JP3140619B2 - インクジェット装置用インクカートリッジへのインク注入方法 - Google Patents

インクジェット装置用インクカートリッジへのインク注入方法

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JP3140619B2
JP3140619B2 JP22348893A JP22348893A JP3140619B2 JP 3140619 B2 JP3140619 B2 JP 3140619B2 JP 22348893 A JP22348893 A JP 22348893A JP 22348893 A JP22348893 A JP 22348893A JP 3140619 B2 JP3140619 B2 JP 3140619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,インクジェット装置に
用いるインクカートリッジへのインクの注入、充填方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット装置に使用されているイ
ンク容器は、インクジェットヘッドの作動時にヘッドか
ら吐出されるインク量に対応するインクを良好に供給す
る事ができるとともに、ヘッド非作動時には、吐出口か
らのインクもれなどがないことが要求される。
【0003】従来のインクジェット装置に使用されてい
るインク容器としては、特開昭63−87242号公報
に開示されている構成(以下第1従来例と称する)のも
のが代表的である。
【0004】すなわち、複数のインク吐出オリフィスを
備えたインクジェットヘッドと一体的に構成されたイン
ク容器部内に、ポリウレタンフォームを一例とする多孔
質部材が配置されたインクジェットヘッドカートリッジ
である。このインク容器部においては、多孔質部材にイ
ンクを貯蔵したことにより、フォームの毛細管力による
負圧の発生を利用したインクの保持が可能となってい
る。
【0005】この様な形態の容器内にインクを注入する
場合、容器内を減圧してインクを注入する方法が一般的
である。
【0006】また、実公平2−39213号公報には、
3つのインク収容室を有する、計器記録用ペンが開示さ
れている。(以下第2従来例と称する)すなわち、3つ
あるインク収容室の中心部はインク吸収部材を内蔵し、
ペン使用時、内圧を一定に保つ大気連通口と記録用芯材
とを備えている。一方、3つあるインク収容室の両端部
は、上記中心部との仕切壁の一端に設けた連通間隙部
で、同中心部と連通する構成である。本形態のインク容
器内にインクを注入するには、前記記録用芯材を挿入す
る挿入口よりインクを加圧注入する方式がとられてい
る。この場合、インクは中央部のインク吸収部材を介し
て両端のインク収容部へ充填されていく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1従来例においては、インク容器内のほぼ全体に多孔質
部材を必要とすることから減圧してインク注入を行なっ
た場合、多孔質部材内にインクが均等に充填されにく
く、規定量のインクを充填させようとすると、製造上の
注入バラツキを見込んだ容積のインク容器が必要とな
り、容器の大型化を招く。また、インクの流れを管理す
ることができないため、使用中のインク容器内の内圧を
一定に保つための大気との連通口へインクが流れ込むと
いった問題があった。さらに、減圧条件のわずかなバラ
ツキで注入量が増減するといった問題もあり、生産技術
上、また、管理上、非常に高度の技術を必要としてい
た。
【0008】上記第1従来例のインク容器に対し、イン
クを加圧しながら注入する方式も考えられたが、多孔質
部材全体にインクを充填する方法としては不安定なもの
であり好ましい方法とはいえない。
【0009】一方、前記第2従来例においては、中央部
からインクを加圧注入するため、インクもれを防ぐため
に、ペン使用時に容器内の内圧を一定に保つための大気
連通口をあらかじめ密閉しておく必要がある。また、イ
ンク注入に際して、両端のインク収容部に隙間なくイン
クを充填させ、かつ大気連通口周辺にインクが流れ込ま
ないように、注入時コントロールする必要があり、さら
に、大気連通口周辺へのインク流入を阻止するために、
インクを含みにくい疎インク性の吸液部材を配設する、
といった構造を必要とした。
