JP3142982U - スプリットリング対応釣り針 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプリットリングを通し易くすることができ、しかも、適正な強度を備えた釣り針の提供を図る。
【解決手段】軸部2と、この軸部2の先端に設けられた針先部3と、この軸部の基端に設けられた挿通部4とを備える。軸部2と針先部3は、同一の線材を加工して形成されたものである。挿通部4は、軸部2の線材とは別個の金属線であって、この軸部2の線材よりも細い細金属線によって形成されたものである。この細金属線は、スプリットリングを通して係止できる係止部5と、この係止部5の先端側に設けられた固定部6とを備え、この固定部6が上記の軸部2の基端に固定されたものである。
【選択図】図1

Description

本願考案は、釣り針、特に、スプリットリングによって接続するのに最適な釣り針に関するものである。
従来より、主としてルアーフィッシングの分野においては、図4に示すように、疑似餌(ルアーa)と針1とを接続するために、スプリットリングs(図4(B)参照)が用いられている。このスプリットリングsは、ステンレス鋼線を円形に複数周巻回したもので、その端部は、常時は鋼線の弾性によって、隣合う周回の鋼線に接触した状態で閉じている(図(B)参照)。ルアーaへの取付や針1への取付に際しては、ルアーa又は針1に設けられた環状部に対して、スプリットリングsの端部をその弾性に抗して開き(図4(C)参照、この開いた隙間に環状部を通すものである。
このスプリットリングsの弾性は、あまりに緩いと簡単に開くて作業が簡単になる反面、開いた針1が抜け落ちるおそれが大きくなり、反対にあまりにきついと針などの取付作業が難しくなる。そのため、スプリットリングsを大きく開くことなく針の環状部を挿入できるように、取付用環状部の一部に線材の肉部を一部切断除去して本体軸部より肉厚の薄い薄肉部を具備させたことを特徴とする釣針が提案されている(特許文献1)。
ところが、この特許文献1の釣り針は、軸部の基端を環状に曲げて取付部を加工するという伝統的な釣り針の製法を一部改良したものに過ぎず、軸部と取付環状部とが同一の素材で形成されたものである。従って、環状部の素材の厚みを小さくするにも限度があり、環状のスプリットリングsに対して当該環状の径方向の厚みを限縮するにも飛躍的に大きな限縮を期待することはできない。しかも、特許文献1の釣り針は、上記の薄肉部を形成するのに、肉部を一部切断除去して薄肉部を形成するものであり、幅(長手方向と直交する方向における長さ)も軸部と同程度とならざるを得ない。特に、釣り針は、針の大きさと太さ(線材の径)とは、対象魚の大きさによって決定されるものであり、一般に、大きな針は大きく力も強い対象魚に対して用いられるものであり、これに使用される線材も太くなる。これに対して、一部分に薄肉部を形成すると、その部分の強度が低下してしまうことになってしまう。
特開平11ー146745号公報
本願考案は、スプリットリングを通し易くすることができ、しかも、適正な強度を備えた釣り針の提供を目的とする。
そこで本願の請求項1の考案は、軸部と、この軸部の先端に設けられた針先部と、この軸部の基端に設けられた挿通部とを備え、この挿通部にスプリットリングを通して係止するようにしたスプリットリング対応釣り針において、上記の軸部及び針先部は、同一の線材を加工して形成されたものであり、上記の挿通部は、上記の軸部の線材とは別個の金属線であって、この軸部の線材よりも細い細金属線によって形成されたものであり、この細金属線は、スプリットリングを通して係止できる係止部と、この係止部の先端側に設けられた固定部とを備え、この固定部が上記の軸部の基端に固定されたものであることを特徴とするスプリットリング対応釣り針を提供する。
本願の請求項2に係る考案は、前記の細金属線は、両端を基端側に配位して略中央で折り返すことによって、当該折り返し部分が前記の係止部とされ、上記の両端が固定部とされたものであり、この固定部は、軸部の基端側に溶接又はロー付けによって固定されたものであることを特徴とする請求項1記載のスプリットリング対応釣り針を提供する。
本願の請求項3に係る考案は、前記の細金属線がステンレス鋼製であり、その係止部における直径が、0.1〜1.0mmであることを特徴とする請求項2記載のスプリットリング対応釣り針を提供する。
本願の請求項4に係る考案は、前記溶接又はロー付部分を少なくとも含むの固定部が、合成樹脂により被覆されたものであることを特徴とする請求項3記載のスプリットリング対応釣り針を提供する。
本願の考案に係る釣り針は、挿通部は、軸部の線材とは別個の金属線であって、軸部の線材よりも細い細金属線によって形成されたものであり、この細金属線は、スプリットリングを通して係止できる係止部と、この係止部の先端側に設けられた固定部とを備え、この固定部が上記の軸部の基端に固定されたことによって、釣り針の素材とは別個の素材で形成することができ、スプリットリングを通して係止するのに最適な太さ(細さ)であって、しかも、十分な強度を備えたスプリットリング対応釣り針を提供することができたものである。
前記の細金属線は、両端を基端側に配位して略中央で折り返すことによって、当該折り返し部分が前記の係止部とされ、上記の両端が固定部とされたものであり、この固定部は、軸部の基端側に溶接又はロー付けによって固定することによって、加工が容易であり、かつ固定が確実なスプリットリング対応釣り針を提供することができたものである。
前記の細金属線の太さは、対象魚にもよるが、ステンレス鋼製であり、その係止部における直径が、0.1mm以上とすることによって、十分な強度を得ることでき、かつ、1.0mm以下とすることによって、スプリットリングへの装着が大変容易に行うことができるスプリットリング対応釣り針を提供することができたものである。
前記溶接又はロー付部分を少なくとも含むの固定部が、合成樹脂により被覆されたものであることにより、溶接部分に錆が生じ難く、良好な外観を備えたスプリットリング対応釣り針を提供することができたものである。
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
図1は、本願考案の実施の形態に係る係る釣り針を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は挿通部の正面図である。
この実施の形態に係る釣り針1は、軸部2と、この軸部2の先端に設けられた針先部3とを備える。この軸部2及び針先部3は、釣り針の常法により、同一の線材を加工して形成されたものである。なお、針先部3は、図示の1本の他、2本、3本、4本などの複数本のものとして実施することができ、この場合には、1本の軸部と複数の針先部3とを溶接などによって接続して形成されるが、その場合にあっても、同一の線材を加工して形成されている。
この軸部2の基端には、挿通部4が取り付けられている。この挿通部4は、軸部2と別体に形成されたもので、上記の軸部2の線材とは別個の金属線であって、これよりも細い細金属線によって形成されたものである。この細金属線は、スプリットリングを通して係止できる係止部5と、この係止部5の先端側に設けられた固定部6とを備える。より詳しくは、挿通部4は、細金属線の両端を基端側に配位して、略中央で折り返すことによって略U字状に形成されている。この例では、折り返し部分が略円弧形状の係止部5とされており、両端が直線状の固定部6とされている。この固定部6は、軸部2の基端側の左右両側に溶接又はロー付けによって固定されたもので、その外側が合成樹脂7により被覆されている。
この挿通部4を構成する細金属線は、ステンレス鋼製であることが望ましいが、鉄や鋼材などの他の金属線であってもよい。また、その太さは対象魚にもよるが、ステンレス鋼製の場合には、係止部5における直径が、0.1mm以上とすることによって、釣り針として十分な強度を得ることでき、かつ、1.0mm以下とすることによって、スプリットリングへの装着を大変容易に行うことができる。
図2は他の実施の形態を示すもので、両端の固定部6、6同士をひっつけるようにして、軸部2の懐側(針先部3のある側)に沿わせて固定してもよく、図示は略するが、背(針先部3のない側)に沿わせて固定してもよい。固定に際しては、先の例と同様、溶接やロウ付けを用いることができるが、固定部6と軸部2を細い針金等で巻き付けて仮固定してから、溶接やロウ付けを行うようにしてもよい。
図3はさらに他の実施の形態を示すもので、(A)のように係止部5は正面視略矩形のものとしてもよく、(B)のように長細い環状としてもよい。また、係止部5の細金属線を一周以上巻回して、その一端を固定部として軸部2に溶接するようにしてもよい。この細金属線の径は、全体を同じ径としてもよいが、固定部6を係止部5よりも太いものとしたり、係止部5であっても、その一部分をより細い径のものとして実施するようにしてもよい。このように、本願考案は、実用新案登録請求の範囲に記載した範囲内で種々変更して実施することができる。
本願考案の実施の形態に係る係る釣り針を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は挿通部の正面図である。 本願考案の他の実施の形態に係る係る釣り針を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。 (A)〜(C)は、それぞれさらに他の実施の形態を示すものである。 (A)はルアーの側面図、(B)はスプリットリングの斜視図、(C)はスプリットリングを開いた状態の斜視図である。
符号の説明
1 釣り針
2 軸部
3 針先部
4 挿通部
5 係止部
6 固定部
7 合成樹脂

