JP3139293B2 - 照明器具のソケット構造 - Google Patents
照明器具のソケット構造Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光ランプに予め装着
され、蛍光ランプをランプソケットに装着したときソケ
ットケ−スに嵌めるソケットカバ−を備えた照明器具の
ソケット構造に関する。
され、蛍光ランプをランプソケットに装着したときソケ
ットケ−スに嵌めるソケットカバ−を備えた照明器具の
ソケット構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、実公昭５９−３２８４３号に示す
ように、ソケットケ−スに孔又は凹窪状の係合保持部を
設け、このソケットケ−スに嵌め込まれるソケットカバ
−に前記係合保持部に対応する位置に内方に向かって突
起を突出形成した係合部を設けて、ソケットカバ−の突
部をソケットケ−スの孔又は凹窪に引っ掛け係止して取
付けるものがある。
ように、ソケットケ−スに孔又は凹窪状の係合保持部を
設け、このソケットケ−スに嵌め込まれるソケットカバ
−に前記係合保持部に対応する位置に内方に向かって突
起を突出形成した係合部を設けて、ソケットカバ−の突
部をソケットケ−スの孔又は凹窪に引っ掛け係止して取
付けるものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにソケット
カバ−に内方に向かって突出形成した突部を設ける構造
では、ソケットカバ−の製作はプレスの絞り込み工程に
より有底筒状を製作し、つぎに、略Ｕ字状の切欠きを打
ち抜き、さらに、突部を押し出すという三工程が必要で
あり、コストが高くなるという問題があった。
カバ−に内方に向かって突出形成した突部を設ける構造
では、ソケットカバ−の製作はプレスの絞り込み工程に
より有底筒状を製作し、つぎに、略Ｕ字状の切欠きを打
ち抜き、さらに、突部を押し出すという三工程が必要で
あり、コストが高くなるという問題があった。
【０００４】さらに、ソケットカバ−をソケットケ−ス
に挿入して装着するとき、ソケットカバ−に設けられて
いる突起が内方に向かって突出形成されているために、
この突起がソケットケ−スに当接しながら装着され、ソ
ケットケ−スにキズが付き、外観が悪くなるという問題
があった。
に挿入して装着するとき、ソケットカバ−に設けられて
いる突起が内方に向かって突出形成されているために、
この突起がソケットケ−スに当接しながら装着され、ソ
ケットケ−スにキズが付き、外観が悪くなるという問題
があった。
【０００５】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、製作工程を削減することによりコストの低減を図る
とともに、ソケットカバ−をソケットケ−スに装着する
際、ソケットケ−スにキズが付かない装着構造により外
観が損なわれない照明器具のソケットカバ−の装着構造
を提供することを目的とする。
で、製作工程を削減することによりコストの低減を図る
とともに、ソケットカバ−をソケットケ−スに装着する
際、ソケットケ−スにキズが付かない装着構造により外
観が損なわれない照明器具のソケットカバ−の装着構造
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の照明器具のソケット構造は、蛍光ランプを
装着するランプソケットと、このランプソケットが収納
される有底筒状のソケットケ−ス部およびこのソケット
ケ−ス部の上部から突設され上端が照明器具本体に取着
されるソケット台部とからなるソケットケ−スと、前記
蛍光ランプに予め装着され、前記ランプソケットにこの
蛍光ランプを装着したとき前記ソケットケ−ス部に嵌め
るソケットカバ−とを具備し、前記ソケット台部には、
前記ソケットケ−ス部側端部の両側に凸状係合部を夫々
設け、前記ソケットカバ−には、前記ソケット台部の前
記ソケットケ−ス部側端部に挿入係合される溝状の案内
係合部を切欠き形成するとともに、この案内係合部に前
記係合凸状部と対応した位置に凹状係止部を夫々設け、
前記ソケットカバ−を前記ソケットケ−ス部に装着する