【0010】上記第2従来例のインク容器に対して減圧
後インク注入する方法を適用すると、内容積が小さいた
め減圧時からインク注入時への切換えに際して、気泡が
両端のインク収容部に流れ込み注入量が安定せず、イン
ク使用効率を高めるという同構成の目的を達成すること
ができない、といった問題がある。
【0011】あるいは、両端のインク収容部からインク
を注入すると、記録用芯材挿入口からインクが漏れる。
また、2ヵ所あるインク収容部それぞれからインクを注
入しなければならないという問題もあった。
【0012】さらに、第2従来例のインク容器への上記
いずれのインク注入方法においても大気連通口はあらか
じめ密閉しておくことが前提である。
【0013】近年、インクジェット装置の小型化に伴
い、インクジェットヘッドの小型化が必要となり、一方
で、記録枚数を多くするため、インク使用効率の高いイ
ンク容器が要求されてきている。これらの要求に対し、
本発明の出願人は、小型化と高使用効率とを兼ね備えた
インクカートリッジを提案した(以下新規インクカート
リッジと称する)。
【0014】同インクカートリッジは、インクジェット
ヘッドと連通するための開口部を持ち、負圧発生部材を
収容した負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部
に隣接しかつ底部で連通してインクを収容するインク収
容部とを必須構成とする。また、より実用性の高い構成
として、上記負圧発生部材収容部には、インク使用時や
環境条件の変化に対してインクカートリッジの内圧を大
気と同じにする大気連通口が設けられている。
【0015】上記構成の新規インクカートリッジへイン
クを注入するに際して、前記第1および第2従来例で述
べたような減圧後注入や単なる加圧注入を行なったので
は、同従来例のインク容器へのインク注入と同様の諸問
題が生じることが分った。
【0016】そこで、本発明の目的は、上記新規インク
カートリッジに適用した時に種々のトラブルを生じする
ことのない、インク注入方法を提供することにある。こ
の目的を達成するためのインク注入方法は、簡便である
ことが最も望ましい条件であり、特にそのことに留意し
た注入方法は、上記新規インクカートリッジの利用形態
に調和するものである。
【0017】又、本発明の他の目的は、気泡の発生がき
わめて少量に抑制でき、インク収容部に隙間なくインク
を充填してインク使用効率を高めることができるととも
に、物流中の環境条件下で、インクカートリッジに設け
た大気連通口からインクが漏れるといった問題を未然に
防ぐことができるインクジェット装置用インクカートリ
ッジへのインクの注入方法を提供することにある。
【0018】この目的は、前記第1の目的に比して、よ
り厳しい要求仕様を満足するためのインクカートリッジ
を供給するためのものである。
【0019】本発明のさらに他の目的は、上記新規イン
クカートリッジへの高速注入を可能にするインク注入方
法を提供することにある。
【0020】この目的は、前述の目的とは別の観点か
ら、すなわち、よりコストパフォーマンスのよいインク
カートリッジを供給するためのものである。
【0021】また、本発明のもう一つの目的は、上記新
規インクカートリッジをインクジェット装置に装着して
使用し始めてから、インクを補充しようとする時に、簡
便、安全でかつ良好なインク注入を可能にするインク注
入方法を提供することにある。この目的を達成する手段
は、安全かつ簡便という点で、前記第1の目的と共通す
る側面を有する。
【0022】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、上
記の目的を達成するもので、インクジェットヘッドに供
給されるインクを貯留し、該インクジェットヘッドに対
して交換可能に装着することが可能なインクカートリッ
ジへのインク注入方法において、前記インクジェットヘ
ッドと連結する開口部を有しインクを吸収保持する負圧
発生部材を収容した負圧発生部材収容部と、仕切壁を介
して上記負圧発生部材収容部に隣接しインクを収容する
インク収容部とを備え、上記負圧発生部材収容部と上記
インク収容部とは、仕切壁に設けられた連通間隙部で互
いに連通しており、上記連通間隙部を下方に位置させた
正立位置の状態で、前記インク収容部の外壁を介してイ
ンクを注入することを特徴とする。
