JP3141234B2 - 眼鏡レンズと、その加工方法及び加工装置 - Google Patents

眼鏡レンズと、その加工方法及び加工装置

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JP3141234B2
JP3141234B2 JP10363032A JP36303298A JP3141234B2 JP 3141234 B2 JP3141234 B2 JP 3141234B2 JP 10363032 A JP10363032 A JP 10363032A JP 36303298 A JP36303298 A JP 36303298A JP 3141234 B2 JP3141234 B2 JP 3141234B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼鏡レンズと、その
加工方法及び加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡レンズフレームに適合した眼鏡レン
ズを作成するには、予め生産された他種類の円形の生地
レンズの中から特定のものを選択し、これを専用の自動
加工装置(例えば特開平8−174397号等)で加工
することにより、特定の玉型となるようにしている。こ
うして得られる従来の眼鏡レンズは、図14Aに示すよ
うに、その全周縁位置で、ヤゲンnがレンズ光学中心線
S2に対し直交する向きになされる。ここに、ヤゲンの
向き(以下の説明において、「突出方向」ということも
ある。)とは、当該ヤゲン箇所の図14Aに示す断面形
状の形状中心線の方向を言うものである
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大形の眼鏡レンズフレ
ームや、カーブのきつい眼鏡レンズフレーム等の場合、
眼鏡レンズの枠入れに於いて、眼鏡レンズフレームRf
rのヤゲン溝mの深さ方向と、眼鏡レンズReのヤゲン
nの向き、即ち周方向任意位置とレンズ光学中心線とを
含む面上でのレンズ径方向外側へ向かう突出方向であっ
て、レンズ光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向
とが異なるため、次のような不都合が生じ得る。この
際、ヤゲン溝の深さ方向とは当該ヤゲン溝箇所の図14
Aに示す断面形状の形状中心線の方向を言うものであ
【0004】即ち、眼鏡レンズReは無理に枠入れされ
るものとなり、これにより眼鏡レンズReに歪みが生じ
たり、ヤゲンnが眼鏡レンズフレームRfrのヤゲン溝
m内で片当たりとなることがある。このようになると、
眼鏡レンズReと眼鏡レンズフレームRfrとの接触に
よる負荷が集中し、ヤゲンn周辺部に傷がつくことがあ
り、また仕上がりサイズも不安定となるため、枠入れす
る際、溝セルを装着する等してヤゲンの収まりを調整し
た後にも、再びその調整をしなければならないことが生
じる。本発明は、斯かる不都合を解消することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第一の眼鏡レンズは請求項1に記載したよ
うに、フレーム周方向に沿ったヤゲン溝のフレーム周方
向任意位置での溝深さ方向がヤゲン溝のフレーム周方向
位置の変化に伴って漸次に変化している眼鏡レンズフレ
ームに枠入れされるものであって、前記ヤゲン溝のフレ
ーム周方向全長範囲に渡って嵌合されるヤゲンを有し、
且つ、光学中心線回りの任意な半径面上のヤゲンの突出
方向が、当該任意な半径面上のヤゲンの嵌合されるフレ
ーム周方向位置のヤゲン溝の溝深さ方向に倣うように傾
斜されており、この傾斜方向は、レンズ全周に渡るヤゲ
ン頂部の三次元形状に倣い、しかもレンズ光学中心線上
に中心を有するものとしたレンズ倣い球面に、この球面
上にあって当該傾斜方向に係るヤゲンの頂部に対応する
点で接する直線のうち、前記任意な半径面に含まれる直
線の方向に合致されている構成となす。これによれば、
ヤゲンが眼鏡レンズ周縁に正確に倣ったものとなり、ま
た前記ヤゲンの向きが眼鏡レンズフレームのヤゲン溝の
溝深さ方向に合致するようになる。
【0006】また第二の眼鏡レンズは請求項2に記載し
たように、フレーム周方向に沿ったヤゲン溝のフレーム
周方向任意位置での溝深さ方向がヤゲン溝のフレーム周
方向位置の変化に伴って漸次に変化している眼鏡レンズ
フレームに枠入れされるものであって、前記ヤゲン溝の
フレーム周方向全長範囲に渡って嵌合されるヤゲンを有
し、且つ、光学中心線回りの任意な半径面上のヤゲンの
突出方向は、当該任意な半径面上のヤゲンの嵌合される
フレーム周方向位置のヤゲン溝の溝深さ方向に倣うよう
に傾斜されており、この傾斜方向は、フレーム全周に渡
る前記ヤゲン溝底部の三次元形状に倣い、しかもレンズ
光学中心線上に中心を有するものとしたフレーム倣い球
面に、この球面上にあって当該突出方向に係るヤゲンの
頂部に対応する点で接する直線のうち、前記任意な半径
面に含まれる直線の方向に合致されている構成となす
これによれば、ヤゲンが眼鏡レンズフレームに正確に倣
ったものとなり、また前記ヤゲンの向きが、たとえ大型
の眼鏡レンズフレームとかカーブのきつい眼鏡レンズフ
レームであってもそのヤゲン溝の溝深さ方向に合致する
ようになる。
【0007】次に、本発明の第一の眼鏡レンズの加工方
法は請求項3に記載したように、眼鏡レンズ周縁形状に
依存した仮想上のヤゲン頂部に倣うようにさせたレンズ
倣い球面を特定し、この球面上にレンズ光学中心線に対
応した仮想光学中心線を特定すると共に、前記球面上に
ヤゲン頂部に対応した仮想ヤゲンを特定し、この仮想ヤ
ゲンの仮想光学中心線回りの任意点と前記仮想光学中心
線とを含む面上において前記任意点でその球面と接する
ものとなる接線を特定し、前記任意点に対応する位置に
存在する仮想ヤゲンの、前記任意点とレンズ光学中心線
とを含む面上でのレンズ径外側へ向かう突出方向であっ
てレンズ光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向
を、前記接線の向きと合致させるように加工する。これ
により、請求項1に記載の眼鏡レンズが形成されるもの
となる。
【0008】また第二の眼鏡レンズの加工方法は、請求
項4に記載したように、眼鏡レンズフレームのヤゲン溝
に倣うようにさせたレンズフレーム倣い球面を特定し、
この球面上にレンズ光学中心線に対応した仮想光学中心
線を特定すると共に、前記球面上でヤゲン溝に対応した
仮想ヤゲン溝の位置を特定し、この仮想ヤゲン溝の任意
と前記仮想光学中心線とを含む面上において前記任意
点でその球面と接するものとなる接線を特定し、前記任
意点に対応する位置に存在する仮想ヤゲンの、前記任意
点とレンズ光学中心線とを含む面上でのレンズ径外側へ
向かう突出方向であってレンズ光学中心線と直交した方
向に対する傾斜方向を、この傾斜方向に対応した前記接
線の向きと合致させるように加工する。これにより、請
求項2に記載の眼鏡レンズが形成されるものとなる。
【0009】上記第一及び第二の眼鏡レンズの加工方法
では、請求項5に記載したように、ヤゲン頂部の嵌合さ
れる眼鏡レンズフレームの形状と、生地レンズの前面と
で特定される生地レンズ前面上の眼鏡レンズフレーム形
状に相当する位置上での、前記周方向任意位置に対応す
る点を通り且つ、光学中心線に平行となされた直線上で
の、生地レンズの厚さであるコバ厚に関連して、光学中
心線方向のヤゲン頂部位置を特定するのである。これに
よれば、眼鏡レンズフレームに枠入れされた眼鏡レンズ
の外観が優れるものとなる。
【0010】また第三の眼鏡レンズの加工方法は請求項
6に記載したように、生地レンズを把持させるレンズ回
転軸と、レンズ回転軸をレンズ回転軸方向へ相対スライ
ドさせるための横スライド軸と、前記レンズ回転軸をレ
ンズ回転軸と直交する特定方向へ変位させるためのレン
ズ径送り軸と、レンズ回転軸と同じ方向となされた砥石
回転軸の回りに回転駆動される砥石をレンズ回転軸に対
しこのレンズ回転軸と直交する支点軸の回りへ揺動させ
るための砥石揺動送り軸とからなる4軸を用意し、これ
ら4軸を制御することにより眼鏡レンズの周縁を加工す
る。これによれば、請求項1〜2に記載したような眼鏡
レンズを正確且つ迅速に形成することが可能となる。
【0011】上記した第一〜第三の眼鏡レンズの加工方
法は、具体的には次のようになすのであって、即ち、請
求項7に記載したように、眼鏡レンズフレームのレンズ
光学中心線位置回りのヤゲン溝形状を特定するものとし
た眼鏡フレーム形状データと、生地レンズのヤゲン溝形
状に対応する位置を測定して得られた加工前レンズ測定
データとに基づいて、仮想上のヤゲン頂部の位置と、仮