時、前記凸状係合部に前記ソケットカバ−に形成された
凹状係止部を係合させてソケットカバ−を所定の位置に
保持することを特徴とする
に、本発明の照明器具のソケット構造は、蛍光ランプを
装着するランプソケットと、このランプソケットが収納
される有底筒状のソケットケ−ス部およびこのソケット
ケ−ス部の上部から突設され上端が照明器具本体に取着
されるソケット台部とからなるソケットケ−スと、前記
蛍光ランプに予め装着され、前記ランプソケットにこの
蛍光ランプを装着したとき前記ソケットケ−ス部に嵌め
るソケットカバ−とを具備し、前記ソケット台部には、
前記ソケットケ−ス部側端部の両側に凸状係合部を夫々
設け、前記ソケットカバ−には、前記ソケット台部の前
記ソケットケ−ス部側端部に挿入係合される溝状の案内
係合部を切欠き形成するとともに、この案内係合部に前
記係合凸状部と対応した位置に凹状係止部を夫々設け、
前記ソケットカバ−を前記ソケットケ−ス部に装着する
時、前記凸状係合部に前記ソケットカバ−に形成された
凹状係止部を係合させてソケットカバ−を所定の位置に
保持することを特徴とする
【０００７】
【作用】上記の構成において、ソケットカバ−６をソケ
ット台部３に取付けるには、ソケットカバ−６に設けた
案内係合部８に設けた微小切欠きの凹状係止部９、９を
ソケット台部３の側面に設けた微小ダボの凸状の係合部
７、７に係止保持することによって取付けるめたに、ソ
ケットカバ−６の製作工程の削減をはかるとともに、ソ
ケット台部にキズが着かず外観を損なうことがない。
ット台部３に取付けるには、ソケットカバ−６に設けた
案内係合部８に設けた微小切欠きの凹状係止部９、９を
ソケット台部３の側面に設けた微小ダボの凸状の係合部
７、７に係止保持することによって取付けるめたに、ソ
ケットカバ−６の製作工程の削減をはかるとともに、ソ
ケット台部にキズが着かず外観を損なうことがない。
【０００８】
【実施例】以下、図１ないし図７を参照して本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【０００９】図６に直菅形の蛍光ランプ１８を備えた照
明器具を示す。
明器具を示す。
【００１０】この照明器具は内部に点灯回路部品（図示
せず）が収納された断面略台形状の器具本体４と、この
器具本体４の下面に形成した平面部４ａの長手方向の両
端部に夫々突設されたソケットブロック１３とからな
り、対応するソケットブロック１３間に１本の蛍光ラン
プ１８を装着できるようになっている。
せず）が収納された断面略台形状の器具本体４と、この
器具本体４の下面に形成した平面部４ａの長手方向の両
端部に夫々突設されたソケットブロック１３とからな
り、対応するソケットブロック１３間に１本の蛍光ラン
プ１８を装着できるようになっている。
【００１１】図１は本発明の一実施例に係るソケットブ
ロック１３を示し、このソケットブロック１３は、蛍光
ランプ１８が装着されるランプソケット１と、このソケ
ット１が収納されるソケットケ−ス５と、このソケット
ケ−ス５を覆うソケットカバ−６とからなる。なお、ラ
ンプソケット１とソケットケ−ス５は図５［Ａ］に示す
ように一体に形成されている。
ロック１３を示し、このソケットブロック１３は、蛍光
ランプ１８が装着されるランプソケット１と、このソケ
ット１が収納されるソケットケ−ス５と、このソケット
ケ−ス５を覆うソケットカバ−６とからなる。なお、ラ
ンプソケット１とソケットケ−ス５は図５［Ａ］に示す
ように一体に形成されている。
【００１２】ランプソケット１は、合成樹脂からなり、
円柱状のソケット本体１ａと、このソケット本体１ａの
一面に蛍光ランプ１８に形成された一対の口金ピン１８
ａ（図５［Ｂ］参照）を挿入する一対の挿入穴（図示せ
ず）を形成した装着部１ｂを設け、他面に先端に接続端
子部１１を接続し、点灯回路部品（図示せず）に接続さ
れるリ−ド線１０が導出されて設けられている。
円柱状のソケット本体１ａと、このソケット本体１ａの
一面に蛍光ランプ１８に形成された一対の口金ピン１８
ａ（図５［Ｂ］参照）を挿入する一対の挿入穴（図示せ
ず）を形成した装着部１ｂを設け、他面に先端に接続端
