画面を2枚の鏡で反射させて寝たままでテレビ鑑賞する装置と類似しているが、本考案が従来のものと違う点は2枚の鏡で反射させるが、従来のものとは反射の順序が逆でまず高い位置にある上段の鏡にテレビ画面を映してから下段にある鏡に反射させて、その下にいる人が寝たままでテレビ鑑賞できるところと、鏡が分離できるし鏡面が本体との左右両側のアームによって平行を保っているからテレビ画面に対しても常に並行になっているので鏡の角度調整が簡単にできるところと、本体には小物入れトレーもあるキャスター付きだからテレビ鑑賞する位置の調整や移動等に便利である。
実開平6−69929 特開2003−84246
最近のテレビ受像機は薄型で軽量化となり、壁掛用や天井付近にまで設置できる装置もあるが、昨今、頻繁に起きる地震により高額なテレビ受像機が落ちてくる事も心配しなければならないから、一般の家庭では今まで通りテレビ置台に置くのが普通であると思える。
その場合、寝たままでテレビ画面を鑑賞する時は枕を高くするかテレビ用の枕で鑑賞することになるので、長時間のテレビ鑑賞では途中で首、肩等が痛くなり疲労が溜まることになると思える。
しかし、本考案装置はそのような疲労を解消できる装置であり、特に高齢で寝たきり等の人には一番楽な姿勢で斜め前方を見上げればテレビ画面を鑑賞できるから疲労等が残ることはないと思える。
又、テレビ画面を鑑賞する場所も和室は元より洋室でも寝たままで鑑賞することがで
きるし、装置を高くすればベッドでも寝たままでテレビ鑑賞することができる装置ある。
本考案は、2枚の鏡により、まず上段にある第1反射鏡(1)にテレビ画面(17)を映し、その映したテレビ画面(17)を下段にある第2反射鏡(2)に反射させ、その下にいる人が寝たままでテレビ画面(17)を鑑賞(20)できる装置であり、どのような大型のテレビ受像機でもイメージのテレビ画面(19)にあるように一番見やすい天井付近で、あたかもテレビ受像機が浮かんでいるような位置で鑑賞(20)することができる装置である。
図1に、こたつ(18)を入れたのは、本考案は従来よりある鏡式、眼鏡式によるものと反射方法が違い前方にこたつのような障害物があっても第1反射鏡(1)が高い位置にあるので、障害物の上方からでもテレビ画面(17)を映すことができるため、それを第2反射鏡(2)に反射させることにより、こたつ越しでも寝たままでテレビ画面(17)を鑑賞(20)できる装置である。
図1に示すように装置の本体は安定したワゴン風三段式トレー(13)のキャスター(15)付きを高くしたものであり、鏡は軽いプラスチック製で同じ形のものを2枚使用し、本体の幅の広い方のテレビ画面(17)側の上段に第1反射鏡(1)、下段に第2反射鏡(2)を取り付ける。取り付け方は第1反射鏡(1)は高い位置にあり鏡枠(3)に固定し鏡枠横軸(4)で支えられ、短い方の第1反射鏡アーム(5)と接続部(9)で接続している。
本体との接続は第1反射鏡アーム(5)は本体の幅の狭い方の上段の左右両側にある起点(7)と支点(8)によって平行に取り付けてある。
次に第2反射鏡(2)は第1反射鏡(1)より低い位置にあり鏡枠(3)に固定し鏡枠横軸(4)で支えられ、長い方の第2反射鏡アーム(6)と接続部(12)で接続している。本体との接続は第2反射鏡アーム(6)も同様に本体の幅の狭い方の下段の左右両側にある起点(10)と支点(11)によって平行に取り付けてある。
このことは、第1反射鏡(1)、第2反射鏡(2)のそれぞれのアームが平行な位置に取り付けてあるから、それぞれの鏡もテレビ画面(17)に対して常に並行を保っていることになる。
又、それぞれの反射鏡アームの長さの違いについては、まず第1反射鏡(1)が高い位置の後方からテレビ画面(17)の全体を映すために第1反射鏡アーム(5)は短くしてあり、逆に低い方にある第2反射鏡(2)の第2反射鏡アーム(6)は第1反射鏡(1)が映したテレビ画面(17)のみを映すだけの最小限の距離分だけを長くしてある。
このことは使用する鏡の大きさによって、第1、第2反射鏡アーム(5・6)の長さとアームを取り付ける位置には相対関係があることになる。
又、本体を高くすればベッド用にも対応できるし、鏡を大きくすれば大型のテレビ受像機にも対応できることになる。
反射方法は、本体を枕元に置き鏡面がテレビ画面(17)の方向を向いている上段の第1反射鏡(1)と接続しているアーム接続部(9)が可動式になっているので第1反射鏡(1)を角度調整して、第1反射鏡(1)に映っているテレビ画面(17)を下段の第2反射鏡(2)の中心にある鏡枠横軸(4)付近に向けて反射させる。
次に下で寝たままで見る人が下段の第2反射鏡(2)のアーム接続部(12)も可動式になっているので第2反射鏡(2)を角度調整して、上段の第1反射鏡(1)の全体が映る方向に向けると第2反射鏡(2)には第1反射鏡(1)が映しているテレビ画面(17)の反射されたものが映るようになる。