想上の眼鏡レンズ周縁の任意位置とレンズ光学中心線と
を含む面上でのレンズ径方向外側へ向かう突出方向であ
ってレンズ光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向
とを、眼鏡レンズの全周縁について特定したものとした
加工データを作成し、この加工データに基づいてヤゲン
を加工するようになす。これにより、コンピュータ制御
装置による自動的且つ連続的な加工が可能となる。
【0012】また、第三の眼鏡レンズの加工方法は、具
体的には次のようになす。即ち、請求項8に記載したよ
うに、眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ測定デー
タとに基づいて、ヤゲン頂部の周方向微少間隔毎の点に
ついての位置を特定すると共に、加工前レンズ測定デー
タにより眼鏡レンズのヤゲン頂部に倣うようにさせたレ
ンズ倣い球面により、前記周方向微少間隔毎の点に対応
したレンズ光学中心線回りの特定径と関連した方向で且
つ、前記球面上に於いて前記任意点に対応した特定点
で、この球面と接するものとなる接線の方向を特定した
ものとした加工データを作成し、この加工データに基づ
いて、砥石回転軸を前記接線の方向と関連させて揺動さ
せつつヤゲンを加工する。これにより、コンピュータ制
御装置によりヤゲンが請求項3に記載した方法で自動的
且つ連続的に加工されるものとなる。
【0013】また請求項8に記載した方法に代えて次の
ようになしてもよいのであって、即ち、請求項9に記載
したように、眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ測
定データとに基づいて、ヤゲン頂部の周方向微少間隔毎
の点についての位置を特定すると共に、眼鏡フレーム形
状データにより眼鏡レンズフレームのヤゲン溝に倣うよ
うにさせたフレーム倣い球面により、ヤゲン溝の長手方
向の任意点に於けるレンズ光学中心線回りの特定径と関
連した方向で且つ、前記球面上の前記任意点に対応する
特定点で、この球面と接するものとなる接線の方向を特
定したものとした加工データを作成し、この加工データ
に基づいて、砥石回転軸を前記接線の方向に関連させて
揺動させつつヤゲンを加工する。これにより、コンピュ
ータ制御装置によりヤゲンが請求項4に記載した方法で
自動的且つ連続的に加工されるものとなる。
【0014】また第三の眼鏡レンズの加工装置は請求項
10に記載したように、生地レンズを把持させるための
レンズ回転軸と、レンズ回転軸をレンズ回転軸方向へ相
対スライドさせるための横スライド軸と、前記レンズ回
転軸をレンズ回転軸と直交する方向へ相対変位させるた
めのレンズ径送り軸と、レンズ回転軸方向の砥石回転軸
回りに回転駆動される砥石を加工データに基づいてレン
ズ回転軸と直交する支点軸の回りへ相対揺動させるため
の砥石揺動送り軸とを備えた構成となす。これによれ
ば、簡易且つコンパクトな構造により請求項1〜2記載
の眼鏡レンズを加工し得るものとなる。
【0015】上記第三の眼鏡レンズの加工装置は次のよ
うな付加処理装置を備えてもよい。即ち、請求項11に
記載したように、眼鏡レンズの周縁の面取りを行うため
の面取り砥石を備え、この面取り砥石は粗加工部と仕上
げ加工部の二種類からなる構成となす。これによれば、
同じ装置により、面取り処理が行えるものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る加工装置の一
実施例を示す正面図、図2は前記加工装置の側面図であ
る。これらの図に於いて、1はケーシングを兼用した箱
形の本体フレームであり、このフレーム1の上部にはカ
バー2がヒンジ3を介して開閉自在に装着されている。
【0017】4は本体フレーム1の上部に配置されたス
イング台であり、このスイング台4は後部左右端から後
方へ張り出されたアーム部材4a、4aを有し、このア
ーム部材4a、4a間に支持軸5を橋渡し状に固定され
たものとなされている。そして、支持軸5は本体フレー
ム1の一部1aに固定された左右向きの軸受体6に回転
自在且つ水平摺動自在に支持されている。
【0018】スイング台4の前部左右には張出し部4
b、4cが形成してあって、これらの間は凹み部7とな
されている。そして、右側の張出し部4bには左右向き
の右側レンズ回転軸8aが回転変位自在且つ左右移動自
在に貫装され且つ右端部をチャッキング作動機構9と結
合されており、また左側の張出し部4cには前記右側レ
ンズ回転軸8aと一線状をなすように配置された左右向
きの左側レンズ回転軸8bが回転変位自在に貫装されて
いる。
【0019】この際、チャッキング作動機構9は、スイ
ング台4の内方後部右側に固定されたモータ10の正逆
回転作動によりシンクロベルト伝動部11及び左右移動
力発生部12を介して右側レンズ回転軸8aを左側或い
は右側へ変位させるものとなす。なお、13は右側張出
し部4bの側外面に固定されたカバー部材で、右側レン
ズ回転軸8aが右移動されたときに、これの右端部が外
方へ露出しないように覆うものとなす。
【0020】またスイング台4の内方後部左側には左右
各側のレンズ回転軸8a、8bを回転駆動するためのス
テップモータ14が固定してあり、このモータ14の出
力軸14aはスイング台4内方の中央部に設けられた横
長の軸受部15に回転自在に支持された中間軸16の左
端部と、歯車伝動機構17を介して結合させてある。そ
して、中間軸16の右端部は右側レンズ回転軸8aにシ
ンクロベルト伝動部17aを介して結合させ、また中間
軸16の左端部は左側レンズ回転軸8bにシンクロベル
ト伝動部17bを介して結合させてある。
【0021】18はスイング台4の左側に形成した横送
り手段で、本体フレーム1に固定されたパルスモータ1
9、このパルスモータ19により回転駆動される横スラ
イド軸をなすネジ軸20、このネジ軸20に螺合された
ナット体21、及び、一端がナット体21に固定され他
端が支持軸5の左端部に回転のみ自在に結合された連結
部材22からなっている。
【0022】23はスイング台4の右側下方に形成した
レンズ径送り手段で、次のようになしてある。即ち、一
端が支持軸5の右端部に回転のみ自在に結合された径送
りアーム24を備えており、このアーム24の他端は案
内手段25を介して一定高さに保持され左右方向への移
動自在に支持されている。
【0023】ここに、案内手段25は水平状の板フレー
ム部材1b上面に起立状に固定された縦向き支持部材2
6と、この支持部材26の段付上端面に固定された丸棒
状の案内軌道27と、この案内軌道27により左右走行
移動自在に案内される輪体28と、径送りアーム24の
前記他端から突出され輪体28を回転自在に支持する軸
部材29とからなる。なお30は径送りアーム24が一
定位置に左右走行移動したことを検出するためのスイッ
チである。
【0024】径送りアーム24にはパルスモータ31が
縦向きに固定されると共にこのモータ31により回転駆
動されるレンズ径送り軸であるねじ軸32が下向きに延
出されている。一方では径送りアーム24に固定された
図示しない案内部材により上下方向の変位自在に案内さ
れる縦向き径送り棒33が設けてあり、この径送り棒3
3の下端と、前記ネジ軸32に螺合されたナット体34
とは連結板35で結合されている。
【0025】縦向き径送り棒33の上端には当接部材3
6が固着してあり、この当接部材36はスイング台4の
右張出し部4bから横方へ突出させた突起軸に回動自在
に装着された輪体37を支持するものとなされている。
【0026】このような構成としたレンズ径送り手段2
3は、パルスモータ31の正逆回転作動によりネジ軸3
2が回転されると、これに連動してナット体34及び縦
向き径送り棒33が上下変位され、この径送り棒33の
上下変位が当接部材36及び輪体37を介してスイング
台4及びレンズ回転軸8a、8bを支持軸5回りへ上下
変位させるように作動する。
【0027】38はレンズ径送り手段23の下方に形成
した砥石装置であって、四角筒形となされた砥石支持台
39、切刃としての砥石40を右端に固定された左右向
きの砥石回転軸41、及び、砥石40を回転させるため
の駆動手段42を備えている。
【0028】この際、砥石支持台39は、前後側面壁部
a1、a2の外方面に一対の支点軸43、43を突設さ
れると共にこれら支点軸43、43と、各支点軸43を
回動自在に支持する軸受部材44を介して、本体フレー
ム1の一部をなす左右向きの板フレーム部材1cに支点
軸43、43回りの揺動自在に支持させ、且つ、前上部
に砥石回転軸41を回転自在に保持するための軸受部4
5を形成したものとなす。そして、砥石40は粗加工部
b1と、周面にV形溝の形成された仕上げ加工部b2と