子部１１を接続し、点灯回路部品（図示せず）に接続さ
れるリ−ド線１０が導出されて設けられている。
【００１３】ソケットケ−ス５は、合成樹脂からなり、
有底円筒状のソケットケ−ス部２と、このソケットケ−
ス部２の上部から突設された断面略楕円形状およびこの
上部に連設して断面略台形状からなるソケット台部３と
からなる。
有底円筒状のソケットケ−ス部２と、このソケットケ−
ス部２の上部から突設された断面略楕円形状およびこの
上部に連設して断面略台形状からなるソケット台部３と
からなる。
【００１４】ソケットケ−ス部２の蛍光ランプ１８の装
着側および装着側と反対側の有底円筒状の外周面には、
ソケットカバ−６を嵌めるためのリング状の突状体２１
ａ、２１ｂを全周に夫々形成されている。ソケットケ−
ス部２の内周面には、図５［Ａ］に示すように、ソケッ
ト１の挿入方向に沿って複数本の板状の突起２ａを設
け、この突起２ａはソケット１の挿入側にはソケット１
のソケット本体１ａの外周面に嵌合する嵌合部２ｂを設
け、さらに、この嵌合部２ｂに連続してソケットケ−ス
部２の中心部に向けてソケット１の挿入位置を決める段
差状の位置決め部２ｃを形成する。この位置決め部２ｃ
はソケット本体１ａの底面と当接して位置決めされる。
着側および装着側と反対側の有底円筒状の外周面には、
ソケットカバ−６を嵌めるためのリング状の突状体２１
ａ、２１ｂを全周に夫々形成されている。ソケットケ−
ス部２の内周面には、図５［Ａ］に示すように、ソケッ
ト１の挿入方向に沿って複数本の板状の突起２ａを設
け、この突起２ａはソケット１の挿入側にはソケット１
のソケット本体１ａの外周面に嵌合する嵌合部２ｂを設
け、さらに、この嵌合部２ｂに連続してソケットケ−ス
部２の中心部に向けてソケット１の挿入位置を決める段
差状の位置決め部２ｃを形成する。この位置決め部２ｃ
はソケット本体１ａの底面と当接して位置決めされる。
【００１５】ソケット台部３は、断面略楕円状をなし、
ソケットケ−ス部２の上部に連続して設けられ、図５
［Ａ］に示すように、中心部にはソケット１の底部から
導出して設けられているリ−ド線１０を挿通させるため
の挿通孔２２が設けられている。さらに、ソケット台部
３のソケットケ−ス部２側の外周面にはソケットカバ−
６の案内係合部８が挿入される挿入方向に沿って断面略
円弧状の微小高さのダボからなる係合部７または図７に
示すよう断面略台形状の微小高さのダボからなる係合部
７が夫々一対設けられている。さらに、係合部７を境に
ソケットカバ−６の挿入方向のソケット台部３の面に
は、図２［Ｃ］に示すように、案内係合部８と接触する
ように平坦状の平面部３ａ、３ｂとなっている。
ソケットケ−ス部２の上部に連続して設けられ、図５
［Ａ］に示すように、中心部にはソケット１の底部から
導出して設けられているリ−ド線１０を挿通させるため
の挿通孔２２が設けられている。さらに、ソケット台部
３のソケットケ−ス部２側の外周面にはソケットカバ−
６の案内係合部８が挿入される挿入方向に沿って断面略
円弧状の微小高さのダボからなる係合部７または図７に
示すよう断面略台形状の微小高さのダボからなる係合部
７が夫々一対設けられている。さらに、係合部７を境に
ソケットカバ−６の挿入方向のソケット台部３の面に
は、図２［Ｃ］に示すように、案内係合部８と接触する
ように平坦状の平面部３ａ、３ｂとなっている。
【００１６】ソケット台部３は、断面略楕円状の上部に
連設して断面略台形状をなし、このソケット台部３の上
面部には、図１に示すように、器具本体４の平面部４ａ
に当接する平坦状の取付面２３を形成するとともに、ね
じ部１９を複数個形成する。さらに、ソケット台部３の
中央部にはソケットケ−ス部２と連通して設けられた連
通孔２２が設けられ、ソケット本体１ａから導出された
リ−ド線１０を器具本体４内に引き込むようになってい
る。
連設して断面略台形状をなし、このソケット台部３の上
面部には、図１に示すように、器具本体４の平面部４ａ
に当接する平坦状の取付面２３を形成するとともに、ね
じ部１９を複数個形成する。さらに、ソケット台部３の
中央部にはソケットケ−ス部２と連通して設けられた連