【0023】上記方式によりインクを注入した場合、負
圧発生部材収容部に比べ、より大量のインクを収容しう
るインク収容部をほぼ完全にインクで満たすことができ
る。この時用いる注入治具としては、シリンジの様な簡
便な用具が使用可能であり、注入の部位も、インク収容
部外壁の側面,上面、いずれも選択可能であるが、気泡
発生によるインク収容量の減少等を防止するためには、
注入治具の先端が、インク収容部の底部近傍にまで達す
る様な注入形態とし、静かに液を注入していくことが肝
要である。
【0024】この様に注入を行うと、インクの一部が連
通間隙部を通って負圧発生部材収容部に浸透し、前記イ
ンクジェットヘッドと連結する開口部近傍にまで達す
る。この状態は、インク収容部へのインク注入操作を行
うあいだに、ごく自然に実現され、同状態の実現後ただ
ちに、あるいは注入部や開口部を封止して包装、出荷・
物流等の環境変化を経たのちにインクジェットプリント
装置に装着して使用するに際して、前記開口部を開放し
てインクジェットヘッドと連結した時に該ヘッドへのイ
ンク供給路が確保される。
【0025】なお、上記注入操作の過程で注入治具の先
端を注入済のインクにふれない様に徐々に移動させてい
けば、治具が汚れることなく注入できる。この時、上記
効果に変わりはない。
【0026】上記のインク注入方法は、インクジェット
装置に装着して使用を始めたインクカートリッジを、使
用後あるいは使用途中で、上記インクジェット装置に装
着したままあるいは同装置から離脱させて、インク補充
を行う時にも、好適に適用できる。特に、上記インクカ
ートリッジに相当量インクが残っている場合にはインク
収容部にインクが残留しており、ここにインクを上記注
入方法によって補充することは、前述の初期充填の過程
の途中以降と何ら変わりはなく不都合は生じない。ま
た、上記インクカートリッジに残留するインクがかなり
少量となっている時は、上記インク収容部は実質的に空
になっており、前記インクジェットと連結する開口部近
傍にのみインクが残留している。この場合でも、既に述
べた方法でインク注入を行うと、インク収容部を満たし
たインクの一部が負圧発生部材収容部の方へ移動して上
記開口部近傍の残留インクと連通する。これは、すでに
インクを一度含んでいた負圧発生部材が、インクとの親
和性を有しているために、補充されたインクが容易に浸
透できるためである。
【0027】したがって、本発明は、初期充填にも、使
用開始後の再充填にも適用できる良好かつ簡便なインク
注入方法である。
【0028】上記本発明の第1の手段において、さらに
多量を注入しようとする場合は、上記インク収容部への
注入操作に続いて、負圧発生部材収容室への注入を行う
と良い。ただし、この際、注入を過剰に行ってインクジ
ェットヘッドと連結する開口部からのインク漏れがおこ
らない様注意する必要がある。この様な操作上の注意点
と、追加して注入されるインクの量との利益・不利益と
を勘案して、上記負圧発生部材収容室への注入の効果は
評価されるが、注意深く行われれば、効果は大である。
【0029】一方、本発明の他の目的を達成するものと
して、インクジェットヘッドに供給されるインクを貯留
し、該インクジェットヘッドに対して交換可能に装着す
ることが可能なインクカートリッジへのインク注入方法
において、前記インクジェットヘッドを連結する開口部
を有しインクを吸収保持する負圧発生部材を収容した負
圧発生部材収容部と、仕切り壁を介して上記負圧発生部
材収容部に隣接しインクを収容するインク収容部とを備
え、上記負圧発生部材収容部と上記インク収容部とは仕
切り壁に設けられた連通間隙部で互いに連通しており、
上記連通間隙部がインク収容部の最上部に位置する姿勢
を保ってインクを注入することを特徴とする。
【0030】上記方式により、インク収容部内に気泡の
残存はほぼなくなり、負圧発生部材内に保持されたイン
クが、インクジェットヘッドとの連結開口部へ均一に進
行し、大気連通口周辺のインク分布が希薄になることに
よって該連通口からのインク漏れを防止することができ
る高い使用効率のインクカートリッジが真に実用的にな
る。
【0031】また、量産性も良好で、品質の安定したイ
ンクカートリッジを大量に生産することができ、ひいて
は、前記様々な条件を同時に満たすインクジェットカー
トリッジを安価に製造することも可能となった。
【0032】また、本発明のさらに他の目的を達成する