を有する円筒形のものとなし、その位置はスイング台4
の凹み部7の下方となす。
【0029】また駆動手段42は、砥石支持台39の底
面壁部cの上面に砥石回転用モータ46を固定し、この
モータ46の出力軸に固定されたプーリ47と砥石回転
軸41の左端に固定されたプーリ48との間に伝動ベル
ト49を掛け回すと共に、この伝動ベルト49を緊張さ
せるためのテンションプーリ50を砥石支持台39に装
設したものとなす。
【0030】51は上記砥石装置38の下方に形成した
砥石揺動送り手段であり、次のようなものとなしてあ
る。即ち、水平状の板フレーム部材1dの上面にモータ
支持片52と軸支持片53とを起立させる。そして、モ
ータ支持片52にステップモータ54を固定させると共
に、このモータ54の出力軸に連結された砥石揺動送り
軸をなすネジ軸55をモータ54から右向きへ延出さ
せ、その右端を軸支持片53に回転自在に支持させる。
このネジ軸55にはナット体56を螺合させると共に、
砥石支持台39の底面壁部cの下面に逆U字形となされ
たフォーク部材57を固定し、ナット体56の外周面の
各側部に設けた係合突起dをフォーク部材57の各側部
のフォーク溝e内に嵌合させる。
【0031】この砥石揺動送り手段51は、ステップモ
ータ54の正逆回転作動によりネジ軸55が回転されて
ナット体56及びフォーク部材57を左右移動させ、こ
の左右移動に連動して砥石支持台39及びこれと一体状
の砥石回転軸41及び砥石40を支点軸43、43回り
に揺動させるように作動する。
【0032】58は砥石装置38の右側に形成した面取
り手段で、面取り砥石装置59と、この装置59を前後
移動させるための砥石前後送り手段60とを備えてい
る。この際、面取り砥石装置59は、装置フレーム61
の後部に縦向き砥石回転軸62を一定高さ位置での回転
自在に装着すると共にこの回転軸62の上端に円錐形の
面取り砥石63を、そして下端にプーリ64を固定し、
また装置フレーム61の前部に砥石駆動用モータ65を
縦向きに固定してこのモータ65の出力軸にプーリ66
を固定し、このプーリ66と前記プーリ64とに伝動ベ
ルト67を掛け回した構成となす。
【0033】砥石前後送り手段60は、本体フレーム1
と同体状に支持部材68を設け、この支持部材68に面
取り砥石装置59の装置フレーム61を案内軌道部kを
介して前後移動自在に案内させ、一方では支持部材68
にモータ69を固定させ、このモータ69の正逆回転作
動により装置フレーム61及び面取り砥石63を前後送
り移動させる構成となす。
【0034】以上が本発明に係る加工装置の主要部の構
成であるが、この他にも図示省略したが、各部を制御す
るためのコンピュータ数値制御装置(CNC装置)及び
制御に必要なセンサやスイッチ等を設けるほか、眼鏡レ
ンズフレームの三次元形状についてのデータを得るため
のフレーム測定装置や、生地レンズのヤゲンのレンズ光
学中心方向位置及びコバ厚についてのデータを得るため
のレンズ測定装置を設ける。
【0035】次に上記した本発明の加工装置により眼鏡
レンズを加工する際の使用例と処理内容等を、図3、図
4、図5、図6及び図7に示す処理流れ図並びに図8か
図17を参照しつつ各ステップ毎に説明する。
【0036】ステップ100: 図3、図8及び図9を参照して説明する。ここに図8は
眼鏡フレームの正面図、図9は眼鏡フレームの測定内容
等を示し、Aは測定状態の平面図、Bは測定状態の側面
図である。レンズを枠入れされるものとなる図8に示す
眼鏡フレームMを、図示しないフレーム測定装置(例え
ば特開平1−92055号に示すようなもの)にセット
し、先ず右方の眼鏡レンズフレームRfr1のヤゲン溝
m底部の軌跡について三次元形状を測定する。
【0037】具体的には、任意中心線C0回りの一定角
度毎の測定点P =1、2、3、・・・・・、
n)の動径についての動径角θ0 と、動径長ρ0
と、任意中心線C0と直交した図9Aに示す任意の測定
基準面SK0から測定点Pまでの距離h0 を測定
し、このデータを原測定データ(θ0 、ρ0 、h
)( =1、2、3、・・・・・、n)として記
憶する。
【0038】ステップ101: CNC装置が上記原測定データ(θ0 、ρ0 、h
)( =1、2、3、・・・・・、n)に基づい
て眼鏡レンズフレームRfr1の傾斜角度α、βを計算
する。具体的には次のように行う。図10は直交座標上
でのデータ処理説明図である。この図に示すように、原
測定データ(θ0 、ρ0 、h0 )( =1、
2、3、・・・・・、n)を各測定点P 毎にXYZ
座標上のデータ(X、Y 、Z )( =1、
2、3、・・・・・、n)に変換し、また眼鏡レンズフ
レームRfr1の幾何学中心(ボクシング中心)BCの
位置もXYZ座標値(BX1、BY1、BZ1)に変換
する。この際、仮想線Kaは眼鏡レンズフレームRfr
1の形状をXY面上に投影したものである。
【0039】このデータの任意な4つの測定点(これら
測定点は成る可く互いに離れたものを選択するのがよ
い)、即ち例えばPi=70、Pi=140、P
i=210、Pi=280を通る球面K1を特開平8−
174397号に示された手法に準じて算出し、その対
応する球体の中心点KCの座標(KX2、KY2、KZ
2)と半径KRを特定する。この際、図8等に示すよう
に眼鏡レンズフレームRfr1の左右方向をX軸に沿わ
せ、また上下方向をY軸に沿わせる。これにより、球面
K1は眼鏡レンズレームRfr1のヤゲン溝mに概ね倣
ったものとなる。
【0040】次にXYZ座標上で、眼鏡レンズフレーム
Rfr1のボクシング中心BCと球面K1の中心点KC
とを結ぶ直線S1を特定する。この直線S1とZ軸との
交差角でXZ面に投影した角度が眼鏡レンズフレームR
rf1の左右方向傾斜角αとなり、また直線S1とZ軸
との交差角でYZ面に投影した角度が眼鏡レンズフレー
ムRfr1の上下方向傾斜角βとなる。
【0041】ステップ102: 原測定データ(θ0 、ρ0 、h0 )(
1、2、3、・・・・・、n)の距離h0 を眼鏡レ
ンズフレームRfr1の傾斜角α、βで補正する。
【0042】即ち、前記α、βの傾斜をなくし、眼鏡レ
ンズフレームのRfr1が水平になるように仮想回転さ
せたときの測定データに補正する。
【0043】この処理で得られた補正後の測定データを
(θ0 、ρ0 ′、h0 ′)にする。
【0044】ステップ103: 図1及び図2に示すように、円形の生地レンズReを左
右の各レンズ回転軸8a、8bの内方端に把持させる。
この際、生地レンズReの光学中心線をレンズ回転軸8
a、8bの回転中心に合致させる。
【0045】具体的には、所要のスイッチ操作をしてモ
ータ10を回転作動させ、右側のレンズ回転軸8aを左
側のレンズ回転軸8bに対し左方へ移動させ、この状態
の下で、公知の処理により生地レンズReの光学中心線
上に吸着させた既存のレンズ吸着軸具をレンズ回転軸8
aに嵌着する。この後、モータ10を前とは逆向きへ回
転作動させてレンズ回転軸8aを左方へ移動させ、生地
レンズReの前後面を左右のレンズ回転軸8a、8bに
強固に挟圧させる。
【0046】ステップ104: ヤゲンの位置や角度を決定づけるものとなる加工モード
をCNC装置のスイッチ操作により選択する。この際、
マニュアル加工モードかオート加工モードの何れかを選
択する。そして、マニュアル加工モードを選択したとき
は、さらにフレーム倣い、レンズ倣い或いはカーブ指定
の三者のうち何れか一つを選択する。一方、オート加工
モードを指定したときは、さらにフレーム倣い、レンズ
倣い及びカーブ指定の三者についてそれらの優先順位を
設定する。
【0047】ここに、フレーム倣いとは眼鏡レンズフレ
ームRfr1の形状を加工の基礎とするものであり、レ
ンズ倣いとは枠入れされる眼鏡レンズの形状を加工の基
礎とするものあり、カーブ指定とは希望するカーブ値
(曲率半径値)を加工の基礎とするものである。なお、
マニュアル加工モードのカーブ指定を選択したときは、
キー操作によりカーブ値を特定しておく。またオート加
工モードを指定するときでもカーブ指定モードのカーブ
値は特定しておく。
【0048】ステップ105: 図示しないCNC装置の入力キーの操作により、処方情
報を入力する。この処方情報とは眼鏡レンズフレームR
fr1のどの位置に光学中心を位置させるかについての
情報である。図8を参照して説明すると、眼鏡レンズフ
レームRfr1のボクシング中心BCに対し上下方向へ
変位させる距離d1を入力すると共に、眼鏡を着用する
者の瞳孔中心間距離PD及び眼鏡フレームMの情報を入
力する。CNC装置は入力された瞳孔中心間距離PD及
び眼鏡フレームのボクシング中心BC間距離からボクシ
ング中心BCに対し左右方向へ変位させる距離d2を算
