JP3140823U - 記念品アルバム - Google Patents
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Abstract
【課題】 写真やコイン、切手等の記念品を一緒にまとめて携帯性、デザイン性および保存性の高い携帯用記念品収容ケースに収容し、さらに当該記念品等の情報ととも整理・保存することができる記念品アルバムを提供する。
【解決手段】 写真やコイン、切手等の記念品が収容された携帯用記念品収容ケース2と、この携帯用記念品収容ケース2を着脱可能に収容する収容凹部4が形成されているとともに前記記念品に関する情報を表示する情報表示部5が形成されたアルバム本体3とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 写真やコイン、切手等の記念品が収容された携帯用記念品収容ケース2と、この携帯用記念品収容ケース2を着脱可能に収容する収容凹部4が形成されているとともに前記記念品に関する情報を表示する情報表示部5が形成されたアルバム本体3とを有する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、写真やコイン、切手等の記念品が収容された携帯用記念品収容ケースを備えた記念品アルバムに関するものである。
従来、写真や切手、コイン等の記念品を収容して整理・保存しておくためのアルバムが種々提案されている。
例えば、登録実用新案第3002008号公報では、アルバム本体に収納袋を設けて、記念品の大切な品々の紛失を極力少なくするための記念品専用多目的アルバムが提案されている(特許文献1)。この特許文献1の記載によると、当該アルバムは写真を貼るとともに関連する記念品を収納袋に入れて写真と記念品とを一緒に整理・保存することができるとされている。
しかしながら、特許文献1に記載された考案に係るアルバムは、写真の収容ページと記念品の収容ページとが異なるため、両者を同時に見るにはその都度ページをめっくったり、写真または記念品を取り出さなくてはならず見づらいという問題がある。また、記念品の凹凸によって、アルバムを閉じたときに写真を傷めてしまうこともある。さらに、アルバムでは携帯するには大き過ぎてしまうし、仮に携帯したとしても記念品が収容袋からこぼれ落ちてしまう問題もある。
本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、写真やコイン、切手等の記念品を一緒にまとめて携帯性、デザイン性および保存性の高い携帯用記念品収容ケースに収容し、さらに当該記念品等の情報ととも整理・保存することができる記念品アルバムを提供することを目的としている。
本考案に係る記念品アルバムの特徴は、写真やコイン、切手等の記念品が収容された携帯用記念品収容ケースと、この携帯用記念品収容ケースを着脱可能に収容する収容凹部が形成されているとともに前記記念品に関する情報を表示する情報表示部が形成されたアルバム本体とを有する点にある。
また、本考案において、前記携帯用記念品収容ケースには、前記情報表示部に表示された情報を有する二次元バーコードが備えられていることが好ましい。
さらに、本考案において、前記携帯用記念品収容ケースには故人の肖像および六文銭や髪の毛等のその故人に纏わる品が収容されており、かつ、前記情報表示部には前記故人の俗名や行年などが記載される俗名欄、略歴や趣味・特技などが記載される経歴欄および各法要日が記載される法要日欄が設けられていることが好ましい。なお、収容される故人に纏わる品は、上記の他に故人の爪や歯、遺骨などでもよい。
本考案によれば、写真やコイン、切手等の記念品を一緒にまとめて収容して携帯性、デザイン性および保存性の高い携帯用記念品収容ケースを当該記念品の情報ととも整理・保存することができる。
以下、本考案に係る記念品アルバムの実施形態について図面を用いて説明する。図1は当該記念品アルバム1の斜視図である。なお、本実施形態は故人に纏わる品として故人の写真Pおよびその故人の六文銭Cを収容するためのものとして一例を挙げるが、記念品は切手やコイン他、携帯用記念品収容ケース2に収容できる物であれば種類を問わない。
本実施形態における記念品アルバム1は、写真やコイン、切手等の記念品を収容する携帯用記念品収容ケース2と、この携帯用記念品収容ケース2を収容可能なアルバム本体3から構成されている。以下、各構成について詳細に説明する。
携帯用記念品収容ケース2は、写真等の記念品を収容し携帯性や保存性を高めたものであり、ケース本体21およびこのケース本体21に記念品を密閉する蓋22によって構成されている。当該ケース本体21および当該蓋22は透明性を有しており、アクリル樹脂などによって形成されている。
ケース本体21は、図2に示すように、蓋22を嵌入させる蓋嵌入部23と、遺影などの写真Pを収容する写真収容部24と、六文銭Cなどの小物を収納する小物収容部25とを有している。
