JP3142262B2 - 緊急通報装置および緊急通報システム - Google Patents

緊急通報装置および緊急通報システム

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JP3142262B2
JP3142262B2 JP2665699A JP2665699A JP3142262B2 JP 3142262 B2 JP3142262 B2 JP 3142262B2 JP 2665699 A JP2665699 A JP 2665699A JP 2665699 A JP2665699 A JP 2665699A JP 3142262 B2 JP3142262 B2 JP 3142262B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載されて、交通事故、急病などの緊急時に警察、緊
急通報センターなど緊急通報システムを管轄するセンタ
ーに現在の車両の位置情報、登録車両などのデータを送
信する緊急通報装置に関し、特に、緊急通報連絡時のハ
ンズフリーによる音声通話において、緊急通報システム
を管轄するセンターからの音声信号の音量レベル制御を
行い、緊急通報時のハンズフリー通話の音量レベルが一
定レベル以上になるように制御することによって、緊急
通報センターからの受信音声を確実に鳴音させることを
可能とする緊急通報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車などの車両に搭載され
て、警察、緊急通報センターなどの緊急通報システムを
管轄するセンターに通信事業者の基地局などを経由して
電話発信処理を行う緊急通報連絡手段を備えた緊急通報
システム端末機器が知られている。また、緊急通報連絡
時に、緊急通報センターと緊急通報システム端末機器と
の間で双方向音声通話ができるように、ハンズフリーシ
ステムを備えた緊急通報システム端末機器が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
緊急通報システム端末機器は、警察、緊急通報センター
など緊急通報システムを管轄するセンターと、緊急通報
システム端末機器を搭載した車両の乗員または事故現場
にいる人などの利用者との間でハンズフリー通話を行う
場合、受信音声を利用者により自由に変更できるように
なっていたため、利用者が既に音量調整していて、受信
音量減衰量を最大にしていた場合または誤操作などによ
り受信音量減衰量を最大にした場合、緊急通報連絡時に
は緊急通報システムを管轄するセンターからの受信音声
が利用者に伝達されない問題点を有していた。
【0004】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、緊急通報連絡時のハンズフ
リーによる音声通話において、緊急通報システムを管轄
するセンターからの受信音声を確実に鳴音させることの
できる緊急通報装置および緊急通報システムを提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、緊急通報連絡時のハンズフリーによる音
声通話において、緊急通報システムを管轄するセンター
から受信した音声信号を出力するスピーカの音量レベル
を一定レベル以上に制御する音量制御回路を備えたもの
であり、緊急通報連絡時には、緊急通報センターからの
受信音声を確実に鳴音させることができ、緊急通報セン
ターとの間で双方音声通話が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、マイクとスピーカを介して音声通話を行うハンズフ
リー通話手段と、緊急通報連絡時には緊急通報システム
を管轄するセンターと緊急通報システム端末機器との間
音声信号を送受信するとともに、緊急通報連絡時以外
には前記センター以外と音声信号を送受信する送受信手
段と、この送受信手段で受信した前記音声信号を前記ス
ピーカから鳴音させる鳴音手段と、前記緊急通報連絡時
には、前記スピーカの音量レベルを所定のレベルに制御
するとともに、緊急通報連絡時以外には操作に従って前
記音量レベルが変更される音量制御回路とを備えた緊急
通報装置であり、緊急通報連絡時には、緊急通報センタ
ーからの受信音声を確実に鳴音させることができ、緊急