出する。こうして特定された点C1が眼鏡レンズの光学
中心をなす。
【0049】ステップ106: 先のステップ102で得られた補正後の測定データ(θ
、ρ0 ′、h0 ′)( =1、2、3、・
・・・・、n)を、先のステップ105で得られた光学
中心点C1についての情報(距離d1、距離d2)に基
づいて左右方向へ距離d1そして上下方向へ距離d2だ
け座標変換することにより、光学中心線S2回りの一定
角度毎の測定点P =1、2、3、・・・・・、
n)の動径についての動径角θ1 と、動径長ρ1
とを特定し、これらデータを眼鏡フレーム形状データ
(θ1 、ρ1 、h0 ′)( =1、2、3、
・・・・・、n)としてCNC装置のメモリに記憶させ
る。
【0050】ステップ107: CNC装置のスイッチ操作により加工を開始させる。
【0051】ステップ108: CNC装置が被加工生地レンズReについての生地切れ
チェックを行う。即ち、公知の測定手段により被加工生
地レンズReのフレーム形状に沿ってコバ厚を測定する
際、測定子が生地レンズReの外周縁より外れて、測定
データに特定値以上の変化を生じた場合に生地切れが生
じるとする。
【0052】そして、生地切れが生じないときは、ステ
ップ109へ進む。一方、生地切れが生じるときは、許
容できる範囲で入力処方値を打ち直すか、被加工生地レ
ンズReをより大径のものに取り替えるようにしなけれ
ばならない。このため、CNC装置による自動的な処理
は中止されるのであり、前者の場合は先のステップ10
5に戻り、また後者の場合は先のステップ103に戻
る。
【0053】ステップ109: 図示しない公知のレンズ測定装置(例えば特開平9−1
17849号等)によりレンズ回転軸8a、8bに把持
された被加工生地レンズReを測定する。具体的には次
のように行う。図11は被加工生地レンズReの測定状
態を示し、Aは正面視説明図で、Bは側面視説明図であ
る。この図に示すように、眼鏡フレーム形状データ(θ
、ρ1 、h0 ′)( =1、2、3、・・
・・・、n)に基づいて、被加工生地レンズReの光学
中心線S2回りの動径角θ1 及び動径長ρ1 によ
り特定される各測定点(ヤゲン頂部位置)P
1、2、3、・・・・・、n)についての、被加工生地
レンズReの光学中心線S2と直交した任意の測定基準
面SK1から被加工生地レンズRe前面RS1上の測定
点までの距離h1 と、コバ厚w とを測定し、これ
らデータを加工前眼鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ
、h1 、w )( =1、2、3、・・・・
・、n)としてCNC装置のメモリに記憶させる。
【0054】ステップ110: ここでは、次に移行すべきステップを特定する。この
際、先のステップ104に於いてマニュアル加工モード
を選択した後、フレーム倣いを選択したときは図4に示
すモード1へ移行し、レンズ倣いを選択したときは図5
に示すモード2へ移行し、カーブ指定を選択したときは
図6に示すモード3へ移行する。一方、オート加工モー
ドを選択したときは図7に示すモード4へ移行する。以
下、各モード毎に説明する。
【0055】a)モード1へ移行した場合(図4参照) ステップ111: 加工前眼鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ1 、h1
、w )( =1、2、3、・・・・・、n)の
コバ厚w のうち最大コバ厚w を選出し、図11B
に示すように、この最大コバ厚w に対応したヤゲン
の位置の設置値(Y1:Y2)を特定する。この設定位
置(Y1:Y2)は最大コバ厚w に関連して、予め
複数種類のものが定められているので、この中から選択
する。上記設定値「Y1:Y2」は各測定点P での
コバ厚w 上の厚み方向に於けるヤゲン頂部の位置
を、被加工生地レンズReの前面RS1からの距離YK
1と、その後面RS2からの距離YK2との比で表示し
たものであり、具体的には例えば「3:7」のように表
示される
【0056】ステップ112: 先のステップ111で特定されたヤゲン位置の設定値
(Y1:Y2)を使用して、各測定点P についてコ
バ厚w 上に於ける被加工生地レンズReの前面RS
1から仮のヤゲンの予定位置までの具体的な距離YK1
を次式から算出する。 YK1 =w ×(Y1/(Y1+Y2)) ( =1、2、3、・・・・・、n)
【0057】そして、この距離YK1 と、加工前眼
鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ1 、h1 、w
)( =1、2、3、・・・・・、n)のh1
から、各測定点P について基準面SK1から仮のヤ
ゲンの位置までの距離YK3を次式から算出する。 YK3 =YK1 +h1 =1、2、3、・・・・・、n) この算出データを、仮のヤゲン位置データ(θ1
ρ1 、YK3 )( =1、2、3、・・・・
・、n)として記憶する。
【0058】ステップ113:図12 はヤゲンの最終的な位置を確定するための説明図
である。この図に示すように、ここでは眼鏡フレーム形
状データ(θ1 、ρ1 、h0 ′)( =1、
2、3、・・・・・、n)の距離h0 ′の基準面S
K0と距離YK3 の基準面SK1との差値Dを(一
定値)とし、(YK3 +D)とh0′との差値D
を各測定点について算出し、これらの差値Dの平
均値Dmを算出する。この平均値Dmは全ての差値D
を加算してnで除したもの(単純平均)とするか、或
いはこれをさらに眼鏡フレーム形状データ(θ1
ρ1 、h0 ′)( =1、2、3、・・・・
・、n)等に基づいて適宜に補正したもの等となす。
【0059】そして、各測定点P について、基準面
SK1からヤゲンの位置までの距離YK4 を次式で
算出する。 YK4 =YK3 −Dm ( =1、2、3、・・・・・、n) この算出データを眼鏡フレーム形状データ(θ1
ρ1 、h0 ′)( =1、2、3、・・・・
・、n)と関連させたもの、即ち(θ1 、ρ1
YK4 )( =1、2、3、・・・・・、n)を、
最終的なヤゲン位置データとする。このヤゲン位置デー
タは、眼鏡レンズフレームRfr1のヤゲン溝mに合致
したものであって仮のヤゲン位置データ(θ1 、ρ
、YK3 )( =1、2、3、・・・・・、
n)に出来るだけ近似させたものとなる。
【0060】ステップ114: 最終的なヤゲン位置データ(θ1 、ρ1 、YK4
)( =1、2、3、・・・・・、n)の距離YK
が、加工前眼鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ1
、h1 、w )( =1、2、3、・・・・
・、n)の距離h1 及びコバ厚w 等から自動的に
定められる許容範囲内にあるか否かを判別する。それが
許容範囲内にあるときはステップ115に進み、許容範
囲内にないときは先のステップ104に戻る。
【0061】ステップ115: ここでは眼鏡レンズフレームRfr1のヤゲン溝(最深
部)mに倣うものとなるフレーム倣い球面(先のステッ
プ101で求められている)K1に基づいて、この球面
K1上の眼鏡レンズ周縁(測定点P の軌跡形状)の
各測定点P に対応した点でその球面K1に接する動
径方向の接線の角度を算出する。具体的には、図10に
示すXYZ座標上で各測定点P に対応する球面K1
上の点でこの球面K1と接する動径方向の接線S3を特
定し、この接線S3と、動径方向で光学中心線S2に直
交する直線S4との交差角Q を算出する。この算出
データをヤゲン位置データ(θ1 、ρ1 、YK4
)( =1、2、3、・・・・・、n)と関連させ
たもの、即ち(θ1 、ρ1 、YK4 、Q
=1、2、3、・・・・・、n)を最終的な加工
データとし、メモリに記憶する。
【0062】ステップ116: 最終的な加工データ(θ1 、ρ1 、YK4
)( =1、2、3、・・・・・、n)が記憶さ
れると、レンズ径送り軸32の作動によりスイング台4
が降下し砥石40の粗加工部b1上に移動する。そして
最終的な加工データに基づいてレンズ回転軸8a、8
b、レンズ径送り軸32を作動させ、被加工生地レンズ
Reの粗加工を行う。この粗加工中には砥石回転軸41
はレンズ回転軸8a、8bと同じ向きに保持されるので
あり、また被加工生地レンズReはヤゲンが未加工の形
状である眼鏡レンズフレームRfr1形状に加工され
る。従って、粗加工後の未仕上げ眼鏡レンズReの周縁
は光学中心線S2に沿ったものとなる。
【0063】ステップ117: 粗加工の終了後、スイング台4が上昇する。次に横スラ
イド軸20の作動によりスイング台4が横スライドして
砥石40の仕上げ加工部b2上に移動し、再度下降す
る。そして最終的な加工データに基づいてレンズ回転軸
