JP3142651U - 耐震吊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震等の揺れによっても吊下げ物が不用意に落下することがなく、しかも構造が簡単で低コストで製造することができ、吊下げ作業も容易な耐震吊具を提供する。
【解決手段】本体部と吊部を備え、前記吊部は、前記本体部から延出されており、先端は自由端であり、仮想横軸周りに巻かれた渦巻き状である耐震吊具。前記吊部は、本体部に対して略平行な仮想横軸周りに巻かれた渦巻き状である耐震吊具。耐震吊具Aは、金属製の板状の本体部1と、本体部1の下端から延出されて形成された線材が仮想横軸Xの周りに巻かれ、先端は自由端となった渦巻き状の吊部2とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、額縁、鏡、カレンダー、掲示板(例えばホワイトボード)などを吊下げるために用いられる吊具に関する。
図8はこの種の吊具の一例を示す図である。図8に示す吊具70は、壁面に固定するための本体部71と、本体部71から下方に向けて延出される吊下げ物を吊下げるためのフック部72とで構成されるものであり、従来から広く知られている。また、本体部を天井から吊下げる吊具も広く知られている(特許文献1)。
かかる構成の従来の吊具70は次のようにして用いられる。
図9は前記吊具70の使用方法を示す図である。図9に示すように、額縁aの両側枠b、bの裏面側に留め具c、cをビス等にて固定し、留め具c、cに吊紐dを掛け渡して弛んだ状態で結ぶ。
次に、図9に示すように、吊具70のフック72に吊紐dを引っ掛けることにより額縁aを壁面に吊下げる。
実公昭59−32363号公報
しかしながら、従来の吊具70は、地震時の揺れにより、図8の矢印で示すように吊紐dがフック72から簡単に外れてしまうため、額縁aや絵画が破損し、また、額縁aに限らず、子供部屋で物を吊下げたり、高級品を吊下げたりすることができないという問題があった。
本考案は、上記の問題に鑑み、地震等の揺れによっても吊下げ物が不用意に落下することがなく、しかも構造が簡単で低コストで製造することができ、吊下げ作業も容易な耐震吊具を提供することをその課題とする。
本考案者は、吊紐が引っ掛けられるフックの先端を更に延出して形成される渦巻き形の吊部を採用することにより、吊紐が離脱し難くなることを見出し、本考案を完成するに至った。
以下、各請求項の考案について説明する。
請求項1に記載の考案は、
本体部と吊部を備え、前記吊部は、前記本体部から延出されており、先端は自由端であり、仮想横軸周りに巻かれた渦巻き状であることを特徴とする耐震吊具である。
請求項1の考案においては、本体部と吊部を備え、前記吊部は、前記本体部から延出されており、先端は自由端であり、仮想横軸周りに巻かれた渦巻き状であるため、次のようにして吊下げ物の吊紐を吊下げれば、地震で吊下げ物が上下左右に揺れても、吊紐が不用意に吊具から外れることを防止することができる。
即ち、耐震吊具の吊部の自由端のみに吊紐を吊下げたり、吊部の本体部側(吊部の基端)のみに吊紐を吊下げたりすれば(吊部に掛かっている吊紐の両側は、吊部の左右一方の側にのみ位置する)、従来の吊具に吊下げたのと同様に、その吊下げ部分から吊紐が外れ易く、また外れると吊下げ物は落下する。しかしながら、吊紐を本体部側から吊部に挿入し、吊部に沿わせて渦巻きの巻き方向に移動させて吊部の自由端に吊下げることにより、吊部に掛かっている吊紐は、吊部の渦巻きの内側に挿通した状態となっているため、自由端以外の吊部が吊紐の脱落防止部として機能することができ、地震時に吊下げ物が揺れても、容易に外れることがなくなる。また、仮に吊紐が自由端から外れても、前記自由端以外の吊部に引っ掛かる。このように、地震で吊下げ物が上下左右に揺れても、吊紐が不用意に耐震吊具から外れることがなく、その結果、子供部屋で物を吊下げる場合や高級品を吊下げる場合や吊下げ物の下に花瓶などのワレモノがある場所でも安心して吊下げることができる。