通報センターとの間で確実に双方音声通話ができるとい
う作用を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、前記
量制御回路が、緊急通報連絡時に前記スピーカの音量レ
ベルを所定のレベルに制御した後、利用者による音量レ
ベルの変更を禁止することを特徴とする請求項1記載の
緊急通報装置であり、スピーカの音量レベルは予め所定
レベルに設定されているため、利用者による音量レベ
ルの変更はできず、緊急通報連絡時には、緊急通報セン
ターからの受信音声を確実に鳴音させることができると
いう作用を有する。
【0008】 本発明の請求項3に記載の発明は、前記
量制御回路が、緊急通報連絡時に前記スピーカの音量レ
ベルを所定のレベルに制御した後、利用者による音量レ
ベルの変更を可能にする手段と、変更された音量レベル
が所定値以上または所定値以下になるのを防止する手段
とを備えた請求項1記載の緊急通報装置であり、利用者
が音量減衰量を最大にするなどの誤操作を行った場合で
も、緊急通報連絡時には、スピーカの音量レベルが所定
レベルに制御されるので、緊急通報センターからの受
信音声を確実に鳴音させることができるという作用を有
する。また、利用者は、緊急通報連絡時にスピーカの音
量レベルが所定レベルに制御された後でも、音量レベル
を任意に調整できるが、調整した音量レベルが大きすぎ
たり小さすぎたりしないように自動制御できるという作
用を有する。
【0009】 本発明の請求項4に記載の発明は、前記
量制御回路が、前記マイクから入力された外部ノイズに
応じて前記スピーカの音量レベルを制御することを特徴
とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の緊急通
装置であり、音量制御回路で制御する所定レベルの音
量レベルを緊急通報連絡時の外部ノイズの大きさに応じ
て調整するので、緊急通報連絡時には、最適な音量レベ
ルで緊急通報センターからの受信音声を鳴音させること
ができるという作用を有する。
【0010】 本発明の請求項5に記載の発明は、前記
量制御回路が、緊急通報システムを管轄する前記センタ
ーから送信された音量レベル制御信号に基づいて、前記
スピーカの音量レベルを制御することを特徴とする請求
項1乃至請求項4のいずれかに記載の緊急通報装置であ
り、音量制御回路で制御する所定レベルの音量レベルを
センターからの音量レベル制御信号に基づいて調整する
ので、緊急通報連絡時には、最適な音量レベルで緊急通
報センターからの受信音声を鳴音させることができると
いう作用を有する。
【0011】 本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載の緊急通報装置と、緊
急通報連絡時に前記緊急通報装置との間で音声信号を送
受信するセンターとを含む緊急通報システムであり、緊
急通報連絡時には、センターと緊急通報システム端末機
器との間の双方音声通話を確実に行える緊急通報システ
ムを構築できるという作用を有する。
【0012】 次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
て詳細に説明する。 (実施の形態1) 図1は本発明の第1の実施の形態における緊急通報シス
テム端末機器の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、1は緊急通報システム端末機器であり、自動車な
どの車両に搭載されて、交通事故、急病などの緊急時
に、警察、緊急通報センターなど緊急通報システムを管
轄するセンターに現在の車両の位置情報、登録車両など
のデータを送信する。2は緊急通報連絡手段11からの
発信信号を通信事業者の基地局に発信する処理を行うと
共に、通信事業者からの受信信号を緊急通報連絡手段1
1に出力する通信アンテナ、3は利用者が、交通事故、
急病などの緊急時に押下し、発信処理を開始するための
信号を生成する緊急通報発信釦、4は衛星からのデータ
を受信するGPSアンテナ、5はハンズフリー通話を行
う際に、利用者の送信音声信号を入力するマイク、6は
ハンズフリー通話を行う際に、警察、緊急通報センター
など緊急通報システムを管轄するセンターからの受信音
声信号の鳴音を行うスピーカである。