最終の角度調整等は、上下2枚の鏡を再度合わせ鏡のようにして、本体に付いているキャスター(15)で本体と併せながらテレビ画面(17)の一番見やすい位置を選ぶことにより2枚の鏡の角度を決め、それぞれのアーム接続部(9・12)と接続している鏡枠横軸(4)の左右両側にあるネジを締めて固定する。
この装置の角度調整等が簡単にできるのは、第1、第2反射鏡(1・2)がテレビ画面(17)に対して常に並行を保っていることと、本体に付いているキャスター(15)で位置調整が自由にできるからである。
又、この装置は2枚の鏡を見やすい位置に固定したら、本体の移動等があっても常に元の状態を保っている。
眼鏡を使用される人は図1のイメージのテレビ画面(19)に示すように天井付近で見ることになるので、普通にテレビ画面(17)を見る時と距離感が変わらないから、眼鏡をかけて第2反射鏡(2)を見た場合も同じ状態で鑑賞(20)することができる。
眼鏡もトレー(13)の下段に又、難聴等の人は補助スピーカーをトレー(13)の下段に置くことができ安全で便利です。
図2に示すように使用している鏡も分離式になっており、プラスチック製のもので軽くて壊れにくいので安全です。又、鏡がホコリ等で汚れた時は鏡を鏡枠から取り出して磨くこともできるし、鏡を取り出しての本体の運搬や移動ができるので安全で便利です。
又、図3に示すようにテレビ画面(17)を見ない時等は長い方の第2反射鏡アーム(6)はストッパー(16)の位置まで上げることができ、アームが障害にならないので移動等に便利です。
なお、使用する時は内側にあるヒモを下に引けば左右両側のストッパー(16)が同時に外れて第2反射鏡アーム(6)を支点(11)の位置まで下げることができる。
本考案装置は図4に示すように一番見やすい位置に固定したら、第1、第2反射鏡(1・2)が常にテレビ画面(17)に対して並行を保っているし、本体にはキャスター(15)が付いているのでテレビ画面(17)を正面にして左右45度の範囲まで移動してテレビ画面(17)を鑑賞(20)することができる。
普通、家庭でテレビを見る場合、くつろいで寝たままでも見ようかという気持ちは皆が持っていると思う。
この装置は2枚の鏡が常にテレビ画面と並行になっているので見やすい位置の角度調整も簡単にできるし、角度を固定したら移動等があっても動くことはないし、鏡も軽いプラスチック製で分離できるので安全で便利である。
又、使用しない時等は長い方のアームをストッパーまで上げることができ、本体にはキャスターが付いているので部屋の隅にも移動できるし、誰でも気軽に使用できるから需要はあると思える。
製造方法はワゴン風三段式トレーのキャスター付きの本体を木製かプラスチック製にして、鏡もプラスチック製で鏡枠と鏡枠横軸を一体化にして鏡枠を本体に取り付けるアームもプラスチック製にすれば大量に生産が可能である。
色彩も淡い色のプラスチック製にすれば周囲の家具等との違和感はないと思える。
組立方法も一般に知られている三段式のワゴンを組み立てる組立式と要領と変わらないし、それに鏡枠、アーム等の付属品を取り付けることになるが説明書で十分に組立が可能であると思える。
テレビ画面を鑑賞しているテレビ観賞用鏡式反射装置の側面図である。 鏡、鏡枠、鏡枠横軸、反射鏡アームとの接続部詳細図である。 第2反射鏡アームとストッパーとの接地部詳細図である。 テレビ画面を鑑賞できるテレビ観賞用鏡式反射装置の可視範囲を示したものである。 従来のテレビ画面観賞用の鏡式反射装置である。 従来のテレビ画面観賞用の眼鏡式反射装置である。
符号の説明
1 第1反射鏡
2 第2反射鏡
3 鏡枠
4 鏡枠横軸
5 第1反射鏡アーム
6 第2反射鏡アーム
7 第1反射鏡アーム起点
8 第1反射鏡アーム支点
9 第1反射鏡アーム接続部(可動式)
10 第2反射鏡アーム起点
11 第2反射鏡アーム支点
12 第2反射鏡アーム接続部(可動式)
13 トレー(3段式)
14 後部立板
15 キャスター(4箇所)
16 ストッパー(バネフック式)
17 テレビ受像機画面
18 こたつ
19 イメージのテレビ受像機画面
20 鑑賞者の目

Claims (1)

  1. この装置は2枚の鏡により、まず上にある第1反射鏡(1)にテレビ画面(17)を映して、それを下にある第2反射鏡(2)に向けて反射し、その下にいる人が寝たままでテレビ画面(17)を鑑賞(20)することのできるテレビ観賞用鏡式反射装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012199600A (ja) * 2010-12-17 2012-10-18 Hironobu Matsuda 仰向けの姿勢でテレビ画面を見るための装置
JP2017011433A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 株式会社フジタ 映像表示システム

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