ものとして、インク収容部へのインク注入において、注
入姿勢時のインク収容部の最下部付近まで届く注入用ノ
ズルを用い、該最下部から周囲に至る容器内壁面を伝っ
てインクを貯留させることを特徴とする。
【0033】該方法によれば、注入されるインクと排出
される空気とが互いに混じり合うことなくインク収容部
内で比較的明瞭な界面を形成し、該界面の注入姿勢時の
上方への単調な移動に伴って負圧発生部材収容部へのイ
ンク移動もスムーズに行われるので、単位時間あたりの
注入をより大きくすることができ、高速注入が実現でき
た。
【0034】また、本発明のもう一つの他の目的を達成
するものとして、負圧発生部材収容部へのインク注入の
みを行うことを特徴とする。
【0035】前述した本発明の上記注入操作は第1の目
的達成の手段に比べて、注入可能量は少ないが、前記本
発明の第1の手段以上に簡便な方法でインク注入が行な
え、たとえば、インクジェット装置の使用者自身が使用
開始後にインク注入するに際して、従来技術で述べた減
圧後注入や加圧注入の方法を用いずにインク注入するこ
とが可能であり、又、予備のインクカートリッジと交換
するまでの一時使用状態においては充分に実用的であ
る。
【0036】
【実施例】以下本発明に係るインクジェット装置用イン
クカートリッジを実施例により説明する。
【0037】図1は、側壁面の大半を省いて示した一実
施例の斜視断面図、図2は同実施例のインク供給動作の
説明図である。
【0038】図1に示すように、インクカートリッジ本
体1は、インクジェット記録ヘッドと連結するための開
口部2および開口部2より上方に設けた大気を取り入れ
る大気連通孔10を有し記録用のインクを吸収保持する
負圧発生部材3を収容した負圧発生部材収容部4と、負
圧発生部材収容部4にリブ5を介して隣接しインクを収
容するインク収容部6とからなっている。なおインク収
容部6と負圧発生部材収容部4とはリブ5と底面の間に
設けた隙間部8で連通し、インク収容部6には仕切り板
61が前記隙間8以上の隙間を下部に残して両側の側壁
を連結している。
【0039】図2(a)は、インクジェット記録ヘッド
へインクを供給するジョイント部材7を実施例のインク
カートリッジ本体1の開口部2に挿入して負圧発生部材
3に圧接し、インクジェット記録装置が稼動可能になっ
た状態を示す模式断面図である。なおジョイント部材7
の端部開口部にはインカートリッジ内のゴミを排除する
ためにフィルターが設置されていることもある。
【0040】(動作原理)インクジェット記録装置が稼
動するとインクジェット記録ヘッドのオリフィスからイ
ンクが吐出され、インクタンクにインク吸引力が発生す
る。インク9はこの吸引力によりインク収容部6からリ
ブ5の端部とインクカートリッジ底部11との隙間部8
を通り負圧発生部材収容部4へ、そして負圧発生部材3
を通ってジョイント部材7内に引き込まれインクジェッ
ト記録ヘッドへ供給される。これにより隙間部8以外は
密閉しているインク収容部6の内部の圧力が低下し、イ
ンク収容部6と負圧発生部材収容部4との間に圧力差を
生ずる。記録が継続すると、その圧力差は上昇を続ける
が、負圧発生部材収容部4は大気連通孔10により大気
に開放されているため、図2(b)に示すように空気は
負圧発生部材3を通ってリブ5とインクカートリッジ底
部11との隙間部8からインク収容部6に入る。この時
点で、インク収容部6と負圧発生部材収容部4との間の
圧力差が解消される。インクジェット記録中はこの動作
が繰り返され、ある一定の負圧がインクカートリッジ内
に得られる。また、インク収容部6内のインクは、イン
ク収容部6内の壁面に付着するインク以外は、ほぼ全て
使用できるためインク使用効率が向上する。(図2
(c))。
【0041】非記録時は、負圧発生部材3自身の毛細管
力(あるいはインク−負圧発生部材界面でのメカニズム
力)などが発揮され、インクジェット記録ヘッドからイ
ンクが漏れることを抑制する。
【0042】(製造方法)上記のような構造の実施例の
製造組立てについて説明する。
【0043】図7に示すように、ポリプロピレン材で成
形されたインクカートリッジの容器の負圧発生部材収容
部4に、インクを保持し負圧を発生する負圧発生部材3
としてポリウレタンフォームなどのスポンジを挿入す
る。このような機能を有する部材としては、繊維を網状
にあみ込んだ綿状体や多孔質体なども挙げられるが、こ