【0013】 緊急通報システム端末機器1において、1
1は緊急通報連絡手段であり、制御部12からの発信要
求信号に対し、制御部12から入力した電話番号によ
り、通信事業者の基地局などを経由してその電話番号に
該当する通話相手に電話発信処理を開始すると共に、通
話相手からの発信応答もしくは通話中信号などの通話中
に移行する信号を受信した場合、通話状態に移行したと
認識し、音声通話制御、もしくはデータ通信制御に移行
すると共に、通話中に移行したことを知らせる信号を制
御部12に出力し、さらに、制御部12から入力した、
車両の進行方向、向きなどの情報、および位置情報など
のデータを、通信事業者の基地局などを経由して当該電
話番号に対応する通話相手である警察、緊急通報センタ
ーなど緊急通報システムを管轄するセンターに発信する
処理を行う。
【0014】 12は制御部であり、緊急通報発信釦3か
らの操作信号により緊急通報要求があったことを認識
し、緊急通報処理を開始するために、位置情報取得処理
部14に現在の位置情報を要求する信号を出力すると共
に、位置情報取得処理部14より、車両の進行方向、向
きなどの情報、および位置情報などのデータを入力し、
さらに、記憶部15から警察、緊急通報センターなど緊
急通報システムを管轄するセンターの電話番号を取得す
ると共に、その電話番号を用いて緊急通報連絡手段11
に電話の発信要求を行い、さらに、緊急通報連絡手段1
1からその電話番号に該当する通話相手からの発信応
答、もしくは通話中信号などの通話中に移行する信号を
受信した場合、通話状態に移行したと認識し、位置情報
取得処理部14から入手した車両の進行方向、向きなど
の情報、および位置情報などのデータを、通信事業者の
基地局などを経由してその電話番号に該当する通話相手
である警察、緊急通報センターなど緊急通報システムを
管轄するセンターに発信するための信号を緊急通報連絡
手段11に出力する処理を行う。
【0015】 13はジャイロセンサであり、車両の進行
方向、向きなどの情報を生成し、位置情報取得処理部1
4に車両の進行方向、向きなどの情報を出力する。14
は位置情報取得処理部であり、制御部12からの位置情
報要求信号に対し、車両の進行方向、向きなどの情報を
生成するジャイロセンサ13からのデータを入力すると
共に、GPS受信機17がGPSアンテナ4から受信し
たデータより生成した位置情報などのデータを入力し、
さらに、ジャイロセンサ13から入力した車両の進行方
向、向きなどのデータと、GPS受信機17から入力し
た位置情報などのデータを、制御部12に出力する処理
を行う。
【0016】 15は記憶部であり、警察、緊急通報セン
ターなど緊急通報システムを管轄するセンターの電話番
号、および緊急通報システム端末機器1を搭載する車両
の登録ナンバー、および登録者などの情報を格納すると
共に、制御部12からの要求信号により、該当する、警
察、緊急通報センターなど緊急通報システムを管轄する
センターの電話番号、および緊急通報システム端末機器
1を搭載する車両の登録ナンバー、および登録者などの
情報を出力する処理を行う。
【0017】 16はハンズフリーシステムであり、警
察、緊急通報センターなど緊急通報システムを管轄する
センターと利用者の間でハンズフリー通話を行うために
エコーキャンセルおよびゲインコントロールを含む処理
を行う。17はGPS受信機であり、GPSアンテナ4
から入力したデータより、位置情報などのデータを位置
情報取得処理部14に出力する処理を行う、18Aは音
量制御回路であり、緊急通報連絡時のハンズフリー通話
において、緊急通報システムを管轄するセンターからの
受信音声信号を、常に一定レベルに設定してスピーカ6
に出力する処理を行う。
【0018】 次に、本実施の形態1の動作について説明
する。図1において、利用者は、交通事故、急病などの
緊急時に、緊急通報発信釦3を押下する。緊急通報発信
釦3は、利用者の押下操作により、押下されたことを示
す信号を制御部12に出力する。制御部12は、緊急通
報発信釦3からの操作信号により緊急通報要求があった
ことを認識し、緊急通報処理を開始する。制御部12
は、位置情報取得処理部14に現在の位置情報を要求す
る信号を出力する。位置情報取得処理部14は、制御部
12からの位置情報要求信号に対し、車両の進行方向、