8a、8b、横スライド軸20、レンズ径送り軸32及
び砥石揺動送り軸55が作動し、この作動により種々の
向きに傾斜したヤゲンnを連続的に加工する。このとき
の加工の様子は図13に示す通りであり、図14Bはこ
うして加工された眼鏡レンズを示している。この際、粗
加工眼鏡レンズReは、図10に示す各測定点P
最初の動径角θ11=1 (ゼロ)及び動径長ρ1
1=1 の位置から加工を開始され、各測定点P では
横スライド軸20が最終的な加工データの距離YK4
によりその位置を制御され、またレンズ回転軸8a、
8bに対する砥石揺動送り軸55の角度が交差角Q
となるように制御される。
【0064】従って、仕上げ加工された眼鏡レンズは、
全周囲のヤゲンn頂部がこれの嵌合される眼鏡レンズフ
レームRfr1のヤゲン溝mに倣うように、しかも眼鏡
レンズ周縁のコバ厚w に適合するように位置された
ものとなされており、また周縁任意位置のヤゲンnの向
き、即ち周方向任意位置とレンズ光学中心線とを含む面
上でのレンズ径方向外側へ向かう突出方向であって、レ
ンズ光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向f1
が、眼鏡レンズフレームRfr1のヤゲン溝mに倣うよ
うにされたフレーム倣い球面K1上の前記任意位置に
て、この任意位置に対応したレンズ光学中心点C1回り
の径方向で接するものとなる接線S3の向きに合致され
たものとなる。またヤゲンnの底面ns(図14B
照)は砥石40の仕上げ加工部b2の形状との関係から
ヤゲンnのレンズ光学中心線と直交した方向に対する傾
斜方向f1と直交するものとなる。
【0065】ステップ118: 仕上げ加工が終了した後、スイング台4は横スライドさ
れて面取り加工位置に移動すると共に、面取り砥石装置
59がステップモータ69の作動により奥側へ移動す
る。次に図15に示すように、加工前レンズ測定データ
(θ1 、ρ1 、h1 、w )( =1、
2、3、・・・・・、n)に基づいてレンズ回転軸8
a、8b、横スライド軸20、レンズ径送り軸32が制
御され、面取り砥石63は眼鏡レンズの前面RS1周縁
と後面RS2周縁とを別々に面取りするものとなる。こ
こに、図15は面取り砥石装置59及び仕上げ加工生地
レンズReとの関係を示す側面図である。
【0066】ステップ119: 面取りが終了した後、スイング台4は上昇し、装置は初
期状態に復帰し、次の加工に備えて待機する。
【0067】b)モード2へ移行した場合(図5参照) ステップ211: モード1のステップ111及びステップ112と同様
に、加工前眼鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ1
h1 、w )( =1、2、3、・・・・・、
n)に基づいてやげん位置の設置値(Y1:Y2)を特
定し、次に図12に示すように、このヤゲン位置の設定
値(Y1:Y2)を使用して、各測定点Pについてコ
バ厚w 上に於ける被加工生地レンズReの前面RS
1からヤゲンの位置までの具体的な距離YK1 を算
出し、この距離YK1 と、加工前眼鏡レンズ測定デ
ータ(θ1 、ρ1 、h1 、w )(
1、2、3、・・・・・、n)のh1 から、各測定
点P について測定基準面SK1からヤゲンの位置ま
での距離YK3 を算出し、この算出値をヤゲン位置
データ(θ1 、ρ1 、YK3 )( =1、
2、3、・・・・・、n)として記憶する。
【0068】ステップ212: ヤゲン位置データ(θ1 、ρ1 、YK3 )(
=1、2、3、・・・・・、n)の距離YK3
が、眼鏡フレーム形状データ(θ1 、ρ1、h0
′)( =1、2、3、・・・・・、n)の距離h
′等に関連して自動的に特定される許容範囲内に
あるか否かを判別する。それが許容範囲内にあるときは
ステップ213に進み、許容範囲内にないときはステッ
プ104に戻る。
【0069】ステップ213: 上記ヤゲン位置データ(θ1 、ρ1 、YK3
)( =1、2、3、・・・・・、n)から、先の
ステップ101に準じて、ヤゲンに倣うものとなるレン
ズ倣い球面を特定する。具体的には、先のステップ10
1に準じて、このデータの各ヤゲン位置をXYZ座標に
変換し、この変換データの任意な4つのヤゲン位置点
(これらの点は成る可く互いに離れたものを選択するの
がよい)を通る球面、即ちレンズ倣い球面を算出する。
【0070】ステップ214: 上記ステップ213のレンズ倣い球面に基づいて、この
球面上の各ヤゲン位置点に対応した点でその球面に接す
るものとなる動径方向の接線の角度Q1 を算出す
る。具体的には、先のステップ115に準じて、XYZ
座標上で各ヤゲン位置点に対応するレンズ倣い球面上の
点でこの球面と接するものとなるこの点に対応した特定
の動径方向の接線を特定し、この接線と、前記特定の動
径方向で光学中心線に直交する直線との交差角Q1
を算出する。この算出データをヤゲン位置データ(θ1
、ρ1 、YK3 )( =1、2、3、・・・
・・、n)に関連させたもの、即ち(θ1 、ρ1
、YK3 、Q1 )( =1、2、3、・・・
・・、n)を最終的な加工データとし、メモリに記憶す
る。
【0071】ステップ215: 上記最終的な加工データが得られた後、モード1のステ
ップ116〜ステップ119までの作動及び処理が行わ
れる。このさい、各部は最終的な加工データに基づいて
作動されるのであり、従って各ヤゲン位置では横スライ
ド軸20が最終的な加工データの距離YK3 に基づ
いてその位置を制御され、またレンズ回転軸8a、8b
に対する砥石揺動送り軸55の角度が交差角Q1
なるように制御される。
【0072】このモード2により仕上げ加工された眼鏡
レンズは、全周囲のヤゲンn頂部がその位置する個所の
コバ厚w の一定割合位置に合致されており、また周
縁任意位置のヤゲンnの向き、即ち周方向任意位置とレ
ンズ光学中心線上とを含む面上でのレンズ径方向外側へ
向かう突出方向であって、レンズ光学中心線と直交した
方向にする傾斜方向f1が、ヤゲンn頂部に倣うように
されたレンズ倣い球面上の前記任意位置に、この任意位
置に対応したレンズ光学中心線S2回りの径方向で接す
るものとなる接線の向きに合致されたものとなる。
【0073】c)モード3へ移行した場合(図6参照) ステップ311: モード1のステップ111及びステップ112と同様
に、加工前眼鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ1
h1 、w )( =1、2、3、・・・・・、
n)に基づいてヤゲン位置の設置値(Y1:Y2)を特
定し、次にこのヤゲン位置の設定値(Y1:Y2)を使
用して、各測定点P についてコバ厚w上に於ける
被加工生地レンズReの前面RS1から仮のヤゲンの位
置までの具体的な距離YK1 を算出し、この距離Y
K1 と、加工前眼鏡レンズ測定データ(θ1 、ρ
、h1 、w )( =1、2、3、・・・・
・、n)のh1 から、各測定点P について測定基
準面SK1から仮のヤゲンの位置までの距離YK3
を算出し、この算出値を仮のヤゲン位置データ(θ
、ρ1 、YK3 )( =1、2、3、・・
・・・、n)として記憶する。
【0074】ステップ312:図16 はモード3を説明するための図であり、この図に
示すように、先のステップ104で特定されたカーブ値
により定まる指定カーブ球面K2をXYZ座標上で特定
する。この際、Z軸上に指定カーブ球面K2の中心を位
置させる。一方では、ステップ106で得られた眼鏡フ
レーム形状データ(θ1 、ρ1 、h0 ′)(
=1、2、3、・・・・・、n)に基づいて、指定
カーブ球面K2上に於ける各測定点P に対応する
点、即ちヤゲン位置点を特定する。この際、ヤゲン位置
点に関連した光学中心線S2はZ軸に一致させる。この
光学中心線S2と直交した任意な基準平面SK2を特定
する。ここでは基準平面SK2を例えばXY面とする。
この基準平面SK2から各ヤゲン位置点までの距離YK
を各測定点P について算出し、この算出データ
を基準平面対応のヤゲン位置データ(θ1 、ρ1
、YK5 )( =1、2、3、・・・・・、
n)として記憶する。
【0075】ステップ313:図17 はヤゲン位置を説明するための図であり、この図
に示すように、基準平面対応のヤゲン位置データ(θ1
、ρ1 、YK5 )( =1、2、3、・・・
・・、n)の距離YK5 の基準面SK2と、ステッ
プ311の距離YK3 の基準面SK1との差値D1
(一定値)とし、(YK3 +D1)とYK5
との差値D1 を各測定点P について算出し、これ
らの差値D1 の平均値D1mを算出する。この平均
値D1mは全ての差値D を加算してnで除したもの
