JP3141060U - カップ＆ソーサ陳列台及び、引出し式陳列ラック - Google Patents

Abstract

【課題】既存の食器棚、陳列棚にカップとソーサを組みとした食器を陳列しようとする場合、食器の取出しや収納時の手振れ、棚の振動による食器の破損、カップとソーサー対の模様、色合い、ソーサの形状などの鑑賞性に難点があった。又、多量の食器を整然と陳列するため及び、より強度の振動による食器の破損を防止できなかった。これを解消するために既存の棚に設置できる陳列台、陳列ラックを提供する。
【解決手段】カップの転倒を防止したカップホルダー１、ソーサが縦置きにでき、転倒を防止したソーサホルダー２を固定した陳列台及び、カップホルダー１とソーサホルダー２の１セットを台座に固定したユニットをラックに引出し用レールを取付け、多段積も可能にし、より強度の振動にも対応できる引出し式の陳列ラックを作成して、既存の食器棚、陳列棚に設置する。
【選択図】図５

Description

本考案はカップとソーサを組とした食器を、既存の食器棚、陳列棚等に陳列するために用いるカップホルダーとソーサホルダーを台座に固定した陳列台に関するものである。

又、上記における食器の陳列を多段積出来る様１セット毎にカップホルダーとソーサホルダーを台座に固定したユニットが、引出しレールによって収納可能な陳列ラックに関するものである。

従来は既存の食器棚、陳列棚等にカップやソーサを陳列する場合、振動による食器の破損及び、カップ、ソーサを一対としての模様、色合い、形状等の鑑賞性を解消するための陳列台がなかった。

又、上記の他、多量の食器を陳列するための多段積みが可能で、カップとソーサが１セット毎に区画され、より強度の振動によって多量の食器の破損を防ぐことができ、食器の出し入れに便利よく、引出し式になっている陳列ラックがなかった。

既存の食器棚、陳列棚にカップとソーサを組みとした食器を陳列しようとする場合、カップをソーサの上に置くか、またはカップは個々に並べて置き、ソーサは重ねて収納されていた。そのため取り出し、収納時の手振れ、棚の振動による食器の破損、カップとソーサー対の模様、色合い、ソーサの形状などの鑑賞性に難点があった。又、上記を満たす多量の食器を整然と陳列するためのもの及び、より強度の振動のよる食器の破損を防止するものがなかった。本考案は、既存の棚に設置できる陳列台、陳列ラックを用いてこの課題を解決しようとするものである。

考案が解決するための手段

本考案は上記目的を達成するもので請求項１に記載したものは、カップが転倒できない様に作成したカップホルダー１を前面に、ソーサの模様や形状が鑑賞しやすい様に立掛けて設置でき、かつ、転倒しない様作成したソーサホルダー２後方に配したセットを単数又は、複数台座３に固定した陳列台を既存の棚に設置することにより課題が解決されるである。

請求項２に記載したものは、上記のカップホルダー１とソーサホルダー２を１セット毎にユニット台座６に固定したユニット５を基本としており、ラックの構成は横方向には１セット毎に区画板を、縦方向には１セット毎の下部にユニット台座６が収納できる様、引出し用レール８を設置したこのことによりユニット５の取出し、収納が引出し式により行える陳列ラックである。このラックを既存の食器棚、陳列棚に設置することにより課題が解決されるのである

要求項３に記載したものは、上記のユニット５およびラックの構造を用いて作成する新設の棚である。

考案の効果

既存の食器棚、陳列棚にカップとソーサを組とした食器を本考案の陳列台に設置した場合、カップは、カップホルダー１により転倒による破損は防げ、ソーサは、ソーサホルダー２により転倒が防げる。又、カップホルダー１とソーサホルダー２が台座３に固定されているためカップとソーサが振動により直接接触することがないので相互の破損が防止できる。又、ホルダーが前後一対に配置されており、ソーサが立掛けて設置できるためソーサの模様、色合い、形状がカップと一対に鑑賞でき鑑賞性が向上した。