向きなどの情報を生成するジャイロセンサ13からのデ
ータを入力すると共に、GPS受信機17がGPSアン
テナ4から受信したデータより生成した位置情報などの
データを入力する。位置情報取得処理部14は、ジャイ
ロセンサ13から入力した車両の進行方向、向きなどの
データと、GPS受信機17から入力した位置情報など
のデータを、制御部12に出力する。制御部12は、記
憶部15から警察、緊急通報センターなどの緊急通報シ
ステムを管轄するセンターの電話番号を取得すると共
に、その電話番号を用いて緊急通報連絡手段11に電話
の発信要求を行う。緊急通報連絡手段11は、通信アン
テナ2を用いて、通信事業者の基地局などを経由してそ
の電話番号に該当する通話相手に電話発信処理を開始す
る。
【0019】 緊急通報連絡手段11は、通話相手からの
発信応答、もしくは通話中信号などの通話中に移行する
信号を受信した場合、通話状態に移行したと認識し、音
声通話制御、もしくはデータ通信制御に移行すると共
に、通話中に移行したことを知らせる信号を制御部12
に出力する。制御部12は、通話に成功したと判断し、
位置情報取得処理部14から入手した車両の進行方向、
向きなどの情報、および位置情報などのデータを、通信
事業者の基地局などを経由して当該電話番号に対応する
通話相手である警察、緊急通報センターなど緊急通報シ
ステムを管轄するセンターに発信する処理を行う。
【0020】 緊急通報発信処理の終了後、緊急通報シス
テムを管轄するセンターと利用者との間で音声通話を実
行する。音声通話の場合、緊急通報システムを管轄する
センターからの受信音声信号は、緊急通報連絡手段11
を介してハンズフリーシステム16に出力される。ハン
ズフリーシステム16では、受信音声信号にハウリング
制御、エコーキャンセル制御などの信号処理を行い、音
量制御回路18Aに出力する。音量制御回路18Aで
は、ハンズフリーシステム16から出力された受信音声
信号の音量レベルを一定に設定してスピーカ6から出力
する。また、送信音声信号は、利用者の音声をマイク5
により取得し、マイク5は、利用者からの音声を送信音
声信号に変換し、ハンズフリーシステム16に出力す
る。ハンズフリーシステム16では、受信音声信号にハ
ウリング制御、エコーキャンセル制御などの信号処理を
行い、緊急通報連絡手段11を介して緊急通報システム
を管轄するセンターに出力する。
【0021】 このように、本実施の形態1によれば、音
量制御回路18Aが、スピーカ6の音量レベルを一定レ
ベルに設定して、利用者による音量レベルの変更を禁止
するので、緊急通報連絡時には、緊急通報センターから
の受信音声を確実に鳴音させることができる。
【0022】 (実施の形態2) 図2は本発明の第2の実施の形態における緊急通報シス
テム端末機器の構成を示すブロック図である。本実施の
形態2が、図1に示した実施の形態1と異なるのは、ス
ピーカ6から出力する音量レベルを利用者によって任意
に調整可能にするための音量調整釦19が設けられてい
ることと、緊急通報連絡手段11による緊急通報連絡時
には、音量制御回路18Bが、スピーカ6から出力する
音量レベルを一定の大きさに制御できるように構成した
ことである。音量調整釦19は、音量調整ダイヤルであ
っても、音量調整スイッチであってもよい。音量制御回
路18Bは、音量調整釦19により現在設定されている
音量調整量、または音量調整釦19により設定されて記
憶部15に記憶された音量調整量に応じてスピーカ6か
ら出力する音量レベルを制御するが、緊急通報連絡手段
11による緊急通報連絡時には、制御部12からの緊急
通報発信要求に基づきスピーカ6から出力する音量レベ
ルを一定に制御する。したがって、利用者が、音量調整
釦19を音量増幅量または音量減衰量を最大にするなど
の誤操作を行った場合でも、緊急通報連絡時には、音量
制御回路18Bが、音量レベルを利用者が聞きやすい一
定レベルに戻す制御を行うので、緊急通報センターから
の受信音声を確実に鳴音させることができる。また、音
量制御回路18Bが、音量レベルを一定レベルに戻す制
御を行った後でも、利用者は、音量調整釦19を調整す
ることにより、その利用者にとって最適な音量レベルに
調整することができる。これは、利用者の個人差によ
り、最適な音量レベルが異なるからである。なお、利用
