JP3141328B2 - 超弾性バネ合金の製造方法 - Google Patents
超弾性バネ合金の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超弾性機能を有するTiNi系合金に関し、詳
しくは、超弾性バネ合金の製造方法に関する。
しくは、超弾性バネ合金の製造方法に関する。
[従来の技術] TiNi合金,TiNiX合金(但し、X=Fe,Cu,Cr,V…等)合
金が、熱弾性マルテンサイト変態の逆変態に付随して顕
著な形状記憶効果を示すことは良く知られている(「金
属」1966年2月13日号,44,「日本金属学会会報」第12
巻,第3号(1973)157,「日本金属学会誌」第30巻,第
2号(1975)175)。
金が、熱弾性マルテンサイト変態の逆変態に付随して顕
著な形状記憶効果を示すことは良く知られている(「金
属」1966年2月13日号,44,「日本金属学会会報」第12
巻,第3号(1973)157,「日本金属学会誌」第30巻,第
2号(1975)175)。
これと同時にTiNi合金にゴムのようなしなやかさを示
す超弾性機能があることも知られている(「J.Appl.phy
s.,34(1963)1475,東北大学選研彙報27(1971)24
5)。
す超弾性機能があることも知られている(「J.Appl.phy
s.,34(1963)1475,東北大学選研彙報27(1971)24
5)。
更に、TiNi合金にCを添加したTiNiC合金について、
本発明者はC添加によって、本質的なTiNi合金のもつ形
状記憶特性は損なわれないこと、及び形状記憶、特に可
逆形状記憶特性に役立つことを示している(東北大学選
研彙報,昭和57年6月,第38巻,特開昭63−11636号公
報) 前述したTiNi合金の超弾性機能は、約7%の伸び変形
を与えても、荷重を解放すると同時に殆ど元に戻る。ま
た、変形に必要な応力が殆ど一定で、且つ変形除荷の回
復応力もほぼ一定となるため、これまでにブラジャー用
芯金、、歯列矯正器具、カテーテルガイドワイヤー等主
として人体に関するバネ材とに使用されている。
本発明者はC添加によって、本質的なTiNi合金のもつ形
状記憶特性は損なわれないこと、及び形状記憶、特に可
逆形状記憶特性に役立つことを示している(東北大学選
研彙報,昭和57年6月,第38巻,特開昭63−11636号公
報) 前述したTiNi合金の超弾性機能は、約7%の伸び変形
を与えても、荷重を解放すると同時に殆ど元に戻る。ま
た、変形に必要な応力が殆ど一定で、且つ変形除荷の回
復応力もほぼ一定となるため、これまでにブラジャー用
芯金、、歯列矯正器具、カテーテルガイドワイヤー等主
として人体に関するバネ材とに使用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来のステンレス、あるいはピアノ線等のバ
ネ材に比べ、バネの剛性に欠ける難点があった。
ネ材に比べ、バネの剛性に欠ける難点があった。
これに対し、通常TiNi合金の超弾性機能は、冷間加工
後、400〜550℃の時効処理によって付与されるが、この
方法では、優れた変形・回復挙動を示すもののバネとし
ての剛性感に欠ける。
後、400〜550℃の時効処理によって付与されるが、この
方法では、優れた変形・回復挙動を示すもののバネとし
ての剛性感に欠ける。
これを解決する手段として冷間加工状態でバネ材とし
て使用する方法が挙げられるが、剛性感の改善には弱酸
の効果は認められるものの、本来的に求められる超弾性
機能は損なわれる。
て使用する方法が挙げられるが、剛性感の改善には弱酸
の効果は認められるものの、本来的に求められる超弾性
機能は損なわれる。
このように、従来のバネ材の剛性を保持できなため、
人体に係るガイドワイヤー,ブラジャー芯金,歯列矯正
器具に形状記憶合金を用いる場合において、従来の同等
の機能を持たせるためには、用いる線は太くなり、外見
上、スペース上の問題を生じていた。
人体に係るガイドワイヤー,ブラジャー芯金,歯列矯正
器具に形状記憶合金を用いる場合において、従来の同等
の機能を持たせるためには、用いる線は太くなり、外見
上、スペース上の問題を生じていた。
そこで、本発明の技術的課題は、上記難点を解決し、
断面積が小なる場合においても、本質的な超弾性機能を
損なわず高い剛性を有する超弾性バネ合金の製造方法を
提供することにある。
断面積が小なる場合においても、本質的な超弾性機能を
損なわず高い剛性を有する超弾性バネ合金の製造方法を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、Cを0.20〜5.0at%含み、Ni及びC
の含有量が、少なくとも50at%以上であるTiNiCからな
る超弾性バネ合金を製造する方法において、前記合金の
断面積を冷間加工によって減少させる工程と、前記合金
を制御された400〜600℃の温度で時効処理(所望の形状
に機械的に拘束して行う場合を除く)する工程とを備
え、前記合金は、37℃(体温近傍)において、超弾性と
TiNi合金に比較してより大きな降伏点とを備えているこ
とを特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得られる。
の含有量が、少なくとも50at%以上であるTiNiCからな
る超弾性バネ合金を製造する方法において、前記合金の
断面積を冷間加工によって減少させる工程と、前記合金
を制御された400〜600℃の温度で時効処理(所望の形状