また、吊部を本体部から延出して渦巻き状に形成するという極めて簡単な構造であるため、製造コストを低減できる。また、吊紐を吊部に沿って移動させることにより、容易に取り付け取り外しができる。
なお、前記本体部を壁面に固定する方法としては、強固に固定できるため、ピン、釘、ビス等により固定することが好ましい。これらの固定具を用いる場合、固定具の本数は1本に限らず、吊下げ物の質量の大きさに応じて2〜3本又はそれ以上の複数本とすることが好ましい。
また、前記壁面には、建築物の壁の他に、柱や調度品等の壁面も含まれ、前記ピン、釘、ビス等の固定具を適用することが困難な、タイル、ガラス、金属、コンクリート等の壁面に固定する場合には吸盤、粘着剤(粘着テープ)、接着剤等を用いて固定することができる。
また、風呂場や洗面所等、湿気の多い場所においては、金属製の吊具ではなく、樹脂製の吊具を用いることが好ましい。
請求項2に記載の考案は、
前記仮想横軸は、前記本体部に対して略平行であることを特徴とする請求項1に記載の耐震吊具である。
請求項2の考案においては、前記仮想横軸は、前記本体部に対して略平行であるため、吊紐の良好な脱落防止機能を確保しつつ、壁面からの突出距離の小さい耐震吊具を提供することができる。
本考案により、地震等の揺れによっても吊下げ物が不用意に落下することがなく、しかも構造が簡単で低コストで製造することができ、吊下げ作業も容易な耐震吊具を提供できる。
以下、本考案をその最良の実施の形態に基づいて説明する。なお、本考案は、以下の実施形態に限定されるものではない。本考案と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
以下、図面に基づき、耐震用吊具の構成につき、説明する。
図1は本考案の一実施形態にかかる耐震吊具Aの斜視図であって、耐震吊具Aは、金属製の板状の本体部1と、本体部1の下端から延出されて形成された線材が仮想横軸Xの周りに巻かれ、先端は自由端となった渦巻き状の吊部2とを備える。
渦巻き状の吊部2の巻き数は、1巻半に設定されており、吊部2の先端(自由端)には、上向きのフック3が形成されている。また、吊部2の巻き径は、先端に行くほど徐々に小さくなっており、吊部2のフック3は渦巻きの中心側に位置している。さらに、吊部2は本体部1に対して平行な仮想横軸Xを中心軸として螺旋状に巻かれている。
また、本体部1の上側の一部は手前にL字状に折り返され、この折り返し部4および折り返し部4に対応する本体部1には止め孔5が形成されている。
図2は前記耐震吊具Aを壁面に取り付けた状態を側面から見た側面図である。また、図4は、耐震吊具Aによる額縁の吊下げ状態を示す斜視図である。このようにして構成される耐震吊具Aは、図2に示すように、止めピン6を本体部1の止め孔5に挿入して壁面W(柱等の縦面でも良い。)に斜め下方に向かって突き刺すことにより、壁面Wに固定される。そして、図4に示すように、上述の額縁aの両側枠b、bに取り付けられた留め具c、cに掛け渡された吊紐dを耐震吊具Aの吊部2に吊下げる。
吊紐dの吊下げは、具体的には次のように行う。図1、図2の符号イからホに示すように、吊部2の基端(吊部2の付け根)側から吊部2に挿入して吊部2に沿って移動させる。図1および図2中の符号イは本体部1と吊部2との間に上方から吊紐dを挿入するときの吊紐dの位置を示し、符号ロは吊紐dを吊部2の1巻目と2巻目の間を通って下方に移動させたときの吊紐dの位置を示し、符号ハは吊紐dを更に吊部2の1巻目と2巻目(フック3)の間を通って上方に移動させたときの吊紐dの位置を示し、符号ニは吊紐dを更に上方に移動させて吊部2の中心にまで侵入させたときの吊紐dの位置を示し、符号ホは吊紐dをフック3に引っ掛けたときの吊紐dの位置を示している。このようにして、額縁aの吊紐dを吊部2のフック3に引っ掛けることにより、耐震吊具Aを使用して額縁aを壁面Wに吊下げることができる。