者が音量レベルを再調整した場合に、音量レベルが不適
切に大きくなったり、小さくなったりするのを防止する
ための手段を音量制御回路18Bに備えることができ
る。これは、制御部12が音量調整釦19の調整による
抵抗変化または電圧変化を監視して、それがある一定レ
ベル以上または一定レベル以下の場合は、音量調整を禁
止する信号を音量制御回路18Bに出力することにより
達成される。
【0023】 このように、本実施の形態2によれば、緊
急通報連絡時にスピーカの音量レベルを一定レベルに制
御する音量制御回路18Bと、利用者による音量レベル
の変更を可能にする音量調整釦19とを備えているの
で、利用者が音量減衰量を最大にするなどの誤操作を行
った場合でも、緊急通報連絡時には、スピーカの音量レ
ベルを一定レベルに制御することができ、緊急通報セン
ターからの受信音声を確実に鳴音させることができる。
また、利用者は、緊急通報連絡時にスピーカの音量レベ
ルが一定レベルに制御された後でも、その利用者にとっ
て最適な音量レベルに調整でき、その際、調整した音量
レベルが大きすぎたり小さすぎたりしないように自動制
御することができる。
【0024】 (実施の形態3) 図3は本発明の第3の実施の形態における緊急通報シス
テム端末機器の構成を示すブロック図である。本実施の
形態3が、図1に示した実施の形態1と異なるのは、ス
ピーカ6から出力する音量レベルを、マイク5から入力
された外部ノイズに応じて制御する音量制御回路18C
を備えていることである。制御部12では、制御部12
の内部に有するAD変換器などを用いて、マイク5から
入力した外部ノイズのレベルを確認する。緊急通報発信
釦3が押下されたなどの緊急通報連絡動作に移行する場
合、制御部12は、音量制御回路18Cに対して、マイ
ク5から入力した外部ノイズレベルに基づき、外部ノイ
ズレベルが大きい場合は音量レベルをより大きくするた
めの制御信号を出力し、音量制御回路18Cは、その制
御信号に基づいて受信音声信号の設定レベルを高くする
調整を行い、スピーカ6に出力する。
【0025】 このように、本実施の形態3によれば、緊
急通報連絡時にスピーカの音量レベルをマイク5に入力
した外部ノイズレベルに応じて制御する音量制御回路1
8Cを備えているので、外部ノイズが大きくてスピーカ
6からの音声が聴き取り難い場合でも、利用者が聴き取
り易い音量レベルに制御することができ、緊急通報セン
ターからの受信音声を確実に鳴音させることができる。
【0026】 なお、本実施の形態3は、図2に示した実
施の形態2に対しても適用することができ、緊急通報連
絡時にスピーカの音量レベルを一定レベルに制御する音
量制御回路と、利用者による音量レベルの変更を可能に
する音量調整釦とを備え、利用者が音量減衰量を最大に
するなどの誤操作を行った場合でも、緊急通報連絡時に
は、音量制御回路がスピーカの音量レベルを、外部ノイ
ズレベルの大きさを考慮しながら、適正レベルに制御す
ることができ、緊急通報センターからの受信音声を確実
に鳴音させることができる。また、利用者は、緊急通報
連絡時にスピーカの音量レベルが外部ノイズレベルに応
じて制御された後でも、その利用者にとって最適な音量
レベルに調整でき、その際、調整した音量レベルが大き
すぎたり小さすぎたりしないように自動制御することが
できる。
【0027】 (実施の形態4) 図4は本発明の第4の実施の形態における緊急通報シス
テム端末機器の構成を示すブロック図である。本実施の
形態4が、図1に示した実施の形態1と異なるのは、ス
ピーカ6から出力する音量レベルを、緊急通報システム
を管轄するセンターから送られてきた音量制御信号に基
づいて制御する音量制御回路18Dと、センターから送
られてきた音量制御信号を抽出する音量制御信号抽出部
20を備えていることである。緊急通報発信釦3が押下
されたなどの緊急通報連絡動作に移行した場合、緊急通
報システムを管轄するセンターは、緊急通報システム端
末機器1に対して緊急通報システム端末機器1の受信音
声信号レベルを調整する音量制御信号を含む制御信号を
出力する。緊急通報連絡手段11は、通信アンテナ2を
介して音量制御信号を含む制御信号を入力すると、音量
制御信号抽出部20がその音量制御信号を抽出し、制御
部12に出力する。制御部12は、音量制御回路18D