に機械的に拘束して行う場合を除く)する工程とを備
え、前記合金は、37℃(体温近傍)において、超弾性と
TiNi合金に比較してより大きな降伏点とを備えているこ
とを特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得られる。
また、本発明によれば、前記超弾性バネ合金の製造方
法において,前記合金は、熱間加工及び冷間加工と、そ
れに続く、断面積を減少させる加工前の950℃、10分間
の溶体化処理によって直径1.3mmのワイヤーに加工され
ることを特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得られ
る。
法において,前記合金は、熱間加工及び冷間加工と、そ
れに続く、断面積を減少させる加工前の950℃、10分間
の溶体化処理によって直径1.3mmのワイヤーに加工され
ることを特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得られ
る。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの超弾性バ
ネ合金の製造方法において、前記断面積減少加工は、前
記合金を直径1.0mmのワイヤーに加工する工程であり、
前記合金の時効処理は500℃で、30分間行われることを
特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得られる。
ネ合金の製造方法において、前記断面積減少加工は、前
記合金を直径1.0mmのワイヤーに加工する工程であり、
前記合金の時効処理は500℃で、30分間行われることを
特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれかの超弾性バネ合
金の製造方法において、Ni及びCの総量は、50〜52at%
であることを特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得
られる。
金の製造方法において、Ni及びCの総量は、50〜52at%
であることを特徴とする超弾性バネ合金の製造方法が得
られる。
ここで、TiNi合金で少なくとも37℃における超弾性特
性を得るためには、600℃以下の温度での時効処理によ
って中間相変態が現れる必要がある。溶体化処理後の60
0℃以下の温度で時効処理がおこなわれる場合は、中間
相変態が現れるためには、Ni濃度は少なくとも50.5at%
が必要である。
性を得るためには、600℃以下の温度での時効処理によ
って中間相変態が現れる必要がある。溶体化処理後の60
0℃以下の温度で時効処理がおこなわれる場合は、中間
相変態が現れるためには、Ni濃度は少なくとも50.5at%
が必要である。
また、冷間加工後に600℃以下の温度での時効処理が
行われる場合には、合金のNi濃度は49.0at%以上であ
る。
行われる場合には、合金のNi濃度は49.0at%以上であ
る。
特に、超弾性の良好なカーブを得る最適熱処理温度の
500℃前後の時効処理では、合金のNi濃度は少なくとも5
0.2at%が必要とされる。本発明によるTiNiC合金につい
ても少なくとも同様の時効で中間相変態が出現されるこ
とが必要とされる。
500℃前後の時効処理では、合金のNi濃度は少なくとも5
0.2at%が必要とされる。本発明によるTiNiC合金につい
ても少なくとも同様の時効で中間相変態が出現されるこ
とが必要とされる。
しかし、Cの添加により剛性アップの効果と同時に変
態温度低下の効果を奏するためには合金中のNi濃度は、
TiNi合金に比べ少ない領域で可能であり、具体的には、
Ni+Cの含量が50.0at%以上であれば良い。
態温度低下の効果を奏するためには合金中のNi濃度は、
TiNi合金に比べ少ない領域で可能であり、具体的には、
Ni+Cの含量が50.0at%以上であれば良い。
本発明において、Cの添加効果の範囲を0.20〜5.0at
%としたのは、0.20at%未満では、変態温度を低下させ
剛性アップの効果が認め難いためであり、5.0at%を越
えると剛性の上昇効果は認められるものの、冷間加工性
を極度に悪くするためである。
%としたのは、0.20at%未満では、変態温度を低下させ
剛性アップの効果が認め難いためであり、5.0at%を越
えると剛性の上昇効果は認められるものの、冷間加工性
を極度に悪くするためである。
尚、以下に述べる実施例においては、TiNi合金につい
て述べるているが、本発明はTiNi合金の一部を第3の元
素X(XはCr,V,Al,Nb,Ta,W等の元素)で置換したTiNiX
合金についても、C添加効果は十分に認められるもので
ある。
て述べるているが、本発明はTiNi合金の一部を第3の元
素X(XはCr,V,Al,Nb,Ta,W等の元素)で置換したTiNiX
合金についても、C添加効果は十分に認められるもので
ある。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
溶解法によって得たTiNi合金及びTiNiC合金及びTiNiC
合金を熱間加工、冷間加工によって、直径1.3mmφまで
加工し、950℃×10分の溶体化処理後、直径1.0mmφまで
加工し、冷間加工率40%の試験片を得た。
合金を熱間加工、冷間加工によって、直径1.3mmφまで
加工し、950℃×10分の溶体化処理後、直径1.0mmφまで
加工し、冷間加工率40%の試験片を得た。