そして、図3は耐震吊具Aの吊紐の離脱防止機能を説明するための説明図であって、前記のように吊紐dをフック3に引っ掛けた場合には、吊紐dが吊部の渦巻きの内側に挿通しているため、図3のヘで示すように、地震時に、吊紐dが吊部2のフック3から外れても、フック3以外の吊部2が吊紐dの脱落防止部として機能し、地震で額縁aが上下左右に揺れても、吊紐dが不用意に耐震吊具Aから外れることがない。また激しい揺れにより、吊紐dが耐震吊具Aのフック3から外れて外周側に移動しても、図3のトで示すようにフック3以外の吊部2で吊紐dを受け止めることができる。その結果、子供部屋で物を吊下げる場合や高級品を吊下げる場合や吊下げ物の下に花瓶などのワレモノがある場所でも安心して吊下げることができる。
なお、吊部2の巻き数については、吊部2の巻き数が多いほど吊部2の脱落防止部としての機能は高くなる。しかし、巻き数が多くなるに従い、耐震吊具の構造が複雑になると共に、吊紐dの吊り下げ、取り外しの作業が煩雑になる。このため、図1〜図3に示した例のように吊部2の巻き数を1回半として、吊紐dを吊部2の上向きにフック状に形成された先端に吊り下げることにより、構造の複雑さ、作業の煩雑さを回避しながら適切な脱落防止部としての機能を発揮させることができる。
(別の実施形態にかかる耐震用吊具)
図5は本考案の別の実施形態にかかる耐震吊具であって吊部2の巻き数が2回半の耐震吊具A1を示す図である。巻き数が2回半の例では、できるだけ耐震吊具の構造が複雑にならないように、また、吊紐の吊り下げ、取り外しの作業が煩雑にならないようにしながらも、吊紐をより離脱し難くすることができる。このように、本考案にかかる耐震吊具の吊部の巻き数は、必要に応じて適宜設定することが可能である。
なお、前記図1〜図3に示した実施形態、図5で示した別の実施形態にかかる吊具A、吊具A1のように、吊部2を本体部1に対して略平行な仮想横軸X(ただし、図5においては仮想横軸Xを記載せず。)周りに渦巻き状に巻くことにより、例え巻き数を多くしても吊部2の壁面からの突出を小さくすることができる。
(さらに別の実施形態にかかる耐震用吊具)
図6および図7は、それぞれ本考案のさらに別の実施形態にかかる耐震吊具A2の斜視図および側面図であり、図6および図7に示した耐震吊具A2においては、吊部2が仮想横軸Xと交差する一平面Y内に形成されている点で先の実施形態とは異なるが、その他の構成は先の実施形態と同じであるので、同符号を付してそれらの説明を省略する。かかる構成の耐震吊具A2によって先の実施形態を同様の作用効果を奏することができる。しかも、吊下げ作業の際に、作業者は吊部2が形成される一平面Yだけに意識を集中して吊紐dを吊部2の渦巻きの外周から渦巻き中心に近づけることができ、先の実施形態の耐震吊具Aのように立体的に形成される吊部2に対して上下、前後方向の他に左右方向にまで注意して吊下げ作業をするのに比べて吊紐dの吊下げ操作が容易になる。
本考案の一実施形態にかかる耐震吊具の斜視図である。 本考案の一実施形態にかかる耐震吊具の側面図である。 本考案の一実施形態にかかる耐震吊具の説明図である。 本考案の一実施形態にかかる耐震吊具に額縁を吊下げた状態を示す斜視図である。 本考案の別の実施形態にかかる耐震吊具の斜視図である。 本考案のさらに別の実施形態にかかる耐震吊具の斜視図である。 本考案のさらに別の実施形態にかかる耐震吊具の側面図である。 従来の吊具の斜視図である。 従来の吊具の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
A、A1、A2 耐震吊具
1 本体部
2 吊部
X 仮想横軸
3 フック
4 折り返し部
5 止め孔
6 止めピン
W 壁面
a 額縁
b 両側枠
c 留め具
d 吊紐

Claims (2)

  1. 本体部と吊部を備え、前記吊部は、前記本体部から延出されており、先端は自由端であり、仮想横軸周りに巻かれた渦巻き状であることを特徴とする耐震吊具。
  2. 前記仮想横軸は、前記本体部に対して略平行であることを特徴とする請求項1に記載の耐震吊具。
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