(単純平均)とするか、或いはこれをさらに眼鏡フレー
ム形状データ等に基づいて適宜に補正したもの等とな
す。
【0076】そして、各ヤゲン位置点について、基準面
SK1からの距離YK6 を次式で算出する。 YK6 =YK3 −D1m ( =1、2、3、・・・・・、n) この算出データを眼鏡フレーム形状データ(θ1
ρ1 、h0 ′)( =1、2、3、・・・・
・、n)と関連させ、これを最終的なヤゲン位置データ
(θ1 、ρ1 、YK6 )( =1、2、3、
・・・・・、n)として記憶する。この最終的なヤゲン
位置データは、指定カーブ球面K2に合致したものであ
って仮のヤゲン位置データ(θ1 、ρ1 、YK3
)( =1、2、3、・・・・・、n)に出来るだ
け近似させたものとなる。
【0077】ステップ314: ヤゲン位置データ(θ1 、ρ1 、YK6 )(
=1、2、3、・・・・・、n)の距離YK6
が、眼鏡フレーム形状データ(θ1 、ρ1、h0
′)( =1、2、3、・・・・・、n)の距離h
等に基づいて自動的に特定される許容範囲内にあ
るか否かを判別する。それが許容範囲内にあるときはス
テップ315に進み、許容範囲内にないときはステップ
104に戻る。
【0078】ステップ315: 上記指定カーブ球面K2に基づいて、各ヤゲン位置点に
対応したこの球面K2上の点でこの球面K2に接するも
のとなる接線の角度を算出する。図16に示すように、
XYZ座標上で各ヤゲン位置点(即ち、測定点P
に対応する球面K2上の点でこの球面K2と接するもの
となるこの点に対応した特定の動径方向の接線S3を特
定し、この接線S3と、レンズ光学中心線S2と直交し
前記特定の動径方向へ向かう直線S4との交差角Q2
を算出する。この算出データを最終的なヤゲン位置デ
ータ(θ1 、ρ1 、YK6)( =1、2、
3、・・・・・、n)に関連させ、これを最終的な加工
データ(θ1 、ρ1 、YK6 、Q2 )(
=1、2、3、・・・・・、n)としてメモリに記憶
する。
【0079】ステップ316: 上記最終的な加工データが得られた後、モード1のステ
ップ116〜ステップ119までの作動及び処理が行わ
れる。このさい、各部は最終的な加工データに基づいて
作動されるのであり、従って各ヤゲン位置では横スライ
ド軸20が最終的な加工データの距離YK6 に基づ
いてその位置を制御され、またレンズ回転軸8a、8b
に対する砥石揺動送り軸55の角度が交差角Q2
なるように制御される。
【0080】このモード3により仕上げ加工された眼鏡
レンズは、全周囲のヤゲンn頂部が指定されたカーブ値
の球面K2に合致し且つ各ヤゲンn頂部に対応したコバ
厚w の一定割合位置に合致されたものとなり、また
周縁任意位置のヤゲンnの向き、即ち周方向任意位置と
レンズ光学中心線上とを含む面上でのレンズ径方向外側
へ向かう突出方向であって、レンズ光学中心線と直交し
た方向に対する傾斜方向f1が、指定されたカーブ値に
合致した球面K2上の前記任意位置点にて、レンズ光学
中心C1回りの前記任意位置点と対応した動径方向で接
するものとなる接線S3の向きに合致したものとなる。
【0081】d)モード4へ移行した場合 ステップ411: ステップ104で第一〜第三までの加工モードの優先順
位が指定されているか否か判別する。指定されていると
きは次のステップに進み、指定されてないときはステッ
プ104に戻る。
【0082】ステップ412: 第一順位の加工モードの処理が行われる。この際、第一
順位の加工モードがフレーム倣いであるときはステップ
111からステップ113まで、またそれがレンズ倣い
であるときはステップ211のみの、またそれがカーブ
指定であるときはステップ311からステップ313ま
での処理が行われる。
【0083】ステップ413: 第一順位の加工モードに於けるヤゲンの位置が許容範囲
にあるか否か判別する。許容範囲にあるときは次のステ
ップ414に進み、許容範囲にないときはステップ41
5に進む。
【0084】ステップ414: 第一順位の加工モードの処理を続行して行う。この際、
第一順位の加工モードがフレーム倣いであるときはステ
ップ115からステップ119まで、またそれがレンズ
倣いであるときはステップ213からステップ215ま
で、またそれがカーブ指定であるときはステップ315
からステップ316までの処理が行われる。
【0085】ステップ415: 第一順位の加工モードによる処理は中止され、第二順位
の加工モードの処理が行われる。この際、第二順位の加
工モードがフレーム倣いであるときはステップ111か
らステップ113まで、またそれがレンズ倣いであると
きはステップ211のみの、またそれがカーブ指定であ
るときはステップ311からステップ313までの処理
が行われる。
【0086】ステップ416: 第二順位の加工モードに於けるヤゲンの位置が許容範囲
にあるか否か判別する。許容範囲にあるときは次のステ
ップ417に進み、許容範囲にないときはステップ41
8に進む。
【0087】ステップ417: 第二順位の加工モードの処理を続行して行う。この際、
第二順位の加工モードがフレーム倣いであるときはステ
ップ115からステップ119まで、またそれがレンズ
倣いであるときはステップ213からステップ215ま
で、またそれがカーブ指定であるときはステップ315
からステップ316までの処理が行われる。
【0088】ステップ418: 第二順位の加工モードによる処理は中止され、第三順位
の加工モードの処理が行われる。この際、第三順位の加
工モードがフレーム倣いであるときはステップ111か
らステップ113まで、またそれがレンズ倣いであると
きはステップ211のみの、またそれがカーブ指定であ
るときはステップ311からステップ313までの処理
が行われる。
【0089】以上で右側の眼鏡レンズフレームRfr1
の眼鏡レンズの加工が終了するのであり、この後、再び
同様にして、左側の眼鏡レンズフレームRfr2の眼鏡
レンズの加工を行うようにする。本発明装置は例えば以
上のように使用され作動するものであるが、その細部は
任意に変更し得るものであり、そのような変形態様は全
て本発明思想に包含されるものである。
【0090】
【発明の効果】上記した本発明によれば、次のような効
果が得られるのである。即ち、請求項1に記載の眼鏡レ
ンズによれば、全周囲のヤゲン頂部がその位置する個所
のコバ厚の一定割合位置に合致されており、また周縁任
意位置のヤゲンの向き、即ち周方向任意位置とレンズ光
学中心線上とを含む面上でのレンズ径方向外側へ向かう
突出方向であって、レンズ光学中心線と直交した方向に
対する傾斜方向が、ヤゲン頂部に倣うようにされたレン
ズ倣い球面上の前記任意位置に、この任意位置に対応し
た眼鏡レンズ光学中心回りの径方向で接するものとなる
接線の向きに合致されていることから、ヤゲンが眼鏡レ
ンズフレームのヤゲン溝の向きに合致するものとなり眼
鏡レンズフレームに無理なく嵌合させることができるも
のであり、また特にヤゲンの位置が眼鏡レンズの周縁の
曲がりに正確に符合したものとなり、これにより眼鏡レ
ンズフレームに嵌着された状態の眼鏡のコバ厚部分が眼
鏡レンズフレームに対し一様な突出状態となり、眼鏡の
外観を優れたものとなすのであり、曲率の小さい通常の
一般的な眼鏡フレームに適するものである。また周方向
任意位置のヤゲンの底面がヤゲンの前記レンズ光学中心
線と直交した方向に対する傾斜方向と直交しているた
め、この底面が眼鏡フレーム枠に干渉し難くなり、枠入
れを容易に行うことができるようになる。
【0091】請求項2に記載の眼鏡レンズによれば、全
周囲のヤゲン頂部がこれの嵌合される眼鏡フレーム枠の
ヤゲン溝に倣うように、しかも眼鏡レンズ周縁のコバ厚
に適合するように位置されたものとなされており、また
周縁任意位置のヤゲンの向き、即ち周方向任意位置とレ
ンズ光学中心線上とを含む面上でのレンズ径方向外側へ
向かう突出方向であって、レンズ光学中心線と直交した
方向に対する傾斜方向が、眼鏡フレーム枠のヤゲン溝に
倣うようにされたフレーム倣い球面上の前記任意位置
に、この任意位置に対応した眼鏡レンズ光学中心回りの
径方向で接するものとなる接線の向きに合致されること
から、ヤゲンが眼鏡レンズフレームのヤゲン溝に特に正
確に符合したものとなり、眼鏡レンズフレームに一層的
確に嵌合させることができ、またヤゲンの向きがたとえ
大型の眼鏡レンズフレームとかカーブのきつい眼鏡レン
ズフレームであってもそのヤゲン溝の深さ方向に正確に
合致するものとなる。また周方向任意位置のヤゲンの底
面がヤゲンの前記レンズ光学中心線と直交した方向に対
する傾斜方向と直交しているため、この底面が眼鏡フレ
ーム枠に干渉し難くなり、枠入れを容易に行うことがで
きるようになる。