その後、500℃で30分間の時効処理を行い、37℃での
引張り試験により、荷重及び除荷重サイクルによる超弾
性特性の測定を行った。
引張り試験により、荷重及び除荷重サイクルによる超弾
性特性の測定を行った。
第1図(a),(b)は本発明の実施例による合金と
して、Ti50−X/2Ni50−X/2CX合金(但し、X=1,2,
3,)、Ti49.75−X/2・Ni50.25−X/2CX合金(但し、X=
1,2,3,)の式で表わされるTiNi合金線の5%引張りによ
る荷重・除荷重サイクル結果を示している。
して、Ti50−X/2Ni50−X/2CX合金(但し、X=1,2,
3,)、Ti49.75−X/2・Ni50.25−X/2CX合金(但し、X=
1,2,3,)の式で表わされるTiNi合金線の5%引張りによ
る荷重・除荷重サイクル結果を示している。
また、比較例として、上記合金のX=0の場合の合金
も夫々併せて示した。
も夫々併せて示した。
第1図(a),(b)において、Cを添加しない(X
=0)の比較例に係るTi50Ni50合金線は、37℃では超弾
性を示さないが、CをX=1,2,3の割合で添加した実施
例による合金はそれぞれ良好な超弾性特性を示し、その
応力レベルもほぼ直線的に高くなっている。即ち、超弾
性の開始する点である降伏点が次第に高くなっている。
また、同様なことが(Ti49.5−X/2Ni50.5−X/2CX(X=
1,2,3)合金について言えることが判明した。
=0)の比較例に係るTi50Ni50合金線は、37℃では超弾
性を示さないが、CをX=1,2,3の割合で添加した実施
例による合金はそれぞれ良好な超弾性特性を示し、その
応力レベルもほぼ直線的に高くなっている。即ち、超弾
性の開始する点である降伏点が次第に高くなっている。
また、同様なことが(Ti49.5−X/2Ni50.5−X/2CX(X=
1,2,3)合金について言えることが判明した。
一般的に、TiNi合金にCを添加すると、TiNi合金がマ
トリックス中のCと反応して、主としてTiCを生成さ
せ、この合金の変態温度を低下させることが知られてい
る。しかし、本発明の実施例において単にCが合金の変
態温度を低下させるだけではなく、加工によって、ファ
イバー化されたTiCが、Cの添加量に共に増加し、合金
の超弾性の応力アップを導き母相でのバネの剛性アップ
をさせる効果を導くものであることが判明した。
トリックス中のCと反応して、主としてTiCを生成さ
せ、この合金の変態温度を低下させることが知られてい
る。しかし、本発明の実施例において単にCが合金の変
態温度を低下させるだけではなく、加工によって、ファ
イバー化されたTiCが、Cの添加量に共に増加し、合金
の超弾性の応力アップを導き母相でのバネの剛性アップ
をさせる効果を導くものであることが判明した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、少なくとも体
温(37℃)でバネ剛性の高い超弾性を得ることができる
ため、従来のTiNi合金で使われていた歯列矯正器具,ブ
ラジャー用芯金,カテーテルガイドワイヤー等人体に供
される断面の小さなバネ材等に幅広く使われることが期
待される。
温(37℃)でバネ剛性の高い超弾性を得ることができる
ため、従来のTiNi合金で使われていた歯列矯正器具,ブ
ラジャー用芯金,カテーテルガイドワイヤー等人体に供
される断面の小さなバネ材等に幅広く使われることが期
待される。
第1図(a),(b)は本発明の実施例に係るTi
50−X/2Ni50−X/2CX合金(但し、X=1,2,3,)、及びTi
49.75−X/2Ni50.25−X/2CX合金(但し、X=1,2,3,)の
式で表されるTiNi合金線の5%引張りによる荷重・除荷
重サイクル結果を夫々示す図で、比較の為にTi50Ni50合
金(即ち、X=0)、及びTi49.75Ni50.25合金(即ち、
X=0)の式で表されるTiNi合金線の特性も併せて示し
た。
50−X/2Ni50−X/2CX合金(但し、X=1,2,3,)、及びTi
49.75−X/2Ni50.25−X/2CX合金(但し、X=1,2,3,)の
式で表されるTiNi合金線の5%引張りによる荷重・除荷
重サイクル結果を夫々示す図で、比較の為にTi50Ni50合
金(即ち、X=0)、及びTi49.75Ni50.25合金(即ち、
X=0)の式で表されるTiNi合金線の特性も併せて示し
た。
フロントページの続き (72)発明者 高荒 秀男 宮城県仙台市太白区郡山6丁目7番1号 株式会社トーキン内 (56)参考文献 特開 平2−38547(JP,A) 特開 昭59−150047(JP,A) 特開 昭63−11637(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22F 19/03 C22F 1/10,1/18
Claims (4)
- 【請求項1】Cを0.20〜5.0at%含み、Ni及びCの含有
量が、少なくとも50at%以上であるTiNiCからなる超弾
性バネ合金を製造する方法において、 前記合金の断面積を冷間加工によって減少させる工程
と、前記合金を制御された400〜600℃の温度で時効処理
(所望の形状に機械的に拘束して行う場合を除く)する
工程とを備え、前記合金は、37℃(体温近傍)におい
て、超弾性とTiNi合金に比較してより大きな降伏点とを
備えていることを特徴とする超弾性バネ合金の製造方
法。 - 【請求項2】請求項1記載の超弾性バネ合金の製造方法
において, 前記合金は、熱間加工及び冷間加工と、それに続く、断