蓋嵌入部23は、前記蓋22を嵌入させる部分であって当該蓋22の形状に合わせて形成される。本実施形態においては、蓋22が矩形状に形成されているため、図3に示されるように平面視矩形の凹状に形成されている。蓋嵌入部23の高さは、蓋22の厚さに合わせて形成されており、前記蓋22が前記蓋嵌入部23に嵌め入れられることでほぼ密閉状態に嵌着固定される。
なお、蓋嵌入部23と蓋22との構成はこれに限定されるものではなく、蓋22に蓋嵌入部23の外形と略同一形状の凸状部を形成し、この凸状部を蓋嵌入部23に嵌入させてもよい。また、両者の固定は接着剤等による接着固定や溶着固定してもよく、完全に固定せずにドライバー等を差し込んで取り外すための凹溝などを設けて開閉を可能にしてもよい。
写真収容部24は、蓋嵌入部23の内側に凹状に形成されている。また、本実施形態における写真収容部24は、蓋嵌入部23よりもやや小さい外形寸法に形成され、かつ、写真Pが収容可能な程度の高さに形成されている。
小物収容部25は、コインや切手等の小物を収容する部分であり、写真収容部24の内側に凹状に形成されている。本実施形態における小物収容部25は、六文銭Cが収容できるように写真収容部24の短辺よりも小さい直径の円形に形成されている。また、小物収容部25の底面には、小さな蓋開け孔26を形成してもよい。この蓋開け孔26は直径2mm程度の孔でよく、蓋22を開ける際に例えば爪楊枝のような細い棒を差し入れて蓋22を押し開けることができるものである。
なお、本実施形態では、写真と小物との間に、小物を小物収容部25の底面側に押圧して保持するための略円盤状の緩衝材27が狭持されている。この緩衝材27は、ポリウレタン等を発泡成形してなるスポンジ等から構成されており、所定の弾力性を有している。なお、この緩衝材27の素材は前記発泡成型体に限られるものではなく、所定の弾力性を有するものであれば、ゴム等の天然樹脂や合成樹脂などを用いてもよい。
つぎにアルバム本体3について説明する。アルバム本体3は、図1および図4に示すように、携帯用記念品収容ケース2を着脱可能に収容し、かつ、当該記念品の情報とともに整理・保存するためのものであり、本実施形態においては二つ折りに形成され、おもて表紙31およびうら表紙32からなる。また、その見開き面33には携帯用記念品収容ケース2を収容する収容凹部4と、収容される記念品に関する情報を表示する情報表示部5とを有している。
なお、本実施形態におけるアルバム本体3は、紙34とポリウレタン等を発泡成形してなるスポンジ35を積層した合板36とこの合板36の表面に貼る木綿布や合成繊維布などからなる化粧カバー37とによって構成され、合板36はスポンジ35の両面に厚紙34を接着することにより形成されている。また、化粧カバー37は任意の色を選択でき、文字や模様を印刷することもできる。
収容凹部4は、前記アルバム本体3の見開き面33の右側に設けられ、携帯用記念品収容ケース2の外形と略同一形状を有した凹状に形成される。本実施形態における収容凹部4には、携帯用記念品収容ケース2を容易に取り出すために、当該収容凹部4の上縁に取り出し用リボン41が取り付けられて、下縁を越えるまで垂れ下がっている。携帯用記念品収容ケース2を収容凹部4から取り出す場合には、前記取り出し用リボン41を引っ張り上げれば、携帯用記念品収容ケース2の底面を持ち上げられる。
情報表示部5は、前記アルバム本体3の見開き面33の左側に設けられており、台紙支持体51と台紙52とからなる。
台紙支持体51は、台紙52を狭持して着脱可能に支持するためのものであり、おもて表紙31およびうら表紙32の見開き面33の四隅に設けられている。
台紙52は、携帯用記念品収容ケース2内の記念品に関する情報を記載するものであり、かつ、前記携帯用記念品収容ケース2が収容凹部4からこぼれ落ちないようにするためのものである。本実施形態における台紙52のうち、見開き左側の台紙52には、故人の俗名や行年などが記載される俗名欄53、当該故人の略歴や趣味・特技などが記載される経歴欄54および当該故人の各法要日が記載される法要日欄55が備えられている。また、見開き右側の台紙52には、透明性を有するフィルム56が設けられている。
なお、情報表示部5はこれに限定されるものではなく、アルバム本体3の表面に俗名欄53、経歴欄54および法要日欄55などを直接印刷してもよい。また、ディスプレイなどの映像表示部を設けて静止画や動画を表示してもよい。
なお、本実施形態において、前記携帯用記念品収容ケース2にはQRコード(登録商標)などの二次元バーコード6が備えられている。この二次元バーコード6は、携帯用記念品収容ケース2を携帯しているときに、前記情報表示部5の情報を外出先で見られるようにするためのものであり、前記情報表示部5の情報やその情報が記憶された情報端末にインターネットを介してアクセスするためのアドレスを有している。前記二次元バーコード6は、写真Pの裏面に表示させてもよいし、携帯用記念品収容ケース2自体に印字あるいはシールによって貼付してもよい。