に対して、音量制御信号に基づいた音量に調整するため
の制御信号を出力する。音量制御回路18Dは、設定さ
れた音量に応じて受信音声信号レベルの調整を行い、ス
ピーカ6に出力する。
【0028】 このように、本実施の形態4によれば、緊
急通報連絡時に緊急通報システムを管轄するセンターか
ら送られてきた音量制御信号に基づいてスピーカ6の音
量レベルを制御する音量制御回路18Dと、センターか
ら送られてきた音量制御信号を抽出する音量制御信号抽
出部20を備えているので、緊急通報連絡時には、利用
者が何ら操作することなく、利用者が聴き取り易い音量
レベルに制御することができ、緊急通報センターからの
受信音声を確実に鳴音させることができる。
【0029】 なお、本実施の形態4は、図2に示した実
施の形態2に対しても適用することができ、緊急通報連
絡時にスピーカの音量レベルを一定レベルに制御する音
量制御回路と、利用者による音量レベルの変更を可能に
する音量調整釦とを備え、利用者が音量減衰量を最大に
するなどの誤操作を行った場合でも、緊急通報連絡時に
は、音量制御回路がスピーカの音量レベルを、緊急通報
システムを管轄するセンターから送られてきた音量制御
信号に基づいて適正に制御することができ、緊急通報セ
ンターからの受信音声を確実に鳴音させることができ
る。また、利用者は、緊急通報連絡時にスピーカの音量
レベルがセンターから送られてきた音量制御信号に基づ
いて適正に制御された後でも、その利用者にとって最適
な音量レベルに調整でき、その際、調整した音量レベル
が大きすぎたり小さすぎたりしないように自動制御する
ことができる。
【0030】 (実施の形態5) 図5は本発明の第5の実施の形態における緊急通報シス
テム端末機器の構成を示すブロック図である。本実施の
形態5が、図1に示した実施の形態1と異なるのは、ス
ピーカ6から出力する音量レベルを、外部機器接続イン
ターフェース21を介して接続された外部機器からの音
量制御信号に基づいて制御する音量制御回路18Eを備
えていることである。外部機器からは受信音量レベルを
調整するための音量制御信号が、外部機器接続インター
フェース21を介して制御部12に入力される。緊急通
報発信釦3が押下されたなどの緊急通報連絡動作に移行
した場合、制御部12は、音量制御回路18Eに対し
て、外部機器接続インターフェース21を介して外部機
器から入力した受信音量レベルを調整するための制御信
号に基づいた音量に調整するための制御信号を出力す
る。音量制御回路18Eは、設定されていた音量に応じ
て受信音声信号の設定レベルの調整を行い、スピーカ6
に出力する。
【0031】 このように、本実施の形態5によれば、緊
急通報連絡時には、外部機器接続インターフェース21
を介して接続された外部機器からの音量制御信号に基づ
いてスピーカ6の音量レベルを制御する音量制御回路1
8Eを備えているので、緊急通報連絡時には、利用者が
何ら操作することなく、利用者が聴き取り易い音量レベ
ルに制御することができ、緊急通報センターからの受信
音声を確実に鳴音させることができる。
【0032】 なお、本実施の形態5は、図2に示した実
施の形態2に対しても適用することができ、緊急通報連
絡時にスピーカの音量レベルを一定レベルに制御する音
量制御回路と、利用者による音量レベルの変更を可能に
する音量調整釦とを備え、利用者が音量減衰量を最大に
するなどの誤操作を行った場合でも、緊急通報連絡時に
は、音量制御回路がスピーカの音量レベルを、外部機器
からの音量制御信号に基づいて適正に制御することがで
き、緊急通報センターからの受信音声を確実に鳴音させ
ることができる。また、利用者は、緊急通報連絡時にス
ピーカの音量レベルが外部機器からの音量制御信号に基
づいて適正に制御された後でも、その利用者にとって最
適な音量レベルに調整でき、その際、調整した音量レベ
ルが大きすぎたり小さすぎたりしないように自動制御す
ることができる。
【0033】 なお、本実施の形態5において、外部機器
から受信音声信号レベルの調整を行うための音量制御信
号を入力する際の通信信号として、非同期シリアル信号
や、フレーム信号、クロック信号などの同期信号を用い
た同期シリアル信号、バス通信信号などのパラレル信
号、複数の機器をネットワークにより通信することが可
能なIE−BUS、ARCNET方式などのLAN通信