Claims (4)

  1. 軸部と、この軸部の先端に設けられた針先部と、この軸部の基端に設けられた挿通部とを備え、この挿通部にスプリットリングを通して係止するようにしたスプリットリング対応釣り針において、
    上記の軸部及び針先部は、同一の線材を加工して形成されたものであり、
    上記の挿通部は、上記の軸部の線材とは別個の金属線であって、この軸部の線材よりも細い細金属線によって形成されたものであり、
    この細金属線は、スプリットリングに通して係止できる係止部と、この係止部の先端側に設けられた固定部とを備え、この固定部が上記の軸部の基端に固定されたものであることを特徴とするスプリットリング対応釣り針。
  2. 前記の細金属線は、両端を基端側に配位して略中央で折り返すことによって、当該折り返し部分が前記の係止部とされ、上記の両端が固定部とされたものであり、
    この固定部は、軸部の基端側に溶接又はロー付けによって固定されたものであることを特徴とする請求項1記載のスプリットリング対応釣り針。
  3. 前記の細金属線がステンレス鋼製であり、その係止部における直径が、0.1〜1.0mmであることを特徴とする請求項2記載のスプリットリング対応釣り針。
  4. 前記溶接又はロー付部分を少なくとも含むの固定部が、合成樹脂により被覆されたものであることを特徴とする請求項3記載のスプリットリング対応釣り針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11369098B2 (en) * 2019-03-12 2022-06-28 Globeride, Inc. Artificial bait and split ring therefor

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