通孔２２が設けられ、ソケット本体１ａから導出された
リ−ド線１０を器具本体４内に引き込むようになってい
る。
【００１７】ソケットカバ−６は、金属または合成樹脂
からなり、ソケットケ−ス部２を覆うように円筒状に形
成され、ソケット台部３の部分を凹欠してなる略Ｕ字状
の切欠部６ａを形成し、この切欠部６ａの両縁部８ａ、
８ｂは案内係合部８を成している。さらに、この案内係
合部８の途中にはソケット台部３に形成した係合部７に
対応して略三角形状に切欠いた微小切欠からなる凹状係
止部９を設ける。
からなり、ソケットケ−ス部２を覆うように円筒状に形
成され、ソケット台部３の部分を凹欠してなる略Ｕ字状
の切欠部６ａを形成し、この切欠部６ａの両縁部８ａ、
８ｂは案内係合部８を成している。さらに、この案内係
合部８の途中にはソケット台部３に形成した係合部７に
対応して略三角形状に切欠いた微小切欠からなる凹状係
止部９を設ける。
【００１８】そして、このソケットカバ−６に形成した
微小切欠からなる係止部９とソケット台部３に形成した
係合部７との寸法関係については、図２［Ａ］［Ｂ］に
示すように、ソケットカバ−６の切欠き部６ａの幅Ｂ
は、ソケット台部３のソケットカバ−６挿入方向の幅Ａ
（１）より大きく、係合保持部７の最大幅Ａ（２）より
小さい寸法になっている。さらに、ソケットカバ−６に
形成した係止部９の切欠き幅Ｄはソケット台部３に設け
た凸状係合部７のカバ−６挿入方向に沿った凸状の根元
Ｃより小さい寸法になっている。切欠き幅Ｄを凸状の根
元Ｃより小さくしたのは、ソケット台部３にソケットカ
バ−６を取付けたとき、ソケットカバ−６のガタツキを
防止するためである。
微小切欠からなる係止部９とソケット台部３に形成した
係合部７との寸法関係については、図２［Ａ］［Ｂ］に
示すように、ソケットカバ−６の切欠き部６ａの幅Ｂ
は、ソケット台部３のソケットカバ−６挿入方向の幅Ａ
（１）より大きく、係合保持部７の最大幅Ａ（２）より
小さい寸法になっている。さらに、ソケットカバ−６に
形成した係止部９の切欠き幅Ｄはソケット台部３に設け
た凸状係合部７のカバ−６挿入方向に沿った凸状の根元
Ｃより小さい寸法になっている。切欠き幅Ｄを凸状の根
元Ｃより小さくしたのは、ソケット台部３にソケットカ
バ−６を取付けたとき、ソケットカバ−６のガタツキを
防止するためである。
【００１９】ソケットカバ−６の取付けは、図１に示す
ように、最初に、ランプソケット１から導出されたリ−
ド線１０の先端部に接続した接続端子部１１をソケット
ケ−ス部２に挿入し、ソケットケ−ス５の上部に設けら
れた取付面２３の連通孔２２から引き出す。つぎに、図
５［Ａ］に示すように、ソケット本体１ａをソケットケ
−ス部２の内部に形成した嵌合部２ｂに挿入嵌合し、位
置決め部２ｃまで挿入嵌合して所定の位置に保持し、こ
れを、ねじ２０により器具本体４の内側から取付けたの
ち、器具本体４を被取付面（図示ぜず）に取付ける。
ように、最初に、ランプソケット１から導出されたリ−
ド線１０の先端部に接続した接続端子部１１をソケット
ケ−ス部２に挿入し、ソケットケ−ス５の上部に設けら
れた取付面２３の連通孔２２から引き出す。つぎに、図
５［Ａ］に示すように、ソケット本体１ａをソケットケ
−ス部２の内部に形成した嵌合部２ｂに挿入嵌合し、位
置決め部２ｃまで挿入嵌合して所定の位置に保持し、こ
れを、ねじ２０により器具本体４の内側から取付けたの
ち、器具本体４を被取付面（図示ぜず）に取付ける。
【００２０】つぎに、ソケットカバ−６を蛍光ランプ１
８の端部に、図５［Ｂ］に示すように装着した状態で、
ソケット１の装着部１ｂに蛍光ランプ１８を、図中の矢
印イに示す方向に押し付けて、ランプ１８の口金ピン１
８ａをソケット１に装着する。。
８の端部に、図５［Ｂ］に示すように装着した状態で、
ソケット１の装着部１ｂに蛍光ランプ１８を、図中の矢
印イに示す方向に押し付けて、ランプ１８の口金ピン１
８ａをソケット１に装着する。。
【００２１】つぎに、カバ−６を図中の矢印ロに示す方
向に移動させると、最初に、ソケットカバ−６の内周面
とソケットケ−ス部２の外周面に設けた突状体２１ａの