信号、有線を必要としない赤外線信号や無線信号を用い
ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の緊急通報装置によれば、車両に搭載されて、交通事
故、急病などの緊急時に警察、緊急通報センターなど緊
急通報システムを管轄するセンターに現在の車両の位置
情報、登録車両などのデータを送信する共に、センター
との間でハンズフリー通話を行う緊急通報システム端末
機器が、センターから受信した音声信号を出力するスピ
ーカの音量レベルを一定レベル以上に制御する音量制御
回路を備えているので、緊急通報連絡時には、緊急通報
センターからの受信音声を確実に鳴音させることがで
き、緊急通報センターとの間で双方音声通話を確実に実
行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 緊急通報システム端末機器 2 通信アンテナ 3 緊急通報発信釦 4 GPSアンテナ 5 マイク 6 スピーカ 11 緊急通報連絡手段 12 制御部 13 ジャイロセンサ 14 位置情報取得処理部 15 記憶部 16 ハンズフリーシステム 17 GPS受信機 18A、18B、18C、18D、18E 音量制御回
路 19 音量調整釦 20 音量制御信号抽出部 21 外部機器接続インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−247244(JP,A) 特開 平9−107585(JP,A) 実開 昭58−15293(JP,U) 実開 昭62−193347(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 25/08 G08B 25/10 B60R 9/00 - 11/06 H04M 1/00 - 11/04 H04B 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクとスピーカを介して音声通話を行
    うハンズフリー通話手段と、緊急通報連絡時には緊急通
    報システムを管轄するセンターと緊急通報システム端末
    機器との間で音声信号を送受信するとともに、緊急通報
    連絡時以外には前記センター以外と音声信号を送受信す
    る送受信手段と、この送受信手段で受信した前記音声信
    号を前記スピーカから鳴音させる鳴音手段と、前記緊急
    通報連絡時には、前記スピーカの音量レベルを所定のレ
    ベルに制御するとともに、緊急通報連絡時以外には操作
    に従って前記音量レベルが変更される音量制御回路とを
    備えた緊急通報装置
  2. 【請求項2】 前記音量制御回路が、緊急通報連絡時に
    前記スピーカの音量レベルを所定のレベルに制御した
    後、利用者による音量レベルの変更を禁止することを特
    徴とする請求項1記載の緊急通報装置
  3. 【請求項3】 前記音量制御回路が、緊急通報連絡時に
    前記スピーカの音量レベルを所定のレベルに制御した
    後、利用者による音量レベルの変更を可能にする手段
    と、変更された音量レベルが所定値以上または所定値以
    下になるのを防止する手段とを備えた請求項1記載の緊
    急通報装置
  4. 【請求項4】 前記音量制御回路が、前記マイクから入
    力された外部ノイズに応じて前記スピーカの音量レベル
    を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の緊急通報装置
  5. 【請求項5】 前記音量制御回路が、緊急通報システム
    を管轄する前記センターから送信された音量レベル制御
    信号に基づいて、前記スピーカの音量レベルを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の緊急通報装置
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の緊急通報装置と、緊急通報連絡時に前記緊急通報装置
    との間で音声信号を送受信するセンターとを含む緊急通
    報システム。
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