こでは、負圧の値が比較的調整容易な、ポリウレタンフ
ォームを用いた。
【0044】次いで、図8に示すようにカートリッジ容
器の底部(スポンジ挿入側)をふさぐ蓋を超音波あるい
は高周波を利用して、双方の材質を溶解・密着させる。
このため、蓋の材質も容器と同じ材質で成形することが
好ましい。
【0045】上記のように組み上げた空のインクカート
リッジに、前記インク収容部6に配設したインク注入口
より規定のインク量を注入する。
【0046】注入のための開口は、注入方法によって任
意に選択できる。同開口は、予め設けておいても、ある
いは、注入時に、穿孔,脱栓,その他の方法によって形
成してもよい。また、注入方法によっては、すでに設け
られている開口部(インクジェットヘッドとのジョイン
ト部や大気連通孔)を利用することも可能である。以下
では、注入姿勢が正立位置と異なる場合について特に説
明するが、正立位置をはじめ、他の位置でのインク注入
に対しても、下記説明、特にインク注入口や注入治具に
関する説明は適用可能である。
【0047】図3(a)ないし(c)は本発明に係る実
施例のインク注入工程を模式的に表した工程図である。
【0048】図3に示したように本実施例のインク注入
方式は、インクカートリッジを構成しているインク収容
部6を下にし、負圧発生部材収容部4との連通隙間8
が、インク収容部6の最上部に位置する姿勢で注入す
る。
【0049】図3(a)もしくは図9は、インク注入装
置(不図示)のインク供給口91をインクカートリッジ
のインク注入口62に装着し、インク9を注入開始した
初期の図である。
【0050】インク供給口91の先端外周部は、弾性体
になっており、インク注入口62に機密性を保ちつつ保
持されている。ここで、インクカートリッジが連通隙間
部8を最上部に位置した状態で傾斜しているのは、注入
時にインク収容部6の空気が内壁5,61を伝って負圧
発生部材収容部4への移動し易くするためである。
【0051】内部の空気が抜け易ければ、図4(a),
(b)に示したように傾斜させず注入してもよい。
【0052】上記のようにしてインクを注入すること
で、図3(b)に示すようにインク収容部6側にインク
が注入された時点で、インク収容部内に気泡を存在させ
ないでインク注入が達成できた。さらにインク注入を続
行することで図3(c)に示すように負圧発生部材収容
部4内にインクを注入することができる。このような注
入によってインク収容部内に気泡が存在することがなく
なるとともにインク収容部6と負圧発生部材収容部4と
を連絡する連通口にもインクが存在した形でインクが注
入充填できるため、記録ヘッドに対するインク供給の安
定性も確保できる。
【0053】次にインク注入口62周辺の形状について
説明する。
【0054】本実施例においては、インク注入パイプの
径とインク注入スピードの関係が重要である。インク注
入における量産性を高めるべく検討した結果、前記イン
ク供給口91の内径が1mm未満の場合、インク注入時の
スループットを上げるためにインク供給量を増すと、泡
立ちが生じ、特に、内径0.5mmほどになると泡立ちが
著しくなり、連通隙間8をインク注入時の最上部に位置
する姿勢にしても泡が消えず、インク収容部内に多量に
気泡が残存する。
【0055】一方、インク供給口91の内径を1mm以上
にすると、泡立ちがなくなり、約2cc/secの注入
スピードで安定して注入することが可能となった。
【0056】また、インク注入口62の径においても、
インク供給口91と同等もしくはそれ以上にすることが
好ましく、泡立ちに対する安全率を高めるためにインク
供給口91の内径を1.5mm、インク注入口62の径は
インク供給口91の装置上の位置決め精度および加工精
度を加味し、内径2.5mmとすることで所期の目的を達
成することが可能となった。
【0057】また、本構造を有した他のインクカートリ
ッジに於ても同様の注入方式でインク注入を試みた結
果、連通隙間をインク注入時の最上部に位置する姿勢に
することで、インク収容部に気泡のないインク注入を達
成することが可能である。
【0058】しかしながら、内容積の大きいインクカー
トリッジでは、前記2cc/secの注入速度では、量
産性に乏しい場合があり、この点を解決する手法とし
て、図5(a),(b)に示した高速注入ノズルは図5
(b)の拡大図に示すインク供給口先端形状としてもよ