外周面とが係合され、さらに、移動させていくと、ソケ
ットカバ−６の切欠き部６ａの入口部ハの部分が、ソケ
ット台部３の平坦状の被係合部３ｂに係合する（図４
［Ａ］参照）。さらに移動させていくと、ソケット台部
３の被係合部３ｂとソケットカバ−６の案内係合部８と
が当接しながら差し込まれ、カバ−６の入口部ハが凸状
保持部７に突き当たる（図４［Ｂ］参照）。さらに、図
中の矢印ロの方向に移動させると、カバ−６の入口部ハ
が外側方向に広がりながら凸状の上がり傾斜面１０ａを
移動していく。このカバ−６の入口部ハが上がり傾斜面
１０ａを乗り越えると、案内係合部８は係合部７の略頂
点と当接しながら移動するとともにソケットカバ−６の
内周面とソケットケ−ス部２の外周面に設けた突状体２
１ｂの外周面とが当接しながら挿入していく（図４
［Ｃ］参照）。つぎに、案内係合部８と凹状係止部９と
の交点ニが係合部７の略頂点を乗り越えると、カバ−６
の入口部ハが内側方向に狭まり、案内係合部８と凹状係
止部９との交点ニおよび交点ハの近傍と係合部の傾斜面
とで接触してソケットカバ−６がソケットケ−ス５の所
定の位置に係止保持される。なお、ソケットカバ−６の
切欠き部６ａは、金属材料で、細長体の円筒状の一端部
に設けられていることから多少弾性変形する。実施例記
載の微小高さのダボからなる係合部７と微小切欠からな
る凹状係止部９の「微小」とは、ソケットカバ−６の切
欠き部６ａの弾性変形によりダボと切欠とが係止する範
囲をいう。
向に移動させると、最初に、ソケットカバ−６の内周面
とソケットケ−ス部２の外周面に設けた突状体２１ａの
外周面とが係合され、さらに、移動させていくと、ソケ
ットカバ−６の切欠き部６ａの入口部ハの部分が、ソケ
ット台部３の平坦状の被係合部３ｂに係合する（図４
［Ａ］参照）。さらに移動させていくと、ソケット台部
３の被係合部３ｂとソケットカバ−６の案内係合部８と
が当接しながら差し込まれ、カバ−６の入口部ハが凸状
保持部７に突き当たる（図４［Ｂ］参照）。さらに、図
中の矢印ロの方向に移動させると、カバ−６の入口部ハ
が外側方向に広がりながら凸状の上がり傾斜面１０ａを
移動していく。このカバ−６の入口部ハが上がり傾斜面
１０ａを乗り越えると、案内係合部８は係合部７の略頂
点と当接しながら移動するとともにソケットカバ−６の
内周面とソケットケ−ス部２の外周面に設けた突状体２
１ｂの外周面とが当接しながら挿入していく（図４
［Ｃ］参照）。つぎに、案内係合部８と凹状係止部９と
の交点ニが係合部７の略頂点を乗り越えると、カバ−６
の入口部ハが内側方向に狭まり、案内係合部８と凹状係
止部９との交点ニおよび交点ハの近傍と係合部の傾斜面
とで接触してソケットカバ−６がソケットケ−ス５の所
定の位置に係止保持される。なお、ソケットカバ−６の
切欠き部６ａは、金属材料で、細長体の円筒状の一端部
に設けられていることから多少弾性変形する。実施例記
載の微小高さのダボからなる係合部７と微小切欠からな
る凹状係止部９の「微小」とは、ソケットカバ−６の切
欠き部６ａの弾性変形によりダボと切欠とが係止する範
囲をいう。
【００２２】ソケットカバ−６をソケットケ−ス５から
取り外すには、ソケットカバ−６の外面部を指で掴ん
で、取り付けるときと反対方向にソケットカバ−６を引
っ張るとソケットカバ−６の切欠部６ａの幅方向の寸法
Ｂが広がり、ソケットカバ−６とソケットケ−ス５との
係合が解除されるので、ソケットカバ−６を取り外すこ
とができる。
取り外すには、ソケットカバ−６の外面部を指で掴ん
で、取り付けるときと反対方向にソケットカバ−６を引
っ張るとソケットカバ−６の切欠部６ａの幅方向の寸法
Ｂが広がり、ソケットカバ−６とソケットケ−ス５との
係合が解除されるので、ソケットカバ−６を取り外すこ
とができる。
【００２３】このように、ソケットカバ−６の凹状の係
止部９とソケットケ−ス５のソケット台部３に設けた凸
状の係合部７とを係止させる構造としたので、ソケット
カバ−６にダボを設ける必要がなく、ソケットカバ−６
の製作はプレスの絞り込みの工程により有底筒状を製作
し、つぎに、略Ｕ字状の案内係合部８と凹状の係合部９
とを同時に打ち抜きできるので、ダボを設けるダボ工程