つぎに、各構成の作用について説明する。
まず、携帯用記念品収容ケース2について説明する。図3に示すように、ケース本体21は、小物収容部25に六文銭Cを収納するとともに、写真収容部24に故人の写真Pを収容した後、蓋嵌入部23に蓋22を嵌入して固定する。これにより、六文銭Cおよび写真Pが略密閉状態となり、一体的に保存される。このとき六文銭Cと写真Pとの間に緩衝材27を挟むことにより、六文銭Cおよび写真Pが小物収容部25および写真収容部24の中で振動するのを抑え、六文銭Cなどの破損や振動による衝突音の発生を抑制する。そのため、写真Pおよび六文銭Cを傷つけることなく携帯することができる。
また、本実施形態において、写真収容部24に収容される写真Pなどは、その表面が蓋22側を向くように収容される。一方、小物収容部25に収容される六文銭Cは、表面または主要となる面が小物収容部25の底面側を向くように設けられる。これにより、透明性を有するケース本体21および蓋22が、収容された写真Pおよび六文銭Cを、表裏両面から良好に視認させるため、優れたデザイン性を有している。
さらに、携帯用記念品収容ケース2に付された二次元バーコード6はカメラ付き携帯や二次元バーコードリーダなどの読み取り端末で読み取り、文字情報や当該情報が記録されたインターネットワーク上のアドレスに変換することにより、アルバム本体3の情報表示5部に表示される情報を外出先などで手軽に得られる。そのため、携帯時にはアルバム本体3を一緒に持ち歩く必要がなく携帯性に優れている
このように、携帯用記念品収容ケース2は高い携帯性、デザイン性および保存性を備えている。
つぎにアルバム本体3の作用について説明する。まず、収容凹部4に前記携帯用記念品収容ケース2を収容する。このとき、収容凹部4の上縁に取り付けられた取り出し用リボン41を収容凹部4と携帯用記念品収容ケース2との間に挟み込むようにする。収容凹部4から携帯用記念品収容ケース2を取り出す場合は、取り出し用リボン41を引っ張ることによって取り出し、携帯用記念品収容ケース2をアルバム本体3から容易に持ち出すことができる。
情報表示部5における台紙支持体51は、アルバム本体3の見開き面33の左右において台紙52を着脱自由に支持している。そのため、情報表示部5としての台紙52の交換や変更をを容易に行うことができる。また、台紙52は携帯用記念品収容ケース2が収容凹部4からこぼれ落ちないように抑える役割を果たしている。さらに、台紙52に設けられた透明性を有するフィルム56により携帯用記念品収容ケース2内の記念品を見る妨げにはならない。
また、当該台紙52には記念品に関する情報、本実施形態においては俗名欄53、経歴欄54および法要日欄55が記載されており、記念品の詳しい情報を掲載することができる。そのため、本実施形態においては、故人との生前の思い出や法要日をいつでもすぐに確認できる。
したがって、アルバム本体3に携帯用記念品収容ケース2を収容している場合には、記念品とともに、その記念品の詳しい情報を一緒に見ることができるため便利であり、各々が散在することがない。また、高いデザイン性を有しており、記念品を贈る際の包装としても適している。
以上のような本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
1.六文銭や写真等の記念品を一緒にまとめて収納することができる。
2.記念品を振動や衝撃から守って安全に携帯することができる。
3.記念品とともにその記念品に関する詳しい情報を一緒に観賞することができるし、持ち出しても外出先において同様な情報を得ることができる。
4.アルバム本体3に収容された状態でも記念品を観賞することができ、高いデザイン性によって需要者の購買意欲を喚起することができる。
5.故人の遺影写真と火葬した六文銭とを合わせて収納すれば、当該故人を偲ぶお守りとして肌身離さず携帯することができる。
1.六文銭や写真等の記念品を一緒にまとめて収納することができる。
2.記念品を振動や衝撃から守って安全に携帯することができる。
3.記念品とともにその記念品に関する詳しい情報を一緒に観賞することができるし、持ち出しても外出先において同様な情報を得ることができる。
4.アルバム本体3に収容された状態でも記念品を観賞することができ、高いデザイン性によって需要者の購買意欲を喚起することができる。
5.故人の遺影写真と火葬した六文銭とを合わせて収納すれば、当該故人を偲ぶお守りとして肌身離さず携帯することができる。
なお、本考案に係る記念品アルバム1は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、ケース本体21および蓋22の一部もしくは全部に紫外線防止加工を施して、紫外線による記念品の色あせなどの劣化を防止してもよい。
また、写真収容部24や小物収容部25の内部を真空にしたり、酸化防止剤を備えたりすることにより、収容される記念品の酸化を防止してもよい。