い。
【0059】図5(a)は、インク収容部6の注入姿勢
時の底部近くまで届くノズルであり、図5(b)は、ノ
ズル先端が塞がれ、両側部に分流するノズルである。い
ずれもインク供給口91の内径は、1mm以上、好ましく
は1.5mmで、先端部はインク収容部内6にインク注入
口62を通して挿入され、インク注入時に、インクが周
囲の壁面を伝って貯留することにより、泡立ちを防ぎ、
高速でインクを注入することが可能となる。
【0060】図5(b)に示すインク供給口91の形状
で注入すると、最大4cc/secのインク注入速度に
おいても、泡立ちがなくインクを注入することが確認で
きた。
【0061】インク注入の次の工程を説明する。
【0062】図3(b)は、インク収容部6にインクが
満たされた状態を示す。図3(c)は、さらにインクを
注入しつづけ、負圧発生部材3にインク9が充填され、
インク注入が完了した状態を示している。
【0063】負圧発生部材3中のインクの流れは、連通
部8を通過した後、一部は壁面5と負圧発生部材3との
隙間を流れるが、その多くは、負圧発生部材3内の空気
の抜け易い方向すなわち、インクジェット記録ヘッドと
連結する開口部2の方向へインクが流れる。
【0064】従って、インクジェット記録ヘッドと連結
した際にインクが供給され易く、極めて効率的であると
ともに、大気との連通口10周辺にはインクが流れ込ま
ないため、前記連通口10からのインクもれを防ぐこと
が可能である。
【0065】そして、インクは、供給装置より一定圧力
で加圧供給され、一定量供給されたところで停止する。
【0066】注入が完了した後、図10に示すように、
速やかに開口部2と、大気連通口10をふさぎ、その
後、インク供給口91をインク注入口62から離し、イ
ンク注入口62にプラスチックまたは金属性の球状のイ
ンク注入口栓63を圧入する。
【0067】この後、図11に示すように、開口部2お
よび大気連通口10を、中間層にアルミ蒸着を施した多
層のプラスチックフィルム14で加熱シールし、物流中
のインクもれや、蒸発を防止する。さらに図12に示す
ように、インクカートリッジ1の外側を印刷を施した多
層の包装プラスチックフィルム15で周囲をヒートシー
ルして包装を完成する。
【0068】インクカートリッジ1の材質には、透明ま
たは半透明で内部視認性の良い材料として、ナイロン,
ポリエチレンやポリプロピレンなどに代表されるプラス
チックを使うと、インクの残量が外部から視認できるの
でインクカートリッジの交換時期を目視で判断すること
が可能である。
【0069】以上インクカートリッジ交換型のインクカ
ートリッジへのインク注入方法を説明したが、本実施例
は交換型に限らず、一体型のインクカートリッジのイン
ク容器に対しても適用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連通部をインク収容部の最上部に位置する姿勢でインク
を注入することにより、空気を押し出しながらインクが
注入されるために、気泡が存在することなく、所望の位
置に適格にインクが充填され、使用効率が高く、大気連
通口からのインクもれのないインクカートリッジを最小
限の設備投資で安定的に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のインクカートリッジの構成を示す斜
視断面図
【図2】 (a)ないし(c)は実施例のインク供給動
作の説明図
【図3】 (a)ないし(c)は実施例のインク注入過
程を模式的に示した説明図
【図4】 (a)及び(b)は他の実施例のインク注入
姿勢を模式的に示した説明図
【図5】 効率の高いインク供給方式の実施例を模式的
に示した説明図
【図6】 インク注入による気泡の発生状態を示す模式
【図7】 インクカートリッジの製造法で負圧発生部材
の挿入状態を示す模式図
【図8】 インクカートリッジの製造法で底板の溶着を
示す模式図
【図9】 インクカートリッジの製造法でインク注入初
期状態を示す模式図
【図10】 インクカートリッジの製造法でインク注入
口の封止を示す模式図
【図11】 インクカートリッジの製造法でインク供給
口と大気連通口のシールを示す模式図
【図12】 インクカートリッジの製造法で包装状態を
示す模式図
【符号の説明】