既存の食器棚、陳列棚に本考案の陳列ラックを用いカップとソーサを陳列した場合、上記の効果の他、多量の食器が１セット毎に整然と区画収納できる。又、１セット毎に引出し方式になっておりユニット５によりカップとソーサが固定され、取出しや収納のときの手振れの振動による食器の破損が防げる。又、地震等によるより強度の振動における食器の破損は、１セット毎に区画されているため他の食器との接触がなく多量の連鎖破損が解消できる。

考案の実施するための最良の形態

図１のカップホルダー１は、カップが振動により転倒しない様にステンレス線（材質は問わない）２ｍｍを用い、高さ約５０ｍｍ、直径約８０ｍｍの円としてカップが回転しない様カップ取手の幅大約２０ｍｍを左右にはさみ３箇所を台座３に固定出きる構造とし又、ソーサホルダー２は、上記材料でソーサの鑑賞性を良くするため、立掛けて設置でき、ソーサが振動により転倒しない様に、背受け高さ約１６０ｍｍ、ソーサ下部受けの高さ４０ｍｍ、幅約８０ｍｍとし前面に転倒防止の支えを設け４箇所を台座３に固定できる様にする。このカップホルダー１を前面にソーサホルダー２を後方に配置したものを１セットとして単数又は、複数を台座３に固定したものが陳列台である。

図３の陳列ラックは上記カップホルダー１とソーサホルダー２を用い前面にカップホルダー１と後方にソーサホルダー２の１セットをユニット台座６（横、約１７０ｍｍ大、奥行約１９０ｍｍ）に固定したユニット５を基本とし、ラック本体の構成は横方向には１セット毎（約１７０ｍｍ大）の間隔に区画板（厚さ９ｍｍ、奥行約２００ｍｍ）を又、縦方向は、１セット毎に高さ約１７０ｍｍにラック内面と区画板、又は区画板と区画板に、引出し用レール８を取付け、ユニット５が収納出来る様にした。又、図４はユニットの収まりを示し、ユニット５が、振動により上ずって脱落することを防ぐことや、引入れ、引出しが安定する様にラック内面と区画板側面にタボ７を取り付けた。又、振動によりユニット５が前面に出でることや、浮き上がることを防ぐため、引出し用レール８にマグネット９を、ユニット台座６に鉄片１４を装着した。又、ユニット５を取外し、他の台に置く場合、ユニット台座６が安定して置けるように置き足１３を装着した。

本考案の陳列台の平面図である。 本考案の陳列台の立面図である。 本考案の陳列ラックの斜視図である。 陳列ラックのユニットの収まり部分の拡大斜視図である。 本考案の陳列台にカップとソーサを収納したときの姿図である。 本考案の陳列ラックの１セット分のユニットの平面図である。 本考案の陳列ラックの１セット分のユニットの立面図である。 本考案の陳列ラックの１セット分のユニットの左側側面図である。

符号の説明

１ カップホルダー
２ ソーサホルダー
３ 陳列台座
４ 収納ラック
５ ユニット
６ ユニット台座
７ タボ
８ 引出し用レール
９ マグネット
１０ 前面モール
１１ カップ
１２ ソーサ
１３ 置き足
１４ 鉄片

Claims (3)

1. カップとソーサを組みとした食器を対象とし、既存の食器棚、陳列棚の内部に陳列するために設置するもので、前面にカップホルダー、後方にソーサホルダーを配置したセットを単数又は、複数セットを台座に固定した陳列台。
2. 上記の食器を対象とし、既存の食器棚、陳列棚の内部に設置するラックで、１セット毎に前面にカップホルダー、後方にソーサホルダーを台座に固定したユニットが、ラックに取り付けた引出しレールにより１セット毎に引出し式として収納でき、セット毎に独立した区画を構成する構造とした陳列ラック。なお、収納セット数によるラックの制限はない。
3. 上記のユニットおよびラックの構造を用いた新設の陳列棚

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