を省くことができ、製作工程を削減することによりコス
トの低減を図ることができる。さらに、ソケットカバ−
６をソケットケ−ス５に装着する際、ソケットカバ−６
には、ソケットケ−ス５を傷付けるような凸部がないの
で、ソケットケ−ス５への傷付き防止となり外観を損な
うことはない。
止部９とソケットケ−ス５のソケット台部３に設けた凸
状の係合部７とを係止させる構造としたので、ソケット
カバ−６にダボを設ける必要がなく、ソケットカバ−６
の製作はプレスの絞り込みの工程により有底筒状を製作
し、つぎに、略Ｕ字状の案内係合部８と凹状の係合部９
とを同時に打ち抜きできるので、ダボを設けるダボ工程
を省くことができ、製作工程を削減することによりコス
トの低減を図ることができる。さらに、ソケットカバ−
６をソケットケ−ス５に装着する際、ソケットカバ−６
には、ソケットケ−ス５を傷付けるような凸部がないの
で、ソケットケ−ス５への傷付き防止となり外観を損な
うことはない。
【００２４】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ソ
ケットカバ−にソケット台部に摺動自在に係合される溝
状の案内係合部を切欠き形成するとともにこの案内係合
部には係合部に対応した位置に凹状係止部を夫々設けた
構造としたので、絞り工程、切欠き工程、ダボ工程の３
工程を絞り工程、切欠き工程の２工程に削減することに
よりコストの低減を図る。
ケットカバ−にソケット台部に摺動自在に係合される溝
状の案内係合部を切欠き形成するとともにこの案内係合
部には係合部に対応した位置に凹状係止部を夫々設けた
構造としたので、絞り工程、切欠き工程、ダボ工程の３
工程を絞り工程、切欠き工程の２工程に削減することに
よりコストの低減を図る。
【００２５】また、ソケットカバ−をソケットケ−スに
装着する際、ソケットカバ−には、ソケットケ−スを傷
付けるような凸部がないので、ソケットケ−スにキズが
着かず外観を損なうことがない。
装着する際、ソケットカバ−には、ソケットケ−スを傷
付けるような凸部がないので、ソケットケ−スにキズが
着かず外観を損なうことがない。
【図１】本発明の一実施例を示す照明器具のソケット構
造の分解斜視図。
造の分解斜視図。
【図２】［Ａ］同実施例におけるソケットカバ−の凹状
係合部を示す拡大平面図。 ［Ｂ］同実施例におけるソケット台部の凸状係合保持部
を示す拡大断面図。 ［Ｃ］同実施例におけるソケット台部にソケットカバ−
を係合保持した状態を示す拡大断面図。
係合部を示す拡大平面図。 ［Ｂ］同実施例におけるソケット台部の凸状係合保持部
を示す拡大断面図。 ［Ｃ］同実施例におけるソケット台部にソケットカバ−
を係合保持した状態を示す拡大断面図。
【図３】同実施例におけるソケット台部とソケットカバ
−との係合保持状態のみを示す拡大断面図。
−との係合保持状態のみを示す拡大断面図。
【図４】［Ａ］〜［Ｅ］はソケットカバ−をソケットケ
−スに取付ける手順を示す要部断面図。
−スに取付ける手順を示す要部断面図。
【図５】［Ａ］同実施例における照明器具を器具本体に
取り付けた状態を示す断面図。 ［Ｂ］同実施例におけるソケットカバ−をソケットケ−
スに取付ける前の状態を示す斜視図。 ［Ｃ］同実施例におけるソケットカバ−をソケットケ−
スに取付けた状態を示す斜視図。
取り付けた状態を示す断面図。 ［Ｂ］同実施例におけるソケットカバ−をソケットケ−
スに取付ける前の状態を示す斜視図。 ［Ｃ］同実施例におけるソケットカバ−をソケットケ−
スに取付けた状態を示す斜視図。
【図６】［Ａ］同実施例における照明器具を器具本体に
取付けた状態を示す斜視図。 ［Ｂ］同実施例における照明器具を器具本体に取付けた
状態を示す正面図。 ［Ｃ］同実施例における照明器具を器具本体に取付けた
状態を示す側面図。
取付けた状態を示す斜視図。 ［Ｂ］同実施例における照明器具を器具本体に取付けた
状態を示す正面図。 ［Ｃ］同実施例における照明器具を器具本体に取付けた
状態を示す側面図。
【図７】本発明の第２実施例におけるソケット台部とソ
ケットカバ−との係合保持状態のみを示す拡大断面図。
