JP3142309U - 褌型パンツ - Google Patents

Abstract

【課題】褌を使用する人が減少し、廃れていく中で、その優れた特徴・特性を生かした下着（アンダーパンツ）を機能性一体型パンツとして甦らせた褌型パンツを提供する。
【解決手段】男性下着の褌を天然繊維織物生地、又は合成繊維織物生地等を組合せ、腰周り部、前見頃部、後見頃部、前垂れ部を、褌を着用した時の形態に縫製等で一体構成させた褌型パンツとする。これにより、褌の着用方法がわからない人でも、通常のアンダーパンツを穿く要領で誰でも簡単に着装でき、生地・構造を一体化させることで嵩張らないことも含め、褌以上の装着感、通気性、安定性をもたらしながらも、洋服着装の際に通常のアンダーパンツと同様の違和感ない、美観を損ねないものともなっている。
【選択図】図１

Description

本考案は日本古来から継承されている褌の特性と特徴を生かした機能性アンダーパンツ
である。

褌は、その優れた装着感や通気性、安定性などの特性をもち、古くから日本人をはじめ
多くの人々に陰部を覆う布として愛用されてきた下着である。
パンツが普及する以前の時代は、褌が一般に普及し使用されてきたが、現在では祭事や
イベント、愛用者等のほかには使用する人がいなくなってきている。

褌を使用する人が減少し、廃れていく中で、その優れた特徴・特性を生かした下着
（アンダーパンツ）を機能性一体型パンツとして普及させ甦らせることである。

本考案は、褌の着用方法がわからない人でも通常のアンダーパンツを穿く要領で誰でも
簡単に着装でき、生地・構造を一体化させることで嵩張らず、褌以上の装着感、通気性、
速乾性、安定性をもたらす構造とする。

ズボン等を穿いた状態でも違和感のない形状となっていることから、一般日常的に使用
できるものとなっている。

褌の持つ特性長所を損なうことなく、褌の持つ特性長所以上の特性を得るために、伸縮
織物生地を主材とするが、織物生地の伸縮の有無を問わない形状で最良の装着感を維持
するための縫製構成を施すものとする。

パンツ部（前身頃）は男性用の場合、睾丸・陰茎を包み込み、安定させるための膨らみを
持たせた縫製加工を施し、女性用の場合は膨らみを持たせず平らかな構成する。
また、後身頃は男女共通に尻部の膨らみを包み込み食い込みを防ぐ形態とする。

腰周り部は伸縮素材（平ゴムまたは紐等）を内側に入れ、周りをパンツ部と同材で覆う
ことし、肌に接する部分の装着感をそこなわないようにする。

図１は、本考案品の１実施例の投影図であって符号１〜５は、図２〜図５と同様である。
また、６は足入れ部（裾口）である。

褌の機能特性を兼ね備えながら、通常のパンツと同じように簡単に着装でき、生地色や
前垂れ部のデザイン等を加味することで、話題性とともに普及品となりえるものである。

褌パンツの前面斜め上からの投影図（実施例１） 褌パンツの正面図 褌パンツの背面図 褌パンツの右側面図（左側面は対象なため省略） 褌パンツの見下げ平面図

符号の説明

１ 前垂れ部
２ 腰周り部
３ パンツ部（前身頃）
４ パンツ部（後身頃）
５ 縫い合わせ部
６ 足入れ部（裾口）

Claims (1)

1. 日本古来から継承されている褌（ふんどし）の特性である快適さをそのままに、陰部を
   包み込むようにホールドさせる形を施し、織物生地を用い、縫製による一体成型とした
   前垂れ付（固定・着脱可能両用）アンダーパンツである。

Images