1 インクカートリツジ本体 2 ヘッド連結用開口部 3 負圧発生部材 4 負圧発生部材収容部 5 負圧発生部材収容部とインク収容部とを仕切るリブ 6 インク収容部 7 ジョイント部材 8 負圧発生部材収容部とインク収容部とを通じる連通
部 9 インク 10 大気連通口 11 側壁 12 インクカートリッジ容器 13 インクカートリッジ蓋 14 アルミ蒸着フィルム 15 包装材フィルム 61 インク収容部内仕切板 62 インク注入口 63 インク注入口線 91 インク供給ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 雅実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 但馬 裕基 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 岡崎 猛史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−79882(JP,A) 特開 昭59−33153(JP,A) 特開 平2−198861(JP,A) 特開 平4−156339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドに供給されるイン
    クを貯留し、該インクジェットヘッドに対して交換可能
    に装着することが可能なインクカートリッジへのインク
    注入方法において、 前記インクジェットヘッドと連結する開口部を有しイン
    クを吸収保持する負圧発生部材を収容した負圧発生部材
    収容部と、仕切壁を介して上記負圧発生部材収容部に隣
    接しインクを収容するインク収容部とを備え、上記負圧
    発生部材収容部と上記インク収容部とは、仕切壁に設け
    られた連通間隙部で互いに連通しており、上記連通間隙
    部を下方に位置させた正立位置の状態で、前記インク収
    容部の外壁を介してインクを注入することを特徴とす
    る、インクジェット装置用インクカートリッジへのイン
    ク注入方法。
  2. 【請求項2】 インクジェット装置に用いられるインク
    ジェットヘッドに供給されるインクを貯留し、該インク
    ジェットヘッドに対して交換可能に装着されたインクカ
    ートリッジへのインク注入方法において、 上記インクカートリッジは、前記インクジェットヘッド
    と連結する開口部を有しインクを吸収保持する負圧発生
    部材を収容した負圧発生部材収容部と、仕切壁を介して
    上記負圧発生部材収容部に隣接し、インクを収容するイ
    ンク収容部とを備え、前記仕切壁は上記負圧発生部材収
    容部と上記インク収容部とを互いに連通させる連通間隙
    部を備え、該連通間隙部がインク収容部の最上部に位置
    する姿勢を保ってインクを注入することを特徴とする、
    インクジェット装置用インクカートリッジへのインク注
    入方法。
  3. 【請求項3】 インクジェット装置に用いられるインク
    ジェットヘッドに供給されるインクを貯留し、該インク
    ジェットヘッドに対して交換可能に装着されたインクカ
    ートリッジへのインク注入方法において、 上記インクカートリッジは、前記インクジェットヘッド
    と連結する開口部を有しインクを吸収保持する負圧発生
    部材を収容した負圧発生部材収容部と、仕切壁を介して
    上記負圧発生部材収容部に隣接しインクを収容するイン
    ク収容部とを備え、前記仕切壁は上記負圧発生部材収容
    部と上記インク収容部とを互いに連通させる連通間隙部
    を備え、インク注入時に任意の注入姿勢を保ち、該注入
    姿勢時に上記インク収容部の最上部付近から挿入して該
    インク収容部最下部付近まで届く注入用ノズルを用い、
    該最下部からインクを貯留させることを特徴とする、イ
    ンクジェット装置用インクカートリッジへのインク注入
    方法。
  4. 【請求項4】 先端の端面は塞ぎ、先端部分の両側面に
    開口を有する注入用ノズルを用いてインクを注入するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット
    装置用インクカートリッジへのインク注入方法。
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