【0092】請求項3に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、眼鏡レンズ周縁形状に依存したヤゲンに倣う
ようにさせたレンズ倣い球面を特定し、この球面上にレ
ンズ光学中心線に対応した仮想光学中心線を特定すると
共に、前記球面上でヤゲンに対応した仮想ヤゲンを特定
し、この仮想ヤゲンの任意点に対応した仮想光学中心線
回りの特定径方向で、前記任意点でその球面と接するも
のとなる接線を特定し、前記任意点に対応するヤゲンの
前記レンズ光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向
を前記接線の向きと合致させるように加工することか
ら、請求項1記載の眼鏡レンズをCNC装置を使用する
ことにより簡易且つ迅速に製造することが可能となる。
【0093】請求項4に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、眼鏡レンズフレームのヤゲン溝に倣うように
させたフレーム倣い球面を特定し、この球面上にレンズ
光学中心線に対応した仮想光学中心線を特定すると共
に、前記球面上でヤゲン溝に対応した仮想ヤゲン溝の位
置を特定し、この仮想ヤゲン溝の任意点に対応した仮想
光学中心線回りの特定径方向で、前記任意点でその球面
と接するものとなる接線を特定し、前記任意点に対応す
るヤゲンの前記レンズ光学中心線と直交した方向に対す
る傾斜方向を前記接線の向きと合致させるように加工す
ることから、請求項2記載の眼鏡レンズをCNC装置を
使用することにより簡易且つ迅速に製造することが可能
となる。
【0094】請求項5に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、眼鏡レンズ周縁のコバ厚に関連してコバ厚方
向のヤゲン頂部位置を特定することから、眼鏡レンズの
周縁のコバ厚方向の最適位置にヤゲン頂部を位置させる
ことができ、眼鏡レンズフレームに枠入れされた後の眼
鏡レンズの外観を優れたものとなす。
【0095】請求項6に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、生地レンズを把持させるレンズ回転軸と、レ
ンズ回転軸をレンズ回転軸方向へ相対スライドさせるた
めの横スライド軸と、前記レンズ回転軸をレンズ回転軸
と交差する特定方向へ変位させるためのレンズ径送り軸
と、レンズ回転軸に関連した方向となされた砥石回転軸
の回りに回転駆動される砥石をレンズ回転軸に対しこの
レンズ回転軸と交差する支点軸の回りへ揺動させるため
の砥石揺動送り軸とからなる4軸を用意し、これら4軸
を制御することにより眼鏡レンズの周縁を加工すること
から、簡易な構造により確実且つ迅速に請求項1〜2に
記載した眼鏡レンズを加工することができる。
【0096】請求項7に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ測定
データとに基づいて、ヤゲン頂部の位置とヤゲンの前記
レンズ光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向とを
眼鏡レンズの全周縁について特定した加工データを作成
し、この加工データに基づいてヤゲンを加工するように
なすことから、コンピュータ制御装置による加工が可能
となり、また請求項1〜2の眼鏡レンズを公知の技術に
より簡易に得られるデータに基づいて自動的且つ連続的
に製造することが可能となる。
【0097】請求項8に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ測定
データとに基づいて、ヤゲン頂部の周方向微少間隔毎の
点についての位置を特定すると共に、加工前レンズ測定
データにより眼鏡レンズのヤゲン頂部に倣うようにさせ
たレンズ倣い球面により、前記周方向微少間隔毎の点に
対応したレンズ光学中心線回りの特定径と関連した方向
で且つ、前記球面上に於いて前記任意点に対応した特定
点で、この球面と接するものとなる接線の方向を特定し
たものとした加工データを作成し、この加工データに基
づいて、砥石回転軸を前記接線の方向と関連させて揺動
させつつヤゲンを加工することから、コンピュータ制御
装置により請求項3に記載した方法でヤゲンを自動的且
つ連続的に加工することができ、請求項1に記載した眼
鏡レンズのヤゲンが迅速且つ確実に得られる。
【0098】請求項9に記載した眼鏡レンズの加工方法
によれば、眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ測定
データとに基づいて、ヤゲン頂部の周方向微少間隔毎の
点についての位置を特定すると共に、眼鏡フレーム形状
データにより眼鏡レンズフレームのヤゲン溝に倣うよう
にさせたフレーム倣い球面により、ヤゲン溝の長手方向
の任意点に於けるレンズ光学中心線回りの特定径と関連
した方向で且つ、前記球面上の前記任意点に対応する特
定点で、この球面と接するものとなる接線の方向を特定
したものとした加工データを作成し、この加工データに
基づいて、砥石回転軸を前記接線の方向に関連させて揺
動させつつヤゲンを加工することから、コンピュータ制
御装置により請求項4に記載した方法でヤゲンを自動的
且つ連続的に加工することができ、請求項2に記載した
眼鏡レンズのヤゲンを迅速且つ確実に得られる。
【0099】請求項10に記載した眼鏡レンズの加工装
置によれば、生地レンズを把持させるためのレンズ回転
軸と、レンズ回転軸をレンズ回転軸方向へ相対スライド
させるための横スライド軸と、前記レンズ回転軸をレン
ズ回転軸と交差する方向へ相対変位させるためのレンズ
径送り軸と、レンズ回転軸方向の砥石回転軸回りに回転
駆動される砥石を加工データに基づいてレンズ回転軸と
交差する支点軸の回りへ相対揺動させるための砥石揺動
送り軸とを備えた構成としたことから、公知の加工装置
に砥石揺動送り軸を設けただけの簡易且つコンパクトな
構造により請求項1〜2記載の眼鏡レンズを加工し得る
ものとなる。
【0100】請求項11に記載した眼鏡レンズの加工装
置によれば、眼鏡レンズの周縁の面取りを行うための面
取り砥石を備え、この面取り砥石は粗加工部と仕上げ加
工部の二種類からなる構成としたことから、ヤゲン加工
に連続して眼鏡レンズの周縁の面取り加工を行え、作業
の迅速化や装置各部の共用化が図られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加工装置の一実施例を示す正面図
である。
【図2】前記加工装置の側面図である。
【図3】各加工モードに共通した処理流れ図である。
【図4】フレーム倣いによる加工モードの処理流れ図で
ある。
【図5】レンズ倣いによる加工モードの処理流れ図であ
る。
【図6】指定カーブによる加工モードの処理流れ図であ
る。
【図7】オート加工モードの処理流れ図である。
【図8】眼鏡フレームの正面図である。
【図9】眼鏡フレームの測定処理内容等を示し、Aは測
定状態の平面図、Bは測定状態の側面図である。
【図10】直交座標上でのデータ処理の説明図である。
【図11】被加工生地レンズの測定状態を示し、Aは正
面視説明図で、Bは側面視説明図である。
【図12】フレーム倣い加工に於いてヤゲンの位置を確
定するための説明図である。
【図13】本発明装置でヤゲンを加工している様子を示
す図である。
【図14】眼鏡レンズの側面視断面図を示し、Aは従来
例で、Bは本発明に係るものである。
【図15】面取り砥石装置及びヤゲン加工済みレンズと
の関係を示す側面図である。
【図16】直交座標上に指定カーブ球面を特定した状態
を示す図である。
【図17】カーブ指定加工に於いてヤゲンの位置を確定
するための説明図である。
【符号の説明】
8a 右側のレンズ回転軸 8b 左側のレンズ回転軸 41 砥石回転軸 40 砥石 20 横スライド軸 32 レンズ径送り軸 43 支点軸 55 砥石揺動送り軸 63 面取り砥石 b1 粗加工部 b2 仕上げ加工部 C0 フレーム測定中心線 C1 レンズ光学中心 f1 ヤゲンのレンズ光学中心線と直交した方向に対す
る傾斜方向 K1 フレーム倣い球面 m ヤゲン溝 n ヤゲン Re 生地レンズ Rfr1 右側の眼鏡レンズフレーム Rfr2 左側の眼鏡レンズフレーム S2 レンズ光学中心線 S3 接線 w コバ厚 θ1 、ρ1 、h0 ′ 眼鏡フレーム形状デー
タ θ1 、ρ1 、h1 、w 加工前眼鏡レンズ
測定データ θ1 、ρ1 、YK4 、Q フレーム倣いの
加工データ θ1 、ρ1 、YK3 、Q1 レンズ倣いの
加工データ θ1 、ρ1 、YK6 、Q2 指定カーブの