面積を減少させる加工前の950℃、10分間の溶体化処理
によって直径1.3mmのワイヤーに加工されることを特徴
とする超弾性バネ合金の製造方法。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の超弾性バネ合金の製
造方法において、 前記断面積減少加工は、前記合金を直径1.0mmのワイヤ
ーに加工する工程であり、前記合金の時効処理は500℃
で、30分間行われることを特徴とする超弾性バネ合金の
製造方法。 - 【請求項4】請求項1乃至3の内のいずれかに記載の超
弾性バネ合金の製造方法において、Ni及びCの総量は、
50〜52at%であることを特徴とする超弾性バネ合金の製
造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02147325A JP3141328B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 超弾性バネ合金の製造方法 |
DE1991623084 DE69123084T2 (de) | 1990-06-07 | 1991-06-07 | Pseudoelastische Ti-Ni-C-Formgedächtnislegierung mit einer höheren Elastizitätsgrenze |
EP19910109349 EP0460695B1 (en) | 1990-06-07 | 1991-06-07 | Ti-Ni-C shape memory alloy with a pseudoelasticity and a wide elasticity range |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02147325A JP3141328B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 超弾性バネ合金の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0441639A JPH0441639A (ja) | 1992-02-12 |
JP3141328B2 true JP3141328B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=15427633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02147325A Expired - Fee Related JP3141328B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 超弾性バネ合金の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3141328B2 (ja) |
DE (1) | DE69123084T2 (ja) |
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JP2007147549A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Hugle Electronics Inc | 計測データ表示方法および計測データ表示装置 |
Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
US4533411A (en) * | 1983-11-15 | 1985-08-06 | Raychem Corporation | Method of processing nickel-titanium-base shape-memory alloys and structure |
JPH0665742B2 (ja) * | 1987-01-08 | 1994-08-24 | 株式会社ト−キン | 形状記憶TiNiV合金の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-07 JP JP02147325A patent/JP3141328B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-06-07 DE DE1991623084 patent/DE69123084T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-06-07 EP EP19910109349 patent/EP0460695B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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EP0460695B1 (en) | 1996-11-13 |
DE69123084D1 (de) | 1996-12-19 |
JPH0441639A (ja) | 1992-02-12 |
EP0460695A1 (en) | 1991-12-11 |
DE69123084T2 (de) | 1997-04-03 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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