なお、本考案において、携帯用記念品収容ケース2に収容されるものは、故人の写真や六文銭に限られるわけではなく。たとえば、写真の代わりに肖像画やには、写真やトレーディングカード等のようにカード状のものの他、写真収容部24に収容しうる全てのものを含むものとする。また、小物には、六文銭やメダル等のようにコイン状のものの他、小物収容部25に収容しうる全てのものを含むものとする。また、本実施形態のアルバム本体3は、見開きの二つ折りに形成されているが、収容凹部4と情報表示部5を一枚の中に構成してもよい。
1 記念品アルバム
2 携帯用記念品収容ケース
21 ケース本体
22 蓋
23 蓋嵌入部
24 写真収容部
25 小物収容部
26 蓋開け孔
27 緩衝材
3 アルバム本体
31 おもて表紙
32 うら表紙
33 見開き面
34 紙
35 スポンジ
36 合板
37 化粧カバー
4 収容凹部
41 取り出し用リボン
5 情報表示部
51 台紙支持部
52 台紙
53 俗名欄
54 経歴欄
55 法要日欄
56 フィルム
6 二次元バーコード
P 写真
C 六文銭
2 携帯用記念品収容ケース
21 ケース本体
22 蓋
23 蓋嵌入部
24 写真収容部
25 小物収容部
26 蓋開け孔
27 緩衝材
3 アルバム本体
31 おもて表紙
32 うら表紙
33 見開き面
34 紙
35 スポンジ
36 合板
37 化粧カバー
4 収容凹部
41 取り出し用リボン
5 情報表示部
51 台紙支持部
52 台紙
53 俗名欄
54 経歴欄
55 法要日欄
56 フィルム
6 二次元バーコード
P 写真
C 六文銭
Claims (3)
- 写真やコイン、切手等の記念品が収容された携帯用記念品収容ケースと、この携帯用記念品収容ケースを着脱可能に収容する収容凹部が形成されているとともに前記記念品に関する情報を表示する情報表示部が形成されたアルバム本体とを有することを特徴とする記念品アルバム。
- 請求項1において、前記携帯用記念品収容ケースには、前記情報表示部に表示された情報を有する二次元バーコードが備えられていることを特徴とする記念品アルバム。
- 請求項1および請求項2において、前記携帯用記念品収容ケースには故人の肖像および六文銭や髪の毛等のその故人に纏わる品が収容されており、かつ、前記情報表示部には前記故人の俗名や行年などが記載される俗名欄、略歴や趣味・特技などが記載される経歴欄および各法要日が記載される法要日欄が設けられていることを特徴とする記念品アルバム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000438U JP3140823U (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | 記念品アルバム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000438U JP3140823U (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | 記念品アルバム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3140823U true JP3140823U (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=43290922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140823U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014222405A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 株式会社大橋金属工芸 | 記念品の注文システム |
JP2017024341A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 株式会社ワコー写真工芸社 | アルバム |
-
2008
- 2008-01-31 JP JP2008000438U patent/JP3140823U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014222405A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 株式会社大橋金属工芸 | 記念品の注文システム |
JP2017024341A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 株式会社ワコー写真工芸社 | アルバム |
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