加工データ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−66296(JP,A) 実開 昭52−57652(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 7/02 B24B 9/14 G02C 13/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム周方向に沿ったヤゲン溝のフレ
    ーム周方向任意位置での溝深さ方向がヤゲン溝のフレー
    ム周方向位置の変化に伴って漸次に変化している眼鏡レ
    ンズフレームに枠入れされるものであって、前記ヤゲン
    溝のフレーム周方向全長範囲に渡って嵌合されるヤゲン
    を有し、且つ、光学中心線回りの任意な半径面上のヤゲ
    ンの突出方向が、当該任意な半径面上のヤゲンの嵌合さ
    れるフレーム周方向位置のヤゲン溝の溝深さ方向に倣う
    ように傾斜されており、この傾斜方向は、レンズ全周に
    渡るヤゲン頂部を連ねた形状に倣い且つレンズ光学中心
    線上に中心を有するものとしたレンズ倣い球面に、この
    球面上にあって当該傾斜方向に係るヤゲンの頂部に対応
    する点で接する直線のうち、前記任意な半径面に含まれ
    る直線の方向に合致されていることを特徴とする眼鏡レ
    ンズ
  2. 【請求項2】 フレーム周方向に沿ったヤゲン溝のフレ
    ーム周方向任意位置での溝深さ方向がヤゲン溝のフレー
    ム周方向位置の変化に伴って漸次に変化している眼鏡レ
    ンズフレームに枠入れされるものであって、前記ヤゲン
    溝のフレーム周方向全長範囲に渡って嵌合されるヤゲン
    を有し、且つ、光学中心線回りの任意な半径面上のヤゲ
    ンの突出方向は、当該任意な半径面上のヤゲンの嵌合さ
    れるフレーム周方向位置のヤゲン溝の溝深さ方向に倣う
    ように傾斜されており、この傾斜方向は、フレーム全周
    に渡る前記ヤゲン溝底部を連ねた形状に倣い且つレンズ
    光学中心線上に中心を有するものとしたフレーム倣い球
    面に、この球面上にあって当該突出方向に係るヤゲンの
    頂部に対応する点で接する直線のうち、前記任意な半径
    面に含まれる直線の方向に合致されていることを特徴と
    する眼鏡レンズ
  3. 【請求項3】 眼鏡レンズ周縁形状に依存した仮想上の
    ヤゲン頂部に倣うようにさせたレンズ倣い球面を特定
    し、この球面上にレンズ光学中心線に対応した仮想光学
    中心線を特定すると共に、前記球面上にヤゲン頂部に対
    応した仮想ヤゲンを特定し、この仮想ヤゲンの仮想光学
    中心線回りの任意点と前記仮想光学中心線とを含む面上
    において前記任意点でその球面と接するものとなる接線
    を特定し、前記任意点に対応する位置に存在する仮想ヤ
    ゲンの、前記任意点とレンズ光学中心線とを含む面上で
    のレンズ径外側へ向かう突出方向であってレンズ光学中
    心線と直交した方向に対する傾斜方向を、前記接線の向
    きと合致させるように加工することを特徴とする眼鏡レ
    ンズの加工方法。
  4. 【請求項4】 眼鏡レンズフレームのヤゲン溝に倣うよ
    うにさせたレンズフレーム倣い球面を特定し、この球面
    上にレンズ光学中心線に対応した仮想光学中心線を特定
    すると共に、前記球面上でヤゲン溝に対応した仮想ヤゲ
    ン溝の位置を特定し、この仮想ヤゲン溝の任意点と前記
    仮想光学中心線とを含む面上において前記任意点でその
    球面と接するものとなる接線を特定し、前記任意点に対
    応する位置に存在する仮想ヤゲンの、前記任意点とレン
    ズ光学中心線とを含む面上でのレンズ径外側へ向かう突
    出方向であってレンズ光学中心線と直交した方向に対す
    る傾斜方向を、この傾斜方向に対応した前記接線の向き
    と合致させるように加工することを特徴とする眼鏡レン
    ズの加工方法。
  5. 【請求項5】 ヤゲン頂部の嵌合される眼鏡レンズフレ
    ームの形状と、生地レンズの前面とで特定される生地レ
    ンズ前面上の眼鏡レンズフレーム形状に相当する位置上
    での、前記周方向任意位置に対応する点を通り且つ、光
    学中心線に平行となされた直線上での、生地レンズの厚
    さであるコバ厚に関連して、光学中心線方向のヤゲン頂
    部位置を特定することを特徴とする請求項3又は4記載
    の眼鏡レンズの加工方法。
  6. 【請求項6】 生地レンズを把持させるレンズ回転軸
    と、レンズ回転軸をレンズ回転軸方向へ相対スライドさ
    せるための横スライド軸と、前記レンズ回転軸をレンズ
    回転軸と直交する方向へ変位させるためのレンズ径送り
    軸と、レンズ回転軸と同じ方向となされた砥石回転軸の
    回りに回転駆動される砥石をレンズ回転軸に対しこのレ
    ンズ回転軸と直交する支点軸の回りへ揺動させるための
    砥石揺動軸とからなる4軸を用意し、これら4軸を制御
    することにより眼鏡レンズの周縁を加工することを特徴
    とする眼鏡レンズの加工方法。
  7. 【請求項7】 眼鏡レンズフレームのレンズ光学中心線
    位置回りのヤゲン溝形状を特定するものとした眼鏡フレ
    ーム形状データと、生地レンズのヤゲン溝形状に対応す
    る位置を測定して得られた加工前レンズ測定データとに
    基づいて、仮想上のヤゲン頂部の位置と、仮想上の眼鏡
    レンズ周縁の任意位置とレンズ光学中心線とを含む面上
    でのレンズ径方向外側へ向かう突出方向であってレンズ
    光学中心線と直交した方向に対する傾斜方向とを、眼鏡
    レンズの全周縁について特定したものとした加工データ
    を作成し、この加工データに基づいてヤゲンを加工する
    ことを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載した眼鏡
    レンズの加工方法。
  8. 【請求項8】 眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ
    測定データとに基づいて、ヤゲン頂部の周方向微少間隔
    毎の点についての位置を特定すると共に、加工前レンズ
    測定データにより眼鏡レンズのヤゲン頂部に倣うように
    させたレンズ倣い球面により、前記周方向微少間隔毎の
    点に対応したレンズ光学中心線回りの特定径と関連した
    方向で且つ、前記球面上に於いて前記任意点に対応した
    特定点で、この球面と接するものとなる接線の方向を特
    定したものとした加工データを作成し、この加工データ
    に基づいて、砥石回転軸を前記接線の方向と関連させて
    揺動させつつヤゲンを加工することを特徴とする請求項
    6に記載した眼鏡レンズの加工方法。
  9. 【請求項9】 眼鏡フレーム形状データと加工前レンズ
    測定データとに基づいて、ヤゲン頂部の周方向微少間隔
    毎の点についての位置を特定すると共に、眼鏡フレーム
    形状データにより眼鏡レンズフレームのヤゲン溝に倣う
    ように近似させたフレーム倣い球面により、ヤゲン溝の
    長手方向の任意点に於けるレンズ光学中心線回りの特定
    径と関連した方向で且つ、前記球面上の前記任意点に対
    応する特定点で、この球面と接するものとなる接線の方
    向を特定したものとした加工データを作成し、この加工
    データに基づいて、砥石回転軸を前記接線の方向に関連
    させて揺動させつつヤゲンを加工することを特徴とする
    請求項6に記載した眼鏡レンズの加工方法。
  10. 【請求項10】 生地レンズを把持させるためのレンズ
    回転軸と、レンズ回転軸をレンズ回転軸方向へ相対スラ
    イドさせるための横スライド軸と、前記レンズ回転軸を
    レンズ回転軸と直交する方向へ相対変位させるためのレ
    ンズ径送り軸と、レンズ回転軸方向の砥石回転軸回りに
    回転駆動される砥石を加工データに基づいてレンズ回転
    軸と直交する支点軸の回りへ相対揺動させるための砥石
    揺動送り軸とを備えたことを特徴とする眼鏡レンズの加
    工装置。
  11. 【請求項11】 眼鏡レンズの周縁の面取りを行うため
    の面取り砥石を備え、この面取り砥石は粗加工用と仕上
    げ加工用の二種類からなることを特徴とする請求項10
    記載の眼鏡レンズの加工装置。
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