ケットカバ−との係合保持状態のみを示す拡大断面図。
１…ランプソケット， ２…ソケットケ−ス部， ３…ソケット台部， ５…ソケットケ−ス， ６…ソケットカバ−， ７…凸状係合部， ８…案内係合部， ９…凹状係止部， １８…蛍光ランプ。
Claims (1)
- 【請求項１】蛍光ランプを装着するランプソケットと、 このランプソケットが収納される有底筒状のソケットケ
−ス部およびこのソケットケ−ス部の上部から突設され
上端が照明器具本体に取着されるソケット台部とからな
るソケットケ−スと、 前記蛍光ランプに予め装着され、前記ランプソケットに
この蛍光ランプを装着したとき前記ソケットケ−ス部に
嵌めるソケットカバ−とを具備し、 前記ソケット台部には、前記ソケットケ−ス部側端部の
両側に凸状係合部を夫々設け、 前記ソケットカバ−には、前記ソケット台部の前記ソケ
ットケ−ス部側端部に挿入係合される溝状の案内係合部
を切欠き形成するとともに、この案内係合部に前記係合
凸状部と対応した位置に凹状係止部を夫々設け、 前記ソケットカバ−を前記ソケットケ−ス部に装着する
時、前記凸状係合部に前記ソケットカバ−に形成された
凹状係止部を係合させてソケットカバ−を所定の位置に
保持することを特徴とする照明器具のソケット構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16213294A JP3139293B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 照明器具のソケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16213294A JP3139293B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 照明器具のソケット構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0831222A JPH0831222A (ja) | 1996-02-02 |
| JP3139293B2 true JP3139293B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=15748653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16213294A Expired - Fee Related JP3139293B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 照明器具のソケット構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3139293B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6258552B1 (en) | 1995-02-23 | 2001-07-10 | Tosoh Corporation | Estimation of change in bone mineral density and diagnosis of osteoporosis |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP16213294A patent/JP3139293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6258552B1 (en) | 1995-02-23 | 2001-07-10 | Tosoh Corporation | Estimation of change in bone mineral density and diagnosis of osteoporosis |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0831222A (ja) | 